JPH04348236A - 溶融金属用の温度検出器 - Google Patents
溶融金属用の温度検出器Info
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- JPH04348236A JPH04348236A JP3120800A JP12080091A JPH04348236A JP H04348236 A JPH04348236 A JP H04348236A JP 3120800 A JP3120800 A JP 3120800A JP 12080091 A JP12080091 A JP 12080091A JP H04348236 A JPH04348236 A JP H04348236A
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Landscapes
- Radiation Pyrometers (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、経時的に溶融金属の温
度を検出できる溶融金属用の温度検出器に関する。
度を検出できる溶融金属用の温度検出器に関する。
【0002】
【従来の技術】鉄鋼産業は多くの鉄鋼プロセスから構成
される。鉄鋼プロセスは鉄鋼プロセスと転炉プロセスと
に分かれる。鉄鋼プロセスでは鉄鉱石,コークス,石灰
石などを高炉に入れ、約1200℃の熱風を吹き込みコ
ークスを燃焼させることによって鉄鉱石を溶融還元し、
銑鉄をつくる。転炉プロセスでは銑鉄を転炉に運び純酸
素で吹錬脱炭し、用途に応じてCが0.03〜1.7%
の溶鋼をつくる。この溶鋼を連続鋳造機を用いることに
よりスラブやブルームという中間製品にする。
される。鉄鋼プロセスは鉄鋼プロセスと転炉プロセスと
に分かれる。鉄鋼プロセスでは鉄鉱石,コークス,石灰
石などを高炉に入れ、約1200℃の熱風を吹き込みコ
ークスを燃焼させることによって鉄鉱石を溶融還元し、
銑鉄をつくる。転炉プロセスでは銑鉄を転炉に運び純酸
素で吹錬脱炭し、用途に応じてCが0.03〜1.7%
の溶鋼をつくる。この溶鋼を連続鋳造機を用いることに
よりスラブやブルームという中間製品にする。
【0003】この転炉プロセスにおける主要な課題は、
吹錬中に複雑に変化する炉内での反応を制御し、吹錬終
了時の溶解成分や溶解温度を目標値に合致させることで
ある。このため、吹錬中の溶鉄溶鋼温度は1300〜1
700℃に、そして炉内温度は1000〜1600℃に
も達する過酷な条件下で鋼中の炭素濃度,酸素濃度や溶
鋼温度を測定しなければならない。
吹錬中に複雑に変化する炉内での反応を制御し、吹錬終
了時の溶解成分や溶解温度を目標値に合致させることで
ある。このため、吹錬中の溶鉄溶鋼温度は1300〜1
700℃に、そして炉内温度は1000〜1600℃に
も達する過酷な条件下で鋼中の炭素濃度,酸素濃度や溶
鋼温度を測定しなければならない。
【0004】溶鋼温度の測定状態を図5に示す。図中、
1は転炉本体、2,3は水平軸まわりに回動自在に転炉
本体1を支持する軸受、4は駆動手段、5はトラニオン
リング、6は溶鋼、7は吹管、8は外管である。溶鋼6
の温度を測定するには、熱電対を測定用のプローブ9に
装着し、このプローブ9を溶鋼6中に浸漬させて行う。
1は転炉本体、2,3は水平軸まわりに回動自在に転炉
本体1を支持する軸受、4は駆動手段、5はトラニオン
リング、6は溶鋼、7は吹管、8は外管である。溶鋼6
の温度を測定するには、熱電対を測定用のプローブ9に
装着し、このプローブ9を溶鋼6中に浸漬させて行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、熱電対によ
って測定する温度は1500〜1700℃もの高温であ
り瞬時に温度を測定できても同時に熱電対が溶解してし
まう。このため、測定された数値の代表性が保証されな
いだけでなく、長い時間安定して溶鋼の測定ができない
。
って測定する温度は1500〜1700℃もの高温であ
り瞬時に温度を測定できても同時に熱電対が溶解してし
まう。このため、測定された数値の代表性が保証されな
いだけでなく、長い時間安定して溶鋼の測定ができない
。
【0006】そこで本発明は、斯かる課題を解決した溶
融金属用の温度検出器を提供することを目的とする。
融金属用の温度検出器を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】斯かる目的を達成するた
めに本発明は、耐熱性を有する保護管を設けることによ
り溶融金属から放射される熱放射が放射温度計へ向かう
ための流路を保護管の内部に形成し、保護管の下端を開
口させて溶融金属から直接に放射温度計へ熱放射を導い
たり、あるいは保護管の下端をキャップで閉塞し溶融金
属の熱放射をキャップを介して放射温度計へ導くように
したことを特徴とする。
めに本発明は、耐熱性を有する保護管を設けることによ
り溶融金属から放射される熱放射が放射温度計へ向かう
ための流路を保護管の内部に形成し、保護管の下端を開
口させて溶融金属から直接に放射温度計へ熱放射を導い
たり、あるいは保護管の下端をキャップで閉塞し溶融金
属の熱放射をキャップを介して放射温度計へ導くように
したことを特徴とする。
【0008】
【作用】保護管の底部を溶融金属中に浸漬させると、溶
融金属の放出する熱放射による赤外線放射エネルギーが
保護管の内部を介して伝わり、この放射輝度を放射温度
計で測定することにより溶融金属の温度を検出する。保
護管の下端が開口している場合は溶融金属から放射され
る放射エネルギーを直接、キャップで閉塞されている場
合は溶融金属中に浸漬されたキャップの内側の放射エネ
ルギーを各々放射温度計で検出することになる。検出部
である放射温度計が溶融金属に接触しないので、長い時
間に亘って溶融金属の温度を検出することが可能である
。
融金属の放出する熱放射による赤外線放射エネルギーが
保護管の内部を介して伝わり、この放射輝度を放射温度
計で測定することにより溶融金属の温度を検出する。保
護管の下端が開口している場合は溶融金属から放射され
る放射エネルギーを直接、キャップで閉塞されている場
合は溶融金属中に浸漬されたキャップの内側の放射エネ
ルギーを各々放射温度計で検出することになる。検出部
である放射温度計が溶融金属に接触しないので、長い時
間に亘って溶融金属の温度を検出することが可能である
。
【0009】
(a)実施例1
以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明
する。本発明による溶融金属用の温度検出器の実施例1
を図1に示す。温度検出器10は保護管11と放射温度
計12とで構成される。保護管11はセラミックスで形
成され、図のように有底円筒形に形成される。そして、
保護管11の底部には直径0.1mm程度の小孔13が
設けられる。保護管11は、その底部を溶融金属として
の溶鋼6の中に浸漬させたときに上部が転炉本体1の外
部へ出る位の長さであり、保護管11の外端部には放射
温度計12が、その検出部が保護管11の内部となるよ
うに設けられる。
する。本発明による溶融金属用の温度検出器の実施例1
を図1に示す。温度検出器10は保護管11と放射温度
計12とで構成される。保護管11はセラミックスで形
成され、図のように有底円筒形に形成される。そして、
保護管11の底部には直径0.1mm程度の小孔13が
設けられる。保護管11は、その底部を溶融金属として
の溶鋼6の中に浸漬させたときに上部が転炉本体1の外
部へ出る位の長さであり、保護管11の外端部には放射
温度計12が、その検出部が保護管11の内部となるよ
うに設けられる。
【0010】図中、16は保護管11内へ不活性ガスを
送り込んで内部圧力を高めるためのガス供給管、14a
,14bは放射温度計12が検出した検出値を取り出す
ためのリードである。保護管11は長くなると大きな曲
げモーメントが加わって破損しやすいので、溶鋼6に浸
漬する部分以外を外管15で覆って補強する。
送り込んで内部圧力を高めるためのガス供給管、14a
,14bは放射温度計12が検出した検出値を取り出す
ためのリードである。保護管11は長くなると大きな曲
げモーメントが加わって破損しやすいので、溶鋼6に浸
漬する部分以外を外管15で覆って補強する。
【0011】次に、斯かる溶融金属用の温度検出器の作
用を説明する。溶鋼6の温度を測定するには、保護管1
1内への溶鋼6の侵入防止のため、ガス供給管16から
保護管11内へ不活性ガスを供給して保護管11内の圧
力を転炉本体1内の圧力と略同じにし、保護管11の下
端を溶鋼6に浸漬させる。すると、溶鋼6の放出する熱
放射が小孔13から保護管11の内部へはいり込み、こ
の熱放射による放射(赤外線)エネルギー(放射輝度)
を放射温度計12が受け取って溶鋼6の温度を検出する
。保護管11を溶鋼6に浸漬する際に、不活性ガスの供
給量を多くすることにより小孔13がノズルとして作用
し測定部位における溶鋼6の表面のスラグ20を排除で
きる。
用を説明する。溶鋼6の温度を測定するには、保護管1
1内への溶鋼6の侵入防止のため、ガス供給管16から
保護管11内へ不活性ガスを供給して保護管11内の圧
力を転炉本体1内の圧力と略同じにし、保護管11の下
端を溶鋼6に浸漬させる。すると、溶鋼6の放出する熱
放射が小孔13から保護管11の内部へはいり込み、こ
の熱放射による放射(赤外線)エネルギー(放射輝度)
を放射温度計12が受け取って溶鋼6の温度を検出する
。保護管11を溶鋼6に浸漬する際に、不活性ガスの供
給量を多くすることにより小孔13がノズルとして作用
し測定部位における溶鋼6の表面のスラグ20を排除で
きる。
【0012】(b)実施例2
実施例2の温度検出器を図2に示す。実施例2は放射温
度計を溶鋼に近い位置に置くと耐熱性や冷却を考慮する
必要があるため、溶鋼から離れた位置に配置したもので
ある。図2のようにセラミックスからなる保護管11の
上部に放射温度計12が収容され、溶鋼6からの熱放射
による赤外線エネルギーを精度良く放射温度計12へ導
くために保護管11の内部にガラスファイバ18が収容
される。ガラスファイバ18の材質としては石英ガラス
が好ましいが、融点が1000℃以上であればその他の
物質でもよい。このほか、ガラスファイバ18,放射温
度計12を熱から保護するために冷却用のガスが用いら
れる。保護管11を覆うようにして融点が2000℃以
上の耐熱性のセラミックスからなるカバー19が設けら
れ、カバー19と保護管11との隙間を塞ぐことによっ
てガスを循環させるための流路が保護管11とカバー1
9との間に形成される。
度計を溶鋼に近い位置に置くと耐熱性や冷却を考慮する
必要があるため、溶鋼から離れた位置に配置したもので
ある。図2のようにセラミックスからなる保護管11の
上部に放射温度計12が収容され、溶鋼6からの熱放射
による赤外線エネルギーを精度良く放射温度計12へ導
くために保護管11の内部にガラスファイバ18が収容
される。ガラスファイバ18の材質としては石英ガラス
が好ましいが、融点が1000℃以上であればその他の
物質でもよい。このほか、ガラスファイバ18,放射温
度計12を熱から保護するために冷却用のガスが用いら
れる。保護管11を覆うようにして融点が2000℃以
上の耐熱性のセラミックスからなるカバー19が設けら
れ、カバー19と保護管11との隙間を塞ぐことによっ
てガスを循環させるための流路が保護管11とカバー1
9との間に形成される。
【0013】斯かる温度検出器を用いる場合には、保護
管11の下部に1000℃前後の温度になると溶解する
金属の蓋をしたのちに保護管11の下端を溶鋼6に浸漬
する。図2中のスラグ20を通過する際には、蓋が保護
管11内へのスラグ20の侵入を防止し、その後に蓋が
溶解して溶鋼6の温度測定が可能になる。なお、蓋の材
質としては溶鋼6の成分に影響を及ぼさないものを選定
する。溶鋼6の熱放射がガラスファイバ18を介して放
射温度計12へ伝わるため、単に放射温度計のみを用い
た場合よりも精度良く検出される。図中に矢印で示すよ
うにガスがカバー19内を循環するので、ガラスファイ
バ18及び放射温度計12が冷却され温度上昇が防止さ
れる。その他の点に関しては実施例1と同様なので説明
を省略する。
管11の下部に1000℃前後の温度になると溶解する
金属の蓋をしたのちに保護管11の下端を溶鋼6に浸漬
する。図2中のスラグ20を通過する際には、蓋が保護
管11内へのスラグ20の侵入を防止し、その後に蓋が
溶解して溶鋼6の温度測定が可能になる。なお、蓋の材
質としては溶鋼6の成分に影響を及ぼさないものを選定
する。溶鋼6の熱放射がガラスファイバ18を介して放
射温度計12へ伝わるため、単に放射温度計のみを用い
た場合よりも精度良く検出される。図中に矢印で示すよ
うにガスがカバー19内を循環するので、ガラスファイ
バ18及び放射温度計12が冷却され温度上昇が防止さ
れる。その他の点に関しては実施例1と同様なので説明
を省略する。
【0014】(c)実施例3
実施例3の温度検出器を図3に示す。
【0015】耐熱性,断熱性,耐熱衝撃性を有するジル
コニアあるいは、炭素繊維強化炭素複合材等からなる保
護管11内に保護管の強度を確保するため鉄,アルミ等
から成る円筒形の鋼管26が嵌合され、鋼管26の下端
近傍に放射温度計の受光部12aが収容される。受光部
12aはリード線27を介して図示しない増幅器等へ接
続される。保護管11の下端には熱伝導が良く耐熱性,
耐食性を有する高融点金属として融点が2990℃のタ
ンタルやタングステン等からなる着脱自在のキャップ2
2が装着される。そして、図中のAで示す部分の外周面
は耐食性を増大させるためにカルシア等によってコーテ
ィングされる。十分に耐熱性等が考慮されているが、必
要に応じて実施例2のように光ファイバーを使用するこ
とも可能である。
コニアあるいは、炭素繊維強化炭素複合材等からなる保
護管11内に保護管の強度を確保するため鉄,アルミ等
から成る円筒形の鋼管26が嵌合され、鋼管26の下端
近傍に放射温度計の受光部12aが収容される。受光部
12aはリード線27を介して図示しない増幅器等へ接
続される。保護管11の下端には熱伝導が良く耐熱性,
耐食性を有する高融点金属として融点が2990℃のタ
ンタルやタングステン等からなる着脱自在のキャップ2
2が装着される。そして、図中のAで示す部分の外周面
は耐食性を増大させるためにカルシア等によってコーテ
ィングされる。十分に耐熱性等が考慮されているが、必
要に応じて実施例2のように光ファイバーを使用するこ
とも可能である。
【0016】斯かる温度検出器では、溶鋼6に接するキ
ャップ22の内側から熱放射が放出され、この熱放射が
受光部12aへ伝わり、溶鋼6の温度が検出される。こ
の実施例では実施例1,2と異なり、温度の測定中にお
いても保護管11にキャップ22がされた状態となるの
で、保護管11の内部へ溶鋼6が侵入することはない。 また、受光部12aが保護管11の下端近傍に配置され
ることから精度の良い温度測定が可能である。
ャップ22の内側から熱放射が放出され、この熱放射が
受光部12aへ伝わり、溶鋼6の温度が検出される。こ
の実施例では実施例1,2と異なり、温度の測定中にお
いても保護管11にキャップ22がされた状態となるの
で、保護管11の内部へ溶鋼6が侵入することはない。 また、受光部12aが保護管11の下端近傍に配置され
ることから精度の良い温度測定が可能である。
【0017】キャップ22は溶鋼6への浸漬時と非浸漬
時との温度差が大きいため、長期間使用すると劣化して
破損する可能性があり、このような場合にはキャップ2
2を交換すれば足りる。実施例1,2では保護管11の
全体の交換が必要でありコスト高になるが、本実施例で
は低コストで済む。
時との温度差が大きいため、長期間使用すると劣化して
破損する可能性があり、このような場合にはキャップ2
2を交換すれば足りる。実施例1,2では保護管11の
全体の交換が必要でありコスト高になるが、本実施例で
は低コストで済む。
【0018】(d)実施例4
実施例4の温度検出器の構成を図4に示す。セラミック
スからなる保護管11の内部に光ファイバ21の一端側
が固定され、光ファイバ21の他端は保護管11の外部
の放射温度計12へ接続される。保護管11の下端には
耐熱性,耐食性を有する材質としてセラミックスからな
る着脱自在のキャップ22がかぶせられる。保護管11
の下端近傍には石英ガラス等からなる耐熱透明板23が
設けられる。そして、冷却用のガスを送り込んで光ファ
イバ21を冷却するため、ガス循環用の流路を形成する
仕切板24が保護管11内に設けられる。光ファイバ2
1は通気孔を有する支持部材25を介して仕切板24内
に支持される。
スからなる保護管11の内部に光ファイバ21の一端側
が固定され、光ファイバ21の他端は保護管11の外部
の放射温度計12へ接続される。保護管11の下端には
耐熱性,耐食性を有する材質としてセラミックスからな
る着脱自在のキャップ22がかぶせられる。保護管11
の下端近傍には石英ガラス等からなる耐熱透明板23が
設けられる。そして、冷却用のガスを送り込んで光ファ
イバ21を冷却するため、ガス循環用の流路を形成する
仕切板24が保護管11内に設けられる。光ファイバ2
1は通気孔を有する支持部材25を介して仕切板24内
に支持される。
【0019】斯かる温度検出器では、溶鋼6に接するキ
ャップ22の内側から放出される熱放射による赤外線エ
ネルギーが光ファイバ21を介して放射温度計12へ伝
わり、これによって溶鋼6の温度が検出される。一方、
仕切板24の内部にガスが流れるため光ファイバ21が
効率良く冷却される。
ャップ22の内側から放出される熱放射による赤外線エ
ネルギーが光ファイバ21を介して放射温度計12へ伝
わり、これによって溶鋼6の温度が検出される。一方、
仕切板24の内部にガスが流れるため光ファイバ21が
効率良く冷却される。
【0020】実施例1,3においても放射温度計12や
受光部12a,リード線27が高熱にさらされることか
ら、実施例2,4で用いたのと同様の構成の冷却手段を
付加することができる。保護管11について実施例1,
2,4についてはセラミックスを用い、実施例3につい
てはジルコニアあるいは炭素繊維強化炭素複合材等を用
いるが、各実施例についていずれの材料を用いるように
してもよい。また、実施例3,4で用いるキャップ22
はタンタル,タングステン,セラミックスのいずれを用
いることもでき、実施例4に示す仕切板については実施
例2に示すカバーと同一の材料であるセラミックスを用
いることができる。
受光部12a,リード線27が高熱にさらされることか
ら、実施例2,4で用いたのと同様の構成の冷却手段を
付加することができる。保護管11について実施例1,
2,4についてはセラミックスを用い、実施例3につい
てはジルコニアあるいは炭素繊維強化炭素複合材等を用
いるが、各実施例についていずれの材料を用いるように
してもよい。また、実施例3,4で用いるキャップ22
はタンタル,タングステン,セラミックスのいずれを用
いることもでき、実施例4に示す仕切板については実施
例2に示すカバーと同一の材料であるセラミックスを用
いることができる。
【0021】次に、これら4つの実施例では熱放射の量
を検出することによって溶鋼の温度を検出するものであ
るが、溶鋼の色を検出することにより溶鋼の温度を段階
的に検出するように構成することもできる。
を検出することによって溶鋼の温度を検出するものであ
るが、溶鋼の色を検出することにより溶鋼の温度を段階
的に検出するように構成することもできる。
【0022】
【発明の効果】以上の説明からわかるように、本発明に
よる溶融金属用の温度検出器によれば放射温度計で溶融
金属の温度を検出するので、検出部が溶融金属に直接接
触することがなく、従って従来用いていた熱電対のよう
に瞬時に溶融するということはない。このため、溶融金
属の経時的な温度変化を検出することができる。また、
温度検出器を水平方向へ移動させることにより複数箇所
での温度検出が可能となり、検出値の代表性が保証され
る。
よる溶融金属用の温度検出器によれば放射温度計で溶融
金属の温度を検出するので、検出部が溶融金属に直接接
触することがなく、従って従来用いていた熱電対のよう
に瞬時に溶融するということはない。このため、溶融金
属の経時的な温度変化を検出することができる。また、
温度検出器を水平方向へ移動させることにより複数箇所
での温度検出が可能となり、検出値の代表性が保証され
る。
【0023】そして、長期に亘って温度検出器を使用で
きることから、イニシャルコスト自体は従来の熱電対に
よるものより高くなるものの、長期的にみれば検出コス
トの低減になる。更に、現在使用中の転炉等にはほとん
ど変更を加えることなく用いることができるので、この
面からも検出コストの低減になる。
きることから、イニシャルコスト自体は従来の熱電対に
よるものより高くなるものの、長期的にみれば検出コス
トの低減になる。更に、現在使用中の転炉等にはほとん
ど変更を加えることなく用いることができるので、この
面からも検出コストの低減になる。
【0024】請求項2に記載の温度検出器によれば、保
護管の下部が開口するので、溶融金属の熱放射が直接に
放射温度計へ導かれることになり、検出精度が高い。一
方、請求項3に記載の温度検出器によれば、保護管の下
部にキャップが具えられるので、保護管の内部への溶融
金属の浸入を防止できる。また、溶融金属と接触して劣
化する部分がキャップのみとなることから、キャップの
みを交換すればよく温度検出器の維持コストが少なくて
済む。
護管の下部が開口するので、溶融金属の熱放射が直接に
放射温度計へ導かれることになり、検出精度が高い。一
方、請求項3に記載の温度検出器によれば、保護管の下
部にキャップが具えられるので、保護管の内部への溶融
金属の浸入を防止できる。また、溶融金属と接触して劣
化する部分がキャップのみとなることから、キャップの
みを交換すればよく温度検出器の維持コストが少なくて
済む。
【図1】本発明による温度検出器の実施例1を示す構成
図。
図。
【図2】本発明による温度検出器の実施例2を示す構成
図。
図。
【図3】本発明による温度検出器の実施例3を示す構成
図。
図。
【図4】本発明による温度検出器の実施例4を示す構成
図。
図。
【図5】従来の転炉の構成図。
6…溶鋼
10…温度検出器
11…保護管
12…放射温度計
13…小孔
22…キャップ
Claims (3)
- 【請求項1】 耐熱性を有するとともに下端が溶融金
属中に浸漬させられる保護管と、溶融金属の熱放射を保
護管の内部を介して受け取る放射温度計とから構成され
ることを特徴とする溶融金属用の温度検出器。 - 【請求項2】 保護管の下端を開口させたことを特徴
とする請求項1に記載の溶融金属用の温度検出器。 - 【請求項3】 保護管の下端を耐熱性,耐食性を有す
るキャップで閉塞したことを特徴とする請求項1に記載
の溶融金属用の温度検出器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3120800A JPH04348236A (ja) | 1991-05-27 | 1991-05-27 | 溶融金属用の温度検出器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3120800A JPH04348236A (ja) | 1991-05-27 | 1991-05-27 | 溶融金属用の温度検出器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04348236A true JPH04348236A (ja) | 1992-12-03 |
Family
ID=14795312
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3120800A Pending JPH04348236A (ja) | 1991-05-27 | 1991-05-27 | 溶融金属用の温度検出器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04348236A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06331450A (ja) * | 1993-05-26 | 1994-12-02 | Tsubakimoto Chain Co | 溶湯温度測定装置 |
US6004031A (en) * | 1993-11-30 | 1999-12-21 | Nkk Corporation | Temperature measuring device |
JP2008545975A (ja) * | 2005-06-09 | 2008-12-18 | ウジナス・シデルルジカス・デ・ミナス・ジェライス・ソシエダッド・アノニマ・ウジミナス | 光ファイバおよび赤外線パイロメータを用いたタンディッシュ内の溶鋼の連続的な温度測定のための装置 |
KR102063487B1 (ko) | 2018-10-24 | 2020-01-08 | (주)화이버 옵틱코리아 | 가열로용 광섬유 진단센서 |
-
1991
- 1991-05-27 JP JP3120800A patent/JPH04348236A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06331450A (ja) * | 1993-05-26 | 1994-12-02 | Tsubakimoto Chain Co | 溶湯温度測定装置 |
US6004031A (en) * | 1993-11-30 | 1999-12-21 | Nkk Corporation | Temperature measuring device |
US6227702B1 (en) | 1993-11-30 | 2001-05-08 | Nkk Corporation | Method and apparatus for measuring a temperature of a molten metal |
JP2008545975A (ja) * | 2005-06-09 | 2008-12-18 | ウジナス・シデルルジカス・デ・ミナス・ジェライス・ソシエダッド・アノニマ・ウジミナス | 光ファイバおよび赤外線パイロメータを用いたタンディッシュ内の溶鋼の連続的な温度測定のための装置 |
KR102063487B1 (ko) | 2018-10-24 | 2020-01-08 | (주)화이버 옵틱코리아 | 가열로용 광섬유 진단센서 |
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