JPH0719270U - フィーリング巻のパーンワインダーの制御方法 - Google Patents

フィーリング巻のパーンワインダーの制御方法

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Publication number
JPH0719270U
JPH0719270U JP5629293U JP5629293U JPH0719270U JP H0719270 U JPH0719270 U JP H0719270U JP 5629293 U JP5629293 U JP 5629293U JP 5629293 U JP5629293 U JP 5629293U JP H0719270 U JPH0719270 U JP H0719270U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
speed
yarn
winding
winder
feeling
Prior art date
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Pending
Application number
JP5629293U
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English (en)
Inventor
良一 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamada Co Ltd
Original Assignee
Yamada Co Ltd
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Publication date
Application filed by Yamada Co Ltd filed Critical Yamada Co Ltd
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Publication of JPH0719270U publication Critical patent/JPH0719270U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パーンワインダーのフィーリング巻の時に、
糸速がほぼ一定になるようにし、糸速ムラや張力ムラ
を、極力小さくする。 【構成】糸Yの摩擦力によって回転するローラ10から
の糸の巻取速度P1を検出し、14のFV変換器による
出力信号P11と、予めセットされた速度設定信号PO
と比較することにより、巻取モータ6の回転数をインバ
ータ7によって、パーンワインダーのフィーリング巻の
時に、糸速がほぼ一定になるように制御する。従来のワ
ープ巻の時に比べて、速度指令コントローラ8とインバ
ータ7の応答速度を格段に速くしている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、フィーリング巻のパーンワインダーの制御方法、特に近似等糸速巻 取ができるような巻取モーターの速度制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、フィーリング巻の時に、パーンワインダーにおいては、巻取モータの回 転速度は一定であった。そこで、図1に示す17の巻取糸最高点と、19の巻取 糸最低点での糸速差は、約2倍にもなっていた。
【0003】 したがって、巻取張力差も、約2倍になっていた。しかし、最近の新合繊と言 われる糸は、1本のフィラメントが細くて、デリケートになってきている。 そこで、従来のフィーリング巻の時に、巻取モータの回転数が一定では、糸の良 い性質がなくなったり、張力差によって糸の風合のムラが出てきたり、あるいは 、ダブルツイスターなどの撚機での断糸が多くなったり、いろいろな問題が、発 生してきている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
従来の巻取モータの回転速度が一定のものでは、糸速差や張力差が、約2倍以 上にもなり、糸の品質を悪化させるという欠点があった。
【0005】 そこで、本考案の目的は、上記の課題を解決し、糸速をほぼ一定にすることが できるように、フィーリング巻のパーンワインダーの制御方法を達成することに ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案のフィーリング巻のパーンワインダーの制御 方法は、糸の摩擦力によって回転するローラからの糸の巻取速度を検出し、予め セットされた速度と比較することにより、巻取モータの速度をインバータを用い て、糸速が、ほぼ一定になるように制御するものである。 もちろん、7のインバータと8の速度指令コントローラの応答速度は、従来のワ ープ巻の時に比べて、格段に速くする必要がある。
【0007】
【実施例】
図1によって本考案の実施例を説明する。 図1は、フィーリング巻のパーンワインダーの駆動制御糸の構成を示すものであ る。図示するように、給糸パーン1からのフィラメント糸Yは、図示していない が、テンサーや、トラバースガイド2を経由して、巻取パーン3へ導かれ、トラ バースガイド2で欠印方向の左右にトラバースされながら、フィーリング巻の所 定のパーン形状に巻取られる。この巻取パーン3は、巻取モータ6のシャフトに 直結されている。7は、巻取モータ6を可変速駆動するためのインバータであり 、速度指令コントローラ8からの出力周波数指令、つまり速度指令P2を受けて 、その速度指令に相当する周波数で巻取モータ6を駆動し、可変速運転する。
【0008】 一方、給糸パーン1から巻取パーン3へ導かれるフィラメント糸Yの走行途中 には、糸Yの巻取速度を検出するために、糸速検出器9が設けられている。この 糸速検出器9は、図2に示すように、糸Yの摩擦力によって回転するローラ10 と、ローラ10に付属する鉄片を検出する近接スイッチ11から成り、このロー ラ10に対する圧接力は、ローラ10の前後に設けた12のガイド1と13のガ イド2により適度に調整される。この近接スイッチ11から直流のパルス信号が 得られる。
【0009】 糸速検出器9からのパルス信号で出力される糸の巻取速度P1は、FV信号変 換器14に入力され、ここでパルス数に比例した直流電圧P11に変換された後 に、速度指令コントローラ8に入力される。また、FV信号変換器14の出力で 15の糸速計を駆動し、糸速度が表示される。
【0010】 速度指令コントローラ8は、内蔵する比較器(図示せず)により、FV信号変 換器14からの巻取速度直流電圧信号P11を、速度設定器16から入力される 予めセットされた速度直流電圧信号POと比較し、その比較結果に対して、セッ トされた速度POに対して、フィードバックされる実際速度P11の差が零にな るような制御速度信号P2を出力し、これをインバータ7の速度指令とする。イ ンバータ7は、これによって指令された電圧に相当する出力周波数で巻取モータ 6を駆動し、その結果、糸速がほぼ一定になるように巻取パーン3の回転数が変 化する。
【0011】 以上のコントロールの方法は、従来、ワープ巻のパーンワインダーにおいて、 すでに実施されている。しかし、今回は、フィーリング巻のパーンワインダーに おいて、近似等糸速巻を実現しなければならない。17の巻取糸最高点では、巻 取モータの回転数は最低になり、逆に19の巻取糸最低点では、巻取モータの回 転数は最高にならなければならない。そうするために、速度指令コントローラ8 とインバータ7の時間遅れは、それぞれ、0、1秒程度に高速化されている。こ れによって、フィーリング巻のパーンワインダーにおいて、設定された速度に対 して十一10%以内の精度で近似等糸速巻が実現される。図4にそれらを示す。
【0012】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、従来のパーンワインダーのフィーリン グ巻の時に発生する2倍以上の糸速差や2倍以上の張力差を、それぞれ10%以 内にまで、小さくすることが可能であり、これらによって新合繊などのデリケー トな糸の性質を劣化させることなく巻取できるようになる。 また、ダブルツイスターでの糸のゆるみなどによる断糸なども、相当に減少させ ることができる。 もちろん、糸速の誤差範囲は、ドラバース速度が速い時には大きく、遅い時には 小さくなる。図4に巻取モータ回転数と糸速の関係を示している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を実施するための制御糸を示す構成図で
ある。
【図2】図1の糸速検出器9の構成を示した図である。
【図3】従来のフィーリング巻のモーター回転数と糸速
との関係を示すグラフである。
【図4】本考案による近似等糸速フィーリング巻のモー
タ回転数と糸速との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1 給糸パーン 2 トラバースガイド 3 巻取パーン 4 クレードルハンドル 5 トラバースバー 6 巻取モータ 7 インバータ 8 速度指令コントローラ 9 糸速検出器 10 ローラ 11 近接スイッチ 12 ガイド1 13 ガイド2 14 FV信号変換器 15 糸速計 16 速度設定器 17 巻取糸最高点 18 巻取糸中間点 19 巻取糸最低点

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 糸の摩擦力によって回転するローラから
    の糸の巻取速度を検出し、予めセットされた速度と比較
    することにより、フィーリング巻の時に、巻取モータの
    速度をインバータを用いて制御し、糸速がほぼ一定にな
    るようにすることを特徴とするフィーリング巻のパーン
    ワインダーの制御方法。
JP5629293U 1993-09-10 1993-09-10 フィーリング巻のパーンワインダーの制御方法 Pending JPH0719270U (ja)

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JP5629293U JPH0719270U (ja) 1993-09-10 1993-09-10 フィーリング巻のパーンワインダーの制御方法

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JPH0719270U true JPH0719270U (ja) 1995-04-07

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ID=13023035

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JP5629293U Pending JPH0719270U (ja) 1993-09-10 1993-09-10 フィーリング巻のパーンワインダーの制御方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49123100U (ja) * 1973-02-21 1974-10-22

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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