JPH071830A - ホスホニウム化合物を含む記録シート - Google Patents

ホスホニウム化合物を含む記録シート

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JPH071830A
JPH071830A JP6042064A JP4206494A JPH071830A JP H071830 A JPH071830 A JP H071830A JP 6042064 A JP6042064 A JP 6042064A JP 4206494 A JP4206494 A JP 4206494A JP H071830 A JPH071830 A JP H071830A
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    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/50Recording sheets characterised by the coating used to improve ink, dye or pigment receptivity, e.g. for ink-jet or thermal dye transfer recording
    • B41M5/52Macromolecular coatings
    • B41M5/5227Macromolecular coatings characterised by organic non-macromolecular additives, e.g. UV-absorbers, plasticisers, surfactants
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    • Y10T428/24802Discontinuous or differential coating, impregnation or bond [e.g., artwork, printing, retouched photograph, etc.]
    • Y10T428/24934Discontinuous or differential coating, impregnation or bond [e.g., artwork, printing, retouched photograph, etc.] including paper layer

Abstract

(57)【要約】 【目的】 優れた耐水性、減少された透き通し、等の特
性を有するインキジェット印刷用記録シートを提供する
ことにある。 【構成】 ベースシート、ホスホニウム化合物、任意の
顔料、及び任意のバインダーを含むことを特徴とする記
録シート。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は記録シート、例えば、透
明材料、充填剤入りのプラスチック、紙、等に関する。
更に詳しくは、本発明はインキジェット印刷法に使用す
るのに特に適した記録シートに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来の
技術として、米国特許第4,740,420 号、同第4,576,867
号、同第4,446,174 号、同第4,830,911 号、同第4,554,
181 号、同第4,877,680 号、1991年7月31日に公開され
た欧州特許公開第0,439,363A1 号が列記される。既知の
組成物及び方法はそれらの意図されている目的に適して
いるが、改良された記録シートに対する要望がある。加
えて、インキジェット印刷法に使用するのに適した改良
された記録シートに対する要望がある。更に、高度の耐
水性を有するインキジェット印刷用記録シートに対する
要望がある。更に、印刷された紙の面の反対側の紙の面
で画像の透き通しが減少されているインキジェット印刷
用紙記録シートに対する要望がある。本発明の目的は、
上記の利点を有する記録シートを提供することである。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明(またはその特別
な実施態様)のこれらの目的及びその他の目的は、ベー
スシート、ホスホニウム化合物、任意の顔料、及び任意
のバインダーを含む記録シートを提供することにより達
成し得る。好ましい実施態様において、ホスホニウム化
合物は、
【0004】
【化1】
【0005】(式中、Rはアルキル基であり、Xはアニ
オンであり、かつ4個のR基は全て同じである);
【0006】
【化2】
【0007】(式中、Rはアルキル基であり、3個のR
基は全て同じであり、RはR’とは同じではなく、Xは
アニオンであり、かつR’はアルキル基、置換アルキル
基、アリールアルキル基、及び置換アリールアルキル基
からなる群から選ばれる);
【0008】
【化3】
【0009】(式中、Arはアリール基または置換アリー
ル基であり、Xはアニオンであり、かつ4個のAr基は全
て同じである);
【0010】
【化4】
【0011】(式中、Arはアリール基または置換アリー
ル基であり、3個のAr基は全て同じであり、Xはアニオ
ンであり、かつR’はアルキル基、置換アルキル基、ア
リールアルキル基、及び置換アリールアルキル基からな
る群から選ばれる);及びこれらの混合物からなる群か
ら選ばれる。本発明の記録シートは、基体と、その基体
の一つまたは両方の表面に少なくとも二つの被覆層とを
含む。あらゆる好適な基体が使用し得る。これらの例と
して、透明材料、例えば、デュポン社(E.I.Du Pont de
Nemours &Company)から入手し得るマイラー(Mylar, 商
標) 、インペリアル・ケミカルズ社(Imperial Chemical
s,Inc.) から入手し得るメリネックス(Melinex, 商標)
、セラニーズ社(Celanese Corporation)から入手し得
るセラナー(Celanar, 商標) を含むポリエステル;ゼネ
ラル・エレクトリック社(General Electric Company)か
ら入手し得るレキサン(Lexan, 商標) の如きポリカーボ
ネート;ユニオン・カーバイド社(Union Carbide Corpo
ration) から入手し得るポリスルホンの如きポリスルホ
ン;
【0012】ポリエーテルスルホン、例えば、ユニオン
・カーバイド社から入手し得るユーデル(Udel,商標) の
如き4,4’−ジフェニルエーテルから調製されたポリ
エーテルスルホン、ICI アメリカ社(ICI America Incor
porated)から入手し得るビクトレックス(Victrex, 商
標) の如きジスルホニルクロリドから調製されたポリエ
ーテルスルホン、3M社から入手し得るアストレル(Ast
rel,商標) の如きビフェニレンから調製されたポリエー
テルスルホン;ポリ(アリーレンスルホン)、例えば、
架橋ポリ(アリーレンエーテルケトンスルホン)から調
製されたポリ(アリーレンスルホン);セルローストリ
アセテート;ポリ塩化ビニルセロファン;ポリフッ化ビ
ニル;ポリイミド等が挙げられ、マイラー(商標) の如
きポリエステルがその入手容易性及び比較的低いコスト
の点で好ましい。また、基体は不透明であってもよく、
PPG インダストリィズ(Industries)社から入手し得るテ
スリン(Teslin,商標) の如き不透明プラスチック、及び
ICI 社から入手し得るメリネックス(商標) の如き充填
剤入りのポリマーが挙げられる。また、特に、“非引裂
紙”記録シートをつくることが所望される場合には、充
填剤入りのプラスチックが基体として使用し得る。ま
た、ゼロックス(商標) 4024の如き無地紙、ジアゾ紙、
等を含む紙が好適である。
【0013】本発明の一実施態様において、基体は約10
〜90重量%の針葉樹及び約10〜約90重量%の広葉樹を含
む広葉樹クラフト繊維と針葉樹クラフト繊維のサイズ剤
入りのブレンドを含む。広葉樹の例として、約70重量%
の量で一実施態様中に存在するシーグル(Seagull)W乾式
漂白広葉樹クラフトが挙げられる。針葉樹の例として、
約30重量%の量で一実施態様中に存在するラ・ツク(La
Tuque)乾式漂白針葉樹クラフトが挙げられる。また、こ
れらの基体は有効量、典型的には約1〜約60重量%の填
料及び顔料、例えば、クレー(ジョージア・カオリン社
(Georgia Kaolin Company)から入手し得る、アストロ−
フィル(Astro-fil)90 クレー、エンジェルハード・アン
シレックス(Engelhard Ansilex) クレー)、二酸化チタ
ン(チオキサイド社(Tioxide Company) から入手し得
る、アナターゼ銘柄のAHR)、ケイ酸カルシウムCH-427-9
7-8 、XP-974(J.M. フーバー社(Huber Corporation))、
等を含むことができる。また、サイズ剤入りの基体は有
効量、典型的にはパルプに対し約0.25重量%〜約25重量
%のサイジング薬品、例えば、モン(Mon) サイズ(モン
サント社(Monsanto Company)から入手し得る)を含む酸
性サイジング、ハーコン(Hercon)-76(ハーキュレス社(H
ercules Company)から入手し得る)の如きアルカリサイ
ジング、アルム(Alum)( 鉄を含まないミョウバンとして
アライド・ケミカルズ社(Allied Chemicals)から入手し
得る)、歩留り助剤(アライド・コロイズ社(Allied Co
lloids) からパーコル(Percol)292 として入手し得
る)、等を含むことができる。本発明に選ばれた紙(市
販の紙を含む)の好ましい内部サイジング度は約0.4 秒
から約5,000 秒まで変化し、約0.4 秒〜約300 秒のサイ
ジング範囲の紙が主としてコストを低減するために更に
好ましい。選択された基体は多孔質であることが好まし
く、選択された基体の多孔度の値は約100 から約1,260m
l/分まで変化することが好ましく、インキジェット法で
記録シートの有効性を高めるために約50〜約600ml/分で
あることが好ましい。基体の好ましい坪量は約40〜約40
0g/ 平方メーターであるが、坪量はこの範囲外であって
もよい。
【0014】本発明に適した市販の内部及び外部(表
面)サイズ剤入りの基体の例として、ジアゾ紙、グレー
ト・レークス(Great Lakes) オフセットの如きオフセッ
ト紙、コンサーバトリー(Conservatree)の如きリサイク
ル紙、オートミメオ(Automimeo) の如き事務用紙、エデ
ィ(Eddy)液体トナー紙並びにネコオサ(Nekoosa) 、チャ
ンピオン(Champion)、ウィギンス・テープ(Wiggins Tea
pe) 、キメン(Kymmene)、モド(Modo)、ドムター(Domta
r)、バイツルオト(Veitsiluoto) 及びサンヨーの如き会
社から市販されているコピー紙、等が挙げられ、ゼロッ
クス(商標)4024紙及びサイズ剤入りのケイ酸カルシウ
ム−クレー充填紙がそれらの入手容易性、信頼性及び低
プリントスルーの点から特に好ましい。また、テスリン
(PPG インダストリィズ社から入手し得る)の如き顔料
入りの充填プラスチックが支持基体として好ましい。基
体はあらゆる有効な厚さのものであってもよい。基体の
典型的な厚さは約50〜約500 ミクロン、好ましくは約10
0 〜約125 ミクロンであるが、その厚さはこの範囲外で
あってもよい。
【0015】本発明の基体の上には、一種以上のホスホ
ニウム化合物が位置されている。一つのカチオン性ホス
ホニウム部分を含むモノホスホニウム化合物が好適であ
り、同様に二つのカチオン性ホスホニウム部分を含むジ
ホスホニウム化合物及び二つより多いカチオン性ホスホ
ニウム部分を含むポリホスホニウム化合物が好適であ
る。好適なホスホニウム化合物の例として、式
【0016】
【化5】
【0017】(式中、Rはアルキル基、好ましくは1〜
約35個の炭素原子、更に好ましくは約25個の炭素原子を
有するアルキル基であり、Xはアニオンであり、かつ4
個のR基は全て同じである)のホニウム化合物が挙げら
れる。好適なアニオンの例として、ハライドアニオン、
例えば、フッ素アニオン、塩素アニオン、臭素アニオ
ン、ヨウ素アニオン、及びアスタチド、スルフェート、
アルコスルフェート、例えば、メチルスルフェート及び
エチルスルフェート、スルファイト、ホスフェート、ホ
スファイト、ペルハレート、例えば、ペルクロレート、
ペルブロメート、ペルヨーデート、等、ハレート、例え
ば、クロレート等、ハライト、例えば、ブロマイト等、
フルオロボレート、等が挙げられる。式Iの物質の特別
な例として、テトラメチルホスホニウムブロミド(アル
ドリッチ・ケミカル社(Aldrich Chemical Co.)28,826-
8) 、テトラメチルホスホニウムクロリド(アルドリッ
チ28,827-6) 、テトラエチルホスホニウムブロミド(ア
ルドリッチ33,365-4) 、テトラエチルホスホニウムクロ
リド(アルドリッチ32,539-2) 、テトラエチルホスホニ
ウムヨージド(アルドリッチ32,540-6) 、テトラブチル
ホスホニウムブロミド(アルドリッチ18,913-8) 、テト
ラブチルホスホニウムクロリド(アルドリッチ14,480-
0) 、等が挙げられる。また、式
【0018】
【化6】
【0019】のホスホニウム化合物が好適である。[式
中、Rはアルキル基、好ましくは1〜約25個の炭素原
子、更に好ましくは1〜約18個の炭素原子を有するアル
キル基であり、3個のR基は全て同じであり、Xはアニ
オンであり、R’はアルキル基、好ましくは1〜約25個
の炭素原子、更に好ましくは1〜約18個の炭素原子を有
するアルキル基、例えば、メチル、エチル、n−プロピ
ル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、ヘキシ
ル、等(また環状アルキル基、例えば、シクロプロピ
ル、シクロヘキシル、等を含み、また不飽和アルキル
基、例えば、ビニル(H2C=CH-)、アリル(H2C=CH-CH
2-)、プロピニル(HC ≡C-CH2-) 、等を含む);アリー
ルアルキル基、好ましくは7〜約25個の炭素原子、更に
好ましくは7〜約19個の炭素原子を有するアリールアル
キル基、例えば、ベンジル、等;置換アルキル基、好ま
しくは1〜約25個の炭素原子、更に好ましくは1〜約18
個の炭素原子を有する置換アルキル基;置換アリールア
ルキル基、好ましくは7〜約25個の炭素原子、更に好ま
しくは7〜約19個の炭素原子を有する置換アリールアル
キル基からなる群から選ばれ、置換基の例として、シリ
ル基、ハライド原子、例えば、フッ素、塩素、臭素、ヨ
ウ素、及びアスタチド、ニトロ基、アミン基(一級アミ
ン、二級アミン、及び三級アミンを含む)、ヒドロキシ
基、アルコキシ基またはエーテル基、アルデヒド基、ケ
トン基、エステル基、アミド基、カルボン酸基、等が挙
げられ、置換アルキル基及び置換アリールアルキル基の
特定の例として、ブロモメチル、クロロメチル、3−ブ
ロモプロピル、3−ブロモブチル、4−ブロモブチル、
2−ヒドロキシエチル、式H3C-N(CH3)-CH2-CH2- の2−
(ジメチルアミノ)エチル、3−(ジメチルアミノ)プ
ロピル、式HO-CH2-CH(CH3)-CH2- の3−ヒドロキシ−2
−メチルプロピル、式H-CO-CH2- のホルミルメチル、メ
トキシメチル(CH3-O-CH2-)、式CH3-CO-CH2- のアセトニ
ル、式CH3-O-CO-CH2- のカルボメトキシメチル、式H5C2
-O-CO-CH2-のエトキシカルボニルメチル(またカルボエ
トキシメチルと称される)、式CH3-C(CH 3)2-O-CO-CH2-
のtert- ブトキシカルボニルメチル、式
【0020】
【化7】
【0021】のフェナシル、アルキルのジオキサン誘導
体、例えば、式
【0022】
【化8】
【0023】の2−(1,3−ジオキサン−2−イル)
エチル、及び式
【0024】
【化9】
【0025】の1,3−ジオキソラン−2−イルメチ
ル、ビニル(H2C=CH-) 、アリル(H2C=CH-CH2-)、プロピ
ニル誘導体、例えば、プロパルギル(HC ≡C-CH2-) 、式
CH3-Si(CH3)2-C≡C-CH2-の3−トリメチルシリル−2−
プロピニル、キシリレン誘導体、例えば、式
【0026】
【化10】
【0027】のp−キシリレンビス(トリフェニルホス
ホニウムブロミド)、式
【0028】
【化11】
【0029】の2-ヒドロキシベンジル、式
【0030】
【化12】
【0031】の4−エトキシベンジル、4−ブトキシベ
ンジル、等が挙げられる] 好適なアニオンの例として、ハライドアニオン、例え
ば、フッ素アニオン、塩素アニオン、臭素アニオン、ヨ
ウ素アニオン、及びアスタチド、スルフェート、アルコ
スルフェート、例えば、メチルスルフェート及びエチル
スルフェート、スルファイト、ホスフェート、ホスファ
イト、ペルハレート、例えば、ペルクロレート、ペルブ
ロメート、ペルヨーデート、等、ハレート、例えば、ク
ロレート等、ハライト、例えば、ブロマイト等、フルオ
ロボレート、等が挙げられる。式IIの物質の特定の例と
して、ヘキサデシルトリブチルホスホニウムブロミド
(アルドリッチ27,620-0) 、ステアリルトリブチルホス
ホニウムブロミド(アルドリッチ29,303-2) 、等が挙げ
られる。また、式
【0032】
【化13】
【0033】(式中、Arはアリール基、好ましくは6〜
約35個の炭素原子、更に好ましくは6〜約25個の炭素原
子、更に好ましくは6〜約18個の炭素原子を有するアリ
ール基、または置換アリール基、好ましくは6〜約35個
の炭素原子、更に好ましくは6〜約25個の炭素原子、更
に好ましくは6〜約18個の炭素原子を有する置換アリー
ル基であり、Xはアニオンであり、かつ4個のAr基は全
て同じである)のホスホニウム化合物が好適である。好
適なアニオンの例として、ハライドアニオン、例えば、
フッ素アニオン、塩素アニオン、臭素アニオン、ヨウ素
アニオン、及びアスタチド、スルフェート、アルコスル
フェート、例えば、メチルスルフェート及びエチルスル
フェート、スルファイト、ホスフェート、ホスファイ
ト、ペルハレート、例えば、ペルクロレート、ペルブロ
メート、ペルヨーデート、等、ハレート、例えば、クロ
レート等、ハライト、例えば、ブロマイト等、フルオロ
ボレート、等が挙げられる。好適な置換基の例として、
アルキル基、シリル基、ハライド原子、例えば、フッ
素、塩素、臭素、ヨウ素、及びアスタチド、ニトロ基、
アミン基(一級アミン、二級アミン、及び三級アミンを
含む)、ヒドロキシ基、アルコキシ基またはエーテル
基、アルデヒド基、ケトン基、エステル基、アミド基、
カルボン酸基、等が挙げられる。式III の物質の特定の
例として、テトラフェニルホスホニウムブロミド(アル
ドリッチ21,878-2) 、テトラフェニルホスホニウムクロ
リド(アルドリッチ21879-0)、テトラフェニルホスホニ
ウムヨージド(アルドリッチ21880-4)、等が挙げられ
る。また、式
【0034】
【化14】
【0035】(式中、Arはアリール基、好ましくは6〜
約35個の炭素原子、更に好ましくは6〜約25個の炭素原
子、更に好ましくは6〜約18個の炭素原子を有するアリ
ール基、または置換アリール基、好ましくは6〜約35個
の炭素原子、更に好ましくは6〜約25個の炭素原子、更
に好ましくは6〜約18個の炭素原子を有する置換アリー
ル基であり、Xはアニオンであり、R’は式IIに関して
本明細書に定義されたとおりであり、かつ3個のAr基は
全て同じである)のホスホニウム化合物が好適である。
好適なアニオンの例として、ハライドアニオン、例え
ば、フッ素アニオン、塩素アニオン、臭素アニオン、ヨ
ウ素アニオン、及びアスタチド、スルフェート、アルコ
スルフェート、例えば、メチルスルフェート及びエチル
スルフェート、スルファイト、ホスフェート、ホスファ
イト、ペルハレート、例えば、ペルクロレート、ペルブ
ロメート、ペルヨーデート、等、ハレート、例えば、ク
ロレート等、ハライト、例えば、ブロマイト等、フルオ
ロボレート、等が挙げられる。
【0036】式IVの物質の特定の例として、メチルトリ
フェニルホスホニウムブロミド(アルドリッチ13,007-
9) 、メチルトリフェニルホスホニウムヨージド(アル
ドリッチ24,505-4) 、エチルトリフェニルホスホニウム
ブロミド(アルドリッチE5,060-4) 、n−プロピルトリ
フェニルホスホニウムブロミド(アルドリッチ13,156-
3) 、イソプロピルトリフェニルホスホニウムヨージド
(アルドリッチ37,748-1)、シクロプロピルトリフェニ
ルホスホニウムブロミド(アルドリッチ15,731-7)、n
−ブチルトリフェニルホスホニウムブロミド(アルドリ
ッチB10,280-6)、イソブチルトリフェニルホスホニウム
ブロミド(アルドリッチ37,750-3) 、ヘキシルトリフェ
ニルホスホニウムブロミド(アルドリッチ30,144-2) 、
ベンジルトリフェニルホスホニウムクロリド(アルドリ
ッチB3,280-7) 、ブロモメチルトリフェニルホスホニウ
ムブロミド(アルドリッチ26,915-8) 、クロロメチルト
リフェニルホスホニウムクロリド(アルドリッチC5,762
-6) 、3−ブロモプロピルトリフェニルホスホニウムク
ロリド(アルドリッチ13,525-9) 、3−ブロモブチルト
リフェニルホスホニウムブロミド(アルドリッチ30,537
-5) 、4−ブロモブチルトリフェニルホスホニウムブロ
ミド(アルドリッチ27,213-2) 、2−ジメチルアミノエ
チルトリフェニルホスホニウムブロミド(アルドリッチ
21,544-9) 、[(3−ジメチルアミノ)プロピル]トリ
フェニルホスホニウムブロミド(アルドリッチ30,585-
5) 、2−ヒドロキシエチルトリフェニルホスホニウム
ブロミド(アルドリッチ30,413-1) 、(2−ヒドロキシ
エチル)トリフェニルホスホニウムクロリド(アルドリ
ッチH3,065-8) 、[(R)-(+)-3−ヒドロキシ−2−メチ
ルプロピル]トリフェニルホスホニウムブロミド(アル
ドリッチ32,507-4) 、[(S)-(-)-3−ヒドロキシ−2−
メチルプロピル]トリフェニルホスホニウムブロミド
(アルドリッチ32,508-2) 、(2−ヒドロキシベンジ
ル)トリフェニルホスホニウムブロミド(アルドリッチ
21,629-1) 、(ホルミルメチル)トリフェニルホスホニ
ウムクロリド(アルドリッチ30,532-4) 、
【0037】(メトキシメチル)トリフェニルホスホニ
ウムクロリド(アルドリッチ30,956-7) 、アセトニルト
リフェニルホスホニウムクロリド(アルドリッチ15,807
-0) 、カルボメトキシメチルトリフェニルホスホニウム
ブロミド(アルドリッチ25,906-3) 、(エトキシカルボ
ニルメチル)トリフェニルホスホニウムクロリド(アル
ドリッチ30,531-6) 、カルボエトキシメチルトリフェニ
ルホスホニウムブロミド(アルドリッチC530-0) 、(ter
t-ブトキシカルボニルメチル)トリフェニルホスホニウ
ムブロミド(アルドリッチ36,904-7) 、フェナシルトリ
フェニルホスホニウムブロミド(アルドリッチ15,133-
5) 、(4−エトキシベンジル)トリフェニルホスホニ
ウムブロミド(アルドリッチ26,648-5) 、4−ブトキシ
ベンジルトリフェニルホスホニウムブロミド(アルドリ
ッチ27,489-5) 、[2−(1,3−ジオキサン−2−イ
ル)エチル]トリフェニルホスホニウムブロミド(アル
ドリッチ21,959-2) 、(1,3−ジオキソラン−2−イ
ルメチル)トリフェニルホスホニウムブロミド(アルド
リッチ22,385-9) 、ビニルトリフェニルホスホニウムブ
ロミド(アルドリッチ15,019-3) 、アリルトリフェニル
ホスホニウムブロミド(アルドリッチA3,660-3) 、アリ
ルトリフェニルホスホニウムクロリド(アルドリッチ3
3,351-4) 、プロパルギルトリフェニルホスホニウムブ
ロミド(アルドリッチ22,648-3) 、(3−トリメチルシ
リル−2−プロピニル)トリフェニルホスホニウムブロ
ミド(アルドリッチ29,958-8) 、p−キシリレンビス
(トリフェニルホスホニウムブロミド)(アルドリッチ11
2-1)、等が挙げられる。上記のホスホニウム化合物の2
種以上の混合物がまた使用し得る。
【0038】ホスホニウム化合物は基体に対しあらゆる
有効量で存在する。典型的には、ホスホニウム化合物は
基体の約1〜約25重量%、好ましくは基体の約5〜約15
重量%の量で存在するが、その量はこの範囲外であって
もよい。また、その量は基剤の単位面積当たりのホスホ
ニウム化合物の重量に関して表し得る。典型的には、ホ
スホニウム化合物はそれが適用される基体表面の1平方
メートル当たり約0.3〜約7.5g、好ましくはそれが適用
される基体表面の1平方メートル当たり約1.5〜約4.5g
の量で存在するが、その量はこれらの範囲外であっても
よい。高濃度のホスホニウム化合物が記録シートに印刷
された画像の着色を強める目的に好ましい。低濃度が記
録シートに印刷された画像の耐水性を高めるのに適当で
ある。ホスホニウム化合物が被覆物として基体に適用さ
れる場合、本発明の記録シートに使用される被覆物はホ
スホニウム化合物の他に任意のバインダーを含むことが
できる。好適なバインダーポリマーの例として、(a) 親
水性多糖及びそれらの変性体、例えば、(1) 澱粉(例え
ば、セント・ロウレンス・スターチ(St.Lawrence starc
h)から入手し得る澱粉SLS-280)、(2) カチオン性澱粉
(例えば、ナショナル・スターチ(National Starch) か
ら入手し得るカト(Cato)-72)、(3) ヒドロキシアルキル
澱粉(アルキルは少なくとも1個の炭素原子を有し、炭
素原子の数はその物質が水溶性であるような数であり、
好ましくは約1〜約20個の炭素原子、更に好ましくは約
1〜約10個の炭素原子であり、例えば、メチル、エチ
ル、プロピル、ブチル等である)(例えば、ヒドロキシプ
ロピル澱粉(ポリ・サイエンシス社(Poly Sciences In
c.)から入手し得る#02382) 及びヒドロキシエチル澱粉
(ポリ・サイエンシス社から入手し得る#06733) 、(4)
ゼラチン(例えば、ポリ・サイエンシス社から入手し得
るカーフスキン・ゼラチン(Calfskin gelatin)#0063
9))、
【0039】(5) アルキルセルロース(アルキルは少な
くとも1個の炭素原子を有し、炭素原子の数はその物質
が水溶性であるような数であり、好ましくは1〜約20個
の炭素原子、更に好ましくは1〜約10個の炭素原子、更
に好ましくは1〜約7個の炭素原子であり、例えば、メ
チル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシ
ル、ベンジル、等である)(例えば、メチルセルロース
(ダウ・ケミカル社(Dow Chemical Company)から入手し
得るメトセル(Methocel)AM4)及びアリールセルロース
(アリールは少なくとも6個の炭素原子を有し、炭素原
子の数はその物質が水溶性であるような数であり、好ま
しくは6〜約20個の炭素原子、更に好ましくは6〜約10
個の炭素原子、更に好ましくは約6個の炭素原子であ
り、例えば、フェニルである)、(6) ヒドロキシアルキ
ルセルロース(アルキルは少なくとも1個の炭素原子を
有し、炭素原子の数はその物質が水溶性であるような数
であり、好ましくは1〜約20個の炭素原子、更に好まし
くは1〜約10個の炭素原子であり、例えば、メチル、エ
チル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、ベンジ
ル、等である)(例えば、ヒドロキシエチルセルロース
(ハーキュレス・ケミカル社から入手し得るナトロゾー
ル(Natrosol)250LR)、及びヒドロキシプロピルセルロー
ス(ハーキュレス・ケミカル社から入手し得るクルセル
(Klucel)型E))、(7) アルキルヒドロキシアルキルセル
ロース(夫々のアルキルは少なくとも1個の炭素原子を
有し、炭素原子の数はその物質が水溶性であるような数
であり、好ましくは1〜約20個の炭素原子、更に好まし
くは1〜約10個の炭素原子であり、例えば、メチル、エ
チル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、ベンジ
ル、等である)(例えば、エチルヒドロキシエチルセルロ
ース(ベロール・ケムA.B.スウェーデン(Berol Kem.A.
B.Sweden)から入手し得るベルモコル(Bermocoll))、
【0040】(8) ヒドロキシアルキルアルキルセルロー
ス(夫々のアルキルは少なくとも1個の炭素原子を有
し、炭素原子の数はその物質が水溶性であるような数で
あり、好ましくは1〜約20個の炭素原子、更に好ましく
は1〜約10個の炭素原子であり、例えば、メチル、エチ
ル、プロピル、ブチル、等である)(例えば、ヒドロキシ
エチルメチルセルロース(ブリテッシュ・セラニーズ社
(British Celanese Ltd.)から入手し得るHEM 、またカ
ッレ(Kalle)A.G. からチロース(Tylose)MH、MHK として
入手し得る) 、ヒドロキシプロピルメチルセルロース
(ダウ・ケミカル社から入手し得るメトセルK35LV)、及
びヒドロキシブチルメチルセルロース(例えば、ダウ・
ケミカル社から入手し得るHBMC))、(9) ジヒドロキシア
ルキルセルロース(アルキルは少なくとも1個の炭素原
子を有し、炭素原子の数はその物質が水溶性であるよう
な数であり、好ましくは1〜約20個の炭素原子、更に好
ましくは1〜約10個の炭素原子であり、例えば、メチ
ル、エチル、プロピル、ブチル、等である)(例えば、ジ
ヒドロキシプロピルセルロース(これは3−クロロ−
1,2−プロパンとアルカリセルロースの反応により調
製し得る))、(10)ヒドロキシアルキルヒドロキシアルキ
ルセルロース(夫々のアルキルは少なくとも1個の炭素
原子を有し、炭素原子の数はその物質が水溶性であるよ
うな数であり、好ましくは1〜約20個の炭素原子、更に
好ましくは1〜約10個の炭素原子であり、例えば、メチ
ル、エチル、プロピル、ブチル、等である)(例えば、ア
クアロン社(Aqualon Company) から入手し得るヒドロキ
シプロピルヒドロキシエチルセルロース)、(11)ハロデ
オキシセルロース(ハロはハロゲン原子を表す)(例え
ば、ピリジン中で25℃でセルロースと塩化スルフリルの
反応により調製し得るクロロデオキシセルロース) 、(1
2)アミノデオキシセルロース(これは160 ℃で6時間に
わたってクロロデオキシセルロースとアンモニアの19%
のアルコール性溶液の反応により調製し得る) 、
【0041】(13)ジアルキルアンモニウムハライドヒド
ロキシアルキルセルロース(夫々のアルキルは少なくと
も1個の炭素原子を有し、炭素原子の数はその物質が水
溶性であるような数であり、好ましくは1〜約20個の炭
素原子、更に好ましくは1〜約10個の炭素原子であり、
例えば、メチル、エチル、プロピル、ブチル、等であ
り、ハライドはハロゲン原子を表す)(例えば、ナショナ
ル・スターチ・アンド・ケミカル社(National Starch a
nd Chemical Company)からセルコート(Celquat)H-100、
L-200 として入手し得るジエチルアンモニウムクロリド
ヒドロキシエチルセルロース) 、(14)ヒドロキシアルキ
ルトリアルキルアンモニウムハライドヒドロキシアルキ
ルセルロース(夫々のアルキルは少なくとも1個の炭素
原子を有し、炭素原子の数はその物質が水溶性であるよ
うな数であり、好ましくは1〜約20個の炭素原子、更に
好ましくは1〜約10個の炭素原子であり、例えば、メチ
ル、エチル、プロピル、ブチル、等であり、ハライドは
ハロゲン原子を表す)(例えば、ユニオン・カーバイド社
からポリマーJRとして入手し得るヒドロキシプロピルト
リメチルアンモニウムクロリドヒドロキシエチルセルロ
ース) 、(15)ジアルキルアミノアルキルセルロース(夫
々のアルキルは少なくとも1個の炭素原子を有し、炭素
原子の数はその物質が水溶性であるような数であり、好
ましくは1〜約20個の炭素原子、更に好ましくは1〜約
10個の炭素原子であり、例えば、メチル、エチル、プロ
ピル、ブチル、等である)(例えば、ポリ・サイエンシス
社からDEAEセルロース#05178として入手し得るジエチル
アミノエチルセルロース) 、(16)カルボキシアルキルデ
キストラン(アルキルは少なくとも1個の炭素原子を有
し、炭素原子の数はその物質が水溶性であるような数で
あり、好ましくは1〜約20個の炭素原子、更に好ましく
は1〜約10個の炭素原子であり、例えば、メチル、エチ
ル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、等であ
る)(例えば、ポリ・サイエンシス社から#16058として入
手し得るカルボキシメチルデキストラン、
【0042】(17)ジアルキルアミノアルキルデキストラ
ン(夫々のアルキルは少なくとも1個の炭素原子を有
し、炭素原子の数はその物質が水溶性であるような数で
あり、好ましくは1〜約20個の炭素原子、更に好ましく
は1〜約10個の炭素原子であり、例えば、メチル、エチ
ル、プロピル、ブチル、等である)(例えば、ポリ・サイ
エンシス社から#5178 として入手し得るジエチルアミノ
エチルデキストラン、(18)アミノデキストラン(モレキ
ュラー・プローブス社(Molecular Probes Inc)から入手
し得る) 、(19)カルボキシアルキルセルロース塩(アル
キルは少なくとも1個の炭素原子を有し、炭素原子の数
はその物質が水溶性であるような数であり、好ましくは
1〜約20個の炭素原子、更に好ましくは1〜約10個の炭
素原子であり、例えば、メチル、エチル、プロピル、ブ
チル、等であり、カチオンはあらゆる通常のカチオン、
例えば、ナトリウム、リチウム、カリウム、カルシウ
ム、マグネシウム等である)(例えば、ハーキュレス・ケ
ミカル社から入手し得るナトリウムカルボキシメチルセ
ルロースCMC 7HOF) 、(20)アラビアゴム(例えば、シグ
マ・ケミカル社(Sigma Chemical Company)から入手し得
る#G9752) 、(21)カラゲナン(例えば、シグマ・ケミカ
ル社から入手し得る#C1013) 、(22)カラヤゴム(例え
ば、シグマ・ケミカル社から入手し得る#G0503) 、(23)
キサンタン(例えば、メルク社のケルコ部門(Kelco div
ision of Merck and Company) から入手し得るケルトロ
ール(Keltrol)-T)、(24)キトーサン(例えば、シグマ・
ケミカル社から入手し得る#C3646) 、(25)カルボキシア
ルキルヒドロキシアルキルグアー(夫々のアルキルは少
なくとも1個の炭素原子を有し、炭素原子の数はその物
質が水溶性であるような数であり、好ましくは1〜約20
個の炭素原子、更に好ましくは1〜約10個の炭素原子で
あり、例えば、メチル、エチル、プロピル、ブチル、等
である)(例えば、アウクアロン社(Auqualon Company)か
ら入手し得るカルボキシメチルヒドロキシプロピルグア
ー) 、
【0043】(26)カチオン性グアー(例えば、セラニー
ズ・ケミカル社から入手し得るセラニーズ・ジャグアー
(Jaguar)C-14-S、C-15、C-17) 、(27)n−カルボキシア
ルキルキチン(アルキルは少なくとも1個の炭素原子を
有し、炭素原子の数はその物質が水溶性であるような数
であり、好ましくは1〜約20個の炭素原子、更に好まし
くは1〜約10個の炭素原子であり、例えば、メチル、エ
チル、プロピル、ブチル、等である) 、例えば、n−カ
ルボキシメチルキチン、(28)ジアルキルアンモニウム加
水分解コラーゲンタンパク質(アルキルは少なくとも1
個の炭素原子を有し、炭素原子の数はその物質が水溶性
であるような数であり、好ましくは1〜約20個の炭素原
子、更に好ましくは1〜約10個の炭素原子であり、例え
ば、メチル、エチル、プロピル、ブチル、等である)(例
えば、クロダ(Croda) からクロコーツ(Croquats)として
入手し得るジメチルアンモニウム加水分解コラーゲンタ
ンパク質) 、(29)寒天(例えば、ファルツ・アンド・バ
ウエル社(Pfaltz and BauerInc)から入手し得る寒天)
、(30)セルローススルフェート塩(そのカチオンはあ
らゆる通常のカチオン、例えば、ナトリウム、リチウ
ム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、等である)
(例えば、サイエンティフィック・ポリマー・プドダク
ツ(Scientific Polymer Products) から入手し得るナト
リウムセルローススルフェート#023) 、及び(31)カルボ
キシアルキルヒドロキシアルキルセルロース塩(夫々の
アルキルは少なくとも1個の炭素原子を有し、炭素原子
の数はその物質が水溶性であるような数であり、好まし
くは1〜約20個の炭素原子、更に好ましくは1〜約10個
の炭素原子であり、例えば、メチル、エチル、プロピ
ル、ブチル、等であり、そのカチオンはあらゆる通常の
カチオン、例えば、ナトリウム、リチウム、カリウム、
カルシウム、マグネシウム、等である)(例えば、ハーキ
ュレス・ケミカル社から入手し得るナトリウムカルボキ
シメチルヒドロキシエチルセルロースCMHEC 43H 及び37
L);
【0044】(b) ビニルポリマー、例えば、(1) ポリ
(ビニルアルコール)(例えば、デュポン・ケミカル社か
ら入手し得るエルバノール(Elvanol))、(2) ポリ(ビニ
ルホスフェート)(例えば、ポリ・サイエンシス社から入
手し得る#4391)、(3) ポリ(ビニルピロリドン)(例え
ば、GAF 社から入手し得るポリ(ビニルピロリドン))、
(4)ビニルピロリドン−酢酸ビニルコポリマー(例え
ば、ポリ・サイエンシス社から入手し得る#02587) 、
(5) ビニルピロリドン−スチレンコポリマー(例えば、
サイエンティフィック・ポリマー・プドダクツから入手
し得る#371) 、(6) ポリ(ビニルアミン)(例えば、ポリ
・サイエンシス社から入手し得る#1562)、(7) アルコキ
シル化されたポリ(ビニルアルコール)(アルキルは少な
くとも1個の炭素原子を有し、炭素原子の数はその物質
が水溶性であるような数であり、好ましくは1〜約20個
の炭素原子、更に好ましくは1〜約10個の炭素原子であ
り、例えば、メチル、エチル、プロピル、ブチル、等で
ある)(例えば、ポリ・サイエンシス社から入手し得るエ
トキシル化されたポリ(ビニルアルコール)#6573) 、及
び(8)ポリ(ビニルピロリドン−ジアルキルアミノアル
キルアルキルアクリレート(夫々のアルキルは少なくと
も1個の炭素原子を有し、炭素原子の数はその物質が水
溶性であるような数であり、好ましくは1〜約20個の炭
素原子、更に好ましくは1〜約10個の炭素原子であり、
例えば、メチル、エチル、プロピル、ブチル、等であ
る)(例えば、ポリ・サイエンシス社から入手し得るポリ
(ビニルピロリドン−ジエチルアミノメチルメタクリレ
ート)#16294 及び#16295) ;
【0045】(c) ホルムアルデヒド樹脂、例えば、(1)
メラミン−ホルムアルデヒド樹脂(例えば、ブリティッ
シュ・インダストリアル・プラスチックス・リミテッド
(British Industrial Plastics Limited) から入手し得
るBC309)、(2) 尿素−ホルムアルデヒド樹脂(例えば、
ブリティッシュ・インダストリアル・プラスチックス・
リミテッドから入手し得るBC777)、及び(3) アルキル化
された尿素−ホルムアルデヒド樹脂(アルキルは少なく
とも1個の炭素原子を有し、炭素原子の数はその物質が
水溶性であるような数であり、好ましくは1〜約20個の
炭素原子、更に好ましくは1〜約10個の炭素原子であ
り、例えば、メチル、エチル、プロピル、ブチル、等で
ある)(例えば、アメリカン・シアナミド社(American Cy
anamid Company) からビートル(Beetle)65として入手し
得るメチル化された尿素−ホルムアルデヒド樹脂) ;
(d) イオン性ポリマー、例えば、(1) ポリ(2−アクリ
ルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸)(例えば、サ
イエンティフィック・ポリマー・プドダクツから入手し
得る#175) 、(2) ポリ(N,N−ジメチル−3,5−ジ
メチレンピペリジニウムクロリド)(例えば、サイエンテ
ィフィック・ポリマー・プロダクツから入手し得る#40
1) 、及び(3) ポリ(メチレン−グアニジン)塩酸塩
(例えば、サイエンティフィック・ポリマー・プドダク
ツから入手し得る#654);
【0046】(e) ラテックスポリマー、例えば、(1) カ
チオン性、アニオン性、及びノニオン性のスチレン−ブ
タジエンラテックス(例えば、ゲン・コープ・ポリマー
・プロダクツ(Gen Corp Polymer Products) から入手し
得るラテックス、ユノカル・ケミカルズ(Unocal Chemic
als)から入手し得るRES4040 及びRES4100 、並びにダウ
・ケミカル社から入手し得るDL6672A 、DL6638A 、及び
DL6663A)、(2) エチレン−酢酸ビニルラテックス(例え
ば、エアー・プロダクツ・アンド・ケミカルズ社から入
手し得るエアーフレックス(Airflex)400) 、及び(3) 酢
酸ビニル−アクリルコポリマーラテックス(例えば、ラ
イヒホールド・ケミカル社(Reichhold Chemical Inc.)
から入手し得るシンセムル(Synthemul)97-726 、ナショ
ナル・スターチ社から入手し得るレシン(Resyn)25-1110
及びレシン25-1140 、並びにユノカル・ケミカルズから
入手し得るRES3103);
【0047】(f) 無水マレイン酸及びマレイン酸を含む
ポリマー、例えば、(1) スチレン−無水マレイン酸コポ
リマー(例えば、モンサントからスクリプセット(Scrip
set)として入手し得るコポリマー、及びアルコ(Arco)か
ら入手し得るSMA シリーズ) 、(2) ビニルアルキルエー
テル−無水マレイン酸コポリマー(アルキルは少なくと
も1個の炭素原子を有し、炭素原子の数はその物質が水
溶性であるような数であり、好ましくは1〜約20個の炭
素原子、更に好ましくは1〜約10個の炭素原子であり、
例えば、メチル、エチル、プロピル、ブチル、等であ
る)(例えば、サイエンティフィック・ポリマー・プドダ
クツから入手し得るビニルメチルエーテル−無水マレイ
ン酸コポリマー#173) 、(3) アルキレン−無水マレイン
酸コポリマー(アルキレンは少なくとも1個の炭素原子
を有し、炭素原子の数はその物質が水溶性であるような
数であり、好ましくは1〜約20個の炭素原子、更に好ま
しくは1〜約10個の炭素原子であり、例えば、メチル、
エチル、プロピル、ブチル、等である)(例えば、ポリ・
サイエンシス社から入手し得るエチレン−無水マレイン
酸コポリマー#2308 、またモンサント・ケミカル社から
EMA として入手し得る)、(4) ブタジエン−マレイン酸
コポリマー(例えば、ポリ・サイエンシス社から入手し
得る#07787) 、(5) ビニルアルキルエーテル−マレイン
酸コポリマー(アルキルは少なくとも1個の炭素原子を
有し、炭素原子の数はその物質が水溶性であるような数
であり、好ましくは1〜約20個の炭素原子、更に好まし
くは1〜約10個の炭素原子であり、例えば、メチル、エ
チル、プロピル、ブチル、等である)(例えば、GAF 社か
らガントレッツ(Gantrez)S-95 として入手し得るビニル
メチルエーテル−マレイン酸コポリマー) 、及び(6) ア
ルキルビニルエーテル−マレイン酸エステル(アルキル
は少なくとも1個の炭素原子を有し、炭素原子の数はそ
の物質が水溶性であるような数であり、好ましくは1〜
約20個の炭素原子、更に好ましくは1〜約10個の炭素原
子であり、例えば、メチル、エチル、プロピル、ブチ
ル、等である)(例えば、サイエンティフィック・ポリマ
ー・プドダクツから入手し得るメチルビニルエーテル−
マレイン酸エステル#773) ;
【0048】(g) アクリルアミドを含むポリマー、例え
ば、(1) ポリ(アクリルアミド)(例えば、ポリ・サイエ
ンシス社から入手し得る#02806) 、(2) アクリルアミド
−アクリル酸コポリマー(例えば、ポリ・サイエンシス
社から入手し得る#04652、#02220、及び#18545) 、及び
(3) ポリ(N,N−ジメチルアクリルアミド)(例えば、
ポリ・サイエンシス社から入手し得る#004590);並びに
(h) ポリ(アルキレンイミン)を含むポリマー(アルキ
レンは2個の炭素原子(エチレン)、3個の炭素原子
(プロピレン)、または4個の炭素原子(ブチレン)を
有する)、例えば、(1) ポリ(エチレンイミン)(例え
ば、サイエンティフィック・ポリマー・プロダクツから
入手し得る#135) 、(2) ポリ(エチレンイミン)エピク
ロロヒドリン(例えば、サイエンティフィック・ポリマ
ー・プドダクツから入手し得る#634) 、及び(3) アルコ
キシル化されたポリ(エチレンイミン)(アルキルは1個
の炭素原子(メトキシル化されている)、2個の炭素原
子(エトキシル化されている)、3個の炭素原子(プロ
ポキシル化されている)、または4個の炭素原子(ブト
キシル化されている)を有する)(例えば、サイエンティ
フィック・ポリマー・プロダクツから入手し得るエトキ
シル化されたポリ(エチレンイミン)#636);等が挙げら
れるだけでなく、上記のいずれかのブレンドまたは混合
物が挙げられ、澱粉及びラテックスがそれらの入手容易
性及び紙への適用性のために特に好ましい。あらゆる相
対的な量の上記の成分のあらゆる混合物が使用し得る。
存在する場合、バインダーはあらゆる有効量で被覆物中
に存在し得る。典型的には、バインダー及びホスホニウ
ム化合物は約10重量%のバインダーと約90重量%のホス
ホニウム化合物から約50重量%のバインダーと約50重量
%のホスホニウム化合物までの相対量で存在するが、相
対量はこの範囲外であってもよい。
【0049】加えて、本発明の記録シートの被覆物は任
意の填料成分を含むことができる。填料はあらゆる有効
量で存在することができ、存在する場合には、典型的に
は被覆組成物の約1〜約60重量%の量で存在する。填料
成分の例として、コロイドシリカ、例えば、グレース社
(Grace Company) から入手し得るサイロイド(Syloid)74
(好ましくは一実施態様において約20重量%の量で存在
する)、二酸化チタン(NLケム・カナダ社(NL Chem Can
ada,Inc.) からルチルまたはアナターゼとして入手し得
る)、水和アルミナ(J.M.フバー社から入手し得るハイ
ドラド(Hydrad)TMC-HBF 、ハイドラドTM-HBC) 、硫酸バ
リウム(カリ・ケミー社(Kali Chemie Corporation) か
ら入手し得るK.C.ブランク・フィックス(Blanc Fix)HD8
0)、炭酸カルシウム(ミクロホワイト・シラカウガ・カ
ルシウム・プロダクツ(Microwhite Sylacauga Calcium
Products))、高白色度クレー(例えば、エンジェルハー
ド・ペーパー・クレー(Engelhard Paper Clays))、ケイ
酸カルシウム(J.M.フバー社から入手し得る)、水また
はあらゆる有機溶剤に不溶性のセルロース材料(例え
ば、サイエンティフィック・ポリマー・プロダクツから
入手し得るセルロース材料)、フッ化カルシウムとシリ
カのブレンド、例えば、ケミラ(Kemira)O.Y から入手し
得るオパレックス(Opalex)-C、酸化亜鉛、例えば、ゾー
・ケム(Zo Chem) から入手し得るゾコ・ファックス(Zoc
o Fax)183 、硫化亜鉛と硫酸バリウムのブレンド、例え
ば、シュテベン社(Schteben Company)から入手し得るリ
トパン(Lithopane) 、等、並びにこれらの混合物が挙げ
られる。増白剤填料が色の混合を増進し、かつ本発明の
記録シートのプリントスルーを改良することを助けるこ
とができる。
【0050】ホスホニウム化合物を含む被覆物は、あら
ゆる有効な厚さで本発明の記録シートの基体上に存在す
る。典型的には、被覆層の全厚さは約1〜約25ミクロ
ン、好ましくは約5〜約10ミクロンであるが、厚さはこ
の範囲外であってもよい。ホスホニウム化合物またはホ
スホニウム化合物の混合物、任意のバインダー、及び/
または任意の填料は、あらゆる適当な技術、例えば、サ
イズプレス処理、浸漬被覆、反転ロール被覆、押出被
覆、等により基体に適用し得る。例えば、被覆物は浸漬
被覆によりKRK サイズプレス(クマガイ・リキ工業
(株)、練馬、東京、日本)で適用でき、また溶剤押出
によりファウステル・コーター(Faustel Coater)で適用
し得る。KRK サイズプレスは商用サイズプレスを模擬す
る実験用サイズプレスである。このサイズプレスは通常
シート供給され、一方、商用サイズプレスは典型的には
連続ウェブを使用する。KRK サイズプレスでは、基体シ
ートが一端でキャリヤー機構プレートにテープで取付け
られる。試験の速度及びロール圧力がセットされ、被覆
溶液が溶液タンクに注入される。4リットルのステンレ
ス鋼ビーカーが溶液オーバーフローを保つために下に位
置される。被覆溶液が系中に1回循環されて(基体シー
トを移動しないで)、ロールの表面を濡らし、次いで供
給タンクに戻され、そこでそれが再び循環される。ロー
ルが“濡らされている”間に、キャリヤー機構始動ボタ
ンを押すことによりシートがサイジングロールに供給さ
れる。次いで被覆シートがキャリヤー機構プレートから
除去され、支持用の750 ミクロンの厚さのテフロンの30
cm x 102cmのシートの上に置かれ、ダイナミック・フォ
ーマー(Dynamic Former)乾燥ドラム上で乾燥され、収縮
を防止するために拘束下に保たれる。乾燥温度は約105
℃である。この被覆方法は基体の両面を同時に処理す
る。
【0051】浸漬被覆では、被覆すべき材料のウェブ
は、露出部位が飽和されるような方法で単一ロールによ
り液体被覆組成物の表面の下に輸送され、続いて圧搾ロ
ールにより過剰の被覆物が除去され、空気乾燥機中で10
0 ℃で乾燥される。液体被覆組成物は一般に水、メタノ
ール、等の如き溶剤に溶解された所望の被覆組成物を含
む。コーターを使用する基体の表面処理方法は基体の連
続シートを生じ、被覆材料が最初に一面に適用され、次
いでこの基体の第二の面に適用される。また、基体はス
ロット押出方法により被覆でき、この場合、平らなダイ
が被覆すべき基体のウェブに接近してダイリップで位置
され、シートの一表面に均一に分布された被覆溶液の連
続フィルムを生じ、続いて空気乾燥機中で100 ℃で乾燥
される。本発明の記録シートは、インキジェット印刷法
に使用し得る。本発明の一実施態様は、水性記録液体を
画像様パターンで本発明の記録シートに適用することを
特徴とする方法に関する。本発明の別の実施態様は(1)
本発明の記録シートを水性インキを含むインキジェット
印刷装置に組み込み、(2) インキの液滴を記録シートに
画像様パターンで放出し、それにより記録シート上に画
像を生じることを特徴とする印刷方法に関する。インキ
ジェット印刷法は公知であり、例えば、米国特許第4,60
1,777 号、同第4,251,824 号、同第4,410,899 号、同第
4,412,224号、及び同第4,532,530 号明細書に記載され
ている。特に好ましい実施態様において、印刷装置は熱
インキジェット印刷法を使用し、この場合、ノズル中の
インキが画像様パターンで選択的に加熱され、それによ
りインキの液滴を画像様パターンで放出させる。
【0052】また、本発明の記録シートは、画像を形成
するのに使用されるインキが記録シートのインキ受理層
と適合性であることを条件として、その他の印刷法また
は画像形成法、例えば、ペンプロッターによる印刷、イ
ンキペンによる手書き、オフセット印刷法、等に使用し
得る。本明細書に記載された光学濃度測定値はパシフィ
ック・スペクトログラフ・カラー・システム(Pacific S
pectrograph Color System) で得られた。そのシステム
は二つの主要構成部品である光センサーとデータ端末装
置からなる。光センサーは拡散照射及び8°の視野を与
えるために15cmの積分球を使用する。このセンサーは試
料の透過率及び反射率の両方を測定するのに使用し得
る。試料の反射率が測定される場合、鏡面部品が含まれ
ていてもよい。高解像度の完全分散式の格子モノクロメ
ーターを使用してスペクトルを380nm から720nm まで走
査した。データ端末装置は12インチのCRT ディスプレ
イ、操作パラメーターの選択及び三刺激値の入力用の数
字キーボード、並びに製品標準情報の入力用の英数字キ
ーボードを特徴とする。
【0053】
【実施例】実施例1 22cmx28cm の寸法の無地紙シート(シンプソン・ペーパ
ー社(Simpson Paper Co.,Kalamazoo,MI)) から入手した
アルカリサイジングしたシンプソン(表面処理を施して
いない))を、浸漬被覆によりホスホニウム化合物2重量
%及び溶剤(下記の表に夫々の化合物につき明記されて
いる;meOH= メタノール;比は重量基準である)98重量
%を含む溶液で処理し、空気中で100 ℃で乾燥した。処
理後、夫々の紙シートはその夫々の面にホスホニウム化
合物約100mg を付着していた。処理した紙及びホスホニ
ウム化合物で処理されなかったシンプソン紙のシート
を、ヒューレット−パッカード(Hewlett-Packard)(商
標)ペイントジェットインキジェットプリンター及びゼ
ロックス(商標)4020インキジェットプリンターに入
れ、フル・カラープリントを夫々のプリンターにより夫
々のシート上につくった。シアン、マゼンタ、イエロ
ー、及びブラックの画像の光学濃度を測定した。続い
て、画像を50℃で2分間水洗し、続いて画像の光学濃度
を再度測定することにより耐水性につき試験した。結果
は以下のとおりであった。
【0054】
【表1】 化合物 ブラック シアン マゼンタ 試験前 試験後 WF% 試験前 試験後 WF% 試験前 試験後 WF% なし 1.11 0.74 67 0.97 0.72 74 1.01 0.48 48 1 1.14 1.06 93 0.91 0.90 99 1.03 0.88 85 2 1.02 0.97 95 0.85 0.83 98 0.99 0.88 89 3 1.13 1.00 88 1.01 0.97 96 1.05 0.86 82 4 1.17 1.00 85 0.94 0.90 96 1.06 0.74 70 5 1.13 1.00 88 0.90 0.93 103 1.06 0.92 87 6 1.13 1.04 92 0.92 0.98 107 1.09 0.91 83 7 0.92 0.93 101 0.78 0.78 100 0.85 0.82 96 8 1.14 1.08 95 0.92 0.87 95 1.04 0.99 959 1.17 1.12 96 1.03 0.91 88 1.06 1.05 99
【0055】
【表2】 表1の続き ゼロックス(商標)4020インキジェットプリンターで印
刷された被覆紙の光学濃度及び耐水性
【0056】
【表3】 化合物 ブラック シアン マゼンタ 試験前 試験後 WF% 試験前 試験後 WF% 試験前 試験後 WF% なし 1.04 0.60 58 1.15 0.54 47 0.87 0.72 83 1 1.13 0.85 75 1.22 0.63 56 1.00 1.00 100 2 1.12 1.03 92 1.22 0.96 79 1.00 0.95 95 3 1.13 0.65 58 1.25 0.79 63 0.98 0.95 97 4 1.14 0.77 68 1.24 0.62 50 0.99 1.01 102 5 1.12 0.70 63 1.25 0.64 51 0.99 0.97 98 6 1.11 0.82 74 1.25 0.71 57 0.99 0.98 99 7 1.00 0.91 91 1.17 0.79 68 0.90 0.86 96 8 1.12 0.81 72 1.20 0.58 48 0.98 0.99 1019 1.14 1.08 95 1.27 1.23 97 1.02 0.96 94
【0057】
【表4】 表3の続き H-P ペイントジェット(商標)インキジェットプリンタ
ーで印刷された被覆紙の光学濃度及び耐水性
【0058】
【表5】 # 化合物 溶剤 1 プロピルトリフェニルホスホニウムブロミド H2O (アルドリッチ13,156-3) 2 ベンジルトリフェニルホスホニウムクロリド H2O (アルドリッチB3,280-7) 3 (2−ヒドロキシベンジル)トリフェニル 50:50 ホスホニウムブロミド(1%溶液) H2O/meOH (アルドリッチ21,629-1) 4 (2−(1,3−ジオキサン−2−イル)エチル) H2O トリフェニルホスホニウムブロミド (アルドリッチ21,959-2) 5 ビニルトリフェニルホスホニウムブロミド H2O (アルドリッチ15,019-3) 6 プロパルギルトリフェニルホスホニウムブロミド H2O (アルドリッチ22,648-3) 7 p−キシリレンビス(トリフェニルホスホニウム meOH ブロミド)(アルドリッチ112-1) 8 テトラフェニルホスホニウムクロリド H2O (アルドリッチ21,879-0) 9 ステアリルトリブチルホスホニウムブロミド 30:70 (アルドリッチ29,303-2) H2O/meOH
【0059】データが示すように、ホスホニウム化合物
で処理されたシートは、一般に、ホスホニウム化合物で
処理されなかったシートと較べて優れた耐水性を示し
た。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ブレント エス ブライアント カナダ エル9ティー 2エックス7 オ ンタリオミルトン アールアール 3 フ ァースト ライン 8594 (72)発明者 ドリス ケイ ワイス カナダ エム9エイ 3ビー3 オンタリ オ エートビコーク アングレジー ブー ルヴァード 30412

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースシート、ホスホニウム化合物、任
    意の顔料、及び任意のバインダーを含むことを特徴とす
    る記録シート。
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