JPH07195939A - ドアウエザーストリップ - Google Patents

ドアウエザーストリップ

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JPH07195939A
JPH07195939A JP6013238A JP1323894A JPH07195939A JP H07195939 A JPH07195939 A JP H07195939A JP 6013238 A JP6013238 A JP 6013238A JP 1323894 A JP1323894 A JP 1323894A JP H07195939 A JPH07195939 A JP H07195939A
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JP
Japan
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door
hollow seal
retainer
opening edge
body panel
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Hidekazu Baba
英一 馬場
Shiro Nagahara
志朗 永原
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Nishikawa Rubber Co Ltd
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Nishikawa Rubber Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 中空シール部の転び、シール面のコーナー部
下方への潜り込みが起こらず、シール性に優れ、断面が
従来並に小さく、単純なウエザーストリップを提供す
る。 【構成】 ドアサッシュ21にリテーナー22を介して
嵌着する基底部31、及びその基底部31の車内側に一
体形成してボディパネル開口縁10の車内側下内向き傾
斜面11と弾接させる中空シール部32及び前記基底部
31の車外側に一体形成し、ボディパネル開口縁10の
車外側水平面13と弾接させるシールリップ33よりな
るドアウエザーストリップ30であって、中空シール部
32の室内側下面をリテーナー22の室内側鈎部23の
室内側の面に少なくとも長手方向に線接触させることが
出来る如く下方に凸に湾曲させてなるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ドアサッシュに取付
け、ボディパネル開口縁と弾接させ、ドアサッシュ・ボ
ディパネル開口縁との間をシールするドアウエザースト
リップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図1乃至図6を参考にして説明する。ボ
ディパネル開口縁、特にルーフ部・クォーターピラー部
に対応するリアドアサッシュに取付け、ボディパネル開
口縁10と弾接させ、ドアサッシュ21・ボディパネル
開口縁10との間をシールさせる従来のドアウエザース
トリップ30として、まず図2乃至図4に示すように、
ドアサッシュ21にリテーナー22を介して嵌着する基
底部31及びその基底部31の車内側に一体形成して内
下向きの段状のボディパネル開口縁10の車内側下内向
き傾斜面11と弾接させる中空シール部32、前記基底
部31の車外側に一体に形成した、ボディパネル開口縁
10の車外側水平面13と弾接させるシールリップ33
よりなるものが使用されている。
【0003】しかしながら、上記従来のドアウエザース
トリップ30は、ドア20を閉じる際、ルーフ部15と
リヤークォーターピラー部16とでは、ドア20の進入
軌跡が異なり、図3に矢印Zでドア20の進行方向を示
す如く、クォーターピラー部16では中空シール部32
がボディパネル開口縁10の車外側水平面13と干渉し
合わない如く中空シール部32上面とボディパネル開口
縁10の車外側水平面13との隙間Sを若干大きくして
いる。
【0004】そのため、リヤーコーナー部17におい
て、中空シール部32の転び・他部品の精度等に起因し
て、ドア20を閉めた時、図4に示すように、中空シー
ル部32のコーナー部12下方への潜り込みが発生し、
シール性が悪化することがあると言う問題点がある。
【0005】その対策として、図5に示すように、中空
シール部32の下面をドアサッシュ21の室内側の面に
直接当接させたり、図6に示す如く突起36を設け、そ
の突起36をドアサッシュ21の室内側の面に当接させ
たりして、中空シール部32の潜り込みを防止している
が、ドアウエザーストリップ30の断面が巨大化・複雑
化すると言う問題が発生する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、上記従来のドアウエザーストリップ30は、リヤ
コーナー部17においてドア20の閉時に中空シール部
32の転びにより、中空シール部32のコーナー部12
下方への潜り込みが発生しシール性が悪化することがあ
ることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】図1及び図7乃至図10
を参考にして第1の発明を説明する。ドアサッシュ21
にリテーナー22を介して嵌着する基底部31、及びそ
の基底部31の車内側に一体形成し、ボディパネル開口
縁10の車内側下内向き傾斜面11と弾接させる中空シ
ール部32及び前記基底部31の車外側に一体形成して
ボディパネル開口縁10の車外側略水平面13と弾接さ
せるシールリップ33よりなるドアウエザーストリップ
30であって、中空シール部32の室内側下面をリテー
ナー22の室内側鈎部23の室内側の面に少なくとも長
手方向に線接触させることが出来る如く下方に凸に湾曲
させてなるものである。
【0008】図1及び図11乃至図14を参考にして第
2の発明を説明する。第1の発明における中空シール部
32の室内側下面を下方に凸に湾曲させる代わりに、ド
ア20のリテーナー22の室内側鈎部23の室内側の面
に少なくとも長手方向に線接触させることが出来る如く
肉厚凸部37を形成してある。
【0009】
【実施例】第1の発明の実施例について図1及び図7乃
至図10を参考にして説明する。10は下内向きの段状
のボディパネル開口縁、11はボディパネル開口縁10
の室内側下内向きの傾斜面、12は傾斜面11とその下
端から内向き水平に延びる水平面14とによって形成さ
れるコーナー部、20はリヤードア、21はドアサッシ
ュ、22はそのドアサッシュ21に取付けたリテーナ
ー、23はそのリテーナー22の室内側鈎部である。
【0010】30は前記ボディパネル開口縁10とドア
サッシュ21との間をシールするドアウエザーストリッ
プであって、次のように構成される。
【0011】31は前記リテーナー22に嵌着する基底
部である。32,33はそれぞれ前記ボディパネル開口
縁10の傾斜面11及び該傾斜面11の車外側水平面1
3と弾接させる中空シール部及びシールリップであっ
て、それぞれ基底部31の室内側及び室外側に一体に形
成してある。そのうえ、中空シール部32の室内側下面
をドア20のリテーナー22の室内側鈎部23の少なく
とも室内側の面に線接触(好ましくは、図10のEの範
囲を面接触)させることが出来る如く下方に凸に湾曲さ
せてある。なお、挿入作業性の悪化を回避するため、リ
テーナー22との間に隙間Tを設けることも可能であ
る。
【0012】第2の発明の実施例について、図1及び図
11乃至図14を参考にして説明する。第2の発明は、
第1の発明における中空シール部32の室内側下面を下
方に凸に湾曲させる代わりに、ドア20のリテーナー2
2の室内側鈎部23の室内側の面に線接触(好ましく
は、図14のFの範囲を面接触)させることが出来る如
く肉厚凸部37を形成してある。なお、その他の構成は
第1の発明と同じである。
【0013】
【作用】ドア20を閉じ、中空シール部32を変形させ
た時、第1の発明では、中空シール部32の室内側下面
の湾曲部分が、第2の発明では、肉厚凸部37が、それ
ぞれリテーナー22の室内側鈎部23の少なくとも室内
側の面に線接触(好ましくは、図10のE、図14のF
の範囲に面接触)するため、リヤーコーナーコーナー部
17における中空シール部32の転びを防止することが
出来、中空シール部32のコーナー部12下方への潜り
込みを防止し、シール性を向上させることが出来る。ま
た、以上のように構成することにより、断面の巨大化・
複雑化を回避することが出来る。
【0014】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されるため、
中空シール部32のリヤーコーナー部17における中空
シール部32の転び、及び中空シール部32のコーナー
部12下方への潜り込みを防止し、シール性を向上させ
ることが出来る。しかも、断面は従来並に小さく、単純
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動車の側面図である。
【図2】第1従来例を示す図1のA−A断面図である。
【図3】第1従来例のボディパネル開口縁との干渉状態
を示す図1のB−B断面図である。
【図4】第1従来例のボディパネル開口縁コーナー部へ
の潜り込みの状態を示す図1のC−C断面図である。
【図5】第2従来例を示す図1のC−C断面図である。
【図6】第3従来例を示す図1のC−C断面図である。
【図7】第1の発明の実施例を示す断面図である。
【図8】第1の発明の実施例のドアを閉じた状態を示す
図1のC−C断面図である。
【図9】図7のものの転び対策の効果を示す断面図であ
る。
【図10】図7のものの中空シール部の下面をリテーナ
ーの鈎部へ当接させる範囲を示す要部断面図である。
【図11】第2の発明の実施例を示す断面図である。
【図12】第2の発明の実施例のドアを閉じた状態を示
す図1のC−C断面図である。
【図13】図11のものの転び対策の効果を示す断面図
である。
【図14】図11のものの中空シール部の下面をリテー
ナーの鈎部へ当接させる範囲を示す要部断面図である。
【符号の説明】
10 ボディパネル開口縁 11 傾斜面 12 コーナー部 13 外水平面 14 内水平面 15 ルーフ部 16 リヤークォーターピラー部 17 リヤーコーナー部 20 リヤードア 21 ドアサッシュ 22 リテーナー 23 鈎部 30 ドアウエザーストリップ 31 基底部 32 中空シール部 33 シールリップ 35 シール面 36 突起 37 肉厚凸部 E,F 範囲 S,T 隙間 Z ドア進入方向

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドアサッシュ(21)にリテーナー(2
    2)を介して嵌着する基底部(31)及びその基底部
    (31)の車内側に一体形成し、ボディパネル開口縁
    (10)の車内側下内向き傾斜面(11)と弾接させる
    中空シール部(32)、及び前記基底部(31)の車外
    側に一体形成してボディパネル開口縁(10)の車外側
    略水平面(13)と弾接させるシールリップ(33)よ
    りなるドアウエザーストリップにおいて、中空シール部
    (32)の室内側下面をリテーナー(22)の室内側鈎
    部(23)の室内側の面に少なくとも長手方向に線接触
    させることが出来る如く下方に凸に湾曲させてなるドア
    ウエザーストリップ。
  2. 【請求項2】 ドアサッシュ(21)にリテーナー(2
    2)を介して嵌着する基底部(31)及びその基底部
    (31)の車内側に一体形成し、ボディパネル開口縁
    (10)の車内側下内向き傾斜面(11)と弾接させる
    中空シール部(32)及び、前記基底部(31)の車外
    側に一体形成してボディパネル開口縁(10)の車外側
    略水平面(13)と弾接させるシールリップ(33)よ
    りなるドアウエザーストリップにおいて、中空シール部
    (32)の室内側下面をドア(20)のリテーナー(2
    2)の室内側鈎部(23)の室内側の面に少なくとも長
    手方向に線接触させることが出来る如く肉厚凸部(3
    7)を形成してなるドアウエザーストリップ。
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