JPH07193521A - 音声放送の受信装置 - Google Patents

音声放送の受信装置

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JPH07193521A
JPH07193521A JP5347327A JP34732793A JPH07193521A JP H07193521 A JPH07193521 A JP H07193521A JP 5347327 A JP5347327 A JP 5347327A JP 34732793 A JP34732793 A JP 34732793A JP H07193521 A JPH07193521 A JP H07193521A
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Takashi Tsurumoto
隆志 弦本
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 DTMF信号などの形式で、番組関連データ
が通常の音声信号に重畳して放送される期間、再生音声
の品位の低下を軽減する。 【構成】 音声復調器14を含む受信部11、12と、
増幅回路18とを備える音声放送の受信装置である。復
調された音声信号に重畳される番組関連データを分離再
生手段31により分離し再生して、記憶手段23、24
に記憶させる。番組関連データのヘッダ部を検出するヘ
ッダ検出手段32と、その検出出力に応動する消音手段
33とを設ける。ヘッダ部が検出されたときは、消音手
段33により増幅回路の出力レベルを所定期間にわたり
低減、あるいは消音することにより、不要音のレベルを
低減あるいはゼロにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば、双方向放送
の受信などに好適な、音声放送の受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、テレビショッピング、アンケート
調査や、視聴者参加型のクイズ番組などにおいて、テレ
ビジョン放送側で、その応答のための受付電話番号が、
適宜の時間だけ、スーパーインポーズで画面に表示さ
れ、視聴者からの応答は、電話やファクシミリによって
行なうようにしたものがある。
【0003】例えば、北米で実験が行なわれている双方
向放送では、応答に必要な情報は、文字多重方式で、映
像信号の垂直帰線期間に多重化して放送されている。こ
れは、応答に必要な情報が、ビットマップデータなども
含み、膨大な情報量であることによる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前述のよう
に、双方向放送での応答に必要な情報を文字多重方式で
放送する場合、文字多重チューナとしての複雑な回路が
必要となり、必然的に、受信機が高価になってしまうと
いう問題があった。
【0005】一方、音声多重放送方式の副チャンネルに
より、応答に必要な情報を放送する場合も、専用の複雑
な回路が必要となり、受信機が高価になるという問題が
あった。
【0006】また、わが国では、文字多重放送形式で、
双方向放送での応答に必要な情報を放送する場合、放送
法の上で、文字多重放送チューナとしての機能をフルに
満足させる必要があり、日本語のフォントデータをたく
さん持たなくてはならないなどの理由から、欧米向けの
ものに比べて、より高価な受信機になってしまうという
問題もあった。
【0007】このような問題を解消するものとして、双
方向放送での応答に必要な情報を通常の音声信号に重畳
して放送することが考えられ、本出願人は、平成5年1
2月17日付けの特許出願(整理番号S9308388
6)において、放送側では、DTMF信号形式の番組関
連情報を、通常の音声信号に多重(重畳)して放送する
と共に、受信側では、放送番組の主たる音声信号(以
下、通常の音声信号という)からDTMF信号を分離・
デコードして、番組関連情報を再生し、メモリに記憶し
て、放送側との通信や番組予約などに利用するようにし
た「多重放送方法及び装置」を既に提案している。
【0008】このDTMF(Dual Tone Multi Frequenc
y )信号について、図5及び図6を参照しながら、説明
する。
【0009】DTMF信号方式は、1つは低周波数のグ
ループ(低群)、そしてもう1つは高周波数のグループ
(高群)の2つのトーンを同時に送るオーディオ帯域信
号方式である。これらの低周波数及び高周波数のグルー
プの各々は、どの2つも調音の関係にない4つのオーデ
ィオ帯域周波数のトーンからなっている。
【0010】DTMF信号では、低群の4周波数は、例
えば、697Hz、770Hz、852Hz、941H
zとされ、高群の4周波数は、例えば、1209Hz、
1336Hz、1477Hz、1633Hzとされてい
る。そして、これら低群と高群の中のそれぞれ1周波数
ずつを組み合わせ、その組み合わせからなる各DTMF
信号(この各DTMF信号のそれぞれを、以下機能信号
という)を、図2に示すように、4行4列に配設された
プッシュボタン「0」〜「D」にそれぞれ割り付けられ
る。
【0011】電話通信では、DTMF信号の16の組み
合わせの機能信号のうち、単に12個が一般に加入者ア
ドレス(電話番号)の信号に用いられている。つまり、
電話機でいわゆるテンキーとして使用されている「0」
〜「9」の数字と、「*」や「#」の記号に対して、前
記の12個の組み合わせの機能信号が対応される。図2
に破線で示した「A」、「B」、「C」、「D」の文字
に対応する機能信号は、日本国内では一般には利用して
おらず、プッシュボタン(PB)ダイアルを利用したデ
ータ伝送に利用されているのみである。
【0012】このようなDTMF信号を使って電話番号
による回線選択を行なう場合、信号の送出条件は、図3
に示すように規定されている。
【0013】上述のような2周波数の組み合わせと送出
条件とによって、DTMF信号は、自然界では滅多に発
生しないものとなり、人の声などのような自然音と明確
に区別することができるので、通常の放送オーディオ信
号に多重(混声)して放送することができて、受信側で
の分離も比較的容易である。
【0014】ちなみに、DTMF信号は、多機能電話に
おいても利用されており、外出先からプッシュボタン式
の電話のボタン操作によって、自宅の電話に留守番録音
されている用件を再生させたり、留守番録音の応答メッ
セージを録音、再生したり、用件を消去したりすること
ができる。
【0015】しかしながら、既提案では、上述のよう
に、DTMF信号形式の番組関連情報が、通常の音声信
号に重畳して放送されるので、受信側では、番組関連情
報が放送される期間中、いわゆる「ピッポッパ」の不要
音が聞こえてしまい、再生音声の品位が低下するという
問題が生ずる。
【0016】また、上述のような番組関連情報が、いわ
ゆる電話回線用のモデムで変調、復調可能なデジタル信
号形式で、通常の音声信号に重畳して放送される場合
も、同様の問題が生ずる。
【0017】この発明は、以上の点に鑑み、DTMF信
号などの形式で、番組関連情報などの情報が、主たる番
組の音声信号に重畳して放送される期間、これらの情報
を消音して再生音声の品位の低下を軽減することができ
る音声放送の受信装置を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、この発明による音声放送の受信装置は、後述の実施
例の参照符号を対応させると、音声復調回路14を含む
受信部11、12と、復調された音声信号の増幅回路1
8とを備える音声放送の受信装置において、復調された
音声信号に重畳される情報を分離し再生する分離再生手
段32、33と、再生された情報を記憶する記憶手段2
3、24とを設けると共に、情報の先頭部分を検出する
検出手段34と、この検出手段の検出出力に応動する消
音手段35とを設け、上記情報の先頭部分が検出された
ときは、消音手段により増幅回路の出力レベルを所定期
間にわたり低減するようにしたことを特徴とするもので
ある。
【0019】
【作用】上記の構成のこの発明によれば、番組関連情報
などの情報の先頭部分が検出されたときは、所定期間に
わたり、番組関連情報に対応する不要音の出力レベルが
低減されて、再生音声の品位の低下が軽減される。
【0020】
【実施例】以下、この発明による音声放送の受信装置の
いくつかの実施例を、既存のテレビ放送と、電話を使用
した双方向テレビ放送の受信装置に適用した場合を例に
取って図を参照しながら説明する。この例の場合、双方
向テレビ放送番組のときに視聴者に与える情報(以下、
この情報を番組関連データという)を通常の音声信号に
多重化して放送するようにする。
【0021】[番組関連データの多重化について]ま
ず、図2及び図3を参照しながら、この発明の受信対象
である、番組関連データの放送について説明する。
【0022】以下に説明する第1の実施例では、番組関
連データは、電話回線に接続されるモデムで変調、復調
することができるようなオーディオ帯域の信号として通
常の音声信号に多重化される。この場合、多重化される
番組関連データは、一般のデータ伝送の場合と同様に、
誤動作を防止するために、図2に示すように、データ部
に先行してヘッダ部が設けられる。このヘッダ部として
は、データに現れない特定のパターンが使用される。受
信側においては、このヘッダ部の存在により、後続のデ
ータ部が認識される。
【0023】また、図示しないが、一連のデータの終り
には、同様にデータに現れない特定のパターンが使用さ
れるフッタが設けられる。
【0024】また、第2の実施例は、前述したDTMF
信号を用いた既提案にかかる双方向放送の受信装置に適
用した場合である。この実施例の送信側、つまり放送局
側においては、番組関連データの送信に当たって、上述
のようにPB回線選択には使用されていない「A」、
「B」、「C」、「D」を意味する機能信号のうち、
「A」、「B」、「C」の機能信号は、番組関連データ
の送信開始情報として用い、「D」の機能信号は送信終
了情報として用いる。
【0025】送信開始情報が3種類あるので、この例で
は、3種類の番組関連データを区別して送信することが
できる。つまり、3種の番組関連データは、図3に示す
ように、その種別ごとに、「A」、「B」、「C」の機
能信号のいずれかと、「D」の機能信号とで区切られて
放送される。
【0026】例えば、双方向番組への応答アクセスに関
する情報、例えばアクセス先の電話番号(受付電話番
号)、伝送レートなどの番組関連データは、「A」の機
能信号を送信開始情報とし、送信終了情報である「D」
の機能信号との間に送信される。また、同様に、例えば
応答側の電話番号の末尾制限や現在時刻設定などの環境
設定に関する番組関連データは、「B」の機能信号と
「D」の機能信号との間に、受信データのクリアに関す
る情報は「C」の機能信号と「D」の機能信号との間
に、それぞれ挟まれた状態の信号として多重化されて放
送される。
【0027】そして、受信側においては、送信開始情報
としての「A」、「B」、「C」の機能信号のいずれか
と、送信終了情報としての「D」の機能信号とに挟まれ
た数値や記号データが副放送データ列(情報群)とみな
されて、後述のように、メモリの所定の格納域にそれぞ
れ区別されて保存される。
【0028】例えば、応答アクセスに関する情報とし
て、インタラクティブ(対話型)テレビジョン規格バー
ジョンが00の受信機に対して、受付電話番号0990
−1234−1234に、伝送レート300bpsで1
20分間のアクセスを許可する場合は、番組関連データ
は、 00#120#0990*1234*1234 のようなDTMF信号の各機能信号により構成されるデ
ータ列が、「A」の機能信号と「D」の機能信号との間
に挟まれた状態で主放送オーディオ信号に多重化されて
送出される。ここで、データ列のうち、最初の00は、
インタラクティブ(対話型)テレビジョン規格バージョ
ンが00(伝送レート300bps)を示し、記号
「#」の後の数値データは受付電話番号である。
【0029】また、インタラクティブテレビジョン規格
バージョンが01の受信機に対し、電話番号0990−
1234−1235に、伝送レート1200bpsで6
0分間のアクセスを許可する場合には、 01#060#0990*1234*1235 のようなDTMF信号の各機能信号により構成されるデ
ータ列が、「A」の機能信号と「D」の機能信号との間
に挟まれた状態で主放送オーディオ信号に多重化されて
送出される。ここで、データ列のうち、最初の01は、
インタラクティブ(対話型)テレビジョン規格バージョ
ンが01(伝送レート1200bps)を示し、記号
「#」の後の数値データは受付電話番号である。
【0030】なお、上述のような応答アクセスに関する
データ列では、記号「#」がセパレータ(個々のデータ
の区切り)を表わし、記号「*」がポーズを表わす。
【0031】環境設定に関する情報として、特定の識別
情報(識別番号)を持った視聴者のみにアクセスを制限
する場合、例えば、末尾が0の識別番号の視聴者のみに
アクセスを許可するときは、 0#0 のようなDTMF信号の各機能信号により構成されるデ
ータ列が、また、末尾が1の識別番号の視聴者のみにア
クセスを許可するときは、 0#1 のようなDTMF信号の各機能信号により構成されるデ
ータ列が、それぞれ、「B」の機能信号と「D」の機能
信号との間に挟まれた状態で主放送オーディオ信号に多
重化されて送出される。この場合、記号「#」の前の数
字「0」は、記号「#」の次の数字を、識別番号の末尾
として有する視聴者からのアクセスを許可することを意
味する。
【0032】また、末尾が偶数の識別番号の視聴者のみ
にアクセスを許可するときは、 0#0*0#2*0#4*0#6*0#8 のようなDTMF信号の各機能信号により構成されるデ
ータ列が、「B」の機能信号と「D」の機能信号との間
に挟まれた状態で主放送オーディオ信号に多重化されて
送出される。ここでは、記号「*」は論理和を意味して
いる。
【0033】さらに、放送番組の受信予約や録画予約な
どのための時刻情報として、例えば、現在時刻が199
3年12月15日火曜日7時00分の場合は、 1#1993121520700 のようなDTMF信号の各機能信号により構成されるデ
ータ列が、「B」の機能信号と「D」の機能信号との間
に挟まれた状態で主放送オーディオ信号に多重化されて
送出される。
【0034】また、ある放送番組が、現時点から見て、
次の日曜の7時00分から7時29分まで放送される場
合は、 10#07000729 のようなDTMF信号の各機能信号により構成されるデ
ータ列が、「B」の機能信号と「D」の機能信号との間
に挟まれて送出され、別の放送番組が次の月曜の12時
00分から14時15分まで放送される場合には、 11#12001415 のようなDTMF信号の各機能信号により構成されるデ
ータ列が、「B」の機能信号と「D」の機能信号との間
に挟まれて送出される。
【0035】なお、上述のような環境設定に関するデー
タ列では、記号「#」がセパレータを表わし、記号
「*」が「オア(論理和)」を表わす。
【0036】そして、受信データのクリアに関する情報
として、例えば、番号制限のクリアの場合は、 99#0 のようなDTMF信号の各機能信号により構成されるデ
ータ列が、「C」の機能信号と「D」の機能信号との間
に挟まれて送出され、また、受付番号のクリアの場合に
は、 99#1 のようなDTMF信号の各機能信号により構成されるデ
ータ列が、「C」の機能信号と「D」の機能信号との間
に挟まれて送出される。
【0037】上述のように、電話では機能信号としては
使用されていない「A」、「B」、「C」;「D」の機
能信号を、番組関連データの送信開始情報及び送信終了
情報とすることによって、例えば、ドラマの電話をかけ
るシーンなどで、DTMF音が発信されても、番組関連
情報と混同されることはない。また、番組関連データを
確実に送受することができる。
【0038】[受信装置の構成] <第1の実施例>次に、音声放送の受信装置をテレビジ
ョン受信機に適用した第1の実施例を図1を参照して説
明する。図1において、10はテレビジョン受信機の信
号系であり、20はその制御系である。
【0039】アンテナ1で受信された放送電波が信号系
10の選局回路(チューナ)11に供給されて、所望の
チャンネルの放送信号が選択され、中間周波信号に変換
されて、中間周波回路12に供給される。中間周波回路
12には、映像復調器13と音声復調器14とが含まれ
る。
【0040】映像復調器13からの映像信号Svが、映
像信号処理回路15を経て、受像管16に供給され、そ
の画面に放送番組の画像が映出される。音声復調器14
からの音声信号Saが音声信号処理回路17に供給さ
れ、この処理回路17の出力が、増幅器18を通じて、
スピーカ19に供給される。増幅器18は、ミュート回
路33により出力音声レベルを低減あるいはゼロにする
機能を備えている。
【0041】制御系20は、システム制御回路21に加
えて、ROM22、DRAM23、SRAM24、VR
AM25を備え、それぞれがシステムバス26を介して
接続されている。
【0042】ROM22には、各部の制御プログラムが
格納されると共に、表示に用いるフォントやグラフィッ
クのデータも格納される。DRAM23は主に作業領域
として利用され、SRAM24にはID番号などが保存
される。そして、VRAM25はオンスクリーン表示に
用いられる。
【0043】また、システムバス26に対して、図示を
省略したインタフェースを通じてリモコン受信機27が
接続され、遠隔制御送信機(コマンダ)28の操作によ
る制御データが、リモコン受信機27に含まれるデコー
ダによりデコードされ、システム制御回路21に入力さ
れ、対応する処理が行なわれる。そして、チューナ1
1、映像信号処理回路15、音声信号処理回路17が、
それぞれ、図示を省略したインタフェースを介してシス
テムバス26に接続され、システム制御回路21に接続
される。
【0044】例えば、選局や音量制御などの操作の場
合、受像管16の画面への文字や絵の表示は、ROM2
2上のフォントデータやグラフィックデータを同じRO
M22上のプログラムによってVRAM25へ転送し、
映像信号処理回路15を制御することにより、VRAM
25上に作成されたイメージが、所定時間、放送の映像
にオーバーレイ表示される。
【0045】そして、選局や音量制御などのデータは、
それぞれの操作の都度、不揮発性のSRAM24に書き
込まれて、電源を一旦オフとした後に再度オンとした場
合、電源オフ直前と同音量で同じチャンネルを試聴す
る、いわゆる、ラストメモリ機能が実現される。
【0046】この実施例では、視聴者参加型番組への応
答など、双方向放送に対応するために、デジタル信号−
音声信号の変換を行なうモデム(変復調装置)4が設け
られる。このモデム4には、電話機端末3が接続され
る。また、このモデム4でのデコードと同様のデコード
を行って、中間周波回路の音声復調器14からの音声信
号Saから番組関連データのデコードを行うデコード回
路31が設けられる。図しなかったが、このデコード回
路31の前段には、番組関連データの音声帯域のみを通
過帯域とするフィルタからなる前処理回路が設けられて
いる。
【0047】このデコード回路31では、常時、音声信
号Sa中に番組関連データが含まれているかを監視し、
番組関連データが検知されたときには、そのデコードさ
れた番組関連データがシステムバス26を介して制御系
20に入力される。
【0048】音声復調器14からの音声信号Saは、ま
た、ヘッダ検出回路32に供給される。このヘッダ検出
回路32は、デコード回路31と同様の機能を有する
が、特定パターンのヘッダを検出する。ヘッダ検出回路
32は、ヘッダを検出すると、その検出信号をデコード
回路31に供給する。デコード回路31は、このヘッダ
検出出力から、データが続いて送られてくることを予知
し、データのデコードの準備をする。
【0049】ヘッダ検出回路32は、ヘッダを検出する
とミューティング信号を形成する。そして、このミュー
ティング信号をミュート回路33に供給する。したがっ
て、このヘッダに続いて送られてくるデータ区間は、ミ
ューティングが働き、音声出力が低減され、あるいは音
声がゼロレベルにされる。
【0050】そして、この例の場合には、デコード回路
31で、番組関連データの終了時のフッタあるいはエン
ドデータなどが検出されると、ヘッダ検出回路32にそ
の検出出力が供給され、ミューティング信号が解除され
る。したがって、放送音声がスピーカ19から再び再生
される。
【0051】<第2の実施例>この例の場合の受信装置
の一実施例を図4に示す。この例においては、図1の例
のデコード回路31及びヘッダ検出回路32の代わりに
前処理回路34と、DTMFデコーダ35と、送信開
始、終了情報検出回路36とが設けられる。その他は、
図1の実施例と同様である。
【0052】音声復調器14からの音声信号S14は、前
処理回路34を介してDTMFデコーダ35に供給され
る。このDTMFデコーダ35は、その入力信号中のD
TMF信号を常時サーチし、DTMF信号を検知する
と、そのDTMF信号がいずれの機能信号であるかのデ
コードを行う。つまり、「0」〜「9」の番号、
「#」、「*」、「A」〜「D」がデコードされる。そ
して、そのデコードしたデータを制御系20に供給す
る。
【0053】この例の場合には、このDTMFデコーダ
35としては、広く普及している市販のDTMFデコー
ダを用いる。前処理回路34は、このようにDTMFデ
コーダ35として市販のDTMFデコーダを使用して
も、より精度の高いDTMF信号のデコードを行うこと
ができるようにするための前処理を行うために設けられ
る。すなわち、前処理回路34は、音声信号S14につい
て、DTMF信号以外の周波数成分を除去して、DTM
Fデコーダ35の入力信号が、市販のDTMFデコーダ
が許容する信号となるようにするもので、フィルタ回路
からなる。
【0054】送信開始、終了情報検出回路36は、DT
MFデコーダ35からのデコーダ出力を受け、デコーダ
結果の機能信号が「A」、「B」、「C」の送信開始情
報のとき、ミューティング信号を形成し、それをミュー
ト回路33に供給する。そして、デコーダ結果の機能信
号が「D」の送信終了情報のとき、ミューティング信号
を終了差せて、ミューティングを解除する。
【0055】なお、ヘッダ検出回路34とミュート回路
33とは、ソフトウェアによる処理機能として実現され
てもよい。
【0056】この第2の実施例の場合の、番組関連デー
タの受信処理について以下に説明する。
【0057】テレビジョン受信機の電源がオンの状態で
は、前処理回路34において、現に受信中の放送番組の
音声信号Saから、DTMF信号以外の周波数成分がカ
ットされて、DTMF信号帯域の信号S34が分離され
る。そして、DTMFデコーダ33においては、信号S
32からDTMF信号のデコードが行われ、図5に示した
ような文字や記号に対応するデータD35に変換される。
【0058】このデータD35は、図3に示したように、
送信開始情報の文字データと、送信終了情報の文字デー
タの組み、すなわち、“A”と“D”;“B”と
“D”;“C”と“D”に挟まれたデータ列が1つの情
報とみなされ、前述のような情報の種類に応じて、DR
AM23上に設定された、それぞれの格納域に区分され
て保存される。
【0059】例えば、送信開始情報が“A”であれば、
双方向番組への応答アクセスに関する情報として、格納
域Gaに保存され、送信開始情報が“B”であれば、環
境設定に関する情報として、格納域Gbに保存され、送
信開始情報が“C”であれば、受信データのクリアに関
する情報として、格納域Gcに保存される。
【0060】前述のように、環境設定に関する情報には
放送番組の受信予約などのための時刻情報が含まれてお
り、予約された番組の時刻情報は、例えば、1週間を超
えるような比較的長い期間にわたって保存する必要があ
る。従って、予約された番組の時刻情報は、揮発性のD
RAM23上の格納域Gbから不揮発性のSRAM24
上に転送される場合もある。
【0061】そして、上り方向の情報の送信に一般の電
話回線を利用した応答処理に際しては、DRAM23上
の格納域Gaに保存された、宛先電話番号や通信条件な
どの必要な情報を、自動的に読み出して、利用すること
ができる。
【0062】また、番組予約に際しても、DRAM23
上の格納域GbからSRAM24上に転送された予約番
組の時刻情報を、自動的に、利用することができる。
【0063】次に、この発明の一実施例のミュート動作
について説明する。
【0064】上述と同様にして、送信開始、終了情報検
出回路36により、DTMFデコーダ35の出力から、
前述のような番組関連データの送信開始情報が検出され
ると、その検出時点からミューティング信号S36がミュ
ート回路33に供給される。また、送信終了情報が検出
されると、このミューティング信号S36が消滅して元の
状態に戻る。したがって、増幅器18の出力音声レベル
は、1つの番組関連データの送信開始から終了までの期
間、レベル低減あるいはゼロとされ、スピーカ19から
の音声出力が制限される。
【0065】これにより、この実施例では、DTMF信
号形式の番組関連データに対応する不要音が、送信開始
情報の部分を除いて、スピーカ19から放音されなくな
り、再生音声の品位の低下が格段に軽減される。
【0066】なお、以上の例では、増幅器18の出力が
遮断もしくは低減されるミューティング期間は、フッタ
や送信終了情報により終了させるようにしたが、番組関
連データの伝送フォーマットに応じて、ヘッダや送信開
始情報から一定時間とするようにしてもよい。
【0067】[他の実施例]上述の実施例では、この発
明をテレビジョン受信機に適用した場合について説明し
たが、当然ながら、テレビジョンの音声放送が受信可能
なFMラジオ受信機にも適用することできる。
【0068】また、DTMF信号は比較的狭い音声帯域
内の信号であるから、AM、FMのラジオ放送やPCM
音声放送でも、DTMF信号形式で、双方向放送のアク
セス用データや番組予約用データなどを、音声信号に重
畳して放送することも可能であり、この場合は、対応す
る受信機にこの発明を適用することができる。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、番組関連情報などの情報を音声放送信号に多重化し
て伝送する場合に、その多重化情報の開始などの先頭部
を検出すると、その後の音声出力レベルを低減あるいは
ゼロに制限するようにしたので、番組関連情報などの不
要音がスピーカから放音されてしまうのを防止すること
ができる。したがって、DTMF信号などの形式で、番
組関連情報などの情報を通常の音声信号に重畳して放送
しても、再生音声の品位の低下を軽減することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による音声放送の受信装置をテレビジ
ョン受信機に適用した第1の実施例の構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】この発明の第1の実施例の要部を説明するため
の概念図である。
【図3】この発明の第2の実施例の要部を説明するため
の概念図である。
【図4】この発明による音声放送の受信装置をテレビジ
ョン受信機に適用した第2の実施例の構成を示すブロッ
ク図である。
【図5】DTMF信号を説明するための図である。
【図6】DTMF信号の送信条件を説明するための図で
ある。
【符号の説明】
4 モデム 10 信号系 14 音声復調器 20 制御系 21 システム制御回路 22 プログラムROM 23 DRAM 24 SRAM 31 デコーダ回路 32 ヘッダ検出回路 33 ミュート回路 34 前処理回路 35 DTMFデコーダ 36 送信開始、終了情報検出回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声復調回路を含む受信部と、復調され
    た音声信号の増幅回路とを備える音声放送の受信装置に
    おいて、 上記復調された音声信号に重畳される情報を分離し、再
    生する分離再生手段と、 再生された上記情報を記憶する記憶手段とを設けると共
    に、 上記情報の先頭の部分を検出する検出手段と、 この検出手段の検出出力に応動する消音手段とを設け、 上記情報の先頭の部分が検出されたときは、上記消音手
    段により上記増幅回路の出力レベルを所定期間にわたり
    低減するようにしたことを特徴とする音声放送の受信装
    置。
  2. 【請求項2】 上記情報が音声帯域内の複数の周波数群
    からそれぞれ択一的に選定された複数の周波数の組合せ
    からなる多周波数信号の形式で上記音声信号に重畳され
    ている請求項1に記載の音声放送の受信装置。
  3. 【請求項3】 上記多周波数信号の予め設定された特定
    の周波数の組み合わせの多周波数信号が、上記多重化さ
    れる情報の送信開始情報とされてなる請求項2に記載の
    音声放送の受信装置。
JP5347327A 1993-12-17 1993-12-24 音声放送の受信装置 Pending JPH07193521A (ja)

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JP5347327A JPH07193521A (ja) 1993-12-24 1993-12-24 音声放送の受信装置
US08/355,132 US5649284A (en) 1993-12-17 1994-12-13 Multiplex broadcasting system
US08/831,376 US5896555A (en) 1993-12-17 1997-04-01 Multiplex broadcasting of audio-video programs with DTMF signals

Applications Claiming Priority (1)

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JP5347327A JPH07193521A (ja) 1993-12-24 1993-12-24 音声放送の受信装置

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