JPH07189361A - 耐火、防音パネル - Google Patents

耐火、防音パネル

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JPH07189361A
JPH07189361A JP34846293A JP34846293A JPH07189361A JP H07189361 A JPH07189361 A JP H07189361A JP 34846293 A JP34846293 A JP 34846293A JP 34846293 A JP34846293 A JP 34846293A JP H07189361 A JPH07189361 A JP H07189361A
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JP
Japan
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fireproof
soundproof panel
soundproof
foam
male
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JP34846293A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Umetsu
浩之 梅津
Hideki Takiguchi
英喜 滝口
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IG Technical Research Inc
Original Assignee
IG Technical Research Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は耐火、防音、断熱性能を必要とする
建築、構築物の内壁材、外壁材、屋根材、天井材、床
材、間仕切り材、あるいは防火戸等として使用でき、か
つ軽量で、機械強度のある長尺状の耐火、防音パネルに
関するものである。 【構成】 長尺板材からなる表面材2、裏面材22間に
フェノールフォーム樹脂に水酸化アルミニウム、ポリリ
ン酸アンモニウム、グラファイト、珪酸カルシウムある
いは炭酸カルシウム等の無機材が混入されたプラスチッ
クフーォム32を一体に形成し、かつその長手方向の両
側面に雄型連結部35、雌型連結部41を設けた長尺状
の耐火、防音パネル1において、雄型連結部35、雌型
連結部41には不燃板33が空間aを有して形成されて
いると共に、裏面材22とプラスチックフォーム32間
に防音材層34を一体に介在した耐火、防音パネル1で
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は耐火、防音性能を必要と
する建築、構築物の内壁材、外壁材、屋根材、天井材、
床材、間仕切り材、あるいは防火戸等として使用でき、
かつ軽量で、機械強度のある長尺状の耐火、防音パネル
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、耐火構造用の耐火パネルとして
は、特開平4−237756号公報がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構造の耐火パネルは高熱下では、表面材、裏面材が
熱伝導の相違により加熱側へ引っ張られることにより大
きく異なる方向へ変形し、この変形により連結部に隙間
が生じ、この部分から熱、炎が反対側へ漏れたりしてJ
IS−A−1304の耐火構造1時間の試験に合格でき
ない欠点があった。また、固定具の打設により、打設部
分から雨水等が芯材内部に浸入し、芯材を腐食し、さら
には内部の躯体までも腐食してしまうことが懸念され
た。また、この種パネルは防音性(遮音性、吸音性)が
それほど期待できず、断熱、防火性に、防音性が付加さ
れた部材がなかった。
【0004】さらに、単にフェノールフォームを表面材
と裏面材とでサンドイッチしたサンドイッチパネルは、
合成樹脂発泡体を芯材とするので強度的に弱く、曲げ強
度、耐風圧強度に劣ると共に、施工の際の躯体への取り
付けピッチも短くなり、施工性に劣る欠点があった。ま
た、レゾール型フェノール原液と、硬化剤を混合し、吐
出させ、反応発泡して芯材を形成した際には、フェノー
ルフォーム中に、反応の際の縮合水が重量の数10パー
セント位が保持され、製品の養生期間、あるいはパネル
の施工後に、外気温等の変化により、水分が水蒸気化
し、逃げ道が無いために、耐火パネルの表面材と芯材の
間に残留し、サンドイッチパネル表面が膨れたり、反っ
たりする等、経済的にサンドイッチパネルに悪影響を及
ぼす欠点があった。さらには、表面材、裏面材と芯材と
の接着強度が弱く、ちょっとした衝撃で表面材、裏面材
と芯材の特に端部が剥離してしまう欠点があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような欠点
を除去するため、雄、雌型連結部に吸水、蒸発作用を有
する不燃板を介在し、かつ芯材はプラスチックフォーム
を主成分として断熱性、耐火性と機械強度を大幅に向上
してJIS−A−1304の耐火構造1時間の試験に合
格し、さらに防音性を裏面材と防音材層で補強すると共
に、不燃板による芯材内の余剰水分を外気へ放出するこ
とにより表、裏面材と芯材の剥離防止と熱によるフィレ
阻止を図り、その上、連結部の嵌合を2重構造と防水構
造とにより、係合力、防水性、施工性、強度を大幅に向
上した耐火、防音パネルを提案するものである。
【0006】
【実施例】以下に、図面を用いて本発明に係る耐火パネ
ルの一実施例について詳細に説明する。図1は上記耐
火、防音パネルの代表的な一例を示す一部切り欠き斜視
図であり、1は耐火、防音パネル(以下、単に耐火パネ
ルという)で表面材2と裏面材22間に芯材32を一体
に介在させたサンドイッチ構造体であり、かつその長手
方向の両側縁に雄型連結部35、雌型連結部41を設け
た構成である。
【0007】すなわち、表面材2、裏面材22は金属薄
板、例えば鉄、アルミニウム、銅、ステンレス、チタ
ン、アルミ・亜鉛合金メッキ鋼板、ホーロー鋼板、クラ
ッド鋼板、ラミネート鋼板(塩ビ鋼板等)、サンドイッ
チ鋼板(制振鋼板等)等(勿論、これらを各種色調に塗
装したカラー金属板を含む)の一種をロール成形、プレ
ス成形、押出成形等によって各種形状に成形したもの、
あるいは無機質材、もしくは裏面材22としてアスベス
ト紙、クラフト紙、アスファルトフェルト、金属箔(A
l、Fe、Pb、Cu)、合成樹脂シート、ゴムシー
ト、布シート、石膏紙、水酸化アルミ紙、ガラス繊維不
織布等の1種、または2種以上をラミネートしたもの、
あるいは防水処理、難燃処理されたシート等の一種より
なるものである。
【0008】また、表面材2の形状は例えば図2(a)
に示すように横長状の化粧面部3は水平面状の化粧面4
と、化粧面4の長手方向の両側縁を内方に屈曲した側縁
5、6と側縁5の下端を外側方へ延長した目地底面7と
からなり、表面材1の一端には目地底面7の先端をさら
に外方に突出した上面8と上面8の先端を略3角形状に
突出した傾斜面9、側面10と、上面に形成した断面凹
状の固定溝11と、側面10の下端を内方に突出した下
面12とからなる固定凸条13と、下面12の先端を下
方に垂下したガイド片14を形成したものである。
【0009】さらに、表面材1の他端には側縁6の下端
を内側方へ延長した下縁15と、下縁15の先端を下方
に傾斜して屈曲した当て傾斜面16、17と、当て傾斜
面17の先端を外方に突出した下面18とから内方に断
面略コ字状に形成した嵌合溝19と、下面18の先端を
内方にコ字状に屈曲して形成した嵌挿凸条20と、嵌挿
凸条20の下縁となる断面略L字状のガイド片21を形
成したものである。
【0010】裏面材22は例えば図2(b)に示すよう
に化粧面部3と対面する横長状の底面23と、底面23
に穿設した貫通孔24、25、26と、底面23の一端
には内方にコ字状に屈曲した当て片27と当て片27の
先端を外方へ屈曲したガイド片28と、他端には内方に
屈曲したガイド片29と、その先端を内方へ屈曲した舌
片30とから形成したものである。
【0011】貫通孔24〜26について詳細に説明する
と、貫通孔24は円、楕円、貫通孔25は正方形、長方
形、貫通孔26は3角形以上の多角形であり、いずれも
大きさは1mm2 〜10mm2 位のものであり、寸法、
ピッチ等も規則、不規則に目的によって穿設するもので
ある。この貫通孔24〜26は主に吸音作用に役立つも
のである。
【0012】また、ガイド片14、21、28、29は
図2(a)、(b)に示す表面材2、裏面材22を図1
に示すように積層する際に、積層位置のズレ防止を図
り、製造を容易としたものである。
【0013】芯材31はプラスチックフォーム32と、
不燃板33を両端部に介在させ、かつプラスチックフォ
ーム32と裏面材22の接触する面間に一体に介在した
防音材層34とから構成したものであり、プラスチック
フォーム32は主に断熱材、耐火材、接着剤、補強材、
緩衝材、吸音材、嵩上材、軽量化材等として機能するも
のである。
【0014】プラスチックフォーム32としてはレゾー
ル型、あるいはノボラック型のフェノールフォームに、
単体、もしくはこれに発泡剤、水酸化アルミニウム(A
l(OH)3 )、ポリリン酸アンモニウム、グラファイ
ト、硬化剤、珪酸カルシウムあるいは炭酸カルシウム等
の無機材等を混入し、発泡、硬化させ、仕上がり密度で
50〜300Kg/m3 位に形成したものである。
【0015】例えば、レゾール型、あるいはノボラック
型のフェノールフォーム(以下、単にフェノールフォー
ムという)は、主に連続式の発泡成形方法により製造さ
れるものであり、他の合成樹脂発泡体(プラスチックフ
ォーム)に比べて不燃性、低発煙性、低毒性の性能を有
するものである。また、このフェノールフォームを金属
板にサンドイッチして形成された金属サイディング材
は、単体でJIS−A−1301(建築物の木造部分の
防火試験方法)、JIS−A−1302(建築物の不燃
構造部分の防火試験方法)の防火構造試験に合格する防
火性能を有するものである。
【0016】発泡剤はフェノールフォームの原液を10
0重量部とすると、このフェノールフォームの原液に対
して2〜50重量部混入させるものであり、例えば、メ
チレンクロライド、炭酸塩(粉末)等である。
【0017】水酸化アルミニウムはフェノールフォーム
の原液を100重量部とすると、このフェノールフォー
ムの原液に対して20〜300重量部混入させるもので
あり、難燃剤、耐火材、耐熱材として有用なものであ
る。また、水酸化アルミニウムには防錆効果もあり、表
面材2および裏面材22として金属板を用いた際でも、
フェノールフォームに含まれる酸性分によって表面材2
および裏面材22が発錆するのを防止するものである。
例えば、その組成としては水分率が0〜30%、粒度が
10〜100μ、純度90%以上のものである。
【0018】ポリリン酸アンモニウムはフェノールフォ
ームの原液を100重量部とすると、このフェノールフ
ォームの原液に対して1〜25重量部混入させるもので
あり、反応調整材、難燃化材として有用なもので粒度は
30〜100μである。
【0019】グラファイトはフェノールフォームの原液
を100重量部とすると、このフェノールフォームの原
液に対して2〜30重量部混入させるものである。その
効果としては、火災時にフェノールフォームが炭化し空
隙が形成されるが、この空隙を加熱により膨張したグラ
ファイトにより塞ぎ、肉痩せによる耐火性能の低下を防
止するものである。
【0020】硬化剤はフェノールフォームの原液を10
0重量部とすると、このフェノールフォームの原液に対
して10〜50重量部混入させるものであり、有機リン
酸系、あるいはリン酸系とPSA系の混合物である。
【0021】珪酸カルシウムあるいは炭酸カルシウム等
の無機材は、プラスチックフォーム32の保形性、耐火
性を向上するために混入したものである。
【0022】また、不燃板33は図3(a)、(b)に
示すようなものであり、後記する連結部γの防火性の強
化のため用いるもので、例えばケイ酸カルシウム板、炭
酸カルシウム板、石膏ボード、パーライトセメント板、
ロックウール板、スレート板、ALC板、PC板、その
他の無機質軽量体、無機質軽量発泡体、あるいはこれら
の複合板の1種以上、もしくは超高密度樹脂(高密度の
フェノールフォーム等)を耐火パネル1の雄型連結部3
5、雌型連結部41に一体に介在させるものである。特
に、不燃板33の機能としては、不燃材として火熱時
の最弱点部の確実な強化、固定具に対する圧縮強度の
強化、フェノールフォーム形成時に発生する水分の芯
材31外への放出、芯材31内余剰水分の吸水、空
隙аの形成等に役立つこと、連結部γの防音性の強
化、等である。
【0023】防音材層34はプラスチックフォーム32
と裏面材22間に例えば台形、長方形、波型、その他の
空隙を形成し、この空隙に吸音性、遮音性にすぐれたシ
ート、マット、ハニカムフォームもしくはこれらの複合
体をプラスチックフォーム32と一体に、もしくは隔離
材を介して充填等し、実質的に一体化したと同程度の植
設をしたものである。防音材層34の素材としてはガラ
スウール(シート、マット、塊)、ロックウール、ハニ
カム、金属ハニカム、段ボール、鉛箔とクラフト紙、樹
脂フィルムと鉛粉、あるいはこれらに無機粉末の1種以
上を単体、もしくは複合化したものである。この防音材
層34は厚さが約10mm以下、幅が耐火パネル1の裏
面材22の全幅に対し約50〜90%位である。
【0024】雄型連結35は固定凸条13、ガイド片1
4、当て片27、ガイド片28、芯材31、嵌合凸条3
6とによって一体に形成された側端部分であり、化粧面
部3の一側縁を上記化粧面部3より一段と低く、すなわ
ち、雌型連結部41のカバー部42が化粧面部3から突
出せず、ほぼ面一に収納しうるように形成した段差部3
7と、ガイドおよび係合力の強化となる上突起38と、
嵌挿凸条20を嵌挿する嵌挿凹条39とから構成したも
のである。また、図1に点線で示すように設ける通気孔
40は所定ピッチで形成し、例えばフェノールフォーム
形成時に発生する縮合水をより効率的に外部へ放散させ
るのに役立つものである。
【0025】雌型連結部41は嵌合溝19、嵌挿凸条2
0、ガイド片21、切り欠き部43とが芯材31によっ
て一体に形成された側端部分であり、段差部37を覆う
カバー部42と上突起38を嵌挿する嵌合溝19と、嵌
挿凹条39と嵌合する嵌挿凸条20と、嵌合凸条36を
収納する切り欠き部43とから構成したものである。
【0026】44は無機パッキング材であり、例えばロ
ックウールフェルト、セラミックウール等よりなり、耐
火構造試験時に連結部γ間に間隙が形成されるのを防止
して火炎の浸入を遮断し、主に耐火材、気密材等の機能
として有用なものである。勿論、吸水、樹脂を含浸させ
た無機パッキング材44はさらに気密、防水性能が図れ
るものである。
【0027】また、45は防水パッキング材であり、例
えばポリ塩化ビニル系、クロロプレン系、クロロスルホ
ン化ポリエチレン系、エチレンプロピレン系、アスファ
ルト含浸ポリウレタン系等の一般的に市販されているも
のであり、主に防水材、気密材等の機能として有用なも
のである。なお、防水パッキング材45に対し、接触部
の隙間形成防止のため吸水樹脂を含浸、もしくはコーテ
ングして風雨時の漏水を膨潤等して防止することもでき
る。
【0028】また、傾斜面9、および当て傾斜面16は
上段の耐火パネル1を下段の耐火パネル1に落とし込ん
で施工する際に、下端となる側縁6が固定凸条13にぶ
つかっても、施工が簡単にできるように形成したもので
あり、施工性を大幅に向上するためのものである。
【0029】また、固定凸条13に形成された3角形状
の空間aは不燃板33が吸水した縮合水等を耐火パネル
1の両端部に形成される縦目地等の部分において外部に
放出するのに役立つものであり、劣化を防止すると共
に、耐火パネル1内に水分が残留するのを防止し、耐火
パネル1自体の強度低下を防止するものである。
【0030】次に施工例について簡単に説明する。いま
図1に示すような耐火パネル1を用いて図4に示すよう
に施工すると仮定する。なお、図示する鉄骨下地よりな
る躯体αの最下端には図示しないが水切り、スタータ等
を固定しておく。そこで、図示するように第n段目の耐
火パネル1を固定溝11に固定具βを躯体αに対して打
設することにより躯体α上に固定する。
【0031】次に上段となる第n+1段目の耐火パネル
1の雌型連結部41を耐火パネル1の雄型連結部35に
装着する。従って、外壁を形成するには上記のような工
程を順次、土台から軒に向かって行えば良いものであ
る。
【0032】ここで、耐火パネル1の防火性を確認する
ため、JIS−A−1304の耐火構造試験の耐火構造
1時間の試験を実施したところ合格する性能を得た。な
お、この際の仕様は表、裏面材2、22が0.5mm厚
のカラー鋼板、芯材31は水酸化アルミニウム、ポリリ
ン酸アンモニウム、グラファイト、炭酸カルシウムを適
量添加したフェノールフォーム(密度160Kg/m3
位)、不燃板33は10mm厚のケイ酸カルシウム板
で、総厚さが60mm位であった。また連結部γにはロ
ックウールフェルトよりなる吸水樹脂(ポリビニールア
ルコール)を含浸した無機パッキング材44を連続で形
成したものである。
【0033】さらに、水密性を確認するためJIS−A
−1414を行ったところ、300Kgf/m2 であっ
た。なお、防水パッキング材45はEPDMで表面に吸
水樹脂を約0.5mm厚だけコーティングしたものであ
る。
【0034】防音材層34は前記した他に、図5(a)
〜(f)に示すように形成することもできる。すなわ
ち、(a)図は台形状、(b)図は両面小山状、(c)
図は角さざ波状表面とフラットな裏面、(d)図は丸棒
状の連続体、(e)図は長方形で中央に鉛箔入りフィル
ム、(f)図は長方形断面の一表面に凹条を形成したも
のである。なお、これら防音材層34の外周面には紙、
樹脂系のシートを一体に接着させることも可能である。
【0035】また、図6〜図11は本発明に係る耐火パ
ネル1のその他の実施例であり、主要材以外は番号を省
略して示す。図6(a)〜(f)において(a)、
(b)は繊維マット状の防音材層34を固着した耐火パ
ネル1、(c)図は一面をさざ波とした薄手の防音材層
34を一体化した耐火パネル、(d)図は棒状のガラス
繊維体を連結した防音材層34を固着した耐火パネル
1、(f)図はハニカム状の防音材層34を一体化した
耐火パネル1である。
【0036】さらに、図7〜11は上記したように耐火
パネル1の芯材31と裏面材22間に図示するような形
状の防音材層34を一体に介在させた耐火パネル1を示
すものである。また、図6、図7、図9に示すように固
定溝11に形成した止水材11aは、固定具β部分から
の雨水等の浸入防止と、連結部γ間から雨水等が浸入す
るのを防止するために形成したものである。
【0037】
【発明の効果】上述したように本発明に係る耐火、防音
パネルによれば、耐火、防音パネルの機械強度が従前
より大幅に向上する。建築構造部分の耐火構造試験
(JIS−A−1304)、建築用防火戸の防火試験
(JIS−A−1311)、耐火庫(JIS−S−10
37)等の耐火試験に合格する性能を有する。表面
材、裏面材と芯材間の接着が強固であり、部材間の剥離
が全くない。表面材、裏面材に膨れ、反り等の変形が
表れない。不燃板を耐火、防音パネルの両端に形成し
たために、火災時の最弱点部である連結部の耐火性能を
大幅に向上する。上突起に通気孔を形成したために、
フェノールフォーム形成時の縮合水を外部人に放出する
ことができ、耐火、防音パネルの劣化を防止し、長期に
亘って、上記作用、効果を維持できる。芯材に混入し
た水酸化アルミニウムの防錆効果により、芯材の成分に
酸性分が含まれていても表面材、裏面材は発錆すること
がない。水密性は300kg/m2 と板群の性能を発
揮する。防音性はプラスチックフォームを単体とした
ときの性能に比し、例えば耐火試験をした耐火、防音パ
ネルにおいては約10〜20db向上した。等の特徴が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る耐火、防音パネルの代表的な一例
を示す一部切り欠き斜視図である。
【図2】本発明に係る耐火、防音パネルに用いる表面
材、裏面材の一例を示す断面図である。
【図3】本発明に係る耐火、防音パネルに用いる不燃板
の一例を示す一部切り欠き斜視図である。
【図4】本発明に係る耐火、防音パネルを用いて形成し
た壁の連結部を示す縦断面図である。
【図5】本発明に係る耐火、防音パネルに用いる防音材
層の一例を示す説明図である。
【図6】本発明に係る耐火、防音パネルのその他の実施
例を示す説明図である。
【図7】本発明に係る耐火、防音パネルのその他の実施
例を示す説明図である。
【図8】本発明に係る耐火、防音パネルのその他の実施
例を示す説明図である。
【図9】本発明に係る耐火、防音パネルのその他の実施
例を示す説明図である。
【図10】本発明に係る耐火、防音パネルのその他の実
施例を示す説明図である。
【図11】本発明に係る耐火、防音パネルのその他の実
施例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 耐火、防音パネル 2 表面材 3 化粧面部 4 化粧面 5 側縁 6 側縁 7 目地底面 8 上面 9 傾斜面 10 側面 11 固定溝 11a 止水材 12 下面 13 固定凸条 14 ガイド片 15 下縁 16 当て傾斜面 17 当て傾斜面 18 下面 19 嵌合溝 20 嵌挿凸条 21 ガイド片 22 裏面材 23 底面 24 貫通孔(丸) 25 貫通孔(角) 26 貫通孔(多角形) 27 当て片 28 ガイド片 29 ガイド片 30 舌片 31 芯材 32 プラスチックフォーム 33 不燃板 34 防音材層 35 雄型連結部 36 嵌合凸条 37 段差部 38 上突起 39 嵌挿凹条 40 通気孔 41 雌型連結部 42 カバー部 43 切り欠き部 44 無機パッキング材 45 防水パッキング材 α 躯体 β 固定具 γ 連結部 a 空間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B32B 13/00 27/18 Z 8413−4F 27/42 7421−4F E04B 1/86 T

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表、裏面材2、22間にプラスチックフ
    ォーム32を充填して一体に形成し、かつその長手方向
    の両側面に雄、雌型連結部35、41を設けた長尺状の
    耐火、防音パネル1において、上記裏面材22の少なく
    とも中央部分に貫通孔24を多数、穿設し、また上記プ
    ラスチックフォーム32と裏面材22間に防音材層34
    を介在すると共に、前記雄、雌型連結部35、41に不
    燃板33を一体に固定したことを特徴とする耐火、防音
    パネル。
  2. 【請求項2】 上記プラスチックフォーム32がレゾー
    ル型、ノボラック型のいずれかのフェノールフォーム
    で、かつ水酸化アルミニウム、ポリリン酸アンモニウ
    ム、グラファイト、珪酸カルシウム、炭酸カルシウム、
    パーライト、無機繊維の1種以上を混在した請求項1項
    記載の耐火、防音パネル。
  3. 【請求項3】 裏面材22が制振鋼板であり、貫通孔2
    4が丸、楕円、角等任意形状の1種以上で、大きさも1
    種以上である請求項1、2項記載の耐火、防音パネル。
  4. 【請求項4】 防音材層34が無機繊維のマット状、ハ
    ニカム状、無機繊維材と木片、柱と接着剤の一体化した
    フォーム等の成形体、もしくはシート等で被覆した構造
    とし請求項1、2または3項記載の耐火、防音パネル。
  5. 【請求項5】 雄、雌型連結部35、41にケイ酸カル
    シウム板、炭酸カルシウム板、フェノール樹脂と無機粉
    体混合物の不燃板33をプラスチックフォーム32と一
    体に介在した請求項1、2、3または4項記載の耐火、
    防音パネル。
JP34846293A 1993-12-26 1993-12-26 耐火、防音パネル Pending JPH07189361A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100782161B1 (ko) * 2006-08-24 2007-12-06 명성산업개발 주식회사 방음부재
CN114991328A (zh) * 2022-06-15 2022-09-02 中国建筑第二工程局有限公司 一种新型房建用降噪隔音防火板及安装方法

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