JPH07186412A - シャトルプリンタ - Google Patents

シャトルプリンタ

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JPH07186412A
JPH07186412A JP5347879A JP34787993A JPH07186412A JP H07186412 A JPH07186412 A JP H07186412A JP 5347879 A JP5347879 A JP 5347879A JP 34787993 A JP34787993 A JP 34787993A JP H07186412 A JPH07186412 A JP H07186412A
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JP
Japan
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guide
tip
wire
printing
wires
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Pending
Application number
JP5347879A
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English (en)
Inventor
Atsushi Hirota
淳 廣田
Atsuo Sakaida
惇夫 坂井田
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH07186412A publication Critical patent/JPH07186412A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/22Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of impact or pressure on a printing material or impression-transfer material
    • B41J2/23Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of impact or pressure on a printing material or impression-transfer material using print wires
    • B41J2/235Print head assemblies
    • B41J2/265Guides for print wires

Landscapes

  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Impact Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 シャトルプリンタにおいて、先端ガイドを固
着した弾性部材で構成された可撓アームを有し、可撓ア
ームに中間ガイドを回動可能に支持することで、印字品
質を低下させることなく印字ワイヤの耐久性を向上す
る。 【構成】 複数の圧電アクチュエータに夫々駆動される
複数の印字ワイヤは、左右方向に所定間隔をあけてワイ
ヤガイド機構に配設され、先端ガイドがその印字ワイヤ
の先端部を案内支持し、中間ガイドは印字ワイヤの中間
部を案内支持する。先端ガイド及び中間ガイドは、門形
の可撓アームに支持され、往復駆動手段が先端ガイドを
左右方向に往復駆動することにより、前記可撓アームが
揺動され可撓アームの左右1対の弾性部材が左右方向に
弾性変形しながら印字が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シャトルプリンタに関
し、特に複数の印字ワイヤを案内して支持するワイヤガ
イド機構を改善したものに関する。
【従来の技術】一種のワイヤドット式ラインプリンタで
あるシャトルプリンタの一例には、プラテンの長さ方向
に所定間隔おきに平面状に配設され且つ先端がプラテン
に臨む複数の印字ワイヤと、これら印字ワイヤを夫々駆
動する複数のアクチュエータと、複数の印字ワイヤの先
端部を案内支持する先端ガイドと、この先端ガイドをプ
ラテンの長さ方向に所定ストロークの範囲で往復駆動す
る往復駆動手段とが設けられ、前記先端ガイドを往復駆
動させながら高速で印字するように構成してある。ここ
で、シャトルプリンタでは、印字ワイヤの先端部を、先
端ガイドにより左右方向(プラテンの長さ方向)に往復
駆動して印字ワイヤを弾性変形させる関係上、印字ワイ
ヤの長さとしてはある程度の長さが必要である。
【0002】従来、特公昭59−13991号公報に
は、複数の印字ワイヤの夫々を、筒状のワイヤ保持リン
クで案内するように構成し、ワイヤ保持リンクの後端部
のリヤワイヤガイドを機枠に揺動自在に支持し、ワイヤ
保持リンクの先端部のフロントワイヤガイドをシャトル
バーのガイド孔に揺動自在に支持した構成のシャトルプ
リンタが記載されている。
【0003】特公昭57−56865号公報には、前記
フロントガイド(先端ガイド)の左右両端部からプラテ
ンと反対側へ延びる左右1対のサポートスプリングであ
って、プラテンと反対側の端部において機枠に印字ワイ
ヤの長さ方向に摺動自在に装着された左右1対のサポー
トスプリングを設けたシャトルプリンタが記載されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前者の公報のシャトル
プリンタでは、各印字ワイヤが筒状のワイヤ保持リンク
内に挿通状に配置するため、印字ワイヤを適切に案内で
きるが、ワイヤ保持リンク、リヤワイヤガイド、フロン
トワイヤガイド、等の部品数が多く、構成が複雑化し、
揺動自在に支持する支持部の摩耗等により耐久性が低下
する虞がある。
【0005】後者の公報のシャトルプリンタでは、各印
字ワイヤの基端部がアクチュエータに連結され、各印字
ワイヤの先端部がフロントガイドで案内支持されている
が、各印字ワイヤの長さ方向途中部を案内支持するよう
に構成していないため、各印字ワイヤが、ワイヤ長さと
直交する方向へ弾性変形しやすくなる。そのため、印字
ワイヤの前記弾性変形によりアクチュエータによる印字
駆動力が吸収されて印字駆動力が弱くなりやすいこと、
前記弾性変形により印字ワイヤに発生する応力が高くな
って金属疲労が生じ、印字ワイヤが折損する等印字ワイ
ヤの耐久性が低下しやすいこと、等の問題がある。本発
明の目的は、アクチュエータから先端ガイドに至る印字
ワイヤの途中部を、簡単な中間ガイドで適切に案内支持
し、印字性能と印字ワイヤの耐久性を高めたシャトルプ
リンタを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係るシャトル
プリンタは、左右方向に所定間隔あけて配設され、先端
がプラテンに臨む複数の印字ワイヤと、これら複数の印
字ワイヤを夫々駆動する為の複数のアクチュエータと、
複数の印字ワイヤの先端部を案内支持する先端ガイド
と、この先端ガイドを左右方向に往復駆動する往復駆動
手段とを備えたシャトルプリンタにおいて、前記先端ガ
イドが固着される先端部材と、その左右両端部に夫々固
着されてプラテンと反対側へ延び且つプラテンと反対側
の端部においてプリンタの機枠側の静止部材に夫々固定
された左右1対の弾性部材とを備えた門形の可撓アーム
と、前記先端ガイドに対してプラテンと反対側において
複数の印字ワイヤを案内支持する左右方向向きの中間ガ
イドであって、その左右両端部が前記可撓アームの左右
の弾性部材に、前記先端ガイドが往復動する揺動面と直
交する軸心周りに回動自在に夫々連結された中間ガイド
とを備えたことを特徴とするものである。
【0007】ここで、前記中間ガイドを、印字ワイヤの
長さ方向に所定間隔おきに複数設けてもよい(請求項1
に従属の請求項2)。また、前記各中間ガイドは、複数
の印字ワイヤを夫々案内する複数の案内溝を有し且つ前
記複数の印字ワイヤの片側に位置する第1ガイド部材
と、前記複数の印字ワイヤの他側において第1ガイド部
材に当接状に配設され且つ複数の案内溝に嵌まる複数の
係合部を有する第2ガイド部材とで構成してもよい(請
求項2に従属の請求項3)。
【0008】
【作用】請求項1のシャトルプリンタにおいては、複数
の印字ワイヤは、左右方向に所定間隔あけて配設され、
各印字ワイヤの先端がプラテンに臨み、各印字ワイヤは
アクチュエータで駆動され、複数の印字ワイヤの先端部
は先端ガイドにより案内支持され、この先端ガイドは往
復駆動手段により左右方向に往復駆動される。ここで、
先端ガイドと複数のアクチュエータとの間において複数
の印字ワイヤを案内支持する為に、先端ガイドが固着さ
れる先端部材と左右1対の弾性部材とを含む可撓アーム
と、この可撓アームの左右の弾性部材に支持された中間
ガイドを設けてある。
【0009】前記可撓アームは、前記先端ガイドが固着
される先端部材と、その左右両端部に夫々固着されてプ
ラテンと反対側へ延び且つプラテンと反対側の端部にお
いてプリンタの機枠側の静止部材に夫々固定された左右
1対の弾性部材とを備え、門形に構成されている。先端
ガイドに対してプラテンと反対側において複数の印字ワ
イヤを案内支持する左右方向向きの中間ガイドは、その
左右両端部が可撓アームの左右の弾性部材に、先端ガイ
ドが往復動する揺動面と直交する軸心周りに回動自在に
夫々連結されている。
【0010】ここで、先端ガイドが左右方向に往復駆動
されると、左右1対の弾性部材が弾性変形するが、中間
ガイドの左右両端部が、先端ガイドの揺動面と直交する
軸心周りに回動自在に夫々連結されているため、中間ガ
イドが、左右1対の弾性部材の弾性変形に対して抵抗と
なることがない。複数の印字ワイヤは、先端ガイドと複
数のアクチュエータとの間において、中間ガイドで案内
支持されるため、複数の印字ワイヤの、ワイヤ長さと直
交する方向への弾性変形が効果的に抑制される。
【0011】請求項2のシャトルプリンタにおいては、
前記中間ガイドを、印字ワイヤの長さ方向に所定間隔お
きに複数設けるため、複数の印字ワイヤの、ワイヤ長さ
と直交する方向への弾性変形を一層効果的に抑制でき
る。請求項3のシャトルプリンタにおいては、前記各中
間ガイドは、複数の印字ワイヤを夫々案内する複数の案
内溝を有し且つ前記複数の印字ワイヤの片側に位置する
第1ガイド部材と、複数の印字ワイヤの他側において第
1ガイド部材に当接状に配設され且つ複数の案内溝に夫
々嵌まる複数の係合部を有する第2ガイド部材とで構成
し、案内溝に係合部を係合させる構成であるため、複数
の印字ワイヤと中間ガイドの組付けも簡単化する。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例について図1〜図15
を参照しつつ説明する。本実施例は、39ピンの印字ワ
イヤを有するワイヤドット型シャトルプリンタに本発明
を適用した場合の一例である。尚、この実施例では、図
1に記載のように左右方向と前方とを定義するものとす
る。図1〜図4に示すように、シャトルプリンタSP
は、左右方向に所定間隔おきに配設された39本の印字
ワイヤ9(9a,9b)と、これら印字ワイヤ9を夫々
駆動する39個の圧電アクチュエータ11(11a,1
1b)を有するアクチュエータユニット10と、39本
の印字ワイヤ9を案内して支持するワイヤガイド機構2
0と、39本の印字ワイヤ9の先端部を所定ストローク
左右方向に往復駆動する往復駆動機構50と、印字リボ
ンカセット61を含むリボン送り機構60と、プラテン
71を含む用紙送り機構70、前記の諸部材や機構を取
付ける為のベース部材としての取付板2、この取付板2
の上面に固定された本体機枠1、電源(図示略)、制御
装置(図示略)等からなる。
【0013】次に、本体機枠1について説明する。図
1、図3、図5に示すように、本体機枠1は、矩形状の
底壁2aと、この底壁2aの上面に固定されアクチュエ
ータユニット10が載置固定されるユニット台3と、左
右1対の側壁4,5と、左右1対の軸支持用ブラケット
6,7等で構成されている。
【0014】次に、前記アクチュエータユニット10に
ついて説明する。図2〜図4に示すように、アクチュエ
ータユニット10のケース部材12の内部には、上段に
位置する20個の圧電アクチュエータ11aと、下段に
位置する19個の圧電アクチュエータ11bとが設けら
れ、各圧電アクチュエータ11の出力部材13には印字
ワイヤ9の基端部が固着され、各印字ワイヤ9は圧電ア
クチュエータ11により駆動される。前記ケース12
は、前記ユニット台3の上面に複数のビスにより固定さ
れている。
【0015】次に、前記ワイヤガイド機構20及び印字
ワイヤ9について説明する。図4〜図9に示すように、
ワイヤガイド機構20は、アクチュエータユニット10
のケース部材12の先端面に4本のビス21で固定され
る合成樹脂製の可撓アーム22と、この可撓アーム22
に付設される4組の中間ガイド30(30a〜30d)
等で構成されている。前記可撓アーム22は、前記ケー
ス部材12の先端面に固定される箱状のノーズ部23
と、このノーズ部23の中段部から一体的にプラテン7
1方へ水平に延びる左右1対の弾性壁部24(これが、
弾性部材に相当する)と、これら左右1対の弾性壁部2
4のプラテン71側の先端部同士を連結する連結壁部2
5と、この連結壁部25の先端面に固着されたセラミッ
ク製の先端ガイド26等で構成されている。前記連結壁
部25は、水平壁部25aと立壁部25bとで断面L形
に形成され、前記先端ガイド26は、立壁部25bの先
端面に固着されている。そして、立壁部25bと先端ガ
イド26には、39本の印字ワイヤ9の先端部が夫々挿
通される先端ガイド穴27が形成され、39本の印字ワ
イヤ9の先端は、先端ガイド26の先端面外へ約0.1
〜0.2mm程度突出して、プラテン71の表面に臨ん
でいる。尚、連結壁部25が、先端ガイド26が固着さ
れる先端部材に相当する。
【0016】前記可撓アーム22のノーズ部23には、
39本の印字ワイヤ9が挿通する左右方向に細長いスリ
ット28が形成されている。前記弾性壁部24は、左右
方向(つまり、プラテン71の長さ方向)へ弾性変形す
るように、上下方向に所定の幅で厚さ約1.5〜2mm
程度の板状に形成され、各弾性壁部24の内側面の下段
位置には、4本の中間ガイド30のうちの3つの中間ガ
イド30b〜30dを約10mm間隔で取付ける為の3
つの取付け部29が一体形成されている。尚、各弾性壁
部24の先端部には、印字リボン62を案内する為の棒
状の1対のリボンガイド63,64が一体形成されてい
る。
【0017】前記圧電アクチュエータ11の出力部材1
4から延びる印字ワイヤ9に関して、前記39本の印字
ワイヤ9は、対応する各出力部材14から、プラテン7
1の方へほぼ水平に且つプラテン71の長さ方向と直交
する方向(前後方向)に向けて配設され、これら印字ワ
イヤ9は、左右方向に所定間隔おきに、且つ平面視にて
平行に配設されている。但し、上側の圧電アクチュエー
タ11aの出力部材14から延びる印字ワイヤ9aと、
下側の圧電アクチュエータ11bの出力部材14から延
びる印字ワイヤ9bとは、左右1対の弾性壁部24間に
おいて、ほぼ平行に配設されるが、厳密には、これら印
字ワイヤ9a,9bは、基端側において交差し、この交
差位置と前記複数の先端ガイド穴27とを含む面を基準
水平面Pと定義した場合に、印字ワイヤ9aは、基準水
平面Pの下側に微小に湾曲した状態で基準水平面Pに沿
って先端へ延び、また、印字ワイヤ9bは、基準水平面
Pの上側に微小に湾曲した状態で基準水平面Pに沿って
先端へ延び、先端ガイド穴27へ導かれている。
【0018】前記4組の中間ガイド30a〜30dは、
前記先端ガイド26とノーズ部23との間において、3
9本の印字ワイヤ9の途中部分を案内して支持する為の
ものであり、4組の中間ガイド30a〜30dは、前記
左右1対の弾性壁部24の間に左右方向向きに、且つ、
前後方向に所定間隔(約10mm)おきに配設される。
各中間ガイド30は、合成樹脂製で、前後方向幅が約3
〜5mm程度に形成されている。最先端側の第1中間ガ
イド30aは、連結壁部25の水平壁部25aの上面に
配置されて、その左右両端部が、立向きの枢支ピン33
により水平壁部25aに回動自在に夫々連結され、ま
た、第2中間ガイド30bの左右両端部は、左右の弾性
壁部24の取付け部29に立向きの枢支ピン33により
回動自在に夫々連結され、また、第3中間ガイド30c
の左右両端部は、左右の弾性壁部24の取付け部29に
立向きの枢支ピン33により回動自在に夫々連結され、
また、第4中間ガイド30dの左右両端部は、左右の弾
性壁部24の取付け部29に立向きの枢支ピン33によ
り回動自在に夫々連結されている。
【0019】前記4組の中間ガイド30(第1〜第4中
間ガイド30a〜30d)の構造について説明すると、
図6〜図9に示すように、第1中間ガイド30aは、3
9本の印字ワイヤ9の下側に位置する第1ガイド部材3
1と、39本の印字ワイヤ9の上側に位置し且つ第1ガ
イド部材31の上面に当接状に配置される第2ガイド部
材32とで構成されている。第1ガイド部材31の上面
には、39本の印字ワイヤ9を夫々案内支持する39個
の前後方向向きの案内溝34が所定間隔おきに形成さ
れ、これら39個の案内溝34は、上側の圧電アクチュ
エータ11aに連結された20本の印字ワイヤ9aが案
内される20個の案内溝34aと、下側の圧電アクチュ
エータ11bに連結された19本の印字ワイヤ9bが案
内される19個の案内溝34bとからなる。
【0020】前記20個の案内溝34aと、19個の案
内溝34bとは、交互に配置され、案内溝34aは、前
記基準水平面Pよりも深く形成され、案内溝34bは、
基準水平面Pよりも浅く形成されている。前記第2ガイ
ド部材32の下面には、39個の案内溝34に印字ワイ
ヤ9を介在させた状態で夫々係合する39個の係合部3
5が形成され、これら39個の係合部35は、20個の
案内溝34aに夫々係合する20個の係合部35aと、
19個の案内溝34bに夫々係合する19個の係合部3
5bとからなる。
【0021】前記第1ガイド部材31の案内溝34a,
34bに印字ワイヤ9a,9bを挿通状に且つ摺動自在
に配設した状態において、第1ガイド部材31の案内溝
34a,34bに第2ガイド部材32の係合部35a,
35bを嵌合させて、第1ガイド部材31の上面に第2
ガイド部材32の下面を当接させると、第1ガイド部材
31と第2ガイド部材32とは一体適に連結される。
尚、第1ガイド部材31と第2ガイド部材32の左右両
端部に、夫々連結ピン36を挿通させることで、第1ガ
イド部材31と第2ガイド部材32の連結が補強されて
いる。但し、この連結ピン36は省略してもよい。
【0022】前記4組の中間ガイド30を組付ける場
合、最初に、これら中間ガイド30の第1ガイド部材3
1を左右1対の枢支ピン33に組付け、次に、39本の
印字ワイヤ9を、4つの第1ガイド部材31の案内溝3
4を挿通する状態に配設し、39本の印字ワイヤ9の先
端部を、連結壁部25の立壁部25bに形成された穴に
夫々挿通させ、次に、4つの第1ガイド部材31と左右
1対の枢支ピン33に、対応する第2ガイド部材32を
夫々組付ける。その後、連結壁部25の立壁部25bに
先端ガイド26を接着するために、印字ワイヤ9の先端
部を先端ガイド26に形成された39個のガイド穴27
に挿通させ、先端ガイド26を立壁部25bに接着剤に
より固着する。
【0023】次に、前記往復駆動機構50について説明
する。図13〜図14に示すように、往復駆動機構50
は、39本の印字ワイヤ9を左右方向に水平に所定スト
ローク往復揺動させる為に、可撓アーム22の連結壁部
25と先端ガイド26とを左右方向に所定ストローク往
復揺動させる為のものである。この往復駆動機構50
は、カム体51と、連結壁部25の下面に固定された取
付け部材52及びこの取付け部材52に突設された小径
ローラからなるカムフォロア53と、連結壁部25の左
右両端部に夫々下方へ突設された左右1対のブラケット
25cを挿通して連結壁部25を左右方向に案内する案
内軸54と、カム体51を回転駆動するDCモータ55
等で構成されている。
【0024】前記カム体51は、金属製で、軸心を左右
方向に向けた略円柱体状に形成され、このカム体51
は、可撓アーム22の下側中央部に配置され、前記DC
モータ55は、一方の側壁5と軸支持用ブラケット7に
付設され、このモータ55の出力軸56は、片方の軸支
持用ブラケット7に支持され、この出力軸56はカム体
51の一端側の軸心部に固定的に連結されてカム体51
の一端側が支持されている。カム体51の他端側の軸心
部に固定的に連結された軸部材57は、他方の軸支持用
ブラケット6に支持されている。前記カム体51の周面
には、正弦曲線的な形状のカム溝58が形成され、この
カム溝58にカムフォロア53が摺動自在に挿入され、
カム体51が1回転する間に、カムフォロア53、つま
り、連結壁部25と先端ガイド26とが3往復左右方向
に揺動するように構成されている。
【0025】前記取付け部材52は、金属製で、連結壁
部25の水平壁部25aの下面にビスにて固定され、連
結壁部25を案内する案内軸54は、左右方向向き且つ
水平に配設され、その両端部は、左右の側壁4,5の枢
支穴に支持してある。 尚、前記軸部材57の端部に
は、タイミングベルト用のプーリ59が付設され、この
プーリ59に掛装したタイミングベルト72を介して、
駆動ローラ77を間欠的に駆動する減速ギヤ機構73へ
駆動力が伝達される。
【0026】次に、前記リボン送り機構60について説
明する。図1、図3、図5に示すように、アクチュエー
タユニット10に対してプラテン71と反対側には、リ
ボンカセット61を装着するカセット装着部が設けら
れ、リボンカセット61の供給リールから供給される印
字用リボン62は、連結壁部25の左右両端側のリボン
ガイド63,64,65を経由してリボンカセット61
の巻き取りリールに巻き取られる。前記カセット装着部
の下側には、リボン送りモータ68が立て向きに配設さ
れ、このリボン送りモータ68で、巻き取りリールが巻
き取り駆動される。
【0027】次に、用紙送り機構70に関して、図15
に示すように、印字用紙ロール74は、1対の遊転ロー
ラ軸75上に載置され、印字用紙ロール74から延びた
印字用紙76は、送り駆動ローラ77と送りピンチロー
ラ78間を通ってプラテン71と先端ガイド26間へ送
られ、39本の印字ワイヤ9で印字された印字用紙76
は上方へ排出される。前記キーボートには、欧文系の文
字や記号又は日本語の文字や記号及び種々の指令を入力
する為の種々のキーやスイッチ類が設けられている。
【0028】前記制御装置は、アクチュエータユニット
10の39個の圧電アクチュエータ11と、DCモータ
55と、リボン送りモータ68等を制御するものであ
り、この制御装置は、キーボート(図示略)から入力さ
れた入力データ及び種々の指令に応じて、予め入力格納
された印字制御の制御プログラムを介して前記制御対象
のアクチュエータを制御する。
【0029】以上説明したシャトルプリンタSPの作用
について説明する。39本の印字ワイヤ9で印字する場
合、39個の圧電アクチュエータ11が選択的に駆動さ
れるとともに、揺動駆動機構50のDCモータ55が駆
動されて、可撓アーム22の先端の連結壁部25と先端
ガイド26とが左右方向に往復揺動駆動され、これによ
り、各印字ワイヤ9でライン方向(左右方向)の6ドッ
ト分が選択的に印字される。尚、例えば、欧文系文字の
場合、各文字は、ライン方向5ドット、ラインフィード
方向7ドットのドットパターンで印字され、文字間の間
隔として1ドット空き、行と行の間には、3ドット空
く。尚、このシャトルプリンタSPの場合、印字ワイヤ
9の直径は、0.3mmである。
【0030】このシャトルプリンタSPは、ワイヤガイ
ド機構20に特徴を有するものであるので、このワイヤ
ガイド機構20の作用について詳しく説明する。前記揺
動駆動機構50により、可撓アーム22の先端の連結壁
部25と先端ガイド26とが左右方向に往復揺動駆動さ
れるが、このとき、可撓アーム22の左右1対の弾性壁
部24が柔軟に弾性変形するため、先端ガイド26は、
所期の特性にて往復揺動する(図11,図12参照)。
【0031】前記可撓アーム22に、4組の中間ガイド
30を設け、39本の印字ワイヤ9の途中部分を前後方
向所定間隔おきに案内支持したので、印字ワイヤ9が、
前記基準面Pと直交する方向へ変形するのを確実に抑制
することができ、圧電アクチュエータ11からの印字駆
動力を、ロス無く印字ワイヤ9の先端に伝達して印字性
能を確保できる。しかも、印字ワイヤ9の変形を抑制し
て、印字ワイヤ9に発生する歪みや応力を低く抑制でき
るので、印字ワイヤ9の折損を防止し、印字ワイヤ9の
耐久性を高めることができる。
【0032】そして、中間ガイド30は、摩擦抵抗の小
さな合成樹脂製で、且つ中間ガイド30の前後方向幅も
小さいため、中間ガイド30から印字ワイヤ9に作用す
る抵抗は微小になる。また、各中間ガイド30の両端部
は、先端ガイド26が揺動する揺動面と直交する枢支ピ
ン33により、可撓アーム22に枢着してあるので、印
字ワイヤ9に側圧が作用することもなく、これら中間ガ
イド30が、先端ガイド26の往復揺動に対して抵抗と
なることがない。
【0033】各中間ガイド30は、下側の第1ガイド部
材31と、この第1ガイド部材31の上面に当接させる
上側の第2ガイド部材32とで構成し、第1ガイド部材
31の39個の案内溝34に39本の印字ワイヤ9を夫
々挿通させた状態で、これら案内溝34に第2ガイド部
材32の39個の係合部35を夫々係合させるように構
成したので、39本の印字ワイヤ9を左右方向所定間隔
となるように確実に案内して支持できるうえ、中間ガイ
ド30及び印字ワイヤ9の組付けが複雑化することもな
い。
【0034】ここで、前記実施例の一部を変更する種々
の変更態様について説明する。 1〕 前記可撓アーム22において、少なくとも、左右
1対の弾性壁部24をステンレスやスチール等の金属製
の弾性壁部に構成する。この場合、弾性壁部の基端部を
ノーズ部23にビス等で固定してもよい。また、前記連
結壁部25も左右1対の弾性壁部と一体の金属製の部材
で構成してもよい。 2〕 前記中間ガイド30の左右両端部を、左右1対の
弾性壁部24に連結する構造としては、前記枢支ピン3
3以外に、前記先端ガイド26を揺動させる揺動面と直
交する軸心周りに回動自在に連結する種々の連結構造を
適用可能である。
【0035】3〕 前記中間ガイド30の数は、4本に
限定されるものではなく、ノーズ部23と先端ガイド2
6間における印字ワイヤ9の長さに応じて1つ以上の適
数の中間ガイド30を設けることになるが、少なくと
も、印字ワイヤ9の直径が0.3mm程度以下の場合、
中間ガイド30と中間ガイド30間の間隔は、約10m
m以下とすることが望ましい。但し、印字ワイヤ9が太
くなるのに応じて、中間ガイド30と中間ガイド30間
の間隔を大きくすることができる。
【0036】4〕 前記印字ワイヤ9の数は、39本に
限定されず、シャトルプリンタSPの用途に応じて、数
本、数10本、数100本等のオーダーの数に構成する
こともある。また、印字ワイヤ9とワイヤガイド機構2
0の配置形態は、水平な平面状に限定されず、水平面に
対して傾斜状に配置することもある。 5〕 前記揺動駆動機構50において、カム溝58を凹
設する代わりに、一体的に突出する1対のフランジ状の
壁部でカム溝を構成してもよいし、また、カム体51を
用いたカム式の揺動駆動機構50に代えて、クランク式
の揺動駆動機構を適用したり、電磁アクチュエータで左
右方向に駆動する機構を適用したりすることもできる。
【0037】
【発明の効果】請求項1のシャトルプリンタによれば、
前記作用の欄で説明したように、先端ガイドが固着され
る先端部材と左右1対の弾性部材とを備えた可撓アーム
と、中間ガイドとを設けたことにより、先端ガイドと複
数のアクチュエータとの間において、複数の印字ワイヤ
を中間ガイドで案内支持することにより、複数の印字ワ
イヤの、ワイヤ長さと直交する方向への弾性変形を効果
的に抑制して、アクチュエータから印字ワイヤに作用す
る印字駆動力が、印字ワイヤの弾性変形で吸収されるの
を防止して、印字性能を向上できるとともに、印字ワイ
ヤの耐久性を向上させることができる。
【0038】請求項2のシャトルプリンタによれば、複
数の中間ガイドを設けたことにより、請求項1と同様の
効果を一層増強することができる。請求項3のシャトル
プリンタによれば、各中間ガイドを第1ガイド部材と第
2ガイド部材で構成することにより、それら中間ガイド
の組付けも簡単化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係るシャトルプリンタの概略平面図で
ある。
【図2】シャトルプリンタの用紙送り機構を除く要部の
右側面図である。
【図3】シャトルプリンタの用紙送り機構を除く要部の
左側面図である。
【図4】アクチュエータユニットと印字ワイヤとワイヤ
ガイド機構の縦断側面図である。
【図5】シャトルプリンタの用紙送り機構を除く要部の
平面図である。
【図6】シャトルプリンタの印字ワイヤとワイヤガイド
機構の概略斜視図である。
【図7】ワイヤガイド機構の中間ガイドの第1ガイド部
材の平面図である。
【図8】ワイヤガイド機構の可撓アームと中間ガイドの
縦断正面図である。
【図9】ワイヤガイド機構の中間ガイドの第2ガイド部
材の平面図である。
【図10】ワイヤガイド機構の中間ガイドの第2ガイド
部材の正面図である。
【図11】アクチュエータユニットと印字ワイヤと可撓
アームが弾性変形した状態のワイヤガイド機構の平面図
である。
【図12】アクチュエータユニットと印字ワイヤと可撓
アームが弾性変形した状態のワイヤガイド機構の平面図
である。
【図13】シャトルプリンタの揺動駆動機構とワイヤガ
イド機構等の正面図である。
【図14】印字ワイヤとワイヤガイド機構と揺動駆動機
構の平面図である。
【図15】シャトルプリンタの用紙送り機構の概略側面
図である。
【符号の説明】
SP シャトルプリンタ 9 印字ワイヤ 11 圧電アクチュエータ 20 ワイヤガイド機構 22 可撓アーム 24 弾性壁部 25 連結壁部 26 先端ガイド 30 中間ガイド 31 第1ガイド部材 32 第2ガイド部材 33 枢支ピン 34 案内溝 35 係合部 50 揺動駆動機構 71 プラテン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右方向に所定間隔あけて配設され、先
    端がプラテンに臨む複数の印字ワイヤと、これら複数の
    印字ワイヤを夫々駆動する為の複数のアクチュエータ
    と、複数の印字ワイヤの先端部を案内支持する先端ガイ
    ドと、この先端ガイドを左右方向に往復駆動する往復駆
    動手段とを備えたシャトルプリンタにおいて、 前記先端ガイドが固着される先端部材と、その左右両端
    部に夫々固着されてプラテンと反対側へ延び且つプラテ
    ンと反対側の端部においてプリンタの機枠側の静止部材
    に夫々固定された左右1対の弾性部材とを備えた門形の
    可撓アームと、 前記先端ガイドに対してプラテンと反対側において複数
    の印字ワイヤを案内支持する左右方向向きの中間ガイド
    であって、その左右両端部が前記可撓アームの左右の弾
    性部材に、前記先端ガイドが往復動する揺動面と直交す
    る軸心周りに回動自在に夫々連結された中間ガイドと、 を備えたことを特徴とするシャトルプリンタ。
  2. 【請求項2】 前記中間ガイドを、印字ワイヤの長さ方
    向に所定間隔おきに複数設けたことを特徴とする請求項
    1に記載のシャトルプリンタ。
  3. 【請求項3】 前記各中間ガイドは、複数の印字ワイヤ
    を夫々案内する複数の案内溝を有し且つ前記複数の印字
    ワイヤの片側に位置する第1ガイド部材と、前記複数の
    印字ワイヤの他側において第1ガイド部材に当接状に配
    設され且つ複数の案内溝に嵌まる複数の係合部を有する
    第2ガイド部材とで構成されていることを特徴とする請
    求項2に記載のシャトルプリンタ。
JP5347879A 1993-12-24 1993-12-24 シャトルプリンタ Pending JPH07186412A (ja)

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JP5347879A JPH07186412A (ja) 1993-12-24 1993-12-24 シャトルプリンタ
US08/357,922 US5560721A (en) 1993-12-24 1994-12-16 Shuttle printer with shifting wire guides

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US5560721A (en) 1996-10-01

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