JPH0718940A - 移動体の走行作動自動切換装置 - Google Patents
移動体の走行作動自動切換装置Info
- Publication number
- JPH0718940A JPH0718940A JP21083693A JP21083693A JPH0718940A JP H0718940 A JPH0718940 A JP H0718940A JP 21083693 A JP21083693 A JP 21083693A JP 21083693 A JP21083693 A JP 21083693A JP H0718940 A JPH0718940 A JP H0718940A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- moving body
- pinion gear
- gear
- sliding door
- control section
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】病院、オフィス、図書館、高齢者用住宅、倉庫
等に取付けた重量ある引戸、或いは搬送体等の移動体の
走行を一時的に停止して逆方向の移動を所定トルク以内
で阻止できると共に、火災発生等の緊急時に移動体の開
閉等の作動制御を自動的に切換えて災害を防止すること
のできる装置に関するものである。 【構成】移動体を走行路に沿って走行可能に設け、該移
動体と走行路との間の一方にラックギア4、他方にピニ
オンギア9を取付け、両ギアの噛合によって制御区間を
形成し、且つ、ピニオンギアに両方向係止クラッチ機構
12を組込み、上記制御区間内で移動体を任意位置で一
時的に停止し、逆方向の移動を所定トルク以内で阻止し
得ると共に、ピニオンギアに電気信号の作動でラックギ
アとの噛合を解除する切換機構を設けて、移動体をフリ
ー状態に制御し得るようにしたものである。
等に取付けた重量ある引戸、或いは搬送体等の移動体の
走行を一時的に停止して逆方向の移動を所定トルク以内
で阻止できると共に、火災発生等の緊急時に移動体の開
閉等の作動制御を自動的に切換えて災害を防止すること
のできる装置に関するものである。 【構成】移動体を走行路に沿って走行可能に設け、該移
動体と走行路との間の一方にラックギア4、他方にピニ
オンギア9を取付け、両ギアの噛合によって制御区間を
形成し、且つ、ピニオンギアに両方向係止クラッチ機構
12を組込み、上記制御区間内で移動体を任意位置で一
時的に停止し、逆方向の移動を所定トルク以内で阻止し
得ると共に、ピニオンギアに電気信号の作動でラックギ
アとの噛合を解除する切換機構を設けて、移動体をフリ
ー状態に制御し得るようにしたものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、病院、オフィス、図
書館、高齢者用住宅、倉庫等に取付けた重量ある引戸、
或いは搬送体等の移動体の走行を一時的に停止して逆方
向の移動を所定トルク以内で阻止できると共に、火災発
生等の緊急時に移動体の開閉等の作動制御を自動的に切
換えて災害を防止することのできる装置に関するもので
ある。
書館、高齢者用住宅、倉庫等に取付けた重量ある引戸、
或いは搬送体等の移動体の走行を一時的に停止して逆方
向の移動を所定トルク以内で阻止できると共に、火災発
生等の緊急時に移動体の開閉等の作動制御を自動的に切
換えて災害を防止することのできる装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、病院、オフィス、図書館、高齢者
用住宅、倉庫等における出入口に用いられる引戸は、戸
車を引戸の開閉方向に沿って設けられたレール上を回転
移動できるように取付け、引戸を円滑に作動し得る構造
である。しかし、例えば、レールが僅かに傾斜している
ことに起因して、引戸の開閉操作中、自然と戸車が閉成
方向或いは開放方向に回転移動してしまう虞があった。
これを解決するため、本出願人は、先に特開平4−17
693号公報に開示したように開閉作動の途中の任意位
置で一時的に引戸を停止して逆方向の移動を所定トルク
以内で阻止できる両方向係止クラッチ機構を戸車に組込
んだ引戸を開発し、所定の効果を達成することができ
た。
用住宅、倉庫等における出入口に用いられる引戸は、戸
車を引戸の開閉方向に沿って設けられたレール上を回転
移動できるように取付け、引戸を円滑に作動し得る構造
である。しかし、例えば、レールが僅かに傾斜している
ことに起因して、引戸の開閉操作中、自然と戸車が閉成
方向或いは開放方向に回転移動してしまう虞があった。
これを解決するため、本出願人は、先に特開平4−17
693号公報に開示したように開閉作動の途中の任意位
置で一時的に引戸を停止して逆方向の移動を所定トルク
以内で阻止できる両方向係止クラッチ機構を戸車に組込
んだ引戸を開発し、所定の効果を達成することができ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この先
行技術のものは、レール上を走行する戸車内に両方向係
止クラッチ機構を組込んでいるため、引戸の全移動行程
で引戸が開いた位置で停止するため、引戸を僅かに開い
て人が出入りする際でも引戸が開いた状態となるので、
その都度閉止操作を行わなければならない煩わしさがあ
る。その上、上記先行技術のものは、火災等の緊急事態
が発生して場合、引戸を自由に開閉できる配慮が全くさ
れておらず、引戸は開口した状態で停止している場合は
煙が吹き出し、火災の延焼し易く、閉止した状態で停止
している場合は避難者や消防士等の出入を邪魔し、災
害、事故が拡大する虞がある。そこで、この発明は上記
従来技術および先行技術の間題点に鑑み、これを解決す
べくなされたものであって、重量のある引戸、扉等の移
動体の走行路に制御区間を形成することにより、その区
間内の任意の位置で移動体を一時的に確実に停止し、逆
方向の可動を所定トルク以内で阻止し得ると共に、火災
発生等の緊急時には、重量のある引戸等の移動を手動で
操作し得るように切換えることのできる移動体の走行作
動自動切換装置を提供することを目的としたものであ
る。
行技術のものは、レール上を走行する戸車内に両方向係
止クラッチ機構を組込んでいるため、引戸の全移動行程
で引戸が開いた位置で停止するため、引戸を僅かに開い
て人が出入りする際でも引戸が開いた状態となるので、
その都度閉止操作を行わなければならない煩わしさがあ
る。その上、上記先行技術のものは、火災等の緊急事態
が発生して場合、引戸を自由に開閉できる配慮が全くさ
れておらず、引戸は開口した状態で停止している場合は
煙が吹き出し、火災の延焼し易く、閉止した状態で停止
している場合は避難者や消防士等の出入を邪魔し、災
害、事故が拡大する虞がある。そこで、この発明は上記
従来技術および先行技術の間題点に鑑み、これを解決す
べくなされたものであって、重量のある引戸、扉等の移
動体の走行路に制御区間を形成することにより、その区
間内の任意の位置で移動体を一時的に確実に停止し、逆
方向の可動を所定トルク以内で阻止し得ると共に、火災
発生等の緊急時には、重量のある引戸等の移動を手動で
操作し得るように切換えることのできる移動体の走行作
動自動切換装置を提供することを目的としたものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】これを解決する手段とし
て、この発明は、移動体を走行路に沿って走行可能に設
け、該移動体と走行路との間の一方にラックギア、他方
にピニオンギアを取付け、両ギアの噛合によって制御区
間を形成し、且つ、ピニオンギアに両方向係止クラッチ
機構を組込み、上記制御区間内で移動体を任意位置で一
時的に停止し、逆方向の移動を所定トルク以内で阻止し
得ると共に、ピニオンギアに電気信号の作動でラックギ
アとの噛合を解除する切換機構を設けて、移動体をフリ
ー状態に制御し得るようにしたものである。
て、この発明は、移動体を走行路に沿って走行可能に設
け、該移動体と走行路との間の一方にラックギア、他方
にピニオンギアを取付け、両ギアの噛合によって制御区
間を形成し、且つ、ピニオンギアに両方向係止クラッチ
機構を組込み、上記制御区間内で移動体を任意位置で一
時的に停止し、逆方向の移動を所定トルク以内で阻止し
得ると共に、ピニオンギアに電気信号の作動でラックギ
アとの噛合を解除する切換機構を設けて、移動体をフリ
ー状態に制御し得るようにしたものである。
【0005】
【実施例】この発明の構成を図面で示す一実施例につい
て以下詳細に説明する。図1乃至図6は、出入口を開閉
する大形で重い引戸に実施したこの発明の第1実施例で
ある。出入口1の上壁部2に閉成方向に向かって次第に
下降するように僅かに傾斜したレール3が配設されてお
り、該レール3には、その下面側の一定区間にラックギ
ア4が取付けられて制御区間Lが形成されている。この
実施例では引戸5が出入口1の閉成位置から一定位置ま
でフリーに走行できるフリー区間Sが設けられて制御区
間Lが形成されている。大形で重い移動体である引戸5
は、その上框6の両端に立設した取付金具7に夫々回転
自在に戸車8が枢着されており、出入口1に配設された
レール3に回転自在に吊下し開閉可能に取付けられてい
る。ピニオンギア9は、支軸10と歯車部11との間に
両方向係止クラッチ機構12が組込まれて歯車部11を
回転可能に制御し、支軸10を上記引戸5の一方の取付
金具7に回動可能に枢着した回動板23に固定して、歯
車部11を出入口1に配設されたレール3に取付けたラ
ックギア4に係脱可能に噛合する。回動板23は、ピン
26で取付金具7に回動可能に枢着した下端と、上部に
取付けたピニオンギア9の下方との間に切換機構である
電磁石24が取付けられている。該電磁石24には常時
突出状態に付勢されたストッパー25を嵌装して、その
先端を回動板23に穿設した小孔23aを貫通して取付
金具7に穿設した係止孔7aに挿入状態にセットされ、
該電磁石24の動磁でストッパー25が係止孔7aより
離脱し得るように作動する。また回動板23は、その下
端のピン26による枢着点を上記回動板23に取付けた
ピニオンギア9の重心位置より左寄りとしたことによ
り、ピニオンギア9はその重力で図3の矢印に示すよう
に回動して、ピニオンギア9の歯車部11はラックギア
4との噛合が外れるように取付けられている。両方向係
止クラッチ機構12は、基本的には上記先行技術の特開
平4−13693号公報に開示されている両方向係止ク
ラッチと同様の機構であるが、これについてさらに詳述
する。この両方向係止クラッチ機構12は、図4乃至図
6に示すように、歯車部11に回動不能に嵌合した内筒
体13内に、支軸10を中心として、制御板14、回動
保持体15、受けリング16、ローラーピン17、弾性
線材18よりなる部材が組込まれている。歯車部11
は、一側が壁面11aで、他側が開口11bする筒状に
形成されている。そして壁面11aに穿設した貫通孔1
1cに支軸10を挿通し、その外周面部に形成した嵌合
凹部11dに嵌合した軸受リング21に支軸10を挿通
する。内筒体13は、一側が壁面13aで、他側が開口
13bする筒状に形成されている。そして壁面13aに
は支軸10を挿通する貫通孔13cが穿設され、上記支
軸10に嵌合した軸受リング21にワッシャー22を介
して内筒体13を歯車部11内に回動不能に嵌合する。
制御板14は、支軸10を挿通する貫通孔14aが穿設
された略環状に形成され、該貫通孔14aの内周面の所
定箇所、この実施例では3箇所に凹溝14bが切欠され
ている。この凹溝14bは中央部が最浅部14cで、そ
の両側が深くなるような略つの形状に退避溝部14d、
14dが形成されている。また外周部にも該凹溝14b
に向かって略円弧状の遊動切欠部14eが形成されてい
る薄板材からなり、この制御板14を複数枚、例えば1
0枚重合して回動保持体15の両側に、これを挟み込む
ように夫々内筒体13内に回動不能に嵌合する。回動保
持体15は、中央部に支軸10を挿通する貫通孔15a
が穿設され、その内周面には上記制御板14の凹溝14
aに対応する3箇所に、該凹溝14aよりも幅狭のロー
ラーピンを支持する保持溝15bが形成され、また外周
部には該保持溝45bに対応する箇所に弾性線材18を
挿入する線材嵌合溝15cが切欠されている。受けリン
グ16は、回動保持体15に嵌合して、該回動保持体1
5と一体に内筒体13内に回動可能に嵌合する。ローラ
ーピン17は、支軸10の外周面と制御板14の凹溝1
4bおよび回動保持体15の保持溝15bに形成された
空間部分に亘って挿入される。弾性線材18は、制御板
14の遊動切欠部14eおよび回動保持体15の線材嵌
合溝15cに挿入され、その一端は、内筒体13の壁面
13aに穿設された小孔13dに挿入係止し、他端を内
筒体13の開口13bに回動不能に密嵌した押え板19
に穿設された小孔19bに挿入係止する。そして、該押
え板19の貫通孔19aに支軸10を貫通して、該支軸
10にワッシャー22を介して軸受リング21を嵌合
し、該軸受リング21を軸受蓋板20の嵌合凹部20b
に嵌入すると共に、軸受蓋板20に穿設した貫通孔20
aに支軸10を挿通して、軸受蓋板20を歯車部11の
開口11bに密嵌して両方向係止クラッチ機構12が組
立られている。
て以下詳細に説明する。図1乃至図6は、出入口を開閉
する大形で重い引戸に実施したこの発明の第1実施例で
ある。出入口1の上壁部2に閉成方向に向かって次第に
下降するように僅かに傾斜したレール3が配設されてお
り、該レール3には、その下面側の一定区間にラックギ
ア4が取付けられて制御区間Lが形成されている。この
実施例では引戸5が出入口1の閉成位置から一定位置ま
でフリーに走行できるフリー区間Sが設けられて制御区
間Lが形成されている。大形で重い移動体である引戸5
は、その上框6の両端に立設した取付金具7に夫々回転
自在に戸車8が枢着されており、出入口1に配設された
レール3に回転自在に吊下し開閉可能に取付けられてい
る。ピニオンギア9は、支軸10と歯車部11との間に
両方向係止クラッチ機構12が組込まれて歯車部11を
回転可能に制御し、支軸10を上記引戸5の一方の取付
金具7に回動可能に枢着した回動板23に固定して、歯
車部11を出入口1に配設されたレール3に取付けたラ
ックギア4に係脱可能に噛合する。回動板23は、ピン
26で取付金具7に回動可能に枢着した下端と、上部に
取付けたピニオンギア9の下方との間に切換機構である
電磁石24が取付けられている。該電磁石24には常時
突出状態に付勢されたストッパー25を嵌装して、その
先端を回動板23に穿設した小孔23aを貫通して取付
金具7に穿設した係止孔7aに挿入状態にセットされ、
該電磁石24の動磁でストッパー25が係止孔7aより
離脱し得るように作動する。また回動板23は、その下
端のピン26による枢着点を上記回動板23に取付けた
ピニオンギア9の重心位置より左寄りとしたことによ
り、ピニオンギア9はその重力で図3の矢印に示すよう
に回動して、ピニオンギア9の歯車部11はラックギア
4との噛合が外れるように取付けられている。両方向係
止クラッチ機構12は、基本的には上記先行技術の特開
平4−13693号公報に開示されている両方向係止ク
ラッチと同様の機構であるが、これについてさらに詳述
する。この両方向係止クラッチ機構12は、図4乃至図
6に示すように、歯車部11に回動不能に嵌合した内筒
体13内に、支軸10を中心として、制御板14、回動
保持体15、受けリング16、ローラーピン17、弾性
線材18よりなる部材が組込まれている。歯車部11
は、一側が壁面11aで、他側が開口11bする筒状に
形成されている。そして壁面11aに穿設した貫通孔1
1cに支軸10を挿通し、その外周面部に形成した嵌合
凹部11dに嵌合した軸受リング21に支軸10を挿通
する。内筒体13は、一側が壁面13aで、他側が開口
13bする筒状に形成されている。そして壁面13aに
は支軸10を挿通する貫通孔13cが穿設され、上記支
軸10に嵌合した軸受リング21にワッシャー22を介
して内筒体13を歯車部11内に回動不能に嵌合する。
制御板14は、支軸10を挿通する貫通孔14aが穿設
された略環状に形成され、該貫通孔14aの内周面の所
定箇所、この実施例では3箇所に凹溝14bが切欠され
ている。この凹溝14bは中央部が最浅部14cで、そ
の両側が深くなるような略つの形状に退避溝部14d、
14dが形成されている。また外周部にも該凹溝14b
に向かって略円弧状の遊動切欠部14eが形成されてい
る薄板材からなり、この制御板14を複数枚、例えば1
0枚重合して回動保持体15の両側に、これを挟み込む
ように夫々内筒体13内に回動不能に嵌合する。回動保
持体15は、中央部に支軸10を挿通する貫通孔15a
が穿設され、その内周面には上記制御板14の凹溝14
aに対応する3箇所に、該凹溝14aよりも幅狭のロー
ラーピンを支持する保持溝15bが形成され、また外周
部には該保持溝45bに対応する箇所に弾性線材18を
挿入する線材嵌合溝15cが切欠されている。受けリン
グ16は、回動保持体15に嵌合して、該回動保持体1
5と一体に内筒体13内に回動可能に嵌合する。ローラ
ーピン17は、支軸10の外周面と制御板14の凹溝1
4bおよび回動保持体15の保持溝15bに形成された
空間部分に亘って挿入される。弾性線材18は、制御板
14の遊動切欠部14eおよび回動保持体15の線材嵌
合溝15cに挿入され、その一端は、内筒体13の壁面
13aに穿設された小孔13dに挿入係止し、他端を内
筒体13の開口13bに回動不能に密嵌した押え板19
に穿設された小孔19bに挿入係止する。そして、該押
え板19の貫通孔19aに支軸10を貫通して、該支軸
10にワッシャー22を介して軸受リング21を嵌合
し、該軸受リング21を軸受蓋板20の嵌合凹部20b
に嵌入すると共に、軸受蓋板20に穿設した貫通孔20
aに支軸10を挿通して、軸受蓋板20を歯車部11の
開口11bに密嵌して両方向係止クラッチ機構12が組
立られている。
【0006】このように構成されているので、通常は電
磁石24に嵌装したストッパー25が取付金具7の係止
孔7aに挿入状態にセットし、両方向係止クラッチ機構
12を組込んだピニオンギア9の歯車部11をラックギ
ア4と噛合し得る状態としておき、引き戸5を閉成状態
から開放方向に移動すると、これに取付けた戸車8はレ
ール3上を回転し、引き戸5はフリー区間Sを自由に走
行するので、通常の成人が出入りする際には、開放した
引き戸5はレール3が閉成方向に向かって僅かに傾斜し
ているので、自動的に閉成方向に走行して、引き戸5を
閉める操作を行う必要なく出入口1を閉成することがで
きる。また車椅子、荷物の搬入等の場合には、引き戸5
を広く開口するように開放方向に移動すると、これに取
付けた戸車8はレール3上を回転すると共に、一方の取
付金具7に固定したピニオンギア9の歯車部11はレー
ル3の下面側に取付けたラックギア4に噛合し、制御区
間L内を回転することになる。これによって、該ピニオ
ンギア9は図3に示すように反時計方向に回転し、これ
に組込まれている両方向係止クラッチ機構12を作動す
る。これに従って図4に示すように内筒体13内の制御
板14を反時計方向に回転するので、これに形成した凹
溝14bの中央最浅部14cに係止状態に位置している
ローラーピン17は、図5に示すように右側の退避溝部
14dに移動するが、その際、弾性線材18はピニオン
ギア9の回転によってその弾性に抗して時計方向に弓状
に湾曲する。これは弾性線材18の中央部分が回動保持
体15の線材嵌合溝15cに挿入保持されているのに対
して、両端を係止している内筒体13と押え板19が、
ピニオンギア9の反時計方向の回転により、その弾性に
抗して弓状に湾曲されるものであるから、常に回動保持
体15に反時計方向の弾発力が作用した状態でローラー
ピン17は、ピニオンギア9が反時計方向に回転しつづ
ける限り、右側の退避溝部14dに移動してフリー状態
を保つ。これによって両方向係止クラッチ12は支軸1
0に対して非係止状態となって、該支軸10の周囲を歯
車部11と共に自由に回転することができ、引戸5を軽
快に開放方向に移動することができる。そして引戸5を
完全に開放し、或いは開放動作を途中で止めると、レー
ル3が閉成方向に傾斜しているため、引戸5は該閉成方
向に所定内のトルクが付与され、戸車8は上記と逆に反
時計方向に回転しようとするが、これと共にラックギア
4に噛合しているピニオンギア9に時計方向の回転力が
作用し、歯車部11に組込まれている両方向係止クラッ
チ機構12が作動し、これに従って内筒体13内の制御
板14は時計方向に回転するので、図5に示すように制
御板14の凹溝14bの右側の退避溝部14dにフリー
状態に位置しているローラーピン17は、凹溝14bの
中央最浅部14c方向に移動しようとすると共に、弓状
に湾曲している弾性線材18の弾性復元力で回動保持体
15の反時計方向の回転も作用して中央最浅部14cに
押戻されて図4に示すように係止状態となりピニオンギ
ア9を停止し、これに噛合している戸車8の回転を止め
る。これにより、引戸5は閉成方向に逆戻りすることな
く、全開位置または任意の停止位置で開放状態となっ
て、振動等の不用意な外力が加わっても引戸5は容易に
閉成してしまうことはないので、車椅子、荷物の搬入等
の出入が安全にできる。さらに、この状態から車椅子、
荷物の搬入等が出入口1を通過したならば引戸5を閉成
方向に所定以上のトルクを加えると、ラックギア4に噛
合しているピニオンギア9は時計方向に回転して両方向
係止クラッチ機構12が作動し、これに従って内筒体1
3内の制御板14は時計方向に回転するので、図4に示
すように制御板14の凹溝14bの中央最浅部14cに
押戻されて係止状態となっているローラーピン17は、
左側の退避溝部14dに移動してフリー状態を保つ。こ
れによって両方向係止クラッチ12は支軸10に対して
非係止状態となって、該支軸10の周囲を歯車部11と
共に自由に回転することができ、引戸5は軽快に閉成方
向に走行し、ピニオンギア9はラックギア4より離脱し
て制御区間Lよりフリー区間Sに入るので、引き戸5は
レール3の傾斜によって閉成方向に走行して、引き戸5
を閉める操作を行う必要なく自動的に出入口1を閉成す
ることができる。
磁石24に嵌装したストッパー25が取付金具7の係止
孔7aに挿入状態にセットし、両方向係止クラッチ機構
12を組込んだピニオンギア9の歯車部11をラックギ
ア4と噛合し得る状態としておき、引き戸5を閉成状態
から開放方向に移動すると、これに取付けた戸車8はレ
ール3上を回転し、引き戸5はフリー区間Sを自由に走
行するので、通常の成人が出入りする際には、開放した
引き戸5はレール3が閉成方向に向かって僅かに傾斜し
ているので、自動的に閉成方向に走行して、引き戸5を
閉める操作を行う必要なく出入口1を閉成することがで
きる。また車椅子、荷物の搬入等の場合には、引き戸5
を広く開口するように開放方向に移動すると、これに取
付けた戸車8はレール3上を回転すると共に、一方の取
付金具7に固定したピニオンギア9の歯車部11はレー
ル3の下面側に取付けたラックギア4に噛合し、制御区
間L内を回転することになる。これによって、該ピニオ
ンギア9は図3に示すように反時計方向に回転し、これ
に組込まれている両方向係止クラッチ機構12を作動す
る。これに従って図4に示すように内筒体13内の制御
板14を反時計方向に回転するので、これに形成した凹
溝14bの中央最浅部14cに係止状態に位置している
ローラーピン17は、図5に示すように右側の退避溝部
14dに移動するが、その際、弾性線材18はピニオン
ギア9の回転によってその弾性に抗して時計方向に弓状
に湾曲する。これは弾性線材18の中央部分が回動保持
体15の線材嵌合溝15cに挿入保持されているのに対
して、両端を係止している内筒体13と押え板19が、
ピニオンギア9の反時計方向の回転により、その弾性に
抗して弓状に湾曲されるものであるから、常に回動保持
体15に反時計方向の弾発力が作用した状態でローラー
ピン17は、ピニオンギア9が反時計方向に回転しつづ
ける限り、右側の退避溝部14dに移動してフリー状態
を保つ。これによって両方向係止クラッチ12は支軸1
0に対して非係止状態となって、該支軸10の周囲を歯
車部11と共に自由に回転することができ、引戸5を軽
快に開放方向に移動することができる。そして引戸5を
完全に開放し、或いは開放動作を途中で止めると、レー
ル3が閉成方向に傾斜しているため、引戸5は該閉成方
向に所定内のトルクが付与され、戸車8は上記と逆に反
時計方向に回転しようとするが、これと共にラックギア
4に噛合しているピニオンギア9に時計方向の回転力が
作用し、歯車部11に組込まれている両方向係止クラッ
チ機構12が作動し、これに従って内筒体13内の制御
板14は時計方向に回転するので、図5に示すように制
御板14の凹溝14bの右側の退避溝部14dにフリー
状態に位置しているローラーピン17は、凹溝14bの
中央最浅部14c方向に移動しようとすると共に、弓状
に湾曲している弾性線材18の弾性復元力で回動保持体
15の反時計方向の回転も作用して中央最浅部14cに
押戻されて図4に示すように係止状態となりピニオンギ
ア9を停止し、これに噛合している戸車8の回転を止め
る。これにより、引戸5は閉成方向に逆戻りすることな
く、全開位置または任意の停止位置で開放状態となっ
て、振動等の不用意な外力が加わっても引戸5は容易に
閉成してしまうことはないので、車椅子、荷物の搬入等
の出入が安全にできる。さらに、この状態から車椅子、
荷物の搬入等が出入口1を通過したならば引戸5を閉成
方向に所定以上のトルクを加えると、ラックギア4に噛
合しているピニオンギア9は時計方向に回転して両方向
係止クラッチ機構12が作動し、これに従って内筒体1
3内の制御板14は時計方向に回転するので、図4に示
すように制御板14の凹溝14bの中央最浅部14cに
押戻されて係止状態となっているローラーピン17は、
左側の退避溝部14dに移動してフリー状態を保つ。こ
れによって両方向係止クラッチ12は支軸10に対して
非係止状態となって、該支軸10の周囲を歯車部11と
共に自由に回転することができ、引戸5は軽快に閉成方
向に走行し、ピニオンギア9はラックギア4より離脱し
て制御区間Lよりフリー区間Sに入るので、引き戸5は
レール3の傾斜によって閉成方向に走行して、引き戸5
を閉める操作を行う必要なく自動的に出入口1を閉成す
ることができる。
【0007】かかる通常の使用状態中、火災等の緊急事
態が発生して場合、センサーが感知して警報装置が作動
すると共に、電磁石24は勵磁してストッパー25が吸
引されて取付金具7の係止孔7aより離脱するので、ピ
ニオンギア9はその重力でピン26を支点として回動板
23が図3に示すように時計方向に回動し、ピニオンギ
ア9の歯車部11とラックギア4との噛合が外れ、戸車
8はフリーに回転できる状態となる。これによって、戸
車8は傾斜したレール3上を回転走行して、引戸5を容
易に閉成方向に移動して出入口1を完全に閉鎖し、煙が
吹き出し、火災の延焼を確実に防止することができる。
その上、戸車8は自由に回転できる状態となっているの
で、引戸を自由、軽快に開口して、避難者や消火活動の
ための消防士等が容易に出入することができる。
態が発生して場合、センサーが感知して警報装置が作動
すると共に、電磁石24は勵磁してストッパー25が吸
引されて取付金具7の係止孔7aより離脱するので、ピ
ニオンギア9はその重力でピン26を支点として回動板
23が図3に示すように時計方向に回動し、ピニオンギ
ア9の歯車部11とラックギア4との噛合が外れ、戸車
8はフリーに回転できる状態となる。これによって、戸
車8は傾斜したレール3上を回転走行して、引戸5を容
易に閉成方向に移動して出入口1を完全に閉鎖し、煙が
吹き出し、火災の延焼を確実に防止することができる。
その上、戸車8は自由に回転できる状態となっているの
で、引戸を自由、軽快に開口して、避難者や消火活動の
ための消防士等が容易に出入することができる。
【0008】図7および図8は、荷物搬送用の台車に取
付けた第2実施例である。重い移動体の荷物搬送用台車
30は、その下面四隅に夫々走行車輪31を回転自在に
枢着し、またその中央部に制御区間Lを形成するラック
ギア32が取付けられている。一方、床面33側には、
レール溝34が凹設されて、上記走行車輪31が回転走
行する走行路が形成されており、またその走行路間に立
設した取付板43に回動可能に枢着した回動板39にピ
ニオンギア35を固定する。ピニオンギア35は、支軸
36と歯車部37との間に両方向係止クラッチ機構38
が組込まれて歯車部37を回転可能に制御し、支軸36
を上記した如く回動板39に固定して、歯車部37を台
車30に取付けたラックギア32に係脱可能に噛合す
る。回動板39は、ピン40で取付板43に回動可能に
枢着した下端と、上部に取付けたピニオンギア35の下
方との間に切換機構である電磁石41が取付けられてい
る。該電磁石41には常時突出状態に付勢されたストッ
パー42を嵌装して、その先端を回動板39に穿設した
小孔39aを貫通して取付板43に穿設した係止孔43
aに挿入状態にセットされ、該電磁石41の勵磁でスト
ッパー42が係止孔43aより離脱し得るように作動す
る。また回動板39は、その下端のピン40による枢着
点を上記回動板39に取付けたピニオンギア35の重心
位置より左寄りとしたことにより、ピニオンギア35の
重力で図7の矢印に示すように回動して、ピニオンギア
35の歯車部37とラックギア32との噛合が外れるよ
うに取付けられている。なお、両方向係止クラッチ機構
38は、上記第1実施例と同様の機構である。
付けた第2実施例である。重い移動体の荷物搬送用台車
30は、その下面四隅に夫々走行車輪31を回転自在に
枢着し、またその中央部に制御区間Lを形成するラック
ギア32が取付けられている。一方、床面33側には、
レール溝34が凹設されて、上記走行車輪31が回転走
行する走行路が形成されており、またその走行路間に立
設した取付板43に回動可能に枢着した回動板39にピ
ニオンギア35を固定する。ピニオンギア35は、支軸
36と歯車部37との間に両方向係止クラッチ機構38
が組込まれて歯車部37を回転可能に制御し、支軸36
を上記した如く回動板39に固定して、歯車部37を台
車30に取付けたラックギア32に係脱可能に噛合す
る。回動板39は、ピン40で取付板43に回動可能に
枢着した下端と、上部に取付けたピニオンギア35の下
方との間に切換機構である電磁石41が取付けられてい
る。該電磁石41には常時突出状態に付勢されたストッ
パー42を嵌装して、その先端を回動板39に穿設した
小孔39aを貫通して取付板43に穿設した係止孔43
aに挿入状態にセットされ、該電磁石41の勵磁でスト
ッパー42が係止孔43aより離脱し得るように作動す
る。また回動板39は、その下端のピン40による枢着
点を上記回動板39に取付けたピニオンギア35の重心
位置より左寄りとしたことにより、ピニオンギア35の
重力で図7の矢印に示すように回動して、ピニオンギア
35の歯車部37とラックギア32との噛合が外れるよ
うに取付けられている。なお、両方向係止クラッチ機構
38は、上記第1実施例と同様の機構である。
【0008】このように構成されているので、荷物搬送
用台車30は走行車輪31によりレール溝34に沿って
走行するが、該台車30がピニオンギア35上に達する
と、これに取付けられているラックギア32と噛合し、
この噛合している制御区間L中に台車30の走行を一時
的に停止させると、ピニオンギア35に組込まれている
両方向係止クラッチ機構38が上記第1実施例と同様に
作動して、係止状態となり逆戻り方向の回転力を受ける
とロックされるので、例えば走行路が傾斜面に形成され
ていた場合、台車30は逆行することなく停止状態に保
持され振動等の不用意な外力が加わっても妄りに移動す
ることがない。しかし走行方向には引続き移動し得るの
で、台車30は走行路の傾斜面を安全に走行させること
ができるものである。さらに、この状態から、台車30
に所定以上のトルクを逆行方向に加えると、これにより
両方向係止クラッチ機構38が逆行方向にフリー状態と
なるので、台車30を自由に逆行させることができる。
用台車30は走行車輪31によりレール溝34に沿って
走行するが、該台車30がピニオンギア35上に達する
と、これに取付けられているラックギア32と噛合し、
この噛合している制御区間L中に台車30の走行を一時
的に停止させると、ピニオンギア35に組込まれている
両方向係止クラッチ機構38が上記第1実施例と同様に
作動して、係止状態となり逆戻り方向の回転力を受ける
とロックされるので、例えば走行路が傾斜面に形成され
ていた場合、台車30は逆行することなく停止状態に保
持され振動等の不用意な外力が加わっても妄りに移動す
ることがない。しかし走行方向には引続き移動し得るの
で、台車30は走行路の傾斜面を安全に走行させること
ができるものである。さらに、この状態から、台車30
に所定以上のトルクを逆行方向に加えると、これにより
両方向係止クラッチ機構38が逆行方向にフリー状態と
なるので、台車30を自由に逆行させることができる。
【0009】かかる通常の使用状態中、火災等の緊急事
態が発生して場合、センサーが感知して警報装置が作動
すると共に、電磁石41は働磁してストッパー42が吸
引されて取付板43の係止孔43aより離脱するので、
ピニオンギア35はその重力でピン40を支点として回
動板39が図7に示すように回動し、ピニオンギア35
の歯車部37とラックギア32との噛合が外れ、走行車
輪31はフリーに回転できる状熊となる。これによっ
て、台車30はフリーとなるので、自由に、且つ軽快に
移動することができ、避難、消火活動の通路を確保する
ことができるものである。
態が発生して場合、センサーが感知して警報装置が作動
すると共に、電磁石41は働磁してストッパー42が吸
引されて取付板43の係止孔43aより離脱するので、
ピニオンギア35はその重力でピン40を支点として回
動板39が図7に示すように回動し、ピニオンギア35
の歯車部37とラックギア32との噛合が外れ、走行車
輪31はフリーに回転できる状熊となる。これによっ
て、台車30はフリーとなるので、自由に、且つ軽快に
移動することができ、避難、消火活動の通路を確保する
ことができるものである。
【0010】なお、第1実施例におけるラックギアによ
る制御区間は全走行区間に設けても良い。また、第2実
施例におけるピニオンギアは1箇所に限らず走行路の複
数箇所に設け或いは全走行区間を制御区間としても良
い。さらに、上記実施例において、切換機構に電磁石を
使用したが、これに限定されるものでなく、回動板を係
脱しうるように切換できる機構であれば良い。また、回
動板は、ピニオンギアの重力で回動し得るものに限ら
ず、スプリング等を取付け強制的に回動し得るようにし
ても良い。
る制御区間は全走行区間に設けても良い。また、第2実
施例におけるピニオンギアは1箇所に限らず走行路の複
数箇所に設け或いは全走行区間を制御区間としても良
い。さらに、上記実施例において、切換機構に電磁石を
使用したが、これに限定されるものでなく、回動板を係
脱しうるように切換できる機構であれば良い。また、回
動板は、ピニオンギアの重力で回動し得るものに限ら
ず、スプリング等を取付け強制的に回動し得るようにし
ても良い。
【0011】
【発明の効果】以上、実施例について詳述したように、
この発明は、移動体と走行路との間にラックギアとこれ
に噛合するピニオンギアを取付けて制御区間を形成し、
該ギアに移動体の走行を制御する機能を持った両方向係
止クラッチ機構を組込むと共に、電気信号で作動する切
換機構でラックギアとピニオンギアとの噛合を分離可能
に構成したので、移動体の移動操作に際して、該制御区
間以外ではフリー状態で移動体を移動することができる
と共に、上記制御区間においては移動体を任意位置で一
時的に停止し、逆方向に妄りに移動するのを確実に阻止
し得ることができ、不用意に移動体が逆行して怪我或い
は事故の発生を未然に防止することができる上、火災等
の緊急事態が発生して場合、移動体をフリーとし容易に
移動でき、開口部を完全に閉鎖し、煙が吹き出し、火災
の延焼を確実に防止し、或いは避難や消火活動のための
通路を確保できる等の優れた効果を奏する移動体の走行
作動自動切換装置を提供することができるものである。
この発明は、移動体と走行路との間にラックギアとこれ
に噛合するピニオンギアを取付けて制御区間を形成し、
該ギアに移動体の走行を制御する機能を持った両方向係
止クラッチ機構を組込むと共に、電気信号で作動する切
換機構でラックギアとピニオンギアとの噛合を分離可能
に構成したので、移動体の移動操作に際して、該制御区
間以外ではフリー状態で移動体を移動することができる
と共に、上記制御区間においては移動体を任意位置で一
時的に停止し、逆方向に妄りに移動するのを確実に阻止
し得ることができ、不用意に移動体が逆行して怪我或い
は事故の発生を未然に防止することができる上、火災等
の緊急事態が発生して場合、移動体をフリーとし容易に
移動でき、開口部を完全に閉鎖し、煙が吹き出し、火災
の延焼を確実に防止し、或いは避難や消火活動のための
通路を確保できる等の優れた効果を奏する移動体の走行
作動自動切換装置を提供することができるものである。
【図1】この発明の第1実施例で制御装置を引戸に取付
けた正面図
けた正面図
【図2】同じくこの発明の制御装置の縦断側面図
【図3】同じく制御装置の一部を切欠せる裏面図
【図4】同じく両方向係止クラッチ機構を組込んピニオ
ンギアの縦断裏面図
ンギアの縦断裏面図
【図5】同じく両方向係止クラッチ機構の作動中の一部
縦断裏面図
縦断裏面図
【図6】同じく両方向係止クラッチ機構の分解斜視図
【図7】この発明の第2実施例で制御装置を荷物搬送用
台車に取付けた縦断正面図
台車に取付けた縦断正面図
【図8】同じく縦断側面図
1 出入口 3 レール 4 ラックギア 5 引戸 7 取付金具 7a 係止孔 8 戸車 9 ピニオンギア 10 支軸 11 歯車部 12 両方向係止クラッチ機構 23 回動板 23a 小孔 24 電磁石 25 ストッパー
Claims (1)
- 【請求項1】 移動体を走行路に沿つて走行可能に設
け、該移動体と走行路との間の一方にラックギア、他方
にピニオンギアを取付け、両ギアの噛合によって制御区
間を形成し、且つ、ピニオンギアに両方向係止クラッチ
機構を組込み、上記制御区間内で移動体を任意位置で一
時的に停止し、逆方向の移動を所定トルク以内で阻止し
得ると共に、ピニオンギアに電気信号の作動でラックギ
アとの噛合を解除する切換機構を設けて、移動体をフリ
ー状態に制御し得るようにしたことを特徴とする移動体
の走行作動自動切換装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5210836A JP2543480B2 (ja) | 1993-06-29 | 1993-06-29 | 移動体の走行作動自動切換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5210836A JP2543480B2 (ja) | 1993-06-29 | 1993-06-29 | 移動体の走行作動自動切換装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0718940A true JPH0718940A (ja) | 1995-01-20 |
JP2543480B2 JP2543480B2 (ja) | 1996-10-16 |
Family
ID=16595920
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5210836A Expired - Fee Related JP2543480B2 (ja) | 1993-06-29 | 1993-06-29 | 移動体の走行作動自動切換装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2543480B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100753072B1 (ko) * | 2000-09-14 | 2007-08-31 | 가부시키가이샤 다이후쿠 | 이송 설비 |
JP2008082137A (ja) * | 2006-09-29 | 2008-04-10 | Comany Inc | 折戸のフリーストッパー装置 |
JP2012202131A (ja) * | 2011-03-25 | 2012-10-22 | Sankyotateyama Inc | 引戸 |
CN109098612A (zh) * | 2018-08-22 | 2018-12-28 | 扬州龙鑫机械有限公司 | 一种新型横拉门启闭机 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5040773U (ja) * | 1973-08-10 | 1975-04-25 | ||
JPH0674277A (ja) * | 1992-08-27 | 1994-03-15 | Fuji Seiki Co Ltd | 開閉体の開閉動作支持機構 |
-
1993
- 1993-06-29 JP JP5210836A patent/JP2543480B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5040773U (ja) * | 1973-08-10 | 1975-04-25 | ||
JPH0674277A (ja) * | 1992-08-27 | 1994-03-15 | Fuji Seiki Co Ltd | 開閉体の開閉動作支持機構 |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100753072B1 (ko) * | 2000-09-14 | 2007-08-31 | 가부시키가이샤 다이후쿠 | 이송 설비 |
JP2008082137A (ja) * | 2006-09-29 | 2008-04-10 | Comany Inc | 折戸のフリーストッパー装置 |
JP2012202131A (ja) * | 2011-03-25 | 2012-10-22 | Sankyotateyama Inc | 引戸 |
CN109098612A (zh) * | 2018-08-22 | 2018-12-28 | 扬州龙鑫机械有限公司 | 一种新型横拉门启闭机 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2543480B2 (ja) | 1996-10-16 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |