JPH07195236A - 庖丁の製造方法 - Google Patents
庖丁の製造方法Info
- Publication number
- JPH07195236A JPH07195236A JP34942393A JP34942393A JPH07195236A JP H07195236 A JPH07195236 A JP H07195236A JP 34942393 A JP34942393 A JP 34942393A JP 34942393 A JP34942393 A JP 34942393A JP H07195236 A JPH07195236 A JP H07195236A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blade
- edge
- joining
- core
- kitchen knife
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、品質の優れた庖丁を短時間且つ安価
に製造することを目的とする。 【構成】刃部の後端に中子を設けた軟鉄の刃体材料5
と、それと同形で刃部が高硬度金属の刃体材料7を重ね
あわせて接合し、刃部の下縁に刃縁8を形成することを
特徴とする庖丁の製造方法。
に製造することを目的とする。 【構成】刃部の後端に中子を設けた軟鉄の刃体材料5
と、それと同形で刃部が高硬度金属の刃体材料7を重ね
あわせて接合し、刃部の下縁に刃縁8を形成することを
特徴とする庖丁の製造方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、庖丁の製造方法に関す
る。
る。
【0002】
【従来の技術】庖丁の刃体は、その全部を軟鉄で製造す
れば刃の切れ味がすぐに落ちるのでそのような庖丁は存
在しない。また、全部を高硬度金属で製造すると刃体が
もろくなって庖丁を落したときに刃体がすぐに折れると
いう不都合や、加工がしにくいという不都合があるので
このような庖丁も存在しない。従来の庖丁の製造方法
は、図4及び図5に示したように地鉄1の中に高硬度金
属の刃縁材料2を埋め込み、これを鎚などで何度もたた
いて庖丁の刃体を製造していた。
れば刃の切れ味がすぐに落ちるのでそのような庖丁は存
在しない。また、全部を高硬度金属で製造すると刃体が
もろくなって庖丁を落したときに刃体がすぐに折れると
いう不都合や、加工がしにくいという不都合があるので
このような庖丁も存在しない。従来の庖丁の製造方法
は、図4及び図5に示したように地鉄1の中に高硬度金
属の刃縁材料2を埋め込み、これを鎚などで何度もたた
いて庖丁の刃体を製造していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の庖丁は上述のよ
うな製造方法で作られていたから大変な手間と時間を要
し、庖丁の製造コストが高くなってしまうという欠点が
あった。本発明はこのような従来品の欠点を除去し、品
質の優れた庖丁を安価に製造することを目的とする。
うな製造方法で作られていたから大変な手間と時間を要
し、庖丁の製造コストが高くなってしまうという欠点が
あった。本発明はこのような従来品の欠点を除去し、品
質の優れた庖丁を安価に製造することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、刃部3の後端
に中子4を設けた軟鉄の刃体材料5と、それと同形で刃
部6が高硬度金属の刃体材料7を重ねあわせて接合し、
刃部の下縁に高硬度金属の刃縁8を形成することを特徴
とする。
に中子4を設けた軟鉄の刃体材料5と、それと同形で刃
部6が高硬度金属の刃体材料7を重ねあわせて接合し、
刃部の下縁に高硬度金属の刃縁8を形成することを特徴
とする。
【0005】
【実施例】次に本発明の実施例を図面に従って説明す
る。軟鉄の刃体材料5は刃部3と中子4が一体となった
もので庖丁の刃体として使用できる形状に形成されてい
る。高硬度金属の刃体材料7は、その刃部6は特殊鋼な
どの高硬度金属で形成されているが、中子9はそれとは
別に軟鉄で形成されており、両者の接続部10を溶接に
よって結合したものである。ただし、本発明の高硬度金
属の刃体材料7はこの実施例に限定されることはなく、
特殊鋼などの一体形成であっても差し支えないが、この
ようにすると刃部と中子の境目で折れるおそれがあるの
で、できれば実施例のように形成することが好ましい。
る。軟鉄の刃体材料5は刃部3と中子4が一体となった
もので庖丁の刃体として使用できる形状に形成されてい
る。高硬度金属の刃体材料7は、その刃部6は特殊鋼な
どの高硬度金属で形成されているが、中子9はそれとは
別に軟鉄で形成されており、両者の接続部10を溶接に
よって結合したものである。ただし、本発明の高硬度金
属の刃体材料7はこの実施例に限定されることはなく、
特殊鋼などの一体形成であっても差し支えないが、この
ようにすると刃部と中子の境目で折れるおそれがあるの
で、できれば実施例のように形成することが好ましい。
【0006】上述のような二種類の刃体材料5,7をあ
らかじめ製作した後で両者を重ね合わせてプレスし刃体
材料5,7を全面的に接合する。刃体材料5,7を全面
的に接合する方法は特に限定されることはなく、両者が
確実に接合され庖丁として使用された場合に離れること
がないような接合方法であればいかなる接合方法であっ
てもよい。
らかじめ製作した後で両者を重ね合わせてプレスし刃体
材料5,7を全面的に接合する。刃体材料5,7を全面
的に接合する方法は特に限定されることはなく、両者が
確実に接合され庖丁として使用された場合に離れること
がないような接合方法であればいかなる接合方法であっ
てもよい。
【0007】二つの刃体材料5,7を接合したあとでそ
の下縁を研削して刃縁を付ける。刃縁の付け方は図3に
示したように、高硬度金属の刃縁8が形成されるように
刃体材料の下縁を斜めに研削する。
の下縁を研削して刃縁を付ける。刃縁の付け方は図3に
示したように、高硬度金属の刃縁8が形成されるように
刃体材料の下縁を斜めに研削する。
【0008】
【発明の効果】本発明は以上のような構成であって、刃
部3の後端に中子4を設けた軟鉄の刃体材料5と、それ
と同形で刃部6が高硬度金属の刃体材料7を重ねあわせ
て接合することによって刃体を形成し、その下縁に刃縁
を付けることを特徴とする。したがって、従来のように
地鉄の中に硬鉄を埋め込ませ、その鉄塊を鎚で何度も打
って刃体の形状に延ばし、更に埋め込まれている硬鉄を
刃縁の位置に来るように形を整えていた製造方法に比べ
て、そのような鍛造方法を必要とせず、機械的方法で製
造できる本発明は、品質の優れた庖丁を短時間且つ安価
に製造することができる。
部3の後端に中子4を設けた軟鉄の刃体材料5と、それ
と同形で刃部6が高硬度金属の刃体材料7を重ねあわせ
て接合することによって刃体を形成し、その下縁に刃縁
を付けることを特徴とする。したがって、従来のように
地鉄の中に硬鉄を埋め込ませ、その鉄塊を鎚で何度も打
って刃体の形状に延ばし、更に埋め込まれている硬鉄を
刃縁の位置に来るように形を整えていた製造方法に比べ
て、そのような鍛造方法を必要とせず、機械的方法で製
造できる本発明は、品質の優れた庖丁を短時間且つ安価
に製造することができる。
【図1】 軟鉄の刃体材料の正面図
【図2】 高硬度金属の刃体材料の正面図
【図3】 本発明によって製造された刃体の断面図
【図4】 従来の製造方法で使用される刃体材料の鉄塊
【図5】 従来の製造方法で製造された刃体の断面図
1 地鉄 2 刃縁材料 3 刃部 4 中子
5 刃体材料 6 刃部 7 刃体材料 8 刃縁 9 中子
10 接続部
5 刃体材料 6 刃部 7 刃体材料 8 刃縁 9 中子
10 接続部
Claims (1)
- 【請求項1】 刃部の後端に中子を設けた軟鉄の刃体材
料と、それと同形で刃部が高硬度金属の刃体材料を重ね
あわせて接合し、刃部の下縁に刃縁を形成することを特
徴とする庖丁の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5349423A JP2602171B2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 庖 丁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5349423A JP2602171B2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 庖 丁 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07195236A true JPH07195236A (ja) | 1995-08-01 |
JP2602171B2 JP2602171B2 (ja) | 1997-04-23 |
Family
ID=18403648
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5349423A Expired - Lifetime JP2602171B2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 庖 丁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2602171B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20010077448A (ko) * | 2000-02-02 | 2001-08-20 | 김정오 | 재활용 피브이씨 분쇄용 칼의 제조방법 |
CN102126119A (zh) * | 2011-03-25 | 2011-07-20 | 重庆大足永红厨业有限公司 | 一种菜刀的制作方法 |
-
1993
- 1993-12-28 JP JP5349423A patent/JP2602171B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20010077448A (ko) * | 2000-02-02 | 2001-08-20 | 김정오 | 재활용 피브이씨 분쇄용 칼의 제조방법 |
CN102126119A (zh) * | 2011-03-25 | 2011-07-20 | 重庆大足永红厨业有限公司 | 一种菜刀的制作方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2602171B2 (ja) | 1997-04-23 |
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