JPH07195953A - Pto逆転装置 - Google Patents

Pto逆転装置

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Publication number
JPH07195953A
JPH07195953A JP138094A JP138094A JPH07195953A JP H07195953 A JPH07195953 A JP H07195953A JP 138094 A JP138094 A JP 138094A JP 138094 A JP138094 A JP 138094A JP H07195953 A JPH07195953 A JP H07195953A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gear
output shaft
pto
power
gear chamber
Prior art date
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Pending
Application number
JP138094A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Tamada
武史 玉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Iseki and Co Ltd, Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd filed Critical Iseki and Co Ltd
Priority to JP138094A priority Critical patent/JPH07195953A/ja
Publication of JPH07195953A publication Critical patent/JPH07195953A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来のミッションケースを大幅に変更するこ
となく、簡易に逆回転のPTO動力が得られるようにす
る。 【構成】 クラッチハウジング14の後部にギヤ室15
を設け、このギヤ室15内にPTOの正逆転切替機構部
32を設ける。カップリング31を移動することによ
り、走行系の出力軸16の回転をPTO系の出力軸17
へ正回転または逆回転にて伝達する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トラクタのPTO逆転
装置に関するものであり、特に、トラクタに追加装着さ
れるPTO逆転装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の小型トラクタは、クラッチハウジ
ングの後部から後方へクラッチ出力軸を突出させ、機体
の後部位置に設けられたミッションケースへエンジンの
動力を伝達している。また、該ミッションケースの前部
から前方へ前輪駆動軸を突出し、前輪にも走行動力を伝
達するとともに、前記クラッチハウジングとミッション
ケース間に、下面が開放されたカバーを固設して、前記
クラッチ出力軸及び前輪駆動軸等を被蔽している。
【0003】そして、ミッションケース内の変速ギヤ部
から駆動力を分岐し、走行系とは別にPTO系の動力を
得るように形成してある。尚、小型トラクタに於いて
は、正回転のPTO動力のみが得られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の小型トラクタで
は、前述したように、正回転のPTO動力のみが得られ
る構成となっており、逆回転のPTO動力を得ようとす
るときは、ミッションケース内の変速ギヤ部の構成を変
える必要がある。また、場合によってはミッションケー
スの形状まで変更しなければならず、極めてコスト高に
なる。
【0005】そこで、従来のミッションケース等を大幅
に変更することなく、簡易に逆回転のPTO動力が得ら
れるようにするために解決すべき技術的課題が生じてく
るのであり、本発明はこの課題を解決することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために提案されたものであり、クラッチハウジン
グの後部にギヤ室を設け、該ギヤ室内にPTOの正逆転
切替機構部を設けてクラッチ出力軸の動力を走行系とP
TO系に分岐し、該ギヤ室の後方へ走行系の出力軸とP
TO系の出力軸とを突出させたPTO逆転装置を提供す
るものである。
【0007】
【作用】逆回転のPTO動力を得ようとする場合は、ク
ラッチハウジングの後部にギヤ室を設ける。該ギヤ室は
既存のインプットメタル等を利用すれば、新規に製作す
る必要はない。そして、該ギヤ室内にPTOの正逆転切
替機構部を設け、クラッチ出力軸の動力を走行系とPT
O系に分岐するとともに、PTO動力を正回転または逆
回転に切り替える。該ギヤ室内にて分岐された動力は、
走行系の出力軸及びPTO系の出力軸によりミッション
ケースへ伝達される。
【0008】斯くして、ミッションケース等を大幅に変
更することなく、逆回転のPTO動力が得られる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に従って詳述
する。図1は小型トラクタ11を示したものであり、機
体12の前部位置にエンジン13を載置し、その後部に
クラッチハウジング14を取り付けてある。このクラッ
チハウジング14の後部には後述するギヤ室15が設け
られ、該ギヤ室15の後部から後方へ走行系の出力軸1
6とPTO系の出力軸17とを突出して、機体12の後
部位置に固設したミッションケース18へエンジン13
の動力を伝達する。
【0010】また、機体12の後方に作業機19を設
け、リンク機構20を介して機体12へ連結するととも
に、前記ミッションケース18の後部へ突設したPTO
取出軸21から作業機19の駆動力を得るように形成し
てある。尚、符号22はミッションケース18から前輪
側へ駆動力を伝達する前輪駆動軸である。図2はクラッ
チハウジング14及びミッションケース18周辺の縦断
面を示し、クラッチ出力軸23と平行に前記走行系の出
力軸16とPTO系の出力軸17を設け、クラッチ出力
軸23の後端部をギヤ室15内へ突出させて出力ギヤ2
4を固着し、走行系の出力軸16の前端部に固着した入
力ギヤ25と前記出力ギヤ24とを噛合する。また、ギ
ヤ室15内の走行系の出力軸16には第1のギヤ26と
第2のギヤ27を遊転自在に嵌着し、PTO系の出力軸
17には第3のギヤ28と第4のギヤ29を固着する。
更に、前記第1のギヤ26と第3のギヤ28を噛合する
とともに、第2のギヤ27と第4のギヤ29との間にア
イドルギヤ30を介装して噛合させる。そして、走行系
の出力軸16の第1のギヤ26と第2のギヤ27との間
にカップリング31を前後動自在に嵌着し、該カップリ
ング31を第1のギヤ26または第2のギヤ27へ係合
できるようにし、正逆転切替機構部32が構成されてい
る。尚、前記ギヤ室15は既存のインプットメタル等を
利用することが可能であり、然るときは、新たにギヤ室
を製作する必要がない。
【0011】而して、該カップリング31が第1のギヤ
26及び第2のギヤ27の何れにも噛合していない中立
状態の場合、前記クラッチ出力軸23から出力ギヤ24
及び入力ギヤ25を介して伝達された動力は、走行系の
出力軸16のみへ出力されて、第1のギヤ26及び第2
のギヤ27へは伝達されず、PTO系の出力軸17には
出力されない。
【0012】ここで、後述するチェンジレバー33の操
作によってシフタ34を前方へ移動し、カップリング3
1を第1のギヤ26へ係合した場合は、走行系の出力軸
16の回転が第1のギヤ26へも伝達され、第1のギヤ
26と第3のギヤ28との組合せにより、PTO系の出
力軸17へ正回転のPTO動力が出力される。尚、この
とき第4のギヤ29及びアイドルギヤ30の組合せによ
り、第2のギヤ27は前記走行系の出力軸16上を空転
する。
【0013】一方、チェンジレバー33によってシフタ
34を後方へ移動し、カップリング31を第2のギヤ2
7へ係合した場合は、走行系の出力軸16の回転が第2
のギヤ27へも伝達され、第2のギヤ27と第4のギヤ
29との間に介装したアイドルギヤ30により、PTO
系の出力軸17には前述とは逆回転のPTO動力が出力
される。斯くして、ギヤ室15内に設けられた正逆転切
替機構部32により、正回転または逆回転のPTO動力
を簡易且つ迅速に取り出すことができる。
【0014】次に、走行系の出力軸16へ伝達された動
力を正逆転する機構について説明する。ミッションケー
ス18内のPTO系の出力軸17にはスリーブ35を遊
転自在に嵌着してあり、前記走行系の出力軸16の後端
部を該ミッションケース18内へ突出させて出力ギヤ3
6を固着するとともに、前記スリーブ35の前端部に固
着した入力ギヤ37と前記出力ギヤ36とを噛合する。
また、スリーブ35には第5のギヤ38と第6のギヤ3
9を遊転自在に嵌着し、該第5のギヤ38と第6のギヤ
39との間にカップリング40を前後動自在に嵌着す
る。
【0015】そして、前記出力軸16の後端部にシャフ
ト41の前端部を枢着し、このシャフト41に第7のギ
ヤ42及び第8のギヤ43をスプライン嵌合する。更
に、前記第5のギヤ38と第7のギヤ42を噛合すると
ともに、第6のギヤ39と第8のギヤ43との間にアイ
ドルギヤ44を介装して噛合させる。而して、前記カッ
プリング40を第5のギヤ38へ係合した場合、走行系
の出力軸16から出力ギヤ36及び入力ギヤ37を介し
てスリーブ35へ伝達された動力は、第5のギヤ38と
第7のギヤ42との組合せにより、シャフト41へ正回
転の前進走行動力が出力される。一方、前記カップリン
グ40を第6のギヤ39へ係合した場合は、第6のギヤ
39と第8のギヤ43との間に介装したアイドルギヤ4
4により、シャフト41へ逆回転の後進走行動力が出力
される。尚、ミッションケース18の後方には前輪駆動
用の出力ギヤ(図示せず)を設けてあり、該ミッション
ケース18の前方へ前輪駆動軸22を突出してある。ま
た、前記クラッチハウジング14とミッションケース1
8との間には、下面が開放されたコ字形のカバー45が
固設されている。
【0016】ここで、前述したチェンジレバー33につ
いて説明すれば、該チェンジレバー33はフロアパネル
46の側面部から上方へ突設されており、該チェンジレ
バー33を前後へ回動することによってPTO系の出力
軸17の回転を正逆転できるようにしてある。リニア型
のシフタ34やフォーク等は従来の搬用部品を使用で
き、ミッションケース18等を大幅に変更することな
く、PTO逆転装置を安価に形成できる。
【0017】尚、図示は省略するが、リンクを延長して
チェンジレバーをハンドルポストに設けることもでき、
然るときは、オペレータの手元でPTOの正逆転を切り
替えることができる。而して、本発明は、本発明の精神
を逸脱しない限り種々の改変を為すことができ、そし
て、本発明が該改変されたものに及ぶことは当然であ
る。
【0018】
【発明の効果】本発明は上記一実施例に詳述したよう
に、クラッチハウジングの後部にギヤ室を設けてPTO
の正逆転切替機構を設置したことにより、従来のミッシ
ョンケース等を大幅に変更することなく、逆回転のPT
O動力を得ることができる。依って、安価な費用でPT
O逆転装置を形成でき、コストダウンに寄与できるとと
もに作業性も向上できる等、諸種の効果を奏する発明で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示し、小型トラクタの側面
図。
【図2】クラッチハウジング及びミッションケース周辺
の縦断側面図。
【符号の説明】
14 クラッチハウジング 15 ギヤ室 16 走行系の出力軸 17 PTO系の出力軸 23 クラッチ出力軸 32 正逆転切替機構部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クラッチハウジングの後部にギヤ室を設
    け、該ギヤ室内にPTOの正逆転切替機構部を設けてク
    ラッチ出力軸の動力を走行系とPTO系に分岐し、該ギ
    ヤ室の後方へ走行系の出力軸とPTO系の出力軸とを突
    出させたことを特徴とするPTO逆転装置。
JP138094A 1994-01-11 1994-01-11 Pto逆転装置 Pending JPH07195953A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP138094A JPH07195953A (ja) 1994-01-11 1994-01-11 Pto逆転装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP138094A JPH07195953A (ja) 1994-01-11 1994-01-11 Pto逆転装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07195953A true JPH07195953A (ja) 1995-08-01

Family

ID=11499883

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP138094A Pending JPH07195953A (ja) 1994-01-11 1994-01-11 Pto逆転装置

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JP (1) JPH07195953A (ja)

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