JP3034922U - シーケンサ型擬似等糸速巻取装置 - Google Patents

シーケンサ型擬似等糸速巻取装置

Info

Publication number
JP3034922U
JP3034922U JP1996009720U JP972096U JP3034922U JP 3034922 U JP3034922 U JP 3034922U JP 1996009720 U JP1996009720 U JP 1996009720U JP 972096 U JP972096 U JP 972096U JP 3034922 U JP3034922 U JP 3034922U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
yarn
sequencer
yarn speed
speed
inverter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1996009720U
Other languages
English (en)
Inventor
良一 山田
英忠 牧野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamada Co Ltd
Original Assignee
Yamada Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamada Co Ltd filed Critical Yamada Co Ltd
Priority to JP1996009720U priority Critical patent/JP3034922U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3034922U publication Critical patent/JP3034922U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Filamentary Materials, Packages, And Safety Devices Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 張力むらや、硬度むらをなくし、誤差が、2
パーセント程度の擬似等糸速装置の技術を確立して、ほ
ぼ一定の等糸速巻取りを提供する。 【解決手段】 テストモード時のみ、糸速検出器9から
のパルス入力をシーケンサにカウンター36取込み、予
めセットされた糸速と、デジタル演算しながら比較して
いて、例えば、プラス2パーセント速くなると、シーケ
ンサダウン出力26にてインバータ7を減速し、糸速を
ほぼ一定にし、ラストモードは終了する。ラストモード
が終了し、自動ランモードに切替えて、巻取りを行なう
と、糸速検出器からのパルス信号の有無にかかわらず、
シーケンサ内のメモリのデータに従って、インバータ周
波数が、自動的に徐々に低下して、糸速をほぼ一定に保
つ。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、すでに等糸速巻取りを実現しているパーンワインダーや、ボビンワ インダーにおいては、必ず、糸速検出器からのパルス信号を必要とするので、も し、その検出器のローラを回している場所の糸が切れると、糸速信号が入力され なくなるので、コントローラは最高出力になり、機械が、最高速になって暴走し てしまうので、必ず、糸切れ時は、停止させる必要があるが、本考案によれば、 一度、テストモードにて、データをシーケンサに取込むと、糸種が変化しない限 り、自動ランモードにて、糸速検出器からのパルスの有無にかかわらず、ほぼ一 定の等糸速巻取りが可能になるような技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のパーンワインダーや、ボビンワインダーにおいての、等糸速巻取りは、 前述したように、完全等糸速型では、必ず、糸速検出器を必要とするし、糸切れ 時には、必ず、機械を停止させなければならない欠点がある。
【0003】 近年は、タッチパネル型の擬似等糸速巻取装置があるが、これも、インバータ を直線的に、制御しているものが多く、かなり大きな誤差が発生するので、微妙 な糸においては、張力むらや、硬度むらが発生して良くない。
【0004】
【本考案が解決しようとする課題】
本考案は、従来の2つの装置に比べて、生産性を格段に高めると同時に、微妙 な糸に対しても、充分に対応できるようなシステムを実現することにある。
【0005】 そこで、本考案の目的は、糸速検出器からのパルスを、テストモード時に、シ ーケンサの高速カウンタに取込み、予めセットされた、糸速データと1秒サンプ リングしながら比較して、例えば、プラス2パーセント速くなるとシーケンサダ ウン出力により、インバータの周波数を下げて、糸速がほぼ一定になるように制 御する技術を確立することにある。
【0006】 上記目的を達成するために、テストモード時のみ、糸速検出器からのパルス入 力をシーケンサに取込み、予めセットされた糸速と、デジタル演算しながら比較 していて、例えば、プラス2パーセント速くなると、シーケンサダウン出力にて インバータを減速し、糸速をほぼ一定にする。テストモード終了は、積算型タイ マや、定長器の満巻出力などで行なう。
【0007】 テストモードが終了すると、今度は、自動ランモードに切替えて、巻取りを行 なうと、糸速検出器からのパルス信号の有無にかかわらず、シーケンサ内のメモ リのデータに従って、インバータ周波数が、自動的に徐々に低下して、糸速をほ ぼ一定に保つことが可能になる。糸速が変化しない限り、自動ランモードにて、 リセットして、運転ボタンを押せば、何度でも同じ結果が再現され、操作も非常 に容易である。
【0008】
【作用】
本考案によれば、従来型の完全等糸速型は、糸切れ時に、機械を停止させる必 要があるので、それに比べて、特に、夜間の生産性は格段に高くなる利点がある 。また、タッチパネル型の直線制御型に比べると、糸速の誤差は、10パーセン トほど改善されるから、近年の微妙な糸にも充分に対応できるし、特に、複合の 合糸巻取りの時には、充分な能力が発揮され、高付加価値の糸を巻取ることが可 能になる。
【0009】
【実施例】
図1と図2があるが、主に図1によって、本考案の実施例を説明する。 図1は、パーンワインダーの駆動制御糸とACサーボによるトラバース制御の制 御糸と本考案のシーケンサ型擬似等糸速巻取装置の制御糸を示すものである。給 糸パーン1からのフィラメント糸Yは、図示していないが、テンサーや、トラバ ースガイド2を経由して、巻取パーン3へ導かれ、トラバースガイド2で、矢印 方向の左右にトラバースされながら、所定のパーン形状や、ボビン形状に巻取ら れる。この巻取パーン3は、巻取モータ6のシャフトに直結されている。7は、 巻取モータ6を可変速するためのインバータであり、テストモード時、又は自動 ランモードでは、26のインバータ用シーケンサダウン出力にて、徐々に周波数 を下げながら巻取モータ6を駆動し、ほぼ一定の等糸速巻取りを実現している。 同時に、9の糸速検出器のパルス出力は、14のF/F変換器にて、15の糸速 計を駆動して、実糸速を示す。もちろん、テストモード時には、36のシーケン サ高速カウンタにパルス入力されて、1秒毎のサンプリングにて、21の糸速設 定デジタルスイッチのデータと比較演算しながら、例えば、2パーセント増速し たら、26のインバータ用シーケンサダウン出力にて、7のインバータを減速さ せて、その時々のデータを、シーケンサ内のメモリに格納して記憶する。
【0010】 テストモードでのデータ取りが、終了すると、今度は、自動ランモードにして 糸を巻取る。リセットボタンを押して、オールオンボタンを押して、次に運転ボ タンを押すと、全錘の巻取りモータが回転して、満巻時まで、自動的に、26の インバータ用シーケンサダウン出力にて、7のインバータがコントロールされて 、ほぼ一定の糸速で巻取られる。糸速が変化しない限り、何回でも、同じ操作に て、同一の巻取りが再現される。自動ランモードでは、糸速検出器の場所の、糸 が切れない限りは、実糸速を、15の糸速計が示すが、万一、糸切れがあると、 15の糸速計は、0になって実糸速は見ることはできないが、他の錘は、自動的 に、6の巻取モータの速度が、徐々に減少して、ほぼ一定の等糸速巻取りが可能 になる。そして、テストモード時の終了信号が入力された時点で、24のシーケ ンサエンド停止出力によって、機械は自動停止する。この自動ランモードにおい ては、シーケンサ内のメモリに格納されたデータを、26のインバータ用ダウン 出力によって制御するだけなので誤動作も少ない。また、テストモードでも、自 動ランモードでもない時は、手動モードになり、59のインバータ用アップ入力 と60のインバータ用ダウン入力によって、7のインバータは、自由に周波数を アップとダウンができるが、6の巻取リモータは、その周波数にて、一定速回転 するだけである。
【0011】 また、メモリの大きなシーケンサを使えば、等糸速巻取りの誤差を小さくする ことはもちろんであるが、その他に、メモリの番地を、例えば2ケタのデジタル スイッチに割り当てて、シーケンサの39の予備の16点入力2に取込めば、一 度テストモードにて、データ取りをすれば、番号と糸種の表を作成しておけば、 約20種類程度のデータを格納しておけるので、糸種が変化しても、毎回データ 取りをする必要はなくなる利点がある。また、インバータのみならず、ACサー ボや、直流可変速モータや、その他の可変速モータへの応用も期待できる。
【0012】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、従来の完全等糸速型に比べて、代表錘 に糸切れが発生しても、自動ランモードでは、機械を停止させる必要がないので 、夜間の生産性は格段に向上する。また、タッチパネル型の多くの直線制御型の 装置に比べて、誤差は、10パーセント程度改善されるという利点があるし、操 作が容易で、再現性もよく、しかもデリケートな糸の巻取りも可能になり、高付 加価値の製品を多く生産できるのが特徴である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を実施するための制御糸を示す構成図で
ある。
【図2】図1の糸速検出器9の構成を示した詳細図であ
る。
【符号の説明】
1 給糸パーン 2 トラバースガイド 3 巻取パーン(巻取ボビン) 4 グレードルハンドル 5 トラバース用タイミングベルト 6 巻取モータ 7 インバータ 8 V/F変換器用速度設定器 9 糸速検出器 10 ローラ 11 近接スイッチ 12 ガイド1 13 ガイド2 14 F/F変換器 15 糸速計(周波数計) 16 V/F変換器速度設定器電圧信号 17 巻取糸最高点 18 巻取糸中間点 19 巻取糸最低点 20 インバータ周波数計出力信号 21 糸速設定デジタルスイッチ 22 糸速設定デジタルデータ 23 シーケンサ糸切れ停止信号(テストモード時) 24 シーケンサエンド停止信号 25 インバータ用シーケンサアップ出力 26 インバータ用シーケンサダウン出力 27 運転信号入力 28 停止信号入力 29 V/F変換器 30 パルス出力 31 ステッピングモータドライバ 32 ステッピングモータドライバ出力 33 ステッピングモータ 34 シーケンサ電源部 35 シーケンサCPU 36 シーケンサ高速カウンタ 37 シーケンサ8点入力 38 シーケンサ16点入力1 39 シーケンサ16点入力2(予備) 40 シーケンサ8点出力 41 シーケンサ16点出力(予備) 42 トラバース左端近接スイッチL 43 トラバース右端近接スイッチR 44 トラバースガイドベース(鉄片) 45 タイミングプーリL 46 タイミングプーリR 47 タイミングプーリC 48 ACサーボモータシャフト 49 ACサーボモータ 50 ACサーボアンプ 51 トラバース左方向速度設定器 52 トラバース右方向変速設定器 53 リセット信号入力 54 エンド信号入力 55 テストモード入力 56 自動ランモード入力 57 テストモード時糸切れ入力 58 オールオン入力 59 インバータ用アップ入力 60 インバータ用ダウン入力

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 糸の摩擦力によって回転するローラから
    のパルス信号を、シーケンサ高速カウンタに取込むと同
    時に、F/F変換器にて、糸速計を駆動し、シーケンサ
    に取込むパルスを、例えば1秒サンプリングして、1秒
    間のパルス数を計測して、糸速を検出し、予めデジタル
    スイッチにてセットされた糸速より、例えば2%速くな
    ると、インバータ用シーケンサダウン出力にて、インバ
    ータ周波数を減らして、糸速が一致した所でインバータ
    周波数の減速を停止させながら、糸速を数%の幅をもた
    せながら、テストモードにて、満巻まで巻取り、エンド
    信号入力によって、テストモード巻取りを正常終了させ
    るが、このテストモードの時に、インバータが、減速す
    る時を、シーケンサ内のメモリに、1回目の減速時、2
    回目、3回目、そして終了時という具合に記憶させて行
    き、巻取り終了で、今度は、自動ランモードにすると、
    テストモード時にメモリ内に記憶しているデータを、は
    き出しながら、インバータ用シーケンサダウン出力に
    て、糸速検出器からのパルスの有無にかかわらず、ほぼ
    一定の等糸速巻取を可能にし、誤差の上限と下限も容易
    に変更できるようにしたシーケンサ型擬似等糸速巻取装
    置。
JP1996009720U 1996-08-20 1996-08-20 シーケンサ型擬似等糸速巻取装置 Expired - Lifetime JP3034922U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1996009720U JP3034922U (ja) 1996-08-20 1996-08-20 シーケンサ型擬似等糸速巻取装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1996009720U JP3034922U (ja) 1996-08-20 1996-08-20 シーケンサ型擬似等糸速巻取装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3034922U true JP3034922U (ja) 1997-03-07

Family

ID=43169747

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1996009720U Expired - Lifetime JP3034922U (ja) 1996-08-20 1996-08-20 シーケンサ型擬似等糸速巻取装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3034922U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0620981B2 (ja) 繊維機械における運転制御装置
JPS59204929A (ja) 糸を巻取るための精紡機
JP3034922U (ja) シーケンサ型擬似等糸速巻取装置
US6405968B2 (en) Bobbin winding machine
JPS60213667A (ja) 糸の巻取りにおける長さの制御
JP4085850B2 (ja) 糸条巻取機におけるモータの制御装置
JPH02289127A (ja) リング精紡機及びその作動方法
JPH07291530A (ja) スピンドル駆動型巻取機の駆動制御方法
JP2873260B2 (ja) リング精紡機又はリング撚糸機のスピンドル軸上に所定のループ角度で下方巻きを形成する方法と装置
JPH0719270U (ja) フィーリング巻のパーンワインダーの制御方法
US5734247A (en) Method of and apparatus for controlling the movement of machine element
JP2524807B2 (ja) 糸条の巻取機におけるトラバ―ス装置
JPH0241498B2 (ja)
JPH0786066B2 (ja) プログラム制御式糸条巻取装置の巻取方法
CN215103742U (zh) 一种两锭并纱试验机
JPS626055Y2 (ja)
JP3009326U (ja) パーンワインダーの自動角度割出装置
JP2867473B2 (ja) 紡機のスピンドル駆動制御装置
JP2542542B2 (ja) 紡機の電源装置
JPH0240580B2 (ja)
JPS6290328A (ja) 粗紡機におけるフライヤの定位置停止方法
JPH0949127A (ja) 精紡機の運転制御装置
JPH0723760U (ja) 等糸速巻取ワインダーのデータ記憶装置
JPS6246655B2 (ja)
JP3015975U (ja) ワインダーにおける複合撚糸機