JPH07192120A - 画像記録再生装置 - Google Patents

画像記録再生装置

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JPH07192120A
JPH07192120A JP6286202A JP28620294A JPH07192120A JP H07192120 A JPH07192120 A JP H07192120A JP 6286202 A JP6286202 A JP 6286202A JP 28620294 A JP28620294 A JP 28620294A JP H07192120 A JPH07192120 A JP H07192120A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】コンピュータとのデータ互換性を維持しつつ、
記録媒体の有効利用及び操作性を改善した画像記録再生
装置を提供する。 【構成】特定の複数の画像データファイルを作成するに
際してこれら複数の画像データファイルに係るサブディ
レクトリを当該ルートディレクトリ乃至カレントディレ
クトリに設定するとともに、上記サブディレクトリ設定
手段により設定されたサブディレクトリにカレントディ
レクトリを移動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像記録再生装置に関
し、特にコンピュータとデータ互換性のある画像記録再
生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】メモリカード、磁気媒体(ハードディス
クやフロッピーディスク)及び光磁気媒体等の記録媒体
に画像データ、音声データ及び制御データをファイルと
して記録するデジタルスチルカメラ(DSC)が既に本
出願人により提案されている。かかるデジタルスチルカ
メラでは、記録媒体にデータをファイル形式で記録する
場合には、メモリ管理は、例えばデータの互換性の面で
パーソナルコンピュータ等で標準的なDOS(ディスク
オペレーティングシステム)形式で行われることが望ま
しく、この電子スチルカメラでもDOS形式によりメモ
リが管理されている。このことは他の種類の画像記録再
生装置についても同様である。そして記録媒体には、そ
の動作を制御したり、各ファイル間の関連付けを行なっ
たりするための制御情報を制御ファイル(コントロール
ファイルまたはリレーションファイルとも称する)とし
て記録することも検討されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、コンピ
ュータとデータ互換性のあるメモリ管理方式を採用する
ことにより、撮影した画像データ等をコンピュータによ
り利用することが容易となる利点があるが、カメラのよ
うな画像記録再生装置がデータを扱うためには解決しな
ければならない問題点も多い。
【0004】例えば、コンピュータとデータ互換性のあ
る媒体を使用するために、コンピュータが媒体にカメラ
の取り扱えない文書ファイル等のファイルを記録する場
合があり、次のような不都合が生じる恐れがある。
【0005】通常、コンピュータでは、テキストファイ
ルのような小さいサイズのファイルが多数扱われ、かか
る小サイズのファイルを多数同一のディレクトリに登録
した場合には、未使用のデータ領域から算出される記録
可能枚数よりも新たに登録可能なディレクトリエントリ
の方が少なくなる場合がある。この場合には、画像デー
タ領域は余っているのに登録不可能となってしまい、効
率的な記録媒体の利用が困難になるという問題がある。
【0006】また、同一ディレクトリ内にカメラで取扱
い可能なファイルと、取扱いできないファイルが混在す
ると、再生時に再生できないコマが生じ、操作者は記録
状況の把握が困難になるという問題がある。また、従来
は、関連のある画像ファイルがあってもこれらをまとめ
て扱うことができなかった。
【0007】そこで、本発明の目的は、コンピュータと
のデータ互換性を維持しつつ、記録媒体の有効利用及び
操作性を改善した画像記録再生装置を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め、本発明による画像記録再生装置は、特定の複数の画
像データファイルを作成するに際してこれら複数の画像
データファイルに係るサブディレクトリを当該ルートデ
ィレクトリ乃至カレントディレクトリに設定するための
サブディレクトリ設定手段と、上記サブディレクトリ設
定手段により設定されたサブディレクトリにカレントデ
ィレクトリを移動するカレントディレクトリ移動手段
と、を備えて構成される。
【0009】
【作用】本発明では、特定の複数の画像データファイル
を作成するに際してこれら複数の画像データファイルに
係るサブディレクトリを当該ルートディレクトリ乃至カ
レントディレクトリに設定するとともに、上記サブディ
レクトリ設定手段により設定されたサブディレクトリに
カレントディレクトリを移動する。
【0010】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
ながら説明する。図1は、本発明による画像記録再生装
置の一実施例であるデジタルスチルカメラへの適用例の
斜視図である。カメラ筐体100には、レンズ101、
撮影指示を行うトリガスイッチ102、LCD等から構
成される表示パネル103、動作を指示する操作スイッ
チ104、メモリカード106が挿入、装着される挿入
スロット105、撮影された映像信号を出力するビデオ
信号出力端子107、外部装置とのデータ授受を行う外
部インタフェース(I/F)108が装備されている。
【0011】操作スイッチ104の構成は、図2に平面
図で示すように、カメラ電源のON/OFFを制御する
電源スイッチ104A、記録/再生モードを切り換える
記録/再生スイッチ104B、ディレクトリを操作する
ディレクトリスイッチ104C、再生コマを選択する
(ディレクトリ操作に援用することもある)UPスイッ
チ104DとDOWNスイッチ104E、連写モード等
のモード設定用のモードスイッチ104Fを備える。
【0012】表示パネル103は、例えば、図3に示す
如く、再生、連写、ディレクトリ等のモードを表示する
表示部103A、コマ番号やディレクトリ番号を表示す
る表示部103B及び記録や再生可能枚数を表示する表
示部103Cを有する。
【0013】図4は、本実施例の一例としてのデジタル
スチルカメラの構成ブロック図である。被写体は、レン
ズ1を介して、光電変換手段であるCCD等の撮像素子
を有し、変換された電気信号に対して所定の撮像処理を
施す回路を有する撮像回路2に入力される。撮像回路2
からの映像信号は、A/Dコンバータ3でデジタルデー
タに変換され、フレームメモリ4に書き込まれる。フレ
ームメモリ4から読み出された映像データは、D/Aコ
ンバータ5でアナログ信号に変換され、ビデオエンコー
ダ6でエンコード処理された後、外部端子7と電子ビュ
ーファインダ8に供給される。
【0014】データ記録時には、フレームメモリ4から
読み出された映像データは、圧縮/伸長回路10でJP
EG方式等に準拠した圧縮方式で圧縮処理が施され、カ
ードインタフェース(I/F)11を介してメモリカー
ド16に記録される。再生時には、カードインタフェー
ス(I/F)11を介してメモリカード16から読み出
された映像データは、圧縮/伸長回路10で伸長され、
フレームメモリ4に書き込まれる。フレームメモリ4か
ら読み出された映像データは、D/Aコンバータ5、ビ
デオエンコーダ6の処理を経て外部端子7、電子ビユー
ファインダ8に出力される。
【0015】システム制御回路12は、カメラ動作の全
体を制御する。例えば、表示部13(図1の103に対
応)の表示を制御するとともに、操作スイッチ14(図
1の104に対応)からの操作情報に基づいてカメラ動
作を制御する。システム制御回路12は、またキャラク
タジェネレータ9を介して映像信号にキャラクタ情報を
重畳させ、更に外部インタフェース(I/F)15を介
して外部との通信制御を行う。
【0016】図5には、メモリカード内のデータ配置例
が示されている。先頭領域であるブートセクタには管理
情報のパラメータデータが記録され、FATにはメモリ
使用状況を表すテーブルが記録され、続いて、ファイル
データ領域を構成する画像ファイル等が記録されている
ファイルデータ記録領域が配置されている。画像ファイ
ルや音声ファイルは、ヘッダーと画像データ領域から成
っている。この画像データは、JPEGに準拠した形式
のデータである。ファイルデータ領域には画像ファイル
の他、当該画像記録再生装置ではテキストファイル等の
取扱いのできないファイルや、サブディレクトリ等が記
録される。
【0017】ディレクトリ構成が図6に示されている。
同図(A)は、ルートディレクトリの構成を示し、ブー
トセクタに記録されたエントリ数のエントリの集合体で
構成され、それぞれ32バイト構成のエントリ0,エン
トリ1,エントリ2,エントリ3,…がコマ番号に対応
する。サブディレクトリは、同図(B)に示すように、
カレントディレクトリ“.”、親ディレクト
リ“..”、コマ番号1と2に対応するエントリ2とエ
ントリ3,…から成る。
【0018】ディレクトリエントリのフォーマット例が
図7に示されており、名前、属性、(予約)、時間、日
付、開始クラスタ、ファイルの大きさ等が指定されてい
る。本例では、ファイルをコマ番号で表示しているが、
ファイル名称は、システム制御回路により固定パターン
と連番を組み合わせた形で自動的に作成する。作成の手
順は、ファイル名の上位5桁をアルファベット、数字の
文字列を発生する関数により決定し、カレントディレク
トリ内のファイルを上位5桁の重複をチェックし、重複
がある場合は、インクリメントを行う操作により上位5
桁を決定すればよい。下位3桁は連番を採用する。拡張
子はJ6Iとする。連番部分は、コマ番号を採用しても
よい。
【0019】FATは、図8に示すように、12ビット
または16ビットの分割エリアから構成され、エントリ
0と1が予約、エントリ2,3及び4がファイルデータ
領域のクラスタ2,3及び4に対応している。ファイル
の記録に使用されたクラスタは、FATのエントリに非
0データが書き込まれ、1つのファイルのつながりを表
わすために、チェーン構造のデータが書き込まれる。
【0020】画像ファイルは、図9に示すような構造を
有し、カメラの画像ファイル構造についての規格ID、
画像データのパラメータ等か書き込まれるファイルヘッ
ダー部とJPEG規格等の画像データの記録圧縮データ
等が書き込まれる画像データ部を有する。
【0021】図10には、記録動作時の表示例が示され
ている。この表示は、表示部103や映像画面上でも同
様に行うことができる。電源がONされた直後に、例え
ば5秒間だけ同図(A)に示すように、カレントディレ
クトリが表示され、続いて同図(B)に示すように、コ
マ番号“3”と記録可能枚数“13”が表示される。デ
ィレクトリの番号は、図11に示すように、ルートディ
レクトリを“0”として、ツリーウォークの順番に番号
を付番することもできる。
【0022】尚、表示部には、キャラクタジェネレータ
9を用いてルートディレクトリ、サブディレクトリをツ
リー構造表示させることもできるし、ファイル名称をア
ルファベット表示させることもできる。
【0023】図12には、再生動作時の同様な表示例が
示されている。電源がONされた直後に、同図(A)に
示すように、5秒間カレントディレクトリ“0”が表示
され、続いて、同図(B)に示すように、再生コマ番号
“1”と再生可能な枚数“6”が表示される。ここで、
カメラで再生できるファイルとしては、ファイル名称の
拡張子“J6I”の記録ファイルヘッダーの規格IDの
内容がカメラでの処理可能であることが条件となる。
【0024】図10と図12において、ディレクトリス
イッチ104Cを押下することにより、いつでもカレン
トディレクトリを5秒間表示させるように構成すること
ができる。
【0025】図13には、記録媒体のエリア不足時の表
示例が示されている。エリア不足は、ファイルデータ領
域よりも登録可能エントリ数が少ない状態であり、記録
時にエントリ数不足である場合には、カレントディレク
トリの表示時、“ディレクトリ”表示用セグメントが点
滅する。このときには、記録媒体を有効に利用できない
ので、その旨を、キャラクタジェネレータ9により表示
画面上に表示して、操作者に知らせるようにすることも
できる。
【0026】エントリ不足のとき、操作者が、ディレク
トリスイッチ104Cを押しながらトリガスイッチ10
2を押すと、サブディレクトリが作成され、カレントデ
ィレクトリは作成されたサブディレクトリに移動され
る。サブディレクトリの名称は固定パターンと連番で作
成する。このようなディレクトリの作成時の表示例が図
14に示されている。本表示では、ディレクトリ番号が
点滅する。上記表示は、キャラクタジェネレータ9を用
いて、よりわかり易い表示、例えば作成されたサブディ
レクトリのファイル名称の表示やディレクトリ階層のツ
リー表示等を行なうこともできる。
【0027】上述においては、新しく作成したサブディ
レクトリにカレントディレクトリを移動しているが、デ
ィレクトリを移動させずに、画像ファイル以外の余計
な、例えばテキストデータファイルを新しく作成した整
理用のサブディレクトリ内に移動してファイルデータ領
域を有効活用することができる。こうすることにより、
ルートディレクトリしか扱えない画像記録再生装置で
も、ルートディレクトリに画像ファイルを残せばデータ
領域を有効活用できる。
【0028】また、サブディレクトリを作成し、メモリ
カード内のすべてのサブディレクトリの画像ファイルを
サブディレクトリに移動するようにしても良い。つま
り、いくつかのサブディレクトリに分かれてアクセスし
にくいデータを整理して1つのディレクトリ内に整理す
ることができる。このとき、ファイル名称の重複発生の
可能性があるため、ファイル名称自動変更処理が必要と
なる。名称の変更は、画像ファイルの場合は、連番部分
をインクリメントすることにより行うことができる。
【0029】ファイルのディレクトリ間の移動処理は、
1つのファイルにつきディレクトリエントリに登録され
ている32バイトのデータを移動することにより行われ
る。この処理はシステムコントローラ12により簡単且
つ高速に行える。
【0030】図15は、上述例の動作処理手順を示すフ
ローチャートである。カメラ電源がONされ、パワーオ
ン処理が行われると(ステップS101)、後述するカ
レントディレクトリを設定し(ステップS102)、デ
ィレクト表示が例えば5秒間行われる(ステップS10
3)。次に、記録/再生スイッチが記録モード、再生モ
ードのどちらに設定されているかを判定し(ステップS
104)、記録モードであれば、後述する記録可能枚数
をカウントし(ステップS105)、エントリ数不足状
態であるか否かを判定する(ステップS106)。ここ
で、エントリ不足であると判定されると、エントリ数不
足である旨を表示等により警告した(ステップS10
7)後、またエントリ不足でなければ、そのまま記録可
能枚数を表示して(ステップS108)、記録処理に入
る。
【0031】ステップS104において、再生モードで
あると判定されると、後述する再生可能枚数をカウント
し(ステップS109)、再生可能枚数を表示した(ス
テップS110)後に、再生処理に入る。
【0032】カレントディレクトリの設定処理手順が図
16に示されている。先ず、ルートディレクトリからコ
ントロールファイル“.CTL”ファイルを検索し(ス
テップS201)、コントロールファイルの有無を判定
する(ステップS202)。ここで、コントロールファ
イルの例を図17に示す。ステップS202において、
有と判定されると、ファイル内に“current:”
の文字列を検索し(ステップS203)、その有無を判
定し(ステップS204)、有と判定されると、指定パ
スのサブディレクトリを検索し(ステップS205)、
その有無を判定する(ステップS206)。ここで、有
と判定されると、指定ディレクトリをカレントディレク
トリに設定し(ステップS207)、ディレクトリ番号
の付番を行って(ステップS209)、処理を終了す
る。
【0033】ステップS202,204または206に
おいて、無しと判定されると、ルートディレクトリをカ
レントディレクトリに設定して(ステップS208)、
前述ステップS209の処理に至る。
【0034】図18は、記録可能枚数のカウント処理の
処理手順を示すフローチャートである。画像ファイル
の、大きさから必要クラスタ数を計算して、FATから
記録可能枚数Aを計算する(ステップS301)。次
に、FAT内の未登録ディレクトリ数Bを検索する(ス
テップS302)。この処理は、カレントディレクトリ
の先頭が“0”(未使用)か、“0ESH”(一旦使用
後に消去済)のエントリをカウントする。システム制御
回路の取扱い可能なディレクトリ数が実際のディレクト
リより少ない場合は、このことを考慮する。続いて、A
とBの小さい方を記録可能枚数とする(ステップS30
3)。
【0035】図19は再生可能枚数カウント処理の処理
手順を示すフローチャートである。先ず、カウンタに
“0”をセットし(ステップS401)、カレントディ
レクトリの先頭のエントリを読み出し(ステップS40
2)、その先頭が“0”(未記録)か否かを判定する
(ステップS403)。“0”であれば処理を終了し、
“0”でなければ、先頭が“0E5H”(一旦記録後、
消去済)か否かを判定し(ステップS404)、否であ
れば、拡張子が“J6I”か否かを判定する(ステップ
S405)。ここで、拡張子が“J6I”であれば、フ
ァイルのヘッダーはOKか(カメラ処理可能か)否かを
判定し(ステップS406)、OKであれば、再生可能
なのでカウンタをインクリメントし(ステップS40
7)、エントリ終了を判定する(ステップS408)。
ステップS408で、エントリが終了であれば処理を終
了する。
【0036】ステップS404で先頭が“0E5H”で
あるとき、ステップS405で拡張子が“J6I”でな
いとき、ステップS406でファイルのヘッダーがOK
でないとき、またはステップS408でエントリ終了で
ないときには、次のエントリを読み出して(ステップS
409)、ステップS403の処理に移行する。
【0037】図20を参照してディレクトリ作成処理手
順を説明する。この処理は、記録モード時に、ディレク
トリスイッチとトリガスイッチを同時に押したときに行
われる。先ず、記録可能か否かを判定し(ステップS5
01)、不可能であれば処理を終了し、可能であれば、
サブディレクトリを作成する(ステップS502)。こ
こで、サブディレクトリの名称は、同一ディレクトリ内
で重複しないように決定される。次に、制御ファイルの
有無を判定(ステップS503)、制御ファイルが無け
れば制御ファイルを作成してカレントディレクトリを登
録し(ステップS504)、制御ファイルが有れば、制
御ファイルのカレントディレクトリを変更し(ステップ
S505)、カレントディレクトリを今作成したサブデ
ィレクトリに変更し(ステップS506)、記録可能枚
数をカウントした(ステップS507)後に、記録処理
に移行する。
【0038】上記処理は、前述の如く、ディレクトリエ
ントリの不足の場合に、操作者が意識的に作成しても良
いし、自動作成するようにしても良い。また、取扱いフ
ァイルが混在している場合、自動的にディレクトリ/サ
ブディレクトリを作成し、サブディレクトリに整理する
こともできる。
【0039】次に、ディレクトリ移動処理手順を図21
を参照して説明する。ディレクトリアップスイッチ10
4Dの操作により、ディレクトリアップ処理が開始さ
れ、先ず、ツリーウォークで次のディレクトリを検索し
(ステップS601)、制御ファイルの有無を判定(ス
テップS602)、制御ファイルが無ければ制御ファイ
ルを作成してカレントディレクトリを登録し(ステップ
S603)、制御ファイルが有れば、制御ファイルのカ
レントディレクトリを変更し(ステップS604)、カ
レントディレクトリを変更し(ステップS605)、デ
ィレクトを表示する(ステップS606)。続いて、記
録モードか否かを判定し(ステップS607)、記録モ
ードであれば、記録可能枚数をカウントし(ステップS
607)、記録処理に移行する。ステップS607にお
いて、再生モードであれば、再生可能枚数をカウントし
(ステップS609)、再生処理に移行する。
【0040】一方、ディレクトリダウンスイッチ104
Eが操作されると、ディレクトリダウン処理が開始し、
ツリーウォークで前のディレクトリを検索した(ステッ
プS610)後に上述、ステップS602の処理に移行
する。
【0041】図22は、本発明の実施例における関連画
像データのグルーピングの処理手順を示すフローチャー
トである。例えば、トリガスイッチON状態で連続的に
撮影する連写やテーマ別等の互いに関連のある画像ファ
イルをグルーピング処理する場合に本処理が有効であ
る。図22は一例として連写で得られた画像ファイルの
グルーピング処理であり、連写が設定されると、連写で
ある旨を図23に示すように表示し(ステップS70
1)、サブディレクトリを作成し(ステップS70
2)、その作成されたサブディレクトリにカレントディ
レクトリを移動し(ステップS703)、そのサブディ
レクトリを表示する(ステップS704)。
【0042】次に、記録を指示するトリガ入力を待って
(ステップS705)、媒体に撮影画像データをファイ
ル形式で記録する撮影処理を行い(ステップS70
6)、記録可能か否かを判定する(ステップS70
7)。ここで、記録可能であれば、トリガが入力されて
いるか否かを判定し、入力されていれば、ステップS7
06の処理に戻り、トリガ入力がなければ、上位のディ
レクトリに戻って(ステップS709)、処理を終了す
る。また、ステップS707において、記録不可能と判
定されると、そのままステップS709の処理に戻る。
【0043】以上の処理のように本処理では、モードス
イッチ押下によりグルーピングモードを設定し、撮影で
得られた画像データは、作成されたサブディレクトリに
入れ、再生モードスイッチ押下により、上位のディレク
トリに入る。以上、本発明が呈する機能を整理すると以
下のようになる。 (1)記録可能枚数表示部と再生可能枚数表示部を兼用
し、記録時は記録可能枚数を表示し、再生時は、再生可
能枚数を表示する。 (2)再生可能枚数のカウントを行う場合は、ファイル
名称、ファイルフォーマットを判定し、再生可能なファ
イルをカウントする。 (3)記録可能枚数の判定を行う場合は、FAT(メモ
リ容量)から算出される値と、新たに登録可能なディレ
クトリエントリ数の値の小さい方とする手段を設ける。 (4)エントリ不足の場合に警告を行う手段を設ける。 (5)カメラの取扱い可能なファイルと、取り扱えない
ファイルを分離、整理するためのサブディレクトリを作
成する手段を設ける。 (6)メモリカード内のFAT(メモリ容量)から算出
された記録可能枚数より、ルートディレクトリの未記録
エントリの方が少ない場合、(4)の整理用のサブディ
レクトリを作成する手段を設ける。 (7)メモリカード内の同一ディレクトリ内にカメラの
取扱い可能なファイルと、取り扱えないファイルが混在
していた場合、(4)の整理用のディレクトリを作成す
る手段を設ける。 (8)ファイル整理用のサブディレクトリに、カメラの
取り扱えないファイルを移動する手段を設ける。 (9)ファイル整理用のサブディレクトリに、画像ファ
イル(カメラの取扱い可能なファイル)を集める手段を
設ける。 (10)画像ファイル(カメラの取扱い可能ファイル)
のディレクトリを制御ファイルに登録し、サブディレク
トリのアクセスを制御ファイルに従って行う手段を設け
る。 (11)ファイル名称、サブディレクトリの名称を作成
する場合、重複が起こらないように名称を生成する手段
を設ける。 (12)グルーピング時に、サブディレクトリを自動ま
たは手動で作成する手段を設ける。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による画像
記録再生装置によれば、コンピュータとのデータ互換性
を維持しながら、記録媒体のデータ領域の有効活用が可
能になるとともに、操作性が格段に改善される。特に、
連写時に自動的にサブディレクトリを作成し、また、グ
ルーピングモード時にサブディレクトリ内に画像をまと
めており、連写のファイルがばらばらにならず取り扱い
が容易となるばかりでなく、関連のある画像ファイルを
まとめて取り扱うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による画像記録・再生装置の一実施例を
示し、デジタルスチルカメラへの適用例の斜視図であ
る。
【図2】図1の操作スイッチ104の構成を示す平面図
である。
【図3】図1の表示パネル103の表示例を示す図であ
る。
【図4】本実施例の一例としてのデジタルスチルカメラ
の構成ブロック図である。
【図5】メモリカード内のデータ配置例を示す図であ
る。
【図6】ディレクトリ構成を示す図である。
【図7】ディレクトリエントリのフォーマット例を示す
図である。
【図8】FATの構成を示す図である。
【図9】画像ファイルの構造を示す図である。
【図10】記録動作時の表示例を示す図である。
【図11】図10の表示の他の例を示し、ディレクトリ
の番号をツリーウォークの順番に番号を付番する例を示
す図である。
【図12】再生動作時の図10と同様な表示例を示す図
である。
【図13】記録媒体のエリア不足時の表示例を示す図で
ある。
【図14】ディレクトリの作成時の表示例を示す図であ
る。
【図15】上述例の動作処理手順を示すフローチャート
である。
【図16】カレントディレクトリの設定処理手順を示す
フローチャートである。
【図17】図16におけるコントロールファイルの例を
示す図である。
【図18】記録可能枚数のカウント処理の処理手順を示
すフローチャートである。
【図19】再生可能枚数カウント処理の処理手順を示す
フローチャートである。
【図20】ディレクトリ作成処理手順を示すフローチャ
ートである。
【図21】ディレクトリ移動処理手順を示すフローチャ
ートである。
【図22】本発明の実施例における連写で得られた画像
ファイルのグルーピング処理手順を示すフローチャート
である。
【図23】連写である旨を表示する例を示す図である。
【符号の説明】
1 レンズ 2 撮像回路 3 A/Dコンバータ 4 フレームメモリ 5 D/Aコンバータ 6 ビデオエンコーダ 7 外部端子 8 ビューファインダ 9 圧縮/伸長回路 10 システム制御回路 11 表示・スイッチ制御回路 12 表示回路 13 操作スイッチ 14 キャラクタジェネレータ 15 RSインタフェース 16 カードインタフェース 17,106 メモリカード 18 電源 19 音声回路 20 スピーカ 21 マイク 100 カメラ筐体 101 レンズ 102 トリガスイッチ 103 表示パネル 104 操作スイッチ 105 スロット 107 ビデオ信号出力端子 108 外部インタフェース

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】特定の複数の画像データファイルを作成す
    るに際してこれら複数の画像データファイルに係るサブ
    ディレクトリを当該ルートディレクトリ乃至カレントデ
    ィレクトリに設定するためのサブディレクトリ設定手段
    と、 上記サブディレクトリ設定手段により設定されたサブデ
    ィレクトリにカレントディレクトリを移動するカレント
    ディレクトリ移動手段と、を備えたことを特徴とする画
    像記録再生装置。
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