JPH09149545A - 2次励磁装置 - Google Patents

2次励磁装置

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Publication number
JPH09149545A
JPH09149545A JP7302346A JP30234695A JPH09149545A JP H09149545 A JPH09149545 A JP H09149545A JP 7302346 A JP7302346 A JP 7302346A JP 30234695 A JP30234695 A JP 30234695A JP H09149545 A JPH09149545 A JP H09149545A
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JP
Japan
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inverter
circuit
overvoltage detection
secondary winding
overvoltage
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Application number
JP7302346A
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English (en)
Inventor
Takeo Kanai
丈雄 金井
Hitoshi Ota
仁志 太田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2次励磁装置において、1次回路に短絡、地
絡等の事故が発生した際に、2次回路に発生する過電圧
から保護するために短絡用のサイリスタを点弧させた
時、平滑用コンデンサから短絡電流が流れることを防止
する。 【解決手段】 2次励磁装置において、巻線形誘導機4
の2次巻線に発生する過電圧が第1の過電圧値に達した
ことを第1の過電圧検出回路8で検出してインバータ3
を停止させ、前記第1の過電圧値以上の第2の過電圧値
に達したことを第2の過電圧検出回路9で検出して短絡
用のサイリスタ5を点弧して巻線形誘導機の2次巻線を
短絡用スイッチ5で短絡するため、短絡用サイリスタ5
の点弧以前にインバータ3は停止しているため平滑用コ
ンデンサ2から短絡電流は流れない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、三相巻線形誘導機
(誘導発電機、誘導電動機)の2次巻線を過電圧から保
護する機能を備えた2次励磁装置に関する。
【0002】
【従来の技術】2次励磁装置において、誘導発電機や誘
導電動機の1次巻線側で地絡や短絡事故が発生すると、
2次巻線側に過電圧が発生する。この過電圧は非常に高
くなるため、この過電圧から2次巻線側の回路を保護す
ることが必要になる。
【0003】図9は、従来の2次励磁装置における誘導
発電機の励磁回路(2次巻線側)における過電圧保護装
置を示すものである。同図において、1は商用電源等の
交流電源から供給される交流電力を直流電力に変換する
コンバータである。
【0004】このコンバータ1の出力側には、コンバー
タ1から供給される直流電力を平滑する平滑用コンデン
サ2を介して直流電力を三相交流電力に変換するインバ
ータ3が接続されており、この三相交流電力は三相巻線
形誘導発電機4の2次巻線に供給される。
【0005】又、誘導発電機4の2次巻線には、誘導発
電機4の2次巻線に過電圧が発生した場合に2次巻線回
路を短絡するスイッチ5が△結線されている。更に、誘
導発電機4の2次巻線には、2次巻線の過電圧を検出す
る過電圧検出回路6の入力側が接続されている。
【0006】過電圧検出回路6の出力側には、過電圧検
出回路6の出力により点弧パルスを出力するパルス発生
器7が接続されており、このパルス発生器7の出力側は
各サイリスタ5に接続されている。
【0007】上記構成において、誘導発電機4の2次回
路に短絡や地絡が発生すると、誘導発電機4の2次回路
に過電圧が発生する。この過電圧が予め設定された値を
越えると、これを過電圧検出回路6が検出し出力信号を
出力する。
【0008】過電圧検出回路6の出力は信号はパルス発
生器7に出力され、パルス発生器7はこの出力信号に基
づいて各サイリスタ5に点弧パルスを与える。各サイリ
スタ5は点弧パルスにより点弧され、誘導発電機4の2
次回路を短絡して過電圧を抑制する。このようにして、
誘導発電機4の2次回路及びインバータ3は過電圧から
保護される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】図9の2次励磁装置に
おいて、誘導発電機4の2次回路に過電圧が発生した場
合、過電圧検出回路6がれを検出し、パルス発生器7を
経由してサイリスタ5が点弧されるが、この時、インバ
ータ3は運転中であるため、サイリスタ5はインバータ
3の出力を短絡することになる。インバ―タ3の出力が
短絡されると平滑用コンデンサ2から非常に速い立上り
で非常に大きな短絡電流が流れる。このためインバータ
3はこの短絡電流に耐えなければならない。この短絡電
流を検出してインバータ3内の半導体素子をオフして遮
断する方法がある。ところが、短絡電流の立上りは非常
に早いため、検出から遮断までの時間で上昇する分が過
大となり半導体素子を多数並列にしなければならない。
電流の立上りを遅くすれば半導体素子の並列数を少なく
できるが、立上りを遅くするためインバータ3の出力に
リアクトルを接続しなければならず、大形のリアクトル
が必要になるうえ出力電圧も低下し出力容量が低下す
る。
【0010】以上のように、従来の2次励磁装置ではイ
ンバータ3の半導体素子を多数並列にしたり、大形のリ
アクトルを設置しなければならず、装置が大形化し非常
に高価であった。本発明の目的は、装置を大容量化する
ことなく、又、大形のリアクトルを必要としないで過電
圧から保護できる2次励磁装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に係る発明は、三相巻線形誘導機の2次巻線
に交流電流を供給するインバータと、交流電源から供給
される交流電力を直流電力に変換し前記インバータに直
流電力を供給するコンバータと、該コンバータと前記イ
ンバータを接続する直流回路に設けられる平滑用コンデ
ンサと、前記2次巻線線間を短絡するスイッチで構成さ
れる2次励磁装置において、前記2次巻線の端子間或い
は前記平滑コンデンサの端子間の少くともいずれか一方
に設けられ、該端子間電圧が第1の設定値以上に達した
ことを検出して第1の過電圧検出信号を発生し、前記第
1の設定値より高い第2の設定値以上に達したことを検
出して第2の過電圧検出信号を発生する電圧検出回路を
設け、前記第1の過電圧検出信号で前記インバータを停
止させ、前記第2の過電圧検出信号で前記スイッチを投
入することを特徴とする。
【0012】又、請求項2に係る発明は、三相巻線形誘
導機の2次巻線に交流電流を供給するインバータと、交
流電源から供給される交流電力を直流電力に変換し前記
インバータに直流電力を供給するコンバータと、該コン
バータと前記インバータを接続する直流回路に設けられ
る平滑用コンデンサと、前記2次巻線線間を短絡するス
イッチで構成される2次励磁装置において、前記2次巻
線の端子間或いは前記平滑コンデンサの端子間の少くと
もいずれか一方に設けられ、該端子間電圧が第1の設定
値以上に達したことを検出して第1の過電圧検出信号を
発生する電圧検出回路と、前記第1の過電圧検出信号が
印加され、時間遅れを持った信号を出力する遅延回路を
設け、前記第1の過電圧検出信号で前記インバータを停
止させ、前記時間遅れを持った信号で前記スイッチを投
入することを特徴とする。
【0013】更に又、請求項3に係る発明は、三相巻線
形誘導機の2次巻線に交流電流を供給するインバータ
と、交流電源から供給される交流電力を直流電力に変換
し前記インバータに直流電力を供給するコンバータと、
該コンバータと前記インバータを接続する直流回路に設
けられる平滑用コンデンサと、前記2次巻線線間を短絡
するスイッチで構成される2次励磁装置において、前記
2次巻線の端子間或いは前記平滑コンデンサの端子間の
少くともいずれか一方に設けられ、該端子間電圧が第1
の設定値以上に達したことを検出して第1の過電圧検出
信号を出力する電圧検出回路と、前記インバータが停止
したことでインバータ停止信号を出力する回路を設け、
前記第1の過電圧検出信号で前記インバータを停止さ
せ、前記インバータ停止信号で前記スイッチを投入する
ことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して請求項1に
係る発明を説明する。図1は、請求項1に係る発明の第
1の実施例を示す構成図であり、図9と同一機能の要素
には同一符号を付している。図中、8は三相巻線形誘導
発電機或いは三相巻線形誘導電動機等の三相巻線形誘導
機(以後単に誘導発電機4と記す)の2次巻線の端子間
電圧を検出し、該端子間電圧が第1の設定値以上に達し
たことを検出して第1の過電圧検出信号を発生する第1
の過電圧検出回路、9は三相巻線形誘導機4の2次巻線
の端子間電圧を検出し、該端子間電圧が前記第1の設定
値より高い第2の設定値以上に達したことを検出して第
2の過電圧検出信号を発生する第2の過電圧検出回路で
ある。これら第1の過電圧検出回路8及び第2の過電圧
検出回路9を総称して電圧検出回路とする。又、電圧検
出回路は、第1の過電圧検出回路8と、第2の過電圧検
出回路9とがそれぞれ独立に設ける必要はなく1つの電
圧検出回路が、それぞれ第1の過電圧検出信号及び第2
の過電圧検出信号を出力するものであっても良い。
【0015】10はゲート信号発生器であり、インバー
タ3を制御するためのゲート信号を発生するものであ
り、更に第1の過電圧検出回路8の出力信号が与えられ
るとインバータ3に与えるゲート信号を停止する。
【0016】誘導発電機4の1次回路に短絡や地絡が発
生すると、誘導発電機4の2次回路に過電圧が発生す
る。誘導発電機4の2次巻線の電圧が第1の設定値に達
すると第1の過電圧検出回路8はこれを検出して第1の
過電圧検出信号を出力し、その信号はゲート信号発生器
10に送られる。ゲート信号発生器10は第1の過電圧
検出信号が印加されると、インバータ3に与えるゲート
信号は停止されるためインバータ3は停止する。更に、
誘導発電機4の2次巻線の電圧が上昇し第2の設定値に
達すると、第2の過電圧検出回路9はこれを検出して第
2の過電圧検出信号を出力し、その信号はパルス発生器
7に送られ、サイリスタ5に点弧パルスが与えられる。
これによりサイリスタ5は点弧し誘導発電機4の2次巻
線を短絡し過電圧は抑制される。
【0017】このように、本実施例によれば、サイリス
タ5が点弧する時点では既にインバータ3は停止してい
るため、サイリスタ5により2次巻線端子間が短絡され
てもインバータ3の半導体素子を通して平滑用コンデン
サ2から短絡電流は流れることはない。従って、インバ
ータ3は短絡電流を遮断する責務は無く、必要以上に容
量増大を図って大形化する必要はなく、高価になること
もない。
【0018】図2は、請求項1に係る発明の第2の実施
例を示す構成図であり、図1と同一機能の要素には同一
符号を付している。図において、11は入力端子が平滑
用コンデンサ2の端子間に接続され、出力信号をパルス
発生器7に印加する第2の過電圧検出回路である。
【0019】この第2の過電圧検出回路は前述と同様に
誘導発電機4の2次巻線の端子間電圧が第1の設定値よ
り高い第2の設定値以上に達したことを検出して第2の
過電圧検出信号を発生する。
【0020】誘導発電機4の1次回路に短絡や地絡が発
生すると、誘導発電機4の2次回路に過電圧が発生す
る。誘導発電機4の2次巻線の電圧が第1の設定値に達
すると第1の過電圧検出回路8はこれを検出して第1の
過電圧検出信号を出力し、その信号はゲート信号発生器
10に送られ、インバータ3に与えるゲート信号は停止
されるためインバータ3は停止する。更に、誘導発電機
4の2次巻線の電圧が上昇すると、インバータ3の図示
しない帰還ダイオードを介して平滑用コンデンサ2は充
電されるため平滑用コンデンサ2の端子電圧も上昇し、
誘導発電機4の2次巻線の電圧が第2の設定値に達する
と、第2の過電圧検出回路9はこれを検出して第2の過
電圧検出信号を出力し、その信号はパルス発生器7に送
られ、サイリスタ5に点弧パルスが与えられる。これに
よりサイリスタ5は点弧し誘導発電機4の2次巻線を短
絡し過電圧は抑制される。
【0021】このように、本実施例によれば、前述と同
様にサイリスタ5が点弧する時点では既にインバータ3
は停止しているため、サイリスタ5により2次巻線端子
間が短絡されてもインバータ3の半導体素子を通して平
滑用コンデンサ2から短絡電流は流れることはない。従
って、インバータ3は短絡電流を遮断する責務は無く、
必要以上に容量増大を図って大形化する必要はなく、高
価になることもない。
【0022】図3は、請求項1に係る発明の第3の実施
例を示す構成図であり、図1と同一機能の要素には同一
符号を付している。図において、12は入力端子が平滑
用コンデンサ2の端子間に接続され、出力信号をゲート
信号発生器10に印加する第1の過電圧検出回路であ
る。
【0023】この第1の過電圧検出回路12は前述と同
様に誘導発電機4の2次巻線の端子間電圧が第1の設定
値に達した時の平滑用コンデンサ2の端子電圧に応答し
て第1の過電圧検出信号を発生する。
【0024】誘導発電機4の1次回路に短絡や地絡が発
生すると、誘導発電機4の2次回路に過電圧が発生す
る。誘導発電機4の2次巻線の電圧が第1の設定値に達
すると第1の過電圧検出回路12はこれを検出して第1
の過電圧検出信号を出力し、その信号はゲート信号発生
器10に送られ、インバータ3に与えるゲート信号は停
止されるためインバータ3は停止する。更に、誘導発電
機4の2次巻線の電圧が上昇し、第2の設定値に達する
と、第2の過電圧検出回路9はこれを検出して第2の過
電圧検出信号を出力し、その信号はパルス発生器7に送
られ、サイリスタ5に点弧パルスが与えられる。これに
よりサイリスタ5は点弧し誘導発電機4の2次巻線を短
絡し過電圧は抑制される。
【0025】このように、本実施例においても、前述と
同様にサイリスタ5が点弧する時点では既にインバータ
3は停止しているため、サイリスタ5により2次巻線端
子間が短絡されてもインバータ3の半導体素子を通して
平滑用コンデンサ2から短絡電流は流れることはない。
従って、インバータ3は短絡電流を遮断する責務は無
く、必要以上に容量増大を図って大形化する必要はな
く、高価になることもない。
【0026】図4は、請求項1に係る発明の第4の実施
例を示す構成図であり、図2、図3と同一機能の要素に
は同一符号を付している。図4の実施例は、第1の過電
圧検出回路12及び第2の過電圧検出回路11を共に直
流回路に設け、平滑用コンデンサ2の端子電圧を検出す
るようにしたものである。
【0027】誘導発電機4の1次回路に短絡や地絡が発
生すると、誘導発電機4の2次回路に過電圧が発生す
る。誘導発電機4の2次巻線の電圧が第1の設定値に達
すると第1の過電圧検出回路12はこれを検出して第1
の過電圧検出信号を出力し、その信号はゲート信号発生
器10に送られ、インバータ3に与えるゲート信号は停
止されるためインバータ3は停止する。更に、誘導発電
機4の2次巻線の電圧が上昇し、第2の設定値に達する
と、第2の過電圧検出回路11はこれを検出して第2の
過電圧検出信号を出力し、その信号はパルス発生器7に
送られ、サイリスタ5に点弧パルスが与えられる。これ
によりサイリスタ5は点弧し誘導発電機4の2次巻線を
短絡し過電圧は抑制される。
【0028】このように、本実施例によっても、前述と
同様にサイリスタ5が点弧する時点では既にインバータ
3は停止しているため、サイリスタ5により2次巻線端
子間が短絡されてもインバータ3の半導体素子を通して
平滑用コンデンサ2から短絡電流は流れることはない。
従って、インバータ3は短絡電流を遮断する責務は無
く、必要以上に容量増大を図って大形化する必要はな
く、高価になることもない。
【0029】次に、図1と同一機能を奏する要素には同
一符号を付して示す図5を参照して請求項2に係る発明
の第1の実施例を説明する。図において、13は第1の
過電圧検出回路8の検出信号が印加され、時間遅れを持
った信号を出力する遅延回路である。
【0030】誘導発電機4の1次回路に短絡や地絡が発
生すると、誘導発電機4の2次回路に過電圧が発生す
る。誘導発電機4の2次巻線の電圧が第1の設定値に達
すると第1の過電圧検出回路8はこれを検出して第1の
過電圧検出信号を出力し、その信号はゲート信号発生器
10に送られ、インバータ3に与えるゲート信号は停止
されるためインバータ3は停止する。
【0031】第1の過電圧検出回路8の出力信号は、ゲ
ート信号発生器10と遅延回路13に同時に与えられる
ため、遅延回路13はインバータ3が停止するのに十分
な時間遅延した後パルス発生器7に信号を出力し、これ
によりパルス発生器7はサイリスタ5に点弧パルスを与
えサイリスタ5を点弧する。
【0032】本実施例によれば、前述と同様にサイリス
タ5が点弧する時点では既にインバ―タ3は停止してい
るため、サイリスタ5により2次巻線端子間が短絡され
てもインバータ3の半導体素子を通して平滑用コンデン
サ2から短絡電流は流れることはない。従って、インバ
ータ3は短絡電流を遮断する責務は無く、必要以上に容
量増大を図って大形化する必要はなく、高価になること
もない。
【0033】図6は、請求項2に係る発明の第2の実施
例を示す構成図であり、図5と同一機能の要素には同一
符号を付している。図6の実施例は、図5に示す誘導発
電機4の2次巻線に発生する過電圧を検出する第1の過
電圧検出回路8を、直流回路の平滑用コンデンサ2側に
設けたもので、図5の実施例と同様な効果が得られる。
【0034】図5と同一部に同一符号を付して示す図7
は請求項2に係る発明の第3の実施例を示す構成図であ
る。図において、14は第1の過電圧検出回路8からの
第1の過電圧検出信号と、ゲート信号発生器10からの
インバ―タ停止信号が印加されるアンド回路である。イ
ンバータ停止信号は図示していないが、運転状態にある
インバ―タ3が停止したことを適宜の手段で検出する回
路から出力される。
【0035】誘導発電機4の1次回路に短絡や地絡が発
生すると、誘導発電機4の2次回路に過電圧が発生し、
過電圧レベルが第1の設定値に達すると第1の過電圧検
出回路8はこれを検出して検出信号を、ゲート信号発生
器10及びアンド回路14に印加する。これによってイ
ンバータ3に与えるゲート信号は停止されるためインバ
ータ3は停止する。
【0036】インバータ3の停止が確認されると、イン
バータ停止信号が発生し、アンド回路14はパルス発生
器7に信号を出力し、これによりパルス発生器7はサイ
リスタ5に点弧パルスを与えサイリスタ5を点弧する。
【0037】本実施例においても、サイリスタ5が点弧
する以前にインバータ3が停止するので前述と同様な効
果を得ることができる。図6、図7と同と一部に同一符
号を付して示す図8は請求項2に係る発明の第4の実施
例を示す構成図である。
【0038】図8の実施例は、図7に示す誘導発電機4
の2次巻線に発生する過電圧を検出する第1の過電圧検
出回路8を、直流回路の平滑用コンデンサ2側に設けた
もので、図7の実施例と同様な効果を得ることができ
る。
【0039】
【発明の効果】以上説明のように請求項1乃至請求項3
に係る発明によれば、三相巻線形誘導機の2次巻線に交
流電流を供給するインバータと、交流電源から供給され
る交流電力を直流電力に変換し前記インバータに直流電
力を供給するコンバ―タと、該コンバータと前記インバ
ータを接続する直流回路に設けられる平滑用コンデンサ
と、前記2次巻線線間を短絡するスイッチで構成される
2次励磁装置において、誘導発電機の1次回路に短絡や
地絡が発生した際に、誘導発電機の2次回路に発生する
過電圧から誘導発電機の2次回路側の機器を保護するめ
たに、2次巻線線間を短絡するスイッチを投入しても、
平滑用コンデンサから短絡電流が流れることがないた
め、インバータは短絡電流を遮断する責務は無く、必要
以上に容量増大を図って大形化する必要はなく、高価に
なることもない2次励磁装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に係る発明の第1の実施例を示す2次
励磁装置の構成図。
【図2】請求項1に係る発明の第2の実施例を示す2次
励磁装置の構成図。
【図3】請求項1に係る発明の第3の実施例を示す2次
励磁装置の構成図。
【図4】請求項1に係る発明の第4の実施例を示す2次
励磁装置の構成図。
【図5】請求項2に係る発明の第1の実施例を示す2次
励磁装置の構成図。
【図6】請求項2に係る発明の第2の実施例を示す2次
励磁装置の構成図。
【図7】請求項2に係る発明の第3の実施例を示す2次
励磁装置の構成図。
【図8】請求項2に係る発明の第4の実施例を示す2次
励磁装置の構成図。
【図9】従来の2次励磁装置の構成図。
【符号の説明】
1 …コンバータ 2 …平
滑用コンデンサ 3 …インバータ 4 …三
相巻線形誘導機 5 …サイリスタスイッチ 6 …過
電圧検出回路 7 …パルス発生器 8 …第
1の過電圧検出回路 9 …第2の過電圧検出回路 10 …ゲ
ート信号発生器 11 …第2の過電圧検出回路 12 …第
1の過電圧検出回路 13 …遅延回路 14 …ア
ンド回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 三相巻線形誘導機の2次巻線に交
    流電流を供給するインバータと、交流電源から供給され
    る交流電力を直流電力に変換し前記インバータに直流電
    力を供給するコンバータと、該コンバータと前記インバ
    ータを接続する直流回路に設けられる平滑用コンデンサ
    と、前記2次巻線線間を短絡するスイッチで構成される
    2次励磁装置において、 前記2次巻線の端子間或いは前記平滑コンデンサの端子
    間の少くともいずれか一方に設けられ、該端子間電圧が
    第1の設定値以上に達したことを検出して第1の過電圧
    検出信号を発生し、前記第1の設定値より高い第2の設
    定値以上に達したことを検出して第2の過電圧検出信号
    を発生する電圧検出回路を設け、 前記第1の過電圧検出信号で前記インバータを停止さ
    せ、前記第2の過電圧検出信号で前記スイッチを投入す
    ることを特徴とした2次励磁装置。
  2. 【請求項2】 三相巻線形誘導機の2次巻線に交
    流電流を供給するインバータと、交流電源から供給され
    る交流電力を直流電力に変換し前記インバータに直流電
    力を供給するコンバータと、該コンバータと前記インバ
    ータを接続する直流回路に設けられる平滑用コンデンサ
    と、前記2次巻線線間を短絡するスイッチで構成される
    2次励磁装置において、 前記2次巻線の端子間或いは前記平滑コンデンサの端子
    間の少くともいずれか一方に設けられ、該端子間電圧が
    第1の設定値以上に達したことを検出して第1の過電圧
    検出信号を発生する電圧検出回路と、前記第1の過電圧
    検出信号が印加され、時間遅れを持った信号を出力する
    遅延回路を設け、前記第1の過電圧検出信号で前記イン
    バータを停止させ、前記時間遅れを持った信号で前記ス
    イッチを投入することを特徴とした2次励磁装置。
  3. 【請求項3】 三相巻線形誘導機の2次巻線に交
    流電流を供給するインバータと、交流電源から供給され
    る交流電力を直流電力に変換し前記インバータに直流電
    力を供給するコンバータと、該コンバータと前記インバ
    ータを接続する直流回路に設けられる平滑用コンデンサ
    と、前記2次巻線線間を短絡するスイッチで構成される
    2次励磁装置において、 前記2次巻線の端子間或いは前記平滑コンデンサの端子
    間の少くともいずれか一方に設けられ、該端子間電圧が
    第1の設定値以上に達したことを検出して第1の過電圧
    検出信号を出力する電圧検出回路と、前記インバータが
    停止したことでインバータ停止信号を出力する回路を設
    け、前記第1の過電圧検出信号で前記インバータを停止
    させ、前記インバータ停止信号で前記スイッチを投入す
    ることを特徴とした2次励磁装置。
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