JPH07189867A - インジェクタアセンブリ - Google Patents

インジェクタアセンブリ

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JPH07189867A
JPH07189867A JP6269416A JP26941694A JPH07189867A JP H07189867 A JPH07189867 A JP H07189867A JP 6269416 A JP6269416 A JP 6269416A JP 26941694 A JP26941694 A JP 26941694A JP H07189867 A JPH07189867 A JP H07189867A
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JP
Japan
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injector
sleeve
cone
injector assembly
cylinder
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Withdrawn
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JP6269416A
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English (en)
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Barry L Belshaw
バリー・エル・ベルショー
James K Berry
ジェームス・ケイ・ベリー
Michael A Marz
マイケル・エイ・マルツ
John E Tisch
ジョン・イー・ティック
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Caterpillar Inc
Original Assignee
Caterpillar Inc
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M61/00Fuel-injectors not provided for in groups F02M39/00 - F02M57/00 or F02M67/00
    • F02M61/14Arrangements of injectors with respect to engines; Mounting of injectors
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M57/00Fuel-injectors combined or associated with other devices
    • F02M57/02Injectors structurally combined with fuel-injection pumps
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M61/00Fuel-injectors not provided for in groups F02M39/00 - F02M57/00 or F02M67/00
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    • F02M61/168Assembling; Disassembling; Manufacturing; Adjusting
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M2200/00Details of fuel-injection apparatus, not otherwise provided for
    • F02M2200/80Fuel injection apparatus manufacture, repair or assembly
    • F02M2200/8076Fuel injection apparatus manufacture, repair or assembly involving threaded members

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 インジェクタスリーブの変形を使用せずに改
良された燃焼シール及び冷却液シールを達成できる内燃
機関に使用するのに適したインジェクタアセンブリを提
供する。 【構成】 燃焼シールを形成するためにインジェクタス
リーブ54を変形させると、点検及び保守の間にインジ
ェクタスリーブを取り除くのが困難となり、インジェク
タスリーブを再使用することは不可能となる。本発明
は、冷却液ジャケット28と燃料インジェクタ112と
の間の冷却液のシールのみを達成するために複数のシー
ルリング76と共に使用する比較的変形しない物質から
形成したインジェクタスリーブを提供することにより、
これらの問題点を解決した。インジェクタコーン84
は、独立した燃焼シールを達成するために、シリンダー
ヘッド18中に配置した円錐台部分50中に着座するテ
ーパ形状の下部部分86を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般的に内燃機関に使
用するインジェクタアセンブリ(燃料噴射装置アセンブ
リ)に関し、特に、インジェクタアセンブリの密封構造
に関する。
【0002】
【背景技術】例えば、真鍮又は銅のような変形可能な物
質から製造されたインジェクタスリーブを有するインジ
ェクタアセンブリを利用することはこの技術分野では良
く知られている。
【0003】変形可能な特性に応じて、インジェクタス
リーブは圧力によりプレスされて燃焼シールを形成す
る。更に、インジェクタスリーブは通常弾性手段と共に
使用されて冷却液シールを形成する。
【0004】インジェクタアセンブリの従来例が196
7年8月8日にGlenn L.Palkowskyに
対して発行された米国特許第3,334,617号に開
示されている。この特許においては、インジェクタを受
け入れる銅製チューブが冷却液ジャケットを通して伸長
している。
【0005】燃焼室壁の熱的な歪みに起因する冷却液ジ
ャケットと燃焼室との間の漏れは、シリンダーヘッドの
下部壁に形成された環状シール表面に係合するチューブ
上に環状リングを設けることにより防止される。リング
の密封力は、環状リングの位置近辺においてインジェク
タをチューブ内部の環状表面に対してクランプすること
により得られる。
【0006】チューブの端部は燃焼室から上方に伸長す
るカウンターボア中に押し込まれることにより、チュー
ブを下部壁中に積極的に保持させ、クランプ力が結合部
分を積極的にシールする。
【0007】インジェクタチューブは更に、シリンダー
ヘッドの上部壁中に形成された開口のカウンターボア部
分に装着されているO−リングに係合してウォータージ
ャケットからの冷却液の漏れを防止する、上端に外側方
向に向いたフランジを有する円筒状上部部分を含んでい
る。
【0008】従来のインジェクタアセンブリと同様に、
上述した米国特許に開示された発明は、インジェクタチ
ューブをシリンダーヘッド中に保持して燃焼シールを形
成するために、インジェクタのクランプ力により組み立
て時に変形する変形インジェクタチューブを利用してい
る。しかし、インジェクタチューブ及び周辺構造又はシ
ールは通常の保守スケジュールの間に周期的に点検する
必要がある。
【0009】インジェクタチューブを取り除くために
は、インジェクタチューブの変形により完全な形で取り
除くことは実質上不可能であるので、インジェクタチュ
ーブは破壊されなければならない。インジェクタチュー
ブが破壊されると、インジェクタチューブの破片が燃焼
室に入り、エンジン故障を引き起こすことがある。
【0010】更に、一旦取り除かれたインジェクタチュ
ーブは新しいインジェクタチューブと交換する必要があ
り、新たな費用が発生する。加うるに、変形物質は時間
が経つにつれて緩み密封性能を損なうので、変形可能な
インジェクタチューブを使用するとインジェクタアセン
ブリの安定性が減少することになる。
【0011】更に、インジェクタチューブを燃焼シール
及び冷却液シールの両方に関連させることにより、イン
ジェクタチューブに一旦障害が発生すると燃焼ガスの漏
れ及び冷却液の漏れを引き起こすことになる。
【0012】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、変形可能な部品を
使用することなく改良された燃焼シールの提供及び冷却
液シールの提供を行なうことのできる内燃機関に使用す
るのに適したインジェクタアセンブリを提供することで
ある。
【0013】
【発明の開示】本発明の1つの側面においては、インジ
ェクタアセンブリは内燃機関に使用するように適合して
いる。内燃機関はシリンダーボアを画成したシリンダー
ブロックと、シリンダーボアを閉鎖する関係でシリンダ
ーブロックに取り付けられ、部分的に冷却液のジャケッ
ト部分を画成する上部及び下部壁を有するシリンダーヘ
ッドを含んでいる。
【0014】ピストンがシリンダーボア中に往復動可能
に取り付けられており、シリンダーブロックと共に可変
容量の燃焼室を画成する。一対の軸方向に整列した開口
が上部壁及び下部壁を通して伸長し、下部壁の開口は燃
焼室に連通している。
【0015】下部壁の開口はボアと、冷却液のジャケッ
ト部分に概略対向する環状ショルダと、環状ショルダか
ら燃焼室に向けて外側方向に収斂する円錐台部分を含ん
でいる。
【0016】インジェクタアセンブリは、使用時に環状
ショルダに着座する下部環状表面と、下部環状表面と反
対側の上部環状表面を有する変形しないインジェクタス
リーブを含んでいる。
【0017】インジェクタスリーブは使用時に少なくと
も部分的に上部及び下部壁の開口中に配置され、冷却液
のジャケット部分を通して伸長する。インジェクタコー
ンはインジェクタスリーブを通して伸長する下部部分
と、上面及びインジェクタスリーブの上部環状表面に隣
接する底面を有する上部部分を含んでいる。
【0018】燃料インジェクタがインジェクタコーンを
通して伸長し、使用時にシリンダーヘッドと関連するよ
うに適合している。燃料インジェクタはインジェクタコ
ーンの上部部分に連結される連結部分を含んでいる。
【0019】本発明の他の側面においては、内燃機関は
シリンダーボアを画成したシリンダーブロックと、シリ
ンダーボアを閉鎖する関係でシリンダーブロックに取り
付けられ冷却液のジャケット部分を部分的に画成する上
部及び下部壁を有するシリンダーヘッドと、シリンダー
ボア中に往復動可能に取り付けられシリンダーブロック
と共に可変容量の燃焼室を画成するピストンとを含んで
いる。
【0020】シリンダーヘッドは上部及び下部壁を通し
て一対の軸方向に整列した開口を含んでおり、下部壁の
開口は燃焼室と連通している。下部壁の開口はボアと、
冷却液のジャケット部分に概略向き合う環状ショルダ
と、環状ショルダから燃焼室に向けて外側方向に収斂す
る円錐台部分とを含んでいる。
【0021】変形しないインジェクタスリーブは環状シ
ョルダに着座する下部環状表面と、下部環状表面と反対
側の上部環状表面とを有している。インジェクタスリー
ブは少なくとも部分的に上部及び下部壁の開口中に配置
され、冷却液のジャケット部分を通して伸長している。
【0022】インジェクタコーンはインジェクタスリー
ブを通して伸長する下部部分と、上面及びインジェクタ
スリーブの上部環状表面に隣接する底面を有する上部部
分とを含んでいる。
【0023】燃料インジェクタがシリンダーヘッドと関
連してインジェクタコーンを通して伸長しており、イン
ジェクタコーンの上部部分に連結された連結部分を含ん
でいる。
【0024】本発明は変形しないインジェクタスリーブ
を使用することにより、冷却液シール及び燃焼シールの
両方の安定性を増加することによりインジェクタアセン
ブリの信頼性を増加し、インジェクタアセンブリの組み
立て及び分解に要する時間及びコストを減少させる。
【0025】よって本発明は、インジェクタアセンブリ
の部品に何ら損傷を与えることなく容易に組み立て及び
分解でき、製造及び保守に時間がかからず費用が安い、
エンジンの寿命に害を及ぼさないインジェクタアセンブ
リを提供することができる。
【0026】
【発明を実施するための最良の態様】内燃機関(内燃エ
ンジン)12のインジェクタアセンブリ(燃料噴射装置
アセンブリ)10が図1に示されている。エンジン12
はシリンダーボア17を画成したシリンダーライナー1
6をその中に有するボア15を画成したシリンダーブロ
ック14を含んでいる。
【0027】シリンダーヘッド18はシリンダーボア1
7と閉鎖関係でシリンダーブロック14に取り外し可能
に取り付けられている。シリンダーヘッド18は冷却液
ジャケット28を部分的に画成した上部壁22及び下部
壁24を有している。ピストン30がシリンダーボア1
7中に往復動可能に取り付けられ、シリンダーライナー
16と共に可変容量の燃焼室34を画成している。
【0028】軸方向に整列した開口38及び40がそれ
ぞれ上部壁22及び下部壁24に画成されており、下部
壁24の開口40は燃焼室34と連通している。下部壁
24の開口40はボア44と、冷却液ジャケット28に
概略対向した環状ショルダ48と、環状ショルダ48か
ら燃焼室34に向けて外側方向に収斂する円錐台部分5
0とを含んでいる。円錐台部分50は図2に示されるよ
うに所定の挟角Xを有している。
【0029】図1乃至図3を参照すると、インジェクタ
スリーブ54がシリンダーヘッド18に設けられた上部
壁開口38及び下部壁開口40中に部分的に配置されて
いる。
【0030】インジェクタスリーブ54は例えばステン
レス鋼のような物質から、或いは通常使用されている真
鍮又は銅のインジェクタスリーブよりも変形しにくい他
の適当な物質から製造される。
【0031】インジェクタスリーブ54は、例えば圧入
のような適当な方法により開口38,40中に取り付け
られる。インジェクタスリーブ54は環状ショルダ48
に着座する下部環状表面56と、下部環状表面と反対側
の上部環状表面60と、上部、下部及び中間円筒状部分
64,65,66をそれぞれ有している。
【0032】上部円筒状部分64はその周囲に沿って伸
長する一対の上部環状外側溝70を含んでいる。下部円
筒状部分66はその周囲に沿って伸長する下部環状外側
溝72を含んでいる。
【0033】O−リング冷却液シール76は一対の上部
溝70及び下部溝72中にそれぞれ取り付けられてお
り、これによりインジェクタスリーブ54がシリンダー
ヘッド18中に組み立てられると、上部円筒状部分64
は上部壁22の開口38中に配置され、下部円筒状部分
66は密封係合のために下部壁24に設けられた開口4
0のボア44中に圧入される。
【0034】上部円筒状部分64は内部ねじ部分80を
有している。下部円筒状部分66は中央円筒状部分65
から下部円筒状部分66に向けて外側方向に収斂する内
部テーパ部分82を有している。
【0035】インジェクタコーン84がインジェクタス
リーブ54中に配置され、下部テーパ部分86、中央部
分88及び上部部分90を有している。下部テーパ部分
86は挟角Xよりも概略1°小さい所定の挟角Yを有し
ている。
【0036】下部テーパ部分86及び中央部分88は、
燃焼室34を冷却液ジャケット28から密封分離する手
段92を提供するために、下部テーパ部分86が下部壁
24の開口40の円錐台部分50に密封的に着座するま
で、インジェクタスリーブ54を通して伸長している。
【0037】上部部分90は上面94と、上部環状表面
60に近接した底面96と、底面96の近くに配置され
その周囲に伸長する環状外側溝100を有している。O
−リング燃料シール104が、上部壁22中の開口38
と密封係合するためにインジェクタコーン84の上部部
分90に設けられた環状外側溝100中に着座してい
る。
【0038】一対の燃料ポート106がインジェクタコ
ーン84の上部部分90中の燃料シール104の上側に
位置している。上部部分90は上面94から伸長し一対
の燃料ポート106近辺で終端している内部ねじ部分1
08を有している。
【0039】燃料インジェクタ112が図1に示されて
おり、この燃料インジェクタ112は、燃焼室34と連
通するために燃料インジェクタ112がインジェクタコ
ーン84を通して伸長するのを許容するように、シリン
ダーヘッド18に連結されている。
【0040】燃料インジェクタ112は、インジェクタ
112をシリンダーヘッド18中の所定位置に保持する
ためにインジェクタコーン84の内部ねじ部分108に
螺合する外部ねじ部分120を有する連結部分116を
含んでいる。
【0041】インジェクタスリーブ54の圧入及び冷却
液を密封するO−リングシール76の組み合わせが、冷
却液ジャケット28を燃料インジェクタ112から密封
的に隔離する手段122を提供する。隔離手段122は
分離手段92と独立的に機能する。
【0042】
【産業上の利用可能性】内燃機関12が運転中の所定タ
イミングで、インジェクタ112が外部燃料タンク(図
示せず)から受け取った燃料を燃焼室34に噴射する。
導入された燃料が燃焼室34内の高圧空気と混合されて
燃料と空気の混合物に点火し、その結果燃焼プロセスの
間燃焼室34中及びその周辺の温度が増加する。
【0043】温度を低下させるために、冷却液は冷却液
ジャケット28及びインジェクタスリーブ54の周りに
循環される。しかし、インジェクタスリーブ54の周り
に冷却液を循環している間、燃料の汚染を防止するため
に冷却液は燃料インジェクタ112から隔離されなけれ
ばならない。
【0044】これはO−リング冷却液シール76により
確立されるインジェクタスリーブ54とシリンダーヘッ
ド18との間の密封係合により達成される。インジェク
タスリーブ54を圧入したことにより、冷却液シール7
6は冷却液を燃料インジェクタ112から離れて冷却液
ジャケット28中に保持する作用をする。
【0045】鋼製のインジェクタスリーブ54の変形し
ない特性により、鋼は従来の真鍮又は銅物質に比較して
時間が経っても緩まないので、冷却液ジャケット28と
燃料インジェクタ112との間のより信頼性のある安定
した密封を達成する。
【0046】燃焼プロセスの間に冷却液が汚染されない
ようにするために、燃焼ガスを冷却液ジャケット28か
ら分離することも重要である。これはインジェクタコー
ン84の下部テーパ部分86がシリンダーヘッド18の
円錐台部分50に着座することにより確立されるシール
により達成される。
【0047】下部テーパ部分86の挟角Yが円錐台部分
50の挟角Xよりも実質上1°小さく形成されているた
め、部品間に楔係合を発生して燃焼室34をシールす
る。よって、この密封係合を発生して燃焼室をシールす
るためにインジェクタスリーブ54は変形する必要はな
い。より詳細には、インジェクタスリーブ54は冷却液
シールとしてのみ使用され、燃焼シールの発生とは完全
に独立している。
【0048】通常の保守スケジュール又は補修におい
て、インジェクタスリーブ54は冷却液用のO−リング
シール76を交換するために取り除かれる必要がある。
インジェクタスリーブ54は、スライドハンマ又は同様
な装置(図示せず)を内部ねじ部分80に通して、従来
の方法によりインジェクタスリーブ54を引いて自由に
することにより、取り除かれる。
【0049】冷却液シールはインジェクタスリーブ54
の変形になんら依存せずに、さらに燃焼シールは分離し
た部品により提供されるので、インジェクタスリーブ5
4は損傷をおこすことなく取り除かれる。
【0050】取り除かれたインジェクタスリーブ54
は、新しいO−リングを溝70,72中に取り付け、イ
ンジェクタスリーブ54をシリンダーヘッド18に圧入
することにより再使用可能である。
【0051】上述したところから明らかなように、本発
明は改良された密封デザイン及び変形しないインジェク
タスリーブを有するインジェクタアセンブリを提供す
る。冷却液のシールはO−リングシールを有するインジ
ェクタスリーブの圧入により得られ、燃焼シールは変形
可能なインジェクタスリーブを使用することなくシリン
ダーヘッドの下部壁に形成された開口の円錐台部分に着
座するテーパ部分を有する分離したインジェクタコーン
を使用することにより得られる。
【0052】
【発明の効果】本発明は以上詳述したように、冷却液シ
ールはインジェクタスリーブの圧入により達成し、燃焼
シールはインジェクタスリーブの変形によることなくイ
ンジェクタコーンの使用により達成するようにしたの
で、インジェクタスリーブに損傷を起こすことなくイン
ジェクタアセンブリを容易に組み立て・分解することが
できる。
【0053】これにより、インジェクタアセンブリの製
造及び保守にかかる費用が安価に、時間が短くなり、イ
ンジェクタアセンブリがエンジンの寿命に対して悪影響
を及ぼすことはない。更に、変形しない物質の使用によ
り密封安定性を増加できるため、インジェクタアセンブ
リの信頼性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を組み込んだ内燃機関の部分断面図であ
る。
【図2】図1の2−2線で囲まれた部分の拡大断面図で
ある。
【図3】本発明のインジェクタアセンブリの部分的展開
斜視図である。
【符号の説明】
14 シリンダーブロック 16 シリンダーライナー 18 シリンダーヘッド 28 冷却液ジャケット 30 ピストン 34 燃焼室 54 インジェクタスリーブ 76 O−リングシール 84 インジェクタコーン 112 燃料インジェクタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジェームス・ケイ・ベリー アメリカ合衆国、61614イリノイ、ピオー リア、エヌ・フォックス・ポイント・ドラ イブ6933 (72)発明者 マイケル・エイ・マルツ アメリカ合衆国、61615イリノイ、ピオー リア、ダブリュー・セイモア・レーン3553 (72)発明者 ジョン・イー・ティック アメリカ合衆国、61526イリノイ、エーデ ルスタイン、エヌ・ティンバー・レイク・ ドライブ18708

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダーボアをその中に画成したシリ
    ンダーライナーを有するボアを画成したシリンダーブロ
    ックと、シリンダーボアに対して閉鎖関係でシリンダー
    ブロックに取り付けられ冷却液のジャケット部分を部分
    的に画成する上部及び下部壁を有するシリンダーヘッド
    と、シリンダーボア中に往復動可能に取り付けられシリ
    ンダーライナーと共に可変容量の燃焼室を画成するピス
    トンと、下部壁に設けられた開口が燃焼室と連通してボ
    アを含んでいる、上部壁及び下部壁に設けられた軸方向
    に整列した一対の開口と、概略冷却液のジャケット部分
    に対向した環状ショルダと、環状ショルダから燃焼室に
    向けて外側方向に収斂する円錐台部分とを含んだ内燃機
    関に使用するのに適したインジェクタアセンブリであっ
    て、 使用時に環状ショルダに着座する下部環状表面とこの下
    部環状表面と反対側の上部環状表面とを有し、使用時に
    は少なくとも部分的に上部及び下部壁の開口中に配置さ
    れ、冷却液のジャケット部分を通して伸長している変形
    しないインジェクタスリーブと;インジェクタスリーブ
    を通して伸長した下部部分と、上面とインジェクタスリ
    ーブの上部環状表面に隣接した底面とを有する上部部分
    とを含んだインジェクタコーンと;インジェクタコーン
    を通して伸長し、使用時にシリンダーヘッドと関連する
    ように適合しており、インジェクタコーンの上部部分と
    連結された連結部分を含んでいる燃料インジェクタとを
    具備したインジェクタアセンブリ。
  2. 【請求項2】 インジェクタコーンの上部部分は内部ね
    じ部分を有しており、燃料インジェクタの連結部分はイ
    ンジェクタコーンの内部ねじ部分に螺合された外部ねじ
    部分を有している請求項1記載のインジェクタアセンブ
    リ。
  3. 【請求項3】 燃焼ガスが冷却液中に漏れないように、
    使用時に燃焼室を冷却液のジャケット部分から密封的に
    分離する手段を含んでいる請求項2記載のインジェクタ
    アセンブリ。
  4. 【請求項4】 組み付け時に、冷却液のジャケット部分
    を燃料インジェクタから密封的に隔離する手段を含んで
    いる請求項3記載のインジェクタアセンブリ。
  5. 【請求項5】 組み付け時に、前記分離手段は下部壁に
    形成された開口の円錐台部分と密封係合するように適合
    した、概略テーパー形状を有しているインジェクタコー
    ンの下部部分を含んでいる請求項4記載のインジェクタ
    アセンブリ。
  6. 【請求項6】 前記隔離手段は使用時に上部壁と密封係
    合するように適合した上部円筒状部分と、使用時に下部
    壁と密封係合するように適合した下部円筒状部分とを有
    するインジェクタスリーブを含んでいる請求項5記載の
    インジェクタアセンブリ。
  7. 【請求項7】 上部円筒状部分はその周囲に沿って伸長
    した上部環状溝を含んでおり、下部円筒状部分はその周
    囲に沿って伸長した下部環状溝を含んでおり、シールリ
    ングが上部環状溝と下部環状溝の両方に着座している請
    求項6記載のインジェクタアセンブリ。
  8. 【請求項8】 下部円筒状部分は下部壁に設けられた開
    口のボア中に圧入されている請求項7記載のインジェク
    タアセンブリ。
  9. 【請求項9】 インジェクタスリーブの上部円筒状部分
    は分解時に工具を取り付けるように適合した内部ねじ部
    分を有している請求項8記載のインジェクタアセンブ
    リ。
  10. 【請求項10】 シリンダーボアを画成したシリンダー
    ライナーをその中に有するボアを画成したシリンダーブ
    ロックと、シリンダーボアに対して閉鎖関係でシリンダ
    ーブロックに取り付けられ冷却液のジャケット部分を部
    分的に画成する上部及び下部壁を有するシリンダーヘッ
    ドと、シリンダーボア中に往復動可能に取り付けられシ
    リンダーライナーと共に可変容量の燃焼室を画成するピ
    ストンとを含んだ内燃機関に使用するように適合したイ
    ンジェクタアセンブリであって、 下部壁に設けられた開口は燃焼室と連通し、且つボア
    と、冷却液のジャケット部分に概略対向する環状ショル
    ダと、環状ショルダから燃焼室にかけて外側方向に収斂
    する円錐台部分とを含んでいる、上部及び下部壁に設け
    られた一対の軸方向に整列した開口と;環状ショルダに
    着座した下部環状表面と該下部環状表面と反対側の上部
    環状表面とを有し、少なくとも部分的に上部及び下部壁
    の開口中に配置され、冷却液のジャケット部分を通して
    伸長している変形しないインジェクタスリーブと;イン
    ジェクタスリーブを通して伸長した下部部分と、上面と
    インジェクタスリーブの上部環状表面に隣接した底面と
    を有する上部部分とを含んだインジェクタコーンと;イ
    ンジェクタコーンを通してシリンダーヘッドに関連する
    ように伸長し、インジェクタコーンの上部部分に連結さ
    れた連結部分を含んでいる燃料インジェクタとを具備し
    たインジェクタアセンブリ。
  11. 【請求項11】 インジェクタコーンの上部部分は内部
    ねじ部分を有しており、燃料インジェクタの連結部分は
    インジェクタコーンの内部ねじ部分に螺合された外部ね
    じ部分を有している請求項10記載のインジェクタアセ
    ンブリ。
  12. 【請求項12】 燃焼ガスが冷却液中に漏れないように
    燃焼室を冷却液のジャケット部分から密封分離する手段
    を含んでいる請求項11記載のインジェクタアセンブ
    リ。
  13. 【請求項13】 冷却液のジャケット部分を燃料インジ
    ェクタから密封隔離する手段を含んでいる請求項12記
    載のインジェクタアセンブリ。
  14. 【請求項14】 前記分離手段は台形状部分と密封係合
    するように適合した概略テーパー形状を有しているイン
    ジェクタコーンの下部部分を含んでいる請求項13記載
    のインジェクタアセンブリ。
  15. 【請求項15】 前記隔離手段は上部壁と密封係合した
    上部円筒状部分と、下部壁と密封係合した下部円筒状部
    分とを有するインジェクタスリーブを含んでいる請求項
    14記載のインジェクタアセンブリ。
  16. 【請求項16】 上部円筒状部分はその周囲に沿って伸
    長した上部環状溝を含んでおり、下部円筒状部分はその
    周囲に沿って伸長した下部環状溝を含んでおり、シール
    リングが上部環状溝と下部環状溝の両方に着座している
    請求項15記載のインジェクタアセンブリ。
  17. 【請求項17】 下部円筒状部分は下部壁に設けられた
    開口のボア中に圧入されている請求項16記載のインジ
    ェクタアセンブリ。
  18. 【請求項18】 インジェクタスリーブの上部円筒状部
    分は分解時に工具を取り付けるのに適合した内部ねじ部
    分を有している請求項17記載のインジェクタアセンブ
    リ。
JP6269416A 1993-11-24 1994-11-02 インジェクタアセンブリ Withdrawn JPH07189867A (ja)

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