JPH0719225Y2 - ベールグリッパーの駆動支持構造 - Google Patents

ベールグリッパーの駆動支持構造

Info

Publication number
JPH0719225Y2
JPH0719225Y2 JP1989079333U JP7933389U JPH0719225Y2 JP H0719225 Y2 JPH0719225 Y2 JP H0719225Y2 JP 1989079333 U JP1989079333 U JP 1989079333U JP 7933389 U JP7933389 U JP 7933389U JP H0719225 Y2 JPH0719225 Y2 JP H0719225Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
arms
bale
hydraulic cylinder
swinging
rolls
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1989079333U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0318728U (ja
Inventor
啓作 吉川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
Original Assignee
Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yanma Agricultural Equipment Co Ltd filed Critical Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
Priority to JP1989079333U priority Critical patent/JPH0719225Y2/ja
Publication of JPH0318728U publication Critical patent/JPH0318728U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0719225Y2 publication Critical patent/JPH0719225Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Storage Of Harvested Produce (AREA)
  • Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、ロールベーラによって形成された円柱状のベ
ールやそれを更にフィルムでラップして貯蔵できるよう
にした包装ベールを運搬したり積み上げたりすることが
できるベールグリッパーの駆動支持構造に関する。
[従来の技術] 従来は、特開昭64−71416号公報に見られるように、一
方の揺動アームに油圧シリンダを連動連結するととも
に、センターレバーと左右のロッドを介して両揺動アー
ムを連動連結するような駆動構造になっていた。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、そのような従来形の構造では、両ロール
を駆動する本体側が複雑で大形化することになり、しか
も、両ロールが反対方向へ同時に同様に強制移動させら
れるので、ベールの中心に合わせて挟むことが難しく、
中心に合わないと不安定な支持具合となって落下した
り、整然と積み上げることができず、また、ラップした
ベールの場合強く挟みこむ状態となって破損させてしま
うことになる、といった不具合を呈していた。
[課題を解決するための手段] 本考案は、そのような不具合を解決し、コンパクト構造
にするとともに軽量化して、ベールを良好に支持できる
よう駆動できる構造にしたものであり、そのため、両側
に立設した両ブラケットの前面上部に前記両揺動アーム
の上部をそれぞれ枢着し、該両揺動アームが一定の回転
範囲だけ揺動できるようにストッパーによりそれぞれ規
制するとともに、両揺動アームには複動形油圧シリンダ
の一端側とピストンロッドの一端側とをそれぞれ連結す
るとともに、この油圧シリンダを前記両揺動アームと側
面視でラップするように設けて構成したものである。
[作用] したがって、油圧シリンダの作動により、両揺動アーム
が揺動する状態で一方のロールに外力がかかると、他方
のロールが差動することになって、ベールを移動させる
ことなく挟むことができることになり、ベールはその重
量と両揺動アームの一定範囲までの揺動により横幅方向
中心を支持されることになり、作業性良く運搬したり積
み上げたりすることができることになる。
またこの油圧シリンダは、側面視で両駆動アームとラッ
プする位置に設けられて、前後に突出しないため、構造
がコンパクトになり、ブラケットの取付や揺動アームに
よる運搬の邪魔になることがない。
[実施例] 次に、図面に示す実施例について説明する。
(B)はトラクタで、該トラクタ(B)に装備するフロ
ントローダ(A)は、油圧シリンダ(8)により上下動
させることができる両アーム(9)(9)を前方へ延設
し、上端がそれぞれ尖端となって下部側には横孔(10)
をそれぞれ有する両連結具(11)(11)の下部側に前記
両アーム(9)(9)の先端側をそれぞれ回動可能にし
て連結し、両連結金具(11)(11)の上部と両アーム
(9)(9)の途中部位との間には油圧シリンダ(12)
を介装し、両連結金具(11)(11)を傾斜変更自在に、
かつ上下動自在にして構成したものである。
第1図はベールグリッパーの正面図を示し、両側方に間
隔をおいて立設した横断面コ字状の両ブラケット(3)
(3)の上部間および下部間を横フレーム(13)(14)
により連結し、両ブラケット(3)(3)の後方内部に
は横断面コ字状の補強枠(3a)(3a)をそれぞれ前後方
向に傾斜状に嵌合して固定し、両補強枠(3a)(3a)の
上方内部には、前記連結金具(11)(11)の上方尖端を
係合させることができる係合片(15)(15)を傾斜させ
てそれぞれ架着し、下部側には、前記横孔(10)に嵌挿
できる係止ピン(16)(16)を嵌挿する横孔(17)(1
7)をそれぞれ形成して構成するが、該横孔(17)は前
記係合片(15)より機体後方側に偏位するようにして構
成する。
前記両側ブラケット(3)(3)の上部正面から前方へ
短い両支軸(18)(18)をそれぞれ突設し、パイプ製両
揺動アーム(1)(1)の上端に固設したボス(1a)
(1a)を前記両支軸(18)(18)にそれぞれ嵌合して枢
着し、両支軸(18)(18)の先端には底板(19)をそれ
ぞれ嵌装してナット(20)を螺着し、両揺動アーム
(1)(1)の下端部には相互に平行となって前方へ延
出する長い両支軸(21)(21)の基端部をそれぞれ固設
し、両支軸(21)(21)の基部側と先端側には両ベアリ
ング(22)(22)を嵌装するとともに、先端側を閉塞し
た円筒形の長い両ロール(2)(2)の基端側を両支軸
(21)(21)にベアリング(22)(22)を介し回動自由
にそれぞれ軸架し、また、前記横フレーム(13)の前面
からは、両端側を屈折して平面視コ字状に形成したベー
ル支承杆(7)を両ロール(2)(2)の基部側上方ま
で延設して構成する。
前記両ボス(1a)(1a)の外周面上部には係合片(23)
(23)をそれぞれ固設し、両ブラケット(3)(3)の
上部正面側には、前記係合片(23)が衝合できる両スト
ッパー(4a)(4b)を間隔をおいてそれぞれ固設し、係
合片(23)がストッパー(4a)(4b)に衝合するまで両
揺動アーム(1)(1)が一定の回動範囲で揺動できる
ように装設し、また、一方の揺動アーム(1)の中間部
に突設した両連結片(24)(24)には複動形油圧シリン
ダ(5)の一端側連結片(5a)を回動自由にして連結
し、油圧シリンダ(5)に嵌装したピストン(6a)より
延出するピストンロッド(6)のピストン側端部には、
ピストンロッド(6)の延出具合を調整することができ
る筒体(25)を固設し、他方の揺動アーム(1)の中間
部に突設した両連結片(24)(24)には前記ピストンロ
ッド(6)の外端側ボス(6b)を回動自由にして連結
し、前記油圧シリンダ(5)の中間部に設けた支持部
(26)に配管して構成する。
なお図中、(C)は、ヘイベーラによって形成された円
柱状のベールをフィルムでラップして貯蔵できるように
した包装ベールを示す。
したがって、両連結金具(11)(11)を両ブラケット
(3)(3)内に嵌合させるとともに両係止ピン(16)
(16)をそれぞれ挿着して連結すると、フロントローダ
(A)によりベールグリッパーを上下動させることがで
きることになり、両ロール(2)(2)によって支持す
る包装ベール(C)をベール支承杆(7)にもたれかけ
させて安定良く運搬したり、トラックに積み降ろした
り、また、貯蔵庫で積み上げたりすることができること
になる。
このベールグリッパーにおいては、両揺動アーム(1)
(1)は係止片(23)が両ストッパー(4a)(4b)に衝
合する間、一定の回動範囲を揺動できることになるが、
油圧シリンダ(5)が作動してピストンロッド(6)が
伸長する状態で、包装ベーラ(C)が下方に差しこまれ
ようとする一方のロール(2)に外力がかかると、他方
のロール(2)が差動することになって、第8図に示す
ように、両係合片(23)(23)がストッパー(4b)(4
b)にそれぞれ衝合して両ロール(2)(2)が最も相
寄る状態で、ロール(2)(2)は回転しながら、包装
ベール(C)を移動させることなく左右均等の力で挟む
ことができることになり、また、包装ベール(C)はそ
の重量と両揺動アーム(1)(1)の一定範囲までの揺
動により横幅方向中心を支持されることになる。
また、包装ベール(C)を降ろす場合には、前記同様
に、一方のロール(2)に外力がかかると、他方のロー
ル(2)が差動しながら、両ロール(2)(2)間か開
かれることになって、両ロール(2)(2)間から包装
ベール(C)を安全かつスムーズに降ろすことができる
ことになる。
なお、包装ベール(C)を持ち上げて運搬する状態で、
連結金具(11)を地面に対し90度のθ角度で垂直にする
と、第4図に示すように地面(G)に対し両ロール
(2)を前高後低に傾斜させることができることになっ
て、さらに安全な状態で運搬ができることになる。
第9図は他の実施例を示し、前記実施例とは同一符号で
示すように略同様に構成するが、ブラケット(3)の鉛
直方向にそった上下に係合片(15)と横孔(17)を位置
させて構成したものであり、ブラケット(3)に連結す
る連結金具(11)を垂直にすると、両ロール(2)を地
面に対し平行にして包装ベール(C)の支持することが
でき、また、連結金具(11)を傾斜させると、地面に対
し両ロール(2)を前高後低に傾斜させて包装ベール
(C)を支持することができることになる。
[考案の効果] このように本考案は、油圧シリンダ(5)の作動により
両揺動アーム(1)(1)が一定の回動範囲内を揺動さ
せられる状態で、一方のロール(2)に外力がかかる
と、他方のロール(2)が差動することになって、包装
ベールを移動させることなく、しかもラップを破損させ
ることなく良好に挟むことができることになり、ベール
はその重量と両揺動アーム(1)(1)の一定範囲まで
の揺動により横幅方向中心を良好に支持できることにな
り、好適に実施できる特長を有する。またこの油圧シリ
ンダは、側面視で両駆動アームとラップする位置に設け
られて、前後に突出しないため、構造がコンパクトにな
り、ブラケットの取付や揺動アームによる運搬の邪魔に
なることがない。このように、取付や運搬に邪魔になら
ない位置に設けることによって、運搬性能の向上とコン
パクト化が同時に図れるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例であるベールグリッパーの正面
図、第2図はフロントローダに連結した側面図を示し、
第3図は第2図の一部の側断面図、第4図はベールグリ
ッパーの側面図、第5図は第4図の一部の拡大断面図、
第6図は第4図の一部の平面図、第7図は油圧シリンダ
の断面図、第8図は第1図の作動説明図、第9図は他の
実施例を示す。 (A)……フロントローダ、(1)……揺動アーム (2)……ロール、(3)……ブラケット (4a)(4b)……ストッパー、(5)……油圧シリンダ (6)……ピストンロッド、(7)……ベール支承杆

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】振子式の両揺動アーム(1),(1)の上
    部をそれぞれ枢着するとともに、平行で回転自由となる
    両ロール(2),(2)を前記両揺動アーム(1),
    (1)の下部より前方へそれぞれ延設して構成するベー
    ルグリッパーにおいて、両側に立設した両ブラケット
    (3),(3)の前面上部に前記両揺動アーム(1),
    (1)の上部をそれぞれ枢着し、該両揺動アーム
    (1),(1)が一定の回転範囲だけ揺動できるように
    ストッパー(4a),(4b)によりそれぞれ規制するとと
    もに、両揺動アーム(1),(1)には複動形油圧シリ
    ンダ(5)の一端側とピストンロッド(6)の一端側と
    をそれぞれ連結するとともに、この油圧シリンダ(5)
    を前記両揺動アーム(1),(1)と側面視でラップす
    るように設けたことを特徴とするベールグリッパーの駆
    動支持構造。
JP1989079333U 1989-07-04 1989-07-04 ベールグリッパーの駆動支持構造 Expired - Lifetime JPH0719225Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989079333U JPH0719225Y2 (ja) 1989-07-04 1989-07-04 ベールグリッパーの駆動支持構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989079333U JPH0719225Y2 (ja) 1989-07-04 1989-07-04 ベールグリッパーの駆動支持構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0318728U JPH0318728U (ja) 1991-02-25
JPH0719225Y2 true JPH0719225Y2 (ja) 1995-05-10

Family

ID=31623397

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989079333U Expired - Lifetime JPH0719225Y2 (ja) 1989-07-04 1989-07-04 ベールグリッパーの駆動支持構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0719225Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4630975B2 (ja) * 2004-08-05 2011-02-09 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 トラクター搭載式細断型ロールベール解体用グラブを装備したトラクターを用いた細断型ロールベールの解体方法

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0510580Y2 (ja) * 1987-03-23 1993-03-16
JPS6471416A (en) * 1987-09-12 1989-03-16 Memuro S P Kk Bale lifting device of front loader

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0318728U (ja) 1991-02-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4378191A (en) Cargo handling loader for pallets
US5781953A (en) Dock leveler ramp
JPH0719225Y2 (ja) ベールグリッパーの駆動支持構造
CA1297449C (en) Fork-lift vehicle
JP3430279B2 (ja) 穀類容器
JP3630353B2 (ja) 穀類容器
CN213859305U (zh) 一种抓具变径机构及变径原木抓具
JP3364110B2 (ja) フォークリフト
JPH048160Y2 (ja)
JPS5822855Y2 (ja) パレツト用荷役ロ−ダ
CN118065276A (zh) 交通锥推扶移位装置和交通锥收放系统
JPS6342040Y2 (ja)
JP2575655Y2 (ja) スタッカクレ−ン用シャトルフォ−ク
JPH07108959A (ja) フォークリフトのカウンタウェイトの取付構造
CN208631280U (zh) 一种折叠式集装箱用横梁加强件
JPH0121870Y2 (ja)
JPH0642908Y2 (ja) 貨物自動車の自動歩み装置
JPS6211917Y2 (ja)
JPS6055328B2 (ja) ダンプカ−における荷箱扛上装置の支持装置
JPH0120199Y2 (ja)
JPH018436Y2 (ja)
JP2003094533A (ja) 段ボール箱のフラップ折込み方法及び装置
JPS634074Y2 (ja)
JPS6342041Y2 (ja)
JPS5823740Y2 (ja) ハンドリフトトラツク

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term