JPH07190749A - ガス吹き込み用耐火物の残存厚さ検出構造 - Google Patents
ガス吹き込み用耐火物の残存厚さ検出構造Info
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- JPH07190749A JPH07190749A JP5330991A JP33099193A JPH07190749A JP H07190749 A JPH07190749 A JP H07190749A JP 5330991 A JP5330991 A JP 5330991A JP 33099193 A JP33099193 A JP 33099193A JP H07190749 A JPH07190749 A JP H07190749A
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Abstract
溶損量検出のための熱電対を交換することなく使用でき
精度も高い残存厚さ検出構造を提供すること。 【構成】 溶融金属容器の羽口に装着するガス吹き込み
用耐火物の残存厚を、ガス吹き込み用耐火物の熱電対に
よる温度検出によって算出するに際し、ガス吹き込み用
耐火物を溶融金属容器側に向けて保持拘束するための受
けれんがに熱電対を装着し、この熱電対によってガス吹
き込み用耐火物の炉外側の端面の温度を検出可能とし、
予め作成算定した表面温度と残存厚との関係を用いて、
ガス吹き込み用耐火物の残存厚を算出する。
Description
て溶鋼攪拌用の不活性ガスを吹き込むポーラスプラグ等
においてその溶損による残存厚さを検出して交換時期等
を決める残存厚さ検出構造に関する。
を吹き込むポーラスノズルが羽口に交換自在に取り付け
られる。そして、ポーラスプラグは溶鋼に接している炉
内側から次第に溶損してその軸線長さが短くなっていく
ため、定期的に交換する作業が行われる。
み用耐火物の溶損量を知る方法として、たとえば特開昭
61−186411号公報等に記載されているように、
耐火物の鉄皮側の温度を測定し、この測定温度値を基に
して伝熱計算によって残存厚さを算出することが一般に
行われている。
用され、たとえばポーラスプラグの鉄皮側の表面温度を
検出するためには、このポーラスプラグの表面側に熱電
対を組み込むことが有効である。そして、ポーラスプラ
グに予め熱電対を組み込んでおけば、ポーラスプラグの
交換のときに同時に熱電対の組込みも行うことができ
る。
ラグは溶損によって定期的に交換するものなので、ポー
ラスプラグ毎に熱電対を組み込む方式では、熱電対を組
み込んだまま廃棄するのでは無駄が多く、各ポーラスプ
ラグに熱電対を備えるにはその組込みに手間がかかる。
ラグによって変化するので、溶損量の的確な把握にも影
響を及ぼしかねない。
スプラグ等のガス吹き込み用耐火物の溶損量検出のため
の熱電対を交換することなく使用でき精度も高い残存厚
さ検出構造を提供することにある。
の羽口に装着するガス吹き込み用耐火物の残存厚を、前
記ガス吹き込み用耐火物の熱電対による温度検出によっ
て算出する検出構造であって、前記ガス吹き込み用耐火
物を前記溶融金属容器側に向けて保持拘束する固定部材
に前記熱電対を装着し、該熱電対によって前記ガス吹き
込み用耐火物の炉外側の端面の温度を検出可能としてな
ることを特徴とする。
表面温度を検出することにより、予め作成算定した表面
温度と残存厚との関係を用いて、ガス吹き込み用耐火物
の残存厚を知ることができる。
めのたとえば受けれんが等の固定部材に備えているの
で、ガス吹き込み耐火物の溶損による交換とは全く関係
なく何回も使うことができ、熱電対についての交換作業
は不要となる。
溶融金属容器のポーラスプラグに適用した例を示す要部
の縦断面図である。
部を覆う鉄皮2の内周に耐火れんが3が配列され、ガス
吹き込みのための羽口れんが4が組み込まれている。そ
して、この羽口れんが4の中には不活性ガスを吹き込む
ためのポーラスプラグ5が交換自在に装着されている。
なお、耐火れんが3に代えて、不定形耐火物を流し込ん
で成形したプレキャストブロックであってもよい。
一体に備えた耐火物であって、羽口れんが4の中にテー
パ嵌合によって交換可能に差し込まれるものである。そ
して、ポーラスプラグ5の装着を維持するため、これを
炉内側に拘束保持する固定部材6を配置すると共に、こ
の固定部材6はポーラスプラグ5と共に鉄皮2に固定さ
れる。
設けた受け金具と固定部材6を保持する固定金具(いず
れも図示せず)をバヨネット機構等によって連結するも
の等が採用される。
触する部分には、このポーラスプラグ5の溶損量を検出
するための熱電対7を組み込む。この熱電対7は、図2
の拡大縦断面図に示すように、固定部材6の端面に設け
た凹部6aの中に収納されると共に、そのリード線7a
を受けれんが6を貫通して配管した保護管6bに通して
外部の演算系に接続したものである。なお、熱電対7は
ポーラスプラグ5の炉外側の端面に密着させる配置とす
ることが好ましいが、多少の隙間があっても熱伝達によ
る溶損量の検出には大きな誤差は生じない。
溶損量の検出を説明する概略図である。
達によって加熱され、溶鋼接触面の温度と炉外側であっ
て熱電対7が接触している検出表面温度との間には温度
差を生じてくる。そして、ポーラスプラグ5の溶損量が
増加して残存厚が小さくなっていくに従って、この温度
差が大きくなる。
5の温度分布は、ポーラスプラグ5の溶損が全く無い期
間では図中の一点鎖線で示すものとすれば、ポーラスプ
ラグ5が溶損して図中の破線の残存厚さになったときに
は二点鎖線の温度分布を呈するようになる。このため、
熱電対7による温度検知値に対して、ポーラスプラグ5
の溶損量がどの程度になるかを予め試験等によって知っ
ておけば、熱電対7の温度検知値をポーラスプラグ5の
溶損量の確認に適用することができる。このように、熱
電対7による温度検知により、その値が許容残存厚に対
応するようになると、ポーラスプラグ5の交換が必要な
時期を知ることができる。
ド線7aと共に固定部材6に備えてポーラスプラグ5の
炉外側の表面温度を検出できるので、ポーラスプラグ5
の残存厚さを間接的に知ることができ、その交換時期を
適正に選定できる。そして、熱電対7は溶損等による交
換が必要でない固定部材6に組み込まれるので、ポーラ
スプラグ5の交換の際には、熱電対7については何ら交
換や新たな組込み等の作業は不要となり、交換作業の負
担が増えることもない。
に比較して熱電対7による温度検知値が余り変化しない
ような場合を生じることがある。この場合では、温度検
知値の変化に対応して溶損量を高い精度で推定すること
ができず、安全サイドに立って比較的に早い時期にポー
ラスプラグ5を交換することが必要になる。
量は一点鎖線及び二点鎖線の温度分布によって推定され
るので、熱電対7による温度測定位置でのこれらの一点
鎖線及び二点鎖線の温度分布の温度差が大きくなるよう
にすれば、溶損量に対する温度変化を検知でき、溶損量
の把握推定の精度が高くなる。そして、このような操作
のためには、固定部材6の厚さや外径及び材質による熱
伝導特性を適正化することで、先の条件を満たす温度分
布を得ることができ、これによって熱電対7の温度検知
の感度を簡単に調整することができる。
の材質を様々に変えたときの温度検知値を示すものであ
る。
は、ポーラスプラグ5を装着した初期のときのその軸線
長さ(単位:mm)であり、L=100(mm)は溶損
後の使用限界時の軸線長さを示す。そして、これらの各
Lの値に対して、熱電対7によって測定した温度を各材
質の組合せ毎に数値とし表示し、その温度差ΔT(℃)
を差分として表している。
は、図1に示したもののほかに各種のものが適用でき、
図4から図7にその例を示す。
もう一つの熱電対8をポーラスプラグ5の端面の温度を
検知できるように組み込んだものである。そして、この
熱電対8のリード線8aは、保護管を利用せずに固定部
材6の側面を削りとった溝に沿わせて配置されている。
ラスプラグ5の端面の温度を検知するので、検知精度の
向上が可能となる。
部に熱電対9を組み込んだものである。この例では、固
定部材6のポーラスプラグ5側の端面と炉外側の端面の
温度をこれらの熱電対7,9によって検出することがで
き、固定部材6の軸線方向の温度勾配を知ることができ
る。
て、固定部材6の軸線方向の中間部分にもう一つの熱電
対10を組み込んだものであり、図5で示したものと同
様に固定部材6の温度勾配の大略を知ることができる。
したもので、全体で合計3個の熱電対7,9,10を備
えたものである。この例では、熱電対7,9,10によ
る温度検知部分が増えるので、その分だけ検知精度が向
上する。
説明したが、その他の各種の溶融金属容器に用いられる
ガス吹き込み用耐火物に対して本発明が適用できること
は無論である。
内側に向けて保持する固定部材に備えるようにしたの
で、ガス吹き込み用耐火物の残存厚を検知推定できるだ
けでなく、溶損によるガス吹き込み用耐火物の交換の際
にも、熱電対を固定部材にそのまま組み込んだ状態で作
業でき、交換作業の簡略化が可能となる。
変えるだけで、熱電対による温度検知の精度を高く設定
することができ、ガス吹き込み用耐火物の残存厚の推定
が確実に行える。
ポーラスプラグに付帯した例を示す要部の縦断面図であ
る。
示す拡大縦断面図である。
説明する図である。
の熱電対を備えた例を示す要部の縦断面図である。
込んだ例を示す要部の縦断面図である。
加えて固定部材の軸線方向の中間部分にもう一つの熱電
対を組み込んだ例を示す要部の縦断面図である。
断面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 溶融金属容器の羽口に装着するガス吹き
込み用耐火物の残存厚を、前記ガス吹き込み用耐火物の
熱電対による温度検出によって算出する検出構造であっ
て、前記ガス吹き込み用耐火物を前記溶融金属容器側に
向けて保持拘束する固定部材に前記熱電対を装着し、該
熱電対によって前記ガス吹き込み用耐火物の炉外側の端
面の温度を検出可能としてなるガス吹き込み用耐火物の
残存厚さ検出構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5330991A JPH07190749A (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | ガス吹き込み用耐火物の残存厚さ検出構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5330991A JPH07190749A (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | ガス吹き込み用耐火物の残存厚さ検出構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07190749A true JPH07190749A (ja) | 1995-07-28 |
Family
ID=18238618
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5330991A Pending JPH07190749A (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | ガス吹き込み用耐火物の残存厚さ検出構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07190749A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009041842A (ja) * | 2007-08-09 | 2009-02-26 | Nippon Steel Corp | 鍋内溶鋼温度測定装置 |
CN109865826A (zh) * | 2017-12-01 | 2019-06-11 | 上海宝钢工业技术服务有限公司 | 具有温度感知的钢包用透气砖 |
CN114858962A (zh) * | 2022-04-27 | 2022-08-05 | 中国地质大学(武汉) | 一种测试防火封堵材料耐火性能的装置及其使用方法 |
-
1993
- 1993-12-27 JP JP5330991A patent/JPH07190749A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009041842A (ja) * | 2007-08-09 | 2009-02-26 | Nippon Steel Corp | 鍋内溶鋼温度測定装置 |
CN109865826A (zh) * | 2017-12-01 | 2019-06-11 | 上海宝钢工业技术服务有限公司 | 具有温度感知的钢包用透气砖 |
CN114858962A (zh) * | 2022-04-27 | 2022-08-05 | 中国地质大学(武汉) | 一种测试防火封堵材料耐火性能的装置及其使用方法 |
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