JPH0718843A - 折畳み階段 - Google Patents
折畳み階段Info
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- JPH0718843A JPH0718843A JP5152421A JP15242193A JPH0718843A JP H0718843 A JPH0718843 A JP H0718843A JP 5152421 A JP5152421 A JP 5152421A JP 15242193 A JP15242193 A JP 15242193A JP H0718843 A JPH0718843 A JP H0718843A
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- landing
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 主に、建築工事現場における仮設足場枠に掛
架して使用に供される折畳み階段に関する。 【構成】 登り桁を上下一対の上桁１と下桁２で形成
し、当該左右の上桁１と下桁２に複数段の踏板３Ａ〜３
Ｆを差し渡して枢設し、当該踏板３Ａ〜３Ｆと前記上桁
１と下桁２とで側面平行なリンク機構を構成してなる折
畳み階段において、前記上桁１と下桁２の下端部に折畳
み自在な踊り場６を構成している。より具体的には、踊
り場６の後部両側位置に、当該踊り場６の支持ステー９
を後傾状態に張出し形成し、当該支持ステー９の上端部
を下桁２の下端部に枢設し、上桁１の下端部と踊り場６
とを連結リンク１１で連結し、前記下桁２に対して上桁
１と踏板３Ａ〜３Ｆと踊り場６を倒伏させ、下桁２と上
桁１と踊り場６を重ね合わせて折畳み自在としている。
架して使用に供される折畳み階段に関する。 【構成】 登り桁を上下一対の上桁１と下桁２で形成
し、当該左右の上桁１と下桁２に複数段の踏板３Ａ〜３
Ｆを差し渡して枢設し、当該踏板３Ａ〜３Ｆと前記上桁
１と下桁２とで側面平行なリンク機構を構成してなる折
畳み階段において、前記上桁１と下桁２の下端部に折畳
み自在な踊り場６を構成している。より具体的には、踊
り場６の後部両側位置に、当該踊り場６の支持ステー９
を後傾状態に張出し形成し、当該支持ステー９の上端部
を下桁２の下端部に枢設し、上桁１の下端部と踊り場６
とを連結リンク１１で連結し、前記下桁２に対して上桁
１と踏板３Ａ〜３Ｆと踊り場６を倒伏させ、下桁２と上
桁１と踊り場６を重ね合わせて折畳み自在としている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、主に、建築工事現場に
おける仮設足場枠に掛架して使用に供される折畳み階段
に関する。
おける仮設足場枠に掛架して使用に供される折畳み階段
に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、工事現場で使用される階段として
は、左右に間隔を隔てて並設した丸パイプ材を階段登り
桁として適宜の傾斜角度に傾設し、その間に複数段の踏
板をほぼ水平に差し渡した上で、当該踏板の両端中央部
を左右の登り桁に溶接し、この登り桁の上下端部には、
仮設足場枠に掛架する固定フックを形成した構造の溶接
階段Ｘ（図６に示す）が、各地の仮設工事現場で重宝に
使用されている。これに対して、実公昭４５ー１４８４
７号公報に示す階段は、踏板の左右両端部に係合ブラケ
ットを設け、当該ブラケットを左右の丸パイプ材に嵌め
込んだ上で、固定ボルトにより固定した構造とし、これ
にて踏板の上下蹴上げ間隔を調節自在とする調節階段と
している。その内、前者の溶接階段Ｘは、左右の丸パイ
プ製の登り桁に溶接された踏板が、当該パイプ材の前後
にかなり張出している。その為、この溶接階段Ｘの多数
をトラックに積み込んで現場から現場へ運搬するに際に
おける嵩張りや、これを保管する際の嵩張りがかなりな
ものとなる。この点、後者の調節階段の場合には、固定
ボルトを緩めて踏板を左右のパイプ製登り桁から取り外
すことで、分解保管したり、運搬できることになる。そ
の反面、現場で再々に亘って組み立てたり、分解する煩
わしさがあることから、事実上、組み立てられた状態の
ままで運搬されたり、保管されており、その長所は現場
での踏板の蹴上げ間隔の調節が容易である意味で重宝で
あるにすぎない。斯様な階段の嵩張りに対処するには、
此種の階段を折り畳み自在とすれば済むことで、そのよ
うな意味で実公昭３３−１４８３７号公報、実開昭５１
−１５５７４０号公報、或いは、実公昭４３−１３８９
７号公報、実公昭４６−５０９０号公報等のような折り
畳み階段とすれば、前記の課題は手軽に解決できる。
は、左右に間隔を隔てて並設した丸パイプ材を階段登り
桁として適宜の傾斜角度に傾設し、その間に複数段の踏
板をほぼ水平に差し渡した上で、当該踏板の両端中央部
を左右の登り桁に溶接し、この登り桁の上下端部には、
仮設足場枠に掛架する固定フックを形成した構造の溶接
階段Ｘ（図６に示す）が、各地の仮設工事現場で重宝に
使用されている。これに対して、実公昭４５ー１４８４
７号公報に示す階段は、踏板の左右両端部に係合ブラケ
ットを設け、当該ブラケットを左右の丸パイプ材に嵌め
込んだ上で、固定ボルトにより固定した構造とし、これ
にて踏板の上下蹴上げ間隔を調節自在とする調節階段と
している。その内、前者の溶接階段Ｘは、左右の丸パイ
プ製の登り桁に溶接された踏板が、当該パイプ材の前後
にかなり張出している。その為、この溶接階段Ｘの多数
をトラックに積み込んで現場から現場へ運搬するに際に
おける嵩張りや、これを保管する際の嵩張りがかなりな
ものとなる。この点、後者の調節階段の場合には、固定
ボルトを緩めて踏板を左右のパイプ製登り桁から取り外
すことで、分解保管したり、運搬できることになる。そ
の反面、現場で再々に亘って組み立てたり、分解する煩
わしさがあることから、事実上、組み立てられた状態の
ままで運搬されたり、保管されており、その長所は現場
での踏板の蹴上げ間隔の調節が容易である意味で重宝で
あるにすぎない。斯様な階段の嵩張りに対処するには、
此種の階段を折り畳み自在とすれば済むことで、そのよ
うな意味で実公昭３３−１４８３７号公報、実開昭５１
−１５５７４０号公報、或いは、実公昭４３−１３８９
７号公報、実公昭４６−５０９０号公報等のような折り
畳み階段とすれば、前記の課題は手軽に解決できる。
【０００３】ところで、仮設階段が掛けられる仮設足場
枠Ｆは、図６（ｂ）に示すように、通常、パイプ材を上
下方向と左右方向と斜め方向に差し渡して箱枠状に連結
固定することで、多層構造にフレーム形成され、この仮
設足場枠Ｆに下層階から上層階にかけて多数の仮設階段
が組み合わされて掛けられることで、折れ階段や折り返
し階段が形造られ、それを伝って作業者が登り降りする
ことになる。ところが、それだけでは仮設階段Ｘを上り
降りする作業者が、適所でその向きを安全に変えること
ができない。そこで、図６（ｂ）に示すように、掛架さ
れた仮設階段Ｘの曲がり部分となる階上部と階下部に、
１又は２枚程度の道板Ｍを差し渡すことで踊り場スペー
スを確保し、仮設階段Ｘを上り降りする作業者は、その
階下部と階上部で一旦道板Ｍへ出た上で向きを変えるこ
とになる。
枠Ｆは、図６（ｂ）に示すように、通常、パイプ材を上
下方向と左右方向と斜め方向に差し渡して箱枠状に連結
固定することで、多層構造にフレーム形成され、この仮
設足場枠Ｆに下層階から上層階にかけて多数の仮設階段
が組み合わされて掛けられることで、折れ階段や折り返
し階段が形造られ、それを伝って作業者が登り降りする
ことになる。ところが、それだけでは仮設階段Ｘを上り
降りする作業者が、適所でその向きを安全に変えること
ができない。そこで、図６（ｂ）に示すように、掛架さ
れた仮設階段Ｘの曲がり部分となる階上部と階下部に、
１又は２枚程度の道板Ｍを差し渡すことで踊り場スペー
スを確保し、仮設階段Ｘを上り降りする作業者は、その
階下部と階上部で一旦道板Ｍへ出た上で向きを変えるこ
とになる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】従って、仮設階段Ｘを
仮設足場枠Ｆに掛架するには、当該仮設階段Ｘの階上部
と階下部となる部分に、踊り場となる道板Ｍ部分を別途
形成せねばならない煩わしさがある上に、その道板Ｍを
受ける為の足場枠部分Ｆ１を、図６（ｂ）に示すよう
に、本来の仮設足場枠Ｆの外側へ張出し形成せねばなら
ないことになる。
仮設足場枠Ｆに掛架するには、当該仮設階段Ｘの階上部
と階下部となる部分に、踊り場となる道板Ｍ部分を別途
形成せねばならない煩わしさがある上に、その道板Ｍを
受ける為の足場枠部分Ｆ１を、図６（ｂ）に示すよう
に、本来の仮設足場枠Ｆの外側へ張出し形成せねばなら
ないことになる。
【０００５】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、仮
設階段の本体構造を折畳み自在とするのみならず、当該
階段それ自体に折畳み自在な踊り場を形成することによ
り、仮設足場枠への取り付けや取り外しが手軽に行なう
ことができ、その運搬性や収納保管性にも優れる折畳み
階段として、登り桁を上下一対の上桁１と下桁２で形成
し、当該左右の上桁１と下桁２に複数段の踏板３Ａ〜３
Ｆを差し渡して枢設し、当該踏板３Ａ〜３Ｆと前記上桁
１と下桁２とで側面平行なリンク機構を構成してなる折
畳み階段において、前記上桁１と下桁２の下端部に折畳
み自在な踊り場６を構成したのである。より具体的に
は、踊り場６の後部両側位置に、当該踊り場６の支持ス
テー９を後傾状態に張出し形成し、当該支持ステー９の
上端部を下桁２の下端部に枢設し、上桁１の下端部と踊
り場６とを連結リンク１１で連結し、前記下桁２に対し
て上桁１と踏板３Ａ〜３Ｆと踊り場６を倒伏させ、下桁
２と上桁１と踊り場６を重ね合わせて折畳み自在として
いる。また、踊り場６の前端部には仮設足場枠Ｆの階下
部側に掛架する下部フック１２を設け、また、最上段の
踏板３Ａから後方へ突片１４を張出し形成し、当該突片
１４と下桁２の上端部の上部フック１３とで、折畳み階
段Ｓの上端部を仮設足場枠Ｆの階上部側にホールドする
構成ともしている。
設階段の本体構造を折畳み自在とするのみならず、当該
階段それ自体に折畳み自在な踊り場を形成することによ
り、仮設足場枠への取り付けや取り外しが手軽に行なう
ことができ、その運搬性や収納保管性にも優れる折畳み
階段として、登り桁を上下一対の上桁１と下桁２で形成
し、当該左右の上桁１と下桁２に複数段の踏板３Ａ〜３
Ｆを差し渡して枢設し、当該踏板３Ａ〜３Ｆと前記上桁
１と下桁２とで側面平行なリンク機構を構成してなる折
畳み階段において、前記上桁１と下桁２の下端部に折畳
み自在な踊り場６を構成したのである。より具体的に
は、踊り場６の後部両側位置に、当該踊り場６の支持ス
テー９を後傾状態に張出し形成し、当該支持ステー９の
上端部を下桁２の下端部に枢設し、上桁１の下端部と踊
り場６とを連結リンク１１で連結し、前記下桁２に対し
て上桁１と踏板３Ａ〜３Ｆと踊り場６を倒伏させ、下桁
２と上桁１と踊り場６を重ね合わせて折畳み自在として
いる。また、踊り場６の前端部には仮設足場枠Ｆの階下
部側に掛架する下部フック１２を設け、また、最上段の
踏板３Ａから後方へ突片１４を張出し形成し、当該突片
１４と下桁２の上端部の上部フック１３とで、折畳み階
段Ｓの上端部を仮設足場枠Ｆの階上部側にホールドする
構成ともしている。
【０００６】
【作用】仮設足場枠Ｆにおける階上部側の上段パイプＰ
２に、折畳み状態にある折畳み階段Ｓの上部フック１３
を掛架し、上桁１の下端部に折畳まれている踊り場６
を、手前側へ引き出して展開すると、それに追随して上
桁１と複数段の踏板３Ａ〜３Ｆが連動して展開し、最後
に、踊り場６の下部フック１２を仮設足場枠Ｆにおける
階下部側の下段パイプＰ１に掛架支持することにより、
仮設足場枠Ｆに折畳み階段Ｓが仮設される。
２に、折畳み状態にある折畳み階段Ｓの上部フック１３
を掛架し、上桁１の下端部に折畳まれている踊り場６
を、手前側へ引き出して展開すると、それに追随して上
桁１と複数段の踏板３Ａ〜３Ｆが連動して展開し、最後
に、踊り場６の下部フック１２を仮設足場枠Ｆにおける
階下部側の下段パイプＰ１に掛架支持することにより、
仮設足場枠Ｆに折畳み階段Ｓが仮設される。
【０００７】
【実施例】以下、図１に示すように、丸パイプ材でフレ
ーム構成された仮設足場枠Ｆに、本発明の折畳み階段Ｓ
を掛架支持した使用状態に基づいて説明する。１、２は
折畳み階段Ｓにおける登り桁を構成する上部側の上桁と
下部側の下桁であって、断面中空状の角形鋼材で形成さ
れ、その内、下桁２の長さを上桁１の長さに比して若干
短く形成している。３Ａ〜３Ｆは複数段の踏板であっ
て、左右の登り桁を上下方向にほぼ数等分する位置に水
平に差し渡して支持され、アングル材で矩形枠を形成し
た上で、エキスバンドメタル製ネットを張設固定した踏
板３Ａ〜３Ｆ構造としている。４、５は踏板３Ａ〜３Ｆ
の前部支持軸と後部支持軸として機能するボルト・ナッ
トであって、その内、前部支持軸４により踏板３Ａ〜３
Ｆの前部両側位置と上桁１を連結し、また、後部支持軸
５により踏板３Ａ〜３Ｆの後部両側位置と下桁２を連結
している。６は登り桁の最下端部に形成した踊り場であ
って、前記の踏板３Ａ〜３Ｆと同様に、アングル材で矩
形枠７が形成され、当該矩形枠７にエキスバンドメタル
製ネット８を張設固定している。勿論、前記のネット８
に代えて縞鋼板を固定することもできる。踊り場６は前
記の踏板３Ａ〜３Ｆとほぼ平行に形成され、その踏み面
の前後幅を踏板３Ａ〜３Ｆの踏み面の前後幅に比して幅
広に、具体的には、１．５倍〜２．５倍程度の前後幅に
倍増している。９は踊り場６の支持ステーであって、踊
り場６の後部両側位置から後部上方へ張出し形成され、
下桁２とほぼ同じ勾配となる程度に後傾させている。１
０は踊り場６を枢設する支持軸であって、支持ステー９
の上端部と下桁２の下端部に貫挿支持している。１１は
上桁１の下端寄りの位置と踊り場８の後部寄りの位置を
連結する連結リンクである。尚、１Ａは上桁１の下端傾
斜縁であって、本発明の折畳み階段Ｓが仮設されたと
き、上桁１の下端部を踊り場８の両側位置に突き合わせ
支持する角度に形成している。１２は踊り場６の前端両
側位置に前方へ張出し固定した下部フックであって、仮
設足場枠Ｆの階下部側に差し渡された下段パイプＰ１に
掛架支持される。１３は下桁２の上端部に後方へ張出し
固定した上部フックであって、仮設足場枠Ｆの階上部側
に差し渡された上段パイプＰ２に掛架支持される。１４
は最上段の踏板３Ａの後端部から後方へ張出し固定した
突片であって、仮設足場枠Ｆの上段パイプＰ２に、折畳
み階段Ｓの上部フック１２を掛架して展開操作すると、
それに伴って上段パイプＰ２の下側に突片１３が突き出
すことで、仮設足場枠Ｆに掛架された折畳み階段Ｓの上
端部がホールドされる。
ーム構成された仮設足場枠Ｆに、本発明の折畳み階段Ｓ
を掛架支持した使用状態に基づいて説明する。１、２は
折畳み階段Ｓにおける登り桁を構成する上部側の上桁と
下部側の下桁であって、断面中空状の角形鋼材で形成さ
れ、その内、下桁２の長さを上桁１の長さに比して若干
短く形成している。３Ａ〜３Ｆは複数段の踏板であっ
て、左右の登り桁を上下方向にほぼ数等分する位置に水
平に差し渡して支持され、アングル材で矩形枠を形成し
た上で、エキスバンドメタル製ネットを張設固定した踏
板３Ａ〜３Ｆ構造としている。４、５は踏板３Ａ〜３Ｆ
の前部支持軸と後部支持軸として機能するボルト・ナッ
トであって、その内、前部支持軸４により踏板３Ａ〜３
Ｆの前部両側位置と上桁１を連結し、また、後部支持軸
５により踏板３Ａ〜３Ｆの後部両側位置と下桁２を連結
している。６は登り桁の最下端部に形成した踊り場であ
って、前記の踏板３Ａ〜３Ｆと同様に、アングル材で矩
形枠７が形成され、当該矩形枠７にエキスバンドメタル
製ネット８を張設固定している。勿論、前記のネット８
に代えて縞鋼板を固定することもできる。踊り場６は前
記の踏板３Ａ〜３Ｆとほぼ平行に形成され、その踏み面
の前後幅を踏板３Ａ〜３Ｆの踏み面の前後幅に比して幅
広に、具体的には、１．５倍〜２．５倍程度の前後幅に
倍増している。９は踊り場６の支持ステーであって、踊
り場６の後部両側位置から後部上方へ張出し形成され、
下桁２とほぼ同じ勾配となる程度に後傾させている。１
０は踊り場６を枢設する支持軸であって、支持ステー９
の上端部と下桁２の下端部に貫挿支持している。１１は
上桁１の下端寄りの位置と踊り場８の後部寄りの位置を
連結する連結リンクである。尚、１Ａは上桁１の下端傾
斜縁であって、本発明の折畳み階段Ｓが仮設されたと
き、上桁１の下端部を踊り場８の両側位置に突き合わせ
支持する角度に形成している。１２は踊り場６の前端両
側位置に前方へ張出し固定した下部フックであって、仮
設足場枠Ｆの階下部側に差し渡された下段パイプＰ１に
掛架支持される。１３は下桁２の上端部に後方へ張出し
固定した上部フックであって、仮設足場枠Ｆの階上部側
に差し渡された上段パイプＰ２に掛架支持される。１４
は最上段の踏板３Ａの後端部から後方へ張出し固定した
突片であって、仮設足場枠Ｆの上段パイプＰ２に、折畳
み階段Ｓの上部フック１２を掛架して展開操作すると、
それに伴って上段パイプＰ２の下側に突片１３が突き出
すことで、仮設足場枠Ｆに掛架された折畳み階段Ｓの上
端部がホールドされる。
【０００８】先ず、図４に示すように、仮設足場枠Ｆに
おける階上部側の上段パイプＰ２に、折畳み状態にある
折畳み階段Ｓの上部フック１３を掛架し、適宜の取り付
け角度、例えば、６０度程度の階段勾配に支持した上
で、上桁１の下端部に重ね合わされて折畳まれている踊
り場６を、図３に示す下向き矢印方向である手前側へ引
き出して展開すると、それに追随して、上桁１と複数段
の踏板３Ａ〜３Ｆが連動して展開し、踊り場６の下部フ
ック１２を仮設足場枠Ｆにおける階下部側の下段パイプ
Ｐ１に掛架支持する。このとき、折畳み階段Ｓの上部フ
ック１３を上段パイプＰ２に掛架して踊り場６を展開す
る際には、最上段の踏板３Ａに形成した突片１４が上段
パイプＰ２の下側に突き出すことで、展開された折畳み
階段Ｓの上端部が上段パイプＰ２にホールドされる。後
は、仮設足場枠Ｆの階数に応じて折畳み階段Ｓを隣接さ
せて下層階から上層階へ順次掛架して展開することによ
り、図６（ａ）に示すように、限られた仮設足場枠Ｆの
範囲内で、踊り場６のある折れ階段や折り返し階段が形
成されることになる。逆に、仮設足場枠Ｆに仮設された
折畳み階段Ｓを取り外すには、踊り場６の下部フック１
２を下段パイプＰ１から外した上で、当該踊り場６を図
３の上向き矢印方向へ引き上げ操作する。すると、下桁
２に対して上桁１と踏板３Ａ〜３Ｆと踊り場６が連動し
て倒伏させられ、図４に示すように、下桁２と上桁１と
踊り場６が重ね合わされて折畳まれることになる。尚、
図４に示すように折畳まれる本発明の折畳み階段Ｓの多
数を、図５に示すように平に組み合わせて段積みするこ
とで、現場から現場へのトラック運搬に供されたり、倉
庫等での収納保管に供されることになる。
おける階上部側の上段パイプＰ２に、折畳み状態にある
折畳み階段Ｓの上部フック１３を掛架し、適宜の取り付
け角度、例えば、６０度程度の階段勾配に支持した上
で、上桁１の下端部に重ね合わされて折畳まれている踊
り場６を、図３に示す下向き矢印方向である手前側へ引
き出して展開すると、それに追随して、上桁１と複数段
の踏板３Ａ〜３Ｆが連動して展開し、踊り場６の下部フ
ック１２を仮設足場枠Ｆにおける階下部側の下段パイプ
Ｐ１に掛架支持する。このとき、折畳み階段Ｓの上部フ
ック１３を上段パイプＰ２に掛架して踊り場６を展開す
る際には、最上段の踏板３Ａに形成した突片１４が上段
パイプＰ２の下側に突き出すことで、展開された折畳み
階段Ｓの上端部が上段パイプＰ２にホールドされる。後
は、仮設足場枠Ｆの階数に応じて折畳み階段Ｓを隣接さ
せて下層階から上層階へ順次掛架して展開することによ
り、図６（ａ）に示すように、限られた仮設足場枠Ｆの
範囲内で、踊り場６のある折れ階段や折り返し階段が形
成されることになる。逆に、仮設足場枠Ｆに仮設された
折畳み階段Ｓを取り外すには、踊り場６の下部フック１
２を下段パイプＰ１から外した上で、当該踊り場６を図
３の上向き矢印方向へ引き上げ操作する。すると、下桁
２に対して上桁１と踏板３Ａ〜３Ｆと踊り場６が連動し
て倒伏させられ、図４に示すように、下桁２と上桁１と
踊り場６が重ね合わされて折畳まれることになる。尚、
図４に示すように折畳まれる本発明の折畳み階段Ｓの多
数を、図５に示すように平に組み合わせて段積みするこ
とで、現場から現場へのトラック運搬に供されたり、倉
庫等での収納保管に供されることになる。
【０００９】
【発明の効果】本発明は、前記のように、登り桁を上下
一対の上桁と下桁で形成し、当該左右の上桁と下桁に複
数段の踏板を差し渡して枢設し、当該踏板と前記上桁と
下桁とで側面平行なリンク機構を構成してなる折畳み階
段において、前記上桁と下桁の下端部に折畳み自在な踊
り場を構成したので、この折畳み階段の多数を仮設足場
枠の下層階から上層階にかけて順次掛架支持するだけ
で、その折り返し部分に踊り場が形成されることにな
る。その為、従来の仮設階段の場合のように、階段の階
上部と階下部となる部分に、踊り場となる道板部分を別
途形成したり、その道板を受ける為の足場枠部分を外側
へ張出し形成する等の足場作業の必要性がなくなる。勿
論、本発明の折畳み階段における踊り場を手前側へ向か
って引き下げることで、折畳み状態から展開状態にさせ
ることができ、また、それを折畳む際には、踊り場を引
き上げて倒伏させることにより、下桁と上桁と踊り場が
重ね合わされてコンパクトに折畳むことができる。その
為、折畳み階段の多数を平に積み上げて運搬したり、収
納保管する場合にも極めて利便である等の諸効果をもた
らす。
一対の上桁と下桁で形成し、当該左右の上桁と下桁に複
数段の踏板を差し渡して枢設し、当該踏板と前記上桁と
下桁とで側面平行なリンク機構を構成してなる折畳み階
段において、前記上桁と下桁の下端部に折畳み自在な踊
り場を構成したので、この折畳み階段の多数を仮設足場
枠の下層階から上層階にかけて順次掛架支持するだけ
で、その折り返し部分に踊り場が形成されることにな
る。その為、従来の仮設階段の場合のように、階段の階
上部と階下部となる部分に、踊り場となる道板部分を別
途形成したり、その道板を受ける為の足場枠部分を外側
へ張出し形成する等の足場作業の必要性がなくなる。勿
論、本発明の折畳み階段における踊り場を手前側へ向か
って引き下げることで、折畳み状態から展開状態にさせ
ることができ、また、それを折畳む際には、踊り場を引
き上げて倒伏させることにより、下桁と上桁と踊り場が
重ね合わされてコンパクトに折畳むことができる。その
為、折畳み階段の多数を平に積み上げて運搬したり、収
納保管する場合にも極めて利便である等の諸効果をもた
らす。
【図１】本発明に係る折畳み階段の３体を、仮設足場枠
に順次掛架して折れ階段とした使用状態を示す斜視図で
ある。
に順次掛架して折れ階段とした使用状態を示す斜視図で
ある。
【図２】折畳み階段の上方部における踏板側面に沿う断
面状態と、折畳み階段の下方部の側面を示す図である。
面状態と、折畳み階段の下方部の側面を示す図である。
【図３】図２の状態における踊り場を４５度程度引き上
げた状態を示す図である。
げた状態を示す図である。
【図４】折畳み状態の折畳み階段を上段パイプに掛けた
状態を示す側面図である。
状態を示す側面図である。
【図５】折畳み階段の多数を平に段積みした状態を示す
側面図である。
側面図である。
【図６】（ａ）は本発明の折畳み階段を仮設足場枠の下
層階から上層階にかけて仮設した状態を示す概要図、
（ｂ）は従来の仮設階段を掛架した状態の仮設足場枠を
示す概要図である。
層階から上層階にかけて仮設した状態を示す概要図、
（ｂ）は従来の仮設階段を掛架した状態の仮設足場枠を
示す概要図である。
Ｓ 折畳み階段 Ｆ 仮設足場枠 Ｐ１ 下段パイプ Ｐ２ 上段パイプ １ 上桁 ２ 下桁 ３Ａ〜３Ｆ 踏板 ４、５、１０ 支持軸 ６ 踊り場 ９ 支持ステー １１ 連結リンク １２ 下部フック １３ 上部フック １４ 突片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｅ０６Ｃ 1/383 Ｂ 7/16
Claims (5)
- 【請求項１】 登り桁を上下一対の上桁１と下桁２で形
成し、当該左右の上桁１と下桁２に複数段の踏板３Ａ〜
３Ｆを差し渡して枢設し、当該踏板３Ａ〜３Ｆと前記上
桁１と下桁２とで側面平行なリンク機構を構成してなる
折畳み階段において、前記上桁１と下桁２の下端部に折
畳み自在な踊り場６を構成したことを特徴とする折畳み
階段。 - 【請求項２】 踊り場６の後部両側位置に、当該踊り場
６の支持ステー９を後傾状態に張出し形成し、当該支持
ステー９の上端部を下桁２の下端部に枢設し、上桁１の
下端部と踊り場６とを連結リンク１１で連結し、前記下
桁２に対して上桁１と踏板３Ａ〜３Ｆと踊り場６を倒伏
させ、下桁２と上桁１と踊り場６を重ね合わせて折畳み
自在としてなる請求項１に記載の折畳み階段。 - 【請求項３】 踊り場６の踏み面を、踏板３Ａ〜３Ｆの
踏み面に比して倍増してなる請求項１に記載の折畳み階
段。 - 【請求項４】 踊り場６の前端部に仮設足場枠Ｆの階下
部側に掛架する下部フック１２を設け、また、最上段の
踏板３Ａから後方へ突片１４を張出し形成し、当該突片
１４と下桁２の上端部の上部フック１３とで、仮設足場
枠Ｆの階上部側をホールドしてなる請求項１、請求項２
又は請求項３に記載の折畳み階段。 - 【請求項５】 登り桁を上下一対の上桁１と下桁２で形
成し、当該左右の上桁１と下桁２に複数段の踏板３Ａ〜
３Ｆを差し渡して枢設し、当該踏板３Ａ〜３Ｆと前記上
桁１と下桁２とで側面平行なリンク機構を構成してなる
折畳み階段において、前記上桁１と下桁２の下端部に折
畳み自在な踊り場６を形成し、当該踊り場６の後端部の
支持ステー９を前記下桁２の下端部に枢設し、前記上桁
１の下端部と踊り場６とを連結リンク１１で連結し、前
記下桁２に対して上桁１と踏板３Ａ〜３Ｆと踊り場６を
倒伏させ、下桁２と上桁１と踊り場６を重ね合わせて折
畳み自在とし、また、踊り場６の前端部には掛架用の下
部フック１２を設け、最上段の踏板３Ａから後方へ張出
した突片１４と、下桁２の上端部の上部フック１３とで
階上部側をホールドするように構成したことを特徴とす
る折畳み階段。
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|---|---|---|---|
| JP15242193A JP3197991B2 (ja) | 1993-06-23 | 1993-06-23 | 折畳み階段 |
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15242193A JP3197991B2 (ja) | 1993-06-23 | 1993-06-23 | 折畳み階段 |
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ID=15540150
Family Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP15242193A Expired - Fee Related JP3197991B2 (ja) | 1993-06-23 | 1993-06-23 | 折畳み階段 |
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| JP (1) | JP3197991B2 (ja) |
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1993
- 1993-06-23 JP JP15242193A patent/JP3197991B2/ja not_active Expired - Fee Related
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