JPH07190B2 - 回転選別式籾摺機 - Google Patents

回転選別式籾摺機

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JPH07190B2
JPH07190B2 JP2332909A JP33290990A JPH07190B2 JP H07190 B2 JPH07190 B2 JP H07190B2 JP 2332909 A JP2332909 A JP 2332909A JP 33290990 A JP33290990 A JP 33290990A JP H07190 B2 JPH07190 B2 JP H07190B2
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道弘 山本
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Iseki and Co Ltd
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Iseki and Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、選別円筒の回転で壷穴が小粒の玄米を大粒
の籾米よりも高く汲み上げて分離する回転選別装置を備
えた籾摺機に用いるものである。
(従来の技術) この籾摺機は、脱ぷする米粒の大小や長短などの差に応
じて選別円筒の壷穴の大きさが異なるものに取り換る。
また、長く用いると、その壷穴にほこりが詰って選別性
能が低下するので、これを定期的に清掃することが必要
である。
このようなとき、選別円筒を選別ケースから取り外す
が、従来は、実開昭58-108182号公報に示されているよ
うに、回転選別装置の後端における伝動ベルトをこれが
巻き掛けられている調車から取り外したのち、前板6と
後板5を選別ケースAから外し、これらの前板6および
後板5とともに受樋3と選別円筒5を選別ケースAから
後に引き抜き、そののちに、改めて選別円筒5を上記の
引き抜いたものから前に引き抜いて取り外す構成であっ
た。
(発明が解決しようとする問題点) この籾摺機では、交換や清掃のために、選別円筒5を選
別ケースから頻繁に取り出すが、従来の装置では、取り
外す必要のない受樋26や前板8までも選別円筒5ととも
に選別ケースから引き出すので、重くて、取り扱いが困
難なうえ、伝動ベルトの取り外しから始まって、上記の
ように、さまざまな工程を必要として取り外し、取り付
け作業が非常に煩わしかった。
(問題点を解決するための手段) この発明は、上記の問題点から解決するため、内周面に
多数の壷穴4,4,…が設けられていて前後方向に長い選別
円筒5と、この選別円筒5を被っていて脱ぷ装置2の後
方に設けられている選別ケース8,11,19,20と、この選別
ケースの脱ぷ装置2に近い側の前板8にその前端部が取
り付けられてその後部が選別円筒5内を長手方向である
後方に伸びる受樋26と、選別円筒5の前後両端を下から
支える4個の駆動ローラ7,7,…と、受樋26内で回転して
受樋26内の玄米を一定の方向に移送するラセン25を備
え、駆動ローラ7,7,…とラセン25は脱ぷ装置2に近い側
の前板8よりも前方から駆動力が与えられ、選別ケース
における脱ぷ装置2から遠い側の後板11には受樋26の後
端部が着脱自在に取り付けられていて、この後板11を選
別ケース及び受樋26の後端部から取り外すことにより受
樋26の前端が前板8に取り付けられたままの状態で選別
円筒5だけが後方に引き抜かれるように取外し自在に構
成されていることを特徴とする回転選別式籾摺機とし
た。
(作用) この発明は、上記のように構成されているので、選別円
筒5は、脱ぷ装置2側から回転が与えられている駆動ロ
ーラ7,7……で第4図の矢印ハの方向に駆動され、その
内に設けられた受樋26のラセン25は、受樋26内の玄米を
所定の方向に送るように、脱ぷ装置2側で駆動されてい
る。従って、脱ぷ装置2に供給された籾米は、大半のも
のが籾殻を摺り剥がれ、玄米と若干の籾米とでできた混
合米となって選別円筒5内に達する。すると、選別円筒
5が回転しているので、その壷穴4,4……でこの混合米
が汲み上げられるが、長い籾米は、壷穴4に浅く入って
いるので、比較的低い位置で落下する。一方玄米は、籾
米が剥がれて小さくなっているので、壷穴4に深く入
り、高い位置まで持ち上げられて壷穴4から落下し、受
樋26で受け止められて前記の籾米と分離され、ラセン25
の回転で所定の方向に移送されたのち、機外に取り出さ
れる。
脱ぷする籾米の品種が変って選別円筒5を壷穴4,4……
の大きさが異なるものに取り換るときや、選別円筒5内
(特に壷穴4,4……)を掃除するときは、つぎのように
する。
すなわち、後板11と選別ケースとの固定を外すと共に、
受樋26の後部の固定も取り外す。すると、選別ケースは
後側が開放されると共に、選別円筒5内に位置している
受樋26の前端部は、選別ケースの前板8だけで支持され
た状態となり、選別ケースは後側が開放され、この開放
された大きな穴から選別円筒5が単独で後方に引き抜か
れる。
(効果) このように、この発明によると、選別ケースで被われた
選別円筒5は、選別ケースの前側で回転が与えられてい
る駆動ローラ7,7で支えられて駆動され、その中に設け
られている受樋26のラセン25も、選別ケースの前側で回
転が与えられ、後板11を選別ケースから取り除くと、選
別円筒5が単独で取り除かれるから、従来の装置のよう
に、選別円筒の取り外しに当り、伝動ベルトを取り除く
こと、前板を取り除くこと、および取り外しの必要のな
い重い受樋までも一緒に取り除くような煩わしさが一切
無くなって、非常に簡単になった。
(実施例) 以下、図面に示すこの発明の実施例について説明する。
1は、前後に長い箱状の風選装置で、その前端に吸引フ
アン14が設けられ、この吸引フアン14には後方に延びる
選別風路15が連らなっている。また、この選別風路15の
下部には、後述の各殻粒収集樋等が配設されている。こ
の風選装置1の上部の前側に、脱ぷ装置2が載置されて
いる。この脱ぷ装置2は、公知のものであつて、籾漏斗
12や脱ぷロール13,13等から構成されている。
16は、選別風路1の下方に配置した摺落米の収集樋で、
揚穀装置17を介して回転選別装置3の前(イ)側に設け
た供給タンク18に連通されている。
3は、回転選別装置で、風選装置1の上部の後側に載置
されており、左右の側板19,19,前板8,第2図に示すよう
に下部にあって上縁が円弧状に構成される後枠9,着脱自
在の後板11および天板20により構成される選別ケース、
前板8の下部と後枠9の下部との間に架設されている一
対の駆動軸21,21、この駆動軸21,21の前後両端部に取付
けられている駆動ローラ7,7、この駆動ローラ7,7上に載
置されて、内面に多数の壷穴4,4,…が構成され、且つ、
両端に円筒フランジ6,6が取り付けられた選別円筒5で
構成されていて、駆動軸21,21及び駆動ローラ7,7で選別
円筒5を回転させるように出来ている。なお、選別円筒
5の前(イ)がの円筒フランジ6の鍔部は、駆動ローラ
7の後側面に当接し、また、後(ロ)側の円筒フランジ
6の鍔部は、駆動ローラ7,7の前側面に当接して、選別
円筒5の前後の動きを規制するものである。また、後
(ロ)側のフランジ6の鍔部には、駆動ローラ7,7が通
過可能な切欠部22,22を形成している。
選別ケースを構成する天板20は、左右の側板19,19にネ
ジ23で止めて着脱可能な構成とし、また、後板11は、天
板20と後枠9とにネジ24により着脱自在に構成してい
る。
更に、選別円筒5内には、玄米の受樋26を架設すると共
に、この受樋26の内部には前(イ)方へ移送作用をする
ラセン25を配設し、また、供給タンク18の下方にその始
端部を連通している供給樋28を架設し、この供給樋28の
内部には混合米を後(ロ)側へ移送作用をするラセン27
を配設し、供給樋28の終端部にはこれを回転選別筒5へ
供給する供給部を構成している。そして、この受樋26及
び供給樋28の前端部は、前板8に支持し、その後端には
支持板30を取付け、この支持板30の外周部をネジ29で、
後板11に着脱自在に取り付けている。案内杆10,10は、
丸棒で構成されていて、前板8と後枠9との間に、選別
円筒5の円筒フランジ4,4の下方に近接するようにして
架設されている。
31は、選別円筒5の内部に設けられている混合米の受樋
であつて、選別円筒5内の前(イ)側部分の玄米の受樋
26の下方側にのみ設けられていて、前(イ)方へ移送可
能のラセン32を内装するとともに、前板8と受樋26の下
部とによって支持されている。33は、受樋26の下部より
垂下する混合米の移送板であり、34は、同じく循環板で
ある。
そして、駆動軸21,21ならびにラセン25,25および32の駆
動軸の前端は、選別ケースの前側に伸び、その端に調車
44,44並びに45,45……が固定され、これらに調帯が巻き
掛けられて、前側から回転が与えられるように出来てい
る。
35は玄米流下通路、36は混合米流下通路であって、第3
図に示すように前板3と仕切板37によって構成され、夫
々玄米の受樋26及び混合米の受樋31の終端と連通してい
る。
38は、選別円筒5の終端から排出される籾の流下通路で
あって、籾収集樋39,揚穀装置40を介して脱ぷ装置2の
籾漏斗12と連通されている。また、玄米流下通路35は、
案内板41を介して選別風路15下方の玄米収集樋42に連通
されていて、揚穀装置43により機外へ取出可能に構成さ
れている。
混合米流下通路36の下端部は、摺落米の収集樋16に連通
されていて、更に揚穀装置17によって供給タンク18に混
合米を循環させる。
次に、作用について説明する。
この摺落米を稼動すると、調帯が調車44,44,45,45……
を回し、駆動軸21,21で回される駆動ローラ7,7……が選
別円筒5を第4図の矢印ハの方向に駆動している。ま
た、ラセン25および32がそれぞれの受樋26および受樋31
が受け取る玄米および混合米を、第1図の左側(イ側)
に送るように回転するとともに、ラセン27が、供給樋28
の第1図の左端に供給される混合米を右側(ロ側)に送
るように回転している。
脱ぷ装置2の籾漏斗12に籾米を供給すると、その籾米
は、脱ぷロール13,13により脱ぷされ、摺落米となって
下方の選別風路15に落下し、籾殻や塵埃を風選除去され
た後、混合米として収集樋16に収集され、揚穀装置17に
より供給タンク18へ供給される。
供給タンク18から供給樋28に供給された混合米は、選別
円筒5の始端部(ロ側)に移送され、開口部から選別円
筒5内に供給される。次いで、第4図に示すように、選
別円筒5の矢印(ハ)方向への回転に伴い、多数の壷穴
4,4,…に嵌入して上方に持ち上げられ、長い籾は低い位
置で壷穴4から落下し、籾殻が剥がれて短くなっている
玄米のみが高い位置まで持ち上げられて、玄米の受樋26
に回収される。
また、選別円筒5内における脱ぷ装置2寄りでは、玄米
樋26よりも低位に設けられている混合米樋31によって混
合米が回収され、ラセン32によって(イ)方向へ移送さ
れ、混合米流下通路36を介して、摺落米の収集樋16に移
送される。
受樋26に回収された玄米は、ラセン25によって(イ)方
向へ移送され、玄米流下通路35を介して、玄米収集樋42
に供給され、更に、揚穀装置43によって機外へ取出され
る。
また、選別円筒5の終端側から排出される選別後の籾
は、籾の流下通路38を介して、籾収集樋39に回収され、
更に揚穀装置40によって脱ぷ装置2の籾漏斗12に還元さ
れる。
次に、選別円筒5を清掃する場合や、異なる大きさの壷
穴4,4,…を有する回転選別筒5と交換したい時には、ま
ず、後板11のネジ24,29を外し、選別ケースを構成する
天板20および後枠9から後板11を取外す。次に、選別円
筒5を手で回して、円筒フランジ6の鍔部の切欠22,22
と駆動ローラ7,7の位置とを一致させたのち、選別円筒
5の後部を少し持ち上げながら後方へ引出す。すると、
選別円筒5の前側の円筒フランジ6の鍔部分が、案内杆
10,10に支持され、選別円筒5が落下するのが防止さ
れ、選別円筒5が集樋等に当って損傷等を生じるような
こともなく、円滑に取り出すことができる。また、この
時、選別円筒5の内部に挿通支架状態にある供給樋28及
び玄米の受樋26の前端部は、前板8に片持ち状に支持さ
れ、選別円筒5の取出しの際支障となることはない。
このように、選別円筒5を、いともたやすく選別ケース
から取除くことが出来る。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の一実施例を示すものであって、第1図は側
断面図、第2図は一部を展開した要部の背面図、第3図
は第1図のA−A断面図、第4図は同じく第1図のB−
B断面図である。 図中の符号説明 2……脱ぷ装置、4……壷穴 5……選別円筒、8……前板 11……後板、19……側板 20……天板、26……受樋 30……支持板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内周面に多数の壷穴4,4,…が設けられてい
    て前後方向に長い選別円筒5と、この選別円筒5を被っ
    ていて脱ぷ装置2の後方に設けられている選別ケース8,
    11,19,20と、この選別ケースの脱ぷ装置2に近い側の前
    板8にその前端部が取り付けられてその後部が選別円筒
    5内を長手方向である後方に伸びる受樋26と、選別円筒
    5の前後両端を下から支える4個の駆動ローラ7,7,…
    と、受樋26内で回転して受樋26内の玄米を一定の方向に
    移送するラセン25を備え、駆動ローラ7,7,…とラセン25
    は脱ぷ装置2に近い側の前板8よりも前方から駆動力が
    与えられ、選別ケースにおける脱ぷ装置2から遠い側の
    後板11には受樋26の後端部が着脱自在に取り付けられて
    いて、この後板11を選別ケース及び受樋26の後端部から
    取り外すことにより受樋26の前端が前板8に取り付けら
    れたままの状態で選別円筒5だけが後方に引き抜かれる
    ように取外し自在に構成されていることを特徴とする回
    転選別式籾摺機。
JP2332909A 1990-11-28 1990-11-28 回転選別式籾摺機 Expired - Lifetime JPH07190B2 (ja)

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JPH03178381A JPH03178381A (ja) 1991-08-02
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2216914A (en) 1938-06-30 1940-10-08 William A Holtzman Grain cleaner

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JPH03178381A (ja) 1991-08-02

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