JPH07190363A - セラミツク予熱栓 - Google Patents

セラミツク予熱栓

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Publication number
JPH07190363A
JPH07190363A JP34792693A JP34792693A JPH07190363A JP H07190363 A JPH07190363 A JP H07190363A JP 34792693 A JP34792693 A JP 34792693A JP 34792693 A JP34792693 A JP 34792693A JP H07190363 A JPH07190363 A JP H07190363A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heating
ceramic
heat
energization
metal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP34792693A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Kawamura
英男 河村
Hidenori Kita
英紀 北
Takemoto Hirai
岳根 平井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Isuzu Ceramics Research Institute Co Ltd
Original Assignee
Isuzu Ceramics Research Institute Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Isuzu Ceramics Research Institute Co Ltd filed Critical Isuzu Ceramics Research Institute Co Ltd
Priority to JP34792693A priority Critical patent/JPH07190363A/ja
Publication of JPH07190363A publication Critical patent/JPH07190363A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 セラミツク発熱部の均一な加熱性と速熱性を
高める。 【構成】 金属発熱線2が加熱部14に埋設されてなる
セラミツク予熱栓Hにおいて、金属発熱線2の加熱部1
4と加熱部14に直列に接続する通電制御部17とをコ
イル状に形成し、リード部18,19を直線状でかつコ
イル状の加熱部14と通電制御部17の内部を真直ぐに
通過するように、セラミツクからなる発熱筒21へ配設
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はデイーゼル機関などに使
用されるセラミツク予熱栓(グロープラグ)、特に加熱
部に通電制御部を備えた自己制御型のセラミツク予熱栓
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4に示すように、公知のセラミツク予
熱栓は金属発熱線2をセラミツク発熱部1の内部へ埋設
した構造になつている。すなわち、デイーゼル機関など
に装着される金属製本体4の先端ないし下端側に、保護
筒3を介してセラミツク発熱部1が部分3aをメタライ
ズ接合法などにより結合される。セラミツク発熱部1は
機関の予燃焼室へ臨むように配設され、燃料の着火燃焼
に寄与するようになつている。セラミツク発熱部1の内
部に埋設される金属発熱線2は一端部2bを、口金5、
コイル状の抵抗線7を経て電極棒8へ接続され、他端部
2aを金属製本体4へ接続される。電極棒8は金属製本
体4の基端側に絶縁体12を介して結合される。抵抗線
7は通電による温度上昇につれて抵抗値が大きくなり、
金属発熱線2への電流を減じ、発熱部の過熱を防止す
る。
【0003】上述した従来のセラミツク予熱栓では、金
属発熱線2をセラミツク発熱部1に埋設した一体化構造
にするために、セラミツクの焼結はホツトプレス法で行
つている。すなわち、セラミツク発熱部1を縦割りの二
分割体として成形し、二分割体の間に金属発熱線2を挟
んで、ホツトプレス法にて一体に焼結している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このため、図5に示す
ように、セラミツク発熱部1において、金属発熱線2と
セラミツク発熱部1の外面1aとの距離(矢印で示す)
が不均一になり、セラミツク発熱部1の外面1aが均一
かつ迅速に加熱されないという問題があつた。
【0005】本発明の目的は上述の問題に鑑み、セラミ
ツク発熱部の均一加熱性、速熱性を高めたセラミツク予
熱栓を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の構成は金属発熱線がセラミツク発熱部に埋
設されてなるセラミツク予熱栓において、前記金属発熱
線の加熱部と該加熱部に直列に接続する通電制御部とを
コイル状に形成し、リード部を直線状でかつ前記コイル
状の加熱部と通電制御部の内部を通過するように配設し
たものである。
【0007】
【作用】金属発熱線のリード部はコイル状の加熱部と通
電制御部の内側を真直ぐに通過する。金属発熱線のコイ
ル状の加熱部は薄肉のセラミツクからなる発熱筒の内周
面に接するので、金属発熱線の加熱部と発熱筒の外面と
の距離は全方向に等しい。したがつて、金属発熱線の加
熱部は全周域に亘り、発熱筒の外面を迅速かつ均一に加
熱し、燃料の着火を短時間の内に促す。
【0008】
【実施例】図1は本発明に係るセラミツク予熱線の正面
断面図、図2は図1の2A−2Aによる平面断面図であ
る。本発明によるセラミツク予熱栓Hは、中空の金属製
本体4のねじ部4aを機関本体に螺合支持され、下端の
セラミツク発熱部1を機関の予燃焼室へ突出される。金
属製本体4は下端部に金属製の保護筒3を嵌合固定され
る。
【0009】電極棒8は絶縁体12に支持され、かつナ
ツト13により締結される。金属製の保護筒3は予めセ
ラミツク発熱部1と部分3aでメタライズ接合法などに
より結合される。セラミツク発熱部1の保護筒3は上端
に皿型の口金5を結合される。好ましくは、口金5と端
子6は一体に構成される。セラミツク発熱部1の下端は
保護筒3から下方へ突出される。
【0010】本発明によれば、セラミツク発熱部1は内
部に、金属発熱線2を埋め込まれる。図1,2に示すよ
うに、直径約0.2mmのタングステンからなる金属発熱
線2は、リード部19の上端部19aを口金5に結合さ
れる。口金5は保護筒3のほぼ軸心を真直ぐに下方へ延
び、保護筒3の内部でコイル状に巻かれた通電制御部1
7を形成され、さらにリード部19bを経て通電制御部
17から下方へ延び、保護筒3の外部でコイル状に巻か
れて加熱部14を形成される。金属発熱線2はコイル状
の加熱部14の下端で、上方へ折り返してリード部18
を形成される。リード部18はコイル状の加熱部14と
通電制御部17の内部を経て上方へ真直ぐに延び、上端
部18aを保護筒3の上端部へ結合される。加熱部14
と通電制御部17のコイルは等ピツチとし、巻径を同じ
くした。
【0011】図2に示すように、実際にはコイル状の加
熱部14と通電制御部17は、予め窒化ケイ素などのセ
ラミツクから成形されかつ焼結された発熱筒21の内周
面に接するように嵌装される。その後に発熱筒21は無
収縮性セラミツク(粉末)16を隙間なく充填されかつ
焼結される。
【0012】以上の構成において、電極棒8は図示して
ない導線により電源バツテリの端子(例えば+端子)に
接続される一方、金属製本体4は車体を経て電源バツテ
リの端子(例えば−端子)に接続される。機関の始動
時、電源バツテリから電極棒8、リード部19、通電制
御部17、リード部19b、加熱部14、リード部1
8、保護筒3、金属製本体4へと通電されると、加熱部
14が赤熱し、予燃焼室へ突出するセラミツク発熱部1
が燃料を加熱着火させる。
【0013】金属発熱線2のリード部18,19がコイ
ル状の加熱部14と通電制御部17の内側を真直ぐに通
ることから、加熱部14は薄肉の発熱筒21の内周面に
接し、加熱部14は全周域に亘り、発熱筒21の表面を
迅速かつ均一に加熱する。したがつて、燃料の着火が短
時間の内に得られる。
【0014】金属発熱線2の通電制御部17は加熱部1
4よりも温度が高くなるので抵抗が大きくなり、加熱部
14が約900℃になると、加熱部14へ流れる電流を
制限し、加熱部14が900℃を超えるのを防止する。
【0015】金属発熱線2の加熱部14は発熱筒21の
内周面に接し、予燃焼室を急速に加熱するのに対し、金
属発熱線2の通電制御部17は金属製本体4の内部にあ
つて外部への熱放散を抑えられるから、温度上昇に伴つ
て加熱部14への電流を効果的に制御し、加熱部14が
過熱状態になるのを防止できる。
【0016】図3に示す実施例のように、通電制御部1
7に熱伝導率の小さい(好ましくは0.5W/m・K以
下)無機化合物からなるフエルトなどのカバー20を巻
き付ければ、通電制御部17の電流制限作用は一層確実
である。
【0017】
【発明の効果】本発明は上述のように、金属発熱線がセ
ラミツク発熱部に埋設されてなるセラミツク予熱栓にお
いて、前記金属発熱線の加熱部と該加熱部に直列に接続
する通電制御部とをコイル状に形成し、リード部を直線
状でかつ前記コイル状の加熱部と通電制御部の内部を通
過するようにしたことから、リード部相互の絶縁と外殻
への挿入が容易であり、加熱部は薄肉の発熱筒の内周面
に接し、加熱部は全周域に亘り、発熱筒の表面を迅速か
つ均一に加熱し、したがつて、燃料の着火が短時間の内
に得られる。
【0018】金属発熱線の加熱部は発熱筒の内周面に接
し、予燃焼室を急速に加熱するのに対し、金属発熱線の
通電制御部は金属製本体の内部にあつて外部への熱放散
を抑えられるから、温度上昇に伴う加熱部への電流を効
果的に自己制御し、加熱部が異常高温になるのを防止で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るセラミツク予熱栓の正面断面図で
ある。
【図2】図1の2A−2Aによる平面断面図である。
【図3】本発明の変更実施例に係るセラミツク予熱栓の
金属加熱線の正面図である。
【図4】従来のセラミツク予熱栓の正面断面図である。
【図5】同セラミツク予熱栓のセラミツク発熱部の平面
断面図である。
【符号の説明】
H:セラミツク予熱線 1:セラミツク発熱部 2:金
属発熱線 14:加熱部 16:無収縮セラミツク 17:通電制御部 18,1
9,19b:リード部 20:カバー 21:発熱筒

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属発熱線がセラミツク発熱部に埋設され
    てなるセラミツク予熱栓において、前記金属発熱線の加
    熱部と該加熱部に直列に接続する通電制御部とをコイル
    状に形成し、リード部を直線状でかつ前記コイル状の加
    熱部と通電制御部の内部を通過するように配設したこと
    を特徴とする、セラミツク予熱栓。
  2. 【請求項2】前記金属発熱線はタングステンからなる、
    請求項1に記載のセラミツク予熱栓。
  3. 【請求項3】前記通電制御部の外周を熱伝導率の小さい
    無機化合物からなるカバーにより被覆した、請求項1,
    2に記載のセラミツク予熱栓。
JP34792693A 1993-12-25 1993-12-25 セラミツク予熱栓 Pending JPH07190363A (ja)

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JP34792693A JPH07190363A (ja) 1993-12-25 1993-12-25 セラミツク予熱栓

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JP34792693A JPH07190363A (ja) 1993-12-25 1993-12-25 セラミツク予熱栓

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JPH07190363A true JPH07190363A (ja) 1995-07-28

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JP34792693A Pending JPH07190363A (ja) 1993-12-25 1993-12-25 セラミツク予熱栓

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