JPH0718894Y2 - 熱交換ユニット - Google Patents
熱交換ユニットInfo
- Publication number
- JPH0718894Y2 JPH0718894Y2 JP1987142210U JP14221087U JPH0718894Y2 JP H0718894 Y2 JPH0718894 Y2 JP H0718894Y2 JP 1987142210 U JP1987142210 U JP 1987142210U JP 14221087 U JP14221087 U JP 14221087U JP H0718894 Y2 JPH0718894 Y2 JP H0718894Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air guide
- shaped air
- heat exchange
- exchange unit
- heat exchanger
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Description
【考案の詳細な説明】 （イ） 産業上の利用分野 本案は天井吊下型や天井埋込型の空調調和機に利用され
る前方吹出タイプの熱交換ユニットに関する。
る前方吹出タイプの熱交換ユニットに関する。
（ロ） 従来の技術 第４図に示すように、同軸電動機（１）で駆動される一
対のファン（2a）（2b）を夫々ファンケーシング（3a）
（3b）に収納すると共にこの両ファンケーシングの吐出
口（4a）（4b）の前方に熱交換器（５）を設けた熱交換
ユニットにおいては、吐出口（4a）（4b）から吹き出さ
れる空気流のほとんどが前方へまっすぐに向かうため第
５図に示すように熱交換器（５）の左側部分及び右側部
分には風速2m/sの空気流が、中央部分には風速0.5m/sの
空気流が到達する、といった具合に風速分速が大きく乱
れる欠点を有していた。
対のファン（2a）（2b）を夫々ファンケーシング（3a）
（3b）に収納すると共にこの両ファンケーシングの吐出
口（4a）（4b）の前方に熱交換器（５）を設けた熱交換
ユニットにおいては、吐出口（4a）（4b）から吹き出さ
れる空気流のほとんどが前方へまっすぐに向かうため第
５図に示すように熱交換器（５）の左側部分及び右側部
分には風速2m/sの空気流が、中央部分には風速0.5m/sの
空気流が到達する、といった具合に風速分速が大きく乱
れる欠点を有していた。
このため、吐出口（4a）（4b）から吹き出される空気流
の向きを多数のルーバーで左右方向へ自動的に変えるよ
うにした装置が実開昭57-190314号公報で提示されてい
る。
の向きを多数のルーバーで左右方向へ自動的に変えるよ
うにした装置が実開昭57-190314号公報で提示されてい
る。
（ハ） 考案が解決しようとする問題点 上記公報で提示の装置ではルーバーを駆動するための電
動機を必要とするため製造コストが高くなると共にラン
ニングコストがかかる問題点を有していた。
動機を必要とするため製造コストが高くなると共にラン
ニングコストがかかる問題点を有していた。
本案はかかる問題点を解決した熱交換ユニットを提供す
るものである。
るものである。
（ニ） 問題点を解決するための手段 本案は、熱交換器に向かうに従って先が細くなる略Ｖ字
状のエアーガイドと、この熱交換器に向かうに従って裾
が広がる略逆Ｖ字状のエアーガイドとを備え、略Ｖ字状
のエアーガイドはファンケーシングの吐出口の電動機側
端縁に跨って取り付けられ、略逆Ｖ字状のエアーガイド
は同じくファンケーシングの両吐出口の略中央に取り付
けるようにしたものである。
状のエアーガイドと、この熱交換器に向かうに従って裾
が広がる略逆Ｖ字状のエアーガイドとを備え、略Ｖ字状
のエアーガイドはファンケーシングの吐出口の電動機側
端縁に跨って取り付けられ、略逆Ｖ字状のエアーガイド
は同じくファンケーシングの両吐出口の略中央に取り付
けるようにしたものである。
（ホ） 作用 両吐出口から夫々吹き出された空気流は略逆Ｖ字状のエ
アーガイドで夫々左右方向へ分配されると共に、両吐出
口の電動機側端縁より吹き出された空気流は略Ｖ字状の
エアーガイドに沿って熱交換器の中央部分へ導かれる。
アーガイドで夫々左右方向へ分配されると共に、両吐出
口の電動機側端縁より吹き出された空気流は略Ｖ字状の
エアーガイドに沿って熱交換器の中央部分へ導かれる。
（ヘ） 実施例 第１図乃至第３図に基づいて説明すると、（６）は下面
に吸込口（７）を、前面に吹出口（８）を有する熱交換
ユニットの本体で、仕切板（９）で送風室（10）と熱交
換室（11）とに区画されている。この送風室（10）には
同軸電動機（１）で駆動される左右一対の遠心型ファン
（2a）（2b）を夫々ファンケーシング（3a）（3b）に収
納した送風機（12）が内蔵され、熱交換室（11）には熱
交換器（５）とドレンパン（13）が内蔵されている。
に吸込口（７）を、前面に吹出口（８）を有する熱交換
ユニットの本体で、仕切板（９）で送風室（10）と熱交
換室（11）とに区画されている。この送風室（10）には
同軸電動機（１）で駆動される左右一対の遠心型ファン
（2a）（2b）を夫々ファンケーシング（3a）（3b）に収
納した送風機（12）が内蔵され、熱交換室（11）には熱
交換器（５）とドレンパン（13）が内蔵されている。
（14）はファンケーシング（3a）（3b）の吐出口（4a）
（4b）の電動機（１）側端縁（15a）（15b）に跨がって
取りつけられ熱交換器（５）に向かうに従って先が細く
なる略Ｖ字状のエアーガイド、（16a）（16b）は両吐出
口（4a）（4b）の略中央に夫々縦方向に取りつけられ熱
交換器（５）に向かうに従って裾が広がる略逆Ｖ字状の
エアーガイドで、略Ｖ字状のエアーガイド（14）を略逆
Ｖ字状のエアーガイド（16a）（16b）よりも奥行寸法
（ａ）及び高さ寸法（ｂ）を大きくしている。
（4b）の電動機（１）側端縁（15a）（15b）に跨がって
取りつけられ熱交換器（５）に向かうに従って先が細く
なる略Ｖ字状のエアーガイド、（16a）（16b）は両吐出
口（4a）（4b）の略中央に夫々縦方向に取りつけられ熱
交換器（５）に向かうに従って裾が広がる略逆Ｖ字状の
エアーガイドで、略Ｖ字状のエアーガイド（14）を略逆
Ｖ字状のエアーガイド（16a）（16b）よりも奥行寸法
（ａ）及び高さ寸法（ｂ）を大きくしている。
本案熱交換ユニットは以上の如く構成されており、吸込
口（７）から送風室（10）内に吸入された室内空気はフ
ァンケーシング（3a）（3b）内に夫々の吸込ノズル（1
7）より吸込まれた後、遠心型ファン（2a）（2b）によ
りファンケーシング（3a）（3b）内で加圧されて両吐出
口（4a）（4b）から夫々吹き出される際、略逆Ｖ字状の
エアーガイド（16a）（16b）で夫々左右方向へ実線矢印
の如く分配されると共に、両吐出口（4a）（4b）の電動
機（１）側端縁（15a）（15b）より吹き出された空気流
は壁面付着作用により略Ｖ字状のエアーガイド（14）に
沿って破線矢印の如く誘引され、熱交換器（５）の中央
部分へ導かれる。
口（７）から送風室（10）内に吸入された室内空気はフ
ァンケーシング（3a）（3b）内に夫々の吸込ノズル（1
7）より吸込まれた後、遠心型ファン（2a）（2b）によ
りファンケーシング（3a）（3b）内で加圧されて両吐出
口（4a）（4b）から夫々吹き出される際、略逆Ｖ字状の
エアーガイド（16a）（16b）で夫々左右方向へ実線矢印
の如く分配されると共に、両吐出口（4a）（4b）の電動
機（１）側端縁（15a）（15b）より吹き出された空気流
は壁面付着作用により略Ｖ字状のエアーガイド（14）に
沿って破線矢印の如く誘引され、熱交換器（５）の中央
部分へ導かれる。
このように、本案は略Ｖ字状のエアーガイド（14）並び
に略逆Ｖ字状のエアーガイド（16a）（16b）をいずれも
ファンケーシングに取り付けるようにしたものである。
従って、略逆Ｖ字状のエアーガイド（16a）（16b）は熱
交換器（５）と接触していないので、この熱交換器
（５）が冷却器として作用した場合、この熱交換器
（５）からの熱伝導でエアーガイド（16a）（16b）が冷
やされるおそれは少なく、このエアーガイド（16a）（1
6b）の下方までドレンパン（13）を延ばす必要はない。
更に、略逆Ｖ字状のエアーガイド（16a）（16b）による
分配作用と略Ｖ字状のエアーガイド（14）による誘引作
用で両吐出口（4a）（4b）から吹き出される空気流は熱
交換室（11）の横幅一杯に拡散されるようになり、熱交
換器（５）に到達する空気流の速度が均一になることが
第３図の実験結果から確認できた。
に略逆Ｖ字状のエアーガイド（16a）（16b）をいずれも
ファンケーシングに取り付けるようにしたものである。
従って、略逆Ｖ字状のエアーガイド（16a）（16b）は熱
交換器（５）と接触していないので、この熱交換器
（５）が冷却器として作用した場合、この熱交換器
（５）からの熱伝導でエアーガイド（16a）（16b）が冷
やされるおそれは少なく、このエアーガイド（16a）（1
6b）の下方までドレンパン（13）を延ばす必要はない。
更に、略逆Ｖ字状のエアーガイド（16a）（16b）による
分配作用と略Ｖ字状のエアーガイド（14）による誘引作
用で両吐出口（4a）（4b）から吹き出される空気流は熱
交換室（11）の横幅一杯に拡散されるようになり、熱交
換器（５）に到達する空気流の速度が均一になることが
第３図の実験結果から確認できた。
（ト） 考案の効果 本案によれば、一対の吐出口から吹き出される空気流を
夫々左右方向へ分配する略逆Ｖ字状のエアーガイドと、
両吐出口から吹き出される空気流を熱交換器の中央部へ
導く略Ｖ字状のエアーガイドとを備え、両エアーガイド
をいずれもファンケーシングに取り付け、かつ、略逆Ｖ
字状のエアーガイドと前記略Ｖ字状のエアーガイドとの
各エアーガイドと熱交換器との間には、間隙を有するよ
うにしたので、各エアーガイドに露がつくことがなくエ
アーガイドの下方までドレンパンを延ばす必要はなく、
ドレンパンが大型化するのを防止することができる。し
かも両エアーガイドをいずれもファンケーシングに取り
付けたことにより、自動可変ルーバを用いない安価な構
造で両吐出口から吹き出される空気流を左右方向へ拡散
して熱交換器に到達する空気流の速度を略均一にでき、
熱交換率を向上することができる。
夫々左右方向へ分配する略逆Ｖ字状のエアーガイドと、
両吐出口から吹き出される空気流を熱交換器の中央部へ
導く略Ｖ字状のエアーガイドとを備え、両エアーガイド
をいずれもファンケーシングに取り付け、かつ、略逆Ｖ
字状のエアーガイドと前記略Ｖ字状のエアーガイドとの
各エアーガイドと熱交換器との間には、間隙を有するよ
うにしたので、各エアーガイドに露がつくことがなくエ
アーガイドの下方までドレンパンを延ばす必要はなく、
ドレンパンが大型化するのを防止することができる。し
かも両エアーガイドをいずれもファンケーシングに取り
付けたことにより、自動可変ルーバを用いない安価な構
造で両吐出口から吹き出される空気流を左右方向へ拡散
して熱交換器に到達する空気流の速度を略均一にでき、
熱交換率を向上することができる。
第１図は本考案の一実施例を示す熱交換ユニットの断面
図、第２図は第１図のII-II線で切断した熱交換ユニッ
トの断面図、第３図は同熱交換ユニット内における風速
分布図、第４図は従来例を示す熱交換ユニットの断面
図、第５図は同熱交換ユニット内における風速分布図で
ある。 （１）……同軸電動機、（2a）（2b）……ファン、（3
a）（3b）……ファンケーシング、（4a）（4b）……吐
出口、（５）……熱交換器、（14）……略Ｖ字状のエア
ーガイド、（15a）（15b）……吐出口の電動機側縁、
（16a）（16b）……略逆Ｖ字状のエアーガイド。
図、第２図は第１図のII-II線で切断した熱交換ユニッ
トの断面図、第３図は同熱交換ユニット内における風速
分布図、第４図は従来例を示す熱交換ユニットの断面
図、第５図は同熱交換ユニット内における風速分布図で
ある。 （１）……同軸電動機、（2a）（2b）……ファン、（3
a）（3b）……ファンケーシング、（4a）（4b）……吐
出口、（５）……熱交換器、（14）……略Ｖ字状のエア
ーガイド、（15a）（15b）……吐出口の電動機側縁、
（16a）（16b）……略逆Ｖ字状のエアーガイド。
Claims (1)
- 【請求項１】同軸電動機で駆動される一対のファンを夫
々ファンケーシングに収納すると共にこの両ファンケー
シングの吐出口と対向して熱交換器を設けた熱交換ユニ
ットにおいて、前記熱交換器に向かうに従って先が細く
なる略Ｖ字状のエアーガイドと、この熱交換器に向かう
に従って裾が広がる略逆Ｖ字状のエアーガイドとを備
え、前記略Ｖ字状のエアーガイドは前記両吐出口の電動
機側端縁に跨って取り付けられ、前記略逆Ｖ字状のエア
ーガイドは前記両吐出口の略中央に取り付けられている
と共に、前記略逆Ｖ字状のエアーガイドと前記略Ｖ字状
のエアーガイドとの各エアーガイドと熱交換器との間に
は、間隙を有することを特徴とする熱交換ユニット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987142210U JPH0718894Y2 (ja) | 1987-09-17 | 1987-09-17 | 熱交換ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987142210U JPH0718894Y2 (ja) | 1987-09-17 | 1987-09-17 | 熱交換ユニット |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6448512U JPS6448512U (ja) | 1989-03-24 |
| JPH0718894Y2 true JPH0718894Y2 (ja) | 1995-05-01 |
Family
ID=31407962
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1987142210U Expired - Lifetime JPH0718894Y2 (ja) | 1987-09-17 | 1987-09-17 | 熱交換ユニット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0718894Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2020226314A1 (en) * | 2019-05-03 | 2020-11-12 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Air conditioner |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6508465B2 (ja) * | 2015-05-29 | 2019-05-08 | 株式会社富士通ゼネラル | ダクト型空気調和機 |
| WO2018003103A1 (ja) * | 2016-06-30 | 2018-01-04 | 三菱電機株式会社 | 空気調和機、空気調和装置および冷凍サイクル装置 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6014419U (ja) * | 1983-07-06 | 1985-01-31 | 三菱電機株式会社 | 空気調和機 |
-
1987
- 1987-09-17 JP JP1987142210U patent/JPH0718894Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2020226314A1 (en) * | 2019-05-03 | 2020-11-12 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Air conditioner |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6448512U (ja) | 1989-03-24 |
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