JP3368760B2 - エレベーターの改修工事方法 - Google Patents

エレベーターの改修工事方法

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JP3368760B2 JP22154196A JP22154196A JP3368760B2 JP 3368760 B2 JP3368760 B2 JP 3368760B2 JP 22154196 A JP22154196 A JP 22154196A JP 22154196 A JP22154196 A JP 22154196A JP 3368760 B2 JP3368760 B2 JP 3368760B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、エレベーターの
複数の乗場の旧ドアー装置を新ドアー装置に順次更新す
るエレベーターの改修工事方法に関する。
【0002】
【従来の技術】エレベーターの改修工事において、エレ
ベーターが設置された建物を使用しながら古いエレベー
ターを改修することが多い。このような改修工事におい
て改修工事中のエレベーターの使用不能による不便を少
なくするためにエレベーターの連続休止期間の短縮が要
求される。しかし、エレベーターの改修工事においてド
アー装置の更新作業が煩雑であって、エレベーターの連
続休止期間が長くなるので、次に述べるような更新作業
が行われる。
【0003】すなわち、エレベーターが設置された建物
の休館日に、複数の乗場のうち一部の乗場の旧ドアー装
置を新ドアー装置に更新し、以降、建物の休館日ごとに
他部の乗場の旧ドアー装置が新ドアー装置に順次更新さ
れる。このような作業工程によって、エレベーターの連
続休止期間が短縮されて改修工事中に建物を継続使用す
る際の不便が極力軽減される。
【0004】なお、旧ドアー装置として例えばエレベー
ターのかごに設けられて要時に突出してかごが対向した
乗場の錠装置を解錠する引退カム機構が設けられて、乗
場錠装置の解錠後に戸開動作する形式がある。また、新
ドアー装置として例えばかごの戸の戸開初期動作によっ
てかごが対向した乗場の錠装置を解錠する解錠機構が設
けられて、乗場錠装置の解錠後に戸開動作する形式があ
る。
【0005】なお、従来のエレベーターの改修工事方法
として、例えば実公平6−47885号公報に示されて
いるように、突出した引退カム機構により乗場錠装置の
解錠を検出して、引退カム機構の励磁を戸閉待機中に遮
断する。そして、引退カム機構の励磁遮断を中央演算装
置に入力する。これによってエネルギー節減し、かつ引
退カム機構の励磁コイルの温度上昇を抑制しながら、新
しい制御装置を使用して行う作業を容易化する改修工事
方法が実施されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】旧ドアー装置を新ドア
ー装置に順次更新する作業工程中において、複数の乗場
に旧ドアー装置及び新ドアー装置が混在した状態で正常
に戸を開閉させる必要がある。しかし、旧ドアー装置と
新ドアー装置とでは構成及び作用が異なるため、複数の
乗場に旧ドアー装置及び新ドアー装置が混在した状態で
戸を正常に開閉することは容易でなく、複数の乗場のド
アー装置を順次更新する作業工程中においてエレベータ
ーを通常運転するためには煩雑な手数が掛かるという問
題点があった。
【0007】この発明は、かかる問題点を解消するため
になされたものであり、複数の乗場に旧ドアー装置及び
新ドアー装置が混在した状態で、簡易な装置構成によっ
て戸を正常に開閉できるエレベーターの改修工事方法を
得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係るエレベー
ターの改修工事方法においては、複数の乗場に停止する
エレベーターのかごに装備されて要時に突出し、かごが
対向した乗場の錠装置を解錠する引退カム機構を有する
旧ドアー装置を、かごの戸の戸開初期動作によってかご
が対向した乗場の錠装置を解錠する解錠機構を有する新
ドアー装置に順次更新する作業工程を設け、引退カム機
構が突出したときに動作する検出手段を新ドアー装置に
更新された乗場に仮設し、検出手段の動作を介して作業
工程中にエレベーターが通常運転される。
【0009】また、この発明に係るエレベーターの改修
工事方法においては、引退カム機構の突出により開放さ
れる接点を有する検出手段が設けられる。
【0010】また、この発明に係るエレベーターの改修
工事方法においては、新ドアー装置の新鎖錠接点と新ド
アー装置に対応して配置された検出手段の接点とが直列
に接続される。
【0011】また、この発明に係るエレベーターの改修
工事方法においては、検出手段とエレベーターの機械室
に設置された制御盤との間の配線に、制御盤と旧ドアー
装置の旧鎖錠接点との間の配線が使用される。
【0012】また、この発明に係るエレベーターの改修
工事方法においては、エレベーターの改修工事の最終工
程で引退カム機構及び検出手段を撤去し、各乗場の新ド
アー装置の新鎖錠接点を直列に接続して鎖錠検出リレー
を作動させる回路が形成される。
【0013】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1〜図5は、この発明の実施の形態の
一例を説明する図で、図1はエレベーター乗場の昇降路
側の要部正面図、図2は後述する旧ドアー装置が設けら
れたエレベーター乗場の昇降路側の要部正面図、図3は
図1のドアー装置に関連した要部電気回路図、図4は図
1のA−A線断面拡大図、図5は図4の引退カム機構及
び検出手段の動作を説明する図である。図において、1
は昇降路(図示しない)に出入口が設けられることによ
って構成された乗場で、昇降路に上下方向に互いにはな
れて複数が設けられる。2は引き戸からなり水平方向に
開閉動作して乗場1の出入口を開閉する乗場の戸であ
る。
【0014】3は新ドアー装置で、乗場の戸2に設けら
れた定置転子4、中間部が乗場の戸2に枢着されたリン
ク5の一側に枢着されて定置転子4と水平方向に離れて
配置された可動転子6、乗場の戸2の上縁部に設けられ
た取付金具7に中間部が枢着されて乗場の戸2の戸当り
端側に鉤部が形成された鉤片8、リンク5の反可動転子
6側と鉤片8の反鉤部側を連結した条体9、乗場1の出
入口上縁部に設けられて鉤片8の鉤部と対向して配置さ
れた鎖錠片10及び乗場1に対向して停止するエレベー
ターのかご(図示しない)に設けられて定置転子4と可
動転子6の間に相当する位置に配置される係合板11を
主要部として構成されている。
【0015】12は新鎖錠接点で、鉤片8の鉤部先端に
設けられた可動接点及び乗場1の出入口上縁部に設けら
れて鉤片8の可動接点に対向して配置された固定接点に
よって構成されている。
【0016】13は旧ドアー装置で、前述のかごに設け
られて乗場1に配置された後述する旧錠装置及び旧錠装
置を解錠する引退カム機構14を主要部として構成され
て、引退カム機構14はかごの取付部材15に装着され
た柱体16、柱体16に枢着された四連リンク機構1
7、四連リンク機構17の一側に連結された電磁作動体
18及び四連リンク機構17の他側に装着されたカム1
9によって構成されている。
【0017】131は旧錠装置で、中間部が固定部に枢
着されて一端が鉤片8の先端に対向した作動子132、
固定部に枢着されて乗場の戸2の戸当たり方向に延長さ
れた作動軸133、作動軸133の乗場の戸2の戸当た
り側の端部に固定されたころ付の作動腕134、作動軸
133の作動子132寄り端部に係合して作動軸133
の回動変位を、対向した作動子132端部の上下変位に
変換する伝動機構135及び後述する旧鎖錠接点によっ
て構成されている。
【0018】20は接点21を有する検出手段で、新ド
アー装置3に付随して乗場1の出入口上縁部に設けら
れ、乗場の戸2の戸当り端側において引退カム機構14
に対向する位置に配置されたスイッチにより構成され、
後述する作動腕が引退カム機構14に押圧されることに
より旧ドアー装置13の旧錠装置131の電気的動作を
擬似的に代行する。
【0019】22はころ付の作動腕で、検出手段20に
設けられて引退カム機構14により押圧されたときに検
出手段20の接点21を開放動作させる。23は改修作
業による新スイッチ群で、新鎖錠接点12及び新鎖錠接
点12と直列に配置された検出手段20の接点21によ
って構成されている。
【0020】24は改修作業前の旧ドアー装置13によ
る旧スイッチ群で、改修作業前の乗場にそれぞれ設けら
れた旧ドアー装置13の旧鎖錠接点25〜旧鎖錠接点2
7によって構成されている。28は全部の乗場の鎖錠接
点の閉成を検出する鎖錠検出リレー、+−は電源であ
る。
【0021】29a,29cは旧錠装置131の旧鎖錠
接点25〜27に使用されていた配線、29bは接点2
1と新鎖錠接点12の間の配線、29は最終配線で、エ
レベーターの改修工事の最終工程により、引退カム機構
14及び検出手段20を撤去した段階で、配線29cを
使用して新鎖錠接点12に接続変更される。
【0022】上記のような構成によるエレベーターの改
修工事方法において、エレベーターが設置された建物の
休館日等に、エレベーターの運転を休止して改修作業が
行われ、昇降路に設けられた複数の乗場1うちの一つの
乗場1の旧ドアー装置13が撤去される。そして、その
乗場1に新ドアー装置3及び検出手段20が、図1に示
すように装着されてこの状態、すなわち複数の乗場に旧
ドアー装置13及び新ドアー装置3が混在した状態にお
いてエレベーターの通常運転が再開される。
【0023】なお、図示が省略してあるがエレベーター
の機械室に設置された制御盤(図示しない)と検出手段
20との間の配線は、制御盤と旧ドアー装置13の旧鎖
錠接点25〜27との間の配線が流用される。そして、
この場合のエレベーターの通常運転が次に述べるように
行われる。すなわち、改修工事が行われた乗場1におい
ては、乗場の戸2の戸閉時には鉤片8が鎖錠片10に係
止して新鎖錠接点12が閉成し、また引退カム機構14
が図4に示すように引退位置に配置されるので、検出手
段20は非押圧状態となる。
【0024】また、改修作業が行われない他の乗場1の
乗場の戸が閉じているので、旧鎖錠接点25〜27が閉
成されている。これによって、+−12−21−25−
26−27−28−−の回路によって鎖錠検出リレー2
8が付勢される。これにより鎖錠検出リレー28の動作
を介してエレベーターのかごが昇降運転される。そし
て、改修作業が行われた乗場1に、かごが停止すると次
のようにして戸開動作が行われる。
【0025】すなわち、かごの戸(図示しない)の戸開
初期動作による係合板11の戸開方向変位によって、可
動転子6が押圧されることによりリンク5が図1におい
て時計方向に回動する。このリンク5の動作により条体
9を介して鉤片8が図1において時計方向に回動して鎖
錠片10との係合が解除されて新鎖錠接点12が開放さ
れる。
【0026】また、かごが改修作業が行われた乗場1に
停止することにより、引退カム機構14が突出して図5
に示す状態となって検出手段20は押圧状態となり、接
点21が開放される。そして、検出手段20接点21の
開放を介して、改修作業が行われた乗場1における撤去
された旧鎖錠接点25〜27が開放したものと見做し、
制御盤により戸開指令が発せられて、かごの戸が開放駆
動される。そして、引き続くかごの戸の戸開動作により
かごの戸と一緒に乗場の戸2が戸開する。
【0027】また、戸開したかごの戸が戸閉駆動される
と、かごの戸と一緒に乗場の戸2が戸閉して、乗場の戸
2が全閉直前位置に達すると鉤片8が鎖錠片10に乗り
上げ、さらに戸閉方向に移動して鎖錠片10に係止す
る。そして、鉤片8が鎖錠片10に係止することにより
新鎖錠接点12が閉成し、また引退カム機構14が引退
して検出手段20接点21が閉成する。これによって、
前述のように鎖錠検出リレー28の動作を介してエレベ
ーターのかごが昇降運転される。
【0028】また、かごが改修作業前の乗場1に停止す
ると、引退カム機構14が突出して対応した旧ドアー装
置13の旧錠装置131の鎖錠が解除される。すなわ
ち、引退カム機構14により作動腕134のころが押圧
されて作動腕134が回動して作動軸133が回動動作
する。そして、作動軸133の回動動作により伝動機構
135を介して作動子132が鎖錠解除位置へ変位す
る。この作動子132の変位によって鉤片8が鎖錠片1
0から外れる。
【0029】これによって、旧ドアー装置13の旧錠装
置131の旧鎖錠接点が開放する。そして、旧ドアー装
置13によりかごの戸と一緒に乗場の戸2が戸開する。
また、旧ドアー装置13により戸開したかごの戸が戸閉
駆動されるとかごの戸と一緒に乗場の戸2が戸閉して鎖
錠され、その旧ドアー装置13の旧錠装置131の旧鎖
錠接点25〜27が閉成する。これにより、前述のよう
に鎖錠検出リレー28の動作を介してエレベーターのか
ごが昇降運転される。
【0030】このように、改修作業前の乗場1の旧ドア
ー装置13を、新ドアー装置3に順次更新し、また引退
カム機構14が突出したときに動作する検出手段20を
新ドアー装置3に更新された乗場1に仮設する作業工程
が実施される。これによって、複数の乗場1に旧ドアー
装置13及び新ドアー装置3が混在した状態で、簡易な
装置構成によって戸を正常に開閉でき、エレベーターを
改修作業中において容易に通常運転することができる。
【0031】このように、エレベーターが設置された建
物の休館日等に、複数の乗場1のうち一部の乗場1の旧
ドアー装置13が新ドアー装置3に更新されて検出手段
20が仮設される。そして、この状態でエレベーターの
通常運転が再開される。以降、建物の休館日ごとに他部
の乗場1の旧ドアー装置13を新ドアー装置3に順次更
新して検出手段20を仮設する作業工程が実施される。
これによって、エレベーターの連続休止期間を短縮する
ことができ、改修工事中に建物を継続使用する際の不便
を極力軽減することができる。
【0032】なお、エレベーターの改修工事の最終工程
により、引退カム機構14及び検出手段20が撤去さ
れ、また各乗場1の新ドアー装置3の新鎖錠接点12を
直列に接続することにより鎖錠検出リレー28を作動さ
せる回路が形成される。そして、検出手段20接点21
への配線29bが撤去され、配線29cを使用した最終
配線29が新鎖錠接点12に継ぎ変えられる。このよう
にして、エレベーターの改修工事の完了後において乗場
1それぞれの新鎖錠接点12によって鎖錠検出リレー2
8を作動させる回路が形成される。
【0033】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、複数の
乗場に停止するエレベーターのかごに装備されて要時に
突出し、かごが対向した乗場の錠装置を解錠する引退カ
ム機構を有する旧ドアー装置を、かごの戸の戸開初期動
作によってかごが対向した乗場の錠装置を解錠する解錠
機構を有する新ドアー装置に順次更新する作業工程を設
け、引退カム機構が突出したときに動作する検出手段を
新ドアー装置に更新された乗場に仮設して、検出手段の
動作を介して全ての乗場の改修作業が完了しなくても、
一部の乗場の改修作業が終了した状態でエレベーターを
通常運転するものである。
【0034】これによって、複数の乗場に旧ドアー装置
及び新ドアー装置が混在した状態で、簡易な装置構成に
よって戸を正常に開閉でき、エレベーターを容易に通常
運転することができる。したがって、エレベーターが設
置された建物の休館日等に、複数の乗場のうち一部の乗
場の旧ドアー装置を新ドアー装置に更新して検出手段を
仮設する。そして、検出手段の動作を介して作業工程中
にエレベーターの通常運転を再開する。
【0035】その後、建物の休館日ごとに他部の乗場の
旧ドアー装置を新ドアー装置に順次更新して検出手段を
仮設する作業工程を実施することによって、エレベータ
ーの連続休止期間を短縮でき、かつ改修工事中に建物を
継続使用する際の不便を極力軽減する効果がある。
【0036】また、この発明は以上説明したように、引
退カム機構の突出により開放される接点を有する検出手
段を設けたものである。これによって、検出手段が引退
カム機構に押圧されることによって、旧ドアー装置の錠
機構の電気的動作を擬似的に代行する。このため、旧ド
アー装置の旧鎖錠接点群とによって全部の乗場の鎖錠接
点の閉成を検出することができて、複数の乗場に旧ドア
ー装置及び新ドアー装置が混在した状態で、簡易な装置
構成によって戸を正常に開閉でき、エレベーターを容易
に通常運転することができる。
【0037】そして、建物の休館日ごとに一部の乗場の
旧ドアー装置を新ドアー装置に順次更新して検出手段を
仮設する作業工程を実施することによって、エレベータ
ーの連続休止期間を短縮でき、かつ改修工事中に建物を
継続使用する際の不便を極力軽減する効果がある。ま
た、改修作業前の旧ドアー装置の旧鎖錠接点群をそのま
ま利用できて、改修工事を簡略化でき費用を節減する効
果がある。
【0038】また、この発明は以上説明したように、新
ドアー装置の新鎖錠接点と新ドアー装置に対応して配置
された検出手段の接点とを直列に接続したものである。
これによって、検出手段が引退カム機構に押圧されるこ
とによって、旧ドアー装置の錠機構の電気的動作を擬似
的に代行する。このため、旧ドアー装置の旧鎖錠接点群
とによって全部の乗場の鎖錠接点の閉成を検出すること
ができて、複数の乗場に旧ドアー装置及び新ドアー装置
が混在した状態で、簡易な装置構成によって戸を正常に
開閉でき、エレベーターを容易に通常運転することがで
きる。
【0039】そして、建物の休館日ごとに一部の乗場の
旧ドアー装置を新ドアー装置に順次更新して検出手段を
仮設する作業工程を実施することによって、エレベータ
ーの連続休止期間を短縮でき、かつ改修工事中に建物を
継続使用する際の不便を極力軽減する効果がある。ま
た、新ドアー装置の新鎖錠接点と新ドアー装置に対応し
て配置された検出手段の接点とが直列に接続されるの
で、改修作業前の旧ドアー装置の旧鎖錠接点群をそのま
ま利用できて、改修工事を簡略化でき費用を節減する効
果がある。
【0040】また、この発明は以上説明したように、検
出手段とエレベーターの機械室に設置された制御盤との
間の配線に、制御盤と旧ドアー装置の旧鎖錠接点との間
の配線を使用したものである。これによって、検出手段
が引退カム機構に押圧されることによって、旧ドアー装
置の錠機構の電気的動作を擬似的に代行する。このた
め、旧ドアー装置の旧鎖って戸を正常に開閉でき、エレ
ベーターを容易に通常運転することができる。
【0041】そして、建物の休館日ごとに一部の乗場の
旧ドアー装置を新ドアー装置に順次更新して検出手段を
仮設する作業工程を実施することによって、エレベータ
ーの連続休止期間を短縮でき、かつ改修工事中に建物を
継続使用する際の不便を極力軽減する効果がある。ま
た、検出手段とエレベーターの機械室に設置された制御
盤との間の配線に、制御盤と旧ドアー装置の旧鎖錠接点
との間の配線が使用されるので、改修工事を簡略化でき
費用を節減する効果がある。
【0042】また、この発明は以上説明したように、エ
レベーターの改修工事の最終工程で引退カム機構及び検
出手段を撤去し、各乗場の新ドアー装置の新鎖錠接点を
直列に接続して鎖錠検出リレーを作動させる回路を形成
したものである。これによって、検出手段が引退カム機
構に押圧されることによって、旧ドアー装置の錠機構の
電気的動作を擬似的に代行する。このため、旧ドアー装
置の旧鎖錠接点群とによって全部の乗場の鎖錠接点の閉
成を検出することができて、複数の乗場に旧ドアー装置
及び新ドアー装置が混在した状態で、簡易な装置構成に
よって戸を正常に開閉でき、エレベーターを容易に通常
運転することができる。
【0043】そして、建物の休館日ごとに一部の乗場の
旧ドアー装置を新ドアー装置に順次更新して検出手段を
仮設する作業工程を実施することによって、エレベータ
ーの連続休止期間を短縮でき、かつ改修工事中に建物を
継続使用する際の不便を極力軽減する効果がある。ま
た、エレベーターの改修工事の最終工程で引退カム機構
及び検出手段を撤去し、各乗場の新ドアー装置の新鎖錠
接点が直列に接続されて鎖錠検出リレーを作動させる回
路が形成されるので、改修工事を簡略化できて費用を節
減する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示す図で、エレベ
ーター乗場の昇降路側の要部正面図。
【図2】 図1において旧ドアー装置が設けられた状態
を示すエレベーター乗場の昇降路側の要部正面図。
【図3】 図1のドアー装置に関連した要部電気回路
図。
【図4】 図1のA−A線断面拡大図。
【図5】 図4の引退カム機構及び検出手段の動作を説
明する図。
【符号の説明】
1 乗場、3 新ドアー装置、12 接点、13 旧ド
アー装置、14 引退カム機構、20 検出手段、21
接点、28 鎖錠検出リレー。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の乗場に停止するエレベーターのか
    ご、このかごに装備されて要時に突出し、上記かごが対
    向した上記乗場の錠装置を解錠する引退カム機構を有す
    る旧ドアー装置を、上記かごの戸の戸開初期動作によっ
    て上記かごが対向した上記乗場の錠装置を解錠する解錠
    機構を有する新ドアー装置に順次更新する作業工程を設
    け、上記引退カム機構が突出したときに動作する検出手
    段を上記新ドアー装置に更新された上記乗場に仮設し
    て、上記検出手段の動作を介して上記作業工程中におい
    てエレベーターを通常運転するエレベーターの改修工事
    方法。
  2. 【請求項2】 引退カム機構の突出により開放される接
    点を有する検出手段としたことを特徴とする請求項1記
    載のエレベーターの改修工事方法。
  3. 【請求項3】 新ドアー装置の新鎖錠接点と上記新ドア
    ー装置に対応して配置された検出手段の接点とを直列に
    接続したことを特徴とする請求項1記載のエレベーター
    の改修工事方法。
  4. 【請求項4】 検出手段とエレベーターの機械室に設置
    された制御盤との間の配線に、上記制御盤と旧ドアー装
    置の旧鎖錠接点との間の配線を使用したことを特徴とす
    る請求項3記載のエレベーターの改修工事方法。
  5. 【請求項5】 エレベーターの改修工事の最終工程で引
    退カム機構及び検出手段を撤去し、各乗場の新ドアー装
    置の新鎖錠接点を直列に接続して鎖錠検出リレーを作動
    させる回路を形成したことを特徴とする請求項1記載の
    エレベーターの改修工事方法。
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