JPH07185480A - 軸受部材の自動洗浄システム - Google Patents

軸受部材の自動洗浄システム

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JPH07185480A
JPH07185480A JP33521493A JP33521493A JPH07185480A JP H07185480 A JPH07185480 A JP H07185480A JP 33521493 A JP33521493 A JP 33521493A JP 33521493 A JP33521493 A JP 33521493A JP H07185480 A JPH07185480 A JP H07185480A
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JP
Japan
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cleaning
arm
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washing
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JP33521493A
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English (en)
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Kuniaki Watanabe
邦明 渡邊
Masao Kumagai
正夫 熊谷
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Kobe Steel Ltd
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Kobe Steel Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 圧延機のロール支持に使用されているベアリ
ングおよびその付属部品である軸受部材の洗浄作業を省
力化して、洗浄作業能率を良くする。 【構成】 平行な洗浄工程側レール2と乾燥工程側レー
ル3とに、先端に支持アーム5が着脱自在に接続された
昇降アーム4dを有する台車4を往復動させ、これらレ
ール2,3の一端側に、垂直状態からこれらレール2,
3の方向に揺動する傾動アーム6a,7aを有する軸受
部材移送用・検査組立用傾転装置6,7を配設し、他端
側に洗浄槽9が載置されたターンテーブル8を配設し、
これらの間に、洗浄工程側レール2側に洗浄液を噴射す
る洗浄装置10を配設すると共に、乾燥工程側レール3
側にリンス液と乾燥用空気を噴射するリンス・乾燥装置
11を設け、必要に応じて支持アーム5を着脱しながら
台車4とターンテーブル8とで軸受部材Bを搬送して軸
受部材Bを洗浄、リンス・乾燥することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動洗浄システムに係
り、より詳しくは、圧延機のロールを支持する大型、か
つ大重量の軸受部材を自動的に洗浄し得るようにした軸
受部材の自動洗浄システムに関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、圧延機のロールを支持す
る軸受部材であるベアリングやそれらの付属品は定期的
に点検する必要がある。その場合、ベアリングやそれら
の付属品は大型で大重量であるため、クレーンやホイス
ト等を用いてベアリングボックス等から抜き取って分解
した後、これらを金網製のケースに収納すると共に、ケ
ースをクレーンやホイストで吊持して洗浄槽に浸漬して
洗浄し、また高圧エアーを吹付け、かつ高圧水を噴射す
る等によってグリース等の潤滑材を吹き飛ばして除去し
ている。そして、このようにしてグリースを除去した後
に、ベアリングやそれらの付属品を乾拭きして点検を行
い、異常のないものは再組立をして再使用に供してい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ベアリング
やそれらの付属品からのグリースの除去作業や乾拭き作
業は全て手作業であるのに加えて、上記のとおり、ベア
リングやそれらの付属品を洗浄・乾燥するに際してクレ
ーンやホイストを使用する関係上、クレーン待ちも必要
で作業可能時間も限定されるため、省力化並びに作業能
率に係る解決すべき課題があった。
【0004】従って、本発明の目的とするところは、自
動化することにより、省力化を実現すると共に、洗浄作
業能率の向上を可能ならしめる軸受部材の自動洗浄シス
テムを提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記実情に鑑み
てなされたものであって、従って、本発明に係る軸受部
材の自動洗浄システムが採用した手段の特徴とするとこ
ろは、作業床に設けられた案内通路により往復動自在に
案内され、かつ該案内通路の幅方向の一方側に突出する
昇降自在な昇降アームを有する台車と、前記昇降アーム
の先端部に着脱自在に連結され、軸受部材が緩嵌される
水平な支持アームと、前記案内通路の幅方向の外方位置
であって、かつ該案内通路の一端側から他方側に向かっ
て配設され、垂直状態から前記案内通路側に揺動して水
平となる、軸受部材が緩嵌される傾転アームを有する軸
受部材移送用傾転装置、洗浄液を噴射する噴射ノズルを
前記案内通路側に有する洗浄装置、洗浄液を旋回させる
機能を有し、洗浄液中に前記支持アームと共に浸漬され
る軸受部材を洗浄する洗浄槽、中和液・乾燥用空気を噴
射する噴射ノズルを前記案内通路側に有するリンス・乾
燥装置、並びに垂直状態から前記案内通路側に揺動して
水平となる、軸受部材が緩嵌される傾転アームを有する
軸受部材の検査組立用傾転装置とからなるところにあ
る。
【0006】
【作用】本発明に係る軸受部材の自動洗浄システムによ
れば、軸受部材移送用傾転装置の傾転アームを垂直にす
れば、この傾転アームに、分解された軸受部材を緩嵌す
ることができる。一方、傾転アームを水平にし、昇降ア
ームを下降させて支持アームと傾転アームとを同一レベ
ルにして軸受部材を支持アーム側に移動させて昇降アー
ムを上昇させると共に、案内通路に沿って台車を移動さ
せることにより軸受部材を洗浄装置の位置に移動させて
粗洗浄し、さらに台車を移動させて洗浄槽の位置で昇降
アームを下降させることにより軸受部材を洗浄槽の洗浄
液中に浸漬して洗浄することができる。
【0007】そして、洗浄終了後は、昇降アームの上昇
により支持アームを介して軸受部材を上昇させ、台車の
移動によりリンス・乾燥装置で軸受部材をリンス・乾燥
させると共に、支持アームに緩嵌されているリンス・乾
燥済みの軸受部材を検査組立用傾転装置の傾転アームに
移動させれば軸受部材を検査することができ、次いでこ
の傾転アームを垂直にすれば軸受部材を組立工程に送り
得る状態になる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例に係る軸受部材の自動
洗浄システムを、換気装置を省略した状態の、その平面
図の図1と、その一部断面示側面図の図2と、図2のA
−A線断面図の図3と、図2のB−B線断面図の図4
と、台車の正面図の図5aと、台車の一部断面示平面図
の図5bと、洗浄装置の一部断面示側面図の図6aと、
図6aのC矢視図の図6bと、リンス・乾燥装置の一部
断面示側面図の図7aと、図7aのD矢視図の図7bと
を順次参照しながら説明する。
【0009】図1,2,3,4に示す符号1は自動洗浄
システムであって、この自動洗浄システム1は、案内通
路である洗浄工程側レール2および乾燥工程側レール3
と、これらレール2,3によりそれぞれ案内され、昇降
アーム4aを有すると共に軸受部材Bを移動させる台車
4,4と、これらレール2,3の間であって、かつ同端
側に配設される軸受部材移送用傾転装置6および検査組
立用傾転装置7、これらレール2,3の間で、かつ他端
側に配設されたターンテーブル8の上に同ピッチで載置
されてなる4つの洗浄槽9と、前記軸受部材移送用傾転
装置6とターンテーブル8の間に配設され、前記洗浄工
程側レール2側に洗浄液を噴射する噴射ノズルを有する
洗浄装置10と、前記検査組立用傾転装置7とターンテ
ーブル8の間に配設され、前記乾燥工程側程レール3側
にリンス液と乾燥用空気とを噴射する噴射ノズルを有す
るリンス・乾燥装置11と、前記ターンテーブル8の上
方にフード12aとダクト12bとからなる換気装置1
2とから構成されている。
【0010】先ず、台車4の構成を、図4,図5a,図
5bを参照しながら説明すると、この台車4は、洗浄工
程側レール2を走行する台車本体4aと、この台車本体
4aの上に立設される支柱4bと、この支柱4bと平行
に立設される昇降用シリンダ4cと、前記支柱4bに昇
降可能に外嵌され、前記昇降用シリンダ4cのロッドの
先端が枢着されると共に、ロッドの反枢着側、つまり、
乾燥工程側レール3の方向に突出する昇降アーム4dと
から構成されている。
【0011】さらに、昇降アーム4dの先端に「Tの
字」状の係合部が設けられており、この係合部に、側面
形状が「Lの字」状の支持アーム5が、その先端に設け
られた「Tの字」状の係止溝が係合されることにより接
続されている。この場合、昇降アーム4dに係止溝が、
また支持アーム5に係合部が設けられていても良い。
【0012】前記支持アーム5の着脱は、昇降アーム4
dの先端側、かつ上部に設けられたエア作動式の着脱用
シリンダ4eのロッドの伸縮による、貫通孔へのロック
ピン4pの挿脱と、昇降アーム4dの昇降とにより行わ
れるように構成されている。また、この台車4は、台車
本体4aの上に設けたモータ4fの駆動により無端状の
チェーンあるいはベルトを介して走行され、洗浄装置1
0や洗浄槽9の位置にくると、台車本体4aの下部から
下方に突出するストッパ装置4gによって停止されるよ
うに構成されている。なお、乾燥工程側レール3を走行
する台車4は、昇降アーム4dが洗浄工程側レール2の
方向に突出しているだけであって、これらは全く同構成
になるものである。
【0013】次に、前記軸受部材移送用傾転装置6と検
査組立用傾転装置7との構成を説明する。但し、これら
装置6,7は、全く同構成であって、しかも勝手反対に
配設されているだけであるから、軸受部材移送用傾転装
置6を例として、図4を参照しながらその構成を説明す
ると、この軸受部材移送用傾転装置6は、洗浄工程側レ
ール2と乾燥工程側レール3の間における洗浄工程側レ
ール2側寄りに配設されている。
【0014】さらに、相互に噛合する歯車のうち、一方
の歯車をモータで駆動することにより、水平から垂直の
範囲で、水平軸6bを中心として自在に揺動される支持
台板6cに立設されてなる傾転アーム6aを有してい
る。つまり、垂直状態の傾転アーム6a(支持台板6c
は水平状態)に軸受部材Bが緩嵌されると、この傾転ア
ーム6aは水平になるまで洗浄工程側レール2の方向に
揺動されるものである。なお、前記支持台板6cは、例
えば油圧シリンダで揺動させても良く、減速機付のモー
タの出力軸にカップリングを介して揺動させるようにし
ても良い。
【0015】前記ターンテーブル8の上には、図1,
2,3に示すように、回転中心を中心とする等配位置に
4つの洗浄槽9が配設されている。この洗浄槽9の内側
には洗浄液噴射ノズル(図示省略)が設けられており、
洗浄槽9内の洗浄液を吸引すると共に、この洗浄液噴射
ノズルから洗浄液を噴射して洗浄液に旋回流を生じさせ
ることにより、洗浄能力を高めるように構成されてい
る。前記ターンテーブル8は旋回することにより、例え
ば、図1において、洗浄工程側レール2側から洗浄槽内
に入れられた軸受部材Bを、昇降アーム4dから取外し
た支持アーム5と共に、乾燥工程側レール3側に移動さ
せるものである。なお、洗浄槽9の数は、特に4つであ
る必要がなく、例えば2以上であれば良いので、洗浄槽
9の数の数については何ら限定されるものではない。
【0016】前記洗浄装置10は、図6a,6bに示す
ように、洗浄工程側レール2と直交する向きに敷設され
てなる洗浄装置用レール10dを、作動用シリンダ10
eのロッドの伸縮で往復走行する台車本体10aと、こ
の台車本体10aの上に搭載される飛沫飛散防止円胴1
0bと、この飛沫飛散防止円胴10bに内設され、回転
中心を中心とする同心円上における等ピッチ位置に複数
本のパイプが突設され、これらパイプには回転中心方向
に水、温水、または洗浄液を噴射する複数の噴射ノズル
10cが設けられている。
【0017】従って、作動用シリンダ10eのロッドの
伸長で台車本体10aが洗浄工程側レール2の方向に移
動し、飛沫飛散防止円胴10b内、つまり複数のパイプ
の間に、支持アーム5で支持されている軸受部材Bが位
置する状態になり、軸受部材Bは噴射ノズル10cから
噴射される洗浄液で粗洗浄されることになる。これら噴
射ノズル10cへの洗浄液の供給は、周知の構成になる
スイベルジョイントを介して飛沫飛散防止円胴10bの
反パイプ側に接続されるフレキシブルホースによって行
われる。なお、噴射ノズル10cから噴射され、軸受部
材Bに跳ね返る洗浄浄液等の飛沫の飛散は飛沫飛散防止
円胴10bによって防止される。
【0018】前記リンス・乾燥装置11は、図7a,7
bに示すように、前記洗浄装置10とほぼ同構成であっ
て、台車本体11aと、飛沫飛散防止円胴11bと複数
のパイプとこれらパイプに設けられる複数の噴射ノズル
11cとからなり、噴射ノズル11cからリンス液を噴
射した後に乾燥用空気を噴射するところが相違する。こ
のリンス・乾燥装置11は作動用シリンダ11eのロッ
ドの伸縮によりレール11dを案内されて乾燥工程側レ
ール3に対して接近し、かつ離反するように構成されて
いる。
【0019】なお、前記ターンテーブル8とリンス・乾
燥装置11との間に防錆液槽を配設して、洗浄後の軸受
部材Bを防錆液に浸漬するようにすれば、例え何かの原
因で洗浄後の軸受部材Bを長期間放置する必要が生じて
も、軸受部材Bが錆びないので安全である。勿論、防錆
液槽を配設せずに、リンス・乾燥装置11の噴射ノズル
11cから防錆液を混入したリンス液を噴射させるよう
にしても良い。
【0020】以下、上記構成になる自動洗浄システム1
の作用態様を説明すると、換気装置12を作動させなが
ら、軸受部材移送用傾転装置6の傾転アーム6aを垂直
にすれば、これに分解された軸受部材Bを緩嵌すること
ができる。一方、傾転アーム6aを水平にし、台車4の
昇降アーム4dを下降させて、昇降アーム4dの先端に
着脱自在に装着されている支持アーム5と前記傾転アー
ム6aとを同一レベルにして軸受部材Bを支持アーム5
に移動させ、昇降アーム4dを上昇させれば軸受部材B
は台車4により支持される。
【0021】そして、洗浄工程側レール2に沿って台車
4を洗浄装置10側に移動させる。台車4が洗浄装置1
0に対応する位置に到達し、ストッパ装置4gの働で台
車4が停止されると、洗浄装置10が軸受部材Bに接近
し、軸受部材Bが飛沫飛散防止円胴10b内に収容され
ると複数の噴射ノズル10cから洗浄液が噴射され、噴
射される洗浄液により、この軸受部材Bが粗洗浄され
る。このようにして、軸受部材Bの粗洗浄が終了する
と、洗浄液の噴射が止められると共に作動用シリンダ1
0eのロッドの縮小で洗浄装置10が退避される。
【0022】次いで、ターンテーブル8側に移動された
台車4は、ターンテーブル8上の洗浄槽9の対応位置に
おいて停止する。すると、昇降アーム4dが下降され、
軸受部材Bは洗浄槽9の洗浄液に浸漬されると共に旋回
流による軸受部材Bの洗浄が行われる一方、着脱用シリ
ンダ4eのロッドの縮小によるロックピンの抜け出しと
昇降アーム4dの上昇による係合部と係止溝との係合の
解除により、軸受部材Bは支持アーム5と共に洗浄槽9
内に残される。一方、前記支持アーム5が取外された台
車4は次の軸受部材の洗浄作業のために、軸受部材移送
用傾転装置6の対応位置に戻される。
【0023】軸受部材Bの洗浄を継続しながら、ターン
テーブル8が旋回され、軸受部材Bと支持アーム5とが
残されている洗浄槽9が乾燥工程側レール3側にくる
と、ターンテーブル8の旋回が停止される。次いで、乾
燥工程側レール3に待機している台車4の昇降アーム4
dの下降により係合部と係止溝とを係合させると共に、
着脱用シリンダ4eのロッドを伸長させて、昇降アーム
4dと支持アーム5とを連結する。そして、軸受部材B
の洗浄が終了し、洗浄液の旋回が停止されると、今度は
昇降アーム4dが上昇されて軸受部材Bが洗浄槽9から
取出され、台車4はリンス・乾燥装置11側に移動され
る。
【0024】移動している台車4はリンス・乾燥装置1
1の対応位置において停止され、この停止位置におい
て、軸受部材Bにリンス・乾燥装置11が接近し、軸受
部材Bが飛沫飛散防止円胴11b内に収容されると噴射
ノズル11cからリンス液が噴射されて中和されると共
に、軸受部材Bは乾燥用空気の噴射により乾燥される。
このようにして軸受部材Bの乾燥が終了してリンス・乾
燥装置11が退避されると、台車4が検査組立用傾転装
置7側に移動され、検査組立用傾転装置7の対応位置に
おいて停止される。
【0025】次いで、昇降アーム4dの下降に合わせて
検査組立用傾転装置7の傾転アーム7aが昇降アーム4
d側に揺動され、これらの傾転アーム7aと昇降アーム
4dとが同レベルになると、軸受部材Bが傾転アーム7
a側に移動される。そして、軸受部材Bの検査が行われ
るが、この検査作業と並行して昇降アーム4dから支持
アーム5が取り外され、台車は次の作業のためにターン
テーブル8の対応位置に戻される。このようにして軸受
部材Bの検査が終了すると、傾転アーム7aが揺動によ
り起立されて垂直にされると、軸受部材Bを組立工程に
送り得る状態になり、以上で一連の作業工程が終了す
る。
【0026】このように、従来であれば、手作業に頼ら
ざるを得なかった軸受部材Bからのグリースの除去作業
や乾燥作業はクレーンやホイストで吊持するまでもなく
全て自動的に行われ、またクレーンやホイストを使用す
る機会の減少に伴って、クレーン待ち時間も少なくな
り、作業可能時間に対する限定も削減されるので、その
作業能率が向上するのに加えて、上記のとおり、洗浄・
乾燥作業中を通じて換気装置が作動されているので作業
環境の悪化が防止される。
【0027】なお、以上の実施例では、洗浄工程側レー
ル2と乾燥工程側レール3との2対のレールが敷設され
てなる場合を例として説明したが、例えば、洗浄工程側
レール2と乾燥工程側レール3とが連なっている構成で
あっても良い。但し、この場合にはターンテーブルは不
要であり、また、支持アームの着脱は軸受部材のサイズ
の変更時に限られ、通常の粗洗浄、洗浄、リンス・乾燥
作業の継続中において支持アームの着脱作業が不要にな
る。さらに、上記のとおり、レールが連なっているた
め、台車は1台で良いので、前記実施例に比較して極め
て経済的である。
【0028】
【発明の効果】以上述べたように、本発明に係る軸受部
材の自動洗浄装置によれば、台車により軸受部材を移動
させ、移動中において軸受部材を洗浄装置で粗洗浄し、
洗浄槽で洗浄すると共に、リンス・乾燥装置によりリン
スかつ乾燥させる一連の作業が自動的に行われ、従来の
ような手作業が不要になるので、省力化が可能になるの
に加えて、クレーンの使用機会の減少によるクレーン待
ち時間も短くなるので、軸受部材の洗浄作業能率の向上
に対して多大な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】換気装置を省略した本発明の実施例に係る自動
洗浄システムの平面図である。
【図2】本発明の実施例に係る自動洗浄システムの一部
断面示側面図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】図2のB−B線断面図である。
【図5】図5aは本発明の実施例に係る台車の正面図、
図5bは本発明の実施例に係る台車の一部断面示平面図
である。
【図6】図6aは本発明の実施例に係る洗浄装置の一部
断面示側面図、図6bは図6aのC矢視図である。
【図7】図7aは本発明の実施例に係るリンス・乾燥装
置の一部断面示側面図、図7bは図7aのD矢視図であ
る。
【符号の説明】
1…自動洗浄システム 2…洗浄工程側レール 3…乾燥工程側レール 4…台車,4a…台車本体,4b…支柱,4c…昇降用
シリンダ,4d…昇降アーム,4e…着脱用シリンダ,
4f…モータ,4g…ストッパ装置,4p…ロックピン 5…支持アーム 6…軸受部材移動用傾転装置,6a…傾転アーム 7…検査組立用傾転装置,7a…傾転アーム 8…ターンテーブル 9…洗浄槽 10…洗浄装置,10a…台車本体,10b…飛沫飛散
防止円胴,10c…噴射ノズル.10d…レール,10
e…作動用シリンダ 11…リンス・乾燥装置,11a…台車本体,11b…
回転胴,11c…噴射ノズル.11d…レール,11e
…作動用シリンダ 12…換気装置,12a…フード,12b…ダクト

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業床に設けられた案内通路により往復
    動自在に案内され、かつ該案内通路の幅方向の一方側に
    突出する昇降自在な昇降アームを有する台車と、前記昇
    降アームの先端部に着脱自在に連結され、軸受部材が緩
    嵌される水平な支持アームと、前記案内通路の幅方向の
    外方位置であって、かつ該案内通路の一端側から他方側
    に向かって配設され、垂直状態から前記案内通路側に揺
    動して水平となる、軸受部材が緩嵌される傾転アームを
    有する軸受部材移送用傾転装置、洗浄液を噴射する噴射
    ノズルを前記案内通路側に有する洗浄装置、洗浄液を旋
    回させる機能を有し、洗浄液中に前記支持アームと共に
    浸漬される軸受部材を洗浄する洗浄槽、中和液・乾燥用
    空気を噴射する噴射ノズルを前記案内通路側に有するリ
    ンス・乾燥装置、並びに垂直状態から前記案内通路側に
    揺動して水平となる、軸受部材が緩嵌される傾転アーム
    を有する軸受部材の検査組立用傾転装置とからなること
    を特徴とする軸受部材の自動洗浄システム。
JP33521493A 1993-12-28 1993-12-28 軸受部材の自動洗浄システム Withdrawn JPH07185480A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106623178A (zh) * 2016-10-28 2017-05-10 嘉善蓝欣涂料有限公司 一种自动上料轴承清洗装置
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