JPH07187504A - 線条体の張力調整装置 - Google Patents

線条体の張力調整装置

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JPH07187504A
JPH07187504A JP34834193A JP34834193A JPH07187504A JP H07187504 A JPH07187504 A JP H07187504A JP 34834193 A JP34834193 A JP 34834193A JP 34834193 A JP34834193 A JP 34834193A JP H07187504 A JPH07187504 A JP H07187504A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
swing arm
feed screw
screw shaft
tension
around
Prior art date
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Pending
Application number
JP34834193A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukinari Shirako
行成 白子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fujikura Ltd filed Critical Fujikura Ltd
Priority to JP34834193A priority Critical patent/JPH07187504A/ja
Publication of JPH07187504A publication Critical patent/JPH07187504A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 線条体の張力を精密に自動的に調整できるも
のを提供する。 【構成】 固定された回動支軸3のまわりに回動自在な
スイングアーム4の一端に回転可能に支持され、張力を
調整すべき線条体1が掛けまわされるダンサプーリー2
と、スイングアーム4と平行に延び、これに相対的に回
転可能な送りねじ軸7と、スイングアーム4の長手方向
に滑動可能に係合するスライド錘5と、このスライド錘
5に固着され、送りねじ軸7のねじ溝に係合する係合ピ
ン8と、スイングアーム4の他端に取り付けられ前記送
りねじ軸7を回転駆動する送りモータ6とを有する線条
体の張力調整装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は線条体の張力調整装
置、さらに詳しく言えば線条体の張力をそれが走行中で
も精密に調整できる線条体の張力調整装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】たとえば巻取ボビンに線条体を巻き取る
場合は、理想的には線条体は一定張力ではなく巻き層が
外側になるほどその張力は極めてわずかづつ小さくなる
方が好ましい。なぜならば線条体の種類によっても程度
の差はあるが、一般に外側の巻き層の張力が比較的大き
いときは下側の層から線の飛び出しなどが現れる巻き崩
れ現象が起きる可能性があるからである。
【0003】従来、線条体の張力を一定に制御する技術
は割合多く開発されている。たとえば図5(a)は線条
体101を掛けまわすダンサプーリー102に一定重量
Wの錘103を付け下げて、線条体の張力を(1/2)
Wの一定値に保つ装置、また同図(b)は(a)図の錘
103による重力の代わりにシリンダ104による引き
力を用いたもの、さらにまた同図(c)は同じくトルク
モータ105による引き力に代えたもの等である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、線条
体を一定の張力に保つのではなく、張力を変化させる、
それも線条体の走行中でも精密に変化調整できる装置の
よいものが従来はなかったので、これを提供しようとす
るものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は上述の課題を
解決するためになされたものであって、その解決のため
にとる本発明がとる手段は、固定された回動支軸のまわ
りに回動自在なスイングアームの一端に回転可能に支持
され、張力を調整すべき線条体が掛けまわされるダンサ
プーリーと、前記スイングアームと平行に延び、これに
相対的に回転可能な送りねじ軸と、前記スイングアーム
の長手方向に滑動可能に係合するスライド錘と、このス
ライド錘に固着され、前記送りねじ軸のねじ溝に係合す
る係合ピンと、前記スイングアームの他端に取り付けら
れ前記送りねじ軸を回転駆動する送りモータとを有する
線条体の張力調整装置である。
【0006】
【作用】送りねじ軸の回転にしたがってスライド錘が、
回動支軸のまわりに回動自在なスイングアームに沿って
移動し、回動支軸のまわりのモーメントの値を変化させ
るから、スイングアームの他端に連結されているダンサ
プーリーを下方に引く力を変化調整する。
【0007】
【実施例】図1ないし図3についてこの発明の一実施例
を説明する。図1において、符号3は固定された回動支
軸であって、この回動支軸3のまわりに回動自在にスイ
ングアーム4が設けられる。このスイングアーム4の一
端には線条体1が掛けまわされるダンサプーリー2が回
転可能に取り付けられる。またスイングアーム4の他端
側にはスライド錘5が長手方向に滑動可能に設けられ、
また端部にはたとえばパルスモータのような送りモータ
6が取り付けられる。
【0008】スイングアーム4とこれに滑動可能に係合
するスライド錘5との関係を図2および図3を参照して
さらに詳しく説明する。スイングアーム4のスライド錘
取付け側は図示のように中空のパイプ状をなし、その内
部には送りねじ軸7が回転可能に設けられる。スイング
アーム4の端部にはパルスモータのような送りモータ6
がそのスピンドルが送りねじ軸7と同軸になるように固
設され、送りねじ軸7とそのスピンドルとは適宜の継手
9によって連結される。
【0009】スイングアーム4の壁面の一部には図3に
明示されるように長手方向に延びる細長い開口部41が
穿設される。スライド錘5には係合ピン8が固着され、
その先端部8Aは開口部41を突き抜けて送りねじ軸7
のねじ溝に嵌まっている。送りねじ軸7のねじ山は丸形
でも角形でもよいが、係合ピン8の先端部8Aと確実
に、かつできるだけ隙間なく係合できるものが望まし
い。
【0010】図4はスイングアームの変形例である断面
が角形のスイングアーム14を示している。このもので
は中央に長手方向に延びて穿設される切欠き部14Aに
送りねじ軸7が回転可能に配設される。
【0011】上述したいずれの実施例においてもその作
動は自明である。すなわち、送りモータ6の回転、これ
は小角度づつのステップ的な回転でも同様であるが、そ
の回転に従って送りねじ軸7がいずれかの向きに回転
し、その結果スライド錘5がスイングアーム4,14に
沿って回動支軸3に近接する方向か、または離隔する方
向に滑動する。前者の場合は、ダンサプーリー2による
回動支軸3のまわりのトルクに対する反対トルクが比較
的小さくなるわけだから、線条体1の張力は増大し、後
者の場合は減少する。なお送りモータ6の回転駆動をた
とえば巻取ボビンの巻取量などの計測信号によって制御
するなどの自動的な制御装置として構成することも極め
て容易である。
【0012】
【発明の効果】この発明によれば、送りねじ軸の回転に
したがってスライド錘が、回動支軸のまわりに回動自在
なスイングアームに沿って移動し、回動支軸のまわりの
トルクの値を変化させるから、スイングアームの他端に
連結されているダンサプーリーを下方に引く力を容易に
変化調整する効果がある。またこの調整は線条体の走行
中でもまた自動的にも可能であり、送りねじ軸の送り量
を調整することによって極めて精密かつ連続的な調整が
可能となる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す簡略側面図である。
【図2】この発明の一実施例を示す側断面図である。
【図3】図3の平面図である。
【図4】この発明におけるスイングアームの別の例を示
す斜視図である。
【図5】線条体の張力を一定に保持する装置のいくつか
を示す側面図である。
【符号の説明】
1 線条体 2 ダンサプーリー 3 回動支軸 4 スイングアーム 5 スライド錘 6 送りモータ 7 送りねじ軸 8 係合ピン 9 継手

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定された回動支軸(3)のまわりに回
    動自在なスイングアーム(4,14)の一端に回転可能
    に支持され、張力を調整すべき線条体(1)が掛けまわ
    されるダンサプーリー(2)と、前記スイングアーム
    (4,14)と平行に延び、これに相対的に回転可能な
    送りねじ軸(7)と、前記スイングアーム(4,14)
    の長手方向に滑動可能に係合するスライド錘(5)と、
    このスライド錘(5)に固着され、前記送りねじ軸
    (7)のねじ溝に係合する係合ピン(8)と、前記スイ
    ングアーム(4,14)の他端に取り付けられ前記送り
    ねじ軸(7)を回転駆動する送りモータ(6)とを有す
    る線条体の張力調整装置。
JP34834193A 1993-12-27 1993-12-27 線条体の張力調整装置 Pending JPH07187504A (ja)

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