JPH0719070Y2 - デジタルスイッチ - Google Patents

デジタルスイッチ

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JPH0719070Y2
JPH0719070Y2 JP1988095252U JP9525288U JPH0719070Y2 JP H0719070 Y2 JPH0719070 Y2 JP H0719070Y2 JP 1988095252 U JP1988095252 U JP 1988095252U JP 9525288 U JP9525288 U JP 9525288U JP H0719070 Y2 JPH0719070 Y2 JP H0719070Y2
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JP
Japan
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rotor
stopper
case
groove
digital switch
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JP1988095252U
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JPH0216533U (ja
Inventor
雅志 礒部
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和泉電気株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、デジタルスイッチに関し、特にそのロータ
の回転範囲を限定する手段の改良に関する。
〔従来の技術〕
第6図は、従来のデジタルスイッチの一例を簡略化して
示す斜視図である。
表示窓2aを有するケース2内に、外周面に0〜9の数字
が表示されたロータ4が収納されている。
このロータ4には、第7図に示すような星形カム4aが例
えば一体成形されており、この星形カム4aと二つの操作
部材6等によって、ロータ4を1ステップずつ正逆に節
度回転させる節度機構が構成されている。
また、この例ではロータ4に接触子(図示省略)が取り
付けられており、一方ケース2の蓋をしているプリント
基板8の内面に所定の導体パターンが形成されており、
この接触子と導体パターンとによって、ロータ4の回転
に応動する回路切換部が構成されており、それによって
外部に所望の出力コードの(例えば2進、10進、BCD等
の)接点信号を出力するようにしている。
このようなデジタルスイッチは、単独または複数個を横
に並べて連結する等して、例えば温度設定等の数値設定
に用いられるが、使用範囲(例えば温度設定範囲等)を
限定するために、そのロータ4の回転範囲を限定できる
ようにしたものもある。
そのようなデジタルスイッチの典型的な従来例を説明す
ると、一つは、例えば第7図に示すように、ロータ4に
1本(上限または下限を限定する場合)または2本(上
下限を限定する場合)のストッパピン10を突設してお
き、一方ケース2側にこのストッパピン10と同じ円周上
にストッパ用突起(図示省略)を設けておき、両者の当
接によってロータ4の回転を規制するというものであ
る。
もう一つは、例えば第8図に示すように、ケース2に複
数(通常は10個)の穴2bを内部のロータ4に沿って円形
に配置しておき、一方ロータ4にはストッパ用突起4bを
設けておき、そして外部から任意の穴2bに1本または2
本のストッパピン12を挿入し、このストッパピン12とス
トッパ用突起4bとの当接によってロータ4の回転を規制
するというものである。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが、第7図のような手段を講じたデジタルスイッ
チにおいては、ロータ4に対するストッパピン10の突設
を当該デジタルスイッチの生産時に行う必要があるた
め、生産時点でロータ4の回転範囲が限定されてしま
い、使用者が自由に設定・変更できず不便であるという
問題がある。
一方、第8図のような手段を講じたデジタルスイッチに
おいては、ロータ4の回転範囲の設定・変更の自由度は
あるものの、ケース2に多くの穴2bをあける必要がある
ので、内部へのホコリ等の侵入が大きくなり、信頼性が
低下する恐れがある。また、ケース2内の部品や操作部
材6等の部材が全ての位置のストッパピン12との干渉を
避けなければならないため、内部の構造設計上の制約が
大きく、また部材に穴や切欠き等を設けなければならな
いので構造上機械的強度が低下するという問題もある。
そこでこの考案は、これらの点を改善したデジタルスイ
ッチを提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、この考案のデジタルスイッチ
は、ロータに設けられていて複数個所内にストッパチッ
プを着脱可能に装着固定することができるリング状の溝
と、この溝内に装着固定される1以上のストッパチップ
と、ケースの内側に、ロータの溝内に位置するように突
設されていて、ロータの溝内に装着固定されロータと共
に回転するストッパチップに当接してロータの回転を止
めるストッパ用突起と、ケースのストッパ用突起を挟む
位置に設けられたものであって、それを通して、ケース
の外側から内部のロータの溝内にストッパチップを着脱
することができる二つの穴とを備えることを特徴とす
る。
〔作用〕
ケースの穴から1個または2個のストッパチップをロー
タの溝に装着すると、ロータの回転に伴って当該ストッ
パチップがケース内に設けられたストッパ用突起に当接
し、それによってロータの回転が規制される。即ちロー
タの回転範囲が限定される。
〔実施例〕
第1図はこの考案の一実施例に係るデジタルスイッチを
示す縦断面図であり、第2図は第1図のデジタルスイッ
チを、その接触子ユニット、プリント基板およびロータ
を取り外して示す平面図である。
ケース22は、一面(第1図中の上側の面)が開口した箱
形をしており、その前面(第1図中の左側の面)に表示
窓22aが設けられており、その底面内に軸22bが突設され
ている。そしてこの軸22bに、ロータ24が回転自在に嵌
められている。尚、22eおよび22fは、このようなデジタ
ルスイッチを複数個連結するための突起および係合片で
あり、必要に応じて設けられる。また22gは透明の窓板
である。
ロータ24は、その外周面24aに例えば0〜9の数字が表
示されており、その内の一つが、より具体的には後述す
る回路切換部の接点状態に対応する一つが、ケース22の
表示窓22aを通して外から見える。また、ロータ24の下
面には、星形カム24bがこの例では一体成形によって設
けられている。
また、ケース22内であって上記ロータ24の下側には、二
つの操作部材26が、各々の先の部分を外に出して、第2
図中矢印に示すように前後動自在に設けられている。27
はそれの復帰ばねである。各操作部材26は、ロータ24の
星形カム24bと係合してそれを1ステップずつ回転させ
る突起26aをそれぞれ有しており、この操作部材26およ
び星形カム24b等によって、ロータ24を1ステップずつ
正または逆に節度回転させる節度機構を構成している。
ロータ24の上面には、それと一体で回転するようにプリ
ント基板30が嵌め込まれている。このプリント基板30の
表面には、後述する複数の接触子28a間を出力コードに
従って所定状態に短絡させる導体パターン(図示省略)
が形成されている。
そしてケース22の開口部は、接触子ユニット28が嵌め込
まれて蓋がされている。この接触子ユニット28には、複
数の各々独立した接触子28aがこの例ではインサート成
形されており、各接触子28aには端子28bがそれぞれ一体
的につながっている。
この接触子28aとプリント基板30の表面の導体パターン
等によって、ロータ24の回転に応動する回路切換部が構
成されており、それによって端子28bを経由して外部に
所望の出力コードの(例えば2進、10進、BCD等の)接
点信号を出力するようにしている。
しかもこの実施例では、ロータ24に、第4図にも示すよ
うに、リング状の溝24cを設けている。この溝24c内に
は、ストッパチップ32を、複数個所に、この例では10個
所に、着脱可能に装着固定することができる。溝24cの
内側に10個の突起24dが突き出ているが、これらはスト
ッパチップ32の溝24c内での位置決め用のものである。
ストッパチップ32は、金属製でも樹脂製等でも良い。
また、ケース22内には、第1、第2図等に示すように、
ロータ24の溝24c内にロータ24の回転に支障の無いよう
に位置していて、ロータ24の溝24cに装着されたストッ
パチップ32に当接してロータ24の回転を止めるストッパ
用突起22cが突設されている。
更に、ケース22の底面であって上記ストッパ用突起22c
を左右から挟む位置に、第2、第3、第5図に示すよう
に、外側から内部のロータ24の溝24cにストッパチップ3
2を着脱するための二つの穴22dを設けている。
従って、このデジタルスイッチにおいては、操作部材26
を片方ずつ前後動させることによって、ロータ24を1ス
テップずつ正または逆方向に節度回転させることができ
る。そしてロータ24の位置に応じて、接触子28a間の接
続状態が切り換えられ、それによって複数の端子28bを
経由して外部に所望の出力コードの接点信号が出力され
る。また、ロータ24の外周面24aの数字の内で、そのと
きの出力信号の数値に対応する数字が表示窓22aから見
えるようになる。
しかも、所望の数字が表示窓22aに表示された状態で、
ケース22の例えば一方の穴22dからロータ24の溝24c内に
1個のストッパチップ32を挿入すると、前述したように
それがストッパ用突起22cと当接するため、ロータ24を
その数字を越えて回転させることができなくなり、それ
によってロータ24の回転範囲の上限または下限を設定す
ることができる。
また、ロータ24の所望の回転範囲の上限(または下限)
の数字が表示窓22aに表示された状態で、ケース22の一
方の穴22dからロータ24の溝24c内に一つのストッパチッ
プ32を挿入し、その後、ロータ24を回転させて下限(ま
たは上限)の数字が表示窓22aに表示された状態で、他
方の穴22dからロータ24の溝24c内にもう一つのストッパ
チップ32を挿入すると、前述したようにそれらがストッ
パ用突起22cと当接するためロータ24は二つのストッパ
チップ32間でしか回転できなくなり、それによってロー
タ24の回転範囲の上限および下限を設定することができ
る。
ロータ24の回転範囲の設定を変えたい場合は、ケース22
の穴22dから先に挿入したストッパチップ32を例えばピ
ンセット等で引き抜いて、別の位置に再び挿入すれば良
い。その場合、ストッパチップ32の引き抜きを容易にす
るために、ストッパチップ32にピンセット等でつかむた
めの凹凸等を設けておいても良い。
以上のようにこの実施例のデジタルスイッチにおいて
は、第7図で説明した従来例と違って、外部からストッ
パチップ32を挿入することによって、ロータ24の回転範
囲を使用者によって自由に設定することができる。従っ
て、使用者の側において、このデジタルスイッチの使用
範囲、例えば温度設定に使用する場合は温度設定可能範
囲等を自由に設定・変更することができるので、非常に
便利になる。
しかも、ケース22には、ストッパチップ32の着脱用に2
個の穴22dをあければ済むので、第8図で説明した従来
例のように穴2bを10個もあける場合に比べて、内部への
ホコリ等の侵入が少なくなり、そのぶん信頼性が向上す
る。
また、ストッパチップ32をロータ24に着脱するための穴
22dが2個所で済むため、しかも装着されたストッパチ
ップ32はストッパ用突起22c以外とは何ら干渉しないた
め、第2図からも分るように、ケース22内の部品や操作
部材26等の部材とストッパチップ32の着脱スペースとの
干渉を容易に避けることができる。そのため、第8図で
説明した従来例の場合に比べて、内部の構造設計上の自
由度が大きくなる。
また、第8図で説明した従来例の手段を採用するとすれ
ば、操作部材26に第8図で示したストッパピン12を避け
るための穴や切欠き等を設けなければならないが、この
実施例ではそのような必要が全く無いので、操作部材26
等の機械的強度が低下するという問題も無くなる。
尚、ロータ24を節度回転させる操作方式は、上記実施例
はいわゆる2ボタン式のものであるが、設定後操作部材
26をロックできるいわゆるセットロック式、ペン等で操
作部材26を操作するいわゆるペンタッチ式、あるいは操
作部材26を用いずにロータ24と一体の円板の突起を表示
窓22aの横の方に出してそれを指で操作することによっ
てロータ24を節度回転させるいわゆるサムホイール式等
でも良い。
また、上記例では、複数の接触子28a側を固定しておい
て、所定の導体パターンを有するプリント基板30が回転
するようにしているが、それとは逆に、所定の導体パタ
ーンを有するプリント基板を固定しておいて、接触子を
回転させるようにしても良い。
〔考案の効果〕
以上のようにこの考案によれば、ケースの外側からその
二つの穴を通して内部のロータの溝の所望個所内にスト
ッパチップを着脱することができ、このストッパチップ
の着脱位置に応じてロータの回転が規制されるので、ロ
ータの回転範囲を使用者によって自由に設定・変更する
ことができる。従って非常に便利になる。
しかも、ストッパチップの着脱のための穴が2個で済む
ので、内部へのホコリ等の侵入が少なくなり、そのぶん
信頼性が向上する。またケース内の部品や部材等とスト
ッパチップの着脱スペースとの干渉を容易に避けること
ができるので、内部の構造設計上の自由度が大きくなる
と共に、内部の部材等の機械的強度が低下するという問
題も無くなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の一実施例に係るデジタルスイッチ
を示す縦断面図である。第2図は、第1図のデジタルス
イッチを、その接触子ユニット、プリント基板およびロ
ータを取り外して示す平面図である。第3図は、第2図
の線III−IIIに概ね沿う部分縦断面図である。第4図
は、第1図のデジタルスイッチのロータの裏面図であ
る。第5図は、第1図のデジタルスイッチのケースの裏
面図である。第6図は、従来のデジタルスイッチの一例
を簡略化して示す斜視図である。第7図は、従来のデジ
タルスイッチのロータの一例を示す裏面図である。第8
図は、従来のデジタルスイッチのケースの一例を示す裏
面図である。 22…ケース、22c…ストッパ用突起、22d…穴、24…ロー
タ、24b…星形カム、26…操作部材、28…接触子ユニッ
ト、30…プリント基板、32…ストッパチップ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケース内に、外周面に数字が表示されたロ
    ータと、このロータを節度回転させる節度機構と、ロー
    タの回転に応動する回路切換部とを収納して成るデジタ
    ルスイッチにおいて、ロータに設けられていて複数個所
    内にストッパチップを着脱可能に装着固定することがで
    きるリング状の溝と、この溝内に装着固定される1以上
    のストッパチップと、ケースの内側に、ロータの溝内に
    位置するように突設されていて、ロータの溝内に装着固
    定されロータと共に回転するストッパチップに当接して
    ロータの回転を止めるストッパ用突起と、ケースのスト
    ッパ用突起を挟む位置に設けられたものであって、それ
    を通して、ケースの外側から内部のロータの溝内にスト
    ッパチップを着脱することができる二つの穴とを備える
    ことを特徴とするデジタルスイッチ。
JP1988095252U 1988-07-19 1988-07-19 デジタルスイッチ Expired - Lifetime JPH0719070Y2 (ja)

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JP1988095252U JPH0719070Y2 (ja) 1988-07-19 1988-07-19 デジタルスイッチ

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JP1988095252U JPH0719070Y2 (ja) 1988-07-19 1988-07-19 デジタルスイッチ

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JPH0216533U JPH0216533U (ja) 1990-02-02
JPH0719070Y2 true JPH0719070Y2 (ja) 1995-05-01

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ID=31319897

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JP1988095252U Expired - Lifetime JPH0719070Y2 (ja) 1988-07-19 1988-07-19 デジタルスイッチ

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Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60147039U (ja) * 1984-03-08 1985-09-30 オムロン株式会社 サムロ−タリ−スイツチ

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Publication number Publication date
JPH0216533U (ja) 1990-02-02

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