JPH07182333A - 日本語処理装置 - Google Patents

日本語処理装置

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JPH07182333A
JPH07182333A JP5326911A JP32691193A JPH07182333A JP H07182333 A JPH07182333 A JP H07182333A JP 5326911 A JP5326911 A JP 5326911A JP 32691193 A JP32691193 A JP 32691193A JP H07182333 A JPH07182333 A JP H07182333A
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JP
Japan
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dictionary
user
group
kana
word
Prior art date
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JP5326911A
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English (en)
Inventor
Ryushi Funayama
竜士 船山
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Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 記憶要領を有効に活用するとともに、単語登
録作業の効率化を図ることができる日本語処理装置を提
供する。 【構成】 複数のユーザをグループごとに分類し、第1
辞書群部4にはすべてのユーザが使用する基本辞書とな
るかな漢字変換辞書部41が、第2辞書群部5にはグル
ープ内のユーザが使用するグループ辞書であるかな漢字
変換辞書部51〜5mが、第3辞書群部6には各ユーザ
が使用するユーザ辞書であるかな漢字変換辞書部61〜
6nが含まれる。辞書監視部3によりかな漢字変換辞書
部61〜6nに重複して単語が登録されているか否かを
監視し、登録されている場合はかな漢字変換辞書再構成
部2により第3辞書群部6に重複して登録されている単
語を削除するとともに第2辞書群部5の対応するグルー
プ用のかな漢字変換辞書部にその単語を登録する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、所定のグループに分け
られた複数のユーザが使用する日本語処理装置に関し、
特に、個々のユーザが共通の記憶装置を持ち、記憶装置
内に記憶された単語を共通に使用できる環境におけるか
な漢字変換方式を用いた日本語処理装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】以下、従来の日本語処理装置について図
面を参照しながら説明する。図8は、従来のシングルユ
ーザ型日本語処理装置のかな漢字変換部の構成を示すブ
ロック図である。
【0003】図8において、かな漢字変換部は、かな漢
字変換ロジック部101、ユーザ辞書部102、基本辞
書部103を含む。
【0004】従来のシングルユーザ型日本語処理装置の
かな漢字変換部は、1つのかな漢字変換ロジック部10
1、1つのユーザ辞書部102、1つの基本辞書部10
3を備え、それらを一人のユーザが使用する。基本辞書
部103には予め複数の単語が登録されている。ユーザ
がある単語をかな入力し変換操作を行なうと、かな漢字
変換ロジック部101はユーザ辞書部102および基本
辞書部103に登録されている単語を検索し、入力され
た単語が登録されている場合は変換結果としてこの単語
を選択する。登録されていない場合は、次に変換操作を
行なったときに効率よく目的の単語を得るため、ユーザ
が新規にその単語をユーザ辞書部102へ登録する。
【0005】次に、従来のマルチユーザ型日本語処理装
置のかな漢字変換部について説明する。図9は、従来の
マルチユーザ型日本語処理装置のかな漢字変換部の構成
を示すブロック図である。
【0006】図9において、かな漢字変換部は、かな漢
字変換ロジック部101、ユーザ辞書A部102A、ユ
ーザ辞書B部102B、基本辞書部103を含む。
【0007】従来のマルチユーザ型日本語処理装置のか
な漢字変換部は、1つのかな漢字変換ロジック部10
1、複数のユーザが使用する基本辞書部103を備え、
また、ユーザ辞書はユーザごとに保有され、たとえば、
ユーザAにはユーザ辞書A部102A、ユーザBにはユ
ーザ辞書B部102Bが対応する。基本辞書部103に
登録されていない単語を登録する場合には、各ユーザご
とのユーザ辞書A部102A、ユーザ辞書B部102B
にそれぞれ単語が登録される。このとき、ユーザ辞書A
部102Aには、ユーザAのみがアクセス可能であり、
ユーザ辞書B部102BにはユーザBのみがアクセス可
能である。したがって、ユーザAによる入力があった場
合、かな漢字変換ロジック部101は、基本辞書部10
3およびユーザ辞書A部102Aをアクセスすることに
なる。
【0008】次に、上記のように構成された日本語処理
装置の動作について説明する。図10は、図9に示す日
本語処理装置の動作を説明するための図であり、図11
は、ユーザIDテーブルの一例を示す図である。
【0009】通常各ユーザはID(識別番号)を持って
おり、たとえば、ユーザAの入力は、ユーザAのIDと
ともにかな漢字変換ロジック部101に渡される。かな
漢字変換ロジック部101は、ユーザAの入力とユーザ
AのIDとを受取り、基本辞書部103およびユーザA
のIDから見つけ出したユーザ辞書A部102Aとを用
いてユーザAの入力を漢字かな交じり文に変換する。ユ
ーザAのIDからユーザ辞書A部の場所を見つける方法
としては、たとえば、図11に示すユーザIDテーブル
を参照することによって実行される。つまり、かな漢字
変換ロジック部101は、ユーザのIDに対応するユー
ザ辞書の位置をユーザIDテーブルから読出し、その位
置に対応したユーザ辞書部にアクセスする。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
日本語処理装置では、スタンドアロンのパソコン等で使
用されるものが大部分であり、ネットワークでの使用を
前提としたものは少なく、閉じた環境内に辞書、変換ロ
ジック、入出力のインタフェイス等を備えたものがほと
んどであった。また、ネットワークで使用される日本語
処理装置においても、基本辞書や変換ロジック等の部分
をサーバー側が受持ち、入出力やユーザの個別辞書等の
部分をクライエント側が受持つという構成を取ってお
り、ユーザが単語を登録する辞書はそのユーザのみのも
のであり、それらから共通の情報を取出すという発想は
なかった。
【0011】したがって、上記の従来の日本語処理装置
では、グループ等で共同で1つの作業をしている場合、
各人が個別に全く同じ単語を各々のユーザ辞書に登録す
るということが生じてしまい、コンピュータ資源をむだ
遣いするという問題があった。また、ユーザごとに単語
を登録しているため、既に別の人が登録した単語を再び
他の人が登録しなければならないといった問題点も発生
していた。
【0012】本発明は上記課題を解決するためのもので
あって、記憶容量を有効に活用するとともに、単語登録
作業の効率化を図ることができる日本語処理装置を提供
することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の日本語処理装置
は、複数のユーザごとに設けられ、ユーザが使用する単
語を記憶する複数の第1記憶手段と、グループごとに設
けられ、グループに属するユーザが使用する単語を記憶
する第2記憶手段と、ユーザが指定した単語をユーザに
対応した第1記憶手段に登録する第1登録手段と、複数
の第1記憶手段に同一グループ内で重複して同一の単語
が登録されている場合、第1記憶手段に記憶されている
同一の単語を削除するとともに、同一の単語が重複して
記憶されているグループに対応した第2記憶手段に上記
同一の単語を登録する第2登録手段とを含む。
【0014】
【作用】本発明の日本語処理装置においては、第1記憶
手段に同一グループ内で重複して同一の単語が登録され
ている場合、第1記憶手段に登録されている単語を削除
し、第2記憶手段に新たに削除された単語を登録するの
で、第1および第2記憶手段に重複して同一の単語が記
憶されることはない。また、グループ内で既に他のユー
ザが登録した単語はそのグループに属するユーザが使用
する第2記憶手段に記憶されているので、グループ内の
別のユーザは新たにその単語を登録する必要がなくな
る。
【0015】
【実施例】以下、本発明の概要について説明する。図2
および図3は、本発明の概要を説明するための第1およ
び第2の図である。図2を参照して、複数のユーザは所
定のグループごとに分割される。たとえば、グループ1
には、ユーザA、ユーザBが属し、グループ2にはユー
ザC、ユーザDが属する。各ユーザはユーザごとに専用
にユーザ辞書が割当てられ、たとえば、ユーザAにはユ
ーザ辞書Aが、ユーザBにはユーザ辞書Bが、ユーザC
にはユーザ辞書Cが、ユーザDにはユーザ辞書Dが割当
てられる。また、各グループにはグループごとに専用の
グループ辞書が割当てられ、たとえば、グループ1には
グループ辞書1が、グループ2にはグループ辞書2がそ
れぞれ割当てられる。各ユーザ辞書には各ユーザ専用の
単語が登録され、各グループ辞書には各グループごとの
単語が登録される。グループ辞書に登録された単語は、
グループ内で使用され、そのグループに属するユーザが
使用することができる。また、本発明の日本語処理装置
は、上記のユーザ辞書、グループ辞書の他に予め複数の
単語が登録されている基本辞書を備える。したがって、
かな漢字変換ロジックはユーザから入力された文章をか
な漢字変換する場合、基本辞書、そのユーザ専用のユー
ザ辞書、そのユーザが属するグループ専用のグループ辞
書の3つの辞書に登録された単語を検索し、かな漢字変
換を行なう。つまり、本発明に係る日本語処理装置のか
な漢字変換部では、従来のマルチユーザ型日本語処理装
置のユーザ辞書を個々のユーザごとに持つという特徴を
さらに発展させ、ユーザが属するグループごとにも辞書
を持ち、このグループ辞書により効率的な辞書学習と記
憶空間の有効活用を図るものである。
【0016】個々のユーザは、他のユーザと区別される
ため、ユーザID(識別番号)を持つと同時に、各ユー
ザが属するグループごとにそのグループIDを保有す
る。したがって、本発明に係る日本語処理装置のかな漢
字変換部においては、かな漢字変換ロジックはユーザI
DとグループIDの両方のIDを用いて各辞書を検索す
る。たとえば、ユーザAがグループ1に属する場合、図
3に示すようにかな漢字変換部は動作する。まず、ユー
ザAが所定の文章を入力すると、かな漢字変換ロジック
はユーザAの入力、ユーザAのID、ユーザAが属する
グループ1のIDをそれぞれ受取り、ユーザAのIDか
らユーザ辞書Aを、グループ1のIDからグループ辞書
1を検索しアクセスすることができる。ユーザ辞書およ
びグループ辞書の場所を捜し出す方法は、後述するよう
に、ユーザ辞書の場所およびグループ辞書の場所等が格
納されたIDテーブルを参照することにより実現するこ
とができる。
【0017】次に、本発明の一実施例の日本語処理装置
について具体的に説明する。図1は、本発明の一実施例
の日本語処理装置のかな漢字変換部の構成を示すブロッ
ク図である。
【0018】図1において、かな漢字変換部は、かな漢
字変換処理部1、かな漢字変換辞書再構成部2、辞書監
視部3、第1辞書部4、第2辞書群部5、第3辞書群部
6、かな入力部7、単語登録/削除部8を含む。また、
かな漢字変換辞書再構成部2は、漢字登録部21、単語
削除部22を含む。第1辞書部4は、かな漢字変換辞書
部41を含む。第2辞書群部5は、かな漢字変換辞書部
51〜5mを含む。第3辞書群部6は、かな漢字変換辞
書部61〜6nを含む。
【0019】かな漢字変換処理部1は、かな入力部7の
入力を受け、基本辞書である第1辞書部4、グループ辞
書である第2辞書群部5、ユーザ辞書である第3辞書群
部6からユーザIDおよびグループIDに応じたかな漢
字変換辞書部へアクセスし、入力されたかな文字を漢字
かな交じり文に変換する。
【0020】つまり、かな入力部7からかな漢字変換処
理部1へ入力を送信する際、かな入力部7を利用してい
るユーザの情報を同時にかな漢字変換処理部1へ送信す
る。ユーザの情報とは、個々のユーザを区別するための
ユーザIDと、そのユーザが属するグループのグループ
IDである。かな漢字変換処理部1は、受信したユーザ
IDをもとに、第3辞書群部6から対応するかな漢字変
換辞書部に、また、グループIDをもとに第2辞書群部
5から対応するかな漢字変換辞書部へアクセスする。
【0021】また、かな入力部7から単語登録/削除部
8へユーザの入力を送信することもでき、ユーザは、単
語登録/削除部8により第3辞書群部6に含まれる自身
のユーザ辞書であるかな漢字変換辞書部へ単語を登録し
たり、登録した単語を削除することができる。
【0022】辞書監視部3は、第3辞書群部6に含まれ
るかな漢字変換辞書部を順次すべて監視しており、ある
かな漢字変換辞書部に単語が登録されたことを発見する
と、同じグループに属するかな漢字変換辞書部にその単
語がすでに登録されているかどうかを調べる。その単語
が既に何人かのユーザによって登録されているならば、
辞書の再構成を行なうようにかな漢字変換辞書再構成部
2へ指令を出力する。
【0023】かな漢字変換辞書再構成部2は、第3辞書
群部6の同一グループに属する複数のかな漢字変換辞書
部に同じ単語が登録されている場合、第2辞書群部5に
含まれる当該グループ用のかな漢字変換辞書部にその単
語を単語登録部21を用いて登録し、次に、第3辞書群
部6に含まれる当該グループに属し、かつ、当該単語が
含まれているかな漢字変換辞書群部からその単語を単語
削除部22により削除する。
【0024】次に、図1に示す辞書監視部およびかな漢
字変換辞書再構成部による監視および再構成処理につい
て説明する。図4は、図1に示すかな漢字変換部の監視
処理を説明するためのフローチャートである。
【0025】まず、ステップS1において、辞書監視部
3は、すべてのユーザ辞書であるかな漢字変換辞書部6
1〜6nを順に監視する。
【0026】次に、ステップS2において、新たな単語
の登録があったか否かを確認する。新たな単語の登録が
ない場合はステップS1へ戻り、新たな単語の登録があ
った場合はステップS3へ移行する。
【0027】次に、ステップS3において、新たな登録
があった単語について、その単語を登録したユーザが属
するグループに含まれるすべてのユーザ辞書であるかな
漢字変換辞書部をチェックする。
【0028】次に、ステップS4において、登録された
単語がグループ内の他の何人かにユーザによっても登録
されているか否かを判断し、登録されていない場合はス
テップS1へ移行し以降の処理を継続し、登録されてい
る場合はステップS5へ移行する。
【0029】次に、ステップS5において、複数のユー
ザによって同一の単語が登録されているグループに対応
したグループ辞書であるかな漢字変換辞書部へ登録され
た単語を登録する。
【0030】次にステップS6において、グループ内の
ユーザ辞書で同一の単語が登録されているものがあれ
ば、その単語を削除する。
【0031】上記ステップS1〜S4までの監視処理は
常に動作しており、すべてのユーザ辞書であるかな漢字
変換辞書部61〜6nを順に常に監視している。また、
ステップS5〜S6の辞書の再構成処理終了後は、再び
監視処理に戻り、同様にユーザ辞書が監視される。
【0032】次に、上記の監視および再構成処理により
再構成された辞書の検索処理について説明する。図5
は、図1に示すかな漢字変換部の辞書検索処理を説明す
るためのフローチャートである。
【0033】まず、ステップS11において、かな漢字
変換処理部1は、受信したユーザIDをもとに検索すべ
きユーザ辞書を決定する。
【0034】次に、ステップS12において、かな漢字
変換処理部1は、上記と同様に受信したグループIDを
もとに検索すべきグループ辞書を決定する。
【0035】次に、ステップS13において、かな漢字
変換処理部1は、決定されたユーザ辞書に記憶されてい
る単語を検索する。
【0036】次に、ステップS14において、検索した
ユーザ辞書の中に目的の単語が登録されていたか否かを
確認する。登録されていない場合は、ステップS16へ
移行する。一方、登録されている場合はステップS15
へ移行し、登録されていた単語を変換すべき候補の単語
として挙げ、ステップS16へ移行する。
【0037】次に、ステップS16において、グループ
辞書に登録されている単語を検索する。
【0038】次に、ステップS17において、変換すべ
き目的の単語が登録されているか否かを確認する。登録
されていない場合はステップS17へ移行し、登録され
ている場合はステップS18でその単語を候補に挙げ、
ステップS19へ移行する。
【0039】次に、ステップS19において、基本辞書
であるかな漢字変換辞書部41に登録されている単語を
検索する。
【0040】次に、ステップS20において、変換すべ
き目的の単語が登録されているか否かを確認する。登録
されていない場合はステップS22へ移行し、登録され
ている場合はステップS21でその単語を候補に挙げ、
ステップS22へ移行する。
【0041】次に、ステップS22で入力された文章の
すべての文節について各辞書の検索を終了したか否かを
確認する。終了していなければステップS13へ移行
し、以降の処理を継続し、終了している場合はステップ
S23へ移行する。
【0042】次に、ステップS23において、ステップ
S15、S18、S21で候補に挙げられた単語を選択
する。
【0043】以上の処理により基本辞書、グループ辞
書、ユーザ辞書の3つの辞書の検索処理を実行すること
が可能となる。
【0044】次に、上記の検索処理についてさらに具体
例を挙げて説明する。具体例としては、「いんたーふぇ
いすのしようをなかがわくんにいらいした」が変換すべ
き文章として入力された場合について説明する。また、
この文章を入力したユーザのユーザIDは3、グループ
IDは2とする。
【0045】各辞書は、上記のように、通常ユーザ辞書
→グループ辞書→基本辞書の順に検索される。まず、検
索すべきユーザ辞書とグループ辞書がどこにあるかを以
下のようにして見つける。ユーザが文字を入力し、変換
操作を行なうと、その文字列とともにユーザIDとグル
ープIDがかな漢字変換処理部1へ送信される。たとえ
ば、ネットワークで接続されている場合は、かな入力部
7とかな漢字変換処理部1とは別々の装置に具備される
ものを使用してもよい。かな漢字変換処理部1は、送信
されたIDをもとに検索すべき辞書を決定する。辞書を
決定する方法としてはたとえば、図6に示すIDテーブ
ルを参照することによって実現することができる。かな
漢字変換処理部1は、上記のIDテーブル等をもとに決
定されたユーザ辞書を検索する。辞書の構成は、かな漢
字変換ロジック等に依存するが、最低限読みとそれに対
応する登録語が必要である。通常、さらに品詞等の情報
が加わる場合が多い。たとえば、ユーザ辞書の内容が図
7に示す場合、最初の文節に現れる単語「いんたーふぇ
いす」はユーザ辞書にはない。したがって、次に、グル
ープ辞書を検索することになる。ここで、グループ辞書
に「いんたーふぇいす」という語が登録されていた場合
は、それを候補として挙げる。次に、さらに基本辞書を
検索し、そこにも登録されていれば別の候補とする。す
べての辞書を検索したところで適当な候補を選択する。
この選択処理は、かな漢字変換ロジックに依存する。次
に、処理は次の文節に進み、「しようを」に含まれる単
語「しよう」を検索する。この単語はユーザ辞書、グル
ープ辞書ともに登録されていない場合は、かな漢字変換
処理部1は、ユーザ辞書、グループ辞書と順に検索し、
最後に基本辞書を検索して「仕様/使用/私用」等を発
見する。上記のように候補が複数ある場合の選択もまた
かな漢字変換ロジックに依存する。
【0046】上記にようにしてすべての文節について、
ユーザ辞書、グループ辞書、基本辞書の順に検索し、目
的の漢字かな交じり文を得ることが可能となる。
【0047】以上述べたように、本発明の日本語処理装
置では、同じ単語が重複してユーザ辞書に登録されるこ
とがなく、共通にアクセスできるグループ辞書にのみ反
映されるため、コンピュータ資源の有効利用を実現する
ことができる。また、既に何人かのユーザが登録した単
語は、別のユーザが新たに登録する手間が省けるため、
グループ全体で見た場合、登録作業の効率化を達成する
ことができる。さらに、外来語のカタカナ表記など各人
によって違った綴りになりやすい単語等を一元的に管理
し、所定の単語を統一的に管理することも可能となる。
【0048】
【発明の効果】本発明の日本語処理装置においては、第
1および第2記憶手段に重複して同一の単語が記憶され
ることがないので、第1および第2記憶手段の記憶要領
を有効に活用することができる。また、グループ内で既
に他のユーザが登録した単語は別のユーザが新たに登録
する必要がなくなるので、単語登録作業の効率化を図る
ことも併わせて行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の日本語処理装置のかな漢字
変換部の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の概念の説明するための第1の図であ
る。
【図3】本発明の概念を説明するための第2の図であ
る。
【図4】図1に示すかな漢字変換部の監視および再構成
処理を説明するためのフローチャートである。
【図5】図1に示すかな漢字変換部の辞書検索処理を説
明するためのフローチャートである。
【図6】図1に示すかな漢字変換部のIDテーブルの一
例を示す図である。
【図7】図1に示すかな漢字変換部のユーザ辞書の内容
の一例を示す図である。
【図8】従来のシングルユーザ型日本語処理装置のかな
漢字変換部の構成を示すブロック図である。
【図9】従来のマルチユーザ型日本語処理装置のかな漢
字変換部の構成を示すブロック図である。
【図10】図9に示す日本語処理装置の動作を説明する
ための図である。
【図11】ユーザIDテーブルの一例を示す図である。
【符号の説明】
1 かな漢字変換処理部 2 かな漢字変換辞書再構成部 3 辞書監視部 4 第1辞書部 5 第2辞書群部 6 第3辞書群部 7 かな入力部 8 単語登録/削除部 21 単語登録部 22 単語削除部 41、51〜5m、61〜6n かな漢字変換辞書部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のグループに分けられた複数のユー
    ザが使用する日本語処理装置であって、 前記複数のユーザごとに設けられ、前記ユーザが使用す
    る単語を記憶する複数の第1記憶手段と、 前記グループごとに設けられ、前記グループに属するユ
    ーザが使用する単語を記憶する第2記憶手段と、 前記ユーザが指定した単語を前記ユーザに対応した第1
    記憶手段に登録する第1登録手段と、 前記複数の第1記憶手段に同一グループ内で重複して同
    一の単語が登録されている場合、前記第1記憶手段に記
    憶されている前記同一の単語を削除するとともに、前記
    同一の単語が重複して記憶されているグループに対応し
    た前記第2記憶手段に前記同一の単語を登録する第2登
    録手段とを含む日本語処理装置。
JP5326911A 1993-12-24 1993-12-24 日本語処理装置 Withdrawn JPH07182333A (ja)

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