JP2005352898A - 情報記録装置及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 第1のファイルシステムで初期化された記憶媒体のみを扱える電子機器に対してある程度の互換性を維持しつつ、記憶媒体の容量を最大限に活用して情報記録が行えるようにする。
【解決手段】 メモリカード9には、通常のデジタルスチルカメラがアクセスするためのFAT16のファイルシステムで初期化したパーティションAと、許容アドレス空間が更に大きなFAT32のファイルシステムで初期化したパーティションBの2つの記憶領域が確保されている。カメラ部2で撮像して得られた本画像はパーティションBに格納され、その派生情報であるサムネイル画像はパーティションAに格納することで、このメモリカードを従来のデジタルスチルカメラに装着した場合にも閲覧を可能とする。また、本画像と本画像に対応するサムネイル画像との対応関係を示す情報が管理情報14としてパーティションBに格納される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、メモリカード等の着脱自在な記憶媒体に情報を記録する技術に関するものである。
近年のデジタル情報機器、特にデジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラなどの画像や音声情報を記録する記録再生装置では、扱う情報の特性上、大容量の記憶媒体を必要とする。デジタルスチルカメラにおいては、撮影画素数が年々飛躍的に増加しており、記録データ量がさらに増加傾向にある。また、ビデオカメラの分野においても、SDフォーマットからHDフォーマットへと移行するにあたり、ますます記録データ量が増加傾向にある。
扱うデータ量の増加に伴い、大容量記録メディア(メモリカード)の需要は多くなり、今後も記録メディア自体の容量も増加傾向は続く一方であると予想される。このような状況下、記録メディアの記録領域フォーマット方式に関して、従来の領域ファーマット方式で想定されていた記録容量を超えるメディアが開発されるようになり、新たな領域フォーマットでメディアを初期化する必要が生じるようになってきている。
例えば、デジタルカメラ等で使用されているCFカード(Compact Flash Card)は、一般的にFAT(File Allocation Tables)16(または単にFAT)というファイルシステムでフォーマットされている。FAT16ファイルシステムの仕様では、1クラスタの最大サイズが32KBと規定され、それを16ビットアドレスでアクセスするため、32KB×216=2GB(ギガバイト)となり、最大2GBまでのメモリ空間をアクセスできる。換言すれば、2GBを越える領域をアクセスすることができない。
しかし、既にメモリカードメーカからは、4GBのマイクロドライブが発売されている。この様な大容量記憶媒体は、従来のFAT16では対処できないので、更に拡張したファイルシステム、例えば、FAT32を使用することになる。
ここで問題となるのは、FAT16ファイルシステムでフォーマットされた記憶媒体を扱うことを想定していた従来の電子機器(今現在のデジタルカメラは勿論、記憶媒体を装着して印刷する従来のフォトダイレクトプリンタの殆ど)では、記録媒体を電子的に接続することはできても、FAT32ファイルシステムで格納されたファイルをアクセスできない点である。
このため、1つの記憶媒体にFAT16とFAT32の2種類のファイルシステムを混在させることが考えられる。このように1つの記憶媒体に新旧の2つのファイルフォーマットで多重記録する技術については、特許文献1が挙げられる。
特開平8−63901号公報
特許文献1は、ソフトウェア市場を考慮して、CD−DAフォーマットの互換性を保ちつつ、より高品質なデータを記録することを主な目的とするものである。つまり、サンプリング周波数が44.1kHz、量子化ビット数は16ビットの音声データを、ディスクの内径から外形方向へ同心円状に記録し、残りの領域へ、より高ビットレートもしくは高サンプリングレートの高品質なデータを記録するというものである。
ところで、デジタルスチルカメラ等のデジタル情報機器の書き換え可能な記録メディアの場合は、随時データを変更する可能性がある。そのため、複数の記録領域へデータを多重化して記録する場合は、それぞれの記録データに対する関連情報が無ければ、データの関係に矛盾が生じる恐れがある。
例えば、不要なデータが存在する場合、一方のデータのみを消去したのでは、他方の記録領域に不要なデータが残ってしまう。多重化されたデータは相互関連しているのであるから、バックアップなどの特別な場合を除いては、一方が消去された場合は、他方も消去される方が望ましい。
しかしながら、特許文献1において、それぞれの記録領域に記録されたデータの関連性が明確化されていないため、上記の理由により、一旦記録が完了した後にデータを随時書き換える事は困難である。
本発明はかかる問題点に鑑みなされたものであり、着脱自在で書き換え可能な記憶媒体に、これまでのアクセス可能なファイルシステムと、拡張したファイルシステムの2つの相異なるパーティション領域を有しながらも、下位互換性をほぼ維持することを可能にする技術を提供しようとするものである。
この課題を解決するため、例えば本発明の情報記録装置は以下の構成を備える。すなわち、
第1のファイルシステムでの最大許容量を越える記憶容量を有し、着脱自在で書き換え可能な記憶媒体に情報の記録を行う情報記録装置であって、
前記第1のファイルシステムで初期化された第1の記憶領域、前記第1のファイルシステムの最大許容量を越える領域をアクセス可能な第2のファイルシステムで初期化された第2の記憶領域を有する単一の記憶媒体に、外部入力情報を記憶する際、前記第2の領域には前記外部入力情報を記憶し、前記第1の領域には前記外部入力情報から派生する情報を記憶する第1の情報記録手段と、
前記第2の領域に記憶される情報と前記第1の領域に記憶される派生情報との関係情報を、前記第2の領域に管理情報として記録する管理情報記録手段とを備える。
本発明によれば、第1のファイルシステムで初期化された記憶媒体のみを扱える電子機器に対してある程度の互換性を維持しつつ、記憶媒体の容量を最大限に活用して情報記録が行えるようになる。
以下、添付図面に従って本発明に係る実施形態を詳細に説明する。
実施形態においては、情報記録再生装置としてデジタルカメラ、着脱自在な書き換え可能な記憶媒体としてメモリカードに適用した例を説明する。
図1は実施形態におけるデジタルカメラを示したブロック図であり、FAT16は勿論FAT32のファイルシステムをアクセスすることが可能となっている。
デジタルカメラ本体1は、画像撮影のためのカメラ部2、カメラで撮影した信号を所定の電子データへ変換する画像処理部3、記録メディアであるメモリカード9とのインタフェース部であるカードコントローラ4、ユーザが操作するための入力部である操作キー7、ユーザへ操作状況や画像を表示するための表示装置5、システムを制御するためのCPU6で構成されている。CPUの制御や、内部のデータのやり取りは、システムバス8にて行われる。また、USBコントローラ20により、USBインタフェースを持ち、USBプリンタやPC等の機器を接続することが可能である。また、外部出力端子21を有し、ここに、NTSCのコンポジットビデオ出力端子、及び、HDTV等の高解像度表示装置を接続するD端子が設けられ、それぞれにケーブルが接続されたことを検出するセンサが設けられている。
メモリカード9は、従来機器でのアクセスが可能なFAT16で領域の初期化されたパーティションA10と、拡張したファイルシステムであるFAT32で領域の初期化が行われたパーテションB13の2つのファイルシステムが構築されている。なお、パーティションの設定は、本実施形態におけるデジタルカメラでも設定可能である。
実施形態におけるデジタルカメラでは、カメラ部2で撮像した画像データは画像処理部3で圧縮符号化された後、パーティションB13に本画像データファイルとして格納する。一方、サムネイル画像12は、撮影時、又は、詳細は後述するが、所定のタイミングで本画像を入力ソースとして作成され、パーテションAへ記録する。パーテションA内部には、自動再生設定や自動プリント設定等の自動制御設定ファイルが格納されている自動制御設定ファイル格納フォルダ11がある。
この自動制御設定ファイルの一例として、DPOF(Digital Print Order Format)が広く知られている。また、パーテションAに格納されるサムネイル画像データ、及び、パーテションBへ記録されている本画像の関連を示す情報が管理情報14については、パーテションB内部に記録されている。
図2は、実施形態におけるメモリカード9内部に記録したディレクトリツリー構造を示している。
パーテションA10が第1パーテションとして、FAT16のファイルシステムで領域が確保され初期化され、パーテションB13が第2パーテションとしてFAT32のファイルシステムとして領域確保され初期化されている。FAT16のみをアクセス可能な従来機器(従来のデジタルカメラ、従来のフォトダイレクトプリンタ等)がパーテションA内部にアクセスするため、パーテションAはメモリカードの先頭の第1パーテション(アドレスの上位)に割り当てなければならない。
それぞれのパーテションには、画像を保存するためのフォルダ(102および202)がある。デジタルカメラにおいては、DCF(Design rule for Camera File system)フォーマットに従って記録するのが一般的である。
管理情報の内容は、図8に示すと通り、パーテションBに記録されたひとつの本画像に対応して、パーテションAに記録されたサムネイル画像のパスが1対1で定義されており、サムネイル画像から本画像を検索することも、また、本画像からサムネイル画像を検索することも容易にできる仕様とする。ただし、従来機器では、パーティションBはアクセスできない。
自動制御設定ファイルは、パーテションAで一括管理する。自動制御設定ファイル格納フォルダの中には、自動プリント設定ファイル104、スライドショーのための自動再生設定ファイル等を保存することができる。
以上のように、メモリカードを構成することで、本メモリカードを従来機器へ装着した場合、パーテションBにはアクセスすることができないが、パーテションAは従来のフォーマットそのものであるため、本情報信号記録再生装置で撮影したサムネイル画像を従来機器で再生することが可能である。この場合、従来機器では図3に示すツリー構造としてメモリカード内部の情報へアクセスすることができる。図2と比較して、パーティションBが見えない状態になる。
<整合性処理>
上記のように、実施形態におけるデジタルスチルカメラでは、メモリカード9をFAT16、FAT32の2つのパーティション領域を確保し、本画像についてはFAT32、サムネイル画像についてはFAT16に格納する。この結果、従来のFAT16のみをサポートしている電子機器(従来のデジタルカメラ等)に、メモリカード9を装着した場合には、少なくともサムネイル画像を表示することが可能となり、閲覧することが可能になる。
また、従来のデジタルスチルカメラにメモリカード9を装着し、新たな撮影を行うと、当然、その本画像、及び、サムネイル画像の両方がFAT16に格納される。このメモリカード9を再び実施形態のデジタルスチルカメラに装着した場合には格別な問題は発生しない。
問題になるのは、本実施形態におけるデジタルスチルカメラで撮像し記憶したメモリカード9を従来機器に装着し、所望とする画像を消去したとき、その削除された画像がサムネイル画像であって、それに相当する本画像がFAT32のパーティションに残ったままとなる場合である。
本実施形態では、FAT32のパーティションに確保された管理情報において、FAT32に格納されている本画像に対応するサムネイル画像がFAT16に格納されていない場合、その整合性を取るようにした。
この処理を図6のフローチャートに従って説明する。尚、この処理は、メモリカードを装着した場合、電源オンする場合に実行するものである。
先ず、ステップS101においてメモリカードを検出すると、ステップS102においてFAT32に確保された管理情報を解析する。つまり、図8に示すパーティションB(FAT32)に格納されている本画像に対応するサムネイル画像がパーティションAに存在しないものを検索し、もしそのようなケースが存在すれば本画像のファイル名リストをCPU6の内蔵されたRAMに一時的に格納する。
ステップS103では、パーティションB(FAT32)に格納された全本画像に対応する全サムネイル画像がパーティションAに格納されているか否かを判断する。
全サムネイル画像が存在すると判断した場合には、整合性がとれていることになるので、本処理を終える。
一方、リストが作成された場合には、その中の1つの本画像に着目し、ステップS104にて、その本画像からサムネイル画像をRAMに一時的に作成する。そして、作成されたサムネイル画像を表示装置5に表示すると共に、該当する本画像を作成してよいか否かを問い合わせる。ステップS106にて、利用者の入力を待つことになる。このときの表示例を示すのが、図7である。利用者は、操作キー7を用いて「はい」「いいえ」のいずれかをカーソルキーを操作して選択し、実行キーを押下することになる。
ステップS107では、消去が選択されたのか否かを判定する。消去が選択された場合には、ステップS108に進み、該当する本画像をFAT32のパーティションBから削除し、ステップS110にて、管理情報14からも該当する画像ファイル名を削除する。
一方、消去しないことを選択した場合、処理はステップS109に進み、RAMに作成されたサムネイル画像をFAT16のパーティションAに格納する。
この後、処理はステップS103に戻り、パーティションBに本画像があって、パーティションAにサムネイル画像が存在しないものに対して同様の処理を繰り返していく。
以上説明したように、実施形態におけるデジタルスチルカメラの電源がONになった場合やメモリカードが装着された場合に、上記の整合性処理を行うことで、少なくともパーティションBに格納されている本画像と、パーティションAに格納されているサムネイル画像との対応関係を維持することが可能となる。
なお、本実施形態のデジタルスチルカメラにおいて、画像を削除する際には、本画像、サムネイル画像、管理情報の対応する項目の3ついて消去することになる。
<自動再生設定ファイルの作成>
次に、実施形態における自動再生設定ファイルの作成処理について説明する。
自動再生とは、メモリカード9に格納された中の所望とする画像を所望とする順序で、尚且つ、個々の画像毎に所望とする時間を設定し、その設定された内容に従って自動的に表示処理を行うものである。この自動再生設定ファイルの作成は、実施形態におけるデジタルスチルカメラに限らず、その機能を有するのであれば従来の装置でも構わない。
図4は、自動再生設定ファイルの作成中の表示装置5の表示例を示している(太枠がカーソルキーで選択された状態を示している)。図示の場合、6つの画像を表示しているが、操作キーを操作することで6個の画像単位に表示することが可能である。また、図示の表示画像は、サムネイル画像を更に縮小したものである。
ユーザが操作キーを行うことで、自動再生設定ファイルの作成モードに入ることができる。操作画面400には、操作モード401、画像(402〜407)、画像の付帯情報として、画像のファイル名410、自動再生マーク408、再生シーケンス409が表示されている。例えば、画像402は、001XXXXXディレクトリのファイル名XXXX0001(XはA〜Zの英文字)、再生順序は2番目、再生時間1秒の設定になっていることを示している。
図9は、操作キー7中の自動再生設定開示指示キーが押下された際のCPU6の処理手順を示すフローチャートを示している。以下、同図に従って説明する。
先ず、ステップS201において、第1番目に自動再生しようとする画像を、操作キー7に設けられたカーソルキーを用いて選択し、決定キーを押下することで、決定する。図4の例では画像は6個単位に表示するので、これを越える方向にカーソルキーが押下された場合には、次の6個、或いは、前の6個を表示する。表示する画像は、パーティションAのサムネイル画像の更に縮小した画像である。
画像の選択が決定すると、ステップS202に進んで、該当する画像が自動再生対象となったことを明示するため、自動再生マーク408を選択画像の近傍に表示する。そして、ステップS203において、選択画像について再生時間を秒単位に設定する。デフォルトで1秒とするが、カーソルキーの上下キーを操作することで秒単位の増減が可能である。但し、最小時間は1秒とし、それ以下は選択できない。再生時間が目標とする時間になると、決定キーを操作することで、その時間で決定する。この後、続けて画像を選択するか、終了するかを否かを問い合わせるメッセージを表示し、ユーザにより選択結果をステップS204で判定する。
継続する旨の指示が選択された場合には、ステップS201に戻り、2番目以降に再生する画像とその表示時間を順に決定していく。
ステップS204で、終了する旨の指示が選択された場合には、上記処理で設定された再生設定内容を、自動再生設定ファイル11としてパーティションAに格納する(図1参照)。
<自動再生処理>
図11は、操作キーを操作して、自動再生開始を指示した際の処理を示すフローチャートである。
なお、外部出力端子21に外部表示装置が接続されていない場合、再生出力対象は表示装置(液晶表示装置)5とする。また、外部出力端子21に外部表示装置が接続されていて、それが通常のテレビジョン表示装置である場合には、実施形態の表示装置5と同じ解像度のビデオ信号を出力し、HDTV装置等の高解像度表示装置が接続されている場合には、高解像度の画像を表示する。
先ず、ステップS401において、出力対象装置が高解像度表示装置であるか否かを判定する。これは、外部出力端子21のセンサからの信号に基づいて判定する。
高解像度表示装置が接続されている場合には、ステップS402においてフラグFLAGに“1”をセットする。また、接続された表示装置が通常のNTSC等の低解像度表示装置、或いは、外部表示装置が接続されていない場合には、ステップS403にてフラグFLAGに“0”をセットする。
次いで、処理はステップS404に進み、パーティションAに格納された自動再生設定ファイルのデータを読込む。このファイルには、1以上の画像のパスつきファイル名とその再生時間情報が、再生順に格納されていることになる。
ステップS405では、未再生の画像があるか否かを判定することで、再生終了か否かを判断する。未再生画像があると判断した場合には、ステップS406に進み、フラグFLAGが“1”であるか否か、すなわち、表示出力装置が高解像度表示可能な装置であるか否かを判断する。
高解像度表示装置が接続されている場合、ステップS407に進む。自動再生設定ファイルに記述されたファイル名のパスは、パーティションAのサムネイル画像ファイルであるので、本画像データを検索する。検索対象はパーティションA、Bの両方である。パーティションAについても検索する理由は、実施形態のデジタルスチルカメラ或いは他の装置において、メモリカード9にFAT16、FAT32の2つのパーティションを作成した後、そのメモリカードを従来のデジタルスチルカメラに装着して撮影した場合、本画像はパーティションAに格納されるからである。この検索は、従来と同じである。
また、パーティションBを検索する場合には、管理情報14を参照して、パーティションBの本画像ファイルを特定する。
本画像が特定されると、その画像が符号化されている(RAWデータではない)場合には復号処理を行う。なお、昨今のデジタルスチルカメラの撮像画素数は、6、7百万画素、場合によっては1千万画素にもなり、HDTVと言えども、そのままでは画像全体を表示することはできない場合が有り得る。この場合には、間引き処理を行い、HDTVの解像度に合わせる。
また、ステップS406で表示出力対象装置は実施形態における簡易的な表示装置5や通常のテレビジョン装置の場合、サムネイル画像で十分であるので、ステップS408に進んでサムネイル画像を読み込むことになる。
処理はいずれの場合にも、ステップS409に進み、設定された時間だけその画像を表示する処理を行う。以上を、未再生画像がある限り、繰り返すことになる。
なお、実施形態におけるデジタルスチルカメラで作成した自動再生設定ファイルを格納したメモリカード9を従来のデジタルスチルカメラにセットして再生する場合、その再生画像は無条件にサムネイル画像の再生となるものの、新旧のデジタルスチルカメラで自動再生設定ファイルを利用することが可能になる。
<自動プリント設定>
次に、実施形態における、自動プリント設定ファイルの作成処理を説明する。
図5に自動プリント設定ファイルを作成中の表示装置5の表示例を、図10に処理手順のフローチャートを示し、以下に説明する。なお、この処理は、操作キー7中に設けられた自動プリント設定ファイルの作成モード指示キーが入力された場合に実行されるものである。
先ず、ステップS301において、印刷対象の画像を、操作キー7に設けられたカーソルキーを用いて選択し、次いで決定キーを押下することで確定する。図5の例では画像は6個単位に表示するので、これを越える方向にカーソルキーが押下された場合には、次の6個、或いは、前の6個を表示する。表示する画像は、パーティションAのサムネイル画像の更に縮小した画像である。
画像の選択決定が行われると、ステップS302に進んで、該当する画像が自動再生対象となったことを明示するため、自動プリントマーク508を選択画像の近傍に表示する。そして、ステップS303において、選択画像について印刷枚数を設定する。デフォルトで1枚とするが、カーソルキーの上下キーを操作することで秒単位の増減が可能である。印刷枚数は最低でも1枚である。枚数は、図示の509に示すように数字で、該当する画像の近傍に表示する。目的とする印刷枚数が表示され、決定キーを操作することで、その枚数で決定する。この後、続けて画像を選択するか、終了するかを否かを問い合わせるメッセージを表示し、ユーザにより選択結果をステップS304で判定する。
継続する旨の指示が選択された場合には、ステップS301に戻り、次に印刷する画像とその印刷枚数を決定していく。
ステップS304で、終了する旨の指示が選択された場合には、上記処理で設定された再生設定内容(印刷対象画像を特定する情報と印刷枚数)を、自動プリント設定ファイル11としてパーティションAに格納する(図1参照)。
次に、実施形態における自動プリント処理を図12のフローチャートに従って説明する。この処理は、USBコントローラ20にプリンタ30が接続されていて、操作キーより自動プリント指示が入力された場合に実行されるものである。
先ず、ステップS501において、自動プリント設定ファイルを読み込み解析する。
次いで、ステップS502において、未プリント画像があるか否かを判定し、自動プリント設定ファイルにて指定され全画像について印刷が完了していれば本処理を終える。
一方、未印刷画像があると判定した場合には、ステップS503に進み、記述されたパス付き画像から、それに該当する本画像ファイルの所在を検索する。検索する対象は、パーティションA、Bの両方である。パーティションAについても検索する理由は、実施形態のデジタルスチルカメラ或いは他の装置において、メモリカード9にFAT16、FAT32の2つのパーティションを作成した後、そのメモリカードを従来のデジタルスチルカメラに装着して撮影した場合、本画像はパーティションAに格納されるからである。
本画像の所在が判明すると、ステップS504にてその本画像を読み込む。そして、ステップS505にて、設定された枚数分だけ印刷出力処理を行う。この後、処理はステップS502に戻り、未印刷画像がある限り、上記処理を繰り返すことになる。
上記は、実施形態における自動プリント処理であったが、実施形態におけるデジタルスチルカメラで自動プリント設定ファイルを作成し格納したメモリカードを、従来のデジタルスチルカメラにセットして、自動プリントを行う場合、パーティションBに格納されている本画像はアクセスできないので、印刷対象はサムネイル画像となる。
以上説明したように、本実施形態によれば、従来のFAT16のファイルシステムとFAT32のファイルシステムの2つのパーティション領域を有するメモリカード(記憶媒体)を利用しながらも、従来のファイルシステムのみにアクセスする機器との操作環境をある程度維持することが可能になる。
なお、実施形態では、デジタルスチルカメラについて説明したが、印刷処理について着目すると、メモリカードを装着して印刷するプリンタ装置に適用しても構わない。これまでのこの種のプリンタ装置は、FAT16のファイルシステムをサポートするものであったが、実施形態のデジタルスチルカメラと同様、2つのファイルシステムのパーティション領域を有するメモリカードが装着され、その2つのファイルシステムを認識可能なプリンタ装置が、自動プリント設定ファイルに従って印刷する場合には、図12と同様の処理を行えば良いことになる。
なお、上記実施形態では、ファイルシステムとしてFAT16、FAT32を例にして説明したが、ファイルシステムには、これ以外にも何種類も存在するので、これによって本願発明が限定されるものではない。
実施形態におけるデジタルスチルカメラのブロック構成図である。 実施形態におけるメモリカードのファイルシステムとデータツリー構造を示す図である。 実施形態における記録メディアを、従来機器に装着した場合に認識されるデータツリーの構造を示す図である。 実施形態における自動再生設定ファイルの作成中の表示例を示す図である。 実施形態における自動プリント設定ファイルの作成中の表示例を示す図である。 実施形態におけるデジタルスチルカメラの起動時、及び、メモリカード装着時の処理手順を示すフローチャートである。 実施形態における整合処理時における表示例を示す図である。 実施形態における管理情報のデータフォーマットを示す図である。 実施形態における自動再生設定ファイルの作成処理手順を示すフローチャートである。 実施形態における自動プリント設定ファイルの作成処理手順を示すフローチャートである。 実施形態における自動再生処理手順を示すフローチャートである。 実施形態における自動プリント処理手順を示すフローチャートである。

Claims (7)

  1. 第1のファイルシステムでの最大許容量を越える記憶容量を有し、着脱自在で書き換え可能な記憶媒体に情報の記録を行う情報記録装置であって、
    前記第1のファイルシステムで初期化された第1の記憶領域、前記第1のファイルシステムの最大許容量を越える領域をアクセス可能な第2のファイルシステムで初期化された第2の記憶領域を有する単一の記憶媒体に、外部入力情報を記憶する際、前記第2の領域には前記外部入力情報を記憶し、前記第1の領域には前記外部入力情報から派生する情報を記憶する第1の情報記録手段と、
    前記第2の領域に記憶される情報と前記第1の領域に記憶される派生情報との関係情報を、前記第2の領域に管理情報として記録する管理情報記録手段と
    を備えることを特徴とする情報記録装置。
  2. 前記第1のファイルシステムはFAT16、第2のファイルシステムはFAT32であることを特徴とする請求項1に記載の情報記録装置。
  3. 更に、前記外部入力情報としての画像データを発生する撮像手段を有し、前記第2のファイルシステムには前記画像データを格納し、前記第1のファイルシステムには前記画像データに対応するサムネイル画像を格納することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報記録装置。
  4. 更に、前記記憶媒体の前記第2の記憶領域に記憶されている情報に対応する派生情報が前記第1の記憶領域に存在するか否かを判定する判定手段と、
    該判定手段にて、前記第2の記憶領域に記憶されている情報に対応する派生情報が前記第1の記憶領域に存在しないと判定された場合、前記派生情報を前記第1の領域内に復元するか、或いは、第2の記憶領域に記憶された該当する情報を削除するかを選択する選択手段と、
    該選択手段で前記派生情報を前記第1の領域内に復元することが選択された場合には、第2の記憶領域に記憶された該当する情報から派生情報を生成して前記第1の記憶領域に保存し、前記第1の記憶領域の該当する情報の削除が選択された場合、当該第2の記憶領域中の情報を削除すると共に、前記管理情報を更新して、第1、第2の記憶領域の情報の整合性を維持する整合手段と
    を備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報記録装置。
  5. 更に、前記第1の記憶領域に記憶された情報用の再生リストを作成する再生リスト作成手段と、
    作成された再生リストを前記第1の記憶領域に格納する再生リスト格納手段と、
    該再生リスト格納手段で格納された再生リストに従って、情報を再生する際、前記再生リストに記述された情報を、前記管理情報に従って前記第2の記憶領域に記憶された情報で置換えて再生出力する再生出力手段と
    を備えることを請求項1乃至4のいずれか1項に記載の情報記録装置。
  6. 更に、プリンタと接続する接続手段と、
    前記第1の記憶領域に記憶された画像用の印刷設定ファイルを作成する印刷設定ファイル作成手段と、
    作成された印刷設定ファイルを前記第1の記憶領域に格納する印刷設定ファイル格納手段と、
    該印刷設定ファイル格納手段で格納された印刷設定ファイルに従って画像を印刷する際、前記印刷設定ファイルに記述された画像を、前記管理情報に従って前記第2の記憶領域に記憶された画像で置換えて前記接続手段で接続されたプリンタに向けて出力する印刷出力手段と
    を備えることを特徴とする請求項4に記載の情報記録装置。
  7. 第1のファイルシステムでの最大許容量を越える記憶容量を有し、着脱自在で書き換え可能な記憶媒体に情報の記録を行う情報記録装置の制御方法であって、
    前記第1のファイルシステムで初期化された第1の記憶領域、前記第1のファイルシステムの最大許容量を越える領域をアクセス可能な第2のファイルシステムで初期化された第2の記憶領域を有する単一の記憶媒体に、外部入力情報を記憶する際、前記第2の領域には前記外部入力情報を記憶し、前記第1の領域には前記外部入力情報から派生する情報を記憶する第1の情報記録工程と、
    前記第2の領域に記憶される情報と前記第1の領域に記憶される派生情報との関係情報を、前記第2の領域に管理情報として記録する管理情報記録工程と
    を備えることを特徴とする情報記録装置の制御方法。
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