JPH07185988A - ガントリーローダのチャック割り出し装置 - Google Patents

ガントリーローダのチャック割り出し装置

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JPH07185988A
JPH07185988A JP5331293A JP33129393A JPH07185988A JP H07185988 A JPH07185988 A JP H07185988A JP 5331293 A JP5331293 A JP 5331293A JP 33129393 A JP33129393 A JP 33129393A JP H07185988 A JPH07185988 A JP H07185988A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
loader
chuck
loader head
head
rotation
Prior art date
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Pending
Application number
JP5331293A
Other languages
English (en)
Inventor
Akio Nakajima
章雄 中島
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Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ガントリーローダDのローダヘッドEに水平
方向と垂直方向の二方向にワークを把持するチャック3
3を設けて、ローダヘッドEの回動ケース32を回転さ
せることにより互いのチャックを入れ替え可能とした構
成において、この回転速度を適宜加減速できるように
し、入れ替え時間の短縮化も図る。 【構成】 ローダヘッドEの回動ケース32を回転して
チャック位置を変更のための回転駆動力を、パラレルカ
ム式割り出し装置Fを介してローダヘッドの回動ケース
32に伝えて、スムースに回転できるように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、工作機械のチャック部
とワーク供給部又は搬出部との間でワークを把持して搬
送するガントリーローダのチャック割り出し装置の構成
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から旋盤等の工作機械にガントリー
ローダを付設して、スピンドルチャックにワークを供給
したり、加工後の製品をスピンドルチャックから受け取
って、ストック装置やコンベアへ搬出したりする技術は
公知となっている。このガントリーローダはX軸・Y軸
・Z軸方向にローダヘッドを移動可能として、該ローダ
ヘッドに設けたローダチャックでワークの受渡しができ
るようにし、該ローダヘッドには二つのローダチャック
が配設され、一方は水平方向に、他方は垂直下向きにし
て、垂直方向に対して45°の回転面を設けて、この回
転面で回転させることによって、互いに位置を変更可能
としていた。
【0003】このような従来のローダヘッドの二つのチ
ャックの位置変更をする駆動手段としては、図7に示す
ように、駆動軸22先端にベベルギア23を固設し、垂
直方向に対して45°の回動面20aにもベベルギア2
4を設けて噛合し、駆動軸22を回動することにより、
ローダヘッド20を回転させて二つのチャックの位置を
入れ替えられるようにしていた。そして、その変更後の
停止位置が水平方向及び垂直方向を向くように、それぞ
れ回転端にストッパーを設けて、そのストッパーに当接
した位置で回転を停止するようにしていたのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような構
成であると、回転速度は略一定であり速度制御は行われ
ず、したがって、停止位置で止まる時にはストッパーと
の当接時に衝撃があり、重いワークの場合にはその衝撃
も大きくなり、落下の可能性もでてくる。よって、回転
速度を変更するように制御することが望ましいが、速度
変更を可能とするには制御装置やモーターが高価なもの
となっていた。そこで本発明はパラレルカムを用いて所
望の加減速が得られるようにし、入れ替え時間の短縮化
も図ろうとする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の解決すべき課題
は以上の如くであり、該課題を解決するために、ガント
リーローダのローダヘッドに水平方向と垂直方向の二方
向にワークを把持するチャックを設けて、回転により互
いのチャックを入れ替え可能とした構成において、チャ
ック位置変更のための回転駆動力をパラレルカム式割り
出し装置を介してローダヘッドの回動ケースに伝えて回
転するように構成したものである。
【0006】
【作用】このような手段を用いることによって、ローダ
ヘッド基部に設けたモーター(ブレーキ付きの汎用モー
ター、或いはサーボモーター等)を360°回転させる
と、垂直方向に対して45°のローダヘッドの回転面に
設けた回動ケースが、パラレルカムを介して180°回
転されて割り出され、回動ケースに設けた水平方向のチ
ャックと垂直方向のチャックの位置が互いに入れ替えで
きるのである。この入れ替えのための回転速度はパラレ
ルカムの形状で決まり、速度変化をつけることができ
て、徐々に加速度を増してから等速回転させ、徐々に減
速して停止させるようにできる。
【0007】
【実施例】次に本発明の技術を図面に示す一実施例につ
いて説明すると、図1はガントリーローダを旋盤に配置
した全体斜視図、図2はローダヘッドの側面断面図、図
3は図2におけるA矢視図、図4はパラレルカム式割り
出し装置の平面図、図5は図4におけるB−B断面図、
図6は入力軸と出力軸の時間的変化を示す図である。
【0008】本発明のローダチャックを装備したガント
リーローダDを二軸旋盤に配設した場合について全体構
成から説明すると、ベース1上に旋盤Cとその後部上に
ガントリーローダD、その後部一側に旋盤C及びガント
リーローダDを制御する制御盤16を配置し、旋盤Cは
ベース1前部上のベッド2中央上にヘッドストック3・
3を載置し、該ヘッドストック3・3に主軸を横架して
その主軸先端にワークを把持するスピンドルチャック4
・4を突出し、前記ヘッドストック3・3の後部に主軸
を回転駆動する主軸モーター5・5が配設されている。
前記ヘッドストック3・3側方にはタレットスライド6
・6がそれぞれレール上を左右摺動可能に配設され、該
タレットスライド6・6前面には前後摺動及び回転可能
にタレット7・7が突出され、該タレット7・7の外周
面に数種の切削工具が付設され、該タレット7・7を回
転させて加工に必要な切削工具を選択してタレットスラ
イド6の左右摺動とタレット7の前後摺動により、主軸
を回転させながらワークの切削加工ができるようにして
いる。
【0009】このスピンドルチャック4に旋盤C側部に
配置したワークフィーダ14からワークを供給したり、
加工後の製品をコンベア15に搬送したりするためにガ
ントリーローダDが設けられており、前記ベース1後部
に門型のローダフレーム10が立設され、該ローダフレ
ーム10の水平の梁部分にレール10a・10aが横設
され、該レール10a・10a上にガントリーローダD
の走行体11が載置され、該走行体11に摺動体12が
前後に摺動可能に設けられ、該摺動体12の前端には昇
降ロッド13が上下摺動可能に設けられ直交座標型のガ
ントリーローダDが形成されている。該昇降ロッド13
下端にローダヘッドEが設けられている。9はワーク反
転用のチャックである。
【0010】前記ローダヘッドEの構成は図2に示すよ
うに、昇降ロッド13下端に割り出しケース30を固設
し、該割り出しケース30内に後述する本発明のパラレ
ルカム式割り出し装置Fが内装され、該割り出しケース
30下部に垂直方向に対して45°の回転面30aを形
成し、該回動面30aより直角方向に突出した出力フラ
ンジ31に回動ケース32を固設し、該回動ケース32
に水平方向と垂直下方向に面したチャック面32a・3
2aにローダチャック33・33を設けて、ワークを把
持できるようにしている。
【0011】本発明の割り出し装置Fは図2乃至図5に
示すように、前記割り出しケース30上面に正逆転可能
なモーター34を固設し、該モーター34の出力軸34
aにユニバーサルジョイント35を介して入力軸36と
接続し、該入力軸36は前記回転面30a上に固設した
支持ケース37にベアリング39・39を介して回転自
在に支持され、該入力軸36上には上下平行に上カム4
0・下カム41が固設され、該入力軸36と平行に従動
軸42が前記出力フランジ31に固設され、該従動軸4
2と出力フランジ31がベアリング43に回転自在に支
持され、該従動軸42の軸心を回転軸心(α軸)として
いる。なお、該従動軸42と出力フランジ31の軸心は
空洞としてローダチャック33・33を駆動するための
ホース等を挿入できるようにしている。
【0012】そして、該従動軸42上には前記上カム4
0の高さに合わせてローラー44・44・44が、と下
カム41の高さに合わせてローラー45・45・45が
それぞれ回転自在に設けられ、前記上カム40と下カム
41は図4に示すように、略同一の形状をして上下逆向
きで所定角度ずらして入力軸36に固定され、一方の上
カム40の形状について説明すると、二つの突出部40
a・40bと、前記ローラー44の外周に摺接する円弧
部40cと、前記二つの突出部40a・40bの間でロ
ーラー44を嵌入する凹部40dと、突出部40bと円
弧部40cの間でローラー44を少し嵌入する凹部40
eが形成され、突出部40aと円弧部40cとの接続辺
はゆるやかな斜辺40fとして回転時には徐々にローラ
ー44を押す形状としている。下カム41も同様に形成
されている。
【0013】また、ローラー44・45・・・の配置
は、従動軸42の中心から同一半径上に位置して、前記
突出部40a・40bがローラー44とローラー44の
間に入るように間隔をあけて3つ配置し、上側のローラ
ー44・44・44と下側のローラー45・45・45
は平面視で交互に位置するように配置している。
【0014】このように構成することによって、パラレ
ルカム式割り出し装置Fは前記モーター34を駆動し
て、ユニバーサルジョイント35を介して入力軸36を
図4において右回り(矢印イ方向)に回転させると、円
弧部40c・41cにローラー44・45が当接してい
るときには摺接してローラー44・45が空回り状態で
あって従動軸42は回転されず図6に示すように「停
止」状態であり(入力軸36の回転角0〜30°)、ロ
ーラー44が斜辺40fに当接すると徐々に押されて従
動軸42が回転して「加速」領域に入り(30〜150
°)、この「加速」領域で従動軸42は60°回転され
る。
【0015】そして、突出部40aがローラー44とロ
ーラー44の間に入ってから、凹部40eにローラー4
4が嵌入し、凹部41dにローラー45が嵌入して、突
出部41bがローラー45とローラー45の間に入るま
での間(150〜210°)は入力軸36と出力軸42
が同じ速度で回転されて「等速」領域となり、従動軸4
2は更に60°回転される。そして、突出部41bがロ
ーラー45とローラー45の間に入ってから抜け出てロ
ーラー44が凹部40eより抜け出るとき(210〜3
30°)に「減速」領域であり、従動軸42は更に60
°回転されて停止し、入力軸36は更に30°回転して
停止する。
【0016】即ち、入力軸36を一回転(360°)し
て停止させるようにしたときに、従動軸42は徐々に加
速されて、等速回転になって、徐々に減速されて半回転
(180°)する。また、入力軸36を逆方向に一回転
させると、従動軸42は逆まわりで加速・等速・減速が
前記同様に行われて、半回転されて元に戻る。従って、
ローダヘッドEは従来のように一定速度で回転して水平
方向と垂直方向のローダチャック33・33を入れ替え
るのではなく、徐々に回転を開始して等速回転して、徐
々に減速されて停止し、スムースに回転されて入れ替え
ができるようになり、回転開始時や停止に衝撃が加わら
ないのである。そして、上記加速特性及び減速特性(カ
ーブ)や等速開始角度や減速開始角度は上カム40及び
下カム41の形状(例えば斜辺40fや凹部40e)を
変更することによって、加減速の特性曲線を変更でき、
ワークの種類や作業速度に合わせられるのである。以上
の実施例では、XYZの3軸方向に移動自在なガントリ
ーローダを例にとって説明してきたが、例えばY軸とZ
軸の2軸方向に移動自在な型式のガントリーローダー
等、他の型式のものに適用することも可能であり、型式
そのものに拘束されるものではない。
【0017】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。即ち、パラレルカムによ
ってローダヘッドの位置を割り出しして、その状態を拘
束できるとともに、カム面の形状を変更することによっ
て旋回の加減速を自由に変更することが可能となり、旋
回開始時や停止時の衝撃が軽減されワークをチャックし
て確実に位置変更できる。また、従来のようにモーター
の回転速度を制御して、割り出して停止した状態をスト
ッパー等で維持するようにした構成に比べて安価に構成
でき、駆動用のモーターは一回転させるだけでよいので
入れ替え時間の短縮化も図れたのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るチャック割り出し装置を装備した
ガントリーローダを旋盤に配置した全体斜視図である。
【図2】ローダヘッドの側面断面図である。
【図3】図2におけるA矢視図である。
【図4】本発明のパラレルカム式割り出し装置の平面図
である。
【図5】図4におけるB−B断面図である。
【図6】入力軸と出力軸の時間的変化を示す図である。
【図7】従来のローダヘッド側面図である。
【符号の説明】
D ガントリーローダ E ローダヘッド F 割り出し装置 32 回動ケース 33 ローダチャック 34 モーター 36 入力軸 40 上カム 41 下カム 42 従動軸 44・45 ローラー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガントリーローダのローダヘッドに水平
    方向と垂直方向の二方向にワークを把持するチャックを
    設けて、回転により互いのチャックを入れ替え可能とし
    た構成において、チャック位置変更のための回転駆動力
    をパラレルカム式割り出し装置を介してローダヘッドの
    回動ケースに伝えて回転することを特徴とするガントリ
    ーローダのチャック割り出し装置。
JP5331293A 1993-12-27 1993-12-27 ガントリーローダのチャック割り出し装置 Pending JPH07185988A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5331293A JPH07185988A (ja) 1993-12-27 1993-12-27 ガントリーローダのチャック割り出し装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP5331293A JPH07185988A (ja) 1993-12-27 1993-12-27 ガントリーローダのチャック割り出し装置

Publications (1)

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JPH07185988A true JPH07185988A (ja) 1995-07-25

Family

ID=18242073

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5331293A Pending JPH07185988A (ja) 1993-12-27 1993-12-27 ガントリーローダのチャック割り出し装置

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JP (1) JPH07185988A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001150286A (ja) * 1999-11-29 2001-06-05 Toyoda Mach Works Ltd 工作機械における工作物搬出入装置
CN111203552A (zh) * 2020-04-20 2020-05-29 马旭东 一种用于数控车床的自动上下料装置
CN114406362A (zh) * 2021-12-27 2022-04-29 天津精诚机床股份有限公司 一种倾斜刀架龙门式蜗杆砂轮磨齿机

Cited By (4)

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