JPH07187580A - ブーム式作業機の表示装置 - Google Patents

ブーム式作業機の表示装置

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JPH07187580A
JPH07187580A JP5336695A JP33669593A JPH07187580A JP H07187580 A JPH07187580 A JP H07187580A JP 5336695 A JP5336695 A JP 5336695A JP 33669593 A JP33669593 A JP 33669593A JP H07187580 A JPH07187580 A JP H07187580A
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JP5336695A
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Hisashi Kushida
久 串田
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Tadano Ltd
Original Assignee
Tadano Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 ブーム式作業機の表示装置において、自動停
止時や故障時、作業前点検時等の各種メッセージの表示
を可能とし、しかもそれらを多国語表示できるようにす
る。 【構成】 ブーム作業状態に応じて当該ブームの負荷モ
ーメント値を検出する負荷モーメント検出手段と、該負
荷モーメント検出手段によって検出された負荷モーメン
ト値をバーグラフにして表示する負荷モーメント表示部
とを備えてなるブーム式作業機の表示装置において、上
記負荷モーメント表示部を文字表示およびバーグラフ表
示可能なディスプレイによって構成するとともに表示デ
ータ記憶手段であるデータROM中に自動停止時の停止
原因メッセージや故障時の故障原因メッセージ、作業点
検時の操作メッセージデータを多国語モードで記憶させ
ておき、必要に応じ対応するデータを読み出して表示す
るようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、ブーム式作業機の表
示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にクレーン車などの所謂ブーム式作
業機には当該ブームを使用した作業が安全限界に達した
時には同ブームの危険側への操作を禁止する自動過負荷
防止装置が設けられているとともに安全度(モーメント
%)、起伏角、ブーム長さ、作業半径、最大地上揚程、
定格荷重、実荷重などの各種データを表示する表示装置
が設けられている。
【0003】従来の該表示装置は、例えば図19に示す
ように構成されていた。
【0004】すなわち、図中先ず符号31は例えば当該
作業機(クレーン車)のキャビン内インストルメントパネ
ル部に設置された表示パネルであり、該表示パネル31
には当該作業機のスケルトン表示32が設けられ、該作
業機のスケルトン表示32の各部に対応して起伏角表示
部33、ブーム長さ表示部34、作業半径表示部35、
定格荷重表示部37、実荷重表示部38などが設けられ
ている一方、それらの上部に位置して負荷モーメント表
示部(安全度表示部)39が設けられている。
【0005】ところで、上記起伏角表示部33、ブーム
長さ表示部34、作業半径表示部35、定格荷重表示部
37、実荷重表示部38等の各表示部は、図示のように
7セグメントの液晶ディスプレイによる数値表示構造が
採用されている一方、負荷モーメント表示部(安全度表
示部)39は複数の方形カラー液晶セグメント(2色)又
は方形LEDユニット(2色)を横方向に直列に所定長さ
配設して構成したバーグラフ方式の表示構造が採用され
ている。
【0006】そして、上記負荷モーメント表示部39
は、上記自動過負荷防止装置によって検出された作業負
荷(ブームモーメント)が所定の基準値を越えるようにな
ると当該負荷モーメント表示部39の上限部の表示色を
それ以下の値とは異なる目立ち易い色でレベル表示する
ことにより、作業者に注意を喚起するようにしていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
負荷モーメント表示部39の構成では、バーグラフ表示
専用の表示器として構成されており、バーグラフ以外の
データ(例えば文字や記号など)の表示は全くできない。
【0008】このため、例えば上記自動過負荷防止装置
作動による自動停止時の停止原因や何等かの故障原因、
作業点検時の操作方法などを対話メッセージの形で運転
者に表示しようとすると、別途文字表示専用の表示器を
設ける必要があり、コスト的に、又表示器のスペースフ
ァクター上の問題から制約が大きい。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1〜3各項
記載の発明は、各々上記の問題を解決することを目的と
してなされたものであって、それぞれ次のように構成さ
れている。
【0010】(1) 請求項1記載の発明の構成 この発明のブーム式作業機の表示装置は、ブーム作業状
態に応じて当該ブームの負荷モーメント値を検出する負
荷モーメント検出手段と、該負荷モーメント検出手段に
よって検出された負荷モーメント値をバーグラフにして
表示する負荷モーメント表示部とを備えてなるブーム式
作業機の表示装置において、上記負荷モーメント表示部
を文字表示およびバーグラフ表示可能なディスプレイに
よって構成するとともに必要な文字データをメモリした
表示データ記憶手段と上記ブーム式作業機の操作目的に
応じて該表示データ記憶手段から必要な文字データを読
み出し、上記負荷モーメントのバーグラフ表示に替えて
上記負荷モーメント表示部に表示する表示制御手段とを
設けて構成されている。
【0011】(2) 請求項2記載の発明の構成 この発明のブーム式作業機の表示装置は、上記請求項1
記載の発明の構成において、上記表示データ記憶手段
が、複数の国の言語モードの文字データを備え、上記必
要な文字データを運転者によって選択された任意の国の
言語モードで上記負荷モーメント表示部に表示するよう
に構成されている。
【0012】(3) 請求項3記載の発明の構成 この発明のブーム式作業機の表示装置は、上記請求項1
又は2記載の発明の構成において、上記表示制御手段
が、スクロールスイッチを備え、該スクロールスイッチ
のON操作に応じて順次必要な文字データをスクロール
表示できるように構成されている。
【0013】
【作用】本願の請求項1〜3各項記載の発明は、上記構
成に対応して各々次のような作用を奏する。
【0014】(1) 請求項1記載の発明の作用 上記のように、該発明のブーム式作業機の表示装置の構
成では、ブーム作業状態に応じて当該ブームの負荷モー
メント値を検出する負荷モーメント検出手段と、該負荷
モーメント検出手段によって検出された負荷モーメント
値をバーグラフにして表示する負荷モーメント表示部と
を備えてなるブーム式作業機の表示装置において、上記
負荷モーメント表示手段を文字表示およびバーグラフ表
示可能なディスプレイによって構成するとともに必要な
文字データをメモリした表示データ記憶手段と上記ブー
ム式作業機の操作目的に応じて該表示データ記憶手段か
ら必要な文字データを読み出し、上記負荷モーメントの
バーグラフ表示に替えて上記負荷モーメント表示部に表
示する表示制御手段とを各々設けることによって、バー
グラフによる負荷モーメント値の表示だけでなく、必要
に応じて同じ表示手段に所要のメッセージ等文字データ
を切り換えて表示できるようにしている。
【0015】したがって、別途専用の文字表示器を設け
る必要もなく、また表示パネル部のスペースに制約を与
えることもない。
【0016】(2) 請求項2記載の発明の作用 該発明のブーム式作業機の表示装置の構成では、上述の
ように、上記請求項1記載の発明の構成において、さら
に上記表示データ記憶手段が、複数の国の言語モードの
文字データを備えており、上記必要な文字データを運転
者によって選択された任意の国の言語モードで負荷モー
メント表示部に表示するように構成されていることか
ら、その基本構成による上記請求項1記載の発明と同様
の作用に加えて、当該文字データの表示が所望の国の言
語で表示されるようになるから、ヨーロッパ諸国のよう
に多国間での移動が激しい地域での作業に好都合であ
る。
【0017】(3) 請求項3記載の発明の作用 該発明のブーム式作業機の表示装置の構成では、上述の
ように、上記請求項1又は2記載の発明の構成におい
て、その表示制御手段が、さらにスクロールスイッチを
備えていて、該スクロールスイッチのON操作に応じて
順次必要な文字データをスクロール表示できるように構
成されていることから、より小さな表示面積でも多くの
情報を表示できるようになり、表示パネルのスペースフ
ァクター上の制約がより小さくなる。
【0018】
【発明の効果】以上の結果、本願発明のブーム式作業機
の表示装置によると、低コストかつ小スペースの表示器
で、負荷モーメントのバーグラフ表示に加え、種類の異
なる多数のメッセージ情報を任意に表示できるようにな
り、自動過負荷防止装置による自動停止時の停止原因や
故障原因、作業前点検の操作方法ガイドメッセージなど
を正確にかつ理解しやすい状態で運転者に伝達すること
ができる。
【0019】
【実施例】図1〜図18は本願発明の実施例に係るブー
ム式作業機の表示装置の構成と動作を示している。
【0020】先ず図1は、同表示装置における表示部2
と、該表示部2の表示状態を制御する表示部制御回路
3、該表示部制御回路3を作動させる過負荷検出回路
4、該過負荷検出回路4によって過負荷状態が検出され
た時に当該作業機のブームの危険側への操作を停止させ
る自動停止回路5の各構成およびそれら相互の制御的な
接続関係を示している。
【0021】表示部2は、例えば文字表示およびバーグ
ラフ表示の2種の表示機能を備えた16桁の表示セルを
使用して構成された単色液晶ディスプレイ(液晶式文字
表示器)よりなる文字表示器2A、7セグメント3桁の
表示セルを使用して構成された単色液晶ディスプレイよ
りなるブーム起伏角表示部2B1、同構造のブーム長さ
表示部2B2、同構造の作業半径表示部2B3、定格総荷
重表示部2B4、同構造の実荷重表示部2B5、複数の発
光ダイオード(LED)よりなるアウトリガ張出状態(最
大、中間、不使用)等作業状態を表示する作業状態表示
部2Cの少なくとも3グループの表示部を備えて構成さ
れている。これら各表示部2A、2B1〜2B5、2C
は、例えば図2に示すように当該作業機のキャビン内イ
ンパネ部に設けられた表示パネル31上に各々設置され
ている。
【0022】特に上記文字表示器2Aは、同表示パネル
31のパネル面の最上部位置に設置されていて、その左
側部にはアップ/ダウン両方向に表示内容をスクロール
操作可能なスクロールスイッチ17と、バーグラフおよ
び文字表示切換スイッチ39と、英語モード選択スイッ
チ40とが各々設けられている。スクロールスイッチ1
7は、後述するように上記文字表示器(16桁)2Aの表
示機能が文字表示機能に切換えられた時において、当該
表示されるメッセージの文字数が最大文字表示数の16
文字を越える場合に、その現在表示されているメッセー
ジの右側に指示された矢印方向(図16参照)にスクロー
ルすることによって順次その全てを表示させるものであ
る。また、バーグラフおよび文字表示切換スイッチ39
は、上記文字表示器2Aの表示機能をバーグラフ表示機
能と、数字による%表示+バーグラフ表示機能および文
字表示機能の何れかに任意に切換えるためのものであ
り、例えばバーグラフ表示の時に当該スイッチ39を押
すと数字による%表示+バーグラフ表示機能が選択さ
れ、更に該状態からスイッチ39を押すと新に文字表示
機能が選択されるようになっている。そして、文字表示
機能が選択されている状態で当該スイッチ39を押すと
バーグラフ表示機能が選択されたもとの状態にもどるよ
うになっている。さらに英語モード選択スイッチ40
は、上記バーグラフおよび文字表示切換スイッチ39の
文字表示機能選択状態において、当該文字表示メッセー
ジを日本語モードから英語モードに切換えて表示するた
めのものである。
【0023】さらに、上記表示パネル31のパネル面下
部には、その右側から左側にかけて作業前点検用の点検
スイッチ41、セットスイッチ42、数値表示切換スイ
ッチ43、調整スイッチ(+)44a、調整スイッチ(−)
44bが各々設けられている。
【0024】そして、上記表示部2A,2B1〜2B5
2Cの各々は、文字表示器駆動回路LD2A、ラッチ駆
動回路LD2B1〜LD2B5,LD2Cからの駆動出力
により駆動されるようになっている。これら文字表示器
駆動回路LD2A、ラッチ駆動回路LD2B1〜LD2
5,LD2Cの各々には、次に述べる表示部制御回路3
側の対応する第1、第2の出力ポートOP1,OP2から
制御コード信号が入力されるようになっている。
【0025】一方、上記文字表示器2Aは、例えば図1
および図7に示すように、全体として16桁の単位表示
セルを左右方に並列させて構成されており、通常は負荷
モーメントの(%)表示をバーグラフ表示させる。また該
文字表示器2Aは、上記表示パネル31に設けた上記バ
ーグラフおよび文字表示切換スイッチ39が負荷モーメ
ントの(%)表示のみの状態の時に押されると、その中の
左側4桁のセルは負荷モーメント値および%文字表示部
1として使用され、又右側12桁のセルはバーグラフ
表示部M2として使用され図7〜図12に示すように負
荷モーメントの数値(%)およびそれと対応するバーグラ
フが表示される。更に、該文字表示器2Aは、上記状態
から表示パネル31に設けたバーグラフおよび文字表示
切換えスイッチ39が押されると、上記16桁のセルが
全て文字表示機能に切り換えられ、後述する各種の文字
メッセージが任意に表示されるようになっている。ま
た、該バーグラフおよび文字表示切換スイッチ39の文
字表示機能選択状態において、さらに上記表示パネル3
1に設けた英語モード選択スイッチ40が押されると、
上記表示メッセージが日本語から英語に切り換えられ
る。さらに、これら2種のメッセージ表示状態におい
て、同じく上記表示パネル31に設けたスクロールスイ
ッチ17を押すと、当該メッセージが順次スクロールさ
れる。また、前記文字表示切換スイッチ39のバーグラ
フおよび文字表示機能選択状態においての上記バーグラ
フの表示は、例えば上記負荷モーメントの(%)表示セル
から右に1セル分スペースして連接する11個のセルを
使用して各セル毎に図4〜図6の何れかに示す任意の単
位表示パターンを使用して表示される。これら各単位表
示パターンは、例えば後述するモーメント検出器21に
よって検出された負荷モーメント値に応じ、例えば図7
〜図12に示すように当該負荷モーメント値が0〜89
%までの安全限界内領域では10%毎に図4の白抜きパ
ターンが、又90%〜99%までの安全限界上限領域で
は5%毎に比較的視認性の高い図5のドットパターン
が、さらに100%以上の危険領域では5%毎に最も視
認性の高い図7の黒塗りパターンが各々使用され、黒塗
りパターンが3個になると110%以上を示した左右方
向に連続するバーグラフ表示がなされる。これら表示パ
ターン表示データとしての複数種の各単位表示パターン
に、どのような態様のものを採用するかは、予じめ設計
時に上記データROM12中に任意にプログラム登録で
きるようになっている。
【0026】表示部制御回路3は、マイクロコンピュー
タよりなる制御ユニット10を中心とし、センサーデー
タ一時記憶用のRAM11、安全限界モーメントおよび
上述の各種表示パターン表示データのプログラムが記憶
されたデータROM12、制御プログラムが記憶された
プログラムROM13、レバー操作検出器18、作業状
態検出スイッチ19と接続される第1、第2の入力イン
ターフェースIF1,IF2、第1、第2の入力ポートI
1,IP2、第1〜第3の出力ポートOP1,OP3,OP3
等の各々を備えて構成されており、後述する過負荷検出
回路4の検出データを基に実際のブームの負荷モーメン
ト値(%)を演算し、該演算されたブーム負荷モーメント
値が所定の安全限界モーメント値を超えるようになる
と、第3の出力ポートOP3を介して上記自動停止回路
5に自動停止制御信号を出力して警報作動リレーR
1、ブーム駆動停止リレーRL2を各々作動させ、ブザ
ー14を鳴動させて警報を発するとともにブーム駆動バ
ルブのソレノイド15をOFFにしてブームの危険側へ
の操作を不能にする。
【0027】過負荷検出回路4は図示のように、必要な
作業状態検出センサーとして例えば当該作業機のブーム
に加わる実際のモーメント値を歪電圧出力として検出す
るモーメント検出器21と、上記ブーム(旋回台)の旋回
角を検出するブーム旋回角検出器22と、上記ブームの
起伏角を検出するブーム起伏角検出器23と、上記ブー
ムの長さを検出するブーム長さ検出器24とを備え、こ
れら各センサーの検出データ(アナログデータ)をA/D
コンバータ26を介してデジタルデータに変換した後、
上述したマイクロコンピュータよりなる制御ユニット1
0に入力するようになっている。
【0028】マイクロコンピュータよりなる制御ユニッ
ト10は、上記ブーム旋回角検出器22、上記ブーム起
伏角検出器23、ブーム長さ検出器24の3組の検出器
からの各検出データに基づいて、それら3種のブーム状
態パラメータによって特定される所定のブーム稼動姿勢
ごとの安全限界モーメント(ブーム作業を安全に行ない
得る限界モーメント)を予じめマップ設定されている上
記データROMよりルックアップして出力する安全限界
モーメント演算手段27と、上記モーメント検出器21
の検出データ(歪電圧)を基にして上記ブームに作用する
実モーメントを演算して出力する実モーメント演算手段
28と、ブーム関連作業状態において、上記実モーメン
ト演算手段28により演算出力された上記実モーメント
と上記安全限界モーメント演算手段27から出力された
安全限界モーメントとを入力して比較し、上記実モーメ
ントが上記安全限界モーメントに達すると、上述の自動
停止回路5に対して危険側へのブーム操作を制限するべ
くブーム操作停止信号を出力して作業機駆動装置のソレ
ノイドバルブ15の作動を制限するブーム操作自動停止
制御手段29と、上記表示部2の表示状態・表示内容を
制御する表示制御手段30との少なくとも4つの制御手
段としての機能を備えている。
【0029】そして、上記表示制御手段30は、上記プ
ログラムROM13にメモリされている各制御プログラ
ムに基いて例えば図3のフローチャートに示すような負
荷モーメントのバーグラフ表示制御、図13のフローチ
ャートに示すような異常(故障)メッセージ表示制御、図
15のフローチャートに示すような過負荷自動停止時の
メッセージ表示制御、図18のフローチャートに示すよ
うな2ケ国語での作業前点検の操作ガイドメッセージ表
示制御を各々実行するようになっている。
【0030】以下、これらの各制御の内容について順次
詳細に説明してゆく。
【0031】<負荷モーメントのバーグラフ表示制御>
先ず図3のフローチャートは、上記負荷モーメントのバ
ーグラフ表示制御の内容を示している。
【0032】すなわち、先ず当該作業機の運転開始に際
してシステムの電源をONにした後、ステップS1で上
記図4〜図6に示すバーグラフ表示用の3種類の表示パ
ターンをROM13に記憶されたプログラムによりRA
M11に登録する。
【0033】続いてステップS2に進み、上記した過負
荷検出回路4のモーメント検出器21、ブーム旋回角検
出器22、ブーム起伏角検出器23、ブーム長さ検出器
24の各検出データを読み込んで、ステップS3で現在
のブーム作業状態に応じた実際の負荷モーメント値(%)
を演算する。
【0034】そして、ステップS4で上記検出器22〜
24により検出された検出値および演算結果に基いた値
である負荷モーメント値(%)等を各々上述の対応する表
示器2A〜2Cに表示する。
【0035】次に、ステップS5に進み、システム(例え
ば、各検出器、CPU、A/Dコンバータ等)に異常(故
障)があるか否かを判定する。そして、その結果、何等
かの異常があると判定されたYESの時は、上記文字表
示器2Aの表示機能をバーグラフから文字メッセージ表
示機能に自動的に切換え、ステップS6に進んで当該異
常内容をメッセージにして上述の単色液晶ディスプレイ
よりなる文字表示器(安全度表示部)2Aに表示する。他
方、異常なしとしてNOと判定された時は、同様に表示
機能を切換えた上で、さらにステップS7に進んで、必
要に応じて出力される操作方法を指示するガイドメッセ
ージ(例えば、クレーン車のクレーン部に配置されるフ
ックが過巻状態となった時に過巻状態であることを指示
するガイドメッセージ)があるか否かを判断する。
【0036】その結果、ガイドメッセージありとしてY
ESと判定されると、ステップS8に進んで当該ガイド
メッセージの内容(例えば「カマキシテイマス」等の内容)
を上記文字表示器2Aに文字表示する。この時、前記ス
クロールスイッチ7を押すと上記状態の解除方法(例え
ば、「ウインチヲマキサゲテクダサイ」等)が表示され
る。他方、ガイドメッセージなしとしてNOと判定され
ると、さらにステップS9に進んで上記演算された現在
の負荷モーメント値が90%よりも小の89%以下の領
域であるか否かを判定する。
【0037】そして、その結果がYESの現在の負荷モ
ーメント値が90%よりも小さい89%以下の安全領域
(例えば88%)の場合には、先ずステップS10に進んで
当該安全領域の負荷モーメント値(88%)をバーグラフ
表示するために上述の白抜きパターン(図4)のバーグラ
フ表示セルが幾つ(n個)必要かの演算を行ない(該演算
は、以下の各場合においても同様)、その後、該演算値n
(88%の場合、n=10個)に基いてステップS10で上
記図4の白抜き表示パターンの表示コードをn(10)個
分上記文字表示器2Aの文字表示器駆動回路LD2Aに
供給して負荷モーメントが89%以下のバーグラフ表示
を行う。
【0038】なお、バーグラフおよび文字表示切換スイ
ッチ39が数字による%表示+バーグラフ表示に選択さ
れている場合は、文字表示部M1から右に1セル分スペ
ースして連接する11個のセルを使用して図7に示すよ
うなバーグラフ表示が行われる。
【0039】以下の説明ではバーグラフおよび文字表示
切換スイッチ39を数字による%表示+バーグラフ表示
に選択されているものとして説明する。
【0040】一方、上記ステップS9の判定でNOと判
定された時は、ステップS12に移って同現在の負荷モー
メント値が100%よりも小であるか否かを判定する。
【0041】その結果、YESの時は、さらにステップ
13に進んで同現在の負荷モーメント値が95%よりも
さらに小であるか否かを判定する。そして、その結果
が、YESの時は、図4に示す表示パターンの白抜きパ
ターンコード10個と図5に示すドットパターンコード
1個とを上記文字表示器2Aの文字表示器駆動回路LD
2Aに供給して図8に示すように負荷モーメント値が9
5%よりも小さい90〜94%の安全領域(例えば94
%)であることをバーグラフおよび数値表示する。一
方、上記ステップS12の「負荷モーメント値<100%
?」の判定ではYESと判定されたが、ステップS13
「負荷モーメント値<95%?」の判定ではNOと判定さ
れた時は、ステップS15に移って上記図4の白抜きパタ
ーンコード10個と図5のドットパターンコード2個と
を上記文字表示器2Aの文字表示器駆動回路LD2Aに
供給して図9に示すように負荷モーメント値が100%
よりも小で95%よりも大の95〜99%の領域(例え
ば99%)にあることをバーグラフおよび数値表示す
る。
【0042】他方、上記ステップS12の「負荷モーメン
ト値<100%?」の判定で、NOと判定された負荷モ
ーメント値が100%以上の時は、次にステップS16,
17に進んで同負荷モーメント値が110%よりは小で
あるか否かを判定する。その結果、YESの時は、さら
に105%よりも小であるか否かを各々判定する。
【0043】その結果、先ず同負荷モーメント値が10
0%以上ではあるが110%,105%よりは何れも小
であるステップS16,S17で共にYESの100〜10
4%の時は、ステップS18に進んで上記図4の表示パタ
ーンの白抜きパターンコード10個と図5のドットパタ
ーンコード2個と図6の黒塗りパターンコード1個とを
上記文字表示器2Aの文字表示器駆動回路LD2Aに供
給して図10に示すようにバーグラフおよび数値表示
し、負荷モーメント値が100%以上で105%よりも
小の危険領域(例えば104%)にあることを運転者が注
意を惹きやすい状態で表示する。
【0044】また、一方同負荷モーメント値が100%
以上ではあるが109%よりは小さく105%よりは大
きい105%から110%までの危険領域(例えば10
9%)にあるステップS16でYES、ステップS17でN
Oの時は、ステップS19に進み、上記図4に示す表示パ
ターンの白抜きパターンコード10個と図5のドットパ
ターンコード2個と、図6の黒塗りパターンコード2個
とを上記文字表示器2Aの文字表示器駆動回路LD2A
に供給して図11に示すようにバーグラフおよび数値表
示し、同領域にあることを運転者が注意を惹きやすい状
態で表示する。
【0045】他方、上記負荷モーメント値が110%以
上であるステップS16でNOの時は、ステップS20に進
んで上記図4の表示パターンの白抜きパターンコード1
0個と図5のドットパターンコード2個と図6の黒塗り
パターンコード3個とを上記文字表示器2Aの文字表示
器駆動回路LD2Aに供給して図12に示すようにバー
グラフおよび数値表示し、負荷モーメント値が110%
以上の危険領域(例えば115%)にあることを運転者が
最も注意を惹きやすい状態で表示する。
【0046】以上のように、該負荷モーメント表示制御
システムの構成では、単一色の液晶式文字表示器2Aに
表示されるバーグラフが、その負荷モーメント値に応
じ、危険領域では安全領域とは明らかに異なるパターン
の黒塗りパターンで表示されるようになり、色を変えて
表示したものと略同様の注意力喚起性能の高いパターン
表示を行うことが可能となる。その結果、運転者の危険
な状態への判断や対応が迅速かつ的確に行えるようにな
る。
【0047】<異常(故障)メッセージ表示制御>次に、
図13のフローチャートは、異常発生時のメッセージ表
示制御の内容を示している。
【0048】すなわち、先ず当該作業機の運転開始に際
してシステムの電源をONにした後、ステップS1で上
記図4〜図6に示すバーグラフ表示用の3種類の表示パ
ターンをROM13に記憶されたプログラムによりRA
M11に登録する。
【0049】続いてステップS2に進み、上記した過負
荷検出回路4のモーメント検出器21、ブーム旋回角検
出器22、ブーム起伏角検出器23、ブーム長さ検出器
24の各検出データを読み込んで、ステップS3で現在
のブーム作業状態に応じた実際の負荷モーメント値(%)
を演算する。
【0050】そして、ステップS4で上記検出器22〜
24により検出された検出値および演算結果に基づいた
値である負荷モーメント値(%)を各々上述の対応する表
示器2A〜2Cに各々表示する。
【0051】次に、ステップS5に進み、システムに異
常(例えば、各検出器、CPU、A/Dコンバータ等の
故障)があるか否かを判定する。そして、その結果、何
等かの異常があると判定されたYESの時は、それを優
先し先ずステップS6に進んで上述のデータROM12
中の当該異常内容に応じた異常メッセージNoを検索す
る。そして、次にステップS7で、該検索の結果、異常
メッセージNoがあったか否かを判定し、YESの異常
メッセージNoがあった時は、ステップS8に進んで上記
データROM12中の異常メッセージNOに続くメッセ
ージデータ16文字分のコードを上記文字表示器2Aの
文字表示器駆動回路LD2Aに出力して該異常メッセー
ジの内容を文字表示する。
【0052】他方、上記ステップS7の判定でNOと判
定された上記データROM12中に対応する異常メッセ
ージNoがない場合は、ステップS9に進んで、16文字
分のスペース文字コード(又は特殊文字コード)を上記文
字表示器2Aの文字表示器駆動回路LD2Aに供給して
無表示状態(又は特殊文字表示状態)を形成する。他方、
上記ステップS5の判定で異常なしとしてNOと判定さ
れた時は、さらにステップS10に進んで、必要に応じて
出力される操作方法を指示するガイドメッセージ(例え
ば、クレーン車のクレーン部に配置されるフックが過巻
状態となった時に過巻状態であることを指示するガイド
メッセージ)があるか否かを判断する。
【0053】その結果、ガイドメッセージありとしてY
ESと判定されると、ステップS11に進んで上記データ
ROM12中から該当するガイドメッセージNoを検索
し、さらにステップS12で同Noがあるか否かを判定す
る。その結果、YESの場合は同Noに続く16文字分
のガイドメッセージコードを上記文字表示器2Aの文字
表示器駆動回路LD2Aに供給して当該ガイドメッセー
ジの内容(例えば「カマキシテイマス」等の内容)を上記文
字表示器2Aに文字表示する。この時、前記スクロール
スイッチ7を押すと上記状態の解除方法(例えば「ウイン
チヲマキサゲテクダサイ」等)が表示される。他方、ガイ
ドメッセージ又はガイドメッセージNoなしとしてステ
ップS10,S12でNOと判定された場合は、さらにステ
ップS14に進んで上記文字およびバーグラフ表示切換ス
イッチ39の選択状態を判定し、数字による%表示+バ
ーグラフ表示機能選択状態の時はステップS15,S16
進み図7〜図12のようなバーグラフにして表示し、他
方バーグラフ表示機能のみ選択の時はステップS17に進
んで上記ステップS3で演算された現在の負荷モーメン
ト値をバーグラフのみにて表示する。なお、以上の場合
において上記バーグラフおよび文字表示切換スイッチ3
9が文字表示機能に選択操作された時には、上記各表示
部2B1〜2B5で表示できないような作業状態を表示す
る。該場合には、例えば図14に示すような、その時の
作業状態に応じた必要なメッセージ(クラツチに補給さ
れるアキュームレータ圧力とブーム伸長スピード等)の
表示がなされる。
【0054】以上のように、該異常メッセージ表示制御
システムの構成によれば、異常発生時には上記負荷モー
メントのバーグラフ表示に替えて自動的に異常メッセー
ジとそれに対応した状況が文字表示されるようになり、
速かな対応を取ることができるようになる。
【0055】なお、以上のステップS14のバーグラフお
よび文字表示切換スイッチ39の表示機能選択状態の判
定は、上述の場合と異なり、例えば3つの表示機能の各
々を3つの判定ステップを使用して順次判定して行くよ
うにしてもよい。
【0056】<自動停止時のメッセージ表示制御>次
に、図15のフローチャートは、自動過負荷防止装置作
動による自動停止時のメッセージ表示制御の内容につい
て示している。
【0057】すなわち、先ず当該作業機の運転開始に際
してシステムの電源をONにした後、ステップS1で上
記図4〜図6に示すバーグラフ表示用の3種類の表示パ
ターンをROM13に記憶されたプログラムによりRA
M11に登録する。
【0058】続いてステップS2に進み、上記した過負
荷検出回路4のモーメント検出器21、ブーム旋回角検
出器22、ブーム起伏角検出器23、ブーム長さ検出器
24の各検出データを読み込んで、ステップS3で現在
のブーム作業状態に応じた実際の負荷モーメント値を演
算する。
【0059】そして、ステップS4で上記検出器22〜
24により検出された検出値および演算結果に基づいた
値である負荷モーメント値(%)等を各々上述の対応する
表示器2A〜2Cに表示する。
【0060】次に、ステップS5に進み、上記演算され
た現在の負荷モーメント値が100%以上であるか否か
を判定する。
【0061】そして、その結果がYESの現在の負荷モ
ーメント値が100%以上の危険領域の場合には、先ず
ステップS6に進んで当該現在運転者が行おうとしてい
るブーム操作が危険側への操作であるか否かの判定を行
ない、その後、その判定結果がYESの時はステップS
7に進んで上記スクロールキー17のON/OFF判定
を実行する。その結果、YESの時は上記データROM
12にメモリされている自動停止解除操作メッセージコ
ードを上記文字表示器2Aの文字表示器駆動回路LD2
Aに供給して同メッセージ内容を表示する。他方、NO
の時は、YESになるまで上記データROM12にメモ
リされている自動停止メッセージコードを上記文字表示
器駆動回路LD2Aに供給して表示する。
【0062】一方、上記負荷モーメント値が100%よ
りも小さい時は、ステップS10に進んで、当該負荷モー
メント値に対応したコードを上記文字表示器2Aの文字
表示器駆動回路LD2Aに供給して図7〜図9に示すよ
うにバーグラフ表示および数値表示を行う。
【0063】以上のように、該自動過負荷防止装置作動
時のメッセージ表示制御システムによると、ブーム自動
停止時には、上記文字表示器2Aにバーグラフではな
く、当該停止原因を示すメッセージが文字表示されるよ
うになり、的確かつ速かな対応が可能となる。
【0064】<作業前点検の2ケ国語対応操作ガイドメ
ッセージ表示制御>さらに、図18のフローチャート
は、作業前点検の2ケ国語に対応した操作方法ガイドメ
ッセージ表示制御の内容を示している。
【0065】すなわち、先ず当該作業機の運転開始に際
してシステムの電源をONにした後、ステップS1で図
4〜図6に示すバーグラフ表示用の所定の表示パターン
をROM13に記憶されたプログラムよりRAM11に
登録する。
【0066】続いてステップS2に進み、上記した過負
荷検出回路4のモーメント検出器21、ブーム旋回角検
出器22、ブーム起伏角検出器23、ブーム長さ検出器
24の各検出データを読み込んで、ステップS3で現在
のブーム作業状態に応じた実際の負荷モーメント値を演
算する。
【0067】そして、ステップS4で上記検出器22〜
24により検出された検出値および演算結果に基づいた
値である負荷モーメント値(%)等を各々上述の対応する
表示器2A〜2Cに表示する。
【0068】次に、ステップS5に進み、上記作業前点
検スイッチ41のONかOFFかにより現在の作業機操
作状態が、例えば自動過負荷防止装置の作業前点検であ
るか否かを判定する。
【0069】その結果、YESの自動過負荷防止装置の
作業前点検の時はステップS6に進んで、先ずアウトリ
ガが最小でブームが全縮状態となっているか否かを確認
する。その結果、YESの時はステップS7に進んで、
さらにブーム起伏角が10度であるか否かを判定する一
方、NOの時はステップS8に進んで現在選択されてい
る作業前点検用のメッセージ表示モードが英語モードで
あるか否かを上記英語モード選択スイッチ40がONか
OFFかを基準として基準として判定する。
【0070】その結果、YES(英語モード選択スイッ
チ40がON)の時はステップS9に進んで、上記データ
ROM中から英語モードのブーム縮小メッセージ「Retr
actboom.」を検索して上記文字表示器2Aに当該ブーム
縮小を指示する英語メッセージを表示する。他方、NO
の時はステップS10と進み、日本語モードのブーム縮小
メッセージ「ブームヲチヂメテクダサイ」を上記データR
OM12中から検索して上記文字表示器2Aに表示す
る。
【0071】次に、すでにブームが全縮状態になってい
るとして上記ステップS6からS7に進んだ場合におい
て、今度は当該ブームの起伏角が10度になっていると
してYESと判定されると、さらにステップS11に進ん
で、上記モーメント検出器21の検出電圧値(歪み電圧)
が基準となる所定の電圧値以内にあるか否かを判定す
る。他方、同ステップS7でNOと判定されると、ステ
ップS12に進んで、現在選択されているメッセージ表示
モードが英語モード(英語モード選択スイッチ40がO
N)であるか否かを判定する。そして、その結果がYE
Sの時は、ステップS13に進んで、英語モードのブーム
角10度設定メッセージ「Adjust the boom angle
to 10°.」を上記データROM12中から検索して
当該メッセージを上記文字表示器2Aに表示する。他
方、NOの時は、ステップS14に進んで、日本語モード
のブーム角10度設定メッセージ「ブームキフクカクヲ
10°ニシテクダサイ」を上記データROM中から検索
して上記文字表示器2Aに表示する。
【0072】さらに、ブーム起伏角10度になっている
として上記ステップS7からS11に進んだ場合において
上記負荷モーメント検出器21の検出電圧値が第1の基
準電圧値以内にあるとしてYESと判定されると、さら
にステップS18に進んで、上記ブーム起伏角が50度に
設定(起仰)されたか否かを判定する。他方、上記モーメ
ント検出器21の検出電圧値値が第1の基準となる電圧
値内にないとしてNOと判定されると、ステップS15
進んで、現在選択されているメッセージ表示モードが英
語モード(英語モード選択スイッチ40がON)であるか
否かを判定する。そして、その判定結果がYESの時
は、ステップS16に進んで、英語モードのモーメント調
整メッセージ「Adjust moment with plus−minus k
ey.」を上記データROM中から検索して当該メッセー
ジを上記文字表示器2Aに表示する。他方、NOの時は
ステップS17に進んで、日本語モードのモーメント調整
メッセージ「モーメントヲ、+−キーデチョウセイシテ
クダサイ」を上記データROM中から検索して上記文字
表示器2Aに表示する。
【0073】次に、モーメント検出器21の検出値が上
記第1の基準となる電圧値内にあるとして上記ステップ
11からS18に進んだ場合において、当該ブームの起伏
角が50度になっているとしてYESと判定されると、
さらにステップS19に進んで、更に上記モーメント検出
器21の検出値が第2の基準となる電圧値以内になった
か否かを判定する。他方、上記ステップS18でNOと判
定されると、ステップS20に進んで、さらに現在選択さ
れているメッセージ表示モードが英語モード(英語モー
ド選択スイッチ40がON)であるか否かを判定する。
そして、ステップS21に進んで、英語モードのブーム角
50度設定メッセージ「Adjust the boom angle to
50°.」を上記データROM12中から検索して当
該メッセージを上記文字表示器2Aに表示する。他方、
NOの時は、ステップS22に進んで、日本語モードのブ
ーム角50度設定メッセージ「ブームキフクカクヲ50
°ニシテクダサイ」を上記データROM中から検索して
上記文字表示器2Aに表示する。
【0074】次に、上記ブーム起伏角が50度に設定
(起仰)されているとして上記ステップS18からS19に進
んだ場合において、上記モーメント検出器21の検出電
圧値が上記第2の基準となる電圧値以内になったとして
YESと判定されると、さらにステップS23に進んで現
在選択されている操作メッセージ表示モードが英語モー
ド(英語モード選択スイッチ40がON)であるか否かを
判定する。他方、NOと判定された上記モーメント検出
器21の検出電圧値が第2の基準となる電圧値以内にな
っていないとして、NOと判定されると、さらにステッ
プS24に進んで、現在選択されているメッセージ表示モ
ードが英語モード(英語モード選択スイッチ40がON)
であるか否かを判定する。そして、その判定結果がYE
Sの時は、ステップS25に進んで、英語モードのモーメ
ント調整異常メッセージ「Inspectif abnormal moment
is shown.」を上記データROM中から検索して当該
メッセージを上記文字表示器2Aに表示する。他方、N
Oの時は、ステップS26に進んで、日本語モードのモー
メント調整異常メッセージ「モーメントガ イジョウデ
ス、テンケンヲウケテクダサイ」を上記データROM1
2中から検索して上記文字表示器2Aに表示する。
【0075】一方、上記ステップS19からステップS23
に進んで、選択されているメッセージ表示モードが英語
モードであるか否かを判定した結果がYESの時は、ス
テップS27に進んで、英語モードのモーメント正常メッ
セージ「Moment normalityinspection is over.」を
上記データROM12中から検索して当該メッセージを
上記文字表示器2Aに表示する。他方、同判定結果がN
Oの時は、ステップS28に進んで、日本語モードのモー
メント正常メッセージ「モーメントハセイジョウデス
テンケンヲオワリマシタ」を上記データROM中から検
索して文字表示器2Aに表示する。
【0076】他方、上述のステップS5の「作業前点検
?」の判定でNOと判定された当該ブーム等作業器操作
状態が作業前点検のためではない時は、以上のステップ
6〜S28の動作を経ることなくステップS29に進ん
で、上記検出された負荷モーメント値に応じた値をバー
グラフおよび文字表示切換スイッチ39の選択により上
記文字表示器2Aにバーグラフのみ、または図7〜図1
2に示すようにバーグラフおよび数値併用の形で表示す
る。
【0077】以上のように、該2ケ国語対応作業前点検
メッセージ表示制御システムの構成によると、作業前点
検の操作方法が、文字表示器2Aを利用して運転者が望
む英語又は日本語の何れかで適切にガイド表示されるか
ら、国外に移動して作業するようになった場合にも便利
となる。
【0078】なお、上記実施例では日本語以外の言語モ
ードとして、例えば英語の場合で説明したが、該言語モ
ードは英語以外の種々の言語モードが採用可能であるこ
とは言うまでもない。
【0079】また、図3、図13、図15のフローチャ
ートで説明したメッセージも該制御と同様の2カ国語対
応メッセージにしてもよいことは勿論のことである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本願発明の実施例に係る作業機の表示
装置の制御システムの構成を示すブロック図である。
【図2】図2は、同装置の表示パネル部の構成を示す正
面図である。
【図3】図3は、同装置のバーグラフによる安全度表示
制御の内容を示すフローチャートである。
【図4】図4は、同装置によって表示される安全度表示
用バーグラフの表示パターンの第1の単位パターンを示
す図である。
【図5】図5は、同表示パターンの第2の単位パターン
を示す図である。
【図6】図6は、同表示パターンの第3の単位パターン
を示す図である。
【図7】図7は、上記表示装置によって表示される安全
度表示用バーグラフの表示パターンの第1のパターン例
を示す図である。
【図8】図8は、同表示パターンの第2のパターン例を
示す図である。
【図9】図9は、同表示パターンの第3のパターン例を
示す図である。
【図10】図10は、同表示パターンの第4のパターン
例を示す図である。
【図11】図11は、同表示パターンの第5のパターン
例を示す図である。
【図12】図12は、同表示パターンの第6のパターン
例を示す図である。
【図13】図13は、本願発明の実施例に係るブーム式
作業機の表示装置による異常メッセージ表示制御の内容
を示すフローチャートである。
【図14】図14は、バーグラフおよび文字表示切換ス
イッチを文字表示状態に選択した時の他のメッセージの
表示例を示す図である。
【図15】図15は、本願発明の実施例に係るブーム式
作業機の表示装置のブーム自動停止時のメッセージ表示
制御の内容を示すフローチャートである。
【図16】図16は、同表示制御における第1のガイド
メッセージの表示例を示す図である。
【図17】図17は、同第2のガイドメッセージの表示
例を示す図である。
【図18】図18は、本願発明の実施例に係るブーム式
作業機の表示装置の作業前点検ガイド用2ケ国語対応メ
ッセージ表示制御の内容を示すフローチャートである。
【図19】図19は、従来のブーム式作業機の表示装置
の表示パネル部の構成を示す正面図である。
【符号の説明】
2は表示部、2Aは文字表示器、2B1はブーム起伏角
表示器、2B2はブーム長さ表示器、2B3は作業半径表
示器、2B4は定格総荷重表示器、2B5は実荷重表示
器、2Cは作業状態表示器、10は制御ユニット、21
はモーメント検出器、22はブーム旋回角検出器、23
はブーム起伏角検出器、24はブーム長さ検出器、27
は安全限界モーメント演算手段、28は実モーメント演
算手段、29はブーム作業自動停止制御手段、30は表
示制御手段である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブーム作業状態に応じて当該ブームの負
    荷モーメント値を検出する負荷モーメント検出手段と、
    該負荷モーメント検出手段によって検出された負荷モー
    メント値をバーグラフにして表示する負荷モーメント表
    示部とを備えてなるブーム式作業機の表示装置におい
    て、上記負荷モーメント表示部を文字表示およびバーグ
    ラフ表示可能なディスプレイによって構成するとともに
    必要な文字データをメモリした表示データ記憶手段と上
    記ブーム式作業機の操作目的に応じて該表示データ記憶
    手段から必要な文字データを読み出し、上記負荷モーメ
    ントのバーグラフ表示に替えて上記負荷モーメント表示
    部に表示する表示制御手段とを設けたことを特徴とする
    ブーム式作業機の表示装置。
  2. 【請求項2】 上記表示データ記憶手段は、複数の国の
    言語モードの文字データを備え、上記必要な文字データ
    を運転者によって選択された任意の国の言語モードで上
    記負荷モーメント表示部に表示するように構成されてい
    ることを特徴とする請求項1記載のブーム式作業機の表
    示装置。
  3. 【請求項3】 上記表示制御手段は、スクロールスイッ
    チを備え、該スクロールスイッチのON操作に応じて順
    次必要な文字データをスクロール表示できるように構成
    されていることを特徴とする請求項1又は2記載のブー
    ム式作業機の表示装置。
JP5336695A 1993-12-28 1993-12-28 ブーム式作業機の表示装置 Pending JPH07187580A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08324998A (ja) * 1995-05-30 1996-12-10 Aichi Corp 作業車の作業表示装置
JP2008249873A (ja) * 2007-03-29 2008-10-16 Kubota Corp 表示装置、プログラム及び表示装置の記憶媒体
JP2014210625A (ja) * 2013-04-17 2014-11-13 株式会社前田製作所 クレーンのアウトリガーの接地検出機構、クレーンの転倒防止制御装置およびクレーンの転倒防止システム

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JP2014210625A (ja) * 2013-04-17 2014-11-13 株式会社前田製作所 クレーンのアウトリガーの接地検出機構、クレーンの転倒防止制御装置およびクレーンの転倒防止システム

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