JPH07185025A - 排煙ダクトシステム - Google Patents

排煙ダクトシステム

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JPH07185025A
JPH07185025A JP27998094A JP27998094A JPH07185025A JP H07185025 A JPH07185025 A JP H07185025A JP 27998094 A JP27998094 A JP 27998094A JP 27998094 A JP27998094 A JP 27998094A JP H07185025 A JPH07185025 A JP H07185025A
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smoke exhaust
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damper
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Hiroshi Fujita
寛 藤田
Yukio Kuno
幸男 久野
Yoji Mori
陽司 森
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Takasago Thermal Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 排煙ダクト系において精度の高いダクトシス
テム設計を実現させると共に、適正容量の排煙機を選定
させて排煙機器コストを低減させ得る排煙ダクトシステ
ムを提供する。 【構成】 竪ダクト12と、各フロアごとに分岐部を経
て分岐配設された複数の分岐排煙ダクト16と、流路を
開閉する羽根を備えた排煙口20と、を有し、竪ダクト
と分岐排煙ダクトの分岐部等に羽根によりダクト内部を
気密的に開閉する気密ダンパ24が設けられ、該気密ダ
ンパは、前記排煙口の羽根の開閉に連動してダンパ羽根
26を開閉させ、かつ、該気密ダンパは、静圧100m
mAqにおいて、周囲長1m当たり、1.0立方メート
ル/min以下の空気漏洩量を保持し、排煙機を駆動さ
せる際に略当該煙発生空間系の負圧負荷のみを該排煙機
が負担する構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビルディング等の排煙
設備における排煙ダクトシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、火災の際に発生する煙を建築物内
部に充満させずに人の避難経路を見通しの効くものにし
て確保しておくために、煙を屋外に排出すべく、排煙ダ
クトの入口に排煙口を設けることが公知である。一方、
これら排煙ダクトには煙発生からさらに、火災が進行し
て延焼を防止するために排煙ダクト流路を閉鎖する防火
ダンパが設けられるのが通常である。そして、排煙口に
設けられた羽根は常時は流路を閉状態にして排煙ダクト
流路を閉鎖し、火災により煙が発生すると、煙感知器に
連動して該羽根は開状態となり、排煙する。そして、火
災が進みダクト内温度が上昇すると、防火ダンパ内部等
に設けられた温度ヒューズが溶融してダンパ羽根を閉鎖
させて延焼を防止するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】このような、排煙ダ
クト経路のダクトシステムを考える時、ビルディング等
の複数のフロアを備えた建築構造物等において、各フロ
アには排煙分岐ダクトが天井裏等に配設され、これらは
該ビルディングの上下方向に配置された竪ダクトに連通
されてその端部等に設けられた排煙機を介して外部に煙
を排出する。この時、防火ダンパは、所定温度を越える
時に温度ヒューズに連動させて羽根を閉作動させるもの
であるから、常時はダンパ羽根を開状態に保持させてい
る。
【0004】このような排煙ダクトの静圧計算及び排煙
機の選定を行うについては、排煙ダクトは空調換気ダク
トと異なり、排煙口の開放条件によりダクト内の風量が
変わるため、排煙機容量を決定するには、排煙口の開放
条件ごとに静圧計算を行い最も大きな排煙機を必要とす
る排煙条件を求めなければならない。従って、或るフロ
アで火災が発生した場合等を想定し、排煙ダクト系の排
煙機器設計等を行うに際して、火災発生時には例えば1
0階建ての建築物では当該煙発生のフロア以外の排煙口
は閉塞しているものの、分岐ダクト等においては排煙口
本体はもとより、短管取り出し部、ダクトの継ぎ目、接
続部等での空気漏れが他のフロアでも必然的に生じるこ
ととなり、従って、空気漏洩量を適正に判断することが
困難であり、よって、建築物全体におけるトータルとし
ての排煙能力の正しい評価が行われにくいとともに、過
った判断がなされ、例えば火災発生区画での実際の排煙
能力が低くなりがちであるという問題があった。また、
予めそのような漏れ量を含めて排煙機の選定を行うにつ
いてはどうしても過度に、必要以上の排煙容量を備えた
排煙機を設置することが多く、実質的に無駄な排煙機器
コストを生ぜしめるものとなっていた。更に、火災が生
じて初期消火に終らず火災が長時間に渡った場合、ダク
トを煙道として流通する高温気流が排煙機に至り、電源
経路を損傷して排煙ファン機能を停止させるばかりでな
く、火災発生階より非火災発生階へ火災が伝わるばあい
には結局はその非火災発生階の分岐ダクトから換気メイ
ンダクトを通じて煙道機能によりますます他の階への延
焼を増幅させたり、排煙機を早期に機能停止させるとい
う問題があった。
【0005】本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであり、その目的は排煙ダクト系において精度
の高いダクトシステム設計を実現させると共に、適正容
量の排煙機を選定させて排煙機器コストを低減させ、更
に、火災時の延焼を大幅に抑制でき、排煙機の早期の機
能停止を確実に防止することのできる排煙ダクトシステ
ムを提供することにある。
【0006】
【問題点を解決するための手段】上記目的を達成するた
めに、請求項1に係る発明は、排煙機14に接続された
竪ダクト12と、該竪ダクト12に接続され、各フロア
10F、9F、8F...ごとに分岐部を経て分岐配設
された複数の分岐排煙ダクト16と、この分岐排煙ダク
ト16に接続し、室内空間等と連通し、流路を開閉する
羽根を備えた排煙口20と、を有し、前記竪ダクト12
と分岐排煙ダクト16の分岐部18または分岐排煙ダク
ト16における最も分岐部18寄りに配置された排煙口
20の取り付け位置と前記分岐部18との中間位置には
ダンパ羽根26によりダクト内部を気密的に開閉する気
密ダンパ24が設けられ、該気密ダンパ24は、前記排
煙口20の羽根22の開閉に連動してダンパ羽根26を
開閉させ、かつ、該気密ダンパ24は、静圧100mm
Aqにおいて、周囲長1m当たり、1.0立方メートル
/min以下の空気漏洩量を保持し、該気密ダンパ24
を当該フロア用に配置した排煙口20に連動させて、排
煙口の開口を閉塞して室内空間との連通を遮断する時に
は該気密ダンパ24を閉鎖すると共に、煙発生時にはそ
の煙発生に係る室内空間に配置された排煙口20の開口
を開放させて排煙する時には、当該フロアの気密ダンパ
24を開口させ、前記排煙機14を駆動させる際に略当
該煙発生空間系の負圧負荷のみを該排煙機14が負担す
ることを特徴とする排煙ダクトシステムから構成され
る。
【0007】また、請求項2に係る発明においては排煙
機14に接続された竪ダクト12と、該竪ダクト12に
接続され、各フロア10F、9F、8F...ごとに分
岐部を経て分岐配設された複数の分岐排煙ダクト16
と、この分岐排煙ダクト16に接続し、室内空間等と連
通し、流路を開閉する羽根を備えた排煙口20と、を有
し、前記竪ダクト12と分岐排煙ダクト16の分岐部1
8または分岐排煙ダクト16における最も分岐部18寄
りに配置された排煙口20の取り付け位置と前記分岐部
18との中間位置にはダンパ羽根26によりダクト内部
を気密的に開閉する気密ダンパ24が設けられ、該気密
ダンパ24は、前記排煙口20の羽根22の開閉に連動
してダンパ羽根26を開閉させ、かつ、該気密ダンパ2
4は、静圧100mmAqにおいて、周囲長1m当た
り、1.0立方メートル/min以下の空気漏洩量を保
持し、該気密ダンパ24を当該フロア用に配置した排煙
口20に連動させて、常時は排煙口20の開口を閉塞さ
せると共に各フロアに設置した気密ダンパ24を開口さ
せ、煙発生時にその煙発生に係る室内空間に配置された
排煙口20の開口を開放させると共に、当該煙発生に係
るフロア以外のフロアに設置させた気密ダンパ24を閉
塞させ、前記排煙機14を駆動させる際に略当該煙発生
空間の負圧負荷のみを該排煙機14が負担することを特
徴とする排煙ダクトシステムから構成される。
【0008】
【作用】請求項1の排煙ダクトシステムにおいては排煙
機に接続された竪ダクトと、各フロアごとに分岐部を経
て複数の分岐排煙ダクトを分岐配設し、かつ各フロアご
とに一定気密を保持した気密ダンパを竪ダクトと分岐排
煙ダクトの分岐部近縁に配置させている。そして、排煙
口と気密ダンパを連動させて排煙経路を開閉する様にし
ている。火災が発生したした場合、煙感知器が煙の発生
を感知し、排煙口が開口する。同時に、気密ダンパは排
煙口の羽根開動作に連動して、そのダンパ羽根を開動作
させる。この時、火災発生階の他の室内等に配置された
排煙口はそれらの羽根を閉塞状態に保持しているととも
に、他の階のすべての排煙口及び気密ダンパもダクト流
路を閉鎖している。これによって、気密ダンパにより分
岐排煙ダクトと竪ダクトは分断される。従って各フロア
の分岐排煙ダクトにおける空気漏洩がないこととなる。
そして、排煙機のファンを駆動させる時にはその負圧負
荷は他の階の気密ダンパは閉鎖しているので竪ダクトの
みにかかり、もって煙発生空間系の負圧負荷のみを該排
煙機は負担することとなり、十分な排煙能力をもって火
災発生区画の煙を排煙して避難誘導等を確実に行わしめ
ることとなる。また、火災時に火災発生階へ火が燃え移
り、当該非火災発生階の換気ダクトを通じて煙道化現象
による他の階への延焼の早期化を防止し、更に排煙機そ
のものには気密ダンパにより耐熱温度以上の高温気流が
至らないようにしているので排煙機能の早期停止を防止
する。
【0009】また、請求項2に係る排煙ダクトシステム
によれば、排煙機に接続された竪ダクトと、各フロアご
とに分岐部を経て複数の分岐排煙ダクトを分岐配設し、
かつ各フロアごとに一定気密を保持した気密ダンパを竪
ダクトと分岐排煙ダクトの分岐部近縁に配置させてい
る。そして、排煙口と気密ダンパを連動させて排煙経路
を開閉する様にしている。そして、この排煙ダクトシス
テムの排煙方式を請求項1の発明とは異ならしめてい
る。常時は排煙口の開口を閉塞させると共に各フロアに
設置した気密ダンパを開口させている。通常時は排煙口
はその開口を閉塞させ、室内での良好な意匠感を保持さ
せるとともに、設計された所定の空気調和状態を室内等
において実現させている。この時竪ダクト、分岐排煙ダ
クトを介して排煙口に連通された排煙機は停止してい
る。そして、煙発生時にその煙発生に係る室内空間に配
置された排煙口の開口を開放させると共に、当該煙発生
に係るフロア以外のフロアに設置させた気密ダンパをす
べて閉塞させ、当該煙発生に係るフロアの気密ダンパは
何も起動させずに開口状態を保持したままとする。この
時排煙機を起動すると、煙、あるいはそれに伴う火災を
発生させていないフロアの気密ダンパは閉塞しているの
で当該煙発生空間の負圧負荷のみを該排煙機が負担する
こととなる。火災発生時等の異常時に煙発生に係るフロ
ア以外の気密ダンパを起動させて煙発生空間のみの負圧
負荷を排煙機に負担させるようにして、該煙発生に係る
フロアの気密ダンパに万一故障が生じても、排煙機能を
阻害することがない。
【0010】
【実施例】以下、添付図面に基づき、本発明の好適な実
施例を説明する。図1は、本発明の実施例に係る排煙ダ
クトシステムの要部説明図であり、図において、例えば
10階建てのビルディング10の各フロア10F、9
F、8F、7F...を竪方向に貫く様に竪ダクト12
が設けられている。この竪ダクト12は排煙ダクト系に
おけるメインダクトであり、屋上側には大型ファン等か
ら成る排煙機14が連通され、この排煙機14を介して
外部に火災時等に生じる煙を排出する。
【0011】図に示すごとく、竪ダクト12には各フロ
ア10F...についてそれぞれ分岐排煙ダクト16が
各フロアの天井裏等に配設されており、これら竪ダクト
12と分岐排煙ダクト16とは分岐部18において接続
されている。
【0012】実施例において各フロアには1個または2
個以上の排煙口20が室内、廊下あるいは天井裏等に配
置され、これらの排煙口20はそれぞれが当該フロアの
分岐排煙ダクト16と連通接続されている。この排煙口
は例えばケース内にその空気流路を開閉する羽根22を
備えており、常時はケース内を閉鎖して排煙経路を断路
しているが、火災時に煙が発生すると、煙感知器に連動
してこの羽根22を回動させ排煙経路を開路させる。
【0013】図2にも示すごとく、前記竪ダクト12と
分岐排煙ダクト16の分岐部18、あるいは、分岐排煙
ダクト16における最も分岐部18寄りに配置された排
煙口20の取り付け位置とこの分岐部18、との中間位
置には気密ダンパ24がこれらのダクト12、16に連
通接続して設けられている。この気密ダンパ24は、ダ
クトの空気流路を気密的に開閉するものであり、例えば
ケース内部にダンパ羽根26を有し、これを開閉駆動さ
せる。この気密ダンパ24は適正な排煙ダクト系の静圧
計算や排煙機選定を行わせるに際し最も重要な機能を果
たすものであり、特に気密性が要求され、静圧100m
mAqにおいて、周囲長1m当たり、1.0立方メート
ル/min以下の空気漏洩量を保持する必要がある。こ
の気密ダンパは排煙機14に対して無駄のない負圧負荷
を行わせるようにし、当該排気系のダクト等の評価設計
を適正に行わしめるものであり、よって、該気密ダンパ
は、前記竪ダクト12と分岐排煙ダクト16の分岐部1
8部分に設けても良く、また、分岐排煙ダクト16にお
ける最も分岐部18寄りに配置された排煙口20の取り
付け位置とこの分岐部18、との中間位置に設置しても
良い。
【0014】更に、この気密ダンパ24は前記した各フ
ロアの排煙口20と電気的に連動して設けられており、
特に排煙口20の羽根22の開閉動作に対応して同様に
これら気密ダンパ24のダンパ羽根26も開閉するもの
である。すなわち、排煙口20の開口を閉塞して室内空
間との連通を遮断する時には該気密ダンパ24のダンパ
羽根26を閉鎖すると共に、煙発生時にその煙発生に係
る室内空間に配置された排煙口20の開口を開放させて
排煙する時には、当該フロアの気密ダンパ24を開口さ
せる。これによって、火災時等に排煙機14を駆動させ
た場合には当該煙発生空間系の負圧負荷のみを該排煙機
14は負担することとなる。
【0015】気密ダンパ24としては、例えば、図4な
いし図8に示すごとく、角型ダンパー箱28内に設けら
れた軸受部30と、この軸受部30に軸支されつつ風の
流路を開閉するダンパ羽根26及び羽根軸32と、を有
し、ダンパ羽根26が風の流路を閉塞する位置におい
て、前記角型ダンパー箱28内壁と略当接する部分には
枠状の支持部材34と、この支持部材34に支持されつ
つ流路閉塞時のダンパ羽根26と箱28内壁との気密を
保持する弾性シール部材35と、を設けた構成としても
良い。
【0016】この気密ダンパでは支持部材34は、長い
枠状に形成され、かつ断面逆台形状に折曲されている。
また、支持部材34におけるダンパ羽根26の軸受部3
0には、この軸受部30と軸受孔36を同心的に有する
補助軸受部材38が多少のガタ付き自由度を保持しなが
ら係止されており、これによって、羽根の側端に密着
する弾性シール部材が固定されて閉塞時の羽根と両側内
壁や軸受部との気密性が向上され弾性シール部材は羽
根の閉塞時に圧縮されても剥離することなく、補助軸受
部材がワンタッチで取付け可能となる。羽根軸を軸受
部に軸支させるときに相互に多少の間隙誤差が発生して
も、前記補助軸受部材で間隙誤差を吸収して風の漏れ等
を確実に防止するものである。
【0017】次に、この実施例に係る排煙ダクトシステ
ムの作用を説明すると、通常時は各フロアのすべての排
煙口の開口を閉塞させると共に各フロアに設置した気密
ダンパのダンパ羽根26を閉鎖させている。すなわち、
通常時は排煙口はその開口を閉塞させ、室内での良好な
意匠感を保持させるとともに、設計された所定の空気調
和状態を室内等において実現させている。この時、竪ダ
クト12、分岐排煙ダクト16を介して排煙口20に連
通された排煙機14は停止している。ここで、図2に示
す様に、例えばビルディング10の第8階8Fで火災が
発生した場合、室内等に設置した煙の発生を感知して作
動する図示しない煙感知器と連動して、あるいは手動開
放装置40を在室者等が開動作させると排煙口20−8
aの羽根22−8が開口し、この排煙口に連通する分岐
排煙ダクト16との排煙ダクト経路を開路する。
【0018】これに伴い、羽根22−8の開放端部分に
設けられたリレースイッチがオン作動し、最も分岐部1
8寄りに配置された排煙口20−8bと分岐部18との
中間位置に設けられた気密ダンパ24−8は排煙口20
−8aの羽根22−8の羽根開動作に連動して、そのダ
ンパ羽根26を開動作させる。また同時に排煙機14も
リレー作動する。この時、当該火災発生階である8階の
他の室内等に配置された排煙口20−8cはそれらの羽
根26を閉塞状態に保持しているとともに、8階以外の
他の階のすべての排煙口20及び気密ダンパ24もダク
ト流路を閉鎖している。
【0019】また、気密ダンパ24は少なくとも静圧1
00mmAqにおいて、周囲長1m当たり、1.0立方
メートル/min以下の空気漏洩量を保持することとし
ているので、これによって、図3にも示す様に気密ダン
パ24により分岐排煙ダクト16と竪ダクト12は分断
される。従って各フロアの分岐排煙ダクト16における
空気漏洩がないこととなる。ここにおいて排煙機14の
ファンを駆動させる時にはその負圧負荷は他の階の気密
ダンパは閉鎖しているので竪ダクト12のみにかかり、
よって8Fの煙発生空間系の負圧負荷のみを該排煙機は
負担することとなる。そして、十分な排煙能力をもって
火災発生区画の煙を排煙して避難誘導等を確実に行わし
めることとなる。
【0020】なお、手動開放装置40による排煙口20
の羽根開放動作は煙感知器が煙の発生を感知して発生信
号を排煙口20に供給し、それによって、電気的連係に
より自動的に排煙口の羽根を開動作させるものとしても
良い。
【0021】本発明に係るシステム構成を以て、排煙ダ
クトの静圧計算及び排煙機の選定を行うについては、上
述の様に、気密ダンパ24により分岐排煙ダクトと竪ダ
クトは分断されて、各フロアの分岐排煙ダクト16にお
ける空気漏洩がないものとして、ダクト設計条件等を考
えれば良い。従って、従来のように、火災時において全
フロアにおける分岐排煙ダクト等の空気漏れ量を考慮し
て排煙能力を決定し、排煙機選定を行うについてファン
能力の過大に大きなものを選択して無駄な設備コスト等
を生じさせることはない。
【0022】のみならず、火災発生区画での排煙風量は
設計風量を下回ることがなくなり、安全性が確保され
る。更に、分岐排煙ダクトや排煙口の漏洩量が極端に良
いものでなくとも良いので高価な機器や必要以上の施工
作業を行わずとも良く、設備及び施工の全体のコストを
低く抑制し得る。また、火災が長時間にわたり例えば火
災発生階より上下の非火災発生階に火が燃え広がった場
合にも、当該非火災発生階の気密ダンパ24は気密閉塞
しているのでこれらの分岐排煙ダクト16及び竪ダクト
12を連通させておくことにより生じる煙道化現象、及
びこれに伴う火災の延焼を確実に防止でき、同時に最上
階、その他に設置した排煙機器に耐熱温度以上の高温気
流が及ぶのを防止でき、排煙機の排煙機能を停止させる
ことなく、排煙できる時間を少しでも長く保持させ得
る。なお、気密ダンパ24は例えば中央監視室等に設け
た集中制御盤により電気的に集中コントロールされる。
従って、現実に火災が発生して非火災発生階において、
移動してきた避難者が誤って排煙口を作動させて排煙口
が開放した場合や、何らかの手段で作動してしまった場
合でもその階に煙がなく、誤開放であることが明らかに
なれば、分岐排煙ダクトと竪ダクトの分岐部近縁に配置
された気密ダンパを閉鎖することにより、非火災発生階
からの空気の吸い込みをやめ、火災発生階の排煙能力を
回復させるように制御することも可能である。
【0023】次に、図9に基づいて本発明に係る排煙ダ
クトシステムの排煙方式を異ならしめた他の実施例を説
明するが、前記した実施例と同一部材には同一符号を付
し、その説明を省略する。この実施例では排煙機14に
接続された竪ダクト12と、該竪ダクト12に接続さ
れ、各フロアごとに分岐部18を経て分岐配設された複
数の分岐排煙ダクト16と、この分岐排煙ダクト16に
接続し、室内空間等と連通し、流路を開閉する羽根22
を備えた排煙口20と、を有し、前記竪ダクト12と分
岐排煙ダクト16の分岐部18または分岐排煙ダクト1
6における最も分岐部18寄りに配置された排煙口20
の取り付け位置と前記分岐部18との中間位置にはダン
パ羽根によりダクト内部を気密的に開閉する気密ダンパ
24が設けられ、該気密ダンパ24は、前記排煙口20
の羽根22の開閉に連動してダンパ羽根26を開閉さ
せ、かつ、該気密ダンパ24は、静圧100mmAqに
おいて、周囲長1m当たり、1.0立方メートル/mi
n以下の空気漏洩量を保持する点は前記した実施例と同
一構成である。
【0024】この実施例では常時は排煙口20の羽根2
2を閉塞させておく点は前記実施例と同様であるが、各
フロアのすべての気密ダンパ24の羽根26を開放させ
ておき、煙あるいは火災発生時に当該煙発生に係る室内
空間があるフロアの気密ダンパは開放状態を保持させる
と共に、当該フロア以外のすべてのフロアの気密ダンパ
24のダンパ羽根26を閉塞させる点が異なる。
【0025】すなわち、通常時は排煙口20の羽根22
を閉塞させておく。また、図9(a)に示すように、各
フロアに設置された気密ダンパはすべて羽根26を開放
させている。従って、通常状態では、竪ダクト12及び
これに連通接続された分岐排煙ダクト16までは流路が
開いて連通している。この時は排煙機14は駆動しない
から、負荷の問題は考慮しなくともよい。
【0026】次に、煙が発生し、あるいは火災が生じた
場合、当該の煙発生空間に係る排煙口の羽根22を開く
と共に、図9(b)のように例えば電気的にリレー接続
された当該煙発生空間のフロア以外のフロアに配置され
た気密ダンパの羽根26をすべて閉塞させる。また、煙
発生に係るフロアにおける他の排煙口は閉塞状態を保持
させる。これによって、分岐排煙ダクト16とメインダ
クトとしての竪ダクト12は常時連通しており、非常時
に煙を生じていないフロアの気密ダンパ24をすべて閉
塞させるようにしているので、前記した実施例のように
煙発生時に煙発生フロアの気密ダンパを開放させて排煙
経路を開くのと異なり、排煙経路を開く必要のない分岐
排煙ダクトの気密ダンパの羽根を閉塞させるようにする
ので、気密ダンパに万一故障があったとしても最低限の
排煙ルートの確保は行えており、一種のフェイルセイフ
機能を行えることとなる。つまり、排煙口の羽根は少な
くとも手動での開放が行えるように設定されており、従
って、例えば非常時に気密ダンパに故障があったとして
も、せいぜい排煙機の負圧負荷が当該故障に係るフロア
についてかかるのみであり、排煙経路自体は確実に確保
され、排煙を阻害させることはないものである。
【0027】また、この実施例においても前記した先の
実施例と同様の作用効果を奏することは勿論であり、精
度の高いダクト設計を行え、的確な空調機器の設定、評
価を行えるのみならず、実際上も、低コストの施工費用
で火災延焼の確実な防止、排煙機等の保護による排煙機
能の確保等を達成できる。
【0028】本発明に係る排煙ダクトシステムは、上記
した実施例構成にのみ限定されるものではなく、例え
ば、気密ダンパ24は前記したような気密性を保持し得
る構成のものであれば良い。また、排煙口構成について
も、任意のものでも良く、特許請求の範囲に記載した発
明の本質を逸脱しない範囲において任意の改変を加えて
も良い。
【0029】
【発明の効果】以上説明した様に、請求項1にかかる排
煙ダクトシステムによれば、排煙機に接続された竪ダク
トと、該竪ダクトに接続され、各フロアごとに分岐部を
経て分岐配設された複数の分岐排煙ダクトと、この分岐
排煙ダクトに接続し、室内空間等と連通し、流路を開閉
する羽根を備えた排煙口と、を有し、前記竪ダクトと分
岐排煙ダクトの分岐部または分岐排煙ダクトにおける最
も分岐部寄りに配置された排煙口の取り付け位置と前記
分岐部との中間位置にはダンパ羽根によりダクト内部を
気密的に開閉する気密ダンパが設けられ、該気密ダンパ
は、前記排煙口の羽根の開閉に連動してダンパ羽根を開
閉させ、かつ、該気密ダンパは、静圧100mmAqに
おいて、周囲長1m当たり、1.0立方メートル/mi
n以下の空気漏洩量を保持し、該気密ダンパを当該フロ
ア用に配置した排煙口に連動させて、排煙口の開口を閉
塞して室内空間との連通を遮断する時には該気密ダンパ
を閉鎖すると共に、煙発生時に、その煙発生に係る室内
空間に配置された排煙口の開口を開放させて排煙する際
には、当該フロアの気密ダンパを開口させ、前記排煙機
を駆動させる際に略当該煙発生空間系の負圧負荷のみを
該排煙機が受けることとしたので、排煙能力を正しく評
価できて排煙能力不足の排煙ダクト設置、施工を生じる
ことなく、逆に、適正な排煙容量の排煙機を選定でき、
過度に、必要以上の排煙容量を備えた排煙機設置等を回
避できる。また、排煙ダクトシステム設計における空気
漏洩量を適正に判断でき、よって、建築物全体における
トータルとしての排煙能力を正しく評価できて、システ
ム中の排煙口や排煙ダクトについても過度に気密性を重
視した高価なものを導入する必要がなく、設備全体のコ
ストを低廉に維持できるという効果を奏する。更に、火
災発生時に非火災発生階へ燃え広がった場合に当該非火
災発生階におけるダクト系の煙道化を防止し、更に他の
階への延焼を防止できると共に、排煙機などへの高温気
流の波及による排煙機能の早期停止などの延焼を促進さ
せる事態を確実に回避可能である。
【0030】また、請求項2にかかる排煙ダクトシステ
ムによれば、排煙機に接続された竪ダクトと、該竪ダク
トに接続され、各フロアごとに分岐部を経て分岐配設さ
れた複数の分岐排煙ダクトと、この分岐排煙ダクトに接
続し、室内空間等と連通し、流路を開閉する羽根を備え
た排煙口と、を有し、前記竪ダクトと分岐排煙ダクトの
分岐部または分岐排煙ダクトにおける最も分岐部寄りに
配置された排煙口の取り付け位置と前記分岐部との中間
位置にはダンパ羽根によりダクト内部を気密的に開閉す
る気密ダンパが設けられ、該気密ダンパは、前記排煙口
の羽根の開閉に連動してダンパ羽根を開閉させ、かつ、
該気密ダンパは、静圧100mmAqにおいて、周囲長
1m当たり、1.0立方メートル/min以下の空気漏
洩量を保持し、該気密ダンパを当該フロア用に配置した
排煙口に連動させて、常時は排煙口の開口を閉塞させる
と共に各フロアに設置した気密ダンパを開口させ、煙発
生時にその煙発生に係る室内空間に配置された排煙口の
開口を開放させると共に、当該煙発生に係るフロア以外
のフロアに設置させた気密ダンパを閉塞させ、前記排煙
機を駆動させる際に略当該煙発生空間の負圧負荷のみを
該排煙機が負担することとしているので、排煙能力を正
しく評価できて排煙能力不足の排煙ダクト設置、施工を
生じることなく、逆に、適正な排煙容量の排煙機を選定
でき、過度に、必要以上の排煙容量を備えた排煙機設置
等を回避できる。また、排煙ダクトシステム設計におけ
る空気漏洩量を適正に判断でき、よって、建築物全体に
おけるトータルとしての排煙能力を正しく評価できて、
システム中の排煙口や排煙ダクトについても過度に気密
性を重視した高価なものを導入する必要がなく、設備全
体のコストを低廉に維持できる。更に、火災発生時に非
火災発生階へ燃え広がった場合に当該非火災発生階にお
けるダクト系の煙道化を防止し、更に他の階への延焼を
防止できると共に、排煙機などへの高温気流の波及によ
る排煙機能の早期停止などの延焼を促進させる事態を確
実に回避可能である。特に、気密ダンパに万一故障があ
ったとしても常に火災等の発生に係るフロアに対応して
設置される気密ダンパ以外の気密ダンパすなわち、当該
フロア以外のフロアに設置された気密ダンパを非常時に
羽根閉塞起動させるようにしているので 万一気密ダン
パに故障を生じても、少なくとも火災発生に係るフロア
の気密ダンパは作動させなくとも排煙経路の確保はなさ
れている結果、非常時の排煙を阻害する要素を完全にな
くすことができ、一種のフェイルセイフ機能を行えると
いう効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る排煙ダクトシステムの一
部省略概略構成説明図である。
【図2】同排煙ダクトシステムの要部構成、及び火災時
の作用説明図である。
【図3】(a)は本発明排煙ダクトシステムの火災時の
排煙系統概念図、(b)は従来の排煙ダクトシステムの
火災時の排煙系統概念図である。
【図4】実施例に係る気密ダンパの斜視図である。
【図5】実施例に係る気密ダンパの拡大要部竪断面図で
ある。
【図6】図5のA−A線一部拡大断面図である。
【図7】図5のB−B線一部拡大矢視図である。
【図8】図7のC−C線矢視図である。
【図9】(a)は他の実施例に係る排煙ダクトシステム
の排煙方式を説明する排煙系統概念図、(b)はその火
災時の排煙系統概念図である。
【符号の説明】
10 ビルディング 12 竪ダクト 14 排煙機 16 分岐排煙ダクト 18 分岐部 20 排煙口 22 羽根 24 気密ダンパ 26 ダンパ羽根 40 手動開放装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森 陽司 福岡県粕屋郡篠栗町大字和田1034の4 協 立エアテック株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排煙機に接続された竪ダクトと、 該竪ダクトに接続され、各フロアごとに分岐部を経て分
    岐配設された複数の分岐排煙ダクトと、 この分岐排煙ダクトに接続し、室内空間等と連通し、流
    路を開閉する羽根を備えた排煙口と、 を有し、 前記竪ダクトと分岐排煙ダクトの分岐部または分岐排煙
    ダクトにおける最も分岐部寄りに配置された排煙口の取
    り付け位置と前記分岐部との中間位置にはダンパ羽根に
    よりダクト内部を気密的に開閉する気密ダンパが設けら
    れ、 該気密ダンパは、前記排煙口の羽根の開閉に連動してダ
    ンパ羽根を開閉させ、 かつ、該気密ダンパは、静圧100mmAqにおいて、
    周囲長1m当たり、1.0立方メートル/min以下の
    空気漏洩量を保持し、 該気密ダンパを当該フロア用に配置した排煙口に連動さ
    せて、排煙口の開口を閉塞して室内空間との連通を遮断
    する時には該気密ダンパを閉鎖すると共に、煙発生時
    に、その煙発生に係る室内空間に配置された排煙口の開
    口を開放させて排煙する際には、当該フロアの気密ダン
    パを開口させ、 前記排煙機を駆動させる際に略当該煙発生空間系の負圧
    負荷のみを該排煙機が負担することを特徴とする排煙ダ
    クトシステム。
  2. 【請求項2】 排煙機に接続された竪ダクトと、 該竪ダクトに接続され、各フロアごとに分岐部を経て分
    岐配設された複数の分岐排煙ダクトと、 この分岐排煙ダクトに接続し、室内空間等と連通し、流
    路を開閉する羽根を備えた排煙口と、 を有し、 前記竪ダクトと分岐排煙ダクトの分岐部または分岐排煙
    ダクトにおける最も分岐部寄りに配置された排煙口の取
    り付け位置と前記分岐部との中間位置にはダンパ羽根に
    よりダクト内部を気密的に開閉する気密ダンパが設けら
    れ、 該気密ダンパは、前記排煙口の羽根の開閉に連動してダ
    ンパ羽根を開閉させ、 かつ、該気密ダンパは、静圧100mmAqにおいて、
    周囲長1m当たり、1.0立方メートル/min以下の
    空気漏洩量を保持し、 該気密ダンパを当該フロア用に配置した排煙口に連動さ
    せて、常時は排煙口の開口を閉塞させると共に各フロア
    に設置した気密ダンパを開口させ、 煙発生時にその煙発生に係る室内空間に配置された排煙
    口の開口を開放させると共に、当該煙発生に係るフロア
    以外のフロアに設置させた気密ダンパを閉塞させ、 前記排煙機を駆動させる際に略当該煙発生空間の負圧負
    荷のみを該排煙機が負担することを特徴とする排煙ダク
    トシステム。
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KR20220106702A (ko) * 2021-01-22 2022-07-29 최낙준 3d프린터 유해물질 환기용 수납 구조체

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