JPH0421319A - 過電圧抑制装置 - Google Patents
過電圧抑制装置Info
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Abstract
め要約のデータは記録されません。
Description
した際に、電気機器の各相導体間を電気的に短絡、また
は各相導体を電気的に接地して電気機器の過電圧を抑制
する過電圧抑制装置に関する。
電気機器の各相導体間に形成される短絡回路に設けられ
たサイリスク素子(SCR)により電気機器の各相導体
を電気的に短絡して、電気機器に発生する過電圧を抑制
する過電圧抑制装置が知られている。
図は5CR53を用いた過電圧抑制装置51を誘導機可
変速運転システムに適用した結線の一例を示したもので
ある。本システムでは、巻線形誘導機20の二次巻線2
2をサイクロコンノく一夕11により交流励磁して巻線
形誘導機20の可変速運転を行なう。巻線形誘導機20
の一次巻線21は、主変圧器23を介して交流電源回路
25に接続される。サイクロコンバータ1]は、サイク
ロコンバータ電源用変圧器12、主変圧器23を介して
交流電源回路25に接続される。交流電源回路25に一
線地絡故障等が発生すると、巻線形誘導機20の一次巻
線21に発生する逆相分により二次巻線22に過電圧が
発生する。過電圧発生時には、制御装置52が過電圧を
検出し、ゲート信号を5CR53に出力し、5CR53
が点弧し、二次巻線22を電気的に線間短絡して過電圧
を抑制し、二次巻線22及びサイクロコンバータ11等
を保護する。
3が動作し、二次巻線22が線間短絡されるまでの二次
巻線22の線間電圧の動きの例を示したものである。常
時運転中の二次巻線22の線間電圧をV。、制御装置5
2か過電圧を検出し、ゲート信号を発生する時の二次巻
線22の線間電圧を■1、二次巻線22及びサイクロコ
ンバータ11の耐電圧値をV3とする。二次巻線22や
サイクロコンバータ11を適切に保護するためには、y
o、V、、V3の値はV。<Vlくv3とする必要があ
る。交流電源回路25に1線地絡等の故障が発生すると
、巻線形誘導機20の一次巻線21の逆相分により二次
巻線22に過電圧が発生する。二次巻線22の線間電圧
がvlに達すると、制御装置52は過電圧を検出し、5
CR53にゲート信号を出力する。制御装置52が過電
圧を検出してからゲート信号を出力する時刻t3まで時
間遅れがある。したかって、二次巻線22が線間短絡さ
れる時刻t4の二次巻線22線間電圧はvlよりも高く
なるが、第9図の例では電圧上昇は緩やかであるため、
二次巻線22の線間に発生する過電圧をV3以下に抑制
することができる。
ついて説明する。
電源回路25て故障か発生した場合の二次巻線22の線
間電圧の動きの例を示したものである。交流電源回路2
5に1線地絡等の故障が発生すると、巻線形誘導機20
の一次巻線21の逆相分により二次巻線22に過電圧か
発生する。二次巻線22の線間電圧がvlに達しても、
制御装置52が故障しているために過電圧を検出するこ
とはできず、5CR53にゲート信号は出力されない。
ないため、二次巻線22の線間電圧がVlを越えても二
次巻線22は短絡されず、二次巻線22の線間電圧はv
3よりも高い値となり、巻線形誘導機20の二次巻線2
2やサイクロコンバータ11等か破損するという課題を
有する。
いる時に、雷サージなどのように電圧上昇が急峻な過電
圧が発生した場合の二次巻線22の線間電圧の動きの例
を示したものである。交流電源回路25に雷サージ等が
印加されると、巻線形誘導機20の一次巻線21から二
次巻線22に過電圧が誘起される。二次巻線22の線間
電圧か■、に達すると、制御装置52は過電圧を検出す
る。第11図の例では電圧上昇か急峻なのでケート信号
を出力する時刻(t3)以前に二次巻線22の線間電圧
は巻線形誘導機20の二次巻線22やサイクロコンバー
タ11等の耐電圧値V3を越えてしまい、巻線形誘導機
20の二次巻線22やサイクロコンバータ11等か破損
するという課題を有する。
は制御装置の故障などにより、サイリスタにゲート信号
が入力されない場合や、雷サージなどのように電圧上昇
が急峻な過電圧が発生した場合でも過電圧値を電気機器
の耐電圧値以下に抑制することができる過電圧抑制装置
を提供することにある。
た電気機器の各線間に形成される短絡回路、または各線
と接地点間に形成される接地回路に設けられた自己点弧
機能を有するサイリスクと、前記電気機器に発生する過
電圧を検出すると前記サイリスクを点弧して前記短絡回
路または接地回路を導通させる過電圧検出手段とを備え
、前記サイリスタ素子の自己点弧電圧v2は前記電気機
器の保護するための耐電圧をv3、前記過電圧検出手段
により検出される過電圧をV、としたとき、V、<V2
<V3の範囲にしたものである。
れる短絡回路、または各線と接地点間に形成される接地
回路に自己点弧機能を有するサイリスタを設け、このサ
イリスタの自己点弧電圧v2は前記電気機器を保護する
ための耐電圧V。
機能を有するサイリスタの自己点弧電圧を電気機器の耐
電圧以下に定めておけば、電気機器に過電圧が発生し、
サイリスタの自己点弧電圧以上の過電圧が順方向にサイ
リスタに印加されると、ゲート信号が入力されなくても
サイリスク自身が点弧して電気機器の各線間が電気的に
短絡、または各線が電気的に接地されるので、制御装置
が故障した場合や、雷サージなどのように電圧上昇が急
峻な過電圧が発生した場合でも、過電圧を電気機器の耐
電圧以下に抑制することができる。
なくても自己点弧機能を有するサイリスタは、電気機器
の耐電圧以下の電圧で動作する過電圧保護機能があるの
で、自己点弧電圧として所定の電圧値のものを使用すれ
ば、前述同様の作用効果を期待することができる。
段に向上させることが可能となる。また、信頼性の向上
にともない、冗長度を減らすことが可能となるため、装
置全体の小形化を図ることができる。
説明する。なお1第1図〜第4図中共通する部分には同
一符号を付している。
により交流励磁して巻線形誘導機の可変速運転を行なう
可変速運転システムに、本発明による過電圧抑制装置を
適用した場合の結線図である。
して交流電源回路25に接続される。巻線形誘導機20
の二次巻線22は、サイクロコンバータ11に接続され
、サイクロコンバータ11により交流励磁される。サイ
クロコンバータ11は、サイクロコンバータ電源用変圧
器12及び主変圧器23を介して交流電源回路25に接
続される。過電圧抑制装置1は制御装置2とVBOフリ
ー光サイリスタ3とから構成され、巻線形誘導機20の
二次巻線22の各線間に接続される。このVBOフリー
光サイリスタ3は順方向に所定の電圧値以上の過電圧が
印加されると自己点弧する機能を有しており、逆方向過
電圧に対しては点弧機能はない。したがって、二次巻線
22の各線間にVBOフリー光サイリスタ3を接続する
に際しては、一対のVBOフリー光サイリスタ3を逆並
列にして接続し、またM御装置2により二次巻線22に
発生する過電圧が検出されると、これら各線間の一対の
VBOフリー光サイリスタ3に対して光点弧信号が与え
られるようになっている。
らVBOフリー光サイリスタ3が動作し。
間電圧の動きの例を示したものである。
2が過電圧を検出して光点弧信号を発生する時の二次巻
線22の線間電圧をV、 、VBOフリー光サイリスタ
3が自己点弧する電圧をv2、二次巻線22及びサイク
ロコンバータ11の耐電圧値をV、とする。二次巻線2
2やサイクロコンバータ11を適切に保護するためには
、■。
上昇が比較的緩やかな場合について第1図及び第2図を
用いて説明する。交流電源回路25に1線地絡等の故障
が発生すると、巻線形誘導機20の一次巻線21の逆相
性により二次巻線22に過電圧が発生する。二次巻線2
2の線間電圧がV、に達すると、制御装置2は過電圧を
検出し、VBOフリー光サイリスタ3に光点弧信号を出
力する。制御袋ft2が過電圧を検出してから光点弧信
号を出力す払時刻t3まで時間遅れがある。
二次巻線22の線間電圧はvlよりも高くなるが、第2
図の例では電圧上昇は緩やかであるため、v2よりも低
い値となる。
ように電圧上昇が急峻な過電圧が発生した場合について
第1図及び第3図を用いて説明する。交流電源回路25
に雷サージ等が印加されると、巻線形誘導機20の一次
巻線21から二次巻線22に過電圧が誘起される。二次
巻線22の線間電圧が■1に達すると、制御装置2は過
電圧を検出してVBOフリー光サイリスタ3に光点弧信
号を出力する。第3図の例では電圧上昇が急峻なので光
点弧信号を出力する時刻t3以前に、二次巻線22の線
間電圧はv2に達する。二次巻線22の線間電圧がv2
となった段階でVBOフリー光サイリスタ3が自己点弧
し、二次巻線22を線間短絡するため過電圧をv2以下
に抑制することができる。
4図を用いて説明する。交流電源回路25に1線地絡等
の故障が発生すると、巻線形誘導機20の一次巻線21
の逆相性により二次巻線22に過電圧が発生する。二次
巻線22の線間電圧が■1に達しても、制御装置2が故
障しているために過電圧を検出することはできず、VB
Oフリー光サイリスタ3に光点弧信号は出力されない。
ない。さらに、二次巻&1122の線間電圧が上昇を続
けV2に達すると、VBOフリー光サイリスタ3が自己
点弧し、二次巻線22を線間短絡するため過電圧をv2
以下に抑制することができる。
電圧上昇が急峻な過電圧が発生した場合や制御装置2の
故障などによりVBOフリー光サイリスタ3に光点弧信
号が入力されない場合でも、本実施例による過電圧抑制
袋ばを適用すれば、VBOフリー光サイリスタ3に印加
される電圧がv2となった段階でVBOフリー光サイリ
スタ3が自己点弧し、二次巻線22の各線間を短絡する
ため、二次巻線22に発生する過電圧をv2以下に抑制
することができる。
第1図と同様の可変速運転システムに適用した場合の結
線図を示すものである。第5図ては巻線形誘導機20の
二次巻線22と本実施例による過電圧抑制装置61とは
、二次巻線22に流れる電流を整流するためのダイオー
ドブリッジ回路64を介して接続される。この回路構成
によれば、vBOフリー光サイリスタ3はダイオードブ
リッジ回路64の直流出力側の正極回路65と負極回路
66の間に1個のVBOフリー光サイリスタ3を設ける
だけで、第1の実施例と同様の効果を得ることができる
ので、経済的に有利な構成となし得る。
の直流出力側に過電圧が発生すると、制御装置62によ
り過電圧が検出され、光点弧信号がVBOフリー光サイ
リスタ3に与えられる。すると、このVBOフリー光サ
イリスタ3の点弧により、二次巻線22の各線間が短絡
され、過電圧を抑制する。また、制御袋W62の故障な
どにより、VBOフリー光サイリスタ3に光点弧信号が
入力されない場合や、雷サージなどのように電圧上昇が
急峻な過電圧が発生した場合でも、過電圧を抑制するこ
とができる。
第1図と同様の可変速運転システムに適用した場合の結
線図を示すものである。第6図では第1図に示す制御装
置を省略した場合の構成を示したものである。本実施例
では制御装置が無いため、VBOフリー光サイリスタ3
に光点弧信号は入力されない。しかし、VBOフリー光
サイリスタ3は自己点弧機能を有しているため、VBO
フリー光サイリスタ3に印加される電圧か自己点弧電圧
に達すると、VBOフリー光サイリスタ3が自己点弧し
、二次巻線22の各線間を短絡することにより過電圧を
抑制することができ、第1図の実施例と同様の効果を得
ることができる。この場合、過電圧を検出する制御装置
がないため、二次巻線22やサイクロコンバータ11を
適切に保護するためには、VBOフリー光サイリスタ3
の自己点弧電圧V2を耐電圧V、以下にしておけばよい
。
発電所の主回路の過電圧抑制用に適用した場合の結線図
である。第7図において、発電機78は主変圧器76を
介して電力系統75に接続され、過電圧抑制装置71は
第1図のそれとほぼ同様に構成され、発電所の主回路7
7と対地間に接続される。
生し、この過電圧が制御装置72により検出されると、
光点弧信号の出力によりVBOフリー光サイリスタ3が
点弧するので、発電所の主回路77が電気的に接地され
、過電圧が抑制される。また、制御装置2の故障などに
より、VBOフリー光サイリスタ3にゲート信号が入力
されない場合や、雷サージなどのように電圧上昇が急峻
な過電圧が発生した場合でも、VBOフリー光サイリス
タ3に有する自己点弧機能により点弧するので、過電圧
を抑制することができる。
としてVBOフリー光サイリスタを例に述べたが、本発
明はサイリスクに自己点弧機能を有するものであれば、
前述同様に適用実施できるものである。
た電気機器の各線間に形成される短絡回路、または各線
と接地点間に形成される接地回路に自己点弧機能を有す
るサイリスク素子を設け、電気機器に過電圧か発生した
場合には電気機器の各線間を電気的に短絡、または接地
するようにしたので、次のような効果が得られる。
に電圧上昇が急峻な過電圧が発生した場合でも、過電圧
値を電気機器の耐電圧値以下に抑制することができるの
で、過電圧抑制装置としての信頼性が格段に向上する。
較して、信頼性が格段に向上するため、過電圧抑制装置
の冗長度を減らすことが可能となりしかも回路構成及び
制御装置を簡略化し、過電圧抑制装置の小形化を図るこ
とができる。。
よる過電圧抑制装置の一実施例を適用した場合の結線図
、第2図〜第4図は第1図の実施例において過電圧が発
生してからVBOフリー光サイリスクが動作するまでの
電圧の動きを示した図、第5図および第6図は本発明の
第2乃至第3の実施例をそれぞれ第1図と同様の可変速
運転システムに適用した場合の結線図、第7図は本発明
の第4の実施例を発電所の主回路の過電圧抑制用に適用
した場合の結線図、第8図は従来の過電圧抑制装置を巻
線形誘導機の可変速運転システムに適用した場合の結線
図、第9図乃至第11図は過電圧が発生してからSCR
が動作するまでの電圧の動きを示した図である。 1.51.61,71.81・・・過電圧抑制装置、2
.62.72・・・制御装置、3・・・VBOフリー光
サイリスタ、11・・・サイクロコンバータ、12・・
・サイクロコンバータ電源用変圧器、20・・・巻線形
誘導機、21・・・−次巻線、22・・・二次巻線、2
3・・・主変圧器、25・・・交流電源回路、64・・
・ダイオードブリッジ回路、65・・・直流出力側の正
極回路、66・・・直流出力側の負極回路、75・・・
電力系統、76・・・主変圧器、77・・・発電所の主
回路、78・・・発電機、Vo・・・常時運転中の二次
巻線線間電圧、■、・・・制御装置が過電圧を検出する
電圧値、V2・・・VBOフリー光サイリスタが自己点
弧する電圧値、■、・・・巻線形誘導機の二次巻線及び
サイクロコンバータ11の耐電圧値。
Claims (2)
- (1)交流電源に接続された電気機器の各線間に形成さ
れる短絡回路、または各線と接地点間に形成される接地
回路に設けられた自己点弧機能を有するサイリスタと、
前記電気機器に発生する過電圧を検出すると前記サイリ
スタを点弧して前記短絡回路または接地回路を導通させ
る過電圧検出手段とを備え、前記サイリスタの自己点弧
電圧V_2は前記電気機器の保護するための耐電圧をV
_3、前記過電圧検出手段により検出される過電圧をV
_1としたとき、V_1<V_2<V_3の範囲にした
ことを特徴とする過電圧抑制装置。 - (2)交流電源に接続された電気機器の各線間に形成さ
れる短絡回路、または各線と接地点間に形成される接地
回路に自己点弧機能を有するサイリスタを設け、このサ
イリスタの自己点弧電圧V_2は前記電気機器を保護す
るための耐電圧V_3以下にしたことを特徴とする過電
圧抑制装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12329390A JPH07106028B2 (ja) | 1990-05-14 | 1990-05-14 | 過電圧抑制装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12329390A JPH07106028B2 (ja) | 1990-05-14 | 1990-05-14 | 過電圧抑制装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0421319A true JPH0421319A (ja) | 1992-01-24 |
JPH07106028B2 JPH07106028B2 (ja) | 1995-11-13 |
Family
ID=14856961
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12329390A Expired - Lifetime JPH07106028B2 (ja) | 1990-05-14 | 1990-05-14 | 過電圧抑制装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07106028B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04299022A (ja) * | 1991-03-28 | 1992-10-22 | Ngk Insulators Ltd | 高速電流バイパス方法 |
US5570260A (en) * | 1993-04-20 | 1996-10-29 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Overvoltage protection circuit |
-
1990
- 1990-05-14 JP JP12329390A patent/JPH07106028B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04299022A (ja) * | 1991-03-28 | 1992-10-22 | Ngk Insulators Ltd | 高速電流バイパス方法 |
US5570260A (en) * | 1993-04-20 | 1996-10-29 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Overvoltage protection circuit |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07106028B2 (ja) | 1995-11-13 |
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