JPH0718239Y2 - 超音波トランスデューサ - Google Patents

超音波トランスデューサ

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JPH0718239Y2
JPH0718239Y2 JP14776388U JP14776388U JPH0718239Y2 JP H0718239 Y2 JPH0718239 Y2 JP H0718239Y2 JP 14776388 U JP14776388 U JP 14776388U JP 14776388 U JP14776388 U JP 14776388U JP H0718239 Y2 JPH0718239 Y2 JP H0718239Y2
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JP
Japan
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elastic body
diaphragm
base plate
ultrasonic transducer
plate
Prior art date
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JP14776388U
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JPH0268600U (ja
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正晴 小田
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
  • Transducers For Ultrasonic Waves (AREA)
  • Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (a)産業上の利用分野 この考案は、自動車のバックセンサなどに使用される超
音波トランスデューサに関する。
(b)考案の背景 従来より自動車のバックセンサなどに防滴型空中超音波
トランスデューサが使用されている。
このような防滴型空中超音波トランスデューサとして、
同出願人は第4図に示すような構成を有する超音波トラ
ンスデューサを考案し、すでに出願している。
第4図において、中央部に圧電素子20が接着されてベン
ディング振動を行う振動板21は、その周縁部21aの内側
に位置するノードラインを含む支持部21bにて、その表
側および裏側からゴムなどの弾性を有するシート状の第
1弾性体22および第2弾性体23により弾性的に支持され
ている。上記第2弾性体23の下面は上記振動板21と略等
しい径を有する絶縁性のベース板24で覆われ、このベー
ス板24および第1弾性体22の上にケース部材25の下側お
よび上側の開口端部25aおよび25bがそれぞれ折曲されて
いる。
上記振動板21は、図に示すように2段階の押出成形した
ものであり、上記振動板21により形成される空間26をカ
バーする突出部21cの天井面には、円板形状の圧電素子2
0の電極20aが接着剤により接着されている。
一方、第1弾性体22は上記振動板21の突出部21cに外嵌
するリング形状を有し、振動板21の表側でその支持部分
21bに当接する。また、第2弾性体23は、上記振動板21
の支持部21bの外径に略等しい径を有し、前記第1弾性
体22との間で振動板21の支持部分21bを支持している。
第1弾性体22,振動板21,第2弾性体23,およびこの第2
弾性体23を覆うベース板24は、この順にケース部材25内
に嵌入されている。
(c)考案が解決しようとする問題点 以上のような超音波トランスデューサは、二つの弾性体
とベース板の厚さの和程度になり、薄型でしかも防水性
を有する、自動車のバックセンサなどに好適なものであ
るが、ケース内に二つの弾性体と振動板およびベース板
を組み込む際、二つの弾性体と振動板との相対的な位置
決めと保持圧力の設定を容易に行うことができなかっ
た。もし、振動板を支持する二つの弾性体の支持位置が
適正な位置からずれていたなら、振動板のノードライン
を弾性的に支持することができず、また保持圧力が適正
でないときも振動板のベンディング振動が阻害され、例
えばQが変動するなど、超音波トランスデューサとして
の所定の特性が得られないという問題があった。
この考案は、振動板をケース内に支持する際、振動板を
弾性支持する二つの弾性体の位置決めを容易に行えるよ
うにした超音波トランスデューサを提供することを目的
としている。
(d)問題点を解決するための手段 この考案の超音波トランスデユーサは、金属製の振動板
と、この振動板の略中央部に接着されて振動板をベンデ
ィング振動させる圧電素子と、上記振動板のノードライ
ンに沿って上記振動板の表側および裏側にそれぞれ配置
されたOリング状またはシート状の第1弾性体および第
2弾性体と、この第2弾性体の下側に配置され、第2弾
性体と係合する係合部が設けられたベース板と、上記振
動板が露出する上部の開口端部が内側に屈曲され、上記
第1弾性体と係合し、下部の開口端部が上記ベース板の
周縁下部に折曲されたケース部材と、上記ベース板の周
縁部上に設けられ、上記ケース部材の上部開口端部とベ
ース板との距離を一定に保つスペーサ部材と、から構成
したこと特徴としている。
(e)作用 この考案の超音波トランスデューサにおいては、ベース
板に第2弾性体と係合する係合部が設けられ、このベー
ス板の上部に第2弾性体が係合した状態で所定位置に位
置決めされる。一方、ケースには、振動板が露出する上
部の開口端部が内側に屈曲され、第1弾性体と係合す
る。また、このケースはベース板の周縁下部に折り曲げ
られていて、ベース板とケースの上部開口部との間で振
動板と、この振動板を弾性支持する第1,第2の弾性体を
保持する。このとき、ベース板の周縁部上に設けられた
スペーサ部材はケース部材の上部開口端部とベース板と
の距離を一定に保つため、第1,第2弾性体は振動板を適
正な圧力で弾性支持する。
このようにして、第1,第2弾性体は振動板の適正位置を
適正圧力で弾性支持する。
(f)実施例 第1図はこの考案の実施例である超音波トランスデュー
サの構造を表す断面図、第2図は外観を表す斜視図であ
る。図において、中央部に圧電素子20が接着されてベン
ディング振動を行う振動板21は、その周縁部21aの内側
に位置するノードライン(図示せず)を含む支持部21b
にて、その表側および裏側からシリコンゴムなどの弾性
を有するOリングの第1弾性体41および第2弾性体42に
より弾性的に支持されている。第2弾性体42の下面はこ
の第2弾性体42の内径と略等しい径の凸部を有するガラ
スエポキシ等の絶縁性のベース板24が配置され、このベ
ース板24の周縁部上にはスペーサ部材24aが一体的に成
形されている。ベース板24の周縁下部にはケース部材25
の下側開口端部25aが折り曲げられ、ケース部材の上側
の開口端部25bは内側に屈曲され、上記第1弾性体41と
係合されている。このとき、スペーサ部材24aは、ベー
ス板周縁部の上面とケース部材25の上側の開口端部の天
井面との距離を定める。その結果、振動板は支持部21b
にて、その表側および裏側から第1弾性体41および第2
弾性体42によって予め定められた圧力で押圧され、弾性
支持される。また、このとき上記第1弾性体41はケース
部材上側の開口端部25bの屈曲部で位置決めされ、第2
弾性体42はベース部材24に設けられた凸部の周囲に係合
して位置決めされるため、振動板のノードラインにそっ
て最適な位置が支持される。なお、振動板を組み込む際
の位置決めは、製造治具により行うか、もしくは第2弾
性体42の位置と振動板の下方へ広がったテーパ部の位置
関係により位置決めが行われる。上記振動板21は、ステ
ンレンスなどの金属板を円板形状に打ち抜き、その周縁
部21aの内側を2段階片側に押出成形することによって
形成される。上記振動板21により構成される空間26をカ
バーする突出部21cの天井面には、円板形状の圧電素子2
0の電極20aが接着剤により接着されている。従って、こ
の圧電素子の一方の電極20aは振動板からリード線45を
介して取り出され、リード端子43に接続されている。圧
電素子の他方の電極20bはリード線47を介してリード端
子44に接続されている。これらのリード端子43,44はベ
ース板24に形成された二つの貫通孔に挿嵌されて固定さ
れている。上記リード線45および47は、リード端子43お
よび44のベース板24の底面に対する根元部分で半田46お
よび48によって電気的に接続されている。
なお、ケース部材の上側の開口端部25bの先端と振動板2
1との間にはシリコン樹脂などのシール剤35が塗布され
ていて、防水性を高めている。
上記実施例は、第1弾性体と第2弾性体としてシリコン
ゴムなどの弾性を有する材料からなるOリングを用いた
例であったが、弾性体としてはこの他にシート状の弾性
体を用いることができる。第3図はその場合の実施例を
表している。第1図に示した例と異なり、第2弾性体と
してシート状の弾性体23を用いている。ベース板24に
は、この第2弾性体23と係合する凹部が形成されてい
て、第2弾性体がこの凹部に係合した状態で、第2弾性
体23の周縁部分が振動板の支持部21b付近を保持する。
このようにして弾性体の位置決めが行われる。
なお、何れの実施例もベース板24の周縁部上にスペーサ
部材24aを一体成形した例であったが、このスペーサ部
材をベース板とは別部品として、リング状に形成してケ
ース部材内に組み込んでも、同様の作用で振動板の弾性
支持圧力を適正に定めることができる。
(g)考案の効果 以上のようにこの考案によれば、振動板を支持する第1
弾性体はケース部材の上部の開口端部によって位置決め
され、第2弾性体はベース板に形成された係合部に係合
することによって位置決めされる。このため振動板のノ
ードラインにそって正確に弾性支持することができる。
また、ベース板の周縁部上に設けられたスペーサ部材の
作用によって、上記二つの弾性体による振動板の保持圧
力を適正に保つことができるため、振動板のQの変動を
少なくして、安定した特性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例である超音波トランスデュー
サの構造を表す断面図、第2図はその外観斜視図、第3
図は他の実施例に係る超音波トランスデューサの構造を
表す断面図、第4図は先行関連考案の超音波トランスデ
ューサの構造を表す断面図である。 20……圧電素子、21……振動板、24……ベース板、24a
……スペーサ部材、25……ケース部材、41……第1弾性
板、42,23……第2弾性体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属製の振動板と、この振動板の略中央部
    に接着されて振動板をベンディング振動させる圧電素子
    と、上記振動板のノードラインに沿って上記振動板の表
    側および裏側にそれぞれ配置されたOリング状またはシ
    ート状の第1弾性体および第2弾性体と、この第2弾性
    体の下側に配置され、第2弾性体と係合する係合部が設
    けられたベース板と、上記振動板が露出する上部の開口
    端部が内側に屈曲され、上記第1弾性体と係合し、下部
    の開口端部が上記ベース板の周縁下部に折曲されたケー
    ス部材と、上記ベース板の周縁部上に設けられ、上記ケ
    ース部材の上部開口端部とベース板との距離を一定に保
    つスペーサ部材とからなる超音波トランスデューサ。
JP14776388U 1988-11-11 1988-11-11 超音波トランスデューサ Expired - Lifetime JPH0718239Y2 (ja)

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JP14776388U JPH0718239Y2 (ja) 1988-11-11 1988-11-11 超音波トランスデューサ

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Publication Number Publication Date
JPH0268600U JPH0268600U (ja) 1990-05-24
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