JPH0719261U - 車体貼付用フィルムの押圧ローラ - Google Patents

車体貼付用フィルムの押圧ローラ

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JPH0719261U
JPH0719261U JP4882793U JP4882793U JPH0719261U JP H0719261 U JPH0719261 U JP H0719261U JP 4882793 U JP4882793 U JP 4882793U JP 4882793 U JP4882793 U JP 4882793U JP H0719261 U JPH0719261 U JP H0719261U
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賢之 山口
利彦 佐竹
茂 景山
仁義 野崎
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、例えば自動車の車体の塗膜を保護
する塗膜保護用フィルムを確実に車体に貼り付けること
の出来る押圧ローラに関する。 【構成】 車幅方向と平行なローラ軸廻りに回転する押
圧ローラ8の中央部を比較的硬度の低い低硬度ローラ8
aとし、この低硬度ローラ8aの両端外側を比較的硬度
の硬い高硬度ローラ8b、8bにするとともに、これら
高硬度ローラ8b、8bの更に外側を、高硬度ローラ8
bより軟らかく且つ低硬度ローラ8aより硬い中硬度ロ
ーラ8cとする。そして、この押圧ローラ8が車体のボ
ンネット部Wbを通過する際、高硬度ローラ8b、8b
が車体のフェンダ部F、Fより僅かに内側のボンネット
B端部を通過するような配置構造とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば自動車の車体の塗膜を保護する塗膜保護用フィルムを確実に 車体に貼り付けることの出来る押圧ローラに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車が組立られ塗装が完了した塗装完成車には、例えば需要者に引き 渡されるまで商品価値を低下させないよう、塗装面の上から剥離型粘着層を有す る塗膜保護用フィルム等を貼り付けて酸性雨、或いは塩害等から保護するような 方法が採られることがある。 この際、塗膜保護用フィルムの貼り付けを効率的に行うため、本出願人は例え ば特願平4―333559号のような技術を既に提案しており、この技術におい て、フィルムを押圧し貼り付けるための押圧ローラとして、両端部のローラの硬 度を中央部の硬度より高めたような3分割方式のローラとか、液圧を利用したロ ーラを提唱して、特に車体のボンネット部のように車体面に凹凸があるような箇 所での確実な貼り付けを図っている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記技術において、部分的に硬度を変えた3分割方式のローラの場合 、特にボンネット部のような箇所では、中央のボンネットの撓み剛性と両端のフ ェンダの撓み剛性が大きく異なっているため、一定の押圧力でローラを転動させ ると、撓み剛性が大きいフェンダに大きな圧着力がかかって、撓み剛性の小さい ボンネットは圧着力が弱く、特にフェンダとの境界部である端末部では極めて圧 着力が弱いため別途圧着し直す必要があった。 また、前記液圧ローラの場合はその耐久性に問題があり、コストアップにもつ ながるという問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】 かかる課題を解決するため、本考案は車幅方向と平行なローラ軸廻りに回転す るローラを車長方向に相対移動させて車体表面に車体貼付用フィルムを押圧貼付 するようにした押圧ローラにおいて、押圧ローラの軸方向の中央部を比較的硬度 の低い低硬度ローラとし、この低硬度ローラの両端外側を比較的硬度の硬い高硬 度ローラにするとともに、これら高硬度ローラの更に外側を高硬度ローラより軟 らかく且つ低硬度ローラより硬い中硬度ローラとした。 そして、この押圧ローラが車体のボンネット部を通過する際、高硬度ローラが 車体のフェンダ部より僅かに内側のボンネット端部を通過するような配置構造と した。
【0005】
【作用】
中央部のローラの硬度を低くすることで、一定の押圧力がかかった際ボンネッ トの沈みを少なくすることが出来、特に沈みが大きくて圧着力が不足しがちなボ ンネットの端末を、硬度の高い高硬度ローラによって確実に押圧貼付する。また 、撓み剛性の小さいボンネットを低硬度ローラが押圧するため、ボンネットにデ フォーム等が生じない。 また、フェンダを中硬度ローラで押圧することで、フェンダに対する貼付を確 実に行うことが出来るとともに、フェンダをボンネットとほぼ同一の圧着力で押 圧することが出来る。 つまり、かかる配置構造によってボンネット及びフェンダの断面方向の圧着力 が均一化される。
【0006】
【実施例】
本考案の車体貼付用フィルムの押圧ローラの実施例について添付した図面に基 づき説明する。 図1は本考案の押圧ローラの説明図、図2はフィルム貼付時の状態図であり、 (イ)は平面図、(ロ)は正面図、図3は押圧ローラを用いたフィルム貼付装置 の全体図である。
【0007】 車体貼付用フィルムは、塗装が施された完成車を需要者に引き渡すまでの間、 商品価値を低下させないよう、一時的に塗装表面に剥離型フィルムを貼り付けて 酸性雨、塩害等から保護するためのものであり、目的を達成した後、車体から剥 離されるものである。
【0008】 このため、このような貼付用フィルムは、例えば樹脂フィルム層の片面に感圧 式の剥離型粘着剤層を備えて圧着して貼り付けることの出来るようにされており 、例えば車体のボンネット部、ルーフ部、トランクリッド部のような塗装表面に 対して、予め必要な大きさにカットしたフィルムの感圧式剥離型粘着剤層を向き 合わせて、フィルム上から押圧ローラで押付けながら貼着してゆく。
【0009】 このため、図3に示すようなフィルム貼付装置1は、車体Wを搬送する搬送コ ンベア2の途中に設けられ、門型のラッピングゲート3と、このラッピングゲー ト3に沿って昇降自在なラッピングヘッド4と、このラッピングヘッド4の昇降 動及び前記搬送コンベア2の移動を操作する操作盤5を備えている。
【0010】 そして、前記ラッピングヘッド4には、所定幅の長いフィルム6を巻き付けた フィルムローラ7と、このフィルムローラ7から繰り出されるフィルム6を車体 Wに向けて押し付けて貼付する押圧ローラ8と、不図示のフィルムカット機構を 備え、これらフィルムローラ7、押圧ローラ8のローラ軸は車幅方向にされると ともに、貼付手順は例えば車体Wの前方から後方に向けて、ボンネット部Wb、 ルーフ部Wr、トランクリッド部Wtと必要な長さにカットしながら貼り付けてゆ く。 この場合、フィルム6に無駄が生じないようにボンネット部Wb及びトランク リッド部Wt用の幅広のフィルムローラと、ルーフ部Wr用の幅狭のフィルムロー ラを容易しておき、部署により切替えながら貼り付けてゆくと良い。
【0011】 ところで、前記押圧ローラ8は、例えばウレタンフォーム製の直径100mm程 度のローラであるが、部分的に硬度を異ならしている。
【0012】 すなわち、図1に示すように、ローラ軸方向の中央部を比較的硬度の低い低硬 度ローラ8aにするとともに、その両端部外側を比較的硬度の高い高硬度ローラ 8b、8bとし、更にその外側を低硬度ローラ8aより硬く且つ高硬度ローラ8 bより軟らかい中硬度ローラ8c、8cとしている。
【0013】 また、これら低硬度ローラ8a、高硬度ローラ8b、中硬度ローラ8cの夫々 の配置は、車体WのボンネットWbに対して押圧ローラ8が相対移動する際、図 2に示すように、高硬度ローラ8bがフェンダFにかからないようにしている。
【0014】 すなわち、ボンネットB幅が一番広い位置で、中央の低硬度ローラ8aがボン ネットBの中央部を通過し、高硬度ローラ8bがフェンダFにかからないボンネ ットB端部を通過し、中硬度ローラ8cがフェンダF上を通過するようにしてい る。
【0015】 このため、押圧ローラ8を一定の力で車体W表面に向けて押し付ければ、フェ ンダFに対して沈みが大きくなりがちなボンネットBの沈みは中央部の低硬度ロ ーラ8a自体の撓みによって小さくなり、また、押圧力の不足しがちなボンネッ ト端部は高硬度ローラ8bによって確実に押し付けられる。 また、剛性の高いフェンダFは中硬度ローラ8cによって押圧され、結果的に 断面方向に対してほぼ均一な圧着力にすることが出来る。
【0016】 従って貼付品質が安定するばかりでなく、表面の凹凸の激しいボンネットBに 対する押圧力が減ってデフォームを防止することが出来る。
【0017】
【考案の効果】
以上のように、本考案の車体貼付用フィルムの押圧ローラは、特に車体のボン ネット部に貼り付ける際、押圧に対する車体の剛性、或いは表面の起伏等の特性 を勘案して押圧ローラの硬さを部分的に異ならせるようにしたので、表面全体を ほぼ均一な力で押圧することが出来、貼付品質を安定させることが出来る。 しかも、押圧に伴うデフォームの発生を抑制することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の押圧ローラの説明図
【図2】フィルム貼付時の状態図であり、(イ)は平面
図、(ロ)は正面図
【図3】押圧ローラを用いたフィルム貼付装置の全体図
【符号の説明】
8 押圧ローラ 8a 低硬度ローラ 8b 高硬度ローラ 8c 中硬度ローラ B ボンネット F フェンダ W 車体 Wb ボンネット部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 野崎 仁義 埼玉県狭山市新狭山1丁目10番地1 ホン ダエンジニアリング株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車幅方向と平行なローラ軸廻りに回転す
    るローラを車長方向に相対移動させて車体表面に車体貼
    付用フィルムを押圧貼付するようにした押圧ローラにお
    いて、この押圧ローラの軸方向の中央部を比較的硬度の
    低い低硬度ローラとし、この低硬度ローラの両端外側を
    比較的硬度の硬い高硬度ローラにするとともに、これら
    高硬度ローラの更に外側を高硬度ローラより軟らかく且
    つ低硬度ローラより硬い中硬度ローラとし、また、この
    押圧ローラが車体のボンネット部を通過する際、前記高
    硬度ローラが車体のフェンダ部の僅かに内側のボンネッ
    ト端部を通過するような配置構造としたことを特徴とす
    る車体貼付用フィルムの押圧ローラ。
JP4882793U 1993-09-08 1993-09-08 車体貼付用フィルムの押圧ローラ Expired - Fee Related JP2555237Y2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001040296A (ja) * 1999-07-19 2001-02-13 Three M Innovative Properties Co シート貼着装置
JP2016120605A (ja) * 2014-12-24 2016-07-07 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 貼付方法及びフィルム
WO2020240414A1 (en) * 2019-05-31 2020-12-03 3M Innovative Properties Company Film application apparatus and film application method

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JP2020196154A (ja) * 2019-05-31 2020-12-10 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー フィルム貼付装置、及びフィルム貼付方法

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