JPH07195004A - 保護フィルムおよびその剥離方法 - Google Patents

保護フィルムおよびその剥離方法

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JPH07195004A
JPH07195004A JP5351551A JP35155193A JPH07195004A JP H07195004 A JPH07195004 A JP H07195004A JP 5351551 A JP5351551 A JP 5351551A JP 35155193 A JP35155193 A JP 35155193A JP H07195004 A JPH07195004 A JP H07195004A
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JP
Japan
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protective film
substrate
film
water
peeling
Prior art date
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Pending
Application number
JP5351551A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichi Shibazaki
純一 柴崎
Sho Naruse
省 成瀬
Masaki Tanaka
雅樹 田中
Hisao Takahashi
久雄 高橋
Hiroshi Ikeguchi
弘 池口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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  • Supply And Installment Of Electrical Components (AREA)
  • Details Or Accessories Of Spraying Plant Or Apparatus (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 基板から剥離しやすい保護フィルム、および
保護フィルムの剥離と基板の洗浄が同時に行える保護フ
ィルム剥離方法を提供する。 【構成】 PVAを保護フィルム4に使用したフィルム
基板2を、基板2の孔2a〜2dを支持体1のピン1a
〜1dに差し込み、バネ3の伸縮により基板2を緊張状
態で支持体1にセットする。支持体1にセットされた基
板2を超純水槽5中に浸漬、または支持体1なしの保護
フィルム4を貼付された基板2に、保護フィルム4側か
らシャワー6を吹き付けて、基板2から保護フィルム4
全体を、剥離残りの発生なしに迅速、かつ、容易に剥離
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、印刷配線基板等のフィ
ルムや薄板基板(以後基板という)の保護フィルムおよ
びその剥離方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の保護フィルム剥離方法としては、
例えば、特開昭61−53379号公報に記載された粘
着ロールを用いたり、特開昭62−39850号公報に
記載された針で穴を開けて保護フィルムを剥離する方法
がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の保護膜剥離方法にあっては、次のような問題
点があった。 (1)基板が、フィルムや可とう性のある薄板基板の場
合、ロール等で十分に押さえることができない。 (2)保護フィルムを剥離中に、基板に折れ目などが入
りやすく、不良基板となり、使用できなくなるものが生
じる。
【0004】本発明は、このような従来の課題に鑑みて
なされたものであり、基板から剥離しやすい保護フィル
ムを提供することを目的とする。
【0005】また、本発明は、保護フィルムの剥離と基
板の洗浄が同時に行える保護フィルム剥離方法を提供す
ることを第2の目的とする。
【0006】更に、本発明は、規定の厚みの保護フィル
ムを使用することにより、基板の保護および保護フィル
ムの剥離を迅速、簡便化することを第3の目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、フィルムまたは可とう性を有する薄板基板に貼付さ
れている保護フィルムにおいて、その構成物質が水溶性
ポリマーであることを特徴とする保護フィルム。
【0008】請求項2に記載の発明は、前記水溶性ポリ
マーが、ポリビニルアルコール系ポリマーであることを
特徴とする。
【0009】請求項3に記載の発明は、前記水溶性ポリ
マーが、オブラートであることを特徴とする。
【0010】請求項4,5に記載の発明は、前記水溶性
ポリマーフィルムの厚さが10〜100μmであること
を特徴とする。
【0011】請求項6に記載の発明は、フィルムまたは
可とう性を有する薄板基板に貼付されている水溶性保護
フィルムを剥離する方法において、前記フィルムまたは
基板ごと超純水槽に浸漬することにより保護フィルム全
体を剥離することを特徴とする。
【0012】請求項7に記載の発明は、フィルムまたは
可とう性を有する薄板基板に貼付されている水溶性保護
フィルムを剥離する方法において、前記フィルムまたは
基板に超純水シャワーを吹き付けることにより保護フィ
ルム全体を剥離することを特徴とする。
【0013】請求項8に記載の発明は、前記超純水シャ
ワーの圧力が5.0kg/cm2 であることを特徴とす
る。
【0014】請求項9に記載の発明は、前記超純水の温
度が20〜80℃であることを特徴とする。
【0015】請求項10に記載の発明は、前記超純水槽
中に界面活性剤が添加されていることを特徴とする。
【0016】請求項11に記載の発明は、前記超純水槽
に超音波を照射することを特徴とする。
【0017】水溶性保護フィルムとしては、非結晶性ポ
リビニルアルコール(以後PVAという)のフィルム、
ポリエチレンオキシドフィルム、メチルセルロースフィ
ルム、アミロースフィルム、オブラートなどが挙げられ
るが、入手の容易さ、価格、性能の面からPVAフィル
ムおよびオブラートが好ましい。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、水溶性保護フィルムを貼付された基板
(a)およびこの基板の支持体(b)を説明する図であ
り、図2は請求項6記載の発明に係る保護フィルム剥離
方法の第1実施例を示す図であり、図3は請求項7記載
の発明に係る保護フィルム剥離方法の第2実施例を示す
図である。
【0019】実施例1 PVAを保護フィルム4に使用したPF−LCD用IT
O付フィルム基板2(以下基板という)を支持体1にセ
ット(基板2の2a〜2dの穴を支持体1の1a〜1d
のピンに差し込み、バネ3の伸縮で基板2が張る状態に
なる)する(図1参照)。
【0020】支持体1にセットされた基板2を超純水が
入れてある槽5に入れる(図2参照)。PVAは水に溶
けるため、基板2に保護フィルム4として貼付してある
PVAは、溶けだしていく。
【0021】PVAの厚みを10〜100μm、望まし
くは10〜20μmとしたので、基板2の保護ができ、
かつPVAの溶ける量も少ないので時間の短縮になる。
また、超純水を使用したので、不純物が基板2に付着す
る事はない。
【0022】超純水槽5の水温を50〜60℃に設定し
たので、保護フィルム4の剥離が速く容易にできる。さ
らに超純水槽5に界面活性剤を加えることと、超音波を
照射することは保護フィルム4の剥離を容易に行うこと
と基板2の洗浄を同時に行うことを可能にする。
【0023】実施例2 実施例1における支持体1にセットされた基板2を超純
水槽5に浸漬する代わりに、PVA保護フィルム4を貼
付された基板2に、保護フィルム4側からシャワー6を
吹き付けた。超純水シャワー6を吹き付けることによ
り、速くPVAを剥離させることができ、時間の短縮に
なる。
【0024】超純水シャワー6の圧力設定を5.0kg
/cm2 以下にしたので、基板2に衝撃を与え、折れ等
の不具合を生じることなく、速く溶かせる。この場合
も、水温を50〜60℃に設定することは、保護フィル
ム4の剥離を迅速かつ容易にするため好ましい。
【0025】実施例3 実施例1および2におけるPVAフィルムをオブラート
に代える以外は実施例1および2と同じ手順を繰返し、
上記と同様の保護フィルムの完全な剥離が行えた。
【0026】
【発明の効果】請求項1〜3記載の発明によれば、基板
の保護フィルムとして水溶性ポリマーを使用したので、
水中に入れることにより保護フィルムが溶けるから、基
板が折れたり傷つくことなく、保護フィルムの剥離がで
きる。請求項4〜5記載の発明によれば、PVA、オブ
ラートの厚みを10〜100μmに設定したことは、最
適値に設定したことになるので、基板を保護するのに十
分な厚みであり、また非常に薄いため水に溶ける時間も
短縮できる。請求項6〜7記載の発明によれば、保護フ
ィルムを超純水槽及び超純水シャワーで剥離すること
は、水が保護フィルムをよく溶かすので、保護フィルム
を容易に剥離できる。請求項8記載の発明によれば、超
純水シャワーの圧力を5.0kg/cm2 以下に設定し
たので、基板に折れ等の不具合を生じることなく、保護
フィルムの剥離が速くできる。請求項9記載の発明によ
れば、水温を20〜80℃に設定したことは、最適値に
設定したことになるので、保護フィルムが溶けにくくな
ったり、基板の伸縮等のダメージを与えることなく、保
護フィルムの剥離ができる。請求項10〜11記載の発
明によれば、超純水槽に界面活性剤を混ぜたり、超音波
を照射するので、基板への異物などの再付着の防止、基
板の洗浄とともに速く保護フィルムの剥離ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は保護フィルムを貼付された基板を、
(b)はその支持体を示す図である。
【図2】請求項6記載の発明に係る保護フィルムの剥離
方法の第1実施例を示す斜視図である。
【図3】請求項2記載の発明に係る保護フィルムの剥離
方法の第2実施例を説明する斜視図である。
【符号の説明】
1 支持体 1a〜1d セット用ピン 21 基板 2a〜2d セット用孔 3 バネ 4 保護フィルム 5 水槽
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H05K 13/02 B (72)発明者 高橋 久雄 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 池口 弘 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルムまたは可とう性を有する薄板基
    板に貼付されている保護フィルムにおいて、その構成物
    質が水溶性ポリマーであることを特徴とする保護フィル
    ム。
  2. 【請求項2】 前記水溶性ポリマーが、ポリビニルアル
    コール系ポリマーであることを特徴とする請求項1記載
    の保護フィルム。
  3. 【請求項3】 前記水溶性ポリマーが、オブラートであ
    ることを特徴とする請求項1記載の保護フィルム。
  4. 【請求項4】 前記水溶性ポリマーフィルムの厚さが1
    0〜100μmであることを特徴とする請求項2記載の
    保護フィルム。
  5. 【請求項5】 前記水溶性ポリマーフィルムの厚さが1
    0〜100μmであることを特徴とする請求項3記載の
    保護フィルム。
  6. 【請求項6】 フィルムまたは可とう性を有する薄板基
    板に貼付されている水溶性保護フィルムを剥離する方法
    において、前記フィルムまたは基板ごと超純水槽に浸漬
    することにより保護フィルム全体を剥離することを特徴
    とする保護フィルム剥離方法。
  7. 【請求項7】 フィルムまたは可とう性を有する薄板基
    板に貼付されている水溶性保護フィルムを剥離する方法
    において、前記フィルムまたは基板に超純水シャワーを
    吹き付けることにより保護フィルム全体を剥離すること
    を特徴とする保護フィルム剥離方法。
  8. 【請求項8】 前記超純水シャワーの圧力が5.0kg
    /cm2 であることを特徴とする請求項7記載の保護フ
    ィルム剥離方法。
  9. 【請求項9】 前記超純水の温度が20〜80℃である
    ことを特徴とする請求項6または7記載の保護フィルム
    剥離方法。
  10. 【請求項10】 前記超純水槽中に界面活性剤が添加さ
    れていることを特徴とする請求項6記載の保護フィルム
    剥離方法。
  11. 【請求項11】 前記超純水槽に超音波を照射すること
    を特徴とする請求項6記載の保護フィルム剥離方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013245255A (ja) * 2012-05-24 2013-12-09 Goo Chemical Co Ltd マスキング材
TWI736287B (zh) * 2020-05-27 2021-08-11 宏碁股份有限公司 浸塗設備
CN115042285A (zh) * 2022-05-24 2022-09-13 张赞成 一种河茅吸管及其制作工艺

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