JPH07187886A - 半絶縁性GaAs単結晶の製造方法及び製造装置 - Google Patents

半絶縁性GaAs単結晶の製造方法及び製造装置

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JPH07187886A
JPH07187886A JP5327693A JP32769393A JPH07187886A JP H07187886 A JPH07187886 A JP H07187886A JP 5327693 A JP5327693 A JP 5327693A JP 32769393 A JP32769393 A JP 32769393A JP H07187886 A JPH07187886 A JP H07187886A
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crucible
melt
concentration
carbon
gaas
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JP5327693A
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Yoji Yamashita
下 洋 二 山
Toru Kita
多 徹 喜
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 低炭素濃度かつ低硼素濃度のGaAsウェー
ハを半絶縁性を損なうことなく歩留りよく製造すること
ができる半絶縁性GaAs単結晶の製造方法を提供す
る。 【構成】 B2 3 を封止剤として液体封止引上法によ
り半絶縁性GaAs単結晶を製造する方法において、ル
ツボ5はルツボ本体6と、このルツボ本体6の下部で連
通する小室8とを備えており、ルツボ本体6内にGaA
s融液10と高い水分濃度の液体封止剤B2 3 11を
収容し、小室8内にGaAs融液12と低い水分濃度の
液体封止剤B2 3 13とを収容し、密閉容器1内を高
圧下にしてルツボ本体6内のGaAs融液10を上方へ
引き上げる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は液体封止引上げ法(LE
C法)で育成される化合物半導体単結晶の製造方法に係
り、特にホールセンサ、高周波FET等の電子デバイス
用の基板として用いられる半絶縁性GaAs単結晶の製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】液体封止引上げ法(LEC法)により
S.I.(半絶縁性)GaAs単結晶を製造する際に
は、結晶作成上の理由から積極的に不純物を導入しない
場合であっても、炭素、硼素等のアクセプタ不純物が結
晶中に存在している。S.I.GaAsを基板に用いる
電子デバイスの製造において、これらの不純物がデバイ
スの特性向上を防げる事から、これらの不純物をできる
だけ低減させることが求められている。
【0003】一般に、不純物が特に、炭素、硼素である
場合においては、引上げ時に用いられる液体封止剤B2
3 中の水分濃度と結晶中の含有濃度との間に相関があ
ることが広く知られている。この場合、B2 3 中の水
分濃度を制御することにより、結晶中に炭素及び硼素が
混入することを軽減させる方法がとられている。
【0004】具体的には、B2 3 中の水分濃度が高い
ほど、結晶中の炭素及び硼素の濃度が少なくなるという
傾向にある。また、B2 3 中の水分濃度によらず、炭
素濃度は、結晶頭部に近いほど高く結晶尾部に近いほど
低く、また、硼素濃度は、結晶頭部に近いほど低く結晶
尾部に近いほど高くなるという傾向があることがわかっ
ている。
【0005】ホールセンサ、FET、HEMT等に用い
られているS.I.GaAsウェーハは、特に、特性変
動をきたす原因となる炭素や硼素等が不純物として混入
することが抑制する必要がある。
【0006】従来、炭素や硼素等の不純物を抑制するた
めには、液体封止剤B2 3 中の水分濃度を制御するこ
とよって、行われてきた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
炭素及び硼素等の不純物を抑制するやり方では、炭素と
硼素の濃度を独立に制御することが難しいという問題が
あった。また、炭素の濃度が減りすぎると結晶の半絶縁
性がくずれてしまうため硼素の濃度を低減させることに
対してもおのずと限界があるという問題があった。
【0008】そこで本発明の目的は、上記従来技術の有
する問題点を解消し、結晶育成時に簡便な方法で炭素と
硼素を独立にコントロールすることより、ホールセン
サ、FET、HEMT等のデバイス側の要求である低炭
素濃度かつ低硼素濃度のGaAsウェーハを、半絶縁性
を損なうことなく歩留りよく製造することができる半絶
縁性GaAs単結晶の製造方法を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本願の第1発明による半絶縁性GaAs単結晶の製
造方法は、密閉容器内に収納されたルツボ内にGaAs
融液を下に液体封止剤を上にしてGaAs融液と液体封
止剤B2 3 とを収容し、前記密閉容器内に収納された
ヒータで前記ルツボを加熱し、前記ルツボ内のGaAs
融液を上方へ引き上げて液体封止引上法により半絶縁性
GaAs単結晶を製造する方法において、前記ルツボは
ルツボ本体と、このルツボ本体の下部で連通する小室と
を備えており、前記ルツボ本体内にGaAs融液と高い
水分濃度の液体封止剤B2 3 を収容し、前記小室内に
GaAs融液と低い水分濃度の液体封止剤B2 3 とを
収容し、前記密閉容器内を高圧下にして前記ルツボ本体
内のGaAs融液を上方へ引き上げることを特徴とす
る。また、前記ルツボ本体内の液体封止剤B2 3 の水
分濃度は100ppm 以上であり、前記小室内の液体封止
剤B2 3 の水分濃度は50ppm 以下であることを特徴
とする。また、前記ルツボ本体内のGaAs融液を上方
へ引き上げる工程の前に、前記小室内に収容されたGa
As融液中の炭素濃度は前記ルツボ本体内に収容されて
いるGaAs融液中の炭素濃度より高いように設定され
ていることを特徴とする。また、前記小室内に収容され
ている液体封止剤B2 3 の厚さは前記ルツボ本体内に
収容されている液体封止剤B2 3 の厚さより薄いこと
を特徴とする。また、前記密閉容器内は、洗浄後予め前
記ヒータを用いてベーキングされていることを特徴とす
る。
【0010】また、本願の第2発明による半絶縁性Ga
As単結晶の製造方法は、密閉容器内に収納されたルツ
ボ内にGaAs融液を下に液体封止剤を上にしてGaA
s融液と液体封止剤B2 3 とを収容し、前記密閉容器
内に収納されたヒータで前記ルツボを加熱し、前記ルツ
ボ内のGaAs融液を上方へ引き上げて半絶縁性GaA
s単結晶を製造する方法において、外部から前記密閉容
器内へ炭素と水素とを含有する有機金属ガスを導入する
ことを特徴とする。また、前記小室は、下方部ほど大き
い横方向断面積を有することを特徴とする。また、前記
小室は、ルツボ内を壁部で仕切りルツボ本体と隣接して
形成されていることを特徴とする。また、前記小室は、
ルツボ本体と別体として形成されているいることを特徴
とする。また、前記ルツボの素材は炭素を含むことを特
徴とする。
【0011】また、本願の第3発明による半絶縁性Ga
As単結晶の製造方法は、密閉容器内に収納されたルツ
ボ内にGaAs融液を下に液体封止剤を上にしてGaA
s融液と液体封止剤B2 3 とを収容し、前記密閉容器
内に収納されたヒータで前記ルツボを加熱し、前記ルツ
ボ内のGaAs融液を上方へ引き上げて半絶縁性GaA
s単結晶を製造する方法において、前記密閉容器内には
前記ルツボの他に炭素を含む素材で形成された第2ルツ
ボが加熱可能に配設され、前記第2ルツボ内には液体封
止剤B2 3 が収容されていることを特徴とする。ま
た、前記有機金属ガスは、(CH3 3 Asまたは(C
2 5 3 Asであることを特徴とする。また、前記液
体封止剤B2 3 として水分量が700ppm 以上の濃度
を有する液体封止剤B2 3 を使用することを特徴とす
る。
【0012】次に、本発明の概要を以下に説明する。L
EC法にて半絶縁性のGaAs単結晶を製造するときの
本発明の特徴は次のようなことである。
【0013】(1) GaAs融液及び液体封止剤のB
2 3 を収容するルツボ内には、ルツボ本体と下部で細
管で連通した小室が設けられており、ルツボ本体内には
水分濃度150ppm 以上のB2 3 が収容されており小
室内には水分濃度50ppm 以下のB2 3 が収容されて
いる。
【0014】(2) 結晶の原料であるGaとAsとを
直接合成や溶融のために行う昇温時に、ヒータ等のカー
ボン部材よりCOガスが脱ガスし、このCOガスがB2
3中に取り込まれ、このB2 3 中に取り込まれたC
Oガスから炭素がGaAs融液中に取り込まれる。
【0015】ところが、GaAs融液中の炭素はB2
3 中の水分(H2 O)に捕獲(ゲッタリング)されるの
で、結晶の引上げ前にルツボ本体内に収容されているG
aAs融液の炭素濃度は低くなり、小室内に収容されて
いるGaAs融液の炭素濃度はルツボ本体内のものに較
べて高濃度となっている。
【0016】昇温時のヒータ等のカーボン部材からのC
Oガス等の脱ガスは引上げセット前のカーボン部材のベ
ーキングの条件に依存している。
【0017】また、GaAs融液中に混入した炭素がB
2 3 中の水分(H2 O)によってゲッタリングされ除
去される除去効率は、B2 3 中の水分濃度によりほぼ
決まる。従って引上げ結晶の頭部の炭素濃度は、引上げ
セット前のカーボン部材のベーキング条件及びルツボ本
体内に収容するB2 3 の水分濃度によりおおよそ決定
することができる。
【0018】(3) 結晶頭部の炭素濃度が所望の値と
なるように引上げセット前のカーボン部材のベーキング
条件及びルツボ本体に収容しているB2 3 の水分濃度
を決定しても、引上げの進行中においてもGaAs融液
中の炭素はB2 3 中の水分にゲッタリングされ続け
る。
【0019】従って、従来のような通常のルツボを用い
て引上げる場合には、引上げ結晶中の炭素濃度は頭部か
ら尾部に向かい減少してゆく。このため、結晶に要求さ
れる炭素濃度の許容幅が狭いときには、結晶後半部にお
いて所望の炭素濃度より低濃度となってしまう場合が生
じる。
【0020】これに対して、本発明においては、小室内
に収容されているGaAs融液の炭素の濃度はルツボ本
体内に収容されているGaAs融液のものより高濃度で
あり、引上げを通して小室内のGaAs融液はルツボ本
体内に供給され続けるので、ルツボ本体内のGaAs融
液中の炭素がB2 3 中の水分によりゲッタリングされ
て減少しても、炭素が小室より補給されることになる。
従って、本発明の構成により引上げを行なえば、従来の
通常の結晶引上げに較べれば、結晶頭部から結晶尾部に
向かって炭素の濃度が減少する割合を小さくすることが
できるし、ほぼ一定にすることもできるし、場合によっ
ては増加させることこともできる。
【0021】(4) 引上げ中に小室からルツボ本体内
のGaAs融液に供給される炭素の量は、引上げ初期の
小室内のGaAs融液中の炭素の濃度、小室内のB2
3 中の水分の濃度及び小室の大きさにより決定される。
【0022】小室よりルツボ本体へ補給される炭素の量
は、引上げ中にルツボ本体内のGaAs融液の炭素がB
2 3 中の水分によってゲッタリングされる量と同じぐ
らいのものとなることが好ましい。
【0023】また、引上げを通して、小室内のGaAs
融液中の炭素濃度の変化は少ないことが好ましい。小室
内においても、GaAs融液中の炭素は小室内のB2
3 中の水分にゲッタリングされるため、引上げを通して
濃度が減少してゆく。しかしながら、小室内のB2 3
中の水分濃度を減らすこととB2 3 の量そのものを減
らすことにより、小室内のB2 3 によりゲッタリング
される炭素量は、引上げ初期に飽和に達っしてしまうの
で、引上げを通して小室内のGaAs融液中の炭素濃度
をほぼ一定に保つことは可能である。
【0024】(5) また、B2 3 中の水分濃度を減
らしたりB2 3 の量そのものを減らす等の対策を打た
なくとも、小室の横方向断面積が下部にいくに従がって
大きくなるように小室の形状を規定するだけでも、小室
からルツボ本体のGaAs融液に供給される炭素の量を
ほぼ一定に保つことができる。
【0025】(6) また、(2)、(3)ではGaA
s結晶及び融液中の炭素の挙動についてのみ議論をして
きたが、結晶中の硼素濃度を低い値にしたいために、ル
ツボ本体内に収容されているB2 3 中の水分濃度を高
めに設定する場合もある。この場合、もし小室より炭素
の補給がないとすれば、結晶頭部における炭素濃度がも
ともと低いレベルにあるので結晶尾部に近い後半部では
炭素濃度が低くなりすぎる場合がある。この場合、
(3)〜(5)にあるように本発明における小室からル
ツボ本体内のGaAs融液へ炭素が補給されるため、炭
素濃度が結晶頭部から結晶尾部へ向かって減少する度合
いを軽減することができ、結晶後半部で炭素濃度が低く
なりすぎることを防ぐことができる。
【0026】上記のようにして、引上げGaAs単結晶
中の炭素及び硼素の濃度をある程度独立に制御すること
により、炭素及び硼素の濃度を低いレベルで所望の範囲
に制御することができる。
【0027】
【実施例】以下、本発明の半絶縁性GaAs単結晶の製
造方法の実施例を図面を参照して詳細に説明する。図1
は本発明で使用される単結晶製造装置を示す概略構成図
である。図において、1は高圧容器であり、高圧容器1
の上面を貫通して回転自在に引上げ軸2が設けられ、高
圧容器1の下面を貫通して回転自在にルツボ軸3が設け
られている。高圧容器1内には、加熱ヒーター4と、加
熱ヒーター4に囲まれたルツボ5とが収納されている。
【0028】ルツボ5は、ルツボ本体6とルツボ本体6
と下部で連通し壁部7で仕切られた小室8とから形成さ
れている。壁部7の底部はルツボ本体6と小室8とをつ
なぐ連通管9になっている。
【0029】密閉容器1内は、クリーニング後予め加熱
ヒータ4を用いてベーキングしておく。ルツボ本体6内
の下部にはGaAs融液10と上部には液体封止剤B2
311が収容されており、小室8内の下部にはGaA
s融液12と上部には液体封止剤B2 3 13が収容さ
れている。液体封止剤B2 3 11は液体封止剤B2
3 13より高い水分濃度を有する。
【0030】ルツボ本体6内のGaAs融液を上方へ引
き上げる工程の前には、小室8内に収容されたGaAs
融液中の炭素濃度はルツボ本体6内に収容されているG
aAs融液中の炭素濃度より高く設定されている。
【0031】また、小室8内に収容されている液体封止
剤B2 3 の厚さはルツボ本体6内に収容されている液
体封止剤B2 3 の厚さより薄いように設定されてい
る。
【0032】ルツボ本体6のGaAs融液10は引上げ
結晶14として引上げ軸2を介して上方へ引き上げられ
るようになっている。引上げ軸2の上部には引上げ結晶
14の重量をモニターする重量計15が設けられてい
る。
【0033】ルツボ5はルツボ軸3によって回転できる
ようになっている。
【0034】次により具体的に液体封止引上げ法により
GaAs単結晶を製造する方法について詳しく説明す
る。引上げ実験に用いたルツボ5の概略構成の縦断面図
を図2(a)に、横断面図を図2(b)に示す。ルツボ
5の側壁は内径が150mmφの多層構造の窒化ボロンで
あるPBNにより作られており、小室8の壁部7及び連
通管9もPBN製である。小室8の横方向断面積は連通
管9の近傍の底部を除いた主要部分では8cm2 である。
ただし、小室8の大きさは、制御しようとしているGa
As単結晶中の炭素濃度及び硼素濃度の目標値に応じて
自由に変更し得るものである。
【0035】ルツボ本体6内にはGaとAsとの原料仕
込み組成が0.95となるように合計で約6.1kg、
液体封止剤B2 3 を600gを入れ、小室8内にはG
aとAsを原料仕込み組成が約1となるように合計で約
0.3kgと液体封止剤B2 3 を10、20、30gと
3種に振り仕込んで入れた。
【0036】ルツボ本体6内に収容した液体封止剤B2
3 の水分含有量は、100ppm 、150ppm 、200
ppm 、500ppm の4種類、小室8内に収容したB2
3 の水分含有量は50ppm 、100ppm の2種類とし
た。また、引上げセット前の高圧容器1内の部材のベー
キングは、どの引上げ実験に対しても同一条件で行なっ
た。
【0037】さて、本検討実験に先立ち、小室8が設け
られていない従来の通常のルツボを用いて引上げを行な
い、B2 3 中の水分濃度と引上げ結晶中の炭素濃度及
び硼素濃度との相関データをとった。ルツボは内径15
0mmφのPBN製ルツボであり、ルツボ内にはGaとA
sを原料仕込み組成が0.95となるように合計で約
6.4kgと液体封止剤B2 3 を600gを入れた。B
2 3 中の水分濃度は100ppm 、150ppm 、200
ppm 、500ppm の4種類である。引上げセット前の部
材のベーキングは、本発明の実施例の検討実験と同一条
件で行なった。
【0038】図3は、小室がない従来の通常のルツボを
使用し、B2 3 中の水分濃度を種々に設定したときの
結晶中の炭素濃度と固化率の関係を示す。ここで固化率
とは、引上げ結晶重量の投入材料重量に対する比をい
う。固化率が低い位置は引上げ結晶の頭部に近い位置に
対応し、固化率が高い位置は引上げ結晶の尾部に近い位
置に対応する。また、図7は、B2 3 中の水分濃度を
種々に設定したときの結晶中の硼素濃度と固化率の関係
を示す。
【0039】次に、本発明の実施例の検討実験について
説明する。ルツボ本体6に収容するB2 3 中の水分濃
度を200ppm 、小室8内に収容するB2 3 中の水分
濃度を50ppm とし、小室8内に収容するB2 3 の量
を10g、20g、30gと種々設定して引上げを行な
った。この場合における結晶中の炭素濃度と固化率の関
係を図4に示す。
【0040】図4において、小室8の存在により結晶長
さ方向に炭素濃度が均一化されることがわかる。また、
小室8内のB2 3 の量が少ないときは結晶長さ方向の
炭素濃度の分布はより均一化されており、小室8内のG
aAs融液がより高炭素濃度となっていることがわか
る。
【0041】図5は、ルツボ本体6内に収容するB2
3 中の水分濃度を200ppm 、小室8内に収容するB2
3 の量を30g、小室8内のB2 3 中の水分濃度を
50ppm 、100ppm と設定した場合における結晶中の
炭素濃度と固化率との関係を示す。図5において、小室
8内のB2 3 中の水分濃度が低い方が、結晶長さ方向
の炭素濃度がより均一化されており、小室内のGaAs
融液がより高炭素濃度となっていることがわかる。
【0042】図4及び図5に示されるデータより、小室
8内に収容されるB2 3 としては、より低水分濃度で
あり、かつより小量である方が小室8内のGaAs融液
の炭素濃度はより高濃度となることがわかった。
【0043】図6は、小室8内に収容されるB2 3
量が10gで水分濃度が50ppm であるとき、ルツボ本
体6内に収容されているB2 3 中の水分濃度を100
ppm、150ppm 、200ppm 、500ppm と4種類に
設定した場合における結晶中の炭素濃度と固化率の関係
を示す。なお、小室8内に収容されるB2 3 の量が1
0gで水分濃度が50ppm であるときは、図4によれば
小室内GaAs融液が高炭素濃度となっている。
【0044】図6において、本発明による結晶引上げで
は、小室8内に収容されているB23 の量及び含有水
分濃度を調節することにより結晶の全長に渡り炭素濃度
を1015 atoms/cm3 以上に保つことができ、結晶の後
半部(固化率の高い部分)の低炭素濃度化を防止するこ
とができることがわかる。しかもル、ツボ本体6内に収
容されるB2 3 中水分濃度を選択することにより、結
晶全長に渡ってある程度狭い濃度範囲で所望の値の炭素
濃度に制御可能であることがわかる。
【0045】図7は、先に述べた通り、小室のない従来
の通常ルツボを用いて、ルツボ内に収容するB2 3
の水分濃度を100ppm 、150ppm 、200ppm 、5
00ppm と4種振った場合における結晶中の硼素濃度と
固化率の関係を示す。また、図8は、図6に示した結晶
について、結晶中の硼素濃度と固化率の関係を示す。
【0046】図7と図8を比較すると、結晶中の硼素濃
度が比較的高くなる場合であるルツボ本体6内に収容さ
れたB2 3 中の水分濃度が200ppm 以下のときは、
小室8の存在は結晶長さ方向に対する硼素濃度の分布に
ほとんど影響を与えないことがわかる。また、結晶中の
硼素濃度が比較的低くなる場合であるルツボ本体6内に
収容されたB2 3 中の水分濃度が500ppm のとき
は、小室8が存在する場合の方が小室8が存在しない場
合の通常の引上げの場合に較べて、結晶尾部で硼素濃度
が増大していることがわかる。これは小室8内に収容さ
れているB2 3の水分濃度が低いため、小室8内に収
容されているGaAs融液がある程度高硼素濃度となる
ためである。
【0047】以上に示した実験データより、例えば、硼
素濃度は5×1016 atoms/cm3 以下であることが望ま
しく炭素濃度は1015〜5×1015 atoms/cm3 の範囲
にあることが望ましいような場合には、ルツボ本体6内
に収容されるB2 3 中の水分濃度を150ppm 〜50
0ppm の範囲に選び、小室8内に収容されるB2 3
量を10g、水分濃度を50ppm に選ぶことにより、結
晶のほとんどの部分を所望の硼素濃度及び炭素濃度とす
ることが可能になることがわかる。
【0048】以上説明したように、本実施例の構成によ
れば、ルツボ5はルツボ本体6と、ルツボ本体6と壁部
7で仕切られ下部で連通する小室8とを備え、ルツボ本
体6に収容するB2 3 より低水分濃度のB2 3 を小
室8に収容するので、引上げを通して小室8内のGaA
s融液がルツボ本体6内に供給され続けられ、ルツボ本
体6内のGaAs融液中の炭素がB2 3 中の水分によ
りゲッタリングされて減少しても、炭素が小室より補給
されることになり、結晶頭部から結晶尾部に向かって炭
素の濃度が減少する割合を小さくすることができ、引上
げ結晶中の炭素濃度の長さ方向の分布を容易に制御する
ことができる。
【0049】また、ルツボ本体6内に収容しているB2
3 の水分濃度と小室8内に収容されているB2 3
量と水分濃度を選ぶことにより、半絶縁性GaAs単結
晶の硼素濃度及び炭素濃度を結晶の長さ全体に渡って所
望の濃度範囲にあるように制御することができる。
【0050】なお、本実施例では、小室8としてルツボ
5の壁に張りついているものを挙げているが、小室8の
構造及び配置はこのようなものに限定されるものではな
い。小室8はルツボ5の壁に張りついている必要はな
く、またルツボ5の内側に存在している必要もない。小
室8は、定められた横方向の断面積を有し下部で連通管
でルツボ本体6と連通していればよい。なお、横方向の
断面積は一定値である必要はなく、横方向断面積が高さ
の関数となっていてもよい。
【0051】次に本願の第2発明の実施例を図9乃至図
13を参照して説明する。図1に示した装置と同一部材
には同一符号をつけて説明を省略する。図9に、本実施
例で使用するLEC法による引上げ装置の概略を示す。
図9において、高圧容器1の外部には、不活性ガスであ
るArガス用ボンベ20と(CH3 3 Asガス用ボン
ベ21が設けれており、高圧容器1内へレギュレータ2
2およびストップバルブ23を介してArガスと(CH
3 3 Asガスが供給できるようになっている。高圧容
器1内のガスは、レギュレータ24、流量計25、逆止
弁26を介して外部へ排出される。
【0052】高圧容器1内には、加熱ヒータ4の外側に
保温筒27が配設されてお、加熱ヒータの内側には炭素
ルツボ28が配設され、炭素ルツボ28のすぐ内側に隣
接してPBN製ルツボ29が設けられている。PBN製
ルツボ29内の下部にはGaAs融液10と上部には液
体封止剤B2 3 11が収容されている。
【0053】炭素ルツボ28はルツボ軸4に取り付けら
れたルツボ受け30の上に設置されており、ルツボ軸3
の回転により回転される。高圧容器1内はのぞき窓31
を通して観察できるようになっている。
【0054】次に、LEC法による引上げ装置を用いて
単結晶の育成を行った結果について説明する。
【0055】先づ、雰囲気ガスを高圧容器1内に導入
し、加熱を開始し原料融液化温度まで昇温する。この際
高圧容器1の内圧は70気圧となる様調整した後、3気
圧まで減圧し融液間の不純物ガスを融液外へ放出させ
る。その後、20気圧で一定となるように、ボンベ2
0、21からAr不活性ガス及び(CH3 3 Asガス
を導入する。これらのガスの流量は流量計25により流
出量をモニターしながら調整しながら、単結晶14を引
き上げた。
【0056】図2に示す装置を用い、液体封止剤B2
3 11中の水分濃度及び導入ガスである(CH3 3
sの濃度をパラメータとして引上げた結晶の特性を調べ
た。なお、(CH3 3 Asは、常温で液体なので、導
入前の系で加熱し、気化させたものを用いる。
【0057】すなわち、本実施例では、外部より(CH
3 3 Asガス等の有機金属ガスを導入して高圧容器1
内で分解し、COガス及びH2 ガスを増加させ、この結
果により融液内の炭素濃度、硼素濃度を制御するもので
ある。
【0058】各々パラメータによる依存性を図11及び
図12に示す。これらのデータは全て、インゴットティ
ル部のものである。B2 3 中の水分濃度を約1000
ppmまでとし、結晶中の炭素濃度、硼素濃度([C]、
[B]と略記する)との対応をとったものが図11であ
る。
【0059】図11において、B2 3 中の水分濃度の
増加により、[C]、[B]の低減が確認される。
【0060】但し、図12に示すごとく、比抵抗(ρと
略記する)が低下し半絶縁性がくずれていることがわか
る。これを補うため、炉外より濃度を制御した(C
3 3Asガスを導入してやることで再び半絶縁性の
回復が確認された。
【0061】本実施例における実験においては、(CH
3 3 Asガス50ppm 以上のものを導入すれば約10
00ppm までのB2 3 の水分量で引上げた単結晶では
半絶縁性が保たれている事が確認出来た。
【0062】これらの結果をふまえてB2 3 の水分量
500ppm (CH3 3 Asガス50ppm の条件で図9
に示す装置を用いて10本連続で引上げ実験を行なった
結果を、図13に示す。データは[C]はHead,T
ailのもの、[B]はTail部のものである。
【0063】[C]、[B]共に各インゴット間のバラ
ツキは小さく、半絶縁性をそこなわない結晶を再現性良
く引き上げる事ができることがわかる。これはまた、導
入ガスを(C2 5 3 Asに変えても同様の傾向が得
らることが確認された。また、他の有機金属ガスを用い
てもある程度は同じ傾向を示すことが確認された。
【0064】次に、本願の第3発明の実施例について図
10を参照して説明する。一般に(C2 5 3 As等
の有機金属ガスは毒性が一般的に強いため、その取り扱
いが難かしい。そこで、本実施例では図10に示す装置
を使用することにより、取扱いが容易でないというこれ
らのデメッリトを解消し、かつ上記傾向を損なわないよ
うに方法を実施することができるようにしたものであ
る。
【0065】図9に示す装置を用いる実施例において
は、外部より有機金属ガスを導入して高圧容器1内で分
解し、COガス及びH2 ガスを増加させ、この結果によ
り高圧容器1内の[C]、[B]を制御していた。
【0066】これに対して、図10に示す装置を使用す
る場合では、高圧容器1内の上部に小室34を設け、小
室34内に第2ルツボとしての炭素ルツボ35と、加熱
ヒータ36を設けている。炭素ルツボ35内には液体封
止剤B2 3 37が収納されている。
【0067】B2 3 37の入った炭素ルツボ35を加
熱することで、B2 3 37と炭素ルツボ35の炭素を
反応させてCOガスを発生させる。また、H2 ガスにつ
いてはB2 3 37に含まれるH2 Oの分解により得ら
れたものを用いる。さらに、GaAs原料を封止してい
るB2 3 の水分量を増やす事については小室34の加
熱温度もしくは炭素ルツボ35とB2 3 37の接触面
積を変えることで対応した。
【0068】例としては、GaAs原料封止用B2 3
の水分濃度を500ppm 、小室34中のB2 3 37中
の水分濃度を500ppm で、小室34内の炭素ルツボ3
5、および炭素ルツボ28、BN製ルツボ29を加熱し
た。GaAsの溶解濃度(約1460℃)で加熱したと
ころ、図9に示した装置を使用した場合と同様の結果を
得ることができた。
【0069】図9または図10の装置を使用する本実施
例の構成によれば、図13に示されるように、半絶縁性
GaAs単結晶の半絶縁性を損なうことなく、[C]と
[B]とをある程度独立的に制御し、低減化させること
ができる。
【0070】以上説明した実施例においてマスデータに
おいても本実施例の効果の再現性が確認できた。また、
従来の結晶引上げ方法と同程度の時間で引上げ可能であ
り、工程を圧迫するものではないことが確認された。ま
た、本発明により得られたウェハを用いてホールセンサ
を作成したところ、従来ウェハをつかったものに比べて
特性不良は半減することが確認された。
【0071】
【発明の効果】本発明の構成によれば、ルツボはルツボ
本体と、ルツボ本体と下部で連通する小室とを備え、ル
ツボ本体に収容するB2 3 より低水分濃度のB2 3
を小室に収容するので、引上げを通して小室内のGaA
s融液がルツボ本体内に供給され続けられ、ルツボ本体
内のGaAs融液中の炭素がB2 3 中の水分によりゲ
ッタリングされて減少しても、炭素が小室より補給され
ることになり、結晶頭部から結晶尾部に向かって炭素の
濃度が減少する割合を小さくすることができ、引上げ結
晶中の炭素濃度の長さ方向の分布を容易に制御すること
ができる。
【0072】また、ルツボ本体内に収容しているB2
3 の水分濃度と小室内に収容されているB2 3 の量と
水分濃度を選ぶことにより、半絶縁性GaAs単結晶の
硼素濃度及び炭素濃度を結晶の長さ全体に渡って所望の
濃度範囲にあるように制御することができる。
【0073】また、本願の第2発明の構成によれば、外
部から密閉容器内へ炭素と水素とを含有する有機金属ガ
スを導入し、この有機金属ガスの濃度を制御することに
より、半絶縁性GaAs単結晶の半絶縁性を損なうこと
なく、結晶中の硼素濃度及び炭素濃度を容易に制御する
ことができる。
【0074】また、本願の第3発明の構成によれば、密
閉容器内には炭素を含む素材で形成された第2ルツボを
加熱可能に配設したので、第2ルツボを加熱することで
高圧容器内にCOガスを発生させて炭素濃度を制御でき
るので、毒性の有機金属ガスを用いることなく、結晶中
の硼素濃度及び炭素濃度を容易に制御することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半絶縁性GaAs単結晶の製造方法の
一実施例に使用する装置の概略構成を示す断面図。
【図2】図1における小室を拡大して示した断面図
(a)と平面図(b)。
【図3】従来の通常のルツボを使用し、B2 3 中の水
分濃度を種々に設定した場合における結晶中の炭素濃度
と固化率との関係を示す図。
【図4】本発明の図1に示す装置を使用して、小室内に
収容しているB2 3 の量を種々に設定した場合におけ
る結晶中の炭素濃度と固化率の関係を示す図。
【図5】同小室内に収容されているB2 3 の水分濃度
を種々に設定した場合における結晶中の炭素濃度と固化
率の関係を示す図。
【図6】同ルツボ本体内のB2 3 の水分濃度を種々に
設定した場合における結晶中の炭素濃度と固化率の関係
を示す図。
【図7】従来の通常のルツボを使用し、B2 3 中の水
分濃度を種々に設定した場合における結晶中の硼素濃度
と固化率の関係を示す図。
【図8】本願の第1発明の図1に示す装置を使用して、
ルツボ本体内に収容しているB2 3 の水分濃度を種々
に設定した場合における結晶中の硼素濃度と固化率の関
係を示す図。
【図9】本願の第2発明の半絶縁性GaAs単結晶の製
造方法の実施例に使用する装置の概略構成を示す断面
図。
【図10】本願の第3発明の半絶縁性GaAs単結晶の
製造方法の実施例に使用する装置の概略構成を示す断面
図。
【図11】図9に示す装置を使用し、引上げられた単結
晶の[C](炭素濃度)、[B](硼素濃度)のB2
3 水分濃度に対する依存性を示す図。
【図12】図9に示す装置を使用し、電気抵抗(ρ)の
導入ガス濃度に対する依存性を示す図。
【図13】図9または図10に示す装置を使用し、10
本(A〜J)連続で引上げられた結晶中の[C]、
[B]を示す図。
【符号の説明】
1 高圧容器 4 加熱ヒータ 5 ルツボ 6 ルツボ本体 7 壁部 8 小室 9 連通管 10 GaAs融液 11 液体封止剤(B2 3 ) 12 小室内のGaAs融液 13 小室内の液体封止剤(B2 3 ) 14 引上げ結晶 20 Arガス用ボンベ 21 (CH3 3 Asガス用ボンベ 28 炭素ルツボ 29 BN製ルツボ 34 小室 35第2ルツボ(炭素ルツボ) 36 加熱ヒータ 37 液体封止剤(B2 3

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】密閉容器内に収納されたルツボ内にGaA
    s融液を下に液体封止剤を上にしてGaAs融液と液体
    封止剤B2 3 とを収容し、前記密閉容器内に収納され
    たヒータで前記ルツボを加熱し、前記ルツボ内のGaA
    s融液を上方へ引き上げて液体封止引上法により半絶縁
    性GaAs単結晶を製造する方法において、 前記ルツボはルツボ本体と、このルツボ本体の下部で連
    通する小室とを備えており、 前記ルツボ本体内にGaAs融液と高い水分濃度の液体
    封止剤B2 3 を収容し、前記小室内にGaAs融液と
    低い水分濃度の液体封止剤B2 3 とを収容し、 前記密閉容器内を高圧下にして前記ルツボ本体内のGa
    As融液を上方へ引き上げることを特徴とする半絶縁性
    GaAs単結晶の製造方法。
  2. 【請求項2】密閉容器内に収納されたルツボ内にGaA
    s融液を下に液体封止剤B2 3 を上にしてGaAs融
    液と液体封止剤B2 3 とを収容し、前記密閉容器内に
    収納されたヒータで前記ルツボを加熱し、前記ルツボ内
    のGaAs融液を上方へ引き上げて液体封止引上法によ
    り半絶縁性GaAs単結晶を製造するための製造装置に
    おいて、 前記ルツボはルツボ本体と、このルツボ本体の下部で連
    通する小室とを備えていることを特徴とする製造装置。
  3. 【請求項3】密閉容器内に収納されたルツボ内にGaA
    s融液を下に液体封止剤を上にしてGaAs融液と液体
    封止剤B2 3 とを収容し、前記密閉容器内に収納され
    たヒータで前記ルツボを加熱し、前記ルツボ内のGaA
    s融液を上方へ引き上げて半絶縁性GaAs単結晶を製
    造する方法において、 外部から前記密閉容器内へ炭素と水素とを含有する有機
    金属ガスを導入することを特徴とする半絶縁性GaAs
    単結晶の製造方法。
  4. 【請求項4】密閉容器内に収納されたルツボ内にGaA
    s融液を下に液体封止剤を上にしてGaAs融液と液体
    封止剤B2 3 とを収容し、前記密閉容器内に収納され
    たヒータで前記ルツボを加熱し、前記ルツボ内のGaA
    s融液を上方へ引き上げて半絶縁性GaAs単結晶を製
    造する方法において、 前記密閉容器内には前記ルツボの他に炭素を含む素材で
    形成された第2ルツボが加熱可能に配設され、前記第2
    ルツボ内には液体封止剤B2 3 が収容されていること
    を特徴とする半絶縁性GaAs単結晶の製造方法。
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