JPH07188054A - 生ワクチン - Google Patents
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- JPH07188054A JPH07188054A JP6266355A JP26635594A JPH07188054A JP H07188054 A JPH07188054 A JP H07188054A JP 6266355 A JP6266355 A JP 6266355A JP 26635594 A JP26635594 A JP 26635594A JP H07188054 A JPH07188054 A JP H07188054A
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- C12N—MICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
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- C12N1/20—Bacteria; Culture media therefor
- C12N1/205—Bacterial isolates
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- A61K2039/542—Mucosal route oral/gastrointestinal
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- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
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- C12R2001/00—Microorganisms ; Processes using microorganisms
- C12R2001/01—Bacteria or Actinomycetales ; using bacteria or Actinomycetales
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- Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 通常の条件下で、使用における安定性を増大
させた生ワクチンを提供する。 【構成】 表面膜変異と、宿主たる種の感受性に適合さ
せた最適な減衰レベルを備えるかまたは備えない、少な
くとも1つの、代謝浮動減衰し免疫原性であって安定し
た単一または多重マ−カ−生ワクチンから製造される生
ワクチンの安定性は、ワクチン株として、このワクチン
株の復帰変異体を、減衰または/及び表面膜マ−カ−を
猶も有するサプレッサ−変異体の形で使用することによ
り増加させられる。
させた生ワクチンを提供する。 【構成】 表面膜変異と、宿主たる種の感受性に適合さ
せた最適な減衰レベルを備えるかまたは備えない、少な
くとも1つの、代謝浮動減衰し免疫原性であって安定し
た単一または多重マ−カ−生ワクチンから製造される生
ワクチンの安定性は、ワクチン株として、このワクチン
株の復帰変異体を、減衰または/及び表面膜マ−カ−を
猶も有するサプレッサ−変異体の形で使用することによ
り増加させられる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高い安定性を有する生
ワクチンに関する。公知の生ワクチンに比べこの生ワク
チンの安定度は少なくとも因数10-7分だけ高い。ま
た、このワクチンは、表面膜変異と、宿主たる種に対し
て最適に適合させた減衰レベルとを備えるかもしくは備
えない、少なくとも1個の、代謝浮動減衰させた免疫抗
原性の生ワクチン株から成る。宿主たる種として挙げら
れるのは生きた動物やヒトである。実施例の1つでは、
サルモネラ菌に対する免疫のためのヒナ及びニワトリ用
生ワクチンを提案している。
ワクチンに関する。公知の生ワクチンに比べこの生ワク
チンの安定度は少なくとも因数10-7分だけ高い。ま
た、このワクチンは、表面膜変異と、宿主たる種に対し
て最適に適合させた減衰レベルとを備えるかもしくは備
えない、少なくとも1個の、代謝浮動減衰させた免疫抗
原性の生ワクチン株から成る。宿主たる種として挙げら
れるのは生きた動物やヒトである。実施例の1つでは、
サルモネラ菌に対する免疫のためのヒナ及びニワトリ用
生ワクチンを提案している。
【0002】前記のワクチン株の構成並びにその製造方
法を、以下に説明する。
法を、以下に説明する。
【0003】細菌性生ワクチン株の安全性は国際的に、
(遺伝的に関連する大腸菌に対する単一マ−カ−赤痢菌
の生体内修復から計算され、志願者についての試験によ
り証明された)約10-12 のレンジの安定度を持つ『欠
失』により保証されている(参照:フォ−マル他並びに
デユポン他編、免疫生物学基準、カ−ガ−(Karge
r)、バ−ゼル/ミュンヘン/ニュ−ヨ−ク 1971
年版第15巻73〜78頁及び213〜218頁)。公
知の二重マ−カ−(スポット変異)減衰によれば最も不
利なケ−スの場合、(個々の安定度からの積としての)
総合的な安定度は、少なくとも10-14 と成る。一方、
本発明によればこの総合的安定度は少なくとも10-21
まで増加し、(個別の遺伝子位置に設定した)(恒常的
ではなく規則的な)2つの減衰した欠失の安定が達成さ
れる。
(遺伝的に関連する大腸菌に対する単一マ−カ−赤痢菌
の生体内修復から計算され、志願者についての試験によ
り証明された)約10-12 のレンジの安定度を持つ『欠
失』により保証されている(参照:フォ−マル他並びに
デユポン他編、免疫生物学基準、カ−ガ−(Karge
r)、バ−ゼル/ミュンヘン/ニュ−ヨ−ク 1971
年版第15巻73〜78頁及び213〜218頁)。公
知の二重マ−カ−(スポット変異)減衰によれば最も不
利なケ−スの場合、(個々の安定度からの積としての)
総合的な安定度は、少なくとも10-14 と成る。一方、
本発明によればこの総合的安定度は少なくとも10-21
まで増加し、(個別の遺伝子位置に設定した)(恒常的
ではなく規則的な)2つの減衰した欠失の安定が達成さ
れる。
【0004】実際的な条件下での生ワクチンの使用にお
ける不安定性に対して為されている指摘に関しての、世
界保健機構の強い要請と世論とを受けて、既存の安定度
10-14 の安全緩衝液を、減衰率を少なくとも因数10
-21 まで更に増加させることにより強化することと、表
面膜マ−カ−により備わる抗流行病潜在能の安定度を少
なくとも10-14 まで上げることとが必要と成ってきて
いる。そしてこのように安定度を高めた生ワクチン構造
において、公知の十分に確立された原理が使用され、詳
細に説明されることが必要である。
ける不安定性に対して為されている指摘に関しての、世
界保健機構の強い要請と世論とを受けて、既存の安定度
10-14 の安全緩衝液を、減衰率を少なくとも因数10
-21 まで更に増加させることにより強化することと、表
面膜マ−カ−により備わる抗流行病潜在能の安定度を少
なくとも10-14 まで上げることとが必要と成ってきて
いる。そしてこのように安定度を高めた生ワクチン構造
において、公知の十分に確立された原理が使用され、詳
細に説明されることが必要である。
【0005】また、有効で且つ十分に毒物耐性を持たさ
れるワクチン株の研究における特別な困難さが、マ−カ
−を条件とする減衰レベル(「代謝欠陥」)と、問題の
病原体に対する宿主種の感受性特性とが、下記のように
即ち: − ワクチン株の、制限はされているが十分ではある生
体内伸長が可能であり、それ故に実際上妥当な免疫性が
生じるとか、 −感受性が極端に低く、同時に、ワクチン株の「代謝障
害」が比較的厳しい場合に多少とも明瞭な過剰減衰が生
じ、これにより、(実際上は妥当ではないが)いくつか
の予防接種が(例えば、S.typhi gal−E
21aの場合のように)必要と成るとか、更には、 − 感受性が極端に高く、同時に、ワクチン株の「代謝
障害」が比較的小規模な場合に「残存する菌力(毒
力)」が、許容不可能な副作用の引き金と成る等のよう
に相関関係するか否かという点に存在することが知られ
ている。
れるワクチン株の研究における特別な困難さが、マ−カ
−を条件とする減衰レベル(「代謝欠陥」)と、問題の
病原体に対する宿主種の感受性特性とが、下記のように
即ち: − ワクチン株の、制限はされているが十分ではある生
体内伸長が可能であり、それ故に実際上妥当な免疫性が
生じるとか、 −感受性が極端に低く、同時に、ワクチン株の「代謝障
害」が比較的厳しい場合に多少とも明瞭な過剰減衰が生
じ、これにより、(実際上は妥当ではないが)いくつか
の予防接種が(例えば、S.typhi gal−E
21aの場合のように)必要と成るとか、更には、 − 感受性が極端に高く、同時に、ワクチン株の「代謝
障害」が比較的小規模な場合に「残存する菌力(毒
力)」が、許容不可能な副作用の引き金と成る等のよう
に相関関係するか否かという点に存在することが知られ
ている。
【0006】マ−カ−を条件とする減衰レベルと、宿主
たる種の感受性と、免疫原性との相関関係の古典的な例
として挙げられるのは、マウス、子ウシ、ニワトリにお
けるズ−サロラル(Zoosaloral)ワクチン
(ネズミチフス菌His- (付属突然変異により減衰)
/Pur- 、腹腔内半数(50%)致死量マウス108.
2 cfu(野生株は約101 cfu))の有効性であ
り、この場合、体重1kgについて(感受性の度合とし
ての)非経口的な半数致死量(LD50)は、マウスにお
いては細菌数約103 個、子ウシの場合約5×106
個、ヒナ/ニワトリの場合約5×108 個である。従っ
て、単一の経口免疫化の場合ズ−サロラルは、(病原菌
による)致死的挑戦(challenge)に対しマウ
スについては95%を越える率で保護し、子ウシの場合
は実用上妥当な範囲で保護する(例えば75%致死量の
挑戦の場合、免疫化された子ウシのうち36%だけが死
亡している)が、ヒナ/ニワトリに関しては過剰減衰の
ため、保護し得ない(参照:リンデ・ケ−他著、「ワク
チン」1990年版第8巻278〜282頁)。
たる種の感受性と、免疫原性との相関関係の古典的な例
として挙げられるのは、マウス、子ウシ、ニワトリにお
けるズ−サロラル(Zoosaloral)ワクチン
(ネズミチフス菌His- (付属突然変異により減衰)
/Pur- 、腹腔内半数(50%)致死量マウス108.
2 cfu(野生株は約101 cfu))の有効性であ
り、この場合、体重1kgについて(感受性の度合とし
ての)非経口的な半数致死量(LD50)は、マウスにお
いては細菌数約103 個、子ウシの場合約5×106
個、ヒナ/ニワトリの場合約5×108 個である。従っ
て、単一の経口免疫化の場合ズ−サロラルは、(病原菌
による)致死的挑戦(challenge)に対しマウ
スについては95%を越える率で保護し、子ウシの場合
は実用上妥当な範囲で保護する(例えば75%致死量の
挑戦の場合、免疫化された子ウシのうち36%だけが死
亡している)が、ヒナ/ニワトリに関しては過剰減衰の
ため、保護し得ない(参照:リンデ・ケ−他著、「ワク
チン」1990年版第8巻278〜282頁)。
【0007】これは、個々の病原菌に対する宿主種の特
徴的感受性レベルを、これに対応する減衰レベルにより
補償して、単一の免疫化による弾力的な免疫性を達成す
る必要のあることを意味している。この、それ自体論理
的な(但し観察もされていないし公式化されてもいない
ことが明白な)法則が満足されるのは、(例えばリファ
ンピシン、ストレプトマイシン、ナリジキシン酸抵抗な
ど染色体により分離した)RNAポリメラ−ゼ、ジャイ
レ−ス、リボソ−ムタンパク質などの必須酵素並びに代
謝部分において「代謝浮動変異による減衰」という原理
が示されて、実用上の妥当性が存在する場合である。こ
の原理においては(感受性の高い実験動物で測定した)
LD50の対数は、(延長した)世代時間とリニアに相関
関係するのでこの(延長した)世代時間も、適当な(即
ち、感受性の高い)実験動物がいない場合病原体に関す
る減衰等量として用いることが可能である。尚、この
「代謝浮動変異による減衰」原理は、DD15529
4、DD218834、DD235828、DD253
182、DD253184、DD281118、DD2
94420、EP0263528、並びに下記の刊行物
に、詳細に記載されている。 − リンデ・ケ−著、主要細菌衛生学(Zbl.Bak
t.Hyg.)I、要約1981年第249巻350〜
361頁。 − リンデ・ケ−著、生物学基準(Dev.Biol.
Standard)1983年第53巻15〜28頁。 − リンデ・ケ−著、獣医学実験(Arch.expe
r.Vet.med.)1982年第36巻647〜6
56頁。 − リンデ・ケ−他著、獣医学実験(Arch.exp
er.Vet.med.)1983年第37巻353〜
360頁。 − リンデ・ケ−他著、ワクチン1990第8巻25〜
29頁。 − リンデ・ケ−他著、ワクチン1990第8巻278
〜282頁。 − リンデ・ケ−他著、ワクチン1991第9巻101
〜1105頁。 − リンデ・ケ−他著、ワクチン1992第10巻33
7〜340頁。 − リンデ・ケ−他著、ワクチン1993第11巻19
7〜200頁。 − マラクシャ・ビ−・アイ他著、定期刊行物「微生物
学・疫学・免疫学」1987/4月、3〜8頁。これら
のワクチン株においては、減衰のための代謝浮動マ−カ
−のうち1つが通常、染色体ナリジキシン酸抵抗(ジャ
イレ−ス)変異である。而して、これらのワクチン株
は、hstマ−カ−(テンシド(tenside)及び
マクロライド抗生物質に対する高感受性)、rbtマ−
カ−(胆汁耐性への復帰)もしくはrttマ−カ−(テ
ンシド耐性への復帰)を用いて最適化することが出来
る。これらのマ−カ−は、当該環境下でのワクチン株の
排出と生存能力とを、非経口的な菌力(ヴィルレンス)
作用への実質的な影響無しに、減少させる。
徴的感受性レベルを、これに対応する減衰レベルにより
補償して、単一の免疫化による弾力的な免疫性を達成す
る必要のあることを意味している。この、それ自体論理
的な(但し観察もされていないし公式化されてもいない
ことが明白な)法則が満足されるのは、(例えばリファ
ンピシン、ストレプトマイシン、ナリジキシン酸抵抗な
ど染色体により分離した)RNAポリメラ−ゼ、ジャイ
レ−ス、リボソ−ムタンパク質などの必須酵素並びに代
謝部分において「代謝浮動変異による減衰」という原理
が示されて、実用上の妥当性が存在する場合である。こ
の原理においては(感受性の高い実験動物で測定した)
LD50の対数は、(延長した)世代時間とリニアに相関
関係するのでこの(延長した)世代時間も、適当な(即
ち、感受性の高い)実験動物がいない場合病原体に関す
る減衰等量として用いることが可能である。尚、この
「代謝浮動変異による減衰」原理は、DD15529
4、DD218834、DD235828、DD253
182、DD253184、DD281118、DD2
94420、EP0263528、並びに下記の刊行物
に、詳細に記載されている。 − リンデ・ケ−著、主要細菌衛生学(Zbl.Bak
t.Hyg.)I、要約1981年第249巻350〜
361頁。 − リンデ・ケ−著、生物学基準(Dev.Biol.
Standard)1983年第53巻15〜28頁。 − リンデ・ケ−著、獣医学実験(Arch.expe
r.Vet.med.)1982年第36巻647〜6
56頁。 − リンデ・ケ−他著、獣医学実験(Arch.exp
er.Vet.med.)1983年第37巻353〜
360頁。 − リンデ・ケ−他著、ワクチン1990第8巻25〜
29頁。 − リンデ・ケ−他著、ワクチン1990第8巻278
〜282頁。 − リンデ・ケ−他著、ワクチン1991第9巻101
〜1105頁。 − リンデ・ケ−他著、ワクチン1992第10巻33
7〜340頁。 − リンデ・ケ−他著、ワクチン1993第11巻19
7〜200頁。 − マラクシャ・ビ−・アイ他著、定期刊行物「微生物
学・疫学・免疫学」1987/4月、3〜8頁。これら
のワクチン株においては、減衰のための代謝浮動マ−カ
−のうち1つが通常、染色体ナリジキシン酸抵抗(ジャ
イレ−ス)変異である。而して、これらのワクチン株
は、hstマ−カ−(テンシド(tenside)及び
マクロライド抗生物質に対する高感受性)、rbtマ−
カ−(胆汁耐性への復帰)もしくはrttマ−カ−(テ
ンシド耐性への復帰)を用いて最適化することが出来
る。これらのマ−カ−は、当該環境下でのワクチン株の
排出と生存能力とを、非経口的な菌力(ヴィルレンス)
作用への実質的な影響無しに、減少させる。
【0008】前記の抗流行病マ−カ−はDD21883
6、DD231491、DD253182、DD253
183、DD253184、EP0263528並びに
下記の刊行物に、詳細に記載されている。 − リンデ・ケ−著、獣医学実験(Arch.expe
r.Vet.med.)1982年第36巻657〜6
62頁。 − リンデ・ケ−著、生物学基準(Dev.Biol.
Standard)1983年第53巻15〜28頁。 − リンデ・ケ−他著、ワクチン1990第8巻278
〜282頁。
6、DD231491、DD253182、DD253
183、DD253184、EP0263528並びに
下記の刊行物に、詳細に記載されている。 − リンデ・ケ−著、獣医学実験(Arch.expe
r.Vet.med.)1982年第36巻657〜6
62頁。 − リンデ・ケ−著、生物学基準(Dev.Biol.
Standard)1983年第53巻15〜28頁。 − リンデ・ケ−他著、ワクチン1990第8巻278
〜282頁。
【0009】尚、抗流行病マ−カ−の構造に安全性/治
療マ−カ−の構造を組合わせた表面膜マ−カ−も既に示
唆されている。このような表面膜マ−カ−の原型は所謂
Ssqマ−カ−(フロウルキノロン(flour−qu
inolones)に対する超感受性)であり、このS
sqマ−カ−は、Sm/Rif代謝浮動コンビネ−ショ
ンにおいて抗流行病潜在能に続くa.o.部分が、現在
最もサルモネラ菌に対し有効である抗生物質シプロフロ
キサシン(ciprofloxacin)に対する超感
受性を備えている。
療マ−カ−の構造を組合わせた表面膜マ−カ−も既に示
唆されている。このような表面膜マ−カ−の原型は所謂
Ssqマ−カ−(フロウルキノロン(flour−qu
inolones)に対する超感受性)であり、このS
sqマ−カ−は、Sm/Rif代謝浮動コンビネ−ショ
ンにおいて抗流行病潜在能に続くa.o.部分が、現在
最もサルモネラ菌に対し有効である抗生物質シプロフロ
キサシン(ciprofloxacin)に対する超感
受性を備えている。
【0010】2つの各別に減衰された代謝浮動マ−カ
−、並びに、代謝浮動マ−カ−と表面膜マ−カ−と抗流
行病マ−カ−との組み合わせを使って製造された各ワク
チン株の共通の態様は、減衰されたマ−カ−に対して復
帰頻度が通常、因数10-14 以下に規制されており、ま
た、選択されたクロ−ンの、表面膜マ−カ−を条件とす
る抗流行病潜在能に対して復帰頻度が、実際的な条件の
下で通常十分である、因数10-8に規制されている点で
ある。
−、並びに、代謝浮動マ−カ−と表面膜マ−カ−と抗流
行病マ−カ−との組み合わせを使って製造された各ワク
チン株の共通の態様は、減衰されたマ−カ−に対して復
帰頻度が通常、因数10-14 以下に規制されており、ま
た、選択されたクロ−ンの、表面膜マ−カ−を条件とす
る抗流行病潜在能に対して復帰頻度が、実際的な条件の
下で通常十分である、因数10-8に規制されている点で
ある。
【0011】以上のことから、本発明の目的は、ワクチ
ン株製造のためのワクチンの安定度を、減衰に関しては
少なくとも10-21 の安定度を、そして、抗流行病潜在
能に関しては少なくとも10-14 の安定度を達成するよ
うに、増加させる点にある。この場合、宿主たる種の感
受性と、この環境におけるワクチン株の排出並びに生存
能力とに応じて減衰を適用するための公知の有用な原理
を維持し、且つ、更に改良する必要がある。
ン株製造のためのワクチンの安定度を、減衰に関しては
少なくとも10-21 の安定度を、そして、抗流行病潜在
能に関しては少なくとも10-14 の安定度を達成するよ
うに、増加させる点にある。この場合、宿主たる種の感
受性と、この環境におけるワクチン株の排出並びに生存
能力とに応じて減衰を適用するための公知の有用な原理
を維持し、且つ、更に改良する必要がある。
【0012】この目的は独立の特許請求の範囲第1項記
載の生ワクチン、独立の特許請求の範囲第7項記載のニ
ワトリ及びヒナ用の特別なワクチン、独立の特許請求の
範囲第8項及び第12項記載の前記生ワクチン製造方
法、独立の特許請求の範囲第16項、第17項、第18
項、第19項記載の生ワクチン株並びに独立の特許請求
の範囲第20項及び第21項に記載されたその生ワクチ
ン株の使用方法を用いることにより達成される。
載の生ワクチン、独立の特許請求の範囲第7項記載のニ
ワトリ及びヒナ用の特別なワクチン、独立の特許請求の
範囲第8項及び第12項記載の前記生ワクチン製造方
法、独立の特許請求の範囲第16項、第17項、第18
項、第19項記載の生ワクチン株並びに独立の特許請求
の範囲第20項及び第21項に記載されたその生ワクチ
ン株の使用方法を用いることにより達成される。
【0013】特許請求の範囲第1項に開示したものは、
表面膜変異と、宿主種の感受性に適合させた最適な減衰
レベルとを備えるかもしくは備えない、少なくとも1個
の、代謝浮動減衰させた免疫原性の、安定な単一または
多重マ−カ−ワクチン株から製造される生ワクチンであ
る。本発明によれば、ワクチン株として、減衰マ−カ−
または/及び表面膜マ−カ−を有するサプレッサ−変異
体などの、前記ワクチン株の復帰変異体を用いる。
表面膜変異と、宿主種の感受性に適合させた最適な減衰
レベルとを備えるかもしくは備えない、少なくとも1個
の、代謝浮動減衰させた免疫原性の、安定な単一または
多重マ−カ−ワクチン株から製造される生ワクチンであ
る。本発明によれば、ワクチン株として、減衰マ−カ−
または/及び表面膜マ−カ−を有するサプレッサ−変異
体などの、前記ワクチン株の復帰変異体を用いる。
【0014】好ましい実施例においては、ワクチン株と
して、このワクチン株の、短縮した世代時間を有する復
帰変異体を用い、この場合、この復帰変異体は例えばサ
プレッサ−変異体であり、1つもしくはそれ以上の減衰
用代謝浮動マ−カ−を有している。尚、復帰変異体は元
のワクチン株と同様の減衰レベルか、それよりわずかに
低い減衰レベルを持つ。
して、このワクチン株の、短縮した世代時間を有する復
帰変異体を用い、この場合、この復帰変異体は例えばサ
プレッサ−変異体であり、1つもしくはそれ以上の減衰
用代謝浮動マ−カ−を有している。尚、復帰変異体は元
のワクチン株と同様の減衰レベルか、それよりわずかに
低い減衰レベルを持つ。
【0015】更に別に実施例においては、ワクチン株と
して、このワクチン株の、マクロライド耐性復帰変異体
を用い、この場合、この復帰変異体は例えばサプレッサ
−変異体であり、表面膜マ−カ−を有している。尚、こ
の復帰変異体は元のワクチン株と同様か、それよりわず
かに高い抗流行病潜在能を持つ。
して、このワクチン株の、マクロライド耐性復帰変異体
を用い、この場合、この復帰変異体は例えばサプレッサ
−変異体であり、表面膜マ−カ−を有している。尚、こ
の復帰変異体は元のワクチン株と同様か、それよりわず
かに高い抗流行病潜在能を持つ。
【0016】第3の実施例においては、ワクチン株とし
て、このワクチン株の二重復帰変異体を用い、この場
合、この復帰変異体はサプレッサ−変異体として、短縮
された世代時間とマクロライド耐性を有しており、1つ
乃至それ以上の減衰用代謝浮動マ−カ−を持つと共に、
表面膜マ−カ−をも有している。
て、このワクチン株の二重復帰変異体を用い、この場
合、この復帰変異体はサプレッサ−変異体として、短縮
された世代時間とマクロライド耐性を有しており、1つ
乃至それ以上の減衰用代謝浮動マ−カ−を持つと共に、
表面膜マ−カ−をも有している。
【0017】驚くべきことに、別途の表面膜マ−カ−を
備えるか備えない代謝浮動減衰ワクチン株から出発した
(短縮した世代時間または/及びマクロライド耐性を持
つ)復帰変異体が、不変の減衰と抗流行病潜在能を所有
することが確認できた。これにより、元のワクチン株の
代謝浮動減衰または/及び表面膜マ−カ−が復帰変異体
の中でも猶も存在することが証明された。更に、元のワ
クチン株からその復帰変異体/サプレッサ−変異体への
移行時、宿主たる種の感受性への適合という意味合いで
の減衰が猶も小さな範囲で変化し得ることが示された。
この現象は抗流行病潜在能を表現するものである。
備えるか備えない代謝浮動減衰ワクチン株から出発した
(短縮した世代時間または/及びマクロライド耐性を持
つ)復帰変異体が、不変の減衰と抗流行病潜在能を所有
することが確認できた。これにより、元のワクチン株の
代謝浮動減衰または/及び表面膜マ−カ−が復帰変異体
の中でも猶も存在することが証明された。更に、元のワ
クチン株からその復帰変異体/サプレッサ−変異体への
移行時、宿主たる種の感受性への適合という意味合いで
の減衰が猶も小さな範囲で変化し得ることが示された。
この現象は抗流行病潜在能を表現するものである。
【0018】独立の特許請求の範囲第7項記載の本発明
生ワクチンの例として下記の、サルモネラ菌感染に対す
るヒナの経口免疫化、並びに、ニワトリの経口または非
経口的免疫化/追加免疫のための生ワクチン用の、サル
モネラワクチン株を提案している。このサルモネラワク
チン株は、約31〜32分の世代時間及び/または≦5
μg/mlのエリスロマイシンのMICを持った元のワ
クチン株から抽出されるものである。各復帰変異体は下
記の如く短縮化世代時間を有しており、 ・ S.tm Ssq/Sm 60/Rif 42/−
GVR II 30 世代時間 約26.0分 ・ S.ent Ssq/Sm 24/Rif 12/
−GVR II 30 世代時間 約27.0分 ・ S.inf Ssq/Sm 153/Rif 7/
−GVR II 30 世代時間 約25.0分 ・ S.ana Ssq/Sm 81/Rif 21/
−GVR II 30 世代時間 約26.5分 最高27分以下までの世代時間を示す。また、下記のよ
うなマクロライド耐性を持つ復帰変異体の場合は、 ・ S.tm Ssq−MTR 16/Sm 60/R
if 42 ・ S.ent Ssq−MTR 25/Sm 24/
Rif 12 ・ S.inf Ssq−MTR 12/Sm 153
/Rif 7 ・ S.ana Ssq−MTR 23/Sm 81/
Rif 21 エリスロマイシンのMIC(最小阻止濃度)は≦5μg
/mlから≧20μg/mlまで増加した。
生ワクチンの例として下記の、サルモネラ菌感染に対す
るヒナの経口免疫化、並びに、ニワトリの経口または非
経口的免疫化/追加免疫のための生ワクチン用の、サル
モネラワクチン株を提案している。このサルモネラワク
チン株は、約31〜32分の世代時間及び/または≦5
μg/mlのエリスロマイシンのMICを持った元のワ
クチン株から抽出されるものである。各復帰変異体は下
記の如く短縮化世代時間を有しており、 ・ S.tm Ssq/Sm 60/Rif 42/−
GVR II 30 世代時間 約26.0分 ・ S.ent Ssq/Sm 24/Rif 12/
−GVR II 30 世代時間 約27.0分 ・ S.inf Ssq/Sm 153/Rif 7/
−GVR II 30 世代時間 約25.0分 ・ S.ana Ssq/Sm 81/Rif 21/
−GVR II 30 世代時間 約26.5分 最高27分以下までの世代時間を示す。また、下記のよ
うなマクロライド耐性を持つ復帰変異体の場合は、 ・ S.tm Ssq−MTR 16/Sm 60/R
if 42 ・ S.ent Ssq−MTR 25/Sm 24/
Rif 12 ・ S.inf Ssq−MTR 12/Sm 153
/Rif 7 ・ S.ana Ssq−MTR 23/Sm 81/
Rif 21 エリスロマイシンのMIC(最小阻止濃度)は≦5μg
/mlから≧20μg/mlまで増加した。
【0019】また、前記した復帰変異体/サプレッサ−
変異体はDSM(ドイッチェ・サムラング・フォン・マ
イクロオ−ガニズメン・ウント・ツエルクルツ−レンG
mbH、ドイツ、ブラウンシュヴァイク、D−3812
4)に寄託した下記のサルモネラワクチン株から抽出し
たものである。 ・ S.tm Ssq/Sm 60/Rif 42
DSM 8433 ・ S.ent Ssq/Sm 24/Rif 12
DSM 8435 ・ S.inf Ssq/Sm 153/Rif 7
DSM 8434 ・ S.ana Ssq/Sm 81/Rif 21
DSM 8441
変異体はDSM(ドイッチェ・サムラング・フォン・マ
イクロオ−ガニズメン・ウント・ツエルクルツ−レンG
mbH、ドイツ、ブラウンシュヴァイク、D−3812
4)に寄託した下記のサルモネラワクチン株から抽出し
たものである。 ・ S.tm Ssq/Sm 60/Rif 42
DSM 8433 ・ S.ent Ssq/Sm 24/Rif 12
DSM 8435 ・ S.inf Ssq/Sm 153/Rif 7
DSM 8434 ・ S.ana Ssq/Sm 81/Rif 21
DSM 8441
【0020】本発明による復帰変異体/サプレッサ−変
異体は、安定性の増大したワクチン株の新世代を呈示す
る(総合的安定度=元のワクチン株とサプレッサ−変異
体のマ−カ−の積(product))。また、この復
帰変異体/サプレッサ−変異体は、不変のもしくは若干
低い減衰レベル及び/または不変のもしくは若干変化す
る抗流行病潜在能を伴った偽野生タイプに対する復帰変
異/サプレッサ−変異が、復帰突然変異より実質的に一
層頻繁に発生するという、驚くべく発見された規則を用
いている。また、この規則が、どの程度まで代謝浮動減
衰と表面膜マ−カ−の実際の安定度の試験に使用可能で
あるかの実験と、同時に、WHOからの安定性/安全性
要件(WHO科学グル−プレポ−ト「経口腸内細菌ワク
チン」世界保健機構技術報告シリ−ズNo.500、1
972年)に理想的に準拠し、且つ、前記の新規の三重
マ−カ−減衰ワクチン株から見て、ワクチン導入を阻む
二重マ−カ−ワクチン株の安定性に関する論議を不合理
なものと成し得る、極端に安定したワクチン株の新世代
を得るためにどの程度まで使用可能であるかの実験も行
った。(先にも述べたように)細菌性生ワクチン株の安
全性は国際的に(遺伝的に関連する大腸菌に対する単一
マ−カ−赤痢菌の生体内修復から計算され、志願者につ
いての試験により証明された)約10-12 のレンジの安
定度を持つ『欠失』により保証されている(参照:フォ
−マル他並びにデユポン他編、免疫生物学基準、カ−ガ
−(Karger)、バ−ゼル/ミュンヘン/ニュ−ヨ
−ク1971年版第15巻73〜78頁及び213〜2
18頁)。公知の二重マ−カ−(スポット変異)減衰に
よれば最も不利なケ−スの場合、(個々の安定度の積と
しての)総合的な安定度は、少なくとも10-14 と成
る。従って、追加的なサプレッサ−変異が総合的安定度
を少なくとも10-21 まで増大させるのでこれにより、
(個別の遺伝子位置に設定した)(恒常的ではなく規則
的な)2つの減衰する欠失の安定が達成される。2つの
減衰する代謝浮動マ−カ−に表面膜変異を組み合わせ、
且つ、これに伴う、前記2つの原理両方を備えたサプレ
ッサ−変異の発生時、総合的な安定度は≦10-35 と成
るが、これほどまでの値は必要では無い。なぜなら、W
HOの規定によればワクチン株の感染連鎖を中断させる
変異は減衰マ−カ−として観測されるべきことが規定さ
れているからである(WHO技術報告シリ−ズNo.5
00、1972年)。
異体は、安定性の増大したワクチン株の新世代を呈示す
る(総合的安定度=元のワクチン株とサプレッサ−変異
体のマ−カ−の積(product))。また、この復
帰変異体/サプレッサ−変異体は、不変のもしくは若干
低い減衰レベル及び/または不変のもしくは若干変化す
る抗流行病潜在能を伴った偽野生タイプに対する復帰変
異/サプレッサ−変異が、復帰突然変異より実質的に一
層頻繁に発生するという、驚くべく発見された規則を用
いている。また、この規則が、どの程度まで代謝浮動減
衰と表面膜マ−カ−の実際の安定度の試験に使用可能で
あるかの実験と、同時に、WHOからの安定性/安全性
要件(WHO科学グル−プレポ−ト「経口腸内細菌ワク
チン」世界保健機構技術報告シリ−ズNo.500、1
972年)に理想的に準拠し、且つ、前記の新規の三重
マ−カ−減衰ワクチン株から見て、ワクチン導入を阻む
二重マ−カ−ワクチン株の安定性に関する論議を不合理
なものと成し得る、極端に安定したワクチン株の新世代
を得るためにどの程度まで使用可能であるかの実験も行
った。(先にも述べたように)細菌性生ワクチン株の安
全性は国際的に(遺伝的に関連する大腸菌に対する単一
マ−カ−赤痢菌の生体内修復から計算され、志願者につ
いての試験により証明された)約10-12 のレンジの安
定度を持つ『欠失』により保証されている(参照:フォ
−マル他並びにデユポン他編、免疫生物学基準、カ−ガ
−(Karger)、バ−ゼル/ミュンヘン/ニュ−ヨ
−ク1971年版第15巻73〜78頁及び213〜2
18頁)。公知の二重マ−カ−(スポット変異)減衰に
よれば最も不利なケ−スの場合、(個々の安定度の積と
しての)総合的な安定度は、少なくとも10-14 と成
る。従って、追加的なサプレッサ−変異が総合的安定度
を少なくとも10-21 まで増大させるのでこれにより、
(個別の遺伝子位置に設定した)(恒常的ではなく規則
的な)2つの減衰する欠失の安定が達成される。2つの
減衰する代謝浮動マ−カ−に表面膜変異を組み合わせ、
且つ、これに伴う、前記2つの原理両方を備えたサプレ
ッサ−変異の発生時、総合的な安定度は≦10-35 と成
るが、これほどまでの値は必要では無い。なぜなら、W
HOの規定によればワクチン株の感染連鎖を中断させる
変異は減衰マ−カ−として観測されるべきことが規定さ
れているからである(WHO技術報告シリ−ズNo.5
00、1972年)。
【0021】各マ−カ−に応じて2種類の復帰変異体が
区別されるが、それらについては以下に説明する。
区別されるが、それらについては以下に説明する。
【0022】短縮した世代時間を持つ復帰変異体(GV
R) (ヒナ/ニワトリのためサルモネラワクチン株において
22分から31〜32分まで延長させた)世代時間延長
を伴った代謝浮動(抗生物質抵抗変異)減衰の安定度
は、受けた抵抗とここに定義された延長世代時間とによ
り間接的にだけ証明し得る。
R) (ヒナ/ニワトリのためサルモネラワクチン株において
22分から31〜32分まで延長させた)世代時間延長
を伴った代謝浮動(抗生物質抵抗変異)減衰の安定度
は、受けた抵抗とここに定義された延長世代時間とによ
り間接的にだけ証明し得る。
【0023】但し、ゆっくりと成長する代謝浮動減衰ワ
クチン株はクロ−ンにとって選択的な利点を備えてお
り、更なる変異は(それだけでは何等遺伝的安定性が生
じないので)「訂正された」代謝シ−ケンスを介して短
めの世代時間へとつながる。これは、GVR株の富裕性
が、一層ゆっくりと成長するワクチン株個体群における
選択圧力の下に計算可能であることを意味している。
クチン株はクロ−ンにとって選択的な利点を備えてお
り、更なる変異は(それだけでは何等遺伝的安定性が生
じないので)「訂正された」代謝シ−ケンスを介して短
めの世代時間へとつながる。これは、GVR株の富裕性
が、一層ゆっくりと成長するワクチン株個体群における
選択圧力の下に計算可能であることを意味している。
【0024】「世代時間の延長が減衰につながり」それ
故に「世代時間の短縮が(逆比例的に)、増加した菌力
につながる」という公知技術に基づく結論はここにおい
て、(復帰突然変異よりも実質的に頻繁に発生する)復
帰/サプレッサ−変異体の重要性に関して誤った認識で
あることが立証される。(リンデ・ケ−著「獣医学実験
(Arch.exper.Vet.med.)1978
年第32巻943頁)
故に「世代時間の短縮が(逆比例的に)、増加した菌力
につながる」という公知技術に基づく結論はここにおい
て、(復帰突然変異よりも実質的に頻繁に発生する)復
帰/サプレッサ−変異体の重要性に関して誤った認識で
あることが立証される。(リンデ・ケ−著「獣医学実験
(Arch.exper.Vet.med.)1978
年第32巻943頁)
【0025】後記する実施例1では、十分確立された実
験動物であるネズミチフス菌/マウスを用いて、(元の
ワクチン株に関連した)GVRの減衰は不変もしくは若
干低めとなり、それ故、GVRは猶も元の減衰マ−カ−
を有するという事実に関する直接的な証明を行う。
験動物であるネズミチフス菌/マウスを用いて、(元の
ワクチン株に関連した)GVRの減衰は不変もしくは若
干低めとなり、それ故、GVRは猶も元の減衰マ−カ−
を有するという事実に関する直接的な証明を行う。
【0026】而して、短縮した世代時間を持つ上記の復
帰/サプレッサ−変異体は新しいタイプの極端に安定し
たワクチン株を呈示し、復帰頻度は最大で≦10-21 で
ある(この場合、単一マ−カ−について発生度合いの低
い≦10-7という高スケ−ルを前提とし、総合的安定度
=個々の安定度の積、即ち、Sm×Rif×サプレッサ
−変異である)。
帰/サプレッサ−変異体は新しいタイプの極端に安定し
たワクチン株を呈示し、復帰頻度は最大で≦10-21 で
ある(この場合、単一マ−カ−について発生度合いの低
い≦10-7という高スケ−ルを前提とし、総合的安定度
=個々の安定度の積、即ち、Sm×Rif×サプレッサ
−変異である)。
【0027】マクロライド耐性復帰変異体(MTR) 20μgのエリスロマイジン耐性クロ−ンの数から得ら
れる表面膜変異の復帰頻度は概ね、10-6から10-8の
レンジであり、幾つか選択した株の場合のみ≦10-8で
ある。マクロライド耐性クロ−ンは、エリスロマイシン
に対する改めて得られる野生株耐性や、シプロフロキサ
シン(ciprofloxacin)、ドキシサイクリ
ン(doxycycline)、クロラムフェニコ−ル
に対する超感受性のロスにも関わらず、抗流行病作用
(当該環境における減少した生存能力と、ヒナにおける
短縮された排出)がほぼ、元の株と一致するか、もしく
は、その値を中心としてわずかながら変化し、これによ
り、猶も、元の表面膜変異を有していることが確認され
ている。
れる表面膜変異の復帰頻度は概ね、10-6から10-8の
レンジであり、幾つか選択した株の場合のみ≦10-8で
ある。マクロライド耐性クロ−ンは、エリスロマイシン
に対する改めて得られる野生株耐性や、シプロフロキサ
シン(ciprofloxacin)、ドキシサイクリ
ン(doxycycline)、クロラムフェニコ−ル
に対する超感受性のロスにも関わらず、抗流行病作用
(当該環境における減少した生存能力と、ヒナにおける
短縮された排出)がほぼ、元の株と一致するか、もしく
は、その値を中心としてわずかながら変化し、これによ
り、猶も、元の表面膜変異を有していることが確認され
ている。
【0028】その詳細については後記する実施例2にゆ
ずる。
ずる。
【0029】而して、これらのマクロライド耐性復帰変
異体/サプレッサ−変異体は新しいタイプの極めて安定
なワクチン株を呈示するものであり、その復帰頻度は抗
流行病潜在能において最大で10-14 である(総合的安
定度=元の表面膜マ−カ−とサプレッサ−変異の積)。
異体/サプレッサ−変異体は新しいタイプの極めて安定
なワクチン株を呈示するものであり、その復帰頻度は抗
流行病潜在能において最大で10-14 である(総合的安
定度=元の表面膜マ−カ−とサプレッサ−変異の積)。
【0030】従って、追加的な抗流行病表面膜マ−カ−
を備えるか備えない代謝浮動減衰した単一もしくは多重
マ−カ−型オリジナルワクチン株から抽出した、短縮し
た世代時間及び/またはマクロライド耐性を持つ復帰変
異体は、現実的な条件の下での生ワクチン使用のための
厳しい要件に大きく準拠したワクチン株を生み出すもの
となる。
を備えるか備えない代謝浮動減衰した単一もしくは多重
マ−カ−型オリジナルワクチン株から抽出した、短縮し
た世代時間及び/またはマクロライド耐性を持つ復帰変
異体は、現実的な条件の下での生ワクチン使用のための
厳しい要件に大きく準拠したワクチン株を生み出すもの
となる。
【0031】増大した安定性を有する生ワクチンを製造
するという目的は、特許請求の範囲第8項に従い、表面
膜変異と、宿主たる種に対し最適に適合させた減衰レベ
ルとを備えたもしくは備えない少なくとも1個の、代謝
浮動減衰させた免疫原性の、安定した単一もしくは多重
マ−カ−生ワクチン株の使用により達成できる。本発明
によれば、別途の表面膜変異と、宿主たる種に対し適合
させた減衰と、更に同時に、限定した延長世代時間とを
備えたもしくは備えない代謝浮動減衰させた元のワクチ
ン株から出発して、短縮化世代時間及びマクロライド耐
性を有する復帰変異体が分離される。オリジナルのワク
チン株の減衰または/及び表面膜マ−カ−を猶も有する
このサプレッサ−変異体を、益々安定なワクチン株とし
て使用しこのワクチン株から所定の方法により生ワクチ
ンが製造される。
するという目的は、特許請求の範囲第8項に従い、表面
膜変異と、宿主たる種に対し最適に適合させた減衰レベ
ルとを備えたもしくは備えない少なくとも1個の、代謝
浮動減衰させた免疫原性の、安定した単一もしくは多重
マ−カ−生ワクチン株の使用により達成できる。本発明
によれば、別途の表面膜変異と、宿主たる種に対し適合
させた減衰と、更に同時に、限定した延長世代時間とを
備えたもしくは備えない代謝浮動減衰させた元のワクチ
ン株から出発して、短縮化世代時間及びマクロライド耐
性を有する復帰変異体が分離される。オリジナルのワク
チン株の減衰または/及び表面膜マ−カ−を猶も有する
このサプレッサ−変異体を、益々安定なワクチン株とし
て使用しこのワクチン株から所定の方法により生ワクチ
ンが製造される。
【0032】本発明による更に別の実施例において、元
のワクチン株との比較における条件付けの態様は、サプ
レッサ−変異体を介して猶も影響を受け得る。
のワクチン株との比較における条件付けの態様は、サプ
レッサ−変異体を介して猶も影響を受け得る。
【0033】短縮された世代時間と若干低めの減衰レベ
ルとを有する復帰変異体の、株に基づいた所望の分離の
ケ−スにおいては、高めの(恐らく過剰減衰限度まで
の)減衰を伴う元のワクチン株が、最適に減衰されたサ
プレッサ−変異体の分離のために使用される。
ルとを有する復帰変異体の、株に基づいた所望の分離の
ケ−スにおいては、高めの(恐らく過剰減衰限度まで
の)減衰を伴う元のワクチン株が、最適に減衰されたサ
プレッサ−変異体の分離のために使用される。
【0034】抗流行病潜在能について増加した安定性を
有するワクチン製造のために、元のワクチン株と比較し
てこれと同様かもしくは若干高めの抗流行病潜在能を有
する復帰変異体が使用される。
有するワクチン製造のために、元のワクチン株と比較し
てこれと同様かもしくは若干高めの抗流行病潜在能を有
する復帰変異体が使用される。
【0035】任意の順序でこの方法を使用することによ
り、マクロライド感度(表面膜)マ−カ−を有する代謝
浮動減衰されたオリジナルのワクチン株から、短縮され
た世代時間とマクロライド耐性とを持つ復帰変異体が得
られる。
り、マクロライド感度(表面膜)マ−カ−を有する代謝
浮動減衰されたオリジナルのワクチン株から、短縮され
た世代時間とマクロライド耐性とを持つ復帰変異体が得
られる。
【0036】前述の方法の例として、本発明に基づくヒ
ナもしくはニワトリに対し最適に適合させた下記のワク
チン製造方法のうち1つを提案する。
ナもしくはニワトリに対し最適に適合させた下記のワク
チン製造方法のうち1つを提案する。
【0037】前記ワクチン製造のため、安定性を増すワ
クチン株を選択する。このワクチン株の元となるワクチ
ン株はこの野生株に比べ世代時間を約22分から約31
〜32分まで延長されており、また、この世代時間は、
短縮された世代時間を持つ復帰変異体の場合、最高27
分以下に短縮される。
クチン株を選択する。このワクチン株の元となるワクチ
ン株はこの野生株に比べ世代時間を約22分から約31
〜32分まで延長されており、また、この世代時間は、
短縮された世代時間を持つ復帰変異体の場合、最高27
分以下に短縮される。
【0038】更に別の方法は、抗流行病潜在能に関し増
加した安定性を持つワクチン株を選択することを特徴と
しており、このワクチン株の元となるワクチン株は、マ
クロライド耐性復帰変異体の場合結果的にエリスロマイ
シンのMICの≦5μg/mlから≧20μg/mlへ
の増加と成るマクロライド感度を有している。
加した安定性を持つワクチン株を選択することを特徴と
しており、このワクチン株の元となるワクチン株は、マ
クロライド耐性復帰変異体の場合結果的にエリスロマイ
シンのMICの≦5μg/mlから≧20μg/mlへ
の増加と成るマクロライド感度を有している。
【0039】最後に、前記二つの方法を、マクロライド
感受性(表面膜)マ−カ−を備え代謝浮動減衰されたオ
リジナルのワクチン株から、短縮された世代時間とマク
ロライド耐性とを持つ復帰変異体を選択することによ
り、任意の順序で組み合わせて、増加した安定性を有す
る生ワクチンを製造することも可能である。ワクチン株
として特許請求の範囲第7項で請求したワクチン株のう
ち1つ乃至それ以上が使用される。
感受性(表面膜)マ−カ−を備え代謝浮動減衰されたオ
リジナルのワクチン株から、短縮された世代時間とマク
ロライド耐性とを持つ復帰変異体を選択することによ
り、任意の順序で組み合わせて、増加した安定性を有す
る生ワクチンを製造することも可能である。ワクチン株
として特許請求の範囲第7項で請求したワクチン株のう
ち1つ乃至それ以上が使用される。
【0040】以下に示す各実施例において本発明の生ワ
クチン並びにこの生ワクチン製造方法を詳細に説明す
る。
クチン並びにこの生ワクチン製造方法を詳細に説明す
る。
【0041】材料並びに方法 使用した株 − 野生株 ネズミチフス菌(Salmonella(S.)typ
himurium)、腸炎菌(S.enteritid
is)、サルモネラ・インファンティス(S.infa
ntis)、サルモネラ・アナタム(S.anatu
m) − 別途の表面膜マ−カ−と、階層化減衰/階層化延長
世代時間(GT)(減衰等量)並びに下記の寄託済ワク
チン株を備えた代謝浮動二重(三重)マ−カ−(個々の
安全度の積としての総合安定度)ワクチン株のセット。 ・ S.typhimurium Ssq/Sm 60
/Rif 42 寄託番号 DSM 8433 世代時間:
= 31分 ・ S.enteritidis Ssq/Sm 24
/Rif 12 寄託番号 DSM 8435 世代時間:
= 32分 ・ S.infantis Ssq/Sm 153/R
if 7 寄託番号 DSM 8434 世代時間:
= 31分 ・ S.anatum Ssq/Sm 81/Rif
21 寄託番号 DSM 8441 世代時間:
= 32分 ・ S.typhimurium Nal 2/Rif
9/Rtt 世代時間: = 32分 (寄託場所: DSM(ドイッチェ・サムラング・フォ
ン・マイクロオ−ガニズメン・ウント・ツエルクルツ−
レンGmbH、ブラウンシュヴァイク、Deutsch
e Sammlung von Mikroorgan
ismen und Zellkulturen Gm
bH Braunschweig) − 各ワクチン株セットの変異体を然るべく知られた方
法により試験するための試験/実験動物 ・ニワトリのヒナ(茶色の卵を産む。マレック病予防接
種済) ・ICR、Prob01マウス
himurium)、腸炎菌(S.enteritid
is)、サルモネラ・インファンティス(S.infa
ntis)、サルモネラ・アナタム(S.anatu
m) − 別途の表面膜マ−カ−と、階層化減衰/階層化延長
世代時間(GT)(減衰等量)並びに下記の寄託済ワク
チン株を備えた代謝浮動二重(三重)マ−カ−(個々の
安全度の積としての総合安定度)ワクチン株のセット。 ・ S.typhimurium Ssq/Sm 60
/Rif 42 寄託番号 DSM 8433 世代時間:
= 31分 ・ S.enteritidis Ssq/Sm 24
/Rif 12 寄託番号 DSM 8435 世代時間:
= 32分 ・ S.infantis Ssq/Sm 153/R
if 7 寄託番号 DSM 8434 世代時間:
= 31分 ・ S.anatum Ssq/Sm 81/Rif
21 寄託番号 DSM 8441 世代時間:
= 32分 ・ S.typhimurium Nal 2/Rif
9/Rtt 世代時間: = 32分 (寄託場所: DSM(ドイッチェ・サムラング・フォ
ン・マイクロオ−ガニズメン・ウント・ツエルクルツ−
レンGmbH、ブラウンシュヴァイク、Deutsch
e Sammlung von Mikroorgan
ismen und Zellkulturen Gm
bH Braunschweig) − 各ワクチン株セットの変異体を然るべく知られた方
法により試験するための試験/実験動物 ・ニワトリのヒナ(茶色の卵を産む。マレック病予防接
種済) ・ICR、Prob01マウス
【0042】実施例1 短縮された世代時間を有する復帰変異体(GVR) 減衰について増加した安定度を有するワクチン株として
ヒナ/ニワトリ用(表面膜マ−カ−を備えた)代謝浮動
減衰サルモネラオリジナルワクチン株から抽出したも
の。(表面膜マ−カ−を備えた)オリジナルワクチン株
を栄養ブイヨン50ml(もしくはその他の液体培地)
に接種し、その後、≦1:1000の希釈率により連続
的に継代させる。 マ−カ−制御:4回の継代の度毎に、(1ml当たり1
2.5μgのナリジキシン酸または)1ml当たり20
0μgのストレプトマイシン並びに1ml当たり200
μgのリファンピシンによる栄養寒天上に受けた増殖
(並びに20μgのエリスロマイシンによる欠落した増
殖)を、ワクチン綿棒(swab)を使い試験する。制
御された継代30回以内では、各マ−カ−が安定してい
た。 MS−2実験システム(アボット、Abbott)での
世代時間の測定:液体培養(栄養、LB、最少培地ブイ
ヨン)において、世代時間は第5番の継代まででも実質
的に変化しない。第6番の継代以降、早く成長するGV
Rクロ−ン(世代時間の階層的短縮)が元のワクチン株
個体群に蓄積する(世代時間、約31〜32分; 野生
株、約22分)。このプロセスは別々のステップにおい
てそれぞれ異なる速度で発生する。第10番と第15番
の継代の世代時間は29分と27分であり、30番目の
継代までで25分以下の世代時間が発生し得る。それ以
降の継代では、世代時間が短めとなるクロ−ンが多くな
る。 注): 固体培地上で世代時間は、第20番目の継代に
ついての試験(低い分割数(ル−プによる過度の予防接
種)=個体群レベルまで希釈もしくはその他の選択的な
プレッシャ−によるものか?)が行われるまで不変であ
る。 ネズミチフス菌GVR株の、オリジナルのワクチン株と
の比較において不変もしくは若干低めの減衰レベル: − オリジナル株及びGVR株: マウス5匹(Pro
b 01:ライプチヒ大学研究所)各マウスとも、腹腔
内に105 、106 、107 cfuを受ける。 − 野生株: マウス5匹、各マウスとも、腹腔内に1
03 、105 cfuを受ける。2週間以内に死亡したマ
ウスを測定する。
ヒナ/ニワトリ用(表面膜マ−カ−を備えた)代謝浮動
減衰サルモネラオリジナルワクチン株から抽出したも
の。(表面膜マ−カ−を備えた)オリジナルワクチン株
を栄養ブイヨン50ml(もしくはその他の液体培地)
に接種し、その後、≦1:1000の希釈率により連続
的に継代させる。 マ−カ−制御:4回の継代の度毎に、(1ml当たり1
2.5μgのナリジキシン酸または)1ml当たり20
0μgのストレプトマイシン並びに1ml当たり200
μgのリファンピシンによる栄養寒天上に受けた増殖
(並びに20μgのエリスロマイシンによる欠落した増
殖)を、ワクチン綿棒(swab)を使い試験する。制
御された継代30回以内では、各マ−カ−が安定してい
た。 MS−2実験システム(アボット、Abbott)での
世代時間の測定:液体培養(栄養、LB、最少培地ブイ
ヨン)において、世代時間は第5番の継代まででも実質
的に変化しない。第6番の継代以降、早く成長するGV
Rクロ−ン(世代時間の階層的短縮)が元のワクチン株
個体群に蓄積する(世代時間、約31〜32分; 野生
株、約22分)。このプロセスは別々のステップにおい
てそれぞれ異なる速度で発生する。第10番と第15番
の継代の世代時間は29分と27分であり、30番目の
継代までで25分以下の世代時間が発生し得る。それ以
降の継代では、世代時間が短めとなるクロ−ンが多くな
る。 注): 固体培地上で世代時間は、第20番目の継代に
ついての試験(低い分割数(ル−プによる過度の予防接
種)=個体群レベルまで希釈もしくはその他の選択的な
プレッシャ−によるものか?)が行われるまで不変であ
る。 ネズミチフス菌GVR株の、オリジナルのワクチン株と
の比較において不変もしくは若干低めの減衰レベル: − オリジナル株及びGVR株: マウス5匹(Pro
b 01:ライプチヒ大学研究所)各マウスとも、腹腔
内に105 、106 、107 cfuを受ける。 − 野生株: マウス5匹、各マウスとも、腹腔内に1
03 、105 cfuを受ける。2週間以内に死亡したマ
ウスを測定する。
【0043】 ネズミチフス菌GVR株 継代 世代時間 F/15 マウス 番号 (分) Nal 2/Rif 9− GVR:Mm A 11/Rtt 11 28.0 3 Wh 3 GVR:Mm C 11/Rtt 11 28.5 1 GVR:Mm E 11/Rtt 11 27.0 7 GVR:Nb A 15/Rtt 15 29.0 4 GVR:Nb B 15/Rtt 15 28.5 7 Wh 4 GVR:Nb B 25/Rtt 25 27.0 2 GVR:Nb C 15/Rtt 15 28.5 0 Wh 0 GVR:Nb D 15/Rtt 15 28.5 2 GVR:Nb D 25/Rtt 25 28.0 1 GVR:Nb E 15/Rtt 15 28.5 2 GVR:LB A 15/Rtt 15 28.5 3 GVR:LB B 15/Rtt 15 28.5 5 GVR:LB C 15/Rtt 15 28.0 7 Wh 4 GVR:LB C 25/Rtt 25 26.0 7 GVR:LB D 15/Rtt 15 28.5 0 Wh 0 GVR:LB D 25/Rtt 25 26.5 0 GVR:LB E 15/Rtt 15 27.0 7 Wh 4 *Ssq/Sm 60/Rif 42− GVR III 12 12 29.0 7 GVR III 16 16 28.0 8 GVR I 30 30 28.5 8 GVR II 30 30 26.0 9 Nal 2/Rif 9/Rtt 3つの平行な試験 32.0 4 Wh 6、 7 原型 4つの試験 1992-1990 5、 8、 5、 6 野生株制御 :腹腔内103cfu= ≧14 ; 腹腔内105cfu = 15 Mm: 液体最少培地 Nb: 栄養ブイヨン LB: LB−ブイヨン Wh: 同一株により繰り返す動物実験 * S.tm Ssq/Sm 60/Rif 42オリ
ジナル株; 世代時間:31分。
ジナル株; 世代時間:31分。
【0044】幾つかの明らかに若干高め(もしくは若干
低め)の減衰クロ−ンとは別に、試験対象となった各G
VR株は7つの各別の方法1993−1990で測定さ
れたオリジナル株の値の変化に対応し、且つ、試験条件
の下での変化の範囲内である減衰作用の変化を示す。幾
つかのGVR株が若干低めに減衰された場合でも、この
ことは実際面とは関連せず、また、野生株(腹腔内50
%致死量マウスにおいて約101 cfu)と比較して5
0%致死量マウスでの対数約5段階の相違は維持され
る。
低め)の減衰クロ−ンとは別に、試験対象となった各G
VR株は7つの各別の方法1993−1990で測定さ
れたオリジナル株の値の変化に対応し、且つ、試験条件
の下での変化の範囲内である減衰作用の変化を示す。幾
つかのGVR株が若干低めに減衰された場合でも、この
ことは実際面とは関連せず、また、野生株(腹腔内50
%致死量マウスにおいて約101 cfu)と比較して5
0%致死量マウスでの対数約5段階の相違は維持され
る。
【0045】ほぼ実質的に低めの減衰レベルを持ち(恐
らくは、許容可能な副作用に結びつかない)GVRの、
株に応じた分離の場合は、(過剰減衰の限度までの)高
めの減衰を持ったワクチン株を用いて、最適に減衰され
たサプレッサ−変異体を分離することが好ましい。
らくは、許容可能な副作用に結びつかない)GVRの、
株に応じた分離の場合は、(過剰減衰の限度までの)高
めの減衰を持ったワクチン株を用いて、最適に減衰され
たサプレッサ−変異体を分離することが好ましい。
【0046】即ちGVRは、(リンデ・ケ−著「獣医学
実験、Arch.exper.Vet.med.」19
78年第32巻943−949頁の、Sm−id株やT
−tol株と同様に)復帰変異体では無いが、同様の減
衰マ−カ−と、ワクチン株のオリジナル値を中心として
変化する減衰レベルとを猶も有する遺伝子内及び遺伝子
間のサプレッサ−変異体であることは明白である。
実験、Arch.exper.Vet.med.」19
78年第32巻943−949頁の、Sm−id株やT
−tol株と同様に)復帰変異体では無いが、同様の減
衰マ−カ−と、ワクチン株のオリジナル値を中心として
変化する減衰レベルとを猶も有する遺伝子内及び遺伝子
間のサプレッサ−変異体であることは明白である。
【0047】元のワクチン株に比較した不変の侵入能力
の検出のためには、生後36時間以下のヒナに経口で1
09 cfuのGVRを飲ませる。5日後と8日後に細菌
数/グラム肝臓を定量的に(実施例2参照)且つ蓄積
(Ssq/Sm/Rif株のGVRの場合1ml当たり
100μgのストレプトマイシン及びリファンピシンに
より、また、Nal/Rif/Rtt株のGVRの場合
1ml当たり100μgのリファンピシンと12.5μ
gのナリジキシン酸による栄養培地)により定性的に測
定した。この場合、ヒナの肝臓におけるGVRの細菌数
は多少ともオリジナルのワクチン株の値に一致する。サ
ルモネラ・インファンティスと、サルモネラ・アナタム
に関しては、腸炎菌とネズミチフス菌に比べて少なめの
細菌数が野生株、オリジナル株並びに選択されたGVR
において確認されており、この点は「サルモネラ・イン
ファンティスはニワトリへの侵入性が低い」とのユ−・
メスナ−の観察結果(ライプチヒ大学、博士号論文「獣
医学医療能力」1991年)と一致している。
の検出のためには、生後36時間以下のヒナに経口で1
09 cfuのGVRを飲ませる。5日後と8日後に細菌
数/グラム肝臓を定量的に(実施例2参照)且つ蓄積
(Ssq/Sm/Rif株のGVRの場合1ml当たり
100μgのストレプトマイシン及びリファンピシンに
より、また、Nal/Rif/Rtt株のGVRの場合
1ml当たり100μgのリファンピシンと12.5μ
gのナリジキシン酸による栄養培地)により定性的に測
定した。この場合、ヒナの肝臓におけるGVRの細菌数
は多少ともオリジナルのワクチン株の値に一致する。サ
ルモネラ・インファンティスと、サルモネラ・アナタム
に関しては、腸炎菌とネズミチフス菌に比べて少なめの
細菌数が野生株、オリジナル株並びに選択されたGVR
において確認されており、この点は「サルモネラ・イン
ファンティスはニワトリへの侵入性が低い」とのユ−・
メスナ−の観察結果(ライプチヒ大学、博士号論文「獣
医学医療能力」1991年)と一致している。
【0048】従って、S.tm Ssq/Sm 60/
Rif 42−GVR II 30、S.ent Ss
q/Sm 24/Rif 12−GVR II 30、
S.inf Ssq/Sm 153/Rif 7−GV
R II 30、S.anaSsq/Sm 81/Ri
f 21−GVR II 30など、短縮された世代時
間を持つ復帰変異体は、減衰について極端な安定性を有
するサルモネラワクチン株として理想的である(菌力を
少なくとも10-21 以下に減少させる減衰マ−カ−の総
合的安定度: Sm×Rif×サプレッサ−変異)。
(本文末尾の表も参照のこと。)
Rif 42−GVR II 30、S.ent Ss
q/Sm 24/Rif 12−GVR II 30、
S.inf Ssq/Sm 153/Rif 7−GV
R II 30、S.anaSsq/Sm 81/Ri
f 21−GVR II 30など、短縮された世代時
間を持つ復帰変異体は、減衰について極端な安定性を有
するサルモネラワクチン株として理想的である(菌力を
少なくとも10-21 以下に減少させる減衰マ−カ−の総
合的安定度: Sm×Rif×サプレッサ−変異)。
(本文末尾の表も参照のこと。)
【0049】実施例2 マクロライド耐性復帰変異体(MTR) ヒナ/ニワトリ用のSm/Rif代謝浮動減衰ワクチン
株のSsq(表面膜) マ−カ−から、抗流行病潜在能の高めた安定性を有する
サルモネラワクチン株として抽出するもの。
株のSsq(表面膜) マ−カ−から、抗流行病潜在能の高めた安定性を有する
サルモネラワクチン株として抽出するもの。
【0050】ヘラを使って、Ssq/Sm/Rifオリ
ジナル株108 〜109 cfuを、1ml当たり20μ
gのエリスロマイシンを含んだ栄養寒天上に移し(もし
くは2段階手順の場合は、まず、1ml当たり5〜10
μgのエリスロマイシンに移し、その後この培地から1
ml当たり20μgのエリスロマイシンに移す)、そし
て、成長したコロニ−/クロ−ンを、栄養寒天上での約
10回の継代後、獲得されているマクロライド耐性につ
いて試験する。これらのマクロライド耐性復帰変異体
の、Na−デソキシコレ−ト(Na−desoxych
olate)、Na−ドデシルサルフェ−ト(Na−d
odecylsulphate)並びにエ−・オ−・シ
プロフロキサシン(a.o.ciprofloxaci
n)(現在のところサルモネラ菌に対し最も有効な抗生
物質)、クロラムフェニコ−ル、ドキシサイクリンに対
する耐性/感受性は、腸炎菌の野生株、個々の復帰変異
体の値にほぼ一致するが、シプロフロキサシンに対して
はオリジナル株の4倍までの高めの(超)感受性を猶も
有している。
ジナル株108 〜109 cfuを、1ml当たり20μ
gのエリスロマイシンを含んだ栄養寒天上に移し(もし
くは2段階手順の場合は、まず、1ml当たり5〜10
μgのエリスロマイシンに移し、その後この培地から1
ml当たり20μgのエリスロマイシンに移す)、そし
て、成長したコロニ−/クロ−ンを、栄養寒天上での約
10回の継代後、獲得されているマクロライド耐性につ
いて試験する。これらのマクロライド耐性復帰変異体
の、Na−デソキシコレ−ト(Na−desoxych
olate)、Na−ドデシルサルフェ−ト(Na−d
odecylsulphate)並びにエ−・オ−・シ
プロフロキサシン(a.o.ciprofloxaci
n)(現在のところサルモネラ菌に対し最も有効な抗生
物質)、クロラムフェニコ−ル、ドキシサイクリンに対
する耐性/感受性は、腸炎菌の野生株、個々の復帰変異
体の値にほぼ一致するが、シプロフロキサシンに対して
はオリジナル株の4倍までの高めの(超)感受性を猶も
有している。
【0051】また、(環境的な抵抗についての間接的な
目安としての)37℃の水中での死滅反応速度(出発細
菌数106 cfu/ml)は野生株の値を示さない。そ
の理由は、約2/3に短縮されたワクチン株の寿命にお
いて(野生株対表面膜マ−カ−無しのワクチン株の比較
における)変化が生じるからである。
目安としての)37℃の水中での死滅反応速度(出発細
菌数106 cfu/ml)は野生株の値を示さない。そ
の理由は、約2/3に短縮されたワクチン株の寿命にお
いて(野生株対表面膜マ−カ−無しのワクチン株の比較
における)変化が生じるからである。
【0052】元のワクチン株と比べて水中での同様また
は短めの寿命に関して、並びに、腸炎菌、即ち、シプロ
フロキサシンに対する残存する超感受性に関しての、上
述の復帰変異体の選択を、侵入及び排出作用についてワ
クチン株と比較してヒナのモルモットを使って試験し
た。この実験のため、生後36時間以下のヒナに経口で
オリジナルのワクチン株それぞれと、それらから抽出し
たマクロライド耐性復帰変異体それぞれを109 cfu
ずつ飲ませた。 − 侵入能力の検出: 5日後と8日後に細菌数/グラ
ム肝臓を定量的に(5mlのPBS中の肝臓ホモジネ−
ト、ヘラで3×0.1mlに広げる。検出境界は1グラ
ム当たり菌数20以下)、また、抗生物質添加剤(実施
例1参照)を含んだ栄養ブイヨンへの蓄積により定性的
に測定した。 − 排出作用の試験: 12日間に渡って大腸菌個体群
の千分の一を単位として便中のサルモネラ菌数を測定
し、これらの値を、(例えばS.tm Ssq/Sm
60/Rif 42などと同じ腹腔内50%致死量マウ
ス及び同様の世代時間延長を備え)表面膜マ−カ−の無
い追加的な比較用ワクチン株S.tm Nal 2/R
if 9の値と比較する。またこのモルモットにおいて
マクロライド耐性復帰変異体が(表面膜マ−カ−を備え
た)元のワクチン株と同様の作用を示している。 − 侵入能力: ニワトリ肝臓における復帰変異体の菌
数は元のワクチン株の値と一致する。サルモネラ・イン
ファンティスとサルモネラ・アナタムに関しては野生
株、元のワクチン株並びに選択された復帰変異体におい
て腸炎菌とネズミチフス菌と比較して少なめの菌数が確
認されるが、これは、「サルモネラ・インファンティス
はニワトリへの侵入性が低い」とのユ−・メスナ−の観
察結果(ライプチヒ大学、博士号論文「獣医学医療能
力」1991年)と一致している。 − 排出作用: 腸内細菌の千分の一部から測定された
マクロライド耐性復帰変異体の定量的排出作用は元のワ
クチン株のものとほぼ一致し、5〜6日以内に千分の
0.1の限度よりも降下する。 換言すると: 元のワクチン株と、ヒナにおける事実上
同一の排出作用(及び不変の侵入能力)とに比較して、
被験のマクロライド耐性復帰変異体の、それらと同様ま
たは部分的に同一となる水中での速めの死亡率は、これ
らの株が表面膜マ−カ−における復帰変異体ではなく、
それ故、元の株のSsqマ−カ−が系統的経路で与えら
れる10-8以下の復帰頻度より相当に高めの安定性を有
していることを間接的に証明している。従って、例え
ば、S.tm Ssq−MTR 16/Sm 60/R
if 42、S.ent Ssq−MTR 25/Sm
24/Rif 12、 S.inf Ssq−MTR
12/Sm 153/Rif 7、S.ana Ss
q−MTR 23/Sm 81/Rif 21などのマ
クロライド耐性復帰変異体は、抗流行病潜在能が高めの
安定度を有しているワクチンとして理想的である(総合
的安定度 = Ssqマ−カ−の個々の安定度と、サプ
レッサ−変異体との積)。(下記の表を参照のこと。) 付録: 実施例1及び実施例2に関する表 表面膜を備えた代謝浮動減衰した二重マ−カ−(オリジ
ナル)ワクチン株並びにMTR*から抽出したGVR:
事実上不変の侵入能力(生後36時間以下のヒナに1
09 cfuを経口適用して5日後と8日後のφ菌数/グ
ラム肝臓);MTR*の残存抗流行病潜在能(37℃の
水中での106 cfu/mlの死滅反応速度。 サルモ 株 世代 φ菌数/グラム肝臓 cfu水 ネラ・ 時間 5日め 8日め 9日め (分) 野生株 22.0 6.0 x 103 不詳 4 x 105 Ssq/Sm 60/Rif 42 31.0 1.5 x 103 2.8 x 102 4 x 103 ネズミ GVR II/30 26.0 2.5 x 103 6.3 x 102 チフス GVR III/16 28.0 1.5 x 103 2.8 x 102 菌 MTR 16 1.0 x 103 1.4 x 102 1 x 104 MTR 40 1.5 x 103 5.6 x 102 1 x 104 野生株 22.0 5.0 x 103 不詳 3 x 105 Ssq/Sm 24/Rif 12 32.0 4.0 x 103 不詳 2 x 104 腸炎菌 GVR II/30 28.0 4.5 x 103 5.3 x 102 GVR IV/16 27.0 2.0 x 103 不詳 MTR 2 2.5 x 103 1.9 x 102 5 x 103 MTR 25 2.5 x 103 5.6 x 102 7 x 103 野生株 22.0 1.5 x 102 不詳 4 x 104 Ssq/Sm 81/Rif 21 32.0 3.5 x 101 蓄積は 1 x 104 アナタム GVR II/30 26.5 1.0 x 102 ほとんど GVR III/16 27.5 2.0 x 102 正。 MTR 5 3.5 x 101 1 x 104 MTR 23 7.0 x 101 1 x 104 野生株 22.0 2.0 x 102 不詳 5 x 105 Ssq/Sm 153/Rif 7 31.0 1.0 x 102 蓄積は 6 x 104 インファ GVR II/30 25.0 7.0 x 101 ほとんど ンティス GVR III/24 28.5 1.0 x 102 正。 MTR 12 2.0 x 102 7 x 104 MTR 28 2.0 x 102 6 x 104 *MTR: アドラ−・ティ−及びジャンスク・シ−の
博士号論文(1993/94)
は短めの寿命に関して、並びに、腸炎菌、即ち、シプロ
フロキサシンに対する残存する超感受性に関しての、上
述の復帰変異体の選択を、侵入及び排出作用についてワ
クチン株と比較してヒナのモルモットを使って試験し
た。この実験のため、生後36時間以下のヒナに経口で
オリジナルのワクチン株それぞれと、それらから抽出し
たマクロライド耐性復帰変異体それぞれを109 cfu
ずつ飲ませた。 − 侵入能力の検出: 5日後と8日後に細菌数/グラ
ム肝臓を定量的に(5mlのPBS中の肝臓ホモジネ−
ト、ヘラで3×0.1mlに広げる。検出境界は1グラ
ム当たり菌数20以下)、また、抗生物質添加剤(実施
例1参照)を含んだ栄養ブイヨンへの蓄積により定性的
に測定した。 − 排出作用の試験: 12日間に渡って大腸菌個体群
の千分の一を単位として便中のサルモネラ菌数を測定
し、これらの値を、(例えばS.tm Ssq/Sm
60/Rif 42などと同じ腹腔内50%致死量マウ
ス及び同様の世代時間延長を備え)表面膜マ−カ−の無
い追加的な比較用ワクチン株S.tm Nal 2/R
if 9の値と比較する。またこのモルモットにおいて
マクロライド耐性復帰変異体が(表面膜マ−カ−を備え
た)元のワクチン株と同様の作用を示している。 − 侵入能力: ニワトリ肝臓における復帰変異体の菌
数は元のワクチン株の値と一致する。サルモネラ・イン
ファンティスとサルモネラ・アナタムに関しては野生
株、元のワクチン株並びに選択された復帰変異体におい
て腸炎菌とネズミチフス菌と比較して少なめの菌数が確
認されるが、これは、「サルモネラ・インファンティス
はニワトリへの侵入性が低い」とのユ−・メスナ−の観
察結果(ライプチヒ大学、博士号論文「獣医学医療能
力」1991年)と一致している。 − 排出作用: 腸内細菌の千分の一部から測定された
マクロライド耐性復帰変異体の定量的排出作用は元のワ
クチン株のものとほぼ一致し、5〜6日以内に千分の
0.1の限度よりも降下する。 換言すると: 元のワクチン株と、ヒナにおける事実上
同一の排出作用(及び不変の侵入能力)とに比較して、
被験のマクロライド耐性復帰変異体の、それらと同様ま
たは部分的に同一となる水中での速めの死亡率は、これ
らの株が表面膜マ−カ−における復帰変異体ではなく、
それ故、元の株のSsqマ−カ−が系統的経路で与えら
れる10-8以下の復帰頻度より相当に高めの安定性を有
していることを間接的に証明している。従って、例え
ば、S.tm Ssq−MTR 16/Sm 60/R
if 42、S.ent Ssq−MTR 25/Sm
24/Rif 12、 S.inf Ssq−MTR
12/Sm 153/Rif 7、S.ana Ss
q−MTR 23/Sm 81/Rif 21などのマ
クロライド耐性復帰変異体は、抗流行病潜在能が高めの
安定度を有しているワクチンとして理想的である(総合
的安定度 = Ssqマ−カ−の個々の安定度と、サプ
レッサ−変異体との積)。(下記の表を参照のこと。) 付録: 実施例1及び実施例2に関する表 表面膜を備えた代謝浮動減衰した二重マ−カ−(オリジ
ナル)ワクチン株並びにMTR*から抽出したGVR:
事実上不変の侵入能力(生後36時間以下のヒナに1
09 cfuを経口適用して5日後と8日後のφ菌数/グ
ラム肝臓);MTR*の残存抗流行病潜在能(37℃の
水中での106 cfu/mlの死滅反応速度。 サルモ 株 世代 φ菌数/グラム肝臓 cfu水 ネラ・ 時間 5日め 8日め 9日め (分) 野生株 22.0 6.0 x 103 不詳 4 x 105 Ssq/Sm 60/Rif 42 31.0 1.5 x 103 2.8 x 102 4 x 103 ネズミ GVR II/30 26.0 2.5 x 103 6.3 x 102 チフス GVR III/16 28.0 1.5 x 103 2.8 x 102 菌 MTR 16 1.0 x 103 1.4 x 102 1 x 104 MTR 40 1.5 x 103 5.6 x 102 1 x 104 野生株 22.0 5.0 x 103 不詳 3 x 105 Ssq/Sm 24/Rif 12 32.0 4.0 x 103 不詳 2 x 104 腸炎菌 GVR II/30 28.0 4.5 x 103 5.3 x 102 GVR IV/16 27.0 2.0 x 103 不詳 MTR 2 2.5 x 103 1.9 x 102 5 x 103 MTR 25 2.5 x 103 5.6 x 102 7 x 103 野生株 22.0 1.5 x 102 不詳 4 x 104 Ssq/Sm 81/Rif 21 32.0 3.5 x 101 蓄積は 1 x 104 アナタム GVR II/30 26.5 1.0 x 102 ほとんど GVR III/16 27.5 2.0 x 102 正。 MTR 5 3.5 x 101 1 x 104 MTR 23 7.0 x 101 1 x 104 野生株 22.0 2.0 x 102 不詳 5 x 105 Ssq/Sm 153/Rif 7 31.0 1.0 x 102 蓄積は 6 x 104 インファ GVR II/30 25.0 7.0 x 101 ほとんど ンティス GVR III/24 28.5 1.0 x 102 正。 MTR 12 2.0 x 102 7 x 104 MTR 28 2.0 x 102 6 x 104 *MTR: アドラ−・ティ−及びジャンスク・シ−の
博士号論文(1993/94)
Claims (21)
- 【請求項1】増大させた安定性を有する生ワクチンであ
って、表面膜変異と、宿主たる種の感受性に適合させた
最適な減衰レベルとを備えるか備えない少なくとも1つ
の、代謝浮動減衰し免疫原性で安定な単一または多重マ
−カ−生ワクチンから製造されるものであって、ワクチ
ン株として、ワクチン株の復帰変異体を、減衰または/
及び表面膜マ−カ−を猶も有するサプレッサ−変異体と
して用いることを特徴とするもの。 - 【請求項2】請求項1記載の生ワクチンであって、ワク
チン株として、短縮された世代時間を有するワクチン株
の復帰変異体を用い、サプレッサ−変異体と成る前記復
帰変異体が1つ乃至それ以上の、減衰する代謝浮動マ−
カ−を有していることを特徴とするもの。 - 【請求項3】請求項1に記載の生ワクチンであってワク
チン株としてワクチン株のマクロライド耐性復帰変異体
を用い、サプレッサ−変異体たる前記復帰変異体が猶も
表面膜マ−カ−を有していることを特徴とするもの。 - 【請求項4】請求項1及び2項に記載の生ワクチンであ
って、復帰変異体が、元のワクチン株と同様かまたは若
干低めの減衰レベルを有することを特徴とするもの。 - 【請求項5】請求項1及び3に記載の生ワクチンであっ
て、復帰変異体が元のワクチン株と同様かまたは若干高
めの抗流行病潜在能を有することを特徴とするもの。 - 【請求項6】請求項1乃至5項に記載の生ワクチンであ
って、ワクチン株として、ワクチン株の二重復帰変異体
を用い、サプレッサ−変異体として、短縮された世代時
間とマクロライド耐性を有している前記復帰変異体が1
つ乃至それ以上の減衰する代謝浮動マ−カ−を持つとと
もに、猶も表面膜マ−カ−を有することを特徴とするも
の。 - 【請求項7】サルモネラ菌感染に対するヒナの経口免疫
化並びにニワトリの経口または非経口的免疫化/追加免
疫のためのサルモネラ菌生ワクチンであって、特許請求
項1乃至6項のうち1つに従い、少なくとも1つの、減
衰した免疫原性生ワクチンから製造されるものであっ
て、ワクチン株が、 ・ S.tm Ssq/Sm 60/Rif 42/−
GVR II 30 世代時間約26.0分 ・ S.ent Ssq/Sm 24/Rif 12/
−GVR II 30 世代時間約27.0分 ・ S.inf Ssq/Sm 153/Rif 7/
−GVR II 30 世代時間約25.0分 ・ S.ana Ssq/Sm 81/Rif 21/
−GVR II 30 世代時間約26.5分 などの、世代時間が約31〜32分から最高27分以下
まで短縮された短縮された世代時間を有する復帰変異体
か、 ・ S.tm Ssq−MTR 16/Sm 60/R
if 42 ・ S.ent Ssq−MTR 25/Sm 24/
Rif 12 ・ S.inf Ssq−MTR 12/Sm 153
/Rif 7 ・ S.ana Ssq−MTR 23/Sm 81/
Rif 21 などの、1ml当たりのエリスロマイシンを5μg以下
から20μg以上に増加させたMIC(最少阻止濃度)
を備えたマクロライド耐性を有する復帰変異体のうち1
つまたはそれ以上から構成されることを特徴とするも
の。 - 【請求項8】 表面膜変異と、宿主たる種の感受性に適
合させた最適な減衰レベルとを備えるかまたは備えない
少なくとも1つの、代謝浮動減衰され、免疫原性で安定
な単一または多重マ−カ−生ワクチンから製造される、
増大させた安定性を有する生ワクチンの製造方法であっ
て、追加的な表面膜変異と、宿主種に適合する減衰と、
更に、明確な延長世代時間とを備えないかまたは備える
代謝浮動減衰したオリジナルのワクチン株から出発し、
短縮した世代時間または/及びマクロライド耐性を有す
る復帰変異体が分離され、サプレッサ−変異体たる前記
復帰変異体が、オリジナルのワクチン株の減衰または/
及び表面膜マ−カ−とともにワクチン株として使用さ
れ、そのようなものとして知られた方法により生ワクチ
ンを製造することを特徴とする前記生ワクチン製造方
法。 - 【請求項9】請求項8に記載の生ワクチン製造方法であ
って、短縮した世代時間と低めの減衰レベルを持った復
帰変異体を株に応じて分離する場合において最適に減衰
されたサプレッサ−変異体の分離のために、(おそらく
過剰減衰の限度までの)高めの減衰を備えるオリジナル
のワクチン株が使用されることを特徴とするもの。 - 【請求項10】請求項8に記載の生ワクチン製造方法で
あって、抗流行病潜在能に高い安定性を有するワクチン
株の製造のために、元のワクチン株と同様かもしくは若
干高めの抗流行病潜在能を持つ復帰変異体が使用される
ことを特徴とするもの。 - 【請求項11】請求項8乃至10に記載の生ワクチン製
造方法であって、元のワクチン株がマクロライド感受性
(表面膜)マ−カ−を有する復帰変異体であって、短縮
された世代時間とマクロライド耐性とを持つものが使用
されることを特徴とするもの。 - 【請求項12】請求項8及び9に記載の生ワクチン製造
方法であって、ヒナまたはニワトリに最適に適合させた
ワクチン株の製造方法において、安定度の増加するワク
チン株を選択し、この野生株の元のワクチン株は野生株
に比較して世代時間が22分から約31〜32分に延長
されており、前記世代時間が、短縮された世代時間を有
する復帰変異体の場合においては、最高27分以下まで
短縮されることを特徴とするもの。 - 【請求項13】請求項8及び10のうち1つに記載の生
ワクチン製造方法であって、ヒナまたはニワトリに最適
に適合させたワクチン株の製造方法において抗流行病潜
在能について増加させた安定度を持つワクチン株が選択
され、元のワクチン株がマクロライドに対する感受性を
有しており、マクロライド耐性を持つ復帰変異体の場合
においては、エリスロマイシンが1ml当たり5μg以
下から20μg以上となる強化されたMICに元のワク
チン株自体が示されることを特徴とするもの。 - 【請求項14】請求項12及び13に記載の生ワクチン
製造方法において、オリジナルのワクチン株がマクロラ
イド感受性(表面膜)マ−カ−を持つ復帰変異体であっ
て短縮された世代時間とマクロライド耐性とを有するも
のが選択されることを特徴とするもの。 - 【請求項15】請求項12乃至14のうち1つに記載の
生ワクチン製造方法において、請求項7記載の1つ乃至
それ以上のワクチン株が使用されることを特徴とするも
の。 - 【請求項16】増大させた安定性を持つサルモネラワク
チン株であって、最高27分以下までの短縮された世代
時間を有する1つまたはそれ以上のサプレッサ−変異体
から成るもの。 - 【請求項17】増大させた安定性を持つサルモネラワク
チン株であって、1ml当たりのエリスロマイシンを5
μg以下のMIC(最少阻止濃度)から20μg以上ま
で増加させたマクロライド耐性を有するサプレッサ−変
異体から成るもの。 - 【請求項18】増大させた安定性を持つサルモネラワク
チン株であって、短縮された世代時間とマクロライド耐
性とを有するサプレッサ−変異体から成るもの。 - 【請求項19】請求項16乃至18のうち1つに記載の
サルモネラワクチン株であって所定レンジの世代時間ま
たはマクロライド耐性におけるS.tm Ssq/Sm
60/Rif 42/−GVR II 30、 S.
ent Ssq/Sm 24/Rif 12/−GVR
II 30、 S.inf Ssq/Sm 153/
Rif 7/−GVR II 30、 S.ana S
sq/Sm 81/Rif 21/−GVR II 3
0、 S.tm Ssq−MTR 16/Sm 60/
Rif 42、 S.ent Ssq−MTR 25/
Sm 24/Rif 12、 S.inf Ssq−M
TR 12/Sm 153/Rif 7及び/または
S.ana Ssq−MTR 23/Sm 81/Ri
f 21及びこれらの変種であることを特徴とするも
の。 - 【請求項20】請求項1乃至7のうち1つに記載の生ワ
クチン株の、増加させた安定度を持つ生ワクチン株とし
ての使用。 - 【請求項21】請求項7に記載の生ワクチン株の、サル
モネラ感染に対するヒナの経口免疫化並びにニワトリの
経口または非経口的免疫化/追加免疫のための生ワクチ
ンとしての使用。
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- 1994-10-04 JP JP6266355A patent/JPH07188054A/ja active Pending
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