JPH0718855Y2 - 磁気カードで開閉する容器 - Google Patents

磁気カードで開閉する容器

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JPH0718855Y2
JPH0718855Y2 JP8315591U JP8315591U JPH0718855Y2 JP H0718855 Y2 JPH0718855 Y2 JP H0718855Y2 JP 8315591 U JP8315591 U JP 8315591U JP 8315591 U JP8315591 U JP 8315591U JP H0718855 Y2 JPH0718855 Y2 JP H0718855Y2
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JP
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magnetic card
container
lock
drawer
slit
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JP8315591U
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JPH0614379U (ja
Inventor
宏 杉原
Original Assignee
宏 杉原
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、磁気を有するカード
で蓋、引出等のロックを解除し、開閉し得るようにした
容器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、容器の蓋又は引出等を常時はロッ
クして開閉不能とし、ロックを解除することによって開
閉を可能とするようにした容器は公知であり、種々の提
案がなされ、実用化されている。ロック及びロック解除
手段としては、最も一般的には鍵と錠が知られている
が、これでは容器を一見して鍵と錠によるロック機構で
あることが判明してしまい、遊び心がなく面白味に欠け
る欠点があった。
【0003】そこで、鍵や錠を用いず、一見しただけで
はどのようなロック機構を採用しているのか、或いはロ
ック機構を有する容器であるのかさえも明らかではない
容器が提案されて来ている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】この考案は、磁気を有
するカードによりロックの解除を行うことにより、遊び
心を満足し、面白味のある容器を提供せんとするもので
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この考案が採った手段は、蓋、引出の少なくとも1
つを備えた容器本体と、該容器本体に形成したスリット
と、該スリット内に挿入自在な磁気を有する磁気カード
と、前記スリットの内方に位置して配置されスプリング
で常時ロック位置に付勢された作動バーと、該作動バー
の一端に隣接して配置され前記磁気カードによりロック
解除されるロック手段と、作動バーに一体に形成されロ
ック手段と磁気カードとの間に介在しロック手段と磁気
カードとの当接を阻止する立上壁と、前記磁気カードの
磁性と同一の磁性を有する磁極を作動バーに設けたこと
を特徴とする。
【0006】
【作 用】磁気カードをスリットに挿入し、作動バーを
磁気の反発力で下降させる。磁気カードを水平方向にス
ライドさせて蓋又は引出をロックするロック手段やロッ
ク体を磁気カードで作動させ、ロックを解除する。
【0007】
【考案の効果】この考案によれば、磁気カードによりロ
ックを解除するようにしてあるので、一見して遊び心の
ある面白いロック機構を有した容器を提供することが出
来る。
【0008】
【実施例】以下に図面を参照しつつ、この考案の好まし
い実施例を詳細に説明する。図において、(1)は容器本
体であって、図示の実施例では方形箱状に形成されてい
るが、形状は特に限定されるものではない。図示の容器
は、前方へ引き出し自在な引出(2)と上方へ開閉自在な
蓋(3)とを有し、いずれかを選択的に開閉することが出
来る。しかしながら、引出と蓋に限られるものではな
く、2個の引出としても良く、或は引出と蓋のいずれか
1つであっても良い。容器本体(1)の一側面には、磁気
カード(4)を挿入するためのスリット(5)が形成され、
図2、3に示すようにスリット(5)に磁気カード(4)を
挿入し、前方又は後方に水平スライドさせることによっ
て、蓋(3)又は引出(2)のロックを選択的に解除して、
開閉することが出来る。
【0009】磁気カード(4)は、図4、5に示すように
所定の厚みを有する好ましくはプラスチックカードであ
り、所定の位置に板状の永久磁石(6)が埋設され、外観
上は、方形の薄いカード形状を呈する。
【0010】図6〜13を参照して、ロック機構とその
作動を説明する。前記スリット(5)の内方に近接して、
細幅の板状の作動バー(7)が上下動自在に配設される。
該作動バー(7)の中央部には板状の永久磁石(8)が埋設
され、両側下面には、棒状の案内バー(9)が足状に植設
される。該案内バー(9)は、容器本体(1)の底面壁に植
立された案内筒(10)内に上下動自在に挿入されると共
に、スプリング(11)の弾発力で常時上方へ向かって付勢
される。作動バー(7)の両端には上方に立上る立上壁(1
2)が形成される。作動バー(7)に配設された永久磁石
(8)は、前記磁気カード(4)の永久磁石(6)と極性が同
一となるように設けられており、磁気カード(4)がスリ
ット(5)から挿入されるとき、両永久磁石(6)(8)が上
下に整合すると共に、永久磁石(6)(8)の対向する極性
が反発するため、その反発力で作動バー(7)が下方へ移
動される。
【0011】(13)は軸(14)に回動自在に軸支されたロッ
ク板であり、上部には蓋(3)のフック部(15)と係合する
フック部(16)が形成され、下部には前記作動バー(7)の
前端の立上壁(12)に向かって延び出す当接板(17)が形成
される。該当接板(17)は立上壁(12)に近接して終端する
と共に、作動バー(7)の上昇位置において、立上壁(12)
と同一高さ位置にある。したがって、図7に示すように
作動バー(7)が上昇した位置では、スリット(5)から挿
入されたカード(4')と当接板(17)との間に立上壁(12)が
介在しているため、互に当接させることが出来ない。磁
気カード(4)を挿入して、磁石の反発力で作動バー(7)
を下降させ、立上壁(12)をカード(4)と当接板(17)との
間から退避させると、図8、9に示すようにカード(4)
を水平方向に移動させて当接板(17)をカード(4)の側面
で押圧してロック板(13)を回動させることが可能とな
る。このようにして、ロック板(13)を回動させることに
よって、フック部(15)(16)の係合が外れるため、蓋(3)
は軸部に張設されたバネ(18)の弾発力で上方へ回動さ
れ、開蓋状態となる。ロック板(13)にはスプリング(19)
が張設され、常時ロック位置方向に付勢されており、磁
気カード(4)による押圧力が解除されると、ロック位置
に復帰し、閉蓋時にフック部(15)(16)の係合を可能とす
る。
【0012】図10〜13は、引出(2)のロック機構を
示し、作動バー(7)の後端に隣接して
【外字1】状のロック体(20)が案内ピン(21)に上下動自
在に案内されて配設される。図11に示すようにロック
体(20)の上部水平片(22)は上昇位置にある作動バー(7)
の後部立上壁(12)と同一水平レベルにあり、磁気カード
(4)と上部水平片(22)との当接を阻止している。上部水
平片(22)の先端上面は斜面(23)に形成されており、磁気
カード(4)との当接により、ロック体(20)は下降させら
れるようになっている。下部水平片(24)には引出(2)の
後面に形成されたフック部(25)と係合するフック部(26)
が形成されている。ロック体(20)にはスプリング(27)が
張設され、常時上方へ付勢されている。
【0013】スリット(5)に磁気カード(4)を挿入する
と、前述したように磁気の反発力で作動レバー(7)が下
降し、立上壁(12)が退避するため磁気カード(4)と上部
水平片(22)との当接が可能となる。磁気カード(4)を水
平に後方へスライドさせて、斜面(23)に磁気カード(4)
の側面を当接させることによって、ロック体(20)がスプ
リング(27)に抗して下降せしめられる。ロック体(20)の
下降によりフック部(25)(26)の係合が解除され、引出
(2)がスプリング(28)の弾発力で前方へ押し出される。
【0014】磁気カード(4)をスリット(5)に挿入し
て、作動バー(7)を磁気の反発力で下降させることによ
って、磁気カード(4)を水平方向の前方又は後方にスラ
イドさせ、蓋(3)又は引出(2)をロックするロック板(1
3)はロック体(20)のいずれかを選択的に作動させてロッ
クの解除を行い、蓋(3)又は引出(2)のいずれかを開放
する。磁気のないカードでは作動バー(7)を下降させる
ことが出来ないため、蓋、引出のいずれも開放すること
は出来ず、ロック機能を達成することが出来る。
【図面の簡単な説明】
図1 外観斜視図 図2 蓋を開放した状態の斜視図 図3 引出を開放した状態の斜視図 図4 磁気カードの平面図 図5 図4V−V線に沿った断面図 図6 蓋のロック機構を示す斜視図 図7 同縦断面図 図8 同作動状態を示す断面図 図9 同作動状態を示す断面図 図10 引出のロック機構を示す斜視図 図11 同縦断面図 図12 同作動状態を示す断面図 図13 同作動状態を示す断面図
【符号の説明】
(1) 容器本体 (2) 引出 (3) 蓋 (4) 磁気カード (5) スリット (6) 永久磁石 (7) 作動バー (8) 永久磁石 (9) 案内バー (10) 案内筒 (11) スプリング (12) 立上壁 (13) ロック板 (14) 軸ピン (15) フック部 (16) フック部 (17) 当接板 (18) バネ (19) スプリング (20) ロック体 (21) 案内ピン (22) 上部水平片 (23) 斜面 (24) 下部水平片 (25) フック部 (26) フック部 (27) スプリング (28) スプリング
【外1】

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蓋、引出の少なくとも1つを備えた容器
    本体と、該容器本体に形成したスリットと、該スリット
    内に挿入自在な磁気を有する磁気カードと、前記スリッ
    トの内方に位置して配置されスプリングで常時ロック位
    置に付勢された作動バーと、該作動バーの一端に隣接し
    て配置され前記磁気カードによりロック解除されるロッ
    ク手段と、作動バーに一体に形成されロック手段と磁気
    カードとの間に介在しロック手段と磁気カードとの当接
    を阻止する立上壁と、前記磁気カードの磁性と同一の磁
    性を有する磁極を作動バーに設けたことを特徴とする磁
    気カードで開閉する容器。
  2. 【請求項2】 ロック手段が軸ピンに軸支されて回動す
    るロック板からなり、磁気カードと当接してロック板を
    回動させる当接板を有していることを特徴とする請求項
    (1)記載の容器。
  3. 【請求項3】 ロック手段が上下動自在に案内されたロ
    ック体からなり磁気カードと当接して下降せしめられる
    斜面を備えていることを特徴とする請求項(1)記載の容
    器。
  4. 【請求項4】 容器本体に蓋と引出を配設し、作動バー
    の両端に立上壁を形成し、該両立上壁に隣接して蓋をロ
    ックするロック板と、引出をロックするロック体とを配
    置し、蓋及び引出を選択的に開閉するようにしたことを
    特徴とする請求項(1)(2)又は(3)記載の容器。
JP8315591U 1991-09-17 1991-09-17 磁気カードで開閉する容器 Expired - Lifetime JPH0718855Y2 (ja)

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JPH0614379U JPH0614379U (ja) 1994-02-22
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JP8315591U Expired - Lifetime JPH0718855Y2 (ja) 1991-09-17 1991-09-17 磁気カードで開閉する容器

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