JPH07186067A - 固定素子の打ち込み装置 - Google Patents

固定素子の打ち込み装置

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JPH07186067A
JPH07186067A JP6294880A JP29488094A JPH07186067A JP H07186067 A JPH07186067 A JP H07186067A JP 6294880 A JP6294880 A JP 6294880A JP 29488094 A JP29488094 A JP 29488094A JP H07186067 A JPH07186067 A JP H07186067A
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JP
Japan
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driving device
hole
housing
driving
striking means
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Pending
Application number
JP6294880A
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English (en)
Inventor
Ralf Ludwig
ルートヴィッヒ ラルフ
Hans Gschwend
グシュヴェント ハンス
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Hilti AG
Original Assignee
Hilti AG
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Publication date
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    • B25—HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25C—HAND-HELD NAILING OR STAPLING TOOLS; MANUALLY OPERATED PORTABLE STAPLING TOOLS
    • B25C1/00—Hand-held nailing tools; Nail feeding devices
    • B25C1/001—Nail feeding devices
    • F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16B—DEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
    • F16B13/00—Dowels or other devices fastened in walls or the like by inserting them in holes made therein for that purpose
    • F16B13/12—Separate metal or non-separate or non-metal dowel sleeves fastened by inserting the screw, nail or the like
    • F16B13/126—Separate metal or non-separate or non-metal dowel sleeves fastened by inserting the screw, nail or the like fastened by inserting an unthreaded element, e.g. pin or nail
    • Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T29/00—Metal working
    • Y10T29/49—Method of mechanical manufacture
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    • Y10T29/49908—Joining by deforming
    • Y10T29/49938—Radially expanding part in cavity, aperture, or hollow body
    • Y10T29/49943—Riveting

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  • Catching Or Destruction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 基材中に固定素子を打ち込むための打ち込み
装置を改良し、装置の重量及び大きさを増加させずに固
定素子をより深く基材中に打ち込み可能とすることにあ
る。 【構成】 基材（Ｕ）中に固定素子（40）を打ち込むた
めの打ち込み装置は、貫通孔（３）及び横孔（５）を有
するハウジング（１）と、ガイド部材（８）とを具え
る。ガイドチューブ（９）とアウタンパー（７）とを有
する打撃手段（２）をガイド部材（８）に沿って軸線方
向に変位可能に配置する。打撃手段（２）の軸線方向変
位を、ハウジング（１）の横孔（５）内で変位可能なス
ライダ（６）に制御素子（10a, 10b）を介して伝達す
る。スライダ（６）は、急速結合手段によりハウジング
（１）に結合されたマガジン（11）に設けられ、かつ、
ばね負荷された旋回爪よりなる分離供給手段（12）と協
動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【技術分野】本発明は、基材中に固定素子を打ち込むた
めの打ち込み装置に関し、特に、ハウジングと、固定素
子に衝撃力を作用させる打撃手段とを具え、半径方向に
拡張可能なテーパ領域を打ち込み方向側に有する貫通孔
がハウジングに設けられ、該貫通孔に対しほぼ直角に延
在する横孔がテーパ領域の背後における貫通孔に打ち込
み方向とは反対側で接続され、貯蔵容器からの固定素子
を前記貫通孔内に供給するためのスライダが該横孔内に
変位可能に配置され、さらに、固定素子を打ち込むため
の前記打撃手段が、衝撃力を負荷し得るよう前記貫通孔
を貫通させたスタンパを含む打ち込み装置に関するもの
である。
【０００２】
【背景技術】スイス国特許第６７０９６４号明細書に
は、スタンパの前方に位置する推進孔内に固定素子とし
ての釘を供給するための供給スライダを具える空気圧作
動型の釘打機が開示されている。このスタンパは、シリ
ンダ内で空気圧が衝撃的に及ぼされるピストンに対して
軸線方向に固定結合されている。シリンダの推力および
ストロークは、スタンパの１回の衝撃により釘を基材中
に打ち込むに十分な値とされている。
【０００３】上述した構成の既知の釘打機によれば、釘
の後端部が基材の表面から離間する深度で釘を打ち込む
ことが不可能である。この既知の釘打ち機におけるスタ
ンパは、その打ち込み方向端部が打ち込み装置の開口領
域に達する範囲内においてのみ、打撃手段内で打ち込み
方向に変位可能とされている。
【０００４】
【発明の開示】したがって、本発明の課題は、基材中に
固定素子を打ち込むための打ち込み装置を改良し、装置
の重量及び大きさを増加させずに固定素子をより深く基
材中に打ち込み可能とすることにある。
【０００５】この課題を解決するため、本発明による打
ち込み装置は、ハウジングと、固定素子に衝撃力を作用
させる打撃手段とを具え、半径方向に拡張可能なテーパ
領域を打ち込み方向側に有する貫通孔がハウジングに設
けられ、該貫通孔に対しほぼ直角に延在する横孔がテー
パ領域の背後における貫通孔に打ち込み方向とは反対側
で接続され、貯蔵容器からの固定素子を前記貫通孔内に
供給するためのスライダが該横孔内に変位可能に配置さ
れ、さらに、固定素子を打ち込むための前記打撃手段
が、衝撃力を負荷し得るよう前記貫通孔を貫通させたス
タンパを含む打ち込み装置において、ハウジングにガイ
ド部材を設け、該ガイド部材に沿って前記打撃手段を軸
線方向に変位可能としたことを特徴とするものである。
【０００６】本発明によれば、ハウジングのガイド部材
に沿って打撃手段を軸線方向に変位可能とした構成に基
づいてストローク及び衝撃力が小さい打撃運動を高速で
行わせることにより、打撃手段の重量及び大きさを最小
限に維持し得る利点が生じる。スタンパの大変位量は、
長いシリンダによってではなく、ガイド部材に沿って変
位し得るシリンダによって達成されるものである。
【０００７】打撃手段は、打撃に先立って初期位置を占
める。その際に打撃手段は、スタンパの打ち込み方向端
部がハウジングの横孔内に突出しないよう軸線方向に後
退変位している。固定素子は、横孔内でスタンパの長手
方向軸線と同軸的に配置され、かつ、略Ｕ字形状のスラ
イダ内で保持される。
【０００８】打撃手段に対して軸線方向に固定結合され
た動力伝達部材に押圧力を作用させるため、例えばハウ
ジングの打ち込み方向端部が基材の表面に接触している
状態で打撃手段を打ち込み方向に軸線方向変位させる。
その際に、打ち込み方向とは反対側におけるガイド部材
の端部と、動力伝達部材に配置された押圧片との間に配
置された圧縮ばねを協動させる。
【０００９】打撃手段の軸線方向変位に際しては、スタ
ンパが打ち込み方向に変位するので、スライダにより保
持された固定素子の軸線方向変位が生じる。その際にス
タンパの打ち込み方向側の端部が固定素子の少なくとも
一部と接触するに至る。打撃手段の衝撃面がハウジング
におけるストッパーに当接すると、所望の深さでの固定
素子の打ち込みが達成される。その際に打撃手段のスタ
ンパは、打ち込み装置の開口部より突出している。これ
に引き続いて、打撃手段における衝撃機構を作動させ
る。
【００１０】比較的短いストローク運動を行う衝撃機構
は、空気圧シリンダ又は電動形式のクランク機構若しく
はリール機構等により構成し、その駆動源に結合され又
はシリンダ内で遊動可能とされたピストンによりスタン
パの後端に短い連続的な衝撃力を負荷する配置とするこ
とができる。上記のクランク機構又はリール機構は、例
えば電動機により駆動することができる。
【００１１】製造技術上及び操作性の観点から、ガイド
部材は、打撃手段を内包し得るよう管状に形成するのが
有利である。この場合、打撃手段のハウジングにその長
手方向に向けて延在する突部又は凹所を設け、該突部又
は凹所を、管状ガイド部材に対応して設けた凹所又は突
部と協動させることができる。例えば、ガイド部材にそ
の円周方向に等角度間隔で４本の長孔状ガイド溝を分散
配置し、これらのガイド溝を少なくともガイド部材の端
部に向けて開放する形状とすることができる。これらの
ガイド溝内に打撃手段におけるガイドレールを係合させ
て、打撃手段をガイドレールに沿って変位可能とする。
【００１２】予め部分的に穿たれた、より深い孔内に固
定素子を導入可能とするため、打撃手段には、貫通孔を
貫通してスタンパを案内するガイドチューブを設けるの
が有利である。このガイドチューブは、打撃手段の打ち
込み方向側の端部に対し軸線方向に固定結合する。この
場合、ガイドチューブの外径をハウジングにおける貫通
孔の直径に対応させ、ガイドチューブの内径をスタンパ
の外径に対応させる。この軸線方向に変位可能なガイド
チューブは、スタンパを良好に案内する機能に加え、固
定素子、例えば拡開アンカにおける拡開体にスタンパが
軸線方向の衝撃力を及ぼす歳に固定素子を適正な姿勢下
及び所定の深さで孔内に位置決めする機能をも発揮す
る。この場合、ガイドチューブは、打ち込み装置のハウ
ジングに対向する拡開スリーブの端面で支持されるもの
である。
【００１３】固定すべき固定素子の拡開体が拡開スリー
ブ内の比較的深い位置まで押し込まれる場合には、スタ
ンパの長さをガイドチューブの長さより大とするのが望
ましい。これにより、ガイドチューブが基材の表面と対
向する拡開スリーブの端面で支持されるからである。
【００１４】打撃手段は、各打ち込み工程の完了後に初
期位置まで復帰変位させる必要がある。ハウジングのガ
イド部材の、打ち込み方向とは逆方向への軸線方向変位
は、手動で又はばね力若しくは圧力媒体により生じさせ
ることができる。打撃手段が初期位置まで復帰すると、
ガイドチューブ又はスタンパがハウジングの横孔内に突
出する。
【００１５】ハウジングの横孔は、固定素子を個別的に
供給するものである。側方から供給される固定素子は、
横孔内に配置されたスライダにより、スタンパと整列す
る位置まで横孔内で変位させる。
【００１６】ハウジングのガイド部材に沿う打撃手段の
軸線方向変位と、横孔内でのスライダの変位とを同調さ
せるべく、打撃手段は制御素子と協動させるのが望まし
い。
【００１７】製造及び組立技術上の観点から、上記制御
素子は、ガイド部材により旋回可能に支持された伝達レ
バーとして構成するのが望ましい。例えば、制御素子と
して、ハウジングにおける固定回転中心点を中心として
旋回可能なクランクレバーと、一対の突部を有するロッ
ドとを設け、上記クランクレバーにより打撃手段の軸線
方向へのストローク変位を当該軸線方向に対して直交す
る方向へのスライダの変位に変換する構成とすることが
可能である。この場合、ロッド状に形成した制御素子の
第１の突部は、初期位置への打撃手段の復帰変位に際し
て、打撃手段に配置されている連動素子と協動させる。
この連動素子は、打撃手段の打ち込み方向側の端部、す
なわち前端部に配置することができる。
【００１８】打ち込み装置の操作性を向上させるべく、
固定素子の貯蔵容器は、ハウジングに対して着脱可能に
結合されるマガジンとして構成するのが望ましい。この
ようなマガジンを使用することにより多数の固定素子を
順次に横孔に供給することが可能である。特に、その幾
何学的形態に由来して互いに係合する傾向を呈する固定
素子を対象とする場合、横孔には傾斜面を設けることが
できる。この傾斜面は横孔内に位置する固定素子の傾斜
部分に作用するので、横孔内の固定素子の外周領域と、
マガジン内の固定素子の外周領域との噛合いによる不所
望の形状結合の惧れは解消される。固定素子は、スライ
ダによる固定素子の変位に際して整列され、当初の適正
な姿勢に戻される。
【００１９】マガジンは、多数の固定素子を軸線方向に
相前後させて配置可能とすべく、ハウジングの貫通孔の
軸線に沿って延在する管状マガジンとして構成するのが
望ましい。これにより、マガジンの経済的な製造が可能
となる。このようなマガジンを装着した打ち込み装置
を、作業者の頭上での打ち込み作業に使用可能とすべ
く、マガジン内部の固定素子に推力を作用させ、１個の
固定素子が固定位置まで供給された各時点でマガジン内
部の固定素子を軸線方向に変位させる構成とすることが
できる。マガジン内部での固定素子の軸線方向変位を生
じさせる推力は、例えばばね素子、特に渦巻きばねによ
り生じさせることができる。
【００２０】マガジンの互換性を確保すべく、マガジン
の打ち込み方向側の端部領域に分離供給手段を配置する
のが望ましい。分離供給手段が配置されるマガジンの端
部領域は、例えば、急速結合手段によりハウジングに横
孔領域で結合することができる。言うまでもなく、マガ
ジンの端部領域に配置される分離供給手段は、固定素子
を個別的に、すなわち単体で打ち込み装置に供給するも
のである。
【００２１】基材中に予め穿たれている孔内への固定素
子の供給と、当該孔内での固定素子の固定とを少なくと
も半自動的に同調させるべく、スライダは、マガジンの
開口部と部分的に重なり得る分離供給手段と協動させる
のが望ましい。打ち込み方向への打撃手段の変位に際し
て、ロッド状に形成した制御素子をその第２の突部を介
して作動させると共に、打撃手段に配置された連動素子
を打ち込み方向に作動させる。旋回可能なクランクレバ
ーによりスライダの初期位置へのストローク変位を生じ
させ、スライダにより分離供給手段をマガジンの延長線
から十分に離れた位置まで変位させ、次の固定素子をス
ライダの延長線上まで変位させて横孔内に装填する。打
撃手段が初期位置に復帰する直前にスライダを更に作動
させ、分離供給手段を再びマガジンの開口領域内に突出
させて後続固定素子の横孔内への装填を阻止する。横孔
内における固定素子のスタンパに対する整列配置は、固
定素子を少なくとも三面において支持し得るよう略Ｕ字
断面形状としたスライダによって達成される。さらに別
の支持面を例えば横孔内に配置して、固定素子を四面で
位置決め可能とすることができる。
【００２２】分離供給手段は、ばね負荷された旋回爪と
して構成するのが望ましい。このような機構の分離供給
手段は、経済的に製造可能である。また、旋回爪はばね
素子により復帰変位させ得る点で機構的にも有利であ
る。このばね素子は、例えばマガジンと旋回爪とを連結
する板ばねにより構成することができる。さらに、旋回
爪は、マガジンに対して旋回し得る配置とすることがで
きる。
【００２３】
【最良の実施形態】以下、図示実施例につき本発明をよ
り具体的に説明する。
【００２４】図１〜図４に示す打ち込み装置は、基材Ｕ
中に固定素子を打ち込むための装置であり、ハウジング
１と、固定素子に衝撃力を作用させる打撃手段２とを具
えている。ハウジング１の打ち込み方向側に位置する貫
通孔３の開口領域に、半径方向に拡張可能なテーパ領域
４を配置する。打撃手段２を内包する管状のガイド部材
８をハウジング１に設けて、打撃手段２をガイド部材８
に沿い軸線方向に変位可能とする。ハウジング１には固
定素子の貯蔵容器として、ガイド部材８の長手方向軸線
とほぼ平行に延在する管状マガジン11を結合する。打ち
込み装置の外側に制御素子10a, 10bを配置し、これら制
御素子10a, 10bにより打撃手段２の運動を打ち込み方向
に対して直交する方向の運動に変換する。一方の制御素
子10ａは、第１の突部32と、該突部32に対向する第２の
突部33とを有するロッドとして形成する。打撃手段２の
外周に連動部15を設けて両突部32, 33をと協動させ、こ
の連動部15は溝16内を案内する。ハウジング１に長孔状
の開口部34を設け、ハウジング１内で変位可能なスライ
ダ６と結合したピン18を開口部34内に突出させる。ピン
18を第２の制御素子10ｂにより変位させ、この制御素子
10ｂは、固定回転中心点Ｄを中心として旋回し得るクラ
ンクレバーとしてハウジング１に配置する。
【００２５】打撃手段２はストロークＨの間にガイド部
材８内で軸線方向に変位可能とする。図２は、管状ガイ
ド部材８内で打撃手段２を支持可能とするための、当該
打撃手段２における各構成要素を示している。打撃手段
２の外面の少なくとも一部に、打撃手段２の長手方向に
向けて延在するガイドレール13を設ける。これらのガイ
ドレール13を、対応する幅でガイド部材８に形成された
スリット状のガイド溝14内に突出させ、かつ、当該ガイ
ド溝14内で変位可能とする。図示の実施例では、４本の
ガイドレール13を円周方向に等角度間隔で配置して同数
のガイド溝14と協動させる。図２に更に示すように、動
力伝達素子20を打撃手段２に対して軸線方向に固定結合
する。外部から及ぼされる押圧力Ｐを動力伝達素子20に
より打撃手段２に伝達して、ハウジング１のガイド部材
８に沿う打撃手段２の軸線方向変位を生じさせる。
【００２６】図２に示す打撃手段２は、基材Ｕ中に固定
素子を打ち込む作動位置を占めている。ハウジング１の
打ち込み方向側の端部からは、打撃手段２と同軸的に延
在するガイドチューブ９と、このガイドチューブ９内で
変位可能なスタンパ７とが突出している。
【００２７】打撃手段２は、例えば、基材に対してハウ
ジング１の打ち込み方向側の端部を押圧することによ
り、ハウジング１のガイド部材８内で変位させる。
【００２８】図３に示すように、打ち込み装置のハウジ
ング１に貫通孔３を設け、この貫通孔３の打ち込み方向
側に位置する開口領域４を半径方向に拡張可能とする。
この拡張可能領域４はスリット加工の施されたスリーブ
状とし、スリット非加工部分におけるスリーブの内周形
状をガイドチューブ９の外周形状とほぼ対応させる。ス
リット加工部分におけるスリーブの内周面に内方に向け
て突出する突部を配置することにより、スリーブの内径
をガイドチューブ９の外径より小さく設定する。ガイド
チューブ９は、拡張可能領域４を貫通することにより、
スリーブのスリット加工部分を半径方向に拡張させる。
【００２９】ハウジング１を貫通する貫通孔３を打撃手
段２の長手方向軸線に対し同軸的に延在させると共に、
その内径をガイドチューブ９の外径とほぼ対応させる。
貫通孔３の長手方向軸線に対して直交する横孔５を設
け、この横孔５内にスライダ６を軸線方向に変位可能に
配置する。スライダ６の変位は、図１及び図２に示した
制御素子10ｂにより生じさせる。スライダ６を略Ｕ字断
面形状に形成し、その内幅を、スライダにより供給すべ
き固定素子の最大径に対応させる。
【００３０】その軸線方向変位に際してスライダ６は、
板ばね素子26によりマガジン11と結合した分離供給手段
12と協動する。前述したとおり、マガジン11は、ハウジ
ング１のガイド部材８に対してほぼ平行に延在する配置
とされている。ハウジング１に対してマガジン11は、図
示しない急速結合手段によって装着可能とすることがで
きる。マガジン11内には多数の固定素子40が相前後して
配置されているが、図３には便宜的に３個の固定素子40
のみが示されている。
【００３１】マガジン11の開口領域で横孔５に乗り上げ
斜面27を設け、この斜面により固定素子40を傾斜させて
相互に分離した後、固定素子40の単体を同軸的にガイド
チューブ９又はスタンパ７に向けて供給する。
【００３２】本発明による打ち込み装置を作業者の頭上
での打ち込み作業にも使用可能とするため、図示しない
ばね素子をマガジン11内部に配置し、分離供給手段12が
マガジン11の開口部を開放した時点でマガジン11内の全
ての固定素子40をマガジン11内で変位させる。分離供給
手段12は、マガジン11に対して旋回可能に配置されてば
ね負荷された旋回爪として構成する。
【００３３】ガイドチューブ９は、打撃手段２に対して
軸線方向に固定結合されており、図３に示すように、貫
通孔３と、基材Ｕの表面に結合すべき構造部材28又は荷
重支持能力を持たない断熱層とを貫通すると共に、端部
において打ち込むべき固定素子を支持する。基材Ｕ内に
事前に形成されている孔35内に配置される固定素子40
は、拡開スリーブ36と、この拡開スリーブ36を半径方向
外向きに拡開させる切頭円錐形状の拡開体37とから構成
されている。ガイドチューブ９内に軸線方向に変位可能
に配置されたスタンパ７は、固定素子40が基材Ｕにおけ
る孔35の深さに対応する位置まで押し込まれた後に、拡
開体37に衝撃力を作用させる。固定素子40における拡開
体37の後端部をガイドチューブ９により押圧可能とすべ
く、拡開体37に衝撃力を作用させる間にスタンパ７を持
ち上げて、頭上での打ち込み作業に際して孔35からの固
定素子の脱落を防止することが可能である。導入過程の
間に拡開スリーブ36をスタンパ７上で良好に保持するた
めにクランプ片38を設け、このクランプ片38を、例えば
内周で拡開スリーブ36に強制係合するばねリングとして
構成することができる。この場合、ばねリング38は、ス
タンパ７の打ち込み方向側領域に形成された連続溝39内
に配置する。衝撃力は圧力作用下で打撃手段２内で軸線
方向に変位可能な衝撃ピストン29により発生させる。図
示実施例では衝撃ピストン29を空気圧で作動させるが、
そのための空気圧配管は図示を省略した。
【００３４】図４は、打撃手段２に対して軸線方向に固
定結合された動力伝達素子20を示すものである。この動
力伝達素子20は、ハウジング１におけるガイド部材８の
底部21を貫通する配置とする。底部21は、図示しない簡
単な機械的結合素子によりガイド部材８に結合する。打
撃手段２のガイドレール13を案内するガイド部材８のガ
イド溝14は、打ち込み方向後方に向けて開放する形状と
する。動力伝達素子20は、ガイド部材８の底部21から外
部に突出するロッドとして構成し、その端末領域にボル
ト部分24を設けると共にナット25及び押圧片22をボルト
部分24上に支持する。押圧片22とガイド部材８の底部21
との間に圧縮ばね23を配置し、この圧縮ばね23により固
定作業の完了段階で打撃手段２を初期位置まで復帰させ
る。
【００３５】動力伝達素子20は、ガイド部材８の底部21
に対して軸線方向に固定結合したシリンダのピストンロ
ッドにより構成することができる。この場合には、ハウ
ジング１のガイド部材８内における打撃手段２の軸線方
向変位を例えば空気圧で生じさせることが可能となる。
【００３６】上述の構成とした打ち込み装置は、押圧力
を支持するためにハウジングにおける打ち込み方向側の
端部領域を基材の表面に押圧する必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図１】図１は、本発明の一実施例による打ち込み装置
における前側部分を初期位置で一部破断して示す正面図
である。
【図２】図２は、図１の装置における前側部分を作動位
置で一部破断して示す正面図である。
【図３】図３は、図１及び図２の装置の作動状態におけ
る前側部分の縦断面図である。
【図４】図４は、図１〜図３の装置の後側部分を示す縦
断面図である。
【符号の説明】
１ ハウジング ２ 打撃手段 ３ 貫通孔 ４ テーパ領域 ５ 横孔 ６ スライダ ７ スタンパ ８ ガイド部材 ９ ガイドチューブ 10a, 10b 制御素子 11 マガジン 12 分離供給手段 40 固定素子 Ｕ 基材

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 基材（Ｕ）中に固定素子（40）を打ち込
    むための打ち込み装置であって、ハウジング（１）と、
    固定素子（40）に衝撃力を作用させる打撃手段（２）と
    を具え、半径方向に拡張可能なテーパ領域（４）を打ち
    込み方向側に有する貫通孔（３）がハウジング（１）に
    設けられ、該貫通孔（３）に対しほぼ直角に延在する横
    孔（５）がテーパ領域（４）の背後における貫通孔
    （３）に打ち込み方向とは反対側で接続され、貯蔵容器
    （11）からの固定素子（40）を前記貫通孔（３）内に供
    給するためのスライダ（６）が該横孔（５）内に変位可
    能に配置され、さらに、固定素子（40）を打ち込むため
    の前記打撃手段（２）が、衝撃力を負荷し得るよう前記
    貫通孔（３）を貫通させたスタンパ（７）を含む打ち込
    み装置において、ハウジング（１）にガイド部材（８）
    を設け、該ガイド部材（８）に沿って前記打撃手段
    （２）を軸線方向に変位可能としたことを特徴とする打
    ち込み装置。
  2. 【請求項２】 請求項１記載の打ち込み装置において、
    前記ガイド部材（８）は、前記打撃手段（２）を内包し
    得るよう管状に形成したことを特徴とする打ち込み装
    置。
  3. 【請求項３】 請求項１又は２記載の打ち込み装置にお
    いて、前記打撃手段（２）に、前記貫通孔（３）を貫通
    して前記スタンパ（７）を案内するガイドチューブ
    （９）を設けたことを特徴とする打ち込み装置。
  4. 【請求項４】 請求項３記載の打ち込み装置において、
    前記スタンパ（７）の長さを前記ガイドチューブ（９）
    の長さより大としたことを特徴とする打ち込み装置。
  5. 【請求項５】 請求項１〜４のいずれか一項に記載の打
    ち込み装置において、前記ガイド部材（８）に沿う前記
    打撃手段（２）の変位に際して該打撃手段（２）を、前
    記スライダ（６）を変位させるための制御素子（10a, 1
    0b）と協動させることを特徴とする打ち込み装置。
  6. 【請求項６】 請求項５記載の打ち込み装置において、
    前記制御素子（10a,10b）を、前記ガイド部材（８）に
    より旋回可能に支持された伝達レバーとして構成したこ
    とを特徴とする打ち込み装置。
  7. 【請求項７】 請求項１〜６のいずれか一項に記載の打
    ち込み装置において、前記貯蔵容器を、前記ハウジング
    （１）に着脱可能に結合されるマガジン（11）として構
    成したことを特徴とする打ち込み装置。
  8. 【請求項８】 請求項７記載の打ち込み装置において、
    前記マガジン（11）を、前記ハウジング（１）の貫通孔
    （３）の軸線に沿って延在する管状マガジンとして構成
    したことを特徴とする打ち込み装置。
  9. 【請求項９】 請求項７又は８記載の打ち込み装置にお
    いて、前記スライダ（６）は、前記マガジンの開口部と
    部分的に重なり得る分離供給手段（12）と協動させるこ
    とを特徴とする打ち込み装置。
  10. 【請求項１０】 請求項９記載の打ち込み装置におい
    て、前記分離供給手段（12）を、ばね負荷された旋回爪
    として構成したことを特徴とする打ち込み装置。
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