JPH07184889A - 超音波診断装置 - Google Patents

超音波診断装置

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JPH07184889A
JPH07184889A JP33565593A JP33565593A JPH07184889A JP H07184889 A JPH07184889 A JP H07184889A JP 33565593 A JP33565593 A JP 33565593A JP 33565593 A JP33565593 A JP 33565593A JP H07184889 A JPH07184889 A JP H07184889A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 1つの操作卓で複数のシステムを制御し得る
ようにして操作性を向上させた超音波診断装置を提供す
る。 【構成】 超音波診断装を電子内視鏡撮像装置と組み合
わせたシステムで、超音波診断装置、電子内視鏡撮像装
置の一方を選択する選択スイッチ114を操作卓のキー
ボード100に設け、超音波診断装置選択時には操作卓
のコードにより超音波診断装置を制御し、電子内視鏡撮
像装置選択時には操作卓のコードを電子内視鏡撮像装置
に適合するコードに変換して送信し、選択スイッチ11
4の選択状態に応じて、超音波診断装置、電子内視鏡撮
像装置の一方の電源が操作卓に供給されるように電源を
切り換える。また、操作卓に設ける各種スイッチ、キー
ボード等をの形状を調整して操作卓表面をフラット化
し、操作卓だけを洗滌して清潔域に移動し得るようにす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、操作性を向上させるよ
うにした、超音波診断装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、内視鏡診断を行う際には、内視鏡
システムを構成する各装置を一つのカートに収納して内
視鏡診断を行い、同時に超音波内視鏡診断を行いたい場
合には、超音波内視鏡システムを構成する各装置を搭載
した別のカートを用意して再度超音波内視鏡を患者に飲
ませる等の方法を用いていたため、患者に対する負担が
大きかった。
【0003】近年、内視鏡の鉗子口より挿入可能な超音
波プローブと、内視鏡と超音波内視鏡とを組み合わせた
ビデオ超音波内視鏡が発達し、このビデオ超音波内視鏡
を従来の超音波内視鏡の代わりに用いることにより、内
視鏡診断の一環として超音波診断が行えるようになり、
多様な診断が可能になった。しかし、ビデオ超音波内視
鏡を用いる場合、内視鏡システムおよび超音波内視鏡シ
ステムを同時に使用する必要があるので、機材が煩雑に
なり操作者の負担の増大を招く。そこで、内視鏡システ
ムおよび超音波内視鏡システムを一つのカートに収納し
て操作性を向上させる提案がなされたが、内視鏡システ
ムの操作卓と超音波内視鏡システムの操作卓とが夫々独
立しているので、それほど操作性が向上しなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例において
は、内視鏡システムおよび超音波内視鏡システムを同一
カートに収容して操作性を向上させようとしているが、
同一カートに2つの操作卓が存在してしまうことにな
り、結局、操作性の向上を達成することができない。ま
た、2つの操作卓で共通に使用するキーが入力されると
複数の装置が同時にそのキー信号を読み込んで不具合が
生じることがあるので、それを避けるためにキーが重複
しないように異なるキーに割り付けようとしても、キー
ボードのキー数には限度があるので、物理的に不可能で
ある。
【0005】本発明は、上述した問題に鑑みてなされた
もので、1つの操作卓で複数のシステムを制御し得るよ
うにして操作性を向上させるようにした、超音波診断装
置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的のため、本発明
の超音波診断装置は、他の診断装置と組み合わせて使用
する超音波診断装置において、前記超音波診断装置また
は前記他の診断装置を選択する選択スイッチ手段を有す
る操作卓と、前記選択スイッチ手段の選択状態を検出す
る選択状態検出手段と、前記超音波診断装置選択時には
前記操作卓のコードにより該超音波診断装置を制御し、
前記他の診断装置選択時には前記操作卓のコードを前記
他の診断装置に適合するコードに変換して前記他の診断
装置に送信する制御手段と、前記選択スイッチ手段の選
択状態に応じて、前記超音波診断装置または前記他の診
断装置の電源を前記操作卓に供給する電源切換手段とを
具えて成ることを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明の超音波診断装置は、上記のように構成
することにより、1つの操作卓によって複数のシステム
(超音波診断装置、電子内視鏡撮像装置等)を制御し得
るようになり、操作性が向上する。また、複数の装置の
1つまたは2つ以上がOFF状態であっても、少なくと
も1つの装置がONであれば所望の装置を動作させるこ
とができるので、他の装置に対し悪影響を及ぼすことが
ない。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき詳細に
説明する。図1は本発明の第1実施例の超音波診断装置
の構成を示すシステム図である。このシステムは、従来
からある電子内視鏡撮像装置30と、超音波診断装置3
1とを一つの操作卓32で制御するようにしたものであ
り、電子内視鏡撮像装置30および超音波診断装置31
間をケーブル1で接続するとともに、超音波診断装置3
1および操作卓32間をケーブル2で接続している。
【0009】図2は操作卓32の詳細図である。操作卓
32の操作面は完全にフラットパネル化されており、図
示のように各種スイッチ、キーボード等が多数設けられ
ている。この操作卓にはセレクトスイッチ4が設けられ
ており、そのコードとしては、電子内視鏡撮像装置30
では読めないコードに割り当てておく。
【0010】図3は図1のシステムの回路図であり、電
子内視鏡撮像装置30、超音波診断装置31、操作卓3
2の電気的接続状態を示している。電子内視鏡撮像装置
30の内部にはCPU33を設け、CPU33に、レシ
ーバ34の出力端およびドライバ35の入力端を接続す
る。また、電子内視鏡撮像装置30の内部にはスイッチ
36および、電源電圧Vccを有する図示しない電源を設
け、スイッチ36の一端を電源端子Vccに接続する。
【0011】一方、超音波診断装置31の内部にはCP
U37を設け、CPU37には、レシーバ38,40の
出力端、およびドライバ39,58の入力端を接続す
る。ドライバ58の他端を電子内視鏡撮像装置30のレ
シーバ34の入力端およびリレー59の一端に接続し、
リレー59の他端をレシーバ40の入力他および操作卓
32のドライバ53の出力端に接続する。さらに、ドラ
イバ39の出力端を電子内視鏡撮像装置30のドライバ
35の出力端および、操作卓32のレシーバ54の入力
端に接続する。
【0012】また、超音波診断装置31には電源切換回
路56および、電源電圧Vccを有する図示しない電源を
設け、電源切換回路56を以下のように構成する。2端
子切換式のリレー44を設け、そのコモン端子を操作卓
32の電源端子Vccに接続し、リレー44の一端子を電
子内視鏡撮像装置30のスイッチ36の他端に接続する
とともにリレー44の他端子をスイッチ41を介して電
源端子Vccに接続する。スイッチ41およびリレー44
の他端子の接続点に抵抗42、抵抗45を接続し、抵抗
42の他端をダイオード43のカソード側端子およびリ
レー44の制御端子の一端に接続し、リレー44の制御
端子の他端をダイオード43のアノード側端子およびト
ランジスタ47のコレクタに接続する。トランジスタ4
7のベースを抵抗45の他端および抵抗46の一端に接
続し、トランジスタ47のエミッタおよび抵抗46の他
端を接地する。
【0013】また、超音波診断装置31にはセレクト回
路57を設ける。上記セレクト回路57はトランジスタ
51で構成し、そのコレクタを直接、電源端子Vccに接
続し、そのベースを抵抗48を介して電源端子Vccに接
続する。また、トランジスタ51のエミッタを抵抗49
を介して接地するとともに、抵抗50を介してドライバ
39の他端に接続し、抵抗50およびドライバ39の他
端の接続点に操作卓32のレシーバ55の入力端を接続
する。
【0014】操作卓32内部にはCPU52を設け、C
PU52には、レシーバ54、55の出力端、およびド
ライバ53の入力端を接続する。なお、電子内視鏡撮像
装置30、超音波診断装置31、操作卓32の接地端子
は共通接続しておくものとする。
【0015】次に、図1〜3により本実施例の動作を説
明する。 (1)状態1(電子内視鏡撮像装置ON、超音波診断装
置OFFのとき) 図3において、電子内視鏡撮像装置30がON状態にな
るとスイッチ36がONになり、電源電圧Vccが超音波
診断装置31内部のリレー44の一端子に供給される。
ここで、超音波診断装置31がOFF状態であると、リ
レー44は電子内視鏡撮像装置30の電源側に常に接続
され、操作卓32へ電源電圧Vccを供給することが可能
になる。次に、電子内視鏡撮像装置30内部のCPU3
3は、ドライバ35を介してリセット信号を操作卓32
へ供給する。操作卓32では、前記リセット信号がレシ
ーバ54を介してCPU52へ導かれ、操作卓32内部
がリセットされる。
【0016】次に、超音波診断装置31内部のセレクト
回路57は、超音波診断装置31の電源がOFF状態で
ある場合、セレクト信号(LOW)を操作卓32へ出力
する。操作卓32では、上記セレクト回路57からのセ
レクト信号(LOW)がレシーバ55を介して受信さ
れ、CPU52へ伝達される。このようにして操作卓3
2にセレクト信号(LOW)が入力された場合、操作卓
32は電子内視鏡撮像装置30が接続されたと判断し、
操作者により操作卓32が操作されたとき、CPU52
が、電子内視鏡撮像装置30に適合するコードを出力す
る。上記コードの出力は、ドライバ53を介して電子内
視鏡撮像装置30内部のレシーバ34で受信され、CP
U33へ伝達される。このとき、リレー59としてノー
マリONタイプのリレーを用いているので、接点は閉じ
た状態となっている。以上の動作により、超音波診断装
置31がOFF状態であっても、操作卓32から電子内
視鏡撮像装置30を制御することが可能になる。
【0017】(2)状態2(電子内視鏡撮像装置OF
F、超音波診断装置ONのとき) 図3において、超音波診断装置31をON状態にすると
スイッチ41がONになる。スイッチ41がONになる
とトランジスタ47がON状態になり、リレー44の制
御端子に電流が流れる。これにより、リレー44の接点
が状態1とは逆の端子を選択するように切り換えられ、
超音波診断装置31の電源電圧Vccが操作卓32の電源
端子へ供給される。また、セレクト回路57では、超音
波診断装置31の電源が投入されたことにより、トラン
ジスタ51のエミッタ電位がHIGH状態になり、セレ
クト回路のセレクト信号が操作卓32内部のレシーバ5
5を介してCPU52へ伝達される。このセレクト信号
は、レシーバ33を介してCPU37にもチェック用に
伝達される。
【0018】CPU37はドライバ39を介してリセッ
ト信号を操作卓32へ伝達する。このリセット信号はレ
シーバ54を介してCPU52へ伝達され、操作卓32
内部をリセットする。操作卓32はセレクト信号により
上記と同様に装置接続状態を判断して、操作者により操
作卓32が操作されたときのキーを超音波診断装置31
に適合するコードに変換して送出する。送出されたコー
ドは、ドライバ53およびレシーバ40を介してCPU
37へ伝達される。以上の動作により、電子内視鏡撮像
装置30がOFF状態であっても、操作卓32から超音
波診断装置31を制御することが可能になる。
【0019】(3)状態3(電子内視鏡撮像装置ON、
超音波診断装置ONのとき) 状態2と同様に超音波診断装置31のON状態に伴いス
イッチ41がONになり、操作卓32には超音波診断装
置31から電源電圧Vccが供給される。また、セレクト
回路57も同様にHIGH状態になり、操作卓32のC
PU52からドライバ53、レシーバ40を介して超音
波診断装置31に適合するコードがCPU37に入力さ
れる。
【0020】ここで、図2に示す操作卓のセレクトスイ
ッチ4を操作して電子内視鏡撮像装置30を選択する
と、CPU37では操作卓32から読み込んだキーコー
ドを電子内視鏡撮像装置30に適合するコードに変換し
て、ドライバ58、レシーバ34を介してCPU33へ
伝達する。一方、セレクトスイッチ4により超音波診断
装置31を選択した場合には、状態2と同様な動作を示
しCPU52からCPU37に超音波診断装置31適合
するコードが伝達されることになる。
【0021】以上のように、1つの操作卓により電子内
視鏡撮像装置、超音波診断装置等複数の装置に対し、制
御すべき装置の電源のON/OFFに拘らす、少なくと
も1つの装置の電源がONされていれば、所望の装置を
制御することが可能になる。その場合、何れか1つ(ま
たは2つ以上)の装置がOFF状態であっても、他の装
置に対し悪影響を及ぼすことはない。
【0022】図4は本発明の第2実施例の超音波診断装
置の構成を示すシステム図である。図4において、振動
子10を送信器12の出力端および受信器11の入力端
に接続し、受信器11の出力端をA/Dコンバータ13
に接続し、A/Dコンバータ13の出力端をDSC14
に接続し、DSC14の出力端をフレームメモリ15に
接続する。フレームメモリ15の出力端をD/Aコンバ
ータ16に接続するとともに、グラフイックメモリ1
8、キャラクタジェネレータ19、アドレス発生器2
0、CPU21の直列回路に接続し、D/Aコンバータ
16の出力端をモニタ17に接続する。操作卓26を、
圧電膜コントローラ22、圧電膜23の直列回路と、キ
ースキャン24、マトリックススイッチ25の直列回路
とにより構成し、圧電膜コントローラ22およびキース
キャン24をCPU21に接続する。
【0023】次に、図4により本実施例の動作を説明す
る。操作卓26のマトリクススイッチ25を操作するこ
とにより、キースキャン24からスイッチコードがシリ
アルデータとしてCPU21に送信される。CPU21
では、このスイッチコードを、アドレス発生器20が示
すアドレスに、キャラクタジェネレータ19によってキ
ャラクタに変換してから、グラフイックメモリ18に書
き込む。次に、超音波画像を書き込まれたフレームメモ
リ15の内容とキャラクタの書き込まれたグラフイック
メモリ18の内容とを加算して、D/Aコンバータ16
でアナログデータに変換してからモニタ17へ出力す
る。
【0024】一方、操作卓26の圧電膜23を印圧する
と、印圧された絶対位置に対応するデータが圧電膜コン
トローラ22によってX,Y座標を示すデータに変換さ
れ、そのデータがCPU21にシリアルデータとして送
信される。CPU21では、上記データの位置にキャラ
クタジェネレータ19によりキャリパ等を書き込み、グ
ラフイックメモリ18に出力する。そして、上述したよ
うにフレームメモリ15およびグラフイックメモリ18
の内容を加算してモニタ17へと出力する。
【0025】以上のように、この第2実施例は、キーボ
ードとポインティングデバイスとを一体化してフラット
パネル化したことにより、洗滌が容易になる。また、操
作卓26を本体と別体にしたことにより、操作卓26だ
けを洗滌して病院の清潔域に移動することが可能とな
り、装置全体の使い勝手が向上する。
【0026】図5は本発明の第3実施例の超音波診断装
置の構成を示すシステム図である。図4において、振動
子60を送信器62の出力端および受信器61の入力端
に接続し、受信器61の出力端をA/Dコンバータ63
に接続し、A/Dコンバータ13の出力端をDSC76
内のFIFO64に接続する。FIFO64の出力端を
コントローラ70に接続するとともに、フレームメモリ
65、座標変換器66、フレームメモリ67の直列回路
に接続し、フレームメモリ67の出力端をD/Aコンバ
ータ68を介してモニタ68に接続する。また、フレー
ムメモリ65およびコントローラ70間を接続する。操
作卓77を、圧電膜コントローラ72、圧電膜73の直
列回路と、キースキャン74、マトリックススイッチ7
5の直列回路とにより構成し、圧電膜コントローラ72
およびキースキャン74をCPU21に接続する。
【0027】次に、図5〜7により本実施例の動作を説
明する。振動子60により受信された信号を受信器61
で増幅、検波し、A/Dコンバータ63でディジタル信
号に変換する。本実施例では走査方式をメカニカルラジ
アル方式とし、図6(a)に示すように中心から放射状
に走査を行うことにより、例えば1画面256本の受信
データが得られる。上記データを図6(c)に示すよう
にして、得られたデータ順にFIFO64に格納する。
【0028】次に、コントローラ70により、フレーム
メモリ65へ図6(c)の通常時のようにして、上記デ
ータを早いデータ順に格納する。格納されたデータを座
標変換器66により補間および座標変換してフレームメ
モリ67に書き込み、D/Aコンバータ68によりアナ
ログデータに変換してモニタ69へ表示する。この結
果、図6(a)に示すように、時計の3時に対応する方
向から全周に亘ってデータが書き込まれて表示される。
【0029】次に、イメージローテション機能について
説明する。まず、図7に示すように、操作卓77により
イメージローテーション(I/R)スイッチ78をON
状態にする。次に、圧電膜73を指で右方向になぞる操
作を行うと、圧電膜コントローラ72は圧電膜73上の
指の位置を認識して、圧電膜の絶対値座標(X,Y座
標)に対応する信号をCPU71に送信する。CPU7
1は、圧電膜コントローラ72からのX座標の移動量を
コントローラ70に伝達する。これにより、コントロー
ラ70は上記信号に基づいて例えばフレームメモリ65
のアドレスを操作して、図6(c)のフレームメモリ回
転時のようにして、FIFO64からの書き込みアドレ
スを変化させる。この結果、図6(b)に示すように画
像の書き出し位置が変化し、モニタ69に映し出される
画像が回転する。よって、図7のようにタッチセンサを
右になぞればモニタ69の画像が時計回りに回転し、左
になぞれば反時計回りに回転し、そのときの回転角がX
座標の移動量に対応するように制御されることになる。
【0030】以上のように、この第3実施例は、超音波
像の注目部位をモニタ69の任意の場所に移動させるこ
とが可能になる。また、上述したカーソルキーを用いる
従来例の回転動作時の追従性の悪さの問題は生じず、操
作者の指の移動速度により画像の回転速度が決定される
ためレスポンスが格段に向上する。
【0031】図8は本発明の第4実施例の超音波診断装
置に用いる操作卓のキーボードのスイッチ配列を示す図
である。図8において、キーボード100は、超音波画
像の調整、記録を行うスイッチを配置した超音波機能エ
リア101と、患者ID等のデータを入力したり内視鏡
画像のホワイトバランス等を調節するスイッチを配置し
たキャラクターキーエリア102と、コメント、患者I
D等のデータを入力しようとする画像(超音波画像、内
視鏡画像)を切り換えるための切換スイッチ114を配
置したデータ入力画像切換エリア103と、モニタに表
示する画像を内視鏡画像やX線画像に切り換えたり超音
波画像と内視鏡画像を同時に表示するためのスイッチを
配置した画像モードエリア104との複数エリアに分割
されている。
【0032】超音波機能エリア101には、上記各スイ
ッチの他、超音波画像のある領域での距離・面積等の計
測を行うためのスイッチ105a〜105g、タッチパ
ネル106、超音波エコーの強さを調節するためのST
Cスイッチ群107、超音波エコーの輝度を調節するた
めのゲインスイッチ群108、超音波エコーのコントラ
ストを調節するためのコントラストスイッチ群109、
超音波画像の表示レンジや表示モードを変更するための
レンジ・モードスイッチ群110、超音波画像のフリー
ズスイッチ111、超音波画像を記録するためのレリー
ズスイッチ112、VTRスイッチ113が配置されて
いる。
【0033】次に、図8により本実施例の動作を説明す
る。まず、画像モードエリア104にあるスイッチを操
作して画像を内視鏡画像に切り換える。そしてキーボー
ド100のデータ入力画像切換エリア103にある画像
切換スイッチ114を操作して、データを入力する画像
を内視鏡画像に切り換える。そして、キャラクターキー
エリア102にあるスイッチを操作して患者IDやコメ
ント等のデータを入力したり、内視鏡画像のホワイトバ
ランス等を調節する。次に、画像モードエリアにあるス
イッチを操作して画像を超音波画像に切り換え、データ
入力画像切換エリア103にある画像に切換スイッチ1
14を操作して、データを入力する画像を超音波画像に
切り換え、キャラクターキーエリア102にあるスイッ
チを操作して患者IDやコメント等のデータを入力す
る。
【0034】次に、画像モードエリア104にあるスイ
ッチを操作して画像を内視鏡画像に切り換えてから内視
鏡を体腔内に挿入し、管腔内の患者の内視鏡画像を描出
する。ここで、管腔内の患者の超音波画像を観察する場
合には、画像モードエリア104にあるスイッチを操作
して、画像を超音波画像の単独表示とするか、あるいは
超音波画像および内視鏡画像を同時表示して、超音波画
像を描出する。その際、超音波画像の調整は、超音波機
能エリア101にあるSTCスイッチ群107、ゲイン
スイッチ群108、コントラストスイッチ群109、レ
ンジ・モードスイッチ群110を操作することにより行
う。また、超音波画像の記録は、超音波機能エリア10
1にあるレリーズスイッチ112、VTRスイッチ11
3を操作することにより行い、超音波画像上での患者の
面積を計算する場合には、超音波機能エリア101にあ
るフリーズスイッチ111を操作することにより画像を
静止画像にした後、スイッチ105a〜105gやタッ
チパネル106を操作することにより行う。
【0035】以上のように、この第4実施例は、超音波
画像の調整、記録を行うスイッチを、超音波機能エリア
101にまとめて配置しているので、超音波診断を行う
場合には、使用すべきスイッチがどこにあるのかを簡単
に識別することができ、使い勝手が良い。
【0036】図9は本発明の第5実施例の超音波診断装
置に用いる操作卓のキーボードのスイッチ配列を示す図
である。図9において、キーボード110の超音波画像
の調整、記録を行うスイッチは以下の6つのエリア、す
なわち、超音波画像のある領域での距離、面積等の計測
用スイッチを配置した計測エリア115、超音波エコー
の強さを調節するスイッチを配置したSTCエリア11
6、超音波エコーの輝度やコントラストを調節するスイ
ッチを配置したゲイン・コントラストエリア117、超
音波画像の表示レンジや表示モードを変更するスイッチ
を配置したレンジ・モードエリア118、超音波画像の
フリーズスイッチ111を配置したフリーズスイッチエ
リア119、超音波画像を記録するためのスイッチを配
置したレリーズエリア120に分割して配置されてい
る。
【0037】上述した計測エリア115、STCエリア
116、ゲイン・コントラストエリア117、レンジ・
モードエリア118、フリーズエリア119、レリーズ
エリア120(以上は図中にハッチングを付けてある)
は夫々、同色(例えば水色)で着色しておき、キャラク
ターキーエリア102、データ入力画像切換エリア10
3、画像モードエリア104の3つのエリアは夫々、同
色(例えば灰色)で着色しておくものとする。なお、ス
イッチを配置するエリアを着色するようにしているが、
スイッチ自体を着色するようにしてもよい。また、フリ
ーズエリア119はキーボード110の図示右下に配置
し、レリーズエリア120は図示左下に配置しておく。
【0038】次に、図9により本実施例の動作を説明す
る。まず、管腔内の患者の超音波画像を観察する場合に
は、画像モードエリア104にあるスイッチを操作し
て、画像を超音波画像の単独表示とするか、あるいは超
音波画像および内視鏡画像を同時表示して、超音波画像
を描出する。その際、超音波画像の調整は、STCエリ
ア116、ゲイン・コントラストエリア117、レンジ
・モードエリア118にあるスイッチを操作することに
より行い、超音波画像の記録は、キーボード110の図
示左下に配置されたレリーズエリア120にあるレリー
ズスイッチ112およびVTRスイッチ113を操作す
ることにより行い、超音波画像上での患者の面積を計算
する場合には、キーボード110の図示右下に配置され
たフリーズエリア119にあるフリーズスイッチ111
を操作することにより画像を静止画像にした後、スイッ
チ105a〜105gやタッチパネル106を操作する
ことにより行う。
【0039】以上のように、この第5実施例は、上記第
4実施例と同様の作用効果が得られる上に、超音波画像
の調整、超音波画像の記録、超音波画像上での患者の面
積の計算に用いるスイッチをいずれも同色(例えば水
色)で着色したエリアに配置しているので、超音波診断
を行う場合には、使用すべきスイッチがどこにあるのか
を簡単に識別することができるので、使い勝手が良い。
また、フリーズスイッチ111、レリーズスイッチ11
2のように超音波診断時に操作頻度が高く、かつ、名称
が類似しているスイッチをキーボード110の左下、右
下に配置しているので、操作性が向上する。
【0040】また、近年、洗滌性についての要求に伴い
操作卓のフラット化が望まれているが、上記ポインティ
ングデバイスのフラット化によりそれにも対応してい
る。この場合、ポインティングデバイスとしてのトラッ
クボールの代わりに9方向の矢印キーを用いて構成した
場合に操作性が劣化したり、診断装置本体にタッチパネ
ルを一体に取り付けた従来の装置では本体全体が洗滌で
きないので医者が清潔域から本体を制御することができ
なかったが、本実施例ではキーボードとタッチパネルと
を一体化したので、洗滌が可能となり、問題は生じな
い。
【0041】図10(a)、(b)は夫々、本発明の第
6実施例の超音波診断装置に用いる操作卓のキーボード
のスイッチ配列を示す図およびその側面図である。図1
0(a)において、キーボード200のスイッチおよび
エリアは第5実施例と同一であるが、超音波画像の調
整、記録を行うスイッチが配置された計測エリア11
5、STCエリア116、ゲイン・コントラストエリア
117、レンジ・モードエリア118、フリーズエリア
119、レリーズエリア120を、同図(b)に示すよ
うにキャラクターキーエリア102、データ入力画像切
換エリア103、画像モードエリア104よりも操作位
置が高くなるような位置に設置しており、それ以外は第
5実施例と同様に構成されている。
【0042】この第6実施例では、上記第5実施例の作
用効果が得られる上に、超音波診断を行う際に、超音波
画像の調整、記録を行うスイッチを配置したエリアが他
のエリアよりも高くなっているので、使用すべきスイッ
チがどこにあるかを簡単に識別することができるので、
使い勝手が良い。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、1
つの操作卓によって複数のシステム(超音波診断装置、
電子内視鏡撮像装置等)を制御し得るようになり、操作
性が向上する。また、複数の装置の1つまたは2つ以上
がOFF状態であっても、少なくとも1つの装置がON
であれば所望の装置を動作させることができるので、他
の装置に対し悪影響を及ぼすことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の超音波診断装置の構成を
示すシステム図である。
【図2】図1の操作卓の詳細図である。
【図3】図1のシステムの回路図である。
【図4】本発明の第2実施例の超音波診断装置の構成を
示すシステム図である。
【図5】本発明の第3実施例の超音波診断装置の構成を
示すシステム図である。
【図6】(a)〜(c)は第3実施例の動作を説明する
ための図である。
【図7】第3実施例の動作を説明するための図である。
【図8】本発明の第4実施例の超音波診断装置に用いる
操作卓のキーボードのスイッチ配列を示す図である。
【図9】本発明の第5実施例の超音波診断装置に用いる
操作卓のキーボードのスイッチ配列を示す図である。
【図10】本発明の第6実施例の超音波診断装置に用い
る操作卓のキーボードのスイッチ配列を示す図である。
【符号の説明】
30 電子内視鏡撮像装置 31 超音波診断装置 32 操作卓 100 キーボード 110 キーボード 200 キーボード

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 他の診断装置と組み合わせて使用する超
    音波診断装置において、 前記超音波診断装置または前記他の診断装置を選択する
    選択スイッチ手段を有する操作卓と、 前記選択スイッチ手段の選択状態を検出する選択状態検
    出手段と、 前記超音波診断装置選択時には前記操作卓のコードによ
    り該超音波診断装置を制御し、前記他の診断装置選択時
    には前記操作卓のコードを前記他の診断装置に適合する
    コードに変換して前記他の診断装置に送信する制御手段
    と、 前記選択スイッチ手段の選択状態に応じて、前記超音波
    診断装置または前記他の診断装置の電源を前記操作卓に
    供給する電源切換手段とを具えて成ることを特徴とする
    超音波診断装置。
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