JP3009326U - パーンワインダーの自動角度割出装置 - Google Patents

パーンワインダーの自動角度割出装置

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JP3009326U
JP3009326U JP1994008657U JP865794U JP3009326U JP 3009326 U JP3009326 U JP 3009326U JP 1994008657 U JP1994008657 U JP 1994008657U JP 865794 U JP865794 U JP 865794U JP 3009326 U JP3009326 U JP 3009326U
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JP1994008657U
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良一 山田
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Yamada Co Ltd
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Yamada Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】パーンワインダーの巻取角度を自動割出装置に
よって制御し、従来の試験巻にかかる時間を省き、糸速
と角度設定のデータを誤ってセットしても多くの糸を無
駄にするということを防止する。 【構成】8の速度指令コントローラの出力P2によっ
て、インバータを制御して、等糸速巻取を実現すると同
時に、出力P2を、シーケンサのAD変換器に取込み、
巻太り量yを計算する。トラバース制御装置送り量x
は、x=y/tan20度の関係にあるので、単位時間
の送り量が計算できる。これを、シーケンサの出力か
ら、パルス発振器29に、デジタルデータを設定すれ
ば、正確な送り量が、トラバース制御用のステッピング
モータ33によって決定される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、パーンワインダーの巻取角度の割出方法を自動化して、トラバース 制御装置の送り量xをステッピングモータによって決定しているが、それを制御 するパルス発振器のデジタルデータをシーケンサによって演算して、自動的に、 巻取角度を決定する技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のパーンワインダーにおいては、糸速と巻取角度は、連動しないで、それ ぞれ独立して設定していた。そのため、パーンを1本だけ実際に試験巻してみて 糸速と巻取角度を決める送り量を決定していた。
【0003】 近年は、他品種少ロットで、糸種が非常に多いので、初めての糸を巻取る時に は、必ず、最低1回の試験巻が必要であった。糸の太いものは、巻太りが速いの で、しばらくの時間でデータを出すことが可能であるが、糸の細いものでは、数 時間もかかるものがあって、時間の無駄があった。しかも多くのデータをきちん と整理しておく必要があった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
従来のパーンワインダーの巻取角度の決定には、前述したように、かなり多く の時間を必要とした。しかも多くのデータを整理しておくことが重要な仕事であ った。また、もし、糸種が変わって、データを誤って設定すると巻取角度に問題 が出て、ダブルツイスターのポットに入いらないとか、逆に、巻量が、非常に少 なくなるという欠点があった。
【0005】 そこで、本考案の目的は、上記の課題を解決し、パーンワインダーのトラバー ス制御装置を、シーケンサを使って自動化し、自動角度割出装置の技術を確立す ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案のパーンワインダーの自動角度割出装置に おいて、糸の摩擦力によって回転するローラからの信号で、糸の巻取速度を検出 し、予めセットされた速度と比較することによって、等糸速巻取を行なっている 。空パーンの外径と巻取角度と巻取最大径を、それぞれのデジタルスイッチでセ ットして、シーケンサの入力に取込む。8の速度指令コントローラの出力P2を 、シーケンサのAD変換器に取込み、一定時間ごとにサンプリングしてデジタル データを得る。これらのデータをシーケンサで演算処理して、パルス発振器の周 波数を制御して、巻取角度の自動割出装置を駆動する。
【0007】
【作用】
本考案によれば、従来の試験巻をする必要が全くなくなるのと、多くのデータ を管理する必要もなくなる。また、万一、データ設定を誤って巻くと、多くの無 駄な糸を作ってしまうという危険性があるが、自動角度割出装置では、その欠点 がなくなる。同時に、データ設定は、すべてデジタルスイッチによるので、個人 差がなく設定が可能である。
【0008】
【実施例】
図1によって本考案の実施例を説明する。 図1は、パーンワインダーの駆動制御糸の構成を示すものである。図示するよう に、給糸パーン1からのフィラメント糸Yは、図示していないが、テンサーや、 トラバースガイド2を経由して、巻取パーン3へ導かれ、トラバースガイド2で 欠印方向の左右にトラバースされながら、所定のパーン形状に巻取られる。この 巻取パーン3は、巻取モータ6のシャフトに直結されている。7は、巻取モータ 6を可変速するためのインバータであり、速度指令コントローラ8からの出力周 波数指令、つまり速度指令P2を受けて、その速度指令に相当する周波数で巻取 モータ6を駆動し、等糸速巻取を実現している。同時に、速度指令P2の出力は シーケンサの36のAD変換器に取込まれ、一定周期ごとにサンプリングされて 、デジタルデータとしてデータレジスタ内に格納される。
【0009】 一方、給糸パーン1から巻取パーン3へ導かれるフィラメント糸Yの走行途中 には、糸Yの巻取速度を検出するために、糸速検出器9が設けられている。図2 に示すように、糸Yの摩擦力によって回転するローラ10と、ローラに付属する 鉄片を検出する近接スイッチ11から成り、直流のパルス信号が得られる。
【0010】 速度指令コントローラ8の出力P2によって、7のインバータを駆動して、等 糸速巻取を実現していると同時に、P2の出力をシーケンサの36のAD変換器 に取込み、一定周期ごとにサンプリングして、デジタルデータを得る。このデー タは、図1における巻取パーンの巻太り量yに反比例する関係にあるのでyの量 を演算することが可能になる。
【0011】 33のステッピングモータによって、駆動されるトラバース制御装置の送り量 xは、図1の例では、x=y/tan20度の関係で示される。この関係によっ て、シーケンサ内で演算処理して、単位時間当たりのパルス数を、41のシーケ ンサ16点出力で、29のパルス発振器にデジタルデータとして設定すれば、パ ーンワインダーの自動角度割出装置が実現できる。シーケンサには、これ以外に 22のパーン外径デジタルデータ、26の巻取パーン最大径デジタルデータと、 27の運転−停止信号が取込まれる。
【0012】 シーケンサのAD変換器によって得られるデジタルデータから巻太り量yが、 計算できるので、26の巻取パーン最大径デジタルデータとから、巻取パーンが 満巻になるまでの時間も計算することが可能である。
【0013】 以上の制御方法の他に、特に、8の速度指令コントローラのP2の出力を利用 しないで、反射型のリニア出力光電センサーや、レーザー変位センサーのリニア 出力を、シーケンサのAD変換器に取込んで、演算しても、巻太り量yを計算す ることができる。しかし、これらのセンサーは、高価でしかも、設置方法を、し っかりと固定しないと、リニア出力に誤差が生じることになる。
【0014】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、従来のパーンワインダーにおける試験 巻をする必要がないのと、多くのデータを管理しておく必要もない。また、同じ 糸でも張力を少し変化させると巻取角度が変化するが、本装置によれば、その時 もすべて自動で角度割出作業を行なうことが可能である。なによりも、糸速と、 角度データ設定を過って、多くの糸を無駄にするという欠点は全くなくなる。し かも、データ設定は、すべてデジタルスイッチによるので、個人差による誤差は 発生しないという利点を持っている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を実施するための制御糸を示す構成図で
ある。
【図2】図1の糸速検出器9の構成を示した詳細図であ
る。
【符号の説明】
1 給糸パーン 2 トラバースガイド 3 巻取パーン 4 クレードルハンドル 5 トラバースバー 6 巻取モータ 7 インバータ 8 速度指令コントローラ 9 糸速検出器 10 ローラ 11 近接スイッチ 12 ガイド1 13 ガイド2 14 FV信号変換器 15 糸速計 16 速度設定器 17 巻取糸最高点 18 巻取糸中間点 19 巻取糸最低点 20 速度指令コントローラ出力信号 21 パーン外径設定用デジタルスイッチ 22 パーン外径デジタルデータ 23 巻取パーン角度設定用デジタルスイッチ 24 巻取パーン角度デジタルデータ 25 巻取パーン最大径設定用デジタルスイッチ 26 巻取パーン最大径デジタルデータ 27 運転−停止信号 28 パルス発振器用シーケンサデジタル出力 29 パルス発振器 30 パルス発振器出力 31 ステッピングモータドライバ 32 ステッピングモータドライバ出力 33 ステッピングモータ(トラバース制御用) 34 シーケンサ電源 35 シーケンサCPU 36 シーケンサAD変換器 37 シーケンサ8点入力A 38 シーケンサ8点入力B 39 シーケンサ16点入力 40 シーケンサ8点入力C 41 シーケンサ16点出力
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年10月14日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【実用新案登録請求の範囲】

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 糸の摩擦力によって回転するローラから
    の信号で糸の巻取速度を検出し、予めセットされた速度
    と比較することにより、等糸速巻取をしているパーンワ
    インダーにおいて、空パーンの外径と巻取角度と巻取最
    大径を、それぞれのデジタルスイッチでセットして、シ
    ーケンサの入力に取込む。8の速度指令コントローラの
    出力P2を、シーケンサのAD変換器に取込み、一定時
    間ごとにサンプリングしてデジタルデータを得る。図1
    における巻太り量yは、このデジタルデータから知るこ
    とができ、33のステッピングモータによって、駆動さ
    れるトラバース制御装置の送り量xは、図1の例では、
    x=y/tan20度で示される。単位時間当たりのパ
    ルス数を、シーケンサの出力で、29のパルス発信器に
    取込めば、巻取角度を自動で割出すことができる。この
    ように必要なデータをシーケンサに取込んで、演算し、
    パルス発振器に適切なデジタルデータを出力してトラバ
    ース制御装置の送り量xを自動で決定するようにしたパ
    ーンワインダーの自動角度割出装置。
JP1994008657U 1994-06-14 1994-06-14 パーンワインダーの自動角度割出装置 Expired - Lifetime JP3009326U (ja)

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