JPH07194030A - デジタル保護制御方法 - Google Patents

デジタル保護制御方法

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JPH07194030A
JPH07194030A JP5338391A JP33839193A JPH07194030A JP H07194030 A JPH07194030 A JP H07194030A JP 5338391 A JP5338391 A JP 5338391A JP 33839193 A JP33839193 A JP 33839193A JP H07194030 A JPH07194030 A JP H07194030A
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敬和 松山
Tomio Chiba
富雄 千葉
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    • Y04SSYSTEMS INTEGRATING TECHNOLOGIES RELATED TO POWER NETWORK OPERATION, COMMUNICATION OR INFORMATION TECHNOLOGIES FOR IMPROVING THE ELECTRICAL POWER GENERATION, TRANSMISSION, DISTRIBUTION, MANAGEMENT OR USAGE, i.e. SMART GRIDS
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    • Y04S10/20Systems supporting electrical power generation, transmission or distribution using protection elements, arrangements or systems

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  • Remote Monitoring And Control Of Power-Distribution Networks (AREA)
  • Emergency Protection Circuit Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 整定データに異常が生じたときにいは正しい
整定データを用いて制御対象を制御することができるこ
と。 【構成】 整定データを格納するメモリとして不揮発性
メモリA、Bのように多重化し、各不揮発性メモリA、
Bの記憶領域に整定データとともに冗長データを格納す
る。そしてCPU19が不揮発性メモリA、Bに格納さ
れた整定データの状態を逐次監視し、不揮発性メモリ
A、Bの整定データの内容が一致したときには選択した
整定データに従って系統を制御する。一方、不一致と判
定したときには冗長データに従って正しい整定データを
選択し、選択した整定データに従って系統を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、デジタル保護制御方法
に係り、特に、不揮発性メモリ格納された整定データを
用いて電力系統を保護する制御を行うのに好適なデジタ
ル保護制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、整定データを用いて電力系統を制
御するに際して、電力用企画 B400にあるいは電機
共同研究 第28巻 第1号に記載されているように、
整定データを監視する方法が採用されている。
【0003】整定データの監視方法としては、以下のよ
うな方法がある。
【0004】(1)二重化してあるメモリの整定データ
が互いに一致しているか否かをチェックする整定値照合
方法。 (2)整定データが、その整定項目としてとりうる範囲
内にあるか否かをチェックする整定値絶対値監視方法。 (3)整定値の相互の関係が理論的に正しいか否かをチ
ェックする整定値相対値監視方法。
【0005】整定データを監視するに際しては、上記い
ずれかの方法を用いたり、上記の方法を組み合わせて行
い、整定データの信頼性を高めることが行われている。
そして、整定データに異常が検出されたときには、外部
に警報を出力したり、制御装置をロックしたりする方法
が採用されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、整
定データに異常が検出されたときには、外部へ警報を出
力したり、制御装置をロックしたりしているが、正しい
整定データを用いて系統を制御することは行っていな
い。デジタル保護制御装置を用いて電力系統を制御する
場合、デジタル保護制御装置は無人の変電所で稼働して
いることが多く、また電力系統の保護や制御を司るた
め、整定データの異常によって装置をロックしたので
は、装置の稼働信頼性が低下することになる。なお、特
開昭61−169940号公報、特開昭63−2282
48号公報に記載されているように、データを訂正する
ことも考えられるが、データを単に訂正しただけでは異
常時の処理に迅速に対応することはできない。
【0007】本発明の目的は、整定データに異常が生じ
たときにいは正しい整定データを用いて制御対象を制御
することができるデジタル保護制御方法を提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、整定データを格納したメモリを多重化す
ると共に、多重化されたメモリ群のうち少なくともいず
れか一つのメモリに整定データに対応した冗長データを
格納し、多重化されたメモリ群の中の任意のメモリの整
定データを選択し、選択した整定データと他のメモリの
整定データとが一致しているか否かを判定し、一致の判
定結果を得たときには選択した整定データに従って制御
対象を制御し、不一致の判定結果を得たときには前記冗
長データを基に正しい整定データを選択し、選択した整
定データに従って制御対象を制御するデジタル保護制御
方法を採用したものである。
【0009】前記デジタル保護制御方法は、メモリの記
憶領域を多重化したものにも適応することができ。さら
にメモリを三重化したものあるいはメモリの記憶領域を
三重化したものにも適応することができる。そして三重
化されたものを用いるときには、多数決に従って正しい
整定データを選択することが望ましい。
【0010】前記デジタル保護制御方法を適応するに際
して、整定データに異常が生じたときには、正しい整定
データとして選択された整定データに従って異常の整定
データを訂正したり、訂正された整定データを元の記憶
領域とは異なる記憶領域に格納することが望ましい。さ
らに各メモリはそれぞれ種類の異なるもので構成するこ
とが望ましい。
【0011】前記デジタル保護制御方法を採用するに際
して、メモリから制定した整定データと他の整定データ
との一致を判定する代わりに、メモリから選択した整定
データと冗長データとを比較して整定データの正誤を判
定したりすることができる。さらに、整定データとして
許容される許容範囲内の補助整定データを整定データと
は異なる記憶領域に格納し、整定データに異常が生じた
ときに正しい整定データを選択する代わりに、補助整定
データを用いて制御対象を制御することもできる。
【0012】また整定データを格納するメモリを多重化
するとともにプログラムを格納するメモリを多重化し、
一部のプログラムに異常が生じたときには正常なメモリ
のプログラムに従った処理を実行し、異常のプログラム
を正常なプログラムに従って訂正することが望ましい。
【0013】メモリの記憶領域に各整定データごとに冗
長データを負荷し、この冗長データを用いて各整定デー
タの正誤を判定することが望ましい。さらに多重化され
たメモリとは異なる系統に属する外部メモリに、多重化
されたメモリに格納された整定データと同一の整定デー
タを格納し、多重化されたメモリの整定データに異常が
生じたときには外部メモリから整定データを取り込み、
この整定データを正しい整定データとして選択すること
が望ましい。
【0014】また整定データやプログラムを格納するメ
モリとしては不揮発性メモリを用いることが望ましい。
【0015】
【作用】前記した手段によれば、多重化されたメモリ群
の任意のメモリの整定データを用いて制御対象を制御す
る際に、選択した整定データが他のメモリの整定データ
と一致しているか否かが判定され、一致しているときに
は選択した整定データに従って制御対象が制御される。
一方、整定データが不一致との判定結果を得たときには
冗長データを元に正しい整定データを選択するか多数決
により正しい整定データを選択し、選択した整定データ
に従って制御対象が制御される。このため整定データに
異常が生じたときでも、正常状態のままで制御対象を制
御することができる。このため装置の稼働信頼性の向上
を図ることができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
【0017】図1は、本発明をシングルCPUシステム
のデジタル保護制御装置に適応したときの一実施例の構
成を示す。図1において、デジタル保護制御装置は、変
流器11a〜11n、変圧器12a〜12n、フィルタ
13a〜13n、13A〜13N、サンプルホールド回
路14a〜14n、14A〜14N、マルチプレクサ1
5、A/D変換器16、通信インターフェース17、バ
ス18、CPU19、デジタルインプット回路20、デ
ジタルアウトプット回路21、ROM22、RAM2
3、マンマシンインターフェース24、不揮発性メモリ
A、Bを備えて構成されている。
【0018】変流器11a〜11nは電力系統のアナロ
グ情報として電流を検出し、変圧器12a〜12nは電
力系統のアナログ情報として電圧を検出し、且つ検出出
力をフィルタ13a〜13nを介してサンプルホールド
回路14a〜14nへ出力するようになっている。サン
プルホ−ルド回路14a〜14nを各入力信号をサンプ
リングするとともにサンプリングした信号をホールド
し、ホールドした信号をマルチプレクサ15へ出力する
ようになっている。そしてマルチプレクサ15に入力さ
れた信号はA/D変換器16へ出力され、A/D変換器
16からデジタル信号が出力される。そしてデジタル信
号がCPU19などに転送される。
【0019】CPU19は入力データについて、所定の
アルゴニズムに従ったリレー演算を実行するとともに、
システムの動作を制御するようになっている。そして装
置に必要な各種設定情報、たとえば整定値データなどは
マンマシンインターフェース24を介して入力されるよ
うになっており、このマンマシンインターフェース24
に接続されたディスプレイに、装置の状態や保護あるい
は制御対象の状態を表示できるようになっている。RA
M23にはCPU19が必要なデータが記憶されてお
り、ROM22にはCPU19が実行するプログラムな
どが格納されている。そしてCPU19の演算に従った
指令、例えば遮断指令等がデジタルアウトプット回路2
1を介して外部へ出力されるようになっている。また外
部機器の接点情報や他のジステムからの外部入力情報等
がデジタルインプット回路20から入力されるようにな
っている。また他のシステムトと各種の情報の授受を行
う場合には、通信インターフェース17を介して行われ
るようになっている。
【0020】上記構成におけるデジタル保護制御装置で
は、ほぼ一定周期ごとにCPU19に対して割込みがか
かり、この割込みに従って所定の処理が実行されるよう
になっている。このCPU19の種類によっては内臓タ
イマにより自ら割込みを発生できるものもある。そして
CPU19では、A/D変換器16から取り込んだ入力
データあるいは通信インターフェース17を介して取り
込んだ入力データに対して、ROM22に書き込まれて
いるプログラムに従って各種の処理を実行するようにな
っている。この場合、ROM22に書き込まれているプ
ログラムがRAM23に転送されていたり、また通信イ
ンターフェース17を介して他の手段を用いることによ
りRAM23に書き込まれていたりした場合、RAM2
3に書き込まれたプログラムに従って各種の処理を実行
することもできる。
【0021】ここで、本実施例においては、整定データ
に従って電力系統を安定な状態で常に制御するために、
整定データを格納するメモリを2重化することを特徴と
している。すなわち、本実施例においては、各種整定デ
ータを格納するメモリとして不揮発性メモリA、Bが設
けられている。不揮発性メモリA、Bとしては、例え
ば、EEPROM:Electrically Era
sable& Programmable Only
Memoly、フラッシュメモリ、NVRAMなどのメ
モリを用いることができる。
【0022】不揮発性メモリA、Bは、図2に示すよう
に、記憶領域は複数の記憶領域に分割されており、記憶
領域d1〜dnには整定データ1〜nが格納され、記憶
領域j1〜jnには整定データ1〜Nの冗長データが格
納されるようになっている。さらに記憶領域dcsには
整定データ1〜nに対する冗長データが格納され、記憶
領域jcsには冗長データ1〜Nに対する冗長データが
格納されている。
【0023】整定データ1〜Nは、デジタル保護制御装
置における出力の判定値として設けられており、この整
定データがノイズなどの影響を受けてデータが変化し、
変化したデータによって装置が制御されると正規の運用
状態から逸脱し、場合によっては誤出力によって装置が
誤負動作状態となることがある。すなわち、装置として
は出力を出してはいけない状況(系統状態)にもかかわ
らず、出力が出されたりあるいは誤負動作状態によっ
て、装置が出力を出さなければならない状況、例えば系
統事故が発生したときでは異常状態にもかかわらず出力
を出せないでいる状態となることがある。
【0024】そこで、本実施例においては、整定データ
を格納するメモリを不揮発性メモリA、Bのように2重
化するとともに、各不揮発性メモリA、Bの整定データ
の状態を常に監視し、後述するように、整定データに異
常が生じたときには冗長データに従って正しい整定デー
タを選択するとともに、誤った整定データを訂正するこ
ととしている。
【0025】そして、整定データ1〜Nを訂正するため
に設けられた各種冗長データを生成するに際しては、た
とえば、HEXデータに対してはBC(バイナリ・コー
ド・デシマル)に変換したり、ビット反転を行って2の
補数を取ったり、さらには巡回符号を用いたりして生成
することができる。なお、巡回符号は、線形保護の一種
であり、符号長nの線形符号の任意符号語を U=(U1、U2、……、Un)……(1) と表したとき、この各記号を例えば右にひとつ変位させ
た符号語 U’=(Un、U1、U2、……、Un−1)……(2) もまた符号語となるものを巡回符号という。
【0026】また冗長データは、元の整定データをその
まま同一のもので構成することもできる。さらに、複数
の整定データに対する冗長データを生成するに際して
は、例えば、サム値(対象とする全てのデータを加算し
た値)とかパリティを用いたものでもよい。なお、不揮
発性メモリA、Bに格納されたデータをRAM23に転
送し、RAM23に格納されたデータを使用することも
可能である。
【0027】次に、本実施例の作用を図3のフローチャ
ートに従って説明する。
【0028】まず、電源がオンになってリセット信号が
出力されると、装置の初期化が行われ、ROM32に格
納されたプログラムに従ってCPU19による処理が開
始される。そしてCPU19は、整定データの健全性を
確認するために、不揮発性メモリA、BあるいはRAM
23に格納された整定データを検索し、不揮発性メモリ
AとBに格納された各整定データ1〜Nを順次照合し、
両者の内容が一致するか否かの判定を行う(ステップ3
1、32)。この場合、整定値コンペアチェックやレン
ジチェック相対値チェック等とともに、整定データと冗
長データとの関係が予め定められた状態になっているか
否かの確認を行う。なお、整定データが30化以上にな
っているときには整定データの一致確認を持って整定デ
ータが正常か否かを判定することができる。
【0029】整定データが正常であると判定されたとき
には、整定データを変更するか否かの判定を行い(ステ
ップ36)、変更の必要のないときには、整定データに
従って系統を制御する処理を実行する。
【0030】一方、不揮発性メモリA、Bの整定データ
の不一致が判定され、整定データの異常が検出されたと
きには、記憶領域j1〜jnに格納された冗長データあ
るいは記憶領域dcs、jcsに格納された冗長データ
に従って正しい整定データを選択するとともに、異常の
検出された整定データを訂正する(ステップ33)。異
常の整定データを訂正する場合、冗長データが整定デー
タの補数として設定されているときには、補数を反転す
ることによって異常の整定データを正しい整定データに
訂正することがでいる。そして整定データを格納する場
合、通常元の記憶領域に格納されるが、元の記憶領域と
は異なる記憶領域に格納すれば、記憶素子の特定の領域
の異常によって整定データにエラーが生じるというエラ
の再発を防止することができる。また整定データを訂正
する場合、通信インターフェース17を介して他の装置
から正しい整定データを取り込み、この整定データに従
って異常の整定データを訂正することもできる。そして
正しい整定データが選択されたときには、この正しいデ
ータに従って系統の制御が行われ、正しいデータが選択
されないときには、復旧不可能として、警報が出力され
る(ステップ34、35)。
【0031】またステップ36において整定データの変
更が必要であると判定されたときには、整定データを変
更する処理が行われ(ステップ37)、整定データに従
った処理を終了するか否かの判定を行い(ステップ3
8)、処理を継続するときには、冗長データを生成する
とともに生成された冗長データを格納するための処理を
実行する(ステップ39)。
【0032】このように、本実施例においては、不揮発
性メモリA、Bに格納された整定データの内容を逐次監
視し、両者の内容が一致しているときには、選択した整
定データをそのまま用いて系統を制御し、両者の内容が
不一致と判定されたときには冗長データに従って正しい
整定データを選択し、選択した整定データに従って系統
を制御しているため、整定データの異常によって装置が
ロックするのを防止することができ、系統を常に正常な
状態で制御することができる。
【0033】前記実施例においては、整定データを格納
するメモリを2重化するものについて述べたが、整定デ
ータを格納するメモリの記憶領域を多重化し、多重化さ
れた記憶領域に整定データと冗長データを格納し、多重
化された記憶領域の内容を逐次監視する方法を採用する
こともできる。
【0034】また不揮発性メモリA、Bとして種類の異
なるもので構成すれば、メモリ固有の事故によって両方
のメモリが同時に異常状態になるのを防止することがで
きる。
【0035】またエラーの検出および整定データを訂正
するに際しては、整定データのライトサイクルのとき
に、データよりハミングコードなどの冗長データを生成
し、このデータと合わせてメモリに格納することもでき
る。
【0036】さらに、プログラムをROM22に格納す
るとともにエラー訂正機能付き不揮発性メモリを多重化
した状態で設け、各メモリにプログラムを格納すること
もできる。このような構成とすると、プログラムに異常
が生じた場合でも、正しいプログラムを選択して処理を
実行することができるとともに異常のプログラムを正常
なプログラムに従って修正することができる。
【0037】図4は本発明をマルチCPUシステムのデ
ジタル保護制御装置に適応したときの実施例の構成を示
すものである。
【0038】本実施例は、CPU19、ROM22、R
AM23、不揮発性メモリA、Bを含むプロセッサを多
重化したものであり、他の構成は図1のものと同様であ
るので、同一のものには同一符号を付してそれらの説明
は省略する。
【0039】また本実施例においは、変圧器12iとフ
ィルタ13Iとの間に補助トランスTP1が設けられて
いるとともに、変流器11iとフィルタ13iとの間に
補助トランスCT1が設けられている。またマンマシン
インターフェース24がディスプレイ25に接続され、
デジタル出力回路21がトリップ回路27を介して遮断
器のトリップコイル28に接続され、通信インターフェ
ース17が通信装置29を介して外部のシステムに接続
されている。そして整定データを元に系統の状態を監視
し、系統に事故が発生したときにはトリップコイル28
が励磁され、サーキットブレーカ30が開かれるように
なっている。
【0040】本実施例においても、整定データを格納す
るメモリが多重化されているため、整定データに異常が
生じたときでも正しい整定データを選択して系統の状態
を制御することができ、整定データに異常が生じても安
定した状態で系統の制御を継続することができる。
【0041】また前記各実施例においては、整定データ
を格納するメモリを多重化するとともに各メモリ不揮発
性メモリA、Bに冗長データを格納し、不揮発性メモリ
A、Bに格納された整定データの状態を逐次監視し、両
者の内容が不一致となったときには冗長データを基に正
しい整定データを選択するもについて述べたが、図5に
示すように、整定データを格納する不揮発性メモリを不
揮発性メモリAa……不揮発性メモリAnのように3重
以上に多重化することもできる。
【0042】本実施例においては、故障が重なって発生
することはきわめて低く、このことは二つ以上のデバイ
スが同時に故障するケースはまれであることに基づいて
なされている。そこで、本実施例では、各不揮発性メモ
リAa〜Anには同一の整定データ1〜Nを格納し、冗
長データの格納を省略することとしている。そして整定
データに異常が生じたときには各メモリの整定データ群
の中から多数決に従って正しい整第データを選択するこ
ととしている。
【0043】本実施例においても、整定データに異常が
生じても、多数決に従って正しい整定データを選択する
ことができるため、整定データの異常によって系統の制
御が遮断されるのを防止することができる。
【0044】また各システムに不揮発性メモリを設ける
場合、図6に示すように、冗長ビット付き不揮発性60
を設けることもできる。このメモリ60の記憶領域D1
〜Dnには整定データが格納されるとともに各整定デー
タに対応した冗長データが格納されるようになってい
る。そして整定データと冗長データを逐次比較すること
によって整定データに異常が生じたことを検出すること
ができる。このためメモリ40を多重化すれば、整定デ
ータに異常が生じても、正しい整定データに従って系統
を制御することができる。
【0045】また整定データに従って系統を制御するに
際して、ROM22に整定データとして許容される許容
範囲内の補助整定データを格納し、整定データに異常が
生じたときに、正しい整定データを選択する代わりに、
ROM22に格納された補助整定データを用いて系統を
制御することもできる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
整定データを多重化した状態でメモリに格納し、整定デ
ータに異常が生じたときにはメモリに格納されたデータ
に従って正しい整定データを選択し、選択した整定デー
タに従って制御対象を制御するようにしたため、整定デ
ータの異常よって制御が中断されるのが防止することが
でき、制御対象を常に安定した状態で制御することがで
き、装置の稼働信頼性の向上に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】シングルCPUシステムのデジタル保護制御装
置の全体構成図である。
【図2】不揮発性メモリA、Bの具体的構成図である。
【図3】図1に示す装置の作用を説明するためのフロー
チャートである。
【図4】マルチCPUジステムのデジタル保護制御装置
の全体構成図である。
【図5】不揮発性メモリを3重化以上にしたときのデジ
タル保護装置の要部構成図である。
【図6】冗長ビット付き不揮発性メモリの具体的構成図
である。
【符号の説明】
11a〜11n 変流器 12a〜12n 変圧器 13a フィルタ 13A〜13N フィルタ 14a〜14n、14A〜14N サンプルホールド回
路 15 マルチプレクサ 16 A/D変換器 19 CPU 22 ROM 23 RAM A、B 不揮発性メモリ

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 整定データを格納したメモリを多重化す
    ると共に、多重化されたメモリ群のうち少なくともいず
    れか一つのメモリに整定データに対応した冗長データを
    格納し、多重化されたメモリ群の中の任意のメモリの整
    定データを選択し、選択した整定データと他のメモリの
    整定データとが一致しているか否かを判定し、一致の判
    定結果を得たときには選択した整定データに従って制御
    対象を制御し、不一致の判定結果を得たときには前記冗
    長データを基に正しい整定データを選択し、選択した整
    定データに従って制御対象を制御するデジタル保護制御
    方法。
  2. 【請求項2】 メモリの記憶領域を多重化し、このメモ
    リの複数の記憶領域に整定データを格納すると共に前記
    メモリのいずれかの記憶領域に各記憶領域の整定データ
    に対応した冗長データを格納し、前記メモリの記憶領域
    群の中の任意の記憶領域の整定データを選択し、選択し
    た整定データと他の記憶領域の整定データとが一致して
    いるか否かを判定し、一致の判定結果を得たときには選
    択した整定データに従って制御対象を制御し、不一致の
    判定結果を得たときには前記冗長データを基に正しい整
    定データを選択し、選択した整定データに従って制御対
    象を制御するデジタル保護制御方法。
  3. 【請求項3】 整定データを格納したメモリを3重以上
    に多重化し、多重化されたメモリ群の中の任意のメモリ
    の整定データを選択し、選択した整定データと他のメモ
    リの整定データとが一致しているか否かを判定し、一致
    の判定結果を得たときには選択した整定データに従って
    制御対象を制御し、不一致の判定結果を得たときには全
    てのメモリの整定データを比較して多数決により正しい
    整定データを選択し、選択した整定データに従って制御
    対象を制御するデジタル保護制御方法。
  4. 【請求項4】 メモリの記憶領域を3重以上に多重化す
    ると共に、このメモリの複数の記憶領域に整定データを
    格納し、前記メモリの記憶領域群の中の任意の記憶領域
    の整定データを選択し、選択した整定データと他の記憶
    領域の整定データとが一致しているか否かを判定し、一
    致の判定結果を得たときには選択した整定データに従っ
    て制御対象を制御し、不一致の判定結果を得たときには
    全ての記憶領域の整定データを比較して多数決により正
    しい整定データを選択し、選択した整定データに従って
    制御対象を制御するデジタル保護制御方法。
  5. 【請求項5】 整定データに異常が生じたときには、正
    しい整定データとして選択された整定データに従って異
    常の整定データを訂正する請求項1、2、3または4記
    載のデジタル保護制御方法。
  6. 【請求項6】 訂正された整定データを基の記憶領域と
    は異なる記憶領域に格納する請求項5記載のデジタル保
    護制御方法。
  7. 【請求項7】 各メモリをそれぞれ種類の異なるもので
    構成する請求項1または3記載のデジタル保護制御方
    法。
  8. 【請求項8】 メモリから選択した整定データと他の整
    定データとの一致を判定する代わりに、メモリから選択
    した整定データと冗長データとを比較して整定データの
    正誤を判定する請求項1、2、3または4記載のデジタ
    ル保護制御方法。
  9. 【請求項9】 整定データとして許容される許容範囲内
    の補助整定データを整定データとは異なる記憶領域に格
    納し、整定データに異常が生じたときに正しい整定デー
    タを選択する代わりに、補助整定データを用いて制御対
    象を制御する請求項1、2、3または4記載のデジタル
    保護制御方法。
  10. 【請求項10】 整定データの処理に関連するプログラ
    ムを格納するメモリを多重化し、一部のプログラムに異
    常が生じたときには正常なメモリのプログラムに従った
    処理を実行し、異常のプログラムを正常なプログラムに
    従って訂正する請求項1、2、3または4記載のデジタ
    ル保護制御方法。
  11. 【請求項11】 メモリは不揮発性メモリで構成されて
    いる請求項1乃至10のうちいずれか1項に記載のデジ
    タル保護制御方法。
  12. 【請求項12】 メモリの記憶領域に各整定データ毎に
    冗長データを付加し、この冗長データを用いて各整定デ
    ータの正誤を判定する請求項1または2記載のデジタル
    保護制御方法。
  13. 【請求項13】 多重化されたメモリとは異なる系統に
    属する外部メモリに、多重化されたメモリに格納された
    整定データと同一の整定データを格納し、多重化された
    メモリの整定データに異常が生じたときには外部メモリ
    から整定データを取り込み、この整定データを正しい整
    定データとして選択する請求項1、2、3または4記載
    のデジタル保護制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008079367A (ja) * 2006-09-19 2008-04-03 Toshiba Corp 保護継電装置
JP2009118546A (ja) * 2007-11-01 2009-05-28 Denso Corp パワートランジスタ回路
JP2011166922A (ja) * 2010-02-09 2011-08-25 Hitachi Ltd 保護継電装置
KR101864626B1 (ko) * 2017-03-10 2018-07-13 엘에스산전 주식회사 배전 기기의 캘리브레이션 팩터 관리 장치 및 관리 방법

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