JPH0718565A - 漂白・脱臭・殺菌方法 - Google Patents
漂白・脱臭・殺菌方法Info
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- JPH0718565A JPH0718565A JP5182079A JP18207993A JPH0718565A JP H0718565 A JPH0718565 A JP H0718565A JP 5182079 A JP5182079 A JP 5182079A JP 18207993 A JP18207993 A JP 18207993A JP H0718565 A JPH0718565 A JP H0718565A
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- Japan
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- bleaching
- water
- ozone gas
- deodorizing
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ドライクリーニング対象の繊維製品の漂白・
脱臭・殺菌を、水を使用せずに安定した品質で行える漂
白剤。 【構成】 非極性で飽和のパーフルオロカーボン類に、
オゾンガスを注入した漂白剤。
脱臭・殺菌を、水を使用せずに安定した品質で行える漂
白剤。 【構成】 非極性で飽和のパーフルオロカーボン類に、
オゾンガスを注入した漂白剤。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はドライクリーニングにお
ける漂白・脱臭・殺菌方法並びにこれらに使用するオゾ
ンガスを溶解させるための溶剤に関するものである。
ける漂白・脱臭・殺菌方法並びにこれらに使用するオゾ
ンガスを溶解させるための溶剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在の洗濯方法として、水を使用するラ
ンドリー、パークロルエチレン等の有機溶剤を使用する
ドライクリーニング、その他にパウダークリーニング、
シャンプークリーニング等がある。それぞれ繊維製品の
種別に応じて利用されており、水により損傷を受け易い
毛、絹、またはこれらに類似する繊維製品の場合は、主
としてドライクリーニングによる。ドライクリーニング
においては、繊維の損傷を防ぐために水を使用せずに、
パークロルエチレン等の有機溶剤を使用して行うが、こ
れらの有機溶剤中では繊維の黄ばみやシミ等の汚れの除
去が十分でない。
ンドリー、パークロルエチレン等の有機溶剤を使用する
ドライクリーニング、その他にパウダークリーニング、
シャンプークリーニング等がある。それぞれ繊維製品の
種別に応じて利用されており、水により損傷を受け易い
毛、絹、またはこれらに類似する繊維製品の場合は、主
としてドライクリーニングによる。ドライクリーニング
においては、繊維の損傷を防ぐために水を使用せずに、
パークロルエチレン等の有機溶剤を使用して行うが、こ
れらの有機溶剤中では繊維の黄ばみやシミ等の汚れの除
去が十分でない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の有機溶剤で除去
できない不溶性汚れを水を使用して漂白すると、繊維の
収縮や色落ちが生じてしまう。また、ドライクリーニン
グ後の部分的漂白やシミ抜きは、漂白剤の量、温度、時
間等の調節に専門的な知識や技術を必要とし、そしてま
た水系での漂白のように品質も安定しない。
できない不溶性汚れを水を使用して漂白すると、繊維の
収縮や色落ちが生じてしまう。また、ドライクリーニン
グ後の部分的漂白やシミ抜きは、漂白剤の量、温度、時
間等の調節に専門的な知識や技術を必要とし、そしてま
た水系での漂白のように品質も安定しない。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、水を使
用することなく、繊維に安全でかつ安定した品質で漂白
できる漂白・脱臭・殺菌方法およびそれに使用するオゾ
ンガスの溶解溶剤を提供するものである。そのために水
に互いに溶解せず、そして不活性、低毒性かつ不燃性で
あり、このため繊維に全く影響なく、そして取扱い易
く、作業環境、安全性に問題のない非極性で、飽和の有
機溶剤を採用した。この非極性で飽和の有機溶剤にオゾ
ンガスを注入して漂白・脱臭・殺菌を行うようにした。
用することなく、繊維に安全でかつ安定した品質で漂白
できる漂白・脱臭・殺菌方法およびそれに使用するオゾ
ンガスの溶解溶剤を提供するものである。そのために水
に互いに溶解せず、そして不活性、低毒性かつ不燃性で
あり、このため繊維に全く影響なく、そして取扱い易
く、作業環境、安全性に問題のない非極性で、飽和の有
機溶剤を採用した。この非極性で飽和の有機溶剤にオゾ
ンガスを注入して漂白・脱臭・殺菌を行うようにした。
【0005】オゾンガスは常温では不安定で自己分解を
生じやすく、半減期は16時間といわれている。このオ
ゾンガスを漂白・脱臭・殺菌に利用するためには、通常
水に溶解させて使用するが、その溶解量はヘンリーの法
則に従い、ガス中濃度の20〜30%である。また水中
では大気中より自己分解しやすく、その半減期はわずか
20分間といわれている。他方、非極性の有機溶剤への
溶解度は水に比較し、最大で10倍も大きい。しかしオ
ゾンと有機化合物とは反応し易く、不安定であり、また
さまざまな反応物を生成してしまう。
生じやすく、半減期は16時間といわれている。このオ
ゾンガスを漂白・脱臭・殺菌に利用するためには、通常
水に溶解させて使用するが、その溶解量はヘンリーの法
則に従い、ガス中濃度の20〜30%である。また水中
では大気中より自己分解しやすく、その半減期はわずか
20分間といわれている。他方、非極性の有機溶剤への
溶解度は水に比較し、最大で10倍も大きい。しかしオ
ゾンと有機化合物とは反応し易く、不安定であり、また
さまざまな反応物を生成してしまう。
【0006】本発明で使用するパーフルオロカーボン類
は非極性で飽和の有機溶剤であるところから、従来のド
ライクリーニングに使用されていた非極性で不飽和のパ
ークロルエチレンのような従来の緒欠点が無く、溶剤自
体安定で、溶解オゾンの半減期が水中の約2倍長くなっ
た。
は非極性で飽和の有機溶剤であるところから、従来のド
ライクリーニングに使用されていた非極性で不飽和のパ
ークロルエチレンのような従来の緒欠点が無く、溶剤自
体安定で、溶解オゾンの半減期が水中の約2倍長くなっ
た。
【0007】したがって漂白・脱臭・殺菌剤として使用
し、取扱いが便利で、作業環境、安全性に問題無く、漂
白効果も大幅に増大できた。
し、取扱いが便利で、作業環境、安全性に問題無く、漂
白効果も大幅に増大できた。
【0008】
【実施例1】木綿布を紅茶水溶液に入れて煮沸処理した
のち、風乾した被洗物である汚染布を300ミリリット
ルのパーフルオロヘキサン溶液に浸漬した中に、濃度3
0mg/Nリットルのオゾンガスを毎分1Nリットルで
3分間注入した。この漂白後の汚染布を取出し風乾させ
たものの漂白効果を計算したところ24%の漂白性能を
得た。
のち、風乾した被洗物である汚染布を300ミリリット
ルのパーフルオロヘキサン溶液に浸漬した中に、濃度3
0mg/Nリットルのオゾンガスを毎分1Nリットルで
3分間注入した。この漂白後の汚染布を取出し風乾させ
たものの漂白効果を計算したところ24%の漂白性能を
得た。
【0009】同様にして水を使用して漂白した場合の漂
白効果は9%にとどまり、本発明の漂白剤の使用の場合
が格段の漂白性能を示した。尚、漂白効果の計算は次式
に基づいて行った。
白効果は9%にとどまり、本発明の漂白剤の使用の場合
が格段の漂白性能を示した。尚、漂白効果の計算は次式
に基づいて行った。
【0010】
【数1】 また、実施例における本発明オゾンガス溶解溶液は16
ppmであり、水を使用したオゾンガス溶解溶液の場合
8ppmであり、本発明の溶液が高濃度を示し、さらに
両溶液の溶解オゾンは共に指数関数的に自己分解する
が、その半減期が水の場合は20分間であるのに比し、
本発明の場合は約2倍になった。また、本発明によれば
高濃度の安定したオゾン溶液が得られることが分かっ
た。したがって脱臭・殺菌にも高い効果を有する。
ppmであり、水を使用したオゾンガス溶解溶液の場合
8ppmであり、本発明の溶液が高濃度を示し、さらに
両溶液の溶解オゾンは共に指数関数的に自己分解する
が、その半減期が水の場合は20分間であるのに比し、
本発明の場合は約2倍になった。また、本発明によれば
高濃度の安定したオゾン溶液が得られることが分かっ
た。したがって脱臭・殺菌にも高い効果を有する。
【0011】実施例においては、パーフルオロカーボン
類のパーフルオロヘキサン(
類のパーフルオロヘキサン(
【化1 【化1【0012】】)であるが、同じ直鎖型(リニア
型)のパーフルオロヘプタン(
型)のパーフルオロヘプタン(
【化2】 )、
【0013】パーフルオロオクタン(
【化3】 )、パーフルオロノナン(
【化4】 )あるいは環式(シクロ型)のパーフルオロカーボン類
であっても同様の効果が生じる。
であっても同様の効果が生じる。
【0014】本実施例においては布を対象としている
が、その他の被洗物として毛皮、皮革あるいはボタン等
の衣服の附属品に対しても同様の効果が得られる。
が、その他の被洗物として毛皮、皮革あるいはボタン等
の衣服の附属品に対しても同様の効果が得られる。
【0015】
【実施例2】汚染布をパーフルオロヘキサン溶液に浸漬
する前に、汚染部分を水アルコール等の極性の溶剤に漬
けたのちに水切りをした湿潤状態にしてから実施例1と
同様に処理した。この場合漂白効果が50%まで上がっ
た。
する前に、汚染部分を水アルコール等の極性の溶剤に漬
けたのちに水切りをした湿潤状態にしてから実施例1と
同様に処理した。この場合漂白効果が50%まで上がっ
た。
【0016】これはオゾンが、一旦、水と作用して
【化5】 を生成し、この
【化5】とオゾ
【0017】ンとが
【化6】 の電子密度の高いところを攻撃する性質により漂白効果
が高まったものと考えられる。
が高まったものと考えられる。
【0018】
【発明の効果】本発明は非極性で飽和の有機溶剤を使用
して漂白・脱臭・殺菌を行ったので、不活性、低毒性か
つ不燃性であり、オゾンの溶解性が良くそして半減期を
長くし、繊維を傷害することなく、また作業環境や安全
性が良く、漂白剤として使用して格段に漂白効果が高ま
り、水を使用しないので繊維の収縮や色落ちの心配も無
く、常に安定した品質を保つことができ、生産性も高い
ものとなる。
して漂白・脱臭・殺菌を行ったので、不活性、低毒性か
つ不燃性であり、オゾンの溶解性が良くそして半減期を
長くし、繊維を傷害することなく、また作業環境や安全
性が良く、漂白剤として使用して格段に漂白効果が高ま
り、水を使用しないので繊維の収縮や色落ちの心配も無
く、常に安定した品質を保つことができ、生産性も高い
ものとなる。
【化1】
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年3月10日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】現在の洗濯方法として、水を使用するラ
ンドリー、パークロロエチレン等の有機溶剤を使用する
ドライクリーニング、その他にパウダークリーニング、
シャンプークリーニング等がある。それぞれ繊維製品の
種別に応じて利用されており、水により損傷を受け易い
毛、絹、またはこれらに類似する繊維製品の場合は、主
としてドライクリーニングによる。ドライクリーニング
においては、繊維の損傷を防ぐために水を使用せずに、
パークロロエチレン等の有機溶剤を使用して行うが、こ
れらの有機溶剤中では繊維の黄ばみやシミ等の汚れの除
去が十分でない。
ンドリー、パークロロエチレン等の有機溶剤を使用する
ドライクリーニング、その他にパウダークリーニング、
シャンプークリーニング等がある。それぞれ繊維製品の
種別に応じて利用されており、水により損傷を受け易い
毛、絹、またはこれらに類似する繊維製品の場合は、主
としてドライクリーニングによる。ドライクリーニング
においては、繊維の損傷を防ぐために水を使用せずに、
パークロロエチレン等の有機溶剤を使用して行うが、こ
れらの有機溶剤中では繊維の黄ばみやシミ等の汚れの除
去が十分でない。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】本発明で使用するパーフルオロカーボン類
は非極性で飽和であり、また不活性、低毒性かつ不燃性
であるところから、従来のドライクリーニングに使用さ
れていたパークロロエチレンや石油系溶剤のような諸欠
点が無く、溶剤自体安定で、溶解オゾンの半減期が水中
の約2倍長くなった。
は非極性で飽和であり、また不活性、低毒性かつ不燃性
であるところから、従来のドライクリーニングに使用さ
れていたパークロロエチレンや石油系溶剤のような諸欠
点が無く、溶剤自体安定で、溶解オゾンの半減期が水中
の約2倍長くなった。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】したがって漂白・脱臭・殺菌用の溶剤とし
て使用し、取扱いが便利で、作業環境、安全性に問題無
く、漂白効果も大幅に増大できた。
て使用し、取扱いが便利で、作業環境、安全性に問題無
く、漂白効果も大幅に増大できた。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】
【実施例2】パーフルオロヘキサンに界面活性剤と微量
の水分を添加し、攪拌乳化させた後、実施例1の汚染布
を入れ、水分を付着させる。その後、実施例1と同様に
処理した。この場合漂白効果が45.1%まで上がっ
た。
の水分を添加し、攪拌乳化させた後、実施例1の汚染布
を入れ、水分を付着させる。その後、実施例1と同様に
処理した。この場合漂白効果が45.1%まで上がっ
た。
【表1】
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】
【実施例3】黄変布の作成 油化学協会綿白布を非イオン界面活性剤を用いて10分
洗い後、すすぎ(3分×4回)を行う。スクアレン、ト
リオレインの2wt%ベンゼン溶液を調整し、綿白布を
1分間浸漬した後、十分に風乾し、100℃の恒温乾燥
器中で20〜80時間エージングさせて黄変布を得る。温度の調整 恒温恒湿室(20℃、65%R.H.)中、あるいは8
5%(KC1)に湿度調整したデシケータに黄変布を入
れ、5日間調整する。オゾン漂白装置 オゾン発生装置で発生させたオゾンガスを、黄変布とパ
ーフルオロヘキサン300mlを入れたねじ口洗浄びん
(DURAN)に注入する。オゾンガス濃度は17.1
mg/Nl、ガス流量1Nl/分とする。黄色度、黄変度 黄変布を4枚重ねにし、測色計により表裏一箇所ずつの
X、Y、Zの三刺激値を測定し、黄色度(b値)、黄変
度(△b値)を用いて、評価する。
洗い後、すすぎ(3分×4回)を行う。スクアレン、ト
リオレインの2wt%ベンゼン溶液を調整し、綿白布を
1分間浸漬した後、十分に風乾し、100℃の恒温乾燥
器中で20〜80時間エージングさせて黄変布を得る。温度の調整 恒温恒湿室(20℃、65%R.H.)中、あるいは8
5%(KC1)に湿度調整したデシケータに黄変布を入
れ、5日間調整する。オゾン漂白装置 オゾン発生装置で発生させたオゾンガスを、黄変布とパ
ーフルオロヘキサン300mlを入れたねじ口洗浄びん
(DURAN)に注入する。オゾンガス濃度は17.1
mg/Nl、ガス流量1Nl/分とする。黄色度、黄変度 黄変布を4枚重ねにし、測色計により表裏一箇所ずつの
X、Y、Zの三刺激値を測定し、黄色度(b値)、黄変
度(△b値)を用いて、評価する。
【数2】 結果
【表2】 100℃で20〜80時間エージングさせたスクラレン
黄変布の漂白効果をb値の変化で評価した。のオゾン
ガスを3分間添加したものは、元の黄変布に比べてb値
が1〜2低下した。のオゾンガス添加時間を5分にし
たもの、またの調整湿度を85%にしたものも、b値
の変化はのものと差がなかった。エージングさせたス
クアレン黄変布をのパークロロエチレンで5分間洗浄
したものはb値の変化が小さく、のパークロロエチレ
ン洗浄後にオゾンガスを3分間添加したものはb値が1
〜2低下した。のオゾン濃度31mg/lのパーフル
オロヘキサンに1時間浸漬したものは、b値の変化が2
〜3と、すべての漂白条件の中で最も低下した。
黄変布の漂白効果をb値の変化で評価した。のオゾン
ガスを3分間添加したものは、元の黄変布に比べてb値
が1〜2低下した。のオゾンガス添加時間を5分にし
たもの、またの調整湿度を85%にしたものも、b値
の変化はのものと差がなかった。エージングさせたス
クアレン黄変布をのパークロロエチレンで5分間洗浄
したものはb値の変化が小さく、のパークロロエチレ
ン洗浄後にオゾンガスを3分間添加したものはb値が1
〜2低下した。のオゾン濃度31mg/lのパーフル
オロヘキサンに1時間浸漬したものは、b値の変化が2
〜3と、すべての漂白条件の中で最も低下した。
【表3】 100℃で20〜80時間エージングさせたトリオレイ
ン黄変布の漂白効果をb値の変化で評価した。トリオレ
イン黄変布は、のオゾンガスを3分間添加したもの、
の5分間添加したもの、の調整湿度を85%にした
もの、のパークロロエチレン洗浄後にオゾンガスを3
分間添加したもの、のオゾン溶解パーフルオロヘキサ
ンに1時間浸漬したもの、以上の条件において、ほとん
ど同じb値の変化を示した。
ン黄変布の漂白効果をb値の変化で評価した。トリオレ
イン黄変布は、のオゾンガスを3分間添加したもの、
の5分間添加したもの、の調整湿度を85%にした
もの、のパークロロエチレン洗浄後にオゾンガスを3
分間添加したもの、のオゾン溶解パーフルオロヘキサ
ンに1時間浸漬したもの、以上の条件において、ほとん
ど同じb値の変化を示した。
【発明の効果】本発明は非極性で飽和であり、また不活
性、低毒性かつ不燃性の有機溶剤を使用して漂白・脱臭
・殺菌を行ったので、オゾンの溶解性が良くそして半減
期を長くし、繊維を傷害することなく、また作業環境や
安全性が良く、漂白剤として使用して格段に漂白効果が
高まり、水を使用しないので繊維の収縮や色落ちの心配
も無く、常に安定した品質を保つことができ、生産性も
高いものとなる。
性、低毒性かつ不燃性の有機溶剤を使用して漂白・脱臭
・殺菌を行ったので、オゾンの溶解性が良くそして半減
期を長くし、繊維を傷害することなく、また作業環境や
安全性が良く、漂白剤として使用して格段に漂白効果が
高まり、水を使用しないので繊維の収縮や色落ちの心配
も無く、常に安定した品質を保つことができ、生産性も
高いものとなる。
Claims (5)
- 【請求項1】 被洗物を非極性で飽和の有機溶剤に浸漬
し、オゾンガスを注入して行なう漂白・脱臭・殺菌方
法。 - 【請求項2】 有機溶剤がパーフルオロカーボン類であ
る請求項1記載の漂白・脱臭・殺菌方法。 - 【請求項3】 パーフルオロカーボン類が、パーフルオ
ロヘキサン、パーフルオロヘプタン、パーフルオロオク
タン又はパーフルオロノナンである請求項1記載の漂白
・脱臭・殺菌方法。 - 【請求項4】 パーフルオロカーボン類からなるオゾン
ガスの溶解溶剤。 - 【請求項5】 汚染部分を極性の溶剤にて湿潤させたの
ち、パーフルオロカーボン類の溶液に浸漬し、さらにオ
ゾンガスをこの溶液中に注入して行う漂白方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5182079A JP2551522B2 (ja) | 1993-06-29 | 1993-06-29 | 漂白・脱臭・殺菌方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5182079A JP2551522B2 (ja) | 1993-06-29 | 1993-06-29 | 漂白・脱臭・殺菌方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0718565A true JPH0718565A (ja) | 1995-01-20 |
JP2551522B2 JP2551522B2 (ja) | 1996-11-06 |
Family
ID=16111990
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5182079A Expired - Fee Related JP2551522B2 (ja) | 1993-06-29 | 1993-06-29 | 漂白・脱臭・殺菌方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2551522B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001074985A1 (en) * | 2000-03-31 | 2001-10-11 | 3M Innovative Properties Company | Fluorinated solvent compositions containing ozone |
WO2003008698A1 (de) * | 2001-07-19 | 2003-01-30 | Satec Gmbh | Verfahren und vorrichtung für die antibakterielle chemische reinigung von textilien |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50136477A (ja) * | 1974-04-17 | 1975-10-29 |
-
1993
- 1993-06-29 JP JP5182079A patent/JP2551522B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50136477A (ja) * | 1974-04-17 | 1975-10-29 |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001074985A1 (en) * | 2000-03-31 | 2001-10-11 | 3M Innovative Properties Company | Fluorinated solvent compositions containing ozone |
US6372700B1 (en) * | 2000-03-31 | 2002-04-16 | 3M Innovative Properties Company | Fluorinated solvent compositions containing ozone |
US6537380B2 (en) | 2000-03-31 | 2003-03-25 | 3M Innovative Properties Company | Fluorinated solvent compositions containing ozone |
KR100728845B1 (ko) * | 2000-03-31 | 2007-06-14 | 쓰리엠 이노베이티브 프로퍼티즈 캄파니 | 오존을 함유하는 플루오르화 용매 조성물 |
WO2003008698A1 (de) * | 2001-07-19 | 2003-01-30 | Satec Gmbh | Verfahren und vorrichtung für die antibakterielle chemische reinigung von textilien |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2551522B2 (ja) | 1996-11-06 |
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