JPH07183437A - ヒートパイプ利用ヒートシンク - Google Patents
ヒートパイプ利用ヒートシンクInfo
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- JPH07183437A JPH07183437A JP5326355A JP32635593A JPH07183437A JP H07183437 A JPH07183437 A JP H07183437A JP 5326355 A JP5326355 A JP 5326355A JP 32635593 A JP32635593 A JP 32635593A JP H07183437 A JPH07183437 A JP H07183437A
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- heating element
- heat
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28D—HEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
- F28D15/00—Heat-exchange apparatus with the intermediate heat-transfer medium in closed tubes passing into or through the conduit walls ; Heat-exchange apparatus employing intermediate heat-transfer medium or bodies
- F28D15/02—Heat-exchange apparatus with the intermediate heat-transfer medium in closed tubes passing into or through the conduit walls ; Heat-exchange apparatus employing intermediate heat-transfer medium or bodies in which the medium condenses and evaporates, e.g. heat pipes
- F28D15/0233—Heat-exchange apparatus with the intermediate heat-transfer medium in closed tubes passing into or through the conduit walls ; Heat-exchange apparatus employing intermediate heat-transfer medium or bodies in which the medium condenses and evaporates, e.g. heat pipes the conduits having a particular shape, e.g. non-circular cross-section, annular
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- Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 発熱体取付面の平坦度が良く、発熱体取付性
が良好であるヒートパイプ利用ヒートシンクを提供す
る。 【構成】 ヒートパイプ利用ヒートシンクは、発熱体取
付用の張出部1aを有するロールボンド・パネル型ヒー
トパイプ1と、同ヒートパイプ本体部1bの上下両面に
設けられた放熱用フィン4,5と、張出部1aの膨管部
2上面に設置された発熱体取付用プレート6とよりな
る。張出部1aの四隅の圧着部3とプレート6四隅に
は、発熱体取付用ビス穴7,8がそれぞれ形成されてい
る。バーリング加工により、張出部1aのビス穴7が形
成され、穴周縁にプレート6の変形防止用の環状上方突
部9が設けられている。この環状上方突部9により、プ
レート6端部が支持される。
が良好であるヒートパイプ利用ヒートシンクを提供す
る。 【構成】 ヒートパイプ利用ヒートシンクは、発熱体取
付用の張出部1aを有するロールボンド・パネル型ヒー
トパイプ1と、同ヒートパイプ本体部1bの上下両面に
設けられた放熱用フィン4,5と、張出部1aの膨管部
2上面に設置された発熱体取付用プレート6とよりな
る。張出部1aの四隅の圧着部3とプレート6四隅に
は、発熱体取付用ビス穴7,8がそれぞれ形成されてい
る。バーリング加工により、張出部1aのビス穴7が形
成され、穴周縁にプレート6の変形防止用の環状上方突
部9が設けられている。この環状上方突部9により、プ
レート6端部が支持される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば工作機用等のト
ランジスタのような半導体素子を冷却するヒートパイプ
利用ヒートシンクに関する。
ランジスタのような半導体素子を冷却するヒートパイプ
利用ヒートシンクに関する。
【0002】本明細書においてアルミニウムとは、純ア
ルミニウムのほかアルミニウム合金をも含むものとす
る。
ルミニウムのほかアルミニウム合金をも含むものとす
る。
【0003】
【従来の技術】従来、ヒートパイプ利用ヒートシンクと
しては、図4(A)(B)に示すように、ロールボンド法によ
り得られるアルミニウム製パネル型ヒートパイプ(31)
と、放熱用フィン(34)(35)と、発熱体取付用プレート(3
6)とよりなるものが知られている。
しては、図4(A)(B)に示すように、ロールボンド法によ
り得られるアルミニウム製パネル型ヒートパイプ(31)
と、放熱用フィン(34)(35)と、発熱体取付用プレート(3
6)とよりなるものが知られている。
【0004】すなわち、ロールボンド・パネル型ヒート
パイプ(31)は、パネル両面に膨管部(32)を有し、また発
熱体取付用の張出部(31a) を有するものであり、パネル
型ヒートパイプ本体部(31b) の両面にはそれぞれ、アル
ミニウム押出形材からなる放熱用フィン(34)(35)が設け
られ、張出部(31a) の膨管部(32)上面には、発熱体取付
用プレート(36)が設置されている。そして、張出部(31
a) の圧着部(33)端部と発熱体取付用プレート(36)端部
とには、所定数の発熱体取付用ビス穴(37)(38)がそれぞ
れ形成されている。
パイプ(31)は、パネル両面に膨管部(32)を有し、また発
熱体取付用の張出部(31a) を有するものであり、パネル
型ヒートパイプ本体部(31b) の両面にはそれぞれ、アル
ミニウム押出形材からなる放熱用フィン(34)(35)が設け
られ、張出部(31a) の膨管部(32)上面には、発熱体取付
用プレート(36)が設置されている。そして、張出部(31
a) の圧着部(33)端部と発熱体取付用プレート(36)端部
とには、所定数の発熱体取付用ビス穴(37)(38)がそれぞ
れ形成されている。
【0005】このようなヒートパイプ利用ヒートシンク
の組立ては、一般に、上記パネル型ヒートパイプ(31)、
放熱用フィン(34)(35)および発熱体取付用プレート(36)
の各構成部品をセット台上でセットし、炉中でブレージ
ングすることにより行われている。
の組立ては、一般に、上記パネル型ヒートパイプ(31)、
放熱用フィン(34)(35)および発熱体取付用プレート(36)
の各構成部品をセット台上でセットし、炉中でブレージ
ングすることにより行われている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、各構成部品
のセット後、炉入れ作業時、ブレージング時やあるいは
その他の作業時において、発熱体取付用プレートが所定
位置からずれたり、プレートに歪みが発生するという問
題があった。すなわち、発熱体取付用プレートとして
は、ヒートシンクに取り付けるべきトランジスター等の
発熱体とヒートシンクの膨管部との熱伝導性を良くする
ため、通常、厚さ3mm程度の薄いアルミニウム板が用い
られているので、プレートが変形しやすく、発熱体取付
面の平坦度を確保することが困難であった。とりわけ、
プレート端部は、パネル型ヒートパイプの膨管部上面で
支えられていないため、非常に変形しやすい箇所であ
る。
のセット後、炉入れ作業時、ブレージング時やあるいは
その他の作業時において、発熱体取付用プレートが所定
位置からずれたり、プレートに歪みが発生するという問
題があった。すなわち、発熱体取付用プレートとして
は、ヒートシンクに取り付けるべきトランジスター等の
発熱体とヒートシンクの膨管部との熱伝導性を良くする
ため、通常、厚さ3mm程度の薄いアルミニウム板が用い
られているので、プレートが変形しやすく、発熱体取付
面の平坦度を確保することが困難であった。とりわけ、
プレート端部は、パネル型ヒートパイプの膨管部上面で
支えられていないため、非常に変形しやすい箇所であ
る。
【0007】このため、従来のヒートパイプ利用ヒート
シンクでは、発熱体取付性に難点があり、発熱体とヒー
トシンクとの熱伝導性があまり良くないという問題があ
った。
シンクでは、発熱体取付性に難点があり、発熱体とヒー
トシンクとの熱伝導性があまり良くないという問題があ
った。
【0008】本発明の目的は、上記の従来技術の問題を
解決し、発熱体取付面の平坦度が良く、発熱体取付性が
良好であるヒートパイプ利用ヒートシンクを提供するこ
とにある。
解決し、発熱体取付面の平坦度が良く、発熱体取付性が
良好であるヒートパイプ利用ヒートシンクを提供するこ
とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のヒートパイプ利
用ヒートシンクの第1のものは、発熱体取付用の張出部
を有するロールボンド・パネル型ヒートパイプと、パネ
ル型ヒートパイプ本体部の少なくとも片面に設けられた
放熱用フィンと、張出部の膨管部上面に設置された発熱
体取付用プレートとよりなり、張出部の圧着部端部と発
熱体取付用プレート端部とには、所定数の発熱体取付用
ビス穴がそれぞれ形成されているヒートパイプ利用ヒー
トシンクであって、バーリング加工により張出部のビス
穴が形成されるとともに、穴周縁に発熱体取付用プレー
トの変形防止用の環状上方突部が設けられていることを
特徴とするものである。
用ヒートシンクの第1のものは、発熱体取付用の張出部
を有するロールボンド・パネル型ヒートパイプと、パネ
ル型ヒートパイプ本体部の少なくとも片面に設けられた
放熱用フィンと、張出部の膨管部上面に設置された発熱
体取付用プレートとよりなり、張出部の圧着部端部と発
熱体取付用プレート端部とには、所定数の発熱体取付用
ビス穴がそれぞれ形成されているヒートパイプ利用ヒー
トシンクであって、バーリング加工により張出部のビス
穴が形成されるとともに、穴周縁に発熱体取付用プレー
トの変形防止用の環状上方突部が設けられていることを
特徴とするものである。
【0010】また、本発明のヒートパイプ利用ヒートシ
ンクの第2のものは、発熱体取付用の張出部を有するロ
ールボンド・パネル型ヒートパイプと、パネル型ヒート
パイプ本体部の少なくとも片面に設けられた放熱用フィ
ンとよりなるヒートパイプ利用ヒートシンクであって、
パネル型ヒートパイプの少なくとも張出部は、片面のみ
に膨管が形成され、他の片面は平面状となされているこ
とを特徴とするものである。
ンクの第2のものは、発熱体取付用の張出部を有するロ
ールボンド・パネル型ヒートパイプと、パネル型ヒート
パイプ本体部の少なくとも片面に設けられた放熱用フィ
ンとよりなるヒートパイプ利用ヒートシンクであって、
パネル型ヒートパイプの少なくとも張出部は、片面のみ
に膨管が形成され、他の片面は平面状となされているこ
とを特徴とするものである。
【0011】
【作用】本発明のヒートパイプ利用ヒートシンクの第1
のものによれば、バーリング加工により、パネル型ヒー
トパイプ張出部の圧着部端部のビス穴が形成されるとと
もに、穴周縁に発熱体取付用プレートの変形防止用の環
状上方突部が設けられているので、この環状上方突部に
よってプレートの変形しやすい端部が支持され、ヒート
シンクの組立て工程中および組立て後のプレートの平坦
度を確保することができ、発熱体取付性が良好となる。
のものによれば、バーリング加工により、パネル型ヒー
トパイプ張出部の圧着部端部のビス穴が形成されるとと
もに、穴周縁に発熱体取付用プレートの変形防止用の環
状上方突部が設けられているので、この環状上方突部に
よってプレートの変形しやすい端部が支持され、ヒート
シンクの組立て工程中および組立て後のプレートの平坦
度を確保することができ、発熱体取付性が良好となる。
【0012】また、本発明のヒートパイプ利用ヒートシ
ンクの第2のものは、パネル型ヒートパイプの少なくと
も張出部は、片面のみに膨管が形成され、他の片面は平
面状となされているので、この他の片面を発熱体取付面
とすることにより、発熱体取付性が良好となる。
ンクの第2のものは、パネル型ヒートパイプの少なくと
も張出部は、片面のみに膨管が形成され、他の片面は平
面状となされているので、この他の片面を発熱体取付面
とすることにより、発熱体取付性が良好となる。
【0013】
【実施例】つぎに、本発明の実施例を、図面を参照して
説明する。
説明する。
【0014】[実施例1]図1は、本発明のヒートパイ
プ利用ヒートシンクの第1実施例を示すものであり、図
1の(A) は、ヒートパイプ利用ヒートシンクの斜視図で
あり、図1の(B)は、(A) 中のB−B線に沿う垂直断面
図である。
プ利用ヒートシンクの第1実施例を示すものであり、図
1の(A) は、ヒートパイプ利用ヒートシンクの斜視図で
あり、図1の(B)は、(A) 中のB−B線に沿う垂直断面
図である。
【0015】本発明のヒートパイプ利用ヒートシンク
は、アルミニウム製のロールボンド・パネル型ヒートパ
イプ(1) と、パネルの上下両面に配されたアルミニウム
押出形材からなる放熱用フィン(4) および(5) と、発熱
体取付用のアルミニウム製プレート(6) とよりなる。
は、アルミニウム製のロールボンド・パネル型ヒートパ
イプ(1) と、パネルの上下両面に配されたアルミニウム
押出形材からなる放熱用フィン(4) および(5) と、発熱
体取付用のアルミニウム製プレート(6) とよりなる。
【0016】パネル型ヒートパイプ(1) は、発熱体取付
用の張出部(1a)と本体部(1b)とにより構成され、張出部
(1a)と本体部(1b)のそれぞれに、作動流体が流通すべき
管状中空構造とされている膨管部(2) と圧着部(3) とを
有する。このようなパネル型ヒートパイプ(1) は、2枚
のアルミニウム板のうちのいずれか一方のアルミニウム
板に、圧着防止剤を所定形状に印刷し、この面に他方の
アルミニウム板を圧着して一体化し、アルミニウム合わ
せ板とした後、アルミニウム合わせ板の非圧着部に流体
圧を導入して非圧着部を膨出せしめる、という通常の方
法により得ることができる。
用の張出部(1a)と本体部(1b)とにより構成され、張出部
(1a)と本体部(1b)のそれぞれに、作動流体が流通すべき
管状中空構造とされている膨管部(2) と圧着部(3) とを
有する。このようなパネル型ヒートパイプ(1) は、2枚
のアルミニウム板のうちのいずれか一方のアルミニウム
板に、圧着防止剤を所定形状に印刷し、この面に他方の
アルミニウム板を圧着して一体化し、アルミニウム合わ
せ板とした後、アルミニウム合わせ板の非圧着部に流体
圧を導入して非圧着部を膨出せしめる、という通常の方
法により得ることができる。
【0017】そして、パネル型ヒートパイプ本体部(1b)
の上下両面にそれぞれ放熱用フィン(4)(5)が設けられて
いる。上面の放熱用フィン(4) は、パネル型本体部(1b)
に対して垂直状のプレート型フィンであり、各フィンの
底部がプレートによって連結されている。また、下面の
放熱用フィン(5) は、フィン(4) と同様にパネル型本体
部(1b)に対して垂直状のプレート型フィンであるが、各
フィンの頂部と底部がそれぞれプレートによって連結さ
れているものである。
の上下両面にそれぞれ放熱用フィン(4)(5)が設けられて
いる。上面の放熱用フィン(4) は、パネル型本体部(1b)
に対して垂直状のプレート型フィンであり、各フィンの
底部がプレートによって連結されている。また、下面の
放熱用フィン(5) は、フィン(4) と同様にパネル型本体
部(1b)に対して垂直状のプレート型フィンであるが、各
フィンの頂部と底部がそれぞれプレートによって連結さ
れているものである。
【0018】パネル型ヒートパイプ張出部(1a)の四隅の
圧着部(3) にはそれぞれ、バーリング加工により、発熱
体取付用ビス穴(7) が形成されるとともに、穴周縁に発
熱体取付用プレートの変形防止用の環状上方突部(9) が
設けられいる。そして、張出部(1a)の膨管部(2) 上面
に、厚さ3mmの発熱体取付用アルミニウム製プレート
(6) が設置されており、前記環状上方突部(9) により、
プレート(6) の端部が支持されている。また、プレート
(6) の四隅にはそれぞれ、発熱体取付用ビス穴(8)が、
平面から見て前記ビス穴(7) と同じ位置にビスを挿通可
能なように形成されている。
圧着部(3) にはそれぞれ、バーリング加工により、発熱
体取付用ビス穴(7) が形成されるとともに、穴周縁に発
熱体取付用プレートの変形防止用の環状上方突部(9) が
設けられいる。そして、張出部(1a)の膨管部(2) 上面
に、厚さ3mmの発熱体取付用アルミニウム製プレート
(6) が設置されており、前記環状上方突部(9) により、
プレート(6) の端部が支持されている。また、プレート
(6) の四隅にはそれぞれ、発熱体取付用ビス穴(8)が、
平面から見て前記ビス穴(7) と同じ位置にビスを挿通可
能なように形成されている。
【0019】上記構成のヒートパイプ利用ヒートシンク
によれば、バーリング加工により、パネル型ヒートパイ
プ張出部(1a)の圧着部(3) 端部のビス穴(7) が形成され
るとともに、穴周縁に環状上方突部(9) が設けられてい
るので、この環状上方突部(9) により、発熱体取付用プ
レート(6) の変形しやすい端部が支持されているので、
ヒートシンクの組立て工程中および組立て後のプレート
(6) の平坦度が保たれる。その結果、このプレート(6)
上にトランジスタ等の発熱体の取付性が良好となり、発
熱体からヒートシンクへの熱伝導性が非常に向上され
る。
によれば、バーリング加工により、パネル型ヒートパイ
プ張出部(1a)の圧着部(3) 端部のビス穴(7) が形成され
るとともに、穴周縁に環状上方突部(9) が設けられてい
るので、この環状上方突部(9) により、発熱体取付用プ
レート(6) の変形しやすい端部が支持されているので、
ヒートシンクの組立て工程中および組立て後のプレート
(6) の平坦度が保たれる。その結果、このプレート(6)
上にトランジスタ等の発熱体の取付性が良好となり、発
熱体からヒートシンクへの熱伝導性が非常に向上され
る。
【0020】なお、上記ヒートパイプ利用ヒートシンク
において好ましい態様は、パネル型ヒートパイプ張出部
(1a)の膨管部(2) 上面の高さよりも、環状上方突部(9)
の上面の高さを1mm程度までの範囲(図1(B) 中の(d)
)で低く設定したものである。この好ましい範囲は
0.2〜0.4mmである。このように設定することによ
り、発熱体取付用プレート(6) は、膨管部(2) 上面で支
持されている中央部に比べて、端部がやや低くなる。す
なわち、プレート(6) はわずかに凸状となって、プレー
ト(6) 上への発熱体取付時の密着性がさらに良好とな
り、発熱体からヒートシンクへの熱伝導性が一層向上さ
れる。
において好ましい態様は、パネル型ヒートパイプ張出部
(1a)の膨管部(2) 上面の高さよりも、環状上方突部(9)
の上面の高さを1mm程度までの範囲(図1(B) 中の(d)
)で低く設定したものである。この好ましい範囲は
0.2〜0.4mmである。このように設定することによ
り、発熱体取付用プレート(6) は、膨管部(2) 上面で支
持されている中央部に比べて、端部がやや低くなる。す
なわち、プレート(6) はわずかに凸状となって、プレー
ト(6) 上への発熱体取付時の密着性がさらに良好とな
り、発熱体からヒートシンクへの熱伝導性が一層向上さ
れる。
【0021】[実施例2]図2および図3は、本発明の
ヒートパイプ利用ヒートシンクの第2実施例を示すもの
であり、図2の(A) は、ヒートパイプ利用ヒートシンク
の一部切り欠き平面図であり、図2の(B) は、(A) 中の
B−B線に沿う垂直断面図である。図3は、図2のヒー
トパイプ利用ヒートシンクの右側側面図である。
ヒートパイプ利用ヒートシンクの第2実施例を示すもの
であり、図2の(A) は、ヒートパイプ利用ヒートシンク
の一部切り欠き平面図であり、図2の(B) は、(A) 中の
B−B線に沿う垂直断面図である。図3は、図2のヒー
トパイプ利用ヒートシンクの右側側面図である。
【0022】本発明のヒートパイプ利用ヒートシンク
は、アルミニウム製のロールボンド・パネル型ヒートパ
イプ(11)と、パネルの上下両面に配されたアルミニウム
押出形材からなる放熱用フィン(14)および(15)とよりな
る。
は、アルミニウム製のロールボンド・パネル型ヒートパ
イプ(11)と、パネルの上下両面に配されたアルミニウム
押出形材からなる放熱用フィン(14)および(15)とよりな
る。
【0023】パネル型ヒートパイプ(11)は、発熱体取付
用の張出部(11a) と本体部(11b) とにより構成され、張
出部(11a) と本体部(11b) のそれぞれに、パネル(11)の
下面のみに形成された膨管部(12)と圧着部(13)とを有す
る。すなわち、パネル型ヒートパイプ(11)の上面は平面
状となされている。また、張出部(11a) の四隅の圧着部
(13)にはそれぞれ、発熱体取付用ビス穴(17)が形成され
ている。
用の張出部(11a) と本体部(11b) とにより構成され、張
出部(11a) と本体部(11b) のそれぞれに、パネル(11)の
下面のみに形成された膨管部(12)と圧着部(13)とを有す
る。すなわち、パネル型ヒートパイプ(11)の上面は平面
状となされている。また、張出部(11a) の四隅の圧着部
(13)にはそれぞれ、発熱体取付用ビス穴(17)が形成され
ている。
【0024】上記構成のヒートパイプ利用ヒートシンク
によれば、パネル型ヒートパイプ(11)の下面のみに膨管
が形成され、張出部(11a) の上面は平面状となされてい
るので、図3に示すように張出部(11a) 上面を発熱体
(T) 取付面とすることにより、発熱体取付性が良好とな
る。その結果、発熱体(T) からヒートシンクへの熱伝導
性が非常に向上される。
によれば、パネル型ヒートパイプ(11)の下面のみに膨管
が形成され、張出部(11a) の上面は平面状となされてい
るので、図3に示すように張出部(11a) 上面を発熱体
(T) 取付面とすることにより、発熱体取付性が良好とな
る。その結果、発熱体(T) からヒートシンクへの熱伝導
性が非常に向上される。
【0025】
【発明の効果】本発明のヒートパイプ利用ヒートシンク
によれば、パネル型ヒートパイプ張出部の発熱体取付面
への発熱体取付性が良好となるので、発熱体からヒート
シンクへの熱伝導性が非常に向上される。その結果、本
発明のヒートパイプ利用ヒートシンクは放熱性能に優れ
る。
によれば、パネル型ヒートパイプ張出部の発熱体取付面
への発熱体取付性が良好となるので、発熱体からヒート
シンクへの熱伝導性が非常に向上される。その結果、本
発明のヒートパイプ利用ヒートシンクは放熱性能に優れ
る。
【図1】本発明のヒートパイプ利用ヒートシンクの第1
実施例を示し、図1(A) は、ヒートパイプ利用ヒートシ
ンクの斜視図であり、図1(B) は、(A) 中のB−B線に
沿う垂直断面図である。
実施例を示し、図1(A) は、ヒートパイプ利用ヒートシ
ンクの斜視図であり、図1(B) は、(A) 中のB−B線に
沿う垂直断面図である。
【図2】本発明のヒートパイプ利用ヒートシンクの第2
実施例を示し、図2(A) は、ヒートパイプ利用ヒートシ
ンクの一部切り欠き平面図であり、図2(B) は、(A) 中
のB−B線に沿う垂直断面図である。
実施例を示し、図2(A) は、ヒートパイプ利用ヒートシ
ンクの一部切り欠き平面図であり、図2(B) は、(A) 中
のB−B線に沿う垂直断面図である。
【図3】図2のヒートパイプ利用ヒートシンクの右側側
面図である。
面図である。
【図4】従来のヒートパイプ利用ヒートシンクを示し、
図4(A) は、ヒートパイプ利用ヒートシンクの斜視図で
あり、図4(B) は、(A) 中のB−B線に沿う垂直断面図
である。
図4(A) は、ヒートパイプ利用ヒートシンクの斜視図で
あり、図4(B) は、(A) 中のB−B線に沿う垂直断面図
である。
(1) …パネル型ヒートパイプ (1a)…発熱体取付用の張出部 (1b)…本体部 (2) …膨管部 (3) …圧着部 (4)(5)…放熱用フィン (6) …発熱体取付用プレート (7)(8)…発熱体取付用ビス穴 (9) …環状上方突部 (11)…パネル型ヒートパイプ (14)(15)…放熱用フィン (11a) …発熱体取付用の張出部 (11b) …本体部 (12)…膨管部 (13)…圧着部 (17)…発熱体取付用ビス穴 (T) …発熱体
Claims (2)
- 【請求項1】 発熱体取付用の張出部(1a)を有するロー
ルボンド・パネル型ヒートパイプ(1) と、同ヒートパイ
プ本体部(1b)の少なくとも片面に設けられた放熱用フィ
ン(4)(5)と、張出部(1a)の膨管部(2) 上面に設置された
発熱体取付用プレート(6) とよりなり、張出部(1a)の圧
着部(3) 端部と発熱体取付用プレート(6) 端部とには、
所定数の発熱体取付用ビス穴(7)(8)がそれぞれ形成され
ているヒートパイプ利用ヒートシンクであって、バーリ
ング加工により張出部(1a)のビス穴(7) が形成されると
ともに、穴周縁に発熱体取付用プレート(6) の変形防止
用の環状上方突部(9) が設けられていることを特徴とす
る、ヒートパイプ利用ヒートシンク。 - 【請求項2】 発熱体取付用の張出部(11a) を有するロ
ールボンド・パネル型ヒートパイプ(11)と、同ヒートパ
イプ本体部(11b) の少なくとも片面に設けられた放熱用
フィン(14)(15)とよりなるヒートパイプ利用ヒートシン
クであって、パネル型ヒートパイプ(11)の少なくとも張
出部(11a) は、片面のみに膨管(12)が形成され、他の片
面は平面状となされていることを特徴とする、ヒートパ
イプ利用ヒートシンク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5326355A JPH07183437A (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | ヒートパイプ利用ヒートシンク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5326355A JPH07183437A (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | ヒートパイプ利用ヒートシンク |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07183437A true JPH07183437A (ja) | 1995-07-21 |
Family
ID=18186872
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5326355A Withdrawn JPH07183437A (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | ヒートパイプ利用ヒートシンク |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07183437A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011035943A2 (en) * | 2009-09-28 | 2011-03-31 | Abb Research Ltd | Cooling module for cooling electronic components |
RU2610732C1 (ru) * | 2015-12-02 | 2017-02-15 | Государственный научный центр Российской Федерации - федеральное государственное унитарное предприятие "Исследовательский Центр имени М.В. Келдыша" | Панель холодильника-излучателя |
-
1993
- 1993-12-24 JP JP5326355A patent/JPH07183437A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011035943A2 (en) * | 2009-09-28 | 2011-03-31 | Abb Research Ltd | Cooling module for cooling electronic components |
WO2011035943A3 (en) * | 2009-09-28 | 2011-06-03 | Abb Research Ltd | Cooling module for cooling electronic components |
US8913386B2 (en) | 2009-09-28 | 2014-12-16 | Abb Research Ltd. | Cooling module for cooling electronic components |
RU2610732C1 (ru) * | 2015-12-02 | 2017-02-15 | Государственный научный центр Российской Федерации - федеральное государственное унитарное предприятие "Исследовательский Центр имени М.В. Келдыша" | Панель холодильника-излучателя |
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