JPH07189631A - エンジンバルブのフェース振れ検査機 - Google Patents

エンジンバルブのフェース振れ検査機

Info

Publication number
JPH07189631A
JPH07189631A JP33327193A JP33327193A JPH07189631A JP H07189631 A JPH07189631 A JP H07189631A JP 33327193 A JP33327193 A JP 33327193A JP 33327193 A JP33327193 A JP 33327193A JP H07189631 A JPH07189631 A JP H07189631A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engine valve
shaft portion
face
roller
outer peripheral
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP33327193A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3588810B2 (ja
Inventor
Yorikazu Kamiya
順和 神谷
Katsuhisa Kitagawa
勝久 北川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisan Industry Co Ltd
Original Assignee
Aisan Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisan Industry Co Ltd filed Critical Aisan Industry Co Ltd
Priority to JP33327193A priority Critical patent/JP3588810B2/ja
Publication of JPH07189631A publication Critical patent/JPH07189631A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3588810B2 publication Critical patent/JP3588810B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 エンジンバルブの回転中の上下動を防止し
て、正確にフェース面の振れを検出することができるフ
ェース振れ検査機を提供すること。 【構成】 エンジンバルブ1の軸部2の下端を支持する
支持具11と、軸部2の外周面を支持する軸受26・3
2と、軸部2の外周面に当接して回転し、エンジンバル
ブ1を回転させる回転ローラ50と、エンジンバルブ1
のカサ部3のフェース面3aに測定子71aを当接させ
る振れ検出センサ71と、を備える。回転ローラ50
は、回転時に軸部2を下方へ押圧するように、回転軸方
向を軸部2の軸方向と平行な状態からずらして、配設さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、エンジンバルブのフ
ェース面の真円度を検査するためのフェース振れ検査機
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のフェース振れ検査機としては、図
7・8に示すものがあり、この検査機M0は、支持具4
と、複数の軸受5と、回転ローラ6・7と、振れ検出セ
ンサ9と、を備えて構成されていた。
【0003】支持具4は、エンジンバルブ1の軸部2の
下端面2aを支持する部位となり、軸受5は、ベアリン
グを内蔵させた回転自在のフリーローラから構成され、
回転軸方向を上下方向に配置させて、軸部2の外周面に
上下の所定箇所で当接している。
【0004】回転ローラ6・7は、エンジンバルブ1を
回転させるためのものである。そして、回転ローラ6
が、ゴム製のローラ本体6aを備えて、図示しない駆動
プーリに巻き掛けられたベルト8によって回転駆動され
る回転駆動ローラとし、回転ローラ7は、軸部2と回転
ローラ6との外周面に当接される回転自在の従動回転ロ
ーラとしている。
【0005】振れ検出センサ9は、エンジンバルブ1の
カサ部3のフェース面3aに測定子9aを当接させ、エ
ンジンバルブ1の回転時にフェース面3aの振れを検出
して、フェース面3aの真円度を測定するものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のフェー
ス振れ検査機M0では、回転ローラ6・7の回転軸方向
が、測定されるエンジンバルブ1の軸方向と平行な上下
方向としていた。そして、回転ローラ6の回転駆動力を
円滑に回転ローラ7に伝達できるように、回転ローラ6
のローラ本体6aを回転ローラ7の外周面に圧接させて
いた。
【0007】そのため、回転ローラ6のゴム製のローラ
本体6aが、周方向に波打つ状態に変形して回転する場
合が生ずる。このような回転状態では、回転ローラ7が
その回転軸方向に沿って上下動し、その回転ローラ7が
当接しているエンジンバルブ1(軸部2)も上下動させ
てしまう結果を招く。
【0008】このようなエンジンバルブ1の上下動は、
振れを検出するフェース面3aが下狭まりのテーパ状と
していることから、振れ検出センサ9によるフェース面
3aの振れ検出値を不正確なものにしてしまう。
【0009】この発明は、上述の課題を解決するもので
あり、エンジンバルブの回転中の上下動を防止して、正
確にフェース面の振れを検出することができるフェース
振れ検査機を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係るフェース
振れ検査機は、軸部と該軸部端部に配置されたカサ部と
を備えるエンジンバルブを、前記カサ部を上方に配置さ
せて回転させ、前記カサ部外周面のフェース面の振れを
検査するために、前記軸部の下端を支持する支持具と、
前記軸部の外周面を支持する軸受と、前記軸部の外周面
に当接して回転し、前記エンジンバルブを回転させる回
転ローラと、前記カサ部のフェース面に測定子を当接さ
せる振れ検出センサと、を備えて構成されるエンジンバ
ルブのフェース振れ検査機であって、前記回転ローラ
が、回転時に前記軸部を下方へ押圧するように、回転軸
方向を前記軸部の軸方向と平行な状態からずらして、配
設されていることを特徴とする。
【0011】
【作用】この発明に係るフェース振れ検査機では、ま
ず、エンジンバルブの軸部下端面を支持具上に配置させ
るとともに、軸部外周面に軸受と回転ローラとを当接さ
せ、かつ、カサ部のフェース面に振れ検出センサの測定
子を当接させて、エンジンバルブの軸部を上下方向にセ
ットする。
【0012】そして、その状態で回転ローラを回転させ
ると、回転ローラが、回転時にエンジンバルブの軸部を
下方へ押圧するように、回転軸方向をエンジンバルブ軸
部の軸方向と平行な状態からずらして、配設されてい
る。そのため、エンジンバルブが、上方へ移動すること
なく、常に、支持具に軸部下端面を圧接させた状態で、
回転し、そのカサ部のフェース面の振れが、測定子を介
して、振れ検出センサに測定されることとなる。
【0013】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面に基づいて
説明する。
【0014】実施例のフェース振れ検査機M1は、図1
〜3に示すように、測定位置Sのエンジンバルブ1の軸
部下端面2aを支持する支持装置10と、エンジンバル
ブ1の軸部2を把持する把持装置20と、エンジンバル
ブ1を回転させる回転装置40と、エンジンバルブ1の
フェース面3aの真円度を測定する振れ検出装置70
と、を備えて構成される。
【0015】支持装置10は、支持具11と、段取り用
高さ調整スペーサ12と、エアシリンダ13と、を備え
て構成される。
【0016】支持具11は、エンジンバルブ1の軸部2
の下端面2aを回転自在な鋼球11cで支持するもので
あり、下部に組付孔(図符号省略)とねじ孔(図符号省
略)とを開口させた略円柱状のベース11aと、ベース
11a上に配置される鋼球11cと、鋼球11cの周囲
を覆ってベース11aに螺合する円筒状のホルダ11d
と、ベース11aの既述のねじ孔に螺合するねじ11b
と、から構成されている。
【0017】この支持具11は、エアシリンダ13のピ
ストンロッド13bの先端に取り付けられる段取り高さ
調整スペーサ12に接続される。接続は、スペーサ12
のベース12aから上方に突出する凸部12bを、ベー
ス11aの既述の組付孔に挿入し、凸部12bの環状溝
(図符号省略)に対してベース11aに螺合するねじ1
1bを挿入して行なう。また、スペーサ12は、下部の
ねじ孔(図符号省略)に対して、ピストンロッド13b
の先端に形成されたねじ部(図符号省略)を螺合させる
ことにより、エアシリンダ13のピストンロッド13b
に取り付けられることとなる。
【0018】エアシリンダ13は、支持ブラケット14
にシリンダ本体13aが保持され、支持ブラケット14
は、検査機M1のフレームFに固着されている。このエ
アシリンダ13は、エンジンバルブ1のフェース面3a
の測定直前にピストンロッド13bを伸ばすように作動
するものであり、後述する把持装置20で把持されたエ
ンジンバルブ1が、支持具11の鋼球11c上方に配置
された際、ピストンロッド13bを伸ばして、支持具1
1の鋼球11c上にエンジンバルブ1の軸部2の下端面
2aを当接させて、エンジンバルブ1を鋼球11c上の
所定位置で支持するように作動する。
【0019】把持装置20は、図4〜6に示すように、
割り出し機構を内蔵させて水平面上を90°ずつ回転す
る本体21と、本体21の上部に固定された天板22
と、天板22に取り付けられる把持アーム25・27
と、本体21にボルト35止めされる把持ブロック30
と、を備えて構成される。
【0020】把持ブロック30には、側面の上下に、水
平方向に延びる2つの凹溝30a・30bが形成され、
また、側面中央に、上下方向に延びる凹溝30cが形成
されて、さらに、凹溝30a・30bを上下方向で貫通
するように、2本の支持軸31・33が固定されてい
る。各支持軸31・33には、各凹溝30a・30b内
の部位で回動可能なボールベアリング等からなる軸受3
2・34が保持されている。30dは、本体21にボル
ト35止めされるフランジ部である。
【0021】把持アーム25・27は、天板22にナッ
ト(図符号省略)止めされて下方へ延びる2本の支持ピ
ン23に対して、ボールベアリング24を介在させて、
水平方向に回動可能に支持される。把持アーム25・2
7は、ベアリング24の周囲に配置されるスリーブ部2
5a・27aと、スリーブ部25a・27aから図4・
5の右方へ延びて下方へ下がり、下端で相互に接近する
ように延びるアーム部25b・27bと、を備える。ま
た、アーム部25b・27bには、それぞれ、ピン25
c・27cが固定され、ピン25c・27c相互には、
相互のアーム25b・27bを接近させるための引張り
コイルばね29が係止されている。さらに、アーム部2
5b・27bの先端には、ピン25d・27dが上下方
向に固定され、各ピン25d・27dには、エンジンバ
ルブ1の軸部2の外周面に当接可能なボールベアリング
からなる軸受26・28が配設されている。
【0022】さらにまた、スリーブ部25a・27aに
は、相互に接近して接触する係合突起25e・27eが
形成されている。これらの係合突起25e・27eが噛
合して、引張りコイルばね29が相互のア−ム部25b
・27bを接近するように付勢するため、アーム部25
b・27bの先端に配置された軸受26・28が軸受3
2・34側に接近し、エンジンバルブ1の軸部2を、軸
受26・28・32・34によって、上下方向で把持す
ることとなる。
【0023】また、把持アーム25のスリーブ部25a
には、係合突起25eと略逆方向に延びる舌片25fが
形成されている。この舌片25fを押圧して、把持アー
ム25を支持ピン23を中心として、図5中反時計方向
に回転させれば、係合突起25e・27eの噛合によっ
て、把持アーム25・27の先端の軸受26・28が共
に軸受32・34から離隔することとなる。このような
動作は、把持装置20が、エンジンバルブ1を供給され
る際と、フェース面3aの振れ検査後のエンジンバルブ
1を排出する際に、行なう。なお、エンジンバルブ1の
供給位置は、図5に示す把持装置20が反時計方向に9
0°回転した際の軸受32・34付近の位置Iであり、
エンジンバルブ1の排出位置は、図5に示す把持装置2
0が時計方向に90°回転した際の軸受32・34付近
の位置Oである。
【0024】回転装置40は、図1〜3に示すように、
エンジンバルブ1を回転させる回転ローラ50や、回転
ローラ50を回転させる回転駆動モータ53や、回転ロ
ーラ50を測定位置Sのエンジンバルブ1側へ移動させ
るエアシリンダ41等を備えて構成されている。
【0025】エアシリンダ41は、検査機M1のフレー
ムFに固定され、エアシリンダ41のピストンロッド4
1aが、支持プレート44の上方へ延びるブラケット部
44aに連結されている。
【0026】支持プレート44の下部には、フレームF
に固定されたガイドレール42に案内されるスライダ4
3が固着されている。この支持プレート44は、スライ
ダ43との間に、傾斜したスペーサ45を介在させてお
り、水平方向から若干傾斜(実施例では、2〜3°とし
ている)している。
【0027】支持プレート44の先端には、下方へ延び
る吊下ピン46がナット(図符号省略)止めされ、吊下
ピン46の下部には、ボールベアリング47を介在させ
て、スリーブ48が外装され、スリーブ48には、懸架
プレート49がボルト(図符号省略)止めされている。
【0028】懸架プレート49には、先端側下方に回転
ローラ50が配設され、ガイドレール42側の元部側に
は、下面に複数の連結ロッド51が固定され、各連結ロ
ッド51の下端には、回転駆動モータ53を取り付けた
取付ブラケット52が固着されている。
【0029】回転ローラ50は、懸架プレート49にナ
ット(図符号省略)止めされる支持軸50cの周囲に、
ボールベアリング50dを介在させ、略円板状のゴム製
のローラ本体50aが取り付けられて構成され、ローラ
本体50aの下部には、周方向に形成される凹溝50b
が形成されている。凹溝50bには、ベルト55が巻き
掛けられ、このベルト55は、回転駆動モータ53の回
転駆動軸53aに固定されたプーリ54にも巻き掛けら
れている。
【0030】この回転ローラ50は、懸架プレート49
を保持している支持プレート44が水平方向から傾斜し
ていることから、そのローラ本体50aの回転軸となる
支持軸50cの軸方向が、鉛直方向との角度αを2〜3
°として、測定位置Sのエンジンバルブ軸部2の軸方向
である上下方向と平行交差するように傾斜している。ま
た、回転駆動モータ53による回転ローラ50の回転方
向は、測定位置Sに配置されるエンジンバルブ1を下方
へ押圧できる方向であり、実施例の場合には、図3に示
すように、反時計方向に回転する。
【0031】さらに、取付ブラケット52の先端側下面
には、吊下ピン56が固定され、吊下ピン56の周囲に
は、ボールベアリング57を介在させてスリーブ58が
外装され、スリーブ58には、支持プレート59が固定
されている。
【0032】この支持プレート59には、先端側下面に
支持軸60aを固定させて回転検出ローラ60が取り付
けられている。回転検出ローラ60は、支持軸60aの
周囲に、ボールベアリング60bを介在させて、ゴム製
のローラ本体60cを配設させて構成され、ローラ本体
60cの上端面には、複数の突起60dが形成されてい
る。この回転検出ローラ60は、ローラ本体60cの外
周面をエンジンバルブ1の軸部2の外周面に圧接させ
て、フエース面3aの振れ検査を行なう際のエンジンバ
ルブ1が1回転しているかを検知するものであり、ロー
ラ本体60cの上方には、突起60dを検知する近接ス
イッチ等のセンサ61が、支持プレート59に固定され
て配置されている。
【0033】また、懸架プレート49と支持プレート5
9とは、それぞれの上方の支持プレート44と取付ブラ
ケット52とから延びる図示しないばねによって、吊下
ピン46・56回りで、エアシリンダ41で進む方向、
すなわち、測定位置Sのエンジンバルブ1方向へ付勢さ
れ、さらに、それぞれ、支持プレート44と取付ブラケ
ット52とに設けられた図示しないストッパによって、
所定以上回らないように、規制されている。このように
構成される理由は、測定するエンジンバルブ1の種類が
変更されて、軸部2の直径が変化しても、回転ローラ5
0と回転検出ローラ60とが、確実に軸部2の外周面に
圧接されるようにするためである。
【0034】振れ検出装置70は、従来の振れ検出セン
サ9と同様な振れ検出センサ71を備えて構成され、さ
らに、その測定子71aを測定位置Sに配置されたエン
ジンバルブ1の回転時のフェース面3aに当接可能なよ
うに、振れ検出センサ71を移動させるための、図示し
ないエアシリンダ、ガイドレール、スライダ、取付ブラ
ケット等を備えて構成される。
【0035】つぎに、実施例のフェース振れ検査機M1
の作動態様について説明する。なお、支持装置10のエ
アシリンダ13の作動、把持装置20の本体21の回転
駆動、把持アーム25の舌片25fを押圧するプッシャ
の作動、回転ローラ50等を移動させるエアシリンダ4
1の作動、回転ローラ50を回転させる回転駆動モータ
53の作動、振れ検出装置70の振れ検出センサ71を
移動させる図示しないエアシリンダの作動等は、図示し
ない制御装置が行なう。
【0036】まず、エンジンバルブ1が供給位置Iに送
られてくる。その際、予め、把持装置20は、本体21
の回転駆動によって、把持ブロック30が供給位置I側
に向いており、さらに、図示しないプッシャによって舌
片25fが押されて、把持アーム25・27が開いた状
態で、待機している。そして、エンジンバルブ1が送ら
れてくると、図示しないプッシャが舌片25fの押圧を
解除することから、把持アーム25・27がばね29の
付勢力によって閉じ、エンジンバルブ1が、六つの軸受
26・28・32・34によって、軸部2を上下方向に
して把持される(図5参照)。
【0037】その後、把持装置20は、本体21の回転
駆動によって、把持ブロック30が測定位置S側に配置
される。すると、支持装置10のエアシリンダ13がそ
のピストンロッド13bを上方へ伸ばし、図1に示すよ
うに、支持具11の鋼球11cをエンジンバルブ軸部2
の下端面2aに当接させる。
【0038】その後、回転装置40のエアシリンダ41
がそのピストンロッド41aを伸ばし、ガイドレール4
2に沿ってスライダ43とともに支持プレート44・懸
架プレート49等が移動して、回転ローラ50がローラ
本体50aをエンジンバルブ軸部2の外周面に圧接さ
せ、また、回転検出ローラ60がローラ本体60cをエ
ンジンバルブ軸部2の外周面に圧接させる。と同時に、
振れ検出装置70の図示しないエアシリンダもそのピス
トンロッドを伸ばすことから、振れ検出センサ71の測
定子71aがエンジンバルブカサ部3のフェース面3a
に当接することとなる。
【0039】ついで、回転装置40の回転駆動モータ5
3が作動され、回転ローラ50が、エンジンバルブ1を
1回転させる。なお、この1回転は、回転検出ローラ6
0におけるローラ本体60cの回転を検知していたセン
サ61の信号に基いて、図示しない制御装置が、回転駆
動モータ53を制御して行なう。
【0040】そして、エンジンバルブ1の回転時、実施
例の検査機M1では、スライダ43と支持プレート44
との間にスペーサ45が配設されていることにより、回
転ローラ50が、その回転軸方向をエンジンバルブ1の
軸方向と平行な上下方向からずらして、回転時にエンジ
ンバルブ1の軸部2を下方へ押圧するように配設されて
いる。そのため、エンジンバルブ1は、上方へ移動する
ことなく、常に、支持具11の鋼球11cに軸部下端面
2aを圧接させた状態で、回転し、そのカサ部3のフェ
ース面3aの振れが、測定子71aを介して、正確に振
れ検出センサ71に測定されることとなる。
【0041】エンジンバルブ1が1回転して、測定が終
了すると、支持装置10のエアシリンダ13、振れ検出
装置70の図示しないエアシリンダ、及び、回転装置4
0のエアシリンダ41が作動して、支持具11、振れ検
出センサ71、回転ローラ50・回転検出ローラ60等
が原位置に復帰する。
【0042】その後、把持装置20は、本体21の回転
駆動により、把持ブロック30を排出位置O側に配置さ
せる(図5参照)。すると、図示しないプッシャによ
り、舌片25fが押圧されて、把持アーム25・27が
開き、図示しない排出装置により、測定済みのエンジン
バルブ1が次工程に送られることとなる。そして、把持
装置20は、本体21の回転駆動により、把持ブロック
30を供給位置I側に配置させ、次のエンジンバルブ1
が送られてくるのを待機することとなる。
【0043】したがって、実施例のフェース振れ検査機
M1では、回転ローラ50が回転時にエンジンバルブ1
の軸部2を下方へ押圧しつつエンジンバルブ1を回転さ
せるため、エンジンバルブ1の回転中の上下動を防止し
て、正確にフェース面3aの振れを検出することができ
る。
【0044】なお、回転ローラ50の回転軸方向と回転
方向は、回転時に、測定位置Sに配置されたエンジンバ
ルブ軸部2を押し下げつつ回転させることができれば、
実施例に限定されるものではない。
【0045】
【発明の効果】この発明に係るフェース振れ検査機で
は、回転ローラが、回転時にエンジンバルブの軸部を下
方へ押圧するように、回転軸方向をエンジンバルブ軸部
の軸方向と平行な状態からずらして、配設されている。
そのため、回転ローラの回転時には、エンジンバルブ
が、上方へ移動することなく、常に、支持具に軸部下端
面を圧接させた状態で、回転して、そのカサ部のフェー
ス面の振れを、測定子を介して、振れ検出センサに正確
に測定させることができる。
【0046】したがって、この発明に係るフェース振れ
検査機では、エンジンバルブの回転中の上下動を防止し
て、正確にフェース面の振れを検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る一実施例における測定時の検査
機の部分縦断面図である。
【図2】同実施例に使用する回転装置の一部破断側面図
である。
【図3】同実施例の測定時における一部省略平面図であ
る。
【図4】同実施例に使用する把持装置の正面図である。
【図5】同把持装置の一部破断平面図である。
【図6】同把持装置の側面図である。
【図7】従来の検査機を示す概略断面図である。
【図8】従来の検査機を示す概略平面図である。
【符号の説明】
1…エンジンバルブ、 2…軸部、 3…カサ部、 3a…フェース面、 4・11…支持具、 5・26・28・32・34…軸受、 6・50…回転ローラ、 9・71…振れ検出センサ、 9a・71a…測定子、 M0・M1…フェース振れ検査機。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸部と該軸部端部に配置されたカサ部と
    を備えるエンジンバルブを、前記カサ部を上方に配置さ
    せて回転させ、前記カサ部外周面のフェース面の振れを
    検査するために、 前記軸部の下端を支持する支持具と、 前記軸部の外周面を支持する軸受と、 前記軸部の外周面に当接して回転し、前記エンジンバル
    ブを回転させる回転ローラと、 前記カサ部のフェース面に測定子を当接させる振れ検出
    センサと、 を備えて構成されるエンジンバルブのフェース振れ検査
    機であって、 前記回転ローラが、回転時に前記軸部を下方へ押圧する
    ように、回転軸方向を前記軸部の軸方向と平行な状態か
    らずらして、配設されていることを特徴とするエンジン
    バルブのフェース振れ検査機。
JP33327193A 1993-12-27 1993-12-27 エンジンバルブのフェース振れ検査機 Expired - Fee Related JP3588810B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33327193A JP3588810B2 (ja) 1993-12-27 1993-12-27 エンジンバルブのフェース振れ検査機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33327193A JP3588810B2 (ja) 1993-12-27 1993-12-27 エンジンバルブのフェース振れ検査機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07189631A true JPH07189631A (ja) 1995-07-28
JP3588810B2 JP3588810B2 (ja) 2004-11-17

Family

ID=18264233

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33327193A Expired - Fee Related JP3588810B2 (ja) 1993-12-27 1993-12-27 エンジンバルブのフェース振れ検査機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3588810B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100246299B1 (ko) * 1997-12-29 2000-04-01 이준구 엔진의 밸브 페이스 자동검사장치

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100246299B1 (ko) * 1997-12-29 2000-04-01 이준구 엔진의 밸브 페이스 자동검사장치

Also Published As

Publication number Publication date
JP3588810B2 (ja) 2004-11-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3344727B2 (ja) 特に錠剤または丸剤などの試験品に対して硬度試験を行なうためのプロセスおよび装置
KR100689719B1 (ko) 베어링 검사장치
CN111879515B (zh) 一种轴承缺陷检测设备
JPH07189631A (ja) エンジンバルブのフェース振れ検査機
JPH102840A (ja) ワーク検査装置
CN206670608U (zh) 汽车离合器分离轴承自动检测台
JPH10267819A (ja) 摩擦摩耗試験機
CN210625560U (zh) 一种用于机械手臂加工部件的同心度检测装置
JPH02213701A (ja) ディスク内径検査方法及びその装置
JP2580514Y2 (ja) 渦電流探傷検査用ベアリングローラ回転装置
JP5332941B2 (ja) 内周面検査装置の測定ヘッド
JP2574279Y2 (ja) 輪転印刷機用転動軸受のがた計測装置
JPS632049B2 (ja)
KR20010082406A (ko) 차량 브레이크 디스크/드럼의 디티브이 자동측정 시스템
JP3703579B2 (ja) 回転体の検査方法および検査装置
KR200248436Y1 (ko) 차량 브레이크 디스크/드럼의 디티브이 자동측정 시스템
CN109856147A (zh) 一种滚子外观用的检测系统
CN109238706A (zh) 一种交叉滚子轴承旋转精度检测的工装设备
JP2550265Y2 (ja) Lsiテスタ
JPS63241302A (ja) ホイ−ルの振れ検査装置
JPH10274612A (ja) 摩擦摩耗試験機
JP3340048B2 (ja) 摩擦摩耗試験機
JPS5944576B2 (ja) 円錐コロ軸受の組立幅測定装置
JPS647300Y2 (ja)
JPH056131B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040803

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Effective date: 20040809

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees