JPH07193982A - 可変速発電システム - Google Patents

可変速発電システム

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JPH07193982A
JPH07193982A JP5329205A JP32920593A JPH07193982A JP H07193982 A JPH07193982 A JP H07193982A JP 5329205 A JP5329205 A JP 5329205A JP 32920593 A JP32920593 A JP 32920593A JP H07193982 A JPH07193982 A JP H07193982A
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inverter
gate signal
thyristor
accident
variable speed
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Takeo Shimamura
武夫 嶋村
Riyouma Nagura
良馬 名倉
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Nishishiba Electric Co Ltd
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Toshiba Corp
Nishishiba Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 系統上の短絡事故の除去後、確実に過電圧抑
制装置を停止して運転継続時には可変速発電システムの
系統復帰を早めることができ、また、システム停止時に
は確実にシステムを停止状態にすることのできる可変速
発電システムを提供する。 【構成】 ゲート信号選択手段18は、事故検出手段1
0からの信号と、過電圧抑制装置動作状態検出手段17
からの信号とによって、状況を判断し、通常ゲート信号
生成手段15aからのインバータゲート信号か、サイリ
スタ強制消弧ゲート信号生成手段16からのインバータ
ゲート信号か、インバータ停止信号の中から1種類のゲ
ート信号を選択して、インバータ5のGTO20〜25
に出力し、動作を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インバータ、直流電
源、平滑コンデンサより構成される巻線形誘導発電機の
回転子励磁装置と、サイリスタで構成され、回転子励磁
装置の過電圧を抑制する過電圧抑制装置を備えた可変速
発電システムに関する。
【0002】
【従来の技術】図8に、従来における可変速発電システ
ムの構成例を示す。図8において、1は送電系統、2は
変圧器、3は巻線形誘導発電機、4は水車、5はインバ
ータ、6は平滑コンデンサ、7は直流電源、8は過電圧
抑制装置、9はインバータ制御装置、10は事故検出手
段、11は第1の電流検出器、12は第2の電流検出
器、13は第3の電流検出器、14は電圧検出器、19
は遮断器である。
【0003】上記インバータ5は、例えば、自己消弧形
スイッチング素子、例えばゲートターンオフサイリスタ
(GTO)20〜25と、逆導通ダイオード30〜35
によって構成されており、過電圧抑制回路8は、例え
ば、サイリスタ40〜42によって構成されている。
【0004】また、インバータ制御装置9は、ゲート信
号生成手段15と、過電圧抑制装置動作状態検出手段1
7とから構成されており、ゲート信号生成手段15は、
例えば図9に示すように、三相/二相変換器90と、P
I制御器91、92と、二相/三相変換器93と、PW
M制御器94と、三角波発生器95と、加算器96、9
7とから構成されている。
【0005】可変速発電システムの通常運転時において
は、インバータ制御装置9は、ゲート信号生成手段15
によって生成されたゲート信号をインバータ5のGTO
20〜25に出力する。
【0006】ゲート信号生成手段15は、インバータ5
の出力側の交流電流を制御するために、インバータ5の
出力側の各相の電流、すなわち巻線形誘導発電機3の回
転子巻線の各相に流れる電流IUi〜IWiを第2の電流検
出器12によって検出し、図9に示すように、該電流を
三相/二相変換器90によって三相/二相変換し、この
三相/二相変換器90の出力信号IDi、IQiと指令値I
Di * とIQI * の偏差eDiとeQiをそれぞれ比較積分制器
(以下、PI制御器という。)91、92に入力する。
【0007】そして、PI制御器91、92の出力信号
DiとVQiは、二相/三相変換器93に入力され、この
二相/三相変換器93の出力信号VUi,VVi,VWiはイ
ンバータ出力側の各相の電圧指令値としてPWM制御器
94に入力される。PWM制御器94は、二相/三相変
換器93の出力信号VUi,VVi, VWiと三角波発生器9
5から入力される三角波をそれぞれ比較することによっ
て、PWM信号を発生させ、該PWM信号をゲート信号
i ,Vi ,Wi ,Xi ,Yi ,Zi として用いること
によって、GTO20〜25を点呼・消弧動作させる。
【0008】また、ゲート信号生成手段15は、事故検
出手段10から送電系統上での事故発生を示す信号を受
けると、インバータ5のすべてのGTO20〜25に対
してゲートオフ信号を出力する。さらに、このゲート信
号生成手段15は、過電圧抑制装置動作状態検出手段1
7より過電圧抑制装置8が動作していることを示す信号
を受けると、インバータ5の全てのGTO20〜25に
対してゲートオフ信号を出力する。
【0009】事故検出手段10は、電圧検出器14によ
って検出した巻線形誘電発電機3の固定子側電圧と、第
3の電流検出器13によって検出した巻線形誘導発電機
3の固定子側電流とから、送電線上の短絡事故中であれ
ば「H」、無事故状態か可変速発電システムが送電系統
から遮断されているならば「L」となる信号を出力す
る。これによって、送電系統上の短絡事故発生を検出す
ると、直ちに「H」信号がインバータ制御装置9のゲー
ト信号生成手段15に入力され、インバータ5の運転が
停止される。
【0010】また、この事故検出手段10は、上記した
出力信号が「H」ならばゲートオン信号、「L」ならば
ゲートオフ信号を過電圧抑制装置8のサイリスタ40〜
42に出力する。これによって、送電系統上で短絡事故
が発生すると、直ちに過電圧抑制装置8が動作し、イン
バータ5の交流側の電圧を零とすることによって平滑コ
ンデンサ6の両端の電圧の過電圧を抑制する。
【0011】なお、送電系統上の短絡事故が除去される
と、事故検出手段10は無事故またはプラント遮断を示
す「L」信号をゲート信号生成手段15に出力すると同
時に、ゲートオフ信号を過電圧抑制装置8のサイリスタ
40〜42に出力する。
【0012】また、過電圧抑制装置動作状態検出手段1
7は、第1の電流検出器11によって検出した電流検出
値により過電圧抑制装置8の動作状態を検出し、過電圧
抑制装置8が動作していれば「H」、そうでなければ
「L」を示す信号をゲート信号生成手段15に出力す
る。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】図10は、上記した送
電系統1の一例を示すものである。ここで、図10のA
地点において三相短絡事故が発生した場合を考える。A
地点は2回線の送電線であるため、事故点切り離し後、
可変速発電システムは通常運転を再開することが可能で
ある。
【0014】A地点において三相短絡事故が発生する
と、変圧器2の電圧が下がり、巻線形誘導発電機3の固
定子側と回転子側には、短絡時の内部誘起電圧ベクトル
の方向で決まる直流成分を含んだ短絡電流が流れる。こ
の電流は、巻線形誘導発電機3の固定子巻線回路の時定
数、回転子巻線回路の時定数で減衰するが、固定子巻線
電流の直流成分により、巻線形誘導発電機3の回転子巻
線には、回転子の回転速度に相当した周波数の誘起電圧
が発生する。
【0015】ここで、短絡事故の発生は、事故検出手段
10によって検出され、この事故検出手段10からの事
故発生信号に応じて、インバータ制御装置9は、インバ
ータ5のGTO20〜25を消弧するため、回転子巻線
に発生した誘起電圧は、インバータ5のダイオ−ド30
〜35によって整流され、直流電圧となって平滑コンデ
ンサ6を充電し、平滑コンデンサ6の両端の電圧は上昇
する。この平滑コンデンサ6の両端の過電圧を抑制する
ために、事故検出手段10は過電圧抑制装置8の各サイ
リスタ40〜42を点呼し、インバータ5の交流側の各
線間を短絡することによって平滑コンデンサ6への電流
の流入を防ぐ。
【0016】そして、事故点Aが系統から切り離される
と、事故検出手段10は無事故信号を出力する。そし
て、過電圧抑制装置8のサイリスタ40〜42は、事故
検出手段10からゲートオフ信号を受けるが、サイリス
タ40〜42には未だ電流が流れているため、事故点A
切り離しと同時にサイリスタ40〜42をオフすること
ができない。また、前記したように巻線形誘導発電機3
の回転子側には直流分を含んだ電流が流れているため、
この電流の直流成分が十分に減衰するまでサイリスタ4
0〜42に流れる電流は零以下にはならず、事故点Aが
切り離されると同時に過電圧抑制装置8を停止すること
ができない。このように過電圧抑制装置8が動作してい
ると、インバータ5の交流側の各線間が短絡されている
ため、インバータ5の運転を再開することはできない。
このため、事故が除去されたにもかかわらず、可変速発
電システムを運転再開することができず、発電所として
の機能を失う期間が生ずるという問題がある。
【0017】次に、図10のB地点において三相短絡事
故が発生した場合を考える。B地点は1回線の送電線で
あるため、事故点切り離し後、可変速発電システムは停
止する。
【0018】B地点において三相短絡事故が発生する
と、図8の可変速発電システムにおいては、上記したA
地点で事故が発生した場合と同様の動作が行われる。
【0019】そして、事故点Bが系統から切り離される
と、変圧器2の系統に接続された高圧側が遮断されるた
め、可変速発電システムは送電系統1から切り離され、
事故検出手段10は無事故信号を出力する。また、過電
圧抑制装置8のサイリスタ40〜42は、事故検出手段
10からゲートオフ信号を受けるが、変圧器2の高圧側
が遮断された後は巻線形誘導発電機3の固定子巻線側に
は電流が流れないため、巻線形誘導発電機3の回転子巻
線側には前記した巻線形誘導電動機3の回転子側回路の
時定数で減少する直流電流のみが流れることとなり、過
電圧抑制装置8のサイリスタ40〜42は、ゲートオフ
信号を入力されても転流できない。
【0020】このように、サイリスタ40〜42が転流
できずオン状態が継続すると、巻線形誘導発電機3の回
転子側に流れる直流電流と回転子によって、巻線形誘導
発電機3の固定子側に交流電圧が発生する。これによっ
て、可変速発電システムが系統から遮断されて運転停止
状態にあるにも関わらず、巻線形誘導発電機3の固定子
側に電圧が発生し、この電圧によって変圧器2の高圧側
にも電圧が現れ、完全に停止していない期間が生ずると
いう問題がある。
【0021】図11にB地点において事故が発生した場
合のシステムの動作を示す。同図において、(a)は過
電圧抑制装置8のサイリスタ40〜42に流れる電流の
波形、(b)は巻線形誘導発電機3の回転子巻線に流れ
る電流の波形、(c)は巻線形誘導発電機3の固定子巻
線側の電圧の波形を示す。
【0022】同図に示すように、時点Sにて送電系統1
で三相短絡事故が発生すると、巻線形誘導発電機3の固
定子巻線側の電圧(c)が急激に減少すると同時に、過
電圧抑制装置8が動作し、過電圧抑制装置8のサイリス
タ40〜42の電流(a)が生じる。そして、時点Eに
て三相短絡事故が除去され、可変速発電システムが遮断
機19により送電系統1から遮断されると、巻線形誘導
発電機3の固定子巻線には電流が流れなくなるため、巻
線形誘導発電機3の回転子巻線の交流成分は零となり、
直流成分のみが回転子巻線側回路の時定数で減衰するよ
うになる。このため、過電圧抑制回路8のサイリスタ4
0〜42は転流せず、巻線形誘導発電機の固定子巻線側
には、(c)に示すように、可変速発電システムが停止
状態にあるにも関わらず、電圧が現れることになる。
【0023】本発明は、かかる従来の事情に対処してな
されたもので、系統上の短絡事故の除去後、確実に過電
圧抑制装置を停止して運転継続時には可変速発電システ
ムの系統復帰を早めることができ、また、システム停止
時には確実にシステムを停止状態にすることのできる可
変速発電システムを提供しようとするものである。
【0024】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
高圧側が送電系統に接続され送電系統の電圧を低圧に変
圧する変圧器と、固定子巻線が前記変圧器の低圧側に接
続された巻線形誘導発電機と、スイッチング素子を有
し、前記巻線誘導発電機の回転子巻線に接続され、該巻
線形誘導発電機に交流電力を供給するインバータと、前
記インバータの直流側に接続され、前記インバータに直
流電力を供給する直流電源と、前記直流電源の直流電圧
を平滑する平滑コンデンサと、事故発生時に、前記イン
バータの交流側の各線間を短絡するよう点呼されるサイ
リスタからなり、前記平滑コンデンサに過電圧が生じる
ことを防止する過電圧抑制装置と、事故発生時に、前記
インバータの前記スイッチング素子を消弧し、かつ、事
故除去後、前記スイッチング素子を点呼して、該インバ
ータの交流側に流れる電流を制御し、前記過電圧抑制装
置の前記サイリスタを強制的に消弧するインバータ制御
装置とを具備したことを特徴とする。
【0025】また、請求項2記載の発明は、請求項1に
おいて、前記インバータ制御装置は、前記過電圧抑制装
置の各サイリスタに流れる電流を検出し、該検出値に応
じて前記サイリスタの中から消弧対象となるサイリスタ
を選択することを特徴とする。
【0026】
【作用】上記構成の本発明出は、送電線上で発生した短
絡事故が除去された際に、過電圧抑制装置のサイリスタ
に、インバータの直流側の直流電圧が逆電圧として印加
されるようにインバータのスイッチング素子を操作する
ことによって、サイリスタに流れる電流を零にして、強
制的に該サイリスタをオフする。
【0027】これによって、系統上の短絡事故の除去
後、確実に過電圧抑制装置を停止して運転継続時には可
変速発電システムの系統復帰を早めることができ、ま
た、システム停止時には確実にシステムを停止状態にす
ることができる。
【0028】
【実施例】以下、本発明の詳細を図面を参照して一実施
例について説明する。
【0029】図1は、本発明の一実施例の可変速発電シ
ステムの構成を示すもので、図8に示した従来の可変速
発電システムと対応する部分には、同一符号が付してあ
る。本実施例において、インバータ制御装置9aは、通
常ゲート信号生成手段15aと、サイリスタ強制消弧ゲ
ート信号生成手段16と、過電圧抑制装置動作状態検出
手段17と、ゲート信号選択手段18とから構成されて
いる。
【0030】また、図1の事故検出手段10は、図2に
示すように、三相/二相変換器50、51と、極座標変
換器52、53と、比較器54、55と、NOTゲート
回路56と、ANDゲート回路57とから構成されてい
る。
【0031】また、通常ゲート生成手段15aは、図3
に示すように、三相/二相変換器90と、PI制御器9
1、92と、二相/三相変換器93と、PWM制御器9
4と、三角波発生器95と、加算器96、97とから構
成されている。
【0032】また、図1の過電圧抑制装置動作状態検出
手段17は、図4に示すように、比較器100〜102
と、ANDゲート回路103と、NOTゲート回路10
4とから構成されている。そして、第1の電流検出器1
1によって検出した検出値IOU、IOV、IOWより過電圧
抑制装置8の動作状態を検出し、過電圧抑制装置8が動
作していれば「H」、そうでなければ「L」を示す信号
をゲート信号選択手段18に出力する。
【0033】また、サイリスタ強制消弧ゲート生成手段
16は、後述するように、第1の電流検出器11によっ
て検出された過電圧抑制装置8のサイリスタ40〜42
に流れる電流を予め設定した設定値と順次比較し、サイ
リスタ40〜42を強制消弧するためのインバータゲー
ト信号を生成する手段である。
【0034】さらに、ゲート信号選択手段18は、後述
する事故検出手段10からの信号J3 とJ4 と過電圧抑
制装置動作状態検出手段17からの信号に基づき、図6
に示すようなテーブルからインバータ5の運転状態を例
えばマイクロコンピュータで判断する。
【0035】上記構成の可変速発電システムにおいて、
通常運転時には、インバータ制御装置9aは、ゲート信
号選択手段18によって通常ゲート信号生成手段15a
からの信号を選択してインバータ5のGTO20〜25
に出力する。
【0036】通常ゲート信号生成手段15aは、インバ
ータ5の出力側の交流電流を制御するために、インバー
タ5の出力側の各相の電流、すなわち巻線形誘導発電機
3の回転子巻線の各相に流れる電流IUi〜IWiを第2の
電流検出器12によって検出する。そして、図3に示す
ように、この電流を三相/二相変換器90によって三相
/二相変換し、三相/二相変換器90の出力信号IDi
Qiと指令値IDi * とIQi * の偏差を加算器96、97
で演算し、この偏差eDiとeQiをそれぞれPI制御器9
1、92に入力する。このPI制御器91、92の出力
信号VDiとVQiは、二相/三相変換器93に入力され、
二相/三相変換器93の出力信号VUi、VVi、VWiはイ
ンバータ出力側の各相の電圧指令値としてPWM制御器
94に入力され、PWM制御器94は、これらの信号V
Ui、VVi、VWiと三角波発生器95から入力される三角
波をそれぞれ比較することによってPWM信号を発生さ
せ、このPWM信号をインバータゲート信号として用い
ることによって、インバータ5のGTO素子20〜25
を点呼・消弧動作させる。
【0037】可変速発電システムの通常運転時に送電系
統上で短絡事故が発生すると、事故検出手段10は、図
2に示すように、電圧検出器14によって検出した巻線
形誘導発電機3の固定子側電圧VGU, VGV, VGWと、三
相/二相変換器51と極座標変換器52によって、巻線
形誘導発電機3の固定子側電圧の振幅値を算出する。そ
して、この振幅値と予め設定された設定値VG1 * を比較
器55において比較し、振幅値が設定値VG1 * よりも小
さいならば「H」、そうでないならば「L」となるよう
な信号J1 を生成する。
【0038】これとともに、事故検出手段10は、第3
の電流検出器13によって検出した巻線形誘導発電機3
の固定子側電流IGU, IGV, IGWと、三相/二相変換器
50と、極座標変換器52によって巻線形誘導発電機3
の固定子側に流れる電流の振幅値を算出し、この振幅値
と予め設定された設定値IG1 * を比較器54において比
較し、NOT回路56を介して、振幅値が設定値IG1 *
より大きいならば「H」、そうでないならば「L」とな
るような信号J2 を生成する。
【0039】そして、ANDゲート回路57によって信
号J1 と信号J2 の論理積となる信号J3 を出力する。
この信号J3 は、送電線上の短絡事故中であれば
「H」、無事故状態か可変速発電システムが送電系統か
ら遮断されているならば「L」を示すような信号であ
る。
【0040】また、この事故検出手段10は、上記した
信号J3 が「H」ならばゲートオン信号、「L」ならば
ゲートオフ信号を過電圧抑制装置8のサイリスタ40〜
42に出力する。これによって、過電圧抑制装置8を動
作させ、インバータ5の交流側の電圧を零とすることに
よって平滑コンデンサ6の両端の過電圧を抑制する。ま
た、比較器54の出力は、可変速発電システムが送電系
統から遮断されていれば「H」、接続されていれば
「L」となるが、この信号J4 は、ゲート信号選択手段
18に出力する。
【0041】送電系統上の短絡事故が除去されると、事
故検出手段10は無事故を示す「L」信号を、信号J3
としてゲート信号選択手段18に出力すると同時に、ゲ
ートオフ信号を過電圧抑制装置8のサイリスタ40〜4
2に出力する。また、可変速発電システムが遮断されて
いれば、「H」信号を信号J4 としてゲート信号選択手
段18に出力する。
【0042】そして、ゲート信号選択手段18は、上記
した事故検出手段10からの信号J3 とJ4 と、過電圧
抑制装置動作状態検出手段17からの信号とによって、
図6に示すテーブルに従って判断を行う。そして、判断
した結果が「通常」ならば通常ゲート信号生成手段15
aによって生成されたインバータゲート信号をインバー
タ5に出力し、「停止」ならばインバータゲート信号と
して全てゲートオフ信号を出力し、「リセット」ならば
サイリスタ強制消弧ゲート生成手段16からの信号をイ
ンバータゲート信号として出力する。
【0043】サイリスタ強制消弧ゲート信号生成手段1
6は、例えばマイクロコンピュータ等を用いて図5に示
すような比較演算を行って、インバータゲート信号を生
成する。
【0044】すなわち、第1の電流検出器11によって
検出した過電圧抑制装置8のサイリスタ40〜42に流
れる電流の検出値IOU、IOV、IOWを予め設定された設
定値IS * と順次比較し(111,112,113)、
これらの検出値IOU、IOV、IOWが設定値IS * よりも
大きいならば、対応するサイリスタ40〜42が導通状
態であると判断し、さらに、検出値IOU、IOV、IOW
予め設定された設定値Imax * と順次比較し(121,
122,123)、検出値IOU、IOV、IOWが設定値I
max * よりも小さいならばサイリスタを40〜42強制
消弧可能であると判断し、サイリスタ強制消弧ゲート信
号を出力する(131,132,133)。
【0045】なお、上記設定値Imax * は、インバータ
5のGTO20〜25の許容範囲内の電流値である。ま
た、上記サイリスタ強制消弧ゲート信号は、被強制消弧
サイリスタにインバータ5の直流側の電圧を逆電圧とし
て印加するようにインバータ5のGTO20〜25の中
から選択して点呼する信号である。例えば、図1におい
て、サイリスタ42を強制消弧する場合には、インバー
タ5のスイッチング素子20と23を点呼する。
【0046】ゲート信号選択手段18によって、「リセ
ット」と判断され、上記したサイリスタ強制消弧ゲート
生成手段16からの信号が選択されて、過電圧抑制装置
8のサイリスタ40、41、42の全てが消弧される
と、過電圧抑制装置動作状態検出手段17は「L」信号
を出力する。
【0047】この時、事故検出手段10の出力信号J3
が「L」で、過電圧抑制装置動作状態検出手段17の出
力信号が「L」で、J4 が「L」であると、ゲート信号
選択手段18は、通常ゲート信号生成手段15aによっ
て生成されるインバータゲート信号をインバータ5のG
TO20〜25に出力する。また、事故検出手段10の
出力信号J4 が「H」である場合には、ゲート信号選択
手段18は可変速発電システムが送電系統から遮断され
ていると判断し、インバータ5の運転を停止するために
インバータ5のGTO20〜25の全てにゲートオフ信
号を出力し、インバータ5を停止する。
【0048】本実施例では、送電系統の上で短絡事故が
発生し、図1に示す可変速発電システムの過電圧抑制装
置8が動作しても、送電系統上の短絡事故が除去された
後、インバータ5によって過電圧抑制装置8のサイリス
タ40〜41を素早く消弧し、短絡事故除去後に可変速
発電システムを運転継続する場合にはインバータ5の通
常運転への復帰を早め、短絡事故除去後に可変速発電シ
ステムを送電系統から遮断する場合には巻線形誘導発電
機3の回転子巻線に流れる直流電流を素早く減衰させ、
該巻線形誘導発電機の固定子側に現れる電圧を無くし、
確実にシステムを停止することが可能となる。
【0049】また、前記サイリスタの強制消弧を行なう
ときに、インバータ5のGTO20〜25の許容範囲に
ある電流が流れているサイリスタ40〜41を選択して
強制消弧するため、インバータ5のGTO20〜25を
破壊することなく安全に使用でき、システムの耐久性、
運転継続性を高めることが可能となる。
【0050】図7に、本実施例の動作例を示す。同図に
おいて、(a)は過電圧抑制装置8のサイリスタ40〜
42に流れる電流の波形、(b)は巻線形誘導発電機3
の回転子巻線に流れる電流の波形、(c)は巻線形誘導
発電機3の固定子巻線側の電圧の波形を示す。
【0051】時点Sにて送電系統上で短絡事故が発生
し、巻線形誘導発電機の固定子巻線側の電圧(c)が急
激に減少し、事故検出手段10によって過電圧抑制装置
8が作動され、該過電圧抑制装置のサイリスタに(a)
に示すような電流が流れる。時点Eにて遮断器19によ
って可変速発電システムが送電系統1から遮断される
と、(b)に示すように巻線形誘導発電機3の回転子巻
線に流れる電流は急激に減衰するが、固定子巻線に電流
が流れないため、直流分が支配的になり、(a)に示す
ように過電圧抑制装置8のサイリスタ40〜41は消弧
されないが、時点Pにてインバータ5によってサイリス
タ40〜41を強制消弧することにより、巻線形誘導発
電機3の回転子巻線に流れる電流は急激にインバータ5
のGTO20〜25を通して平滑コンデンサ6に引き取
られ、次第に零となる。その結果、巻線形誘導発電機3
の固定子巻線側に現れる電圧も次第に零となり、システ
ムは完全に停止することが可能となる。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
可変速発電システムにおいて、送電系統上で短絡事故が
発生し、平滑コンデンサの両端の電圧の過電圧を抑制す
るために過電圧抑制装置が動作した後、送電系統上の短
絡事故が除去された際に、素早く過電圧抑制装置を停止
させることが可能となり、可変速発電システムが短絡事
故除去後に運転を継続する場合に素早く系統に復帰で
き、また、可変速発電システムが短絡事故除去後に運転
を停止する場合には、確実に運転を停止することが可能
となる。
【0053】また、過電圧抑制装置のサイリスタの強制
消弧を行うときに、インバータのスイッチング素子の許
容範囲にある電流が流れているサイリスタを選択して強
制消弧するため、インバータのスイッチング素子を破壊
することなく安全に使用でき、システムの耐久性、運転
継続性を高めることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の可変速発電システムの構成
を示す図。
【図2】図1の事故検出手段の構成を示す図。
【図3】図1のインバータ制御装置の構成を示す図。
【図4】図1の過電圧抑制装置動作状態検出手段の構成
を示す図。
【図5】図1のサイリスタ強制消弧ゲート信号生成手段
の動作を説明するための図。
【図6】図1のゲート信号選択手段の動作を説明するた
めの図。
【図7】図1の可変速発電システムの動作を説明するた
めの図。
【図8】従来の可変速発電システムの構成を示す図。
【図9】図8のインバータ制御装置の構成を示す図。
【図10】送電系統の例を示す図。
【図11】図8の可変速発電システムの動作を説明する
ための図。
【符号の説明】
1 送電系統 2 変圧器 3 巻線形誘導発電機 5 インバータ 6 平滑コンデンサ 8 過電圧抑制装置 9a インバータ制御装置 10 事故検出手段 15a 通常ゲート信号生成手段 16 サイリスタ強制消弧ゲート信号生成手段 17 過電圧抑制装置動作状態検出手段 18 ゲート信号選択手段 20〜25 ゲートターンオフサイリスタ 30〜35 ダイオード 40〜42 サイリスタ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高圧側が送電系統に接続され送電系統の
    電圧を低圧に変圧する変圧器と、 固定子巻線が前記変圧器の低圧側に接続された巻線形誘
    導発電機と、 スイッチング素子を有し、前記巻線誘導発電機の回転子
    巻線に接続され、該巻線形誘導発電機に交流電力を供給
    するインバータと、 前記インバータの直流側に接続され、前記インバータに
    直流電力を供給する直流電源と、 前記直流電源の直流電圧を平滑する平滑コンデンサと、 事故発生時に、前記インバータの交流側の各線間を短絡
    するよう点呼されるサイリスタからなり、前記平滑コン
    デンサに過電圧が生じることを防止する過電圧抑制装置
    と、 事故発生時に、前記インバータの前記スイッチング素子
    を消弧し、かつ、事故除去後、前記スイッチング素子を
    点呼して、該インバータの交流側に流れる電流を制御
    し、前記過電圧抑制装置の前記サイリスタを強制的に消
    弧するインバータ制御装置とを具備したことを特徴とす
    る可変速発電システム。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記インバータ制御装置は、前記過電圧抑制装置の各サ
    イリスタに流れる電流を検出し、該検出値に応じて前記
    サイリスタの中から消弧対象となるサイリスタを選択す
    ることを特徴とする可変速発電システム。
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