JPH0718677B2 - 近接信管装置 - Google Patents
近接信管装置Info
- Publication number
- JPH0718677B2 JPH0718677B2 JP1221616A JP22161689A JPH0718677B2 JP H0718677 B2 JPH0718677 B2 JP H0718677B2 JP 1221616 A JP1221616 A JP 1221616A JP 22161689 A JP22161689 A JP 22161689A JP H0718677 B2 JPH0718677 B2 JP H0718677B2
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- JP
- Japan
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- wave
- projection
- distance
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は飛翔体に搭載され、弾頭の起爆制御に用いられ
る複数の放射波を用いる形式の近接信管装置に関する。
る複数の放射波を用いる形式の近接信管装置に関する。
従来、この種の飛翔体用近接信管装置は、電波または光
波の放射波の投射ビームに目標物体が通過すると、目標
物体からの反射波を受信し、侵入目標物体を検出する動
作を行うものである。
波の放射波の投射ビームに目標物体が通過すると、目標
物体からの反射波を受信し、侵入目標物体を検出する動
作を行うものである。
目標物体からの反射波は、受信ビームで検出すると即刻
又は予め設定された一定遅延時間後に起爆信号を発生す
るようになっているために、目標物体との相対距離関係
によっては、必ずしも最適位置で動作するとは限らなか
った。
又は予め設定された一定遅延時間後に起爆信号を発生す
るようになっているために、目標物体との相対距離関係
によっては、必ずしも最適位置で動作するとは限らなか
った。
特に目標物体と飛翔体との相対速度などの情報が得られ
ない飛翔体、例えば赤外線誘導弾、電波パッシブ誘導弾
等は起爆のタイミングを設定することができず、したが
って目標物体を検知してから起爆信号を発生する間の遅
延時間を極力小さくせねばならないという問題点があ
る。
ない飛翔体、例えば赤外線誘導弾、電波パッシブ誘導弾
等は起爆のタイミングを設定することができず、したが
って目標物体を検知してから起爆信号を発生する間の遅
延時間を極力小さくせねばならないという問題点があ
る。
起爆信号により爆発するまでの弾頭の起爆遅れの発生、
また弾頭の弾片が飛散して目標物体に到達するまでに、
ミスディスタンス(目標物体が飛翔体の近傍を通過する
目標物体近傍通過距離)に応じた時間を必要とするため
に、飛翔体から離れた所を目標物体が通過する場合、弾
頭の弾片が目標物体に到達する前に、また目標物体が飛
翔体の極めて近傍においては弾片が通過してしまった
り、目標物体が弾頭の弾片の飛散範囲に到達していない
という現象が発生し、弾頭が目標物体に対して撃破さ
せ、或は損害を与えることができず、したがって、飛翔
体の対目標撃破能力に支障を及ぼすことになる。特に近
年は、高速小型目標物体の前方攻撃による飛翔体の撃墜
能力に対する強い要望に答えられないという課題があ
る。
また弾頭の弾片が飛散して目標物体に到達するまでに、
ミスディスタンス(目標物体が飛翔体の近傍を通過する
目標物体近傍通過距離)に応じた時間を必要とするため
に、飛翔体から離れた所を目標物体が通過する場合、弾
頭の弾片が目標物体に到達する前に、また目標物体が飛
翔体の極めて近傍においては弾片が通過してしまった
り、目標物体が弾頭の弾片の飛散範囲に到達していない
という現象が発生し、弾頭が目標物体に対して撃破さ
せ、或は損害を与えることができず、したがって、飛翔
体の対目標撃破能力に支障を及ぼすことになる。特に近
年は、高速小型目標物体の前方攻撃による飛翔体の撃墜
能力に対する強い要望に答えられないという課題があ
る。
本発明の一つの目的は、目標物体前方攻撃用飛翔体にお
いて、目標誘導装置などの他の装置から目標物体の位置
情報を受けることなく、本近接信管装置自身で、飛翔体
からの目標物体近傍通過距離を推測することにより、目
標物体の最適撃破位置に弾頭の弾片が撃突するように起
爆信号をタイミングよく送出し、目標前方攻撃用飛翔体
の撃墜能力を向上させることにある。
いて、目標誘導装置などの他の装置から目標物体の位置
情報を受けることなく、本近接信管装置自身で、飛翔体
からの目標物体近傍通過距離を推測することにより、目
標物体の最適撃破位置に弾頭の弾片が撃突するように起
爆信号をタイミングよく送出し、目標前方攻撃用飛翔体
の撃墜能力を向上させることにある。
また、本発明の他の目的は、電波方式および光波方式の
投射部と受信部を用い、相手側からの妨害に対し、例え
ば光波の妨害を受けた場合は電波方式が目標物体を検知
して起爆信号を送出し、また電波妨害を受けた場合には
光波方式が目標物体を検知して、起爆信号を相手側から
の妨害に対して機能をそこなうことなく対処することの
できるようにすることにある。
投射部と受信部を用い、相手側からの妨害に対し、例え
ば光波の妨害を受けた場合は電波方式が目標物体を検知
して起爆信号を送出し、また電波妨害を受けた場合には
光波方式が目標物体を検知して、起爆信号を相手側から
の妨害に対して機能をそこなうことなく対処することの
できるようにすることにある。
本発明においては、第1の放射波の投射方向が飛翔体の
進行方向に対して第1の角度θ1になるように設定して
投射する第1の放射波の投射部、該第1の投射波の目標
物体からの反射波を受ける第1の放射波の受信部、第2
の放射波の投射方向が飛翔体の進行方向に対して該第1
の角度θ1より大なる第2の角度θ2になるように設定
して投射する第2の投射波の投射部、該第2の放射波の
目標物体からの反射波を受ける第2の放射波の受信部、
該第1および第2の放射波と目標物体との会合時刻の時
間差を検出する会合時間差検出部、該検出された時間差
を用いて該目標物体が該飛翔体の近傍を通過する時の、
該目標物体・飛翔体間の距離(ミスディスタンス)を演
算する距離演算部、および該演算された目標物体・飛翔
体間の距離に基づき飛翔体の弾頭への起爆信号送出時刻
を決定し起爆信号を発生する起爆信号発生部、とを具備
することを特徴とする、飛翔体に搭載された近接信管装
置、 が提供される。
進行方向に対して第1の角度θ1になるように設定して
投射する第1の放射波の投射部、該第1の投射波の目標
物体からの反射波を受ける第1の放射波の受信部、第2
の放射波の投射方向が飛翔体の進行方向に対して該第1
の角度θ1より大なる第2の角度θ2になるように設定
して投射する第2の投射波の投射部、該第2の放射波の
目標物体からの反射波を受ける第2の放射波の受信部、
該第1および第2の放射波と目標物体との会合時刻の時
間差を検出する会合時間差検出部、該検出された時間差
を用いて該目標物体が該飛翔体の近傍を通過する時の、
該目標物体・飛翔体間の距離(ミスディスタンス)を演
算する距離演算部、および該演算された目標物体・飛翔
体間の距離に基づき飛翔体の弾頭への起爆信号送出時刻
を決定し起爆信号を発生する起爆信号発生部、とを具備
することを特徴とする、飛翔体に搭載された近接信管装
置、 が提供される。
第1の放射波の投射部および受信部と、第2の放射波の
投射部および受信部との各々の投射ビームを互に所定角
度だけずらすように設定角度で前方向に傾け、第1およ
び第2の両方式のビームと侵入目標物体との会合時間の
遅れを検出し、その検出時間差を用いて目標物体が飛翔
体の近傍を通過する目標物体近傍通過距離(ミスディス
タンス)を推測し、飛翔体に装着されている他の装置か
ら、目標物体との相対速度、距離などの情報信号を受け
ることなく、本近接信管装置自身で弾頭の破片が目標物
体を撃破するのに最大限の効果が得られるように起爆信
号をタイミングよく発生させるようにしたものである。
投射部および受信部との各々の投射ビームを互に所定角
度だけずらすように設定角度で前方向に傾け、第1およ
び第2の両方式のビームと侵入目標物体との会合時間の
遅れを検出し、その検出時間差を用いて目標物体が飛翔
体の近傍を通過する目標物体近傍通過距離(ミスディス
タンス)を推測し、飛翔体に装着されている他の装置か
ら、目標物体との相対速度、距離などの情報信号を受け
ることなく、本近接信管装置自身で弾頭の破片が目標物
体を撃破するのに最大限の効果が得られるように起爆信
号をタイミングよく発生させるようにしたものである。
本発明の一実施例としての近接信管装置が第1図に示さ
れる。第1図の近接信管装置の動作が第2図、第3図、
第4図、および第5図により説明される。
れる。第1図の近接信管装置の動作が第2図、第3図、
第4図、および第5図により説明される。
第1図に示される近接信管装置は電波方式を用いた第1
の放射波の投射部と受信部と光波方式を用いた第2の放
射波の投射部と受信部とにより構成され、両方式の投射
ビームを飛翔体等の飛翔前方向に傾斜し、円錐体状にそ
れぞれ角度を変えた2重の投射ビームを用いて侵入して
来る目標物体を検知するものである。
の放射波の投射部と受信部と光波方式を用いた第2の放
射波の投射部と受信部とにより構成され、両方式の投射
ビームを飛翔体等の飛翔前方向に傾斜し、円錐体状にそ
れぞれ角度を変えた2重の投射ビームを用いて侵入して
来る目標物体を検知するものである。
ここで使用する両方式の放射波の投射部と受信部は、飛
翔体の機軸を中心に全周囲方向を4象限方向又はそれ以
上の象限方向、あるいは全周囲方向の侵入目標物体の存
在方向を検知可能な、いずれの装置を用いてもよい。
又、第1と第2の方式の複合化組合せ方法として、例え
ば、マイクロ波とレーザ波、マイクロ波とミリ波、ミリ
波とレーザ波などと組合せて、それぞれの特長を活用し
て飛翔体システムの運用上から適した組合せ方法を選ぶ
ことが可能である。
翔体の機軸を中心に全周囲方向を4象限方向又はそれ以
上の象限方向、あるいは全周囲方向の侵入目標物体の存
在方向を検知可能な、いずれの装置を用いてもよい。
又、第1と第2の方式の複合化組合せ方法として、例え
ば、マイクロ波とレーザ波、マイクロ波とミリ波、ミリ
波とレーザ波などと組合せて、それぞれの特長を活用し
て飛翔体システムの運用上から適した組合せ方法を選ぶ
ことが可能である。
電波方式および光波方式の投射ビームは、第2図に示す
ように、飛翔体の前方向に電波方式の第1の投射ビーム
Fを傾斜角θ1に、次に光波方式の第2の投射ビームL
を傾斜角θ2にそれぞれ設定し、侵入目標物体を検知す
る。投射ビームにはそれぞれビーム巾があるがここでは
直線で表わす。
ように、飛翔体の前方向に電波方式の第1の投射ビーム
Fを傾斜角θ1に、次に光波方式の第2の投射ビームL
を傾斜角θ2にそれぞれ設定し、侵入目標物体を検知す
る。投射ビームにはそれぞれビーム巾があるがここでは
直線で表わす。
投射ビームの第1および第2の傾斜角θ1及びθ2は飛
翔体の(侵入目標物体及び自機の速度等の運用条件や)
放射波の投射部と受信部の目標物体検知の応答性などを
考慮して最適角度に設定する。
翔体の(侵入目標物体及び自機の速度等の運用条件や)
放射波の投射部と受信部の目標物体検知の応答性などを
考慮して最適角度に設定する。
通常、投射ビームの有効距離が長くとれ、又、検知応答
性の遅い放射波の投射部と受信部を前方に、これに対し
て投射ビームの有効距離が長くとれず前方向に傾斜させ
にくく、又、検知応答性の早い投射ビームの放射波の投
射部と受信部を後側に設定して用いる。ここでは、電波
方式を前方に、光波方式を後側に設定した投射角度θ1,
θ2を例として説明する。
性の遅い放射波の投射部と受信部を前方に、これに対し
て投射ビームの有効距離が長くとれず前方向に傾斜させ
にくく、又、検知応答性の早い投射ビームの放射波の投
射部と受信部を後側に設定して用いる。ここでは、電波
方式を前方に、光波方式を後側に設定した投射角度θ1,
θ2を例として説明する。
飛翔体の目標物体前方攻撃に於いて、侵入して来る目標
物体は、初めに第1の投射ビームFのa1点で会合し検知
信号が送出され、次に、第2の投射ビームLのa2点で会
合し、検知信号が送出される。
物体は、初めに第1の投射ビームFのa1点で会合し検知
信号が送出され、次に、第2の投射ビームLのa2点で会
合し、検知信号が送出される。
上記、第1および第2の2つの投射ビームに目標物体が
会合する時間は、飛翔体と目標物体が近傍を通過する目
標物体近傍通過距離(ミスディスタンス:MD)により変
わる。投射ビームの会合時間差τとミスディスタンスM
Dとの間係は第2図に示す特性のように、ミスディスタ
ンスMDにより会合時間差τが変わる。
会合する時間は、飛翔体と目標物体が近傍を通過する目
標物体近傍通過距離(ミスディスタンス:MD)により変
わる。投射ビームの会合時間差τとミスディスタンスM
Dとの間係は第2図に示す特性のように、ミスディスタ
ンスMDにより会合時間差τが変わる。
この会合時間差τに対応したミスディスタンスMDを用
いて、弾頭の弾片が目標物体に到達する前、又は弾片が
到達した後に目標物体が飛翔体の近傍を通過してしまわ
ないように、又、目標物体の撃破効果の最適な位置に弾
片が会合するように起爆信号をタイミング良く弾頭へ送
出させる。
いて、弾頭の弾片が目標物体に到達する前、又は弾片が
到達した後に目標物体が飛翔体の近傍を通過してしまわ
ないように、又、目標物体の撃破効果の最適な位置に弾
片が会合するように起爆信号をタイミング良く弾頭へ送
出させる。
第1図装置における会合時間差検出部は、侵入目標物体
が第1および第2の投射ビーム各々の会合点a1及びa2で
の検知信号Va1及びVa2とにより、会合時間差信号Vτを
出力する。
が第1および第2の投射ビーム各々の会合点a1及びa2で
の検知信号Va1及びVa2とにより、会合時間差信号Vτを
出力する。
起爆信号送出部は、会合時間差信号Vτを入力し、第3
図に示す会合時間差τから、侵入目標物体のミスディス
タンスMDを演算する。
図に示す会合時間差τから、侵入目標物体のミスディス
タンスMDを演算する。
このミスディスタンスMDと弾片速度VFから弾頭の弾
片が目標物体のミスディスタンス点a3までに到達する時
間TFを求める。
片が目標物体のミスディスタンス点a3までに到達する時
間TFを求める。
次に第4図に示すように、投射ビームLの目標物体検知
信号Va2を用いて弾片が目標物体の最適撃破位置対応時
間TOPに到達会合させるように投射ビームLの会合点a2
からの弾片の飛散軸、a3点の間を目標物体が通過する時
間TOを第2の投射ビームLの傾斜角θ2と目標物体の
ミスディスタンスMD及び投射器から弾頭の中央までの
ずれ(DWH)から求める。
信号Va2を用いて弾片が目標物体の最適撃破位置対応時
間TOPに到達会合させるように投射ビームLの会合点a2
からの弾片の飛散軸、a3点の間を目標物体が通過する時
間TOを第2の投射ビームLの傾斜角θ2と目標物体の
ミスディスタンスMD及び投射器から弾頭の中央までの
ずれ(DWH)から求める。
これより、第2の投射ビームの検知点a2から見て、弾片
が目標物体のミスディスタンス点a3までに到達する時間
TFに合致するように目標物体の通過時間TOと最適撃
破位置対応時間TOPを含め、演算制御し起爆信号を弾頭
に送出する。
が目標物体のミスディスタンス点a3までに到達する時間
TFに合致するように目標物体の通過時間TOと最適撃
破位置対応時間TOPを含め、演算制御し起爆信号を弾頭
に送出する。
これにより、最適なタイミングで弾頭を起爆させること
が可能となる。
が可能となる。
起爆信号発生部における起爆タイミング演算の演算式の
例を以下に示す。
例を以下に示す。
弾片が目標物体のミスディスタンス点a3に到達する時間
は TF=MD/VF により表わされ、この時のミスディスタンスMDは MD=VC×τ/(cotθ1−cotθ2) となる。これによりミスディスタンスMDに対する弾片
の到達時間TFが求められる。
は TF=MD/VF により表わされ、この時のミスディスタンスMDは MD=VC×τ/(cotθ1−cotθ2) となる。これによりミスディスタンスMDに対する弾片
の到達時間TFが求められる。
一方、目標物体が第2の投射ビームLの検出点a2から弾
頭の弾片飛散中心点a3に到達する時間TOは TO=〔(cotθ2×MD)+DWH〕/VC にて与えられる。上式で相対速度VCは飛翔体の対攻撃
目標などの運用面からVCを設定する。
頭の弾片飛散中心点a3に到達する時間TOは TO=〔(cotθ2×MD)+DWH〕/VC にて与えられる。上式で相対速度VCは飛翔体の対攻撃
目標などの運用面からVCを設定する。
これより、式 ΔT=TF−(TO−TOP) から弾頭の弾片がタイミングよく撃突させるように起爆
信号調節時間ΔTだけ起爆信号を調節して弾頭に信号を
送出する。又最適撃破位置対応時間TOPは対攻撃目標な
ど運用面から最適設定条件でオフセット値として用い
る。
信号調節時間ΔTだけ起爆信号を調節して弾頭に信号を
送出する。又最適撃破位置対応時間TOPは対攻撃目標な
ど運用面から最適設定条件でオフセット値として用い
る。
又、相手側からの妨害に対しては、例えば光波の妨害又
は周囲からの雲、霧などからの反射光が放射波の投射部
と受信部に入力し、作動不可能になった場合は、電波方
式の放射波の投射部と受信部により侵入目標物体を検知
し、ミスディスタンスMDを最適一定値として起爆信号
を送出させる。一方、電波妨害に対しては光波方式の放
射波の投射部と受信部により侵入目標物体を検知しミス
ディスタンスMDを最適一定値として起爆信号を上記起
爆信号発生部から弾頭へ送出する。
は周囲からの雲、霧などからの反射光が放射波の投射部
と受信部に入力し、作動不可能になった場合は、電波方
式の放射波の投射部と受信部により侵入目標物体を検知
し、ミスディスタンスMDを最適一定値として起爆信号
を送出させる。一方、電波妨害に対しては光波方式の放
射波の投射部と受信部により侵入目標物体を検知しミス
ディスタンスMDを最適一定値として起爆信号を上記起
爆信号発生部から弾頭へ送出する。
これにより妨害波又は周囲からの反射波等による誤動
作、目標物体の未検知をすることなく起爆信号を送出す
ることが可能となる。
作、目標物体の未検知をすることなく起爆信号を送出す
ることが可能となる。
本発明によれば、目標前方攻撃用飛翔体において、目標
誘導装置などの他の装置から目標の位置情報を受けるこ
となく、本近接信管装置自身で飛翔体からの目標物体近
傍通過距離を推測することにより、目標物体の最適撃破
位置に弾頭の弾片が撃突するように起爆信号がタイミン
グよく送出され、目標前方攻撃用飛翔体の撃墜能力を向
上させることができる。また、本発明によれば、 電波方式および光波方式の放射波の投射部と受信部を用
い、相手側からの妨害に対し、例えば、光波の妨害を受
けた場合は電波方式が目標物体を検知し起爆信号を送出
し、又、電波妨害を受けた場合には光波方式が目標物体
を検知し起爆信号を送出し、相手側妨害に対して機能を
損うことなく対処することができるという利点がある。
誘導装置などの他の装置から目標の位置情報を受けるこ
となく、本近接信管装置自身で飛翔体からの目標物体近
傍通過距離を推測することにより、目標物体の最適撃破
位置に弾頭の弾片が撃突するように起爆信号がタイミン
グよく送出され、目標前方攻撃用飛翔体の撃墜能力を向
上させることができる。また、本発明によれば、 電波方式および光波方式の放射波の投射部と受信部を用
い、相手側からの妨害に対し、例えば、光波の妨害を受
けた場合は電波方式が目標物体を検知し起爆信号を送出
し、又、電波妨害を受けた場合には光波方式が目標物体
を検知し起爆信号を送出し、相手側妨害に対して機能を
損うことなく対処することができるという利点がある。
第1図は本発明の一実施例としての近接信管装置の概略
ブロック図、 第2図は第1図における放射波と目標物体との会合時間
差を説明するための図、 第3図は第1図における会合時間差とミスディスタンス
の関係を示す図、 第4図はミスディスタンスおよび弾片到達時間の関係を
示す図、 第5図は第1図における弾頭起爆および弾片飛散を説明
する図。 1……目標物体、 4……会合時間差検出部、 41……距離演算部、 5……起爆信号発生部、 23……第1の放射波の投射部と受信部、 33……第2の放射波の投射部と受信部。
ブロック図、 第2図は第1図における放射波と目標物体との会合時間
差を説明するための図、 第3図は第1図における会合時間差とミスディスタンス
の関係を示す図、 第4図はミスディスタンスおよび弾片到達時間の関係を
示す図、 第5図は第1図における弾頭起爆および弾片飛散を説明
する図。 1……目標物体、 4……会合時間差検出部、 41……距離演算部、 5……起爆信号発生部、 23……第1の放射波の投射部と受信部、 33……第2の放射波の投射部と受信部。
Claims (1)
- 【請求項1】第1の放射波の投射方向が飛翔体の進行方
向に対して第1の角度θ1になるように設定して投射す
る第1の放射波の投射部、 該第1の投射波の目標物体からの反射波を受ける第1の
放射波の受信部、 第2の放射波の投射方向が飛翔体の進行方向に対して該
第1の角度θ1より大なる第2の角度θ2になるように
設定して投射する第2の投射波の投射部、 該第2の放射波の目標物体からの反射波を受ける第2の
放射波の受信部、 該第1および第2の放射波と目標物体との会合時刻の時
間差を検出する会合時間差検出部、 該検出された時間差を用いて該目標物体が該飛翔体の近
傍を通過する時の、該目標物体・飛翔体間の距離(ミス
ディスタンス)を演算する距離演算部、および 該演算された目標物体・飛翔体間の距離に基づき飛翔体
の弾頭への起爆信号送出時刻を決定し起爆信号を送出す
る起爆信号発生部、 とを具備することを特徴とする、飛翔体に搭載された近
接信管装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1221616A JPH0718677B2 (ja) | 1989-08-30 | 1989-08-30 | 近接信管装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1221616A JPH0718677B2 (ja) | 1989-08-30 | 1989-08-30 | 近接信管装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0387600A JPH0387600A (ja) | 1991-04-12 |
JPH0718677B2 true JPH0718677B2 (ja) | 1995-03-06 |
Family
ID=16769547
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1221616A Expired - Fee Related JPH0718677B2 (ja) | 1989-08-30 | 1989-08-30 | 近接信管装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0718677B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10028746A1 (de) * | 2000-06-10 | 2001-12-13 | Bodenseewerk Geraetetech | Verfahren und Vorrichtung zur Bestimmung der Zündverzugszeit bei zielverfolgenden Lenkflugkörpern |
JP4615060B1 (ja) * | 2009-10-16 | 2011-01-19 | 株式会社アース工業 | 茹で麺装置用バケット |
-
1989
- 1989-08-30 JP JP1221616A patent/JPH0718677B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0387600A (ja) | 1991-04-12 |
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