JPH09330320A - 辞書装置 - Google Patents

辞書装置

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JPH09330320A
JPH09330320A JP8172996A JP17299696A JPH09330320A JP H09330320 A JPH09330320 A JP H09330320A JP 8172996 A JP8172996 A JP 8172996A JP 17299696 A JP17299696 A JP 17299696A JP H09330320 A JPH09330320 A JP H09330320A
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JP
Japan
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word
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dictionary
term
search key
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JP8172996A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Sugio
俊之 杉尾
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 規範とする語句の出現が著しく少ない場合で
も、的確な検索を行う。 【解決手段】 辞書登録部2は、用例1から任意の用語
列を抽出してこれを用例辞書3に登録する。検索キー設
定部5は、検索語4に基づき検索対象語と付随語とから
用例辞書3の用語列に対応した検索キーを設定する。辞
書検索部7は、検索キーに基づき用例辞書3を検索し、
検索キーに最も適合した用語列を選択し、この用語列か
ら、検索対象語の訳語8を抽出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自然言語で記述さ
れた原文書を目的言語の訳文書に翻訳する機械翻訳に利
用される辞書装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】任意の言語(原言語)を他の任意の言語
(目的言語)に翻訳する機械翻訳では、原言語で記述さ
れた原文の構造を解析し、その意図するところを目的言
語に忠実に反映した訳文を生成することを目標にする。
そのためには、原言語から目的言語への変換の過程を効
率良く実施する装置が必要となる。
【0003】この種の装置としては、例えば、特開平5
−12332号公報等に開示されるものがあった。即
ち、この種の装置は、先ず、キーボード等で入力された
文字集合を形態素解析して単語単位に分割し、この分割
された単語の中で、名詞で複合語の単語を検出する。次
に、前記の形態素解析で検出された複合語に対応する目
的言語の訳語、および前記の複合語を構成している各要
素についての訳語を求める。そのとき、各要素に対応す
る訳語が複数得られたときには、最適訳語選択処理で、
複合語の訳語に基づいてその各要素に対応する訳語の中
から最適な訳語を選出し、翻訳変換辞書等に記憶する。
その後、この複合語以降に、各要素が単独で出現した場
合に、その訳語を翻訳変換辞書等で記憶しているその要
素に対応する訳語に設定するという構成であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
装置では、翻訳対象となる原文中の単独単語の訳語の規
範を、その単語が含まれる前出の複合語の訳語に求めて
おり、また、その複合語を構成する品詞を名詞に限定し
ている。しかしながら、場合によっては、前出する複合
語が存在しないことがあり、このような場合には、その
複合語の訳語を決定できず、従って、単独単語の訳語は
決定できないことになる。また、前出の複合語が複数存
在する場合でも、それらの複合語が出現した原文の分野
や記載目的が著しく異なる場合には、規範となり得る基
準が曖昧になり、単独単語の訳語決定に混乱をきたすと
いう問題点があった。
【0005】このような点から、規範とする名詞複合語
(単独単語も含む)の出現が著しく少ない場合や、複合
語が出現した原文の分野や記載目的が当該原文のそれと
著しく異なる場合であっても、複合語の訳語を決定する
ことのできる装置の実現が望まれていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は以上の点を解決
するため次の構成を採用する。 〈請求項1の構成〉自然言語で記述された用例から任意
のパターンの用語列を抽出し、この抽出した用語列を出
力する辞書登録部と、辞書登録部から出力された用語列
を格納する用例辞書と、指定された検索語から、任意の
用語列パターンに対応する検索キーを設定する検索キー
設定部と、検索キー設定部によって設定された検索キー
で用例辞書を検索し、検索語に対応する語句を抽出する
辞書検索部を備えたことを特徴とするものである。
【0007】自然言語で記述された用例とは、英語や日
本語といった通常人間が使用している言語で記述された
用例であるが、その言語種には限定されない。また、任
意の用語列パターンとは、例えば三つの用語といった複
数の用語の組み合わせのパターンであるが、これら用語
のパターンや数は任意に設定可能である。そして、検索
語とは、用例を用いて、その訳語や同義語等を求めるた
めの検索対象の語句を含んだ語句であり、検索キーは、
この検索対象語を含んで構成される。検索キーは、用語
列パターンが三つの用語から構成されている場合は、検
索対象語を含んで三つの単語で構成するといったよう
に、用語列パターンと同様なパターンで構成される。
【0008】辞書検索部は、検索キー設定部で設定され
た検索キーと用例辞書に格納されている用語列(以下、
用語レコードと呼ぶ)とを照合する。これにより、検索
キーともっとも近い用語レコードを抽出し、この用語レ
コードから検索対象語に対応した語句を検索語として取
り出す。このような処理を行うことにより、検索語に対
する訳語を取り出すだけでなく、未知の用語を用例から
間接的に検索する辞書装置として応用できる。また、こ
のような辞書装置として用いる場合は、必ずしも検索語
を英語、用例を日本語といったように設定する必要はな
く、検索語と用例が共に日本語、共に英語といった構成
であってもよい。
【0009】尚、用語列パターンとは、用語レコードの
抽出または検索キー設定のための規範となる用語のパタ
ーンをいう。この用語列パターンは辞書登録部および検
索キー設定部が予め備えている。また、用語レコードと
は、用語列パターンに従って抽出された用語列であり、
これが用例辞書に登録(格納)される。
【0010】このように、請求項1の発明では、規範と
する名詞複合語(単独単語も含む)の出現が著しく少な
い場合であっても、用例を用いることにより、目的とす
る検索語を容易に決定することができる。
【0011】〈請求項2の構成〉請求項1記載の辞書装
置において、辞書登録部は、予め設定された用語列パタ
ーンを備え、用例を形態素解析した結果から用語列パタ
ーンに照合する用語列を検索し、用語レコードを抽出す
ることを特徴とするものである。
【0012】〈請求項2の説明〉用語列パターンの構成
は、辞書登録部の設定を変えることにより、自由に変更
することができる。従って、用例の形式は特に考慮する
必要がなく、用例辞書にどの用語レコードを格納するか
は、検索の目的に応じて適宜決定することができる。
【0013】〈請求項3の構成〉請求項1または2に記
載の辞書装置において、辞書登録部は、用例から検索語
の分野に応じた用語列を抽出することを特徴とするもの
である。
【0014】〈請求項3の説明〉検索語の分野に応じた
用語列(用語レコード)とは、検索語が属する技術分野
や記載目的に一致した用語列のパターンである。このよ
うな用語レコードを用意することにより、正確な検索語
を得ることができる。
【0015】〈請求項4の構成〉請求項1〜3のいずれ
かに記載の辞書装置において、検索語の訳語となる言語
種で用語列を表した用例辞書と、検索対象語とそれに付
随する付随語と、この付随語の訳語とを含む検索キーを
生成する検索キー設定部と、検索キーと用例辞書の用語
列とを照合し、検索対象語の訳語を検索結果として出力
する辞書検索部とを備えたことを特徴とするものであ
る。
【0016】〈請求項4説明〉検索語の訳語となる言語
種とは、例えば、検索語が英語であった場合、その訳と
なる日本語等の言語である。辞書検索部は、検索対象語
と、付随語およびその意味とを含む検索キーと用例辞書
の用語列(用語レコード)を照合し、検索キーと一致し
た用語レコードを取り出す。この用語レコードの検索対
象語に対応した用語がその検索対象語の訳語となり、こ
れを検索結果として出力する。従って、的確な付随語を
検索キーとして与えることにより、検索対象語が単独単
語の場合でも、検索語の分野や記載目的に応じた正確な
訳語を得ることができる。
【0017】〈請求項5の構成〉請求項1〜3のいずれ
かに記載の辞書装置において、検索語の訳語となる言語
種で用語列を表した用例辞書と、検索対象語と、それに
付随する付随語とを検索語として検索キーを生成する検
索キー設定部と、検索キー中、付随語の意味は未知であ
るとして、任意の意味に置換した検索キーに変換し、こ
の検索キーと用例辞書の用語列とを照合して、最も適合
した用語列から訳語を生成する辞書検索部とを備えたこ
とを特徴とするものである。
【0018】〈請求項5の説明〉請求項5の発明では、
検索キー設定部は、付随語の意味は未知であるとして検
索キーを辞書検索部に渡す。辞書検索部は、付随語の意
味を未定として用語レコードと類似照合を行う。即ち、
付随語の意味としていくつかを選択し、それぞれの場合
と照合を行う。その結果、最も類似度が高かった用語レ
コードを採用し、その検索対象語に対応した用語を、訳
語として決定する。このような処理を行うことにより、
検索キーが不完全であっても、精度の高い訳語を取り出
すことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を具体
例を用いて説明する。 《具体例》 〈構成〉図1は、この発明の辞書装置の具体例のブロッ
ク図である。図中、1は、本装置に入力される自然言語
で記述された用例、3は、用例1の任意のパターンの用
語列を格納する用例辞書、2は、入力された用例1から
任意のパターンの用語列を抽出し、抽出された用語列を
そのレコードとして用例辞書3に登録する辞書登録部で
ある。
【0020】また、4は、本装置に入力される検索語、
8は、本装置から出力される訳語を示す。そして、5
は、入力された検索語4から用例辞書3を検索するため
の検索キーを設定する検索キー設定部、6は、検索キー
設定部5が検索キーを設定する際に利用する単語辞書、
7は、設定された検索キーで用例辞書3を検索し、検索
結果から検索語4に対応する訳語8を生成する辞書検索
部をそれぞれ示している。
【0021】本装置では、検索語4および用例1の言語
種は特に限定されない。よって、用例1が英語の文書で
あれば、英語の用語列パターンが用例辞書3に格納さ
れ、用例1が日本語であれば、日本語の用語列パターン
が用例辞書3に格納される。このように、用例1の言語
種は、検索語4の言語種に連動して決めればよい。以下
の説明では、検索語4の言語種は英語、従って訳語8は
日本語、用例1は日本語、つまり、用例辞書3には、日
本語の用語レコードが格納される場合を例にして述べ
る。
【0022】図2は、本装置の用例辞書3に格納される
用語レコードの一般形式の一例を示す図である。用語レ
コードは、用語の見出し語とその品詞の組(201と2
02、203と204、205と206にそれぞれ対
応)の並びで構成される。201は、用語レコードの先
頭語の見出し語(以下、用語1と呼ぶ)を示し、202
は、用語1の品詞(例えば、名詞、動詞等)を示す。2
03は、用語レコードの第2用語の見出し語(以下、用
語2と呼ぶ)を示し、204は、用語2の品詞を示す。
同様に、205は、用語レコードの第N用語の見出し語
(以下、用語Nと呼ぶ)を示し、206は、用語Nの品
詞を示す。尚、用語レコードは、このような見出し語と
品詞だけでなく、その他にも、例えばその見出し語の意
味といった要素を含めてもよい。
【0023】用例辞書3には、用例1から抽出された用
語レコードが複数格納されることになる。また、Nの値
は、1以上の自然数であれば良いが、以下では、Nが
3、即ち、用語列パターンは3語の用語で構成される場
合を例として説明を進める。
【0024】図3は、本装置の用例辞書3に格納される
用語レコードの一例を示す図である。図中、301〜3
03は、「1語以上3語以下の名詞で構成される複合
語」の用語列パターンに適合する用語レコードの例であ
る。ここで、301は、「機械」および「翻訳」という
2つの名詞で構成される「機械翻訳」という複合語に対
応する用語レコード、302は、同様に、「機械設計」
という複合語に対応する用語レコード、303は、「機
械工作」という複合語に対応する用語レコードを示して
いる。尚、301〜303の第2用語が(φ,φ)なる
形式をとっているが、この「φ」は、対応する用語およ
び品詞が存在しない場合を便宜的に記号で表したもので
ある。前述したように、Nが3である用語列パターンを
想定していて、3語未満の用語(この場合は2語の用
語)を同じ形式で扱うには、「φ」という存在しない用
語のための記号を使用すれば良い。
【0025】また、図中、304〜306は、格助詞
「を」を挟む名詞および動詞の用語列パターン「〜を〜
にする」に適合する用語レコードの例である。304
は、「電話」および「接続する」という2つの名詞およ
び動詞と格助詞「を」で構成される「電話を接続する」
という複合語に対応する用語レコード、305は、同様
に、「部品を接続する」という複合語に対応する用語レ
コード、306は、「ネットワークを接続する」という
複合語に対応する用語レコードを示している。以上に説
明した例から類推できるように、用語列パターンの構成
は任意である。よって、用例辞書3にどの用語列パター
ンに対応した用語レコードを格納するかは、本装置の検
索の目的に応じて決定すればよい。
【0026】図4、図5は、本装置の検索語4と検索キ
ーの関係を説明する図である。図4に示す「machine 」
410と(機械,名詞)411および「translation」
420は、“translation ”の訳語を検索するために、
「machine translation 」という複合語に着目して設定
された検索語の例である。
【0027】「machine 」410の訳語と品詞は、既知
であるとして、411で(機械,名詞)として与えら
れ、「machine 」410と(機械,名詞)411および
「translation 」420とで検索語4を構成する。ま
た、421〜423は、「translation 」420の訳語
候補であり、単語辞書6からの情報として設定される。
ここで、用語列パターン430{(?,名詞)−(φ,
φ)−(?,名詞)}は、2語の名詞からなる用語列パ
ターンであり、(機械,名詞)411および(解釈,名
詞)421〜(移転,名詞)423を、この用語列パタ
ーン430に適用することにより、431〜433の検
索キーを得る。
【0028】一方、図5に示す「connect 」440と
(?,動詞)441および「network」450は、“net
work ”の訳語を検索するために、「connect network
」という複合語に着目して設定された検索語の例であ
る。「connect 」440の品詞は既知(動詞)であるが
訳語は未知であるとして441で(?,名詞)として与
えられ、「connect 」440と、(?,動詞)441お
よび「network 」450とで検索語4を構成する。ま
た、451〜453は、「network 」450の訳語候補
であり、単語辞書6からの情報として設定される。46
0は、動詞および格助詞「を」および名詞からなる「〜
を〜する」に対応する用語列パターンであり、441お
よび、451〜453をこの用語列パターン460に適
用することにより、461〜463の検索キーを得る。
【0029】〈動作〉最初に、用例辞書3の登録動作を
説明する。図6は、本発明の用例辞書登録の動作を示す
フローチャートである。先ず、辞書登録部2は、用例1
が入力されると、その用例に形態素解析を施し、用例を
用語に分割する(ステップ501)。次に、辞書登録部
2に予め記憶されている用語列パターンに従って用語レ
コードを検索することを実施する。先ず、記憶されてい
る用語列パターンのうち、全ての用語列パターンを用例
辞書3に登録したかどうかをチェックし(ステップ50
2)、未処理の用語列パターンが存在するならば、当該
用語列パターンに従って、ステップ501で作成された
形態素解析済みの用例を検索し、当該パターンに照合す
る用語例を、図2に示した形式の用語レコードの形式と
して用例辞書3に登録する。照合する用語列がなくなる
まで、ステップ503を繰り返し、以降、再びステップ
502から繰り返す。ステップ502で、全ての用語列
パターンを登録したことが判明すれば、辞書登録部2は
動作を終了し、用例辞書登録の動作が終了する。
【0030】このように、用例1を適度に構成して与え
ることにより、検索語4の分野や記載目的に応じた用例
辞書3を生成することが可能となる。その結果、以下に
説明する用語レコードと検索キーとの照合処理時におけ
る適合度も良好となり、正確な訳語を決定することがで
きる。
【0031】次に、このようにして登録された用例辞書
3を用いる検索動作を説明する。図7は、本具体例の用
例辞書検索の動作を示すフローチャートである。先ず、
検索キー設定部5が、本装置の使用者が与えた検索語4
を入力する(ステップ601)。検索語4は、訳語を求
めたい検索対象そのもの(以下、検索対象語と呼ぶ)
と、その検索対象に付随する用語(以下、付随語と呼
ぶ)の組み合せで設定する。例えば、図4で説明したよ
うに、「translation 」420の訳語を検索したい場合
は、検索対象語として「translation 」420を、ま
た、付随語として「machine 」410を与えることにな
る。尚、付随語には、更に、訳語や品詞の情報{例え
ば、(機械,名詞)411:以下、付随訳語と呼ぶ}を
付与しても良い。
【0032】検索キー設定部5は、検索語4を受領した
ら、次に、検索対象語の訳語候補の情報(以下、訳語情
報と呼ぶ)を単語辞書6から得る(ステップ602)。
この訳語情報は、例えば、図4の訳語候補421〜42
3に当たる。訳語情報には、訳語と品詞の情報が含まれ
る。次に、検索キー設定部5は、ステップ601で得た
付随語とその付随訳語、および、ステップ602で得た
訳語情報から、予め記憶している用語列パターン(例え
ば図4の430)に従って検索キー(例えば、図4の4
31〜433)を設定し、それらの検索キー431〜4
33を辞書検索部7に転送する(ステップ603)。
【0033】これにより、辞書検索部7は、検索キー設
定部5から受領した検索キー431〜433に従って、
用例辞書3を検索する(ステップ604)。検索は、検
索キー431〜433と、用例辞書3の各用語レコード
との類似照合として実施される。例えば、用例辞書3に
格納されている図3に示す用語レコード301〜306
に対して、図4に示す検索キー432に一致するレコー
ドは、用語レコード301であり、検索キー431およ
び433に一致する用語レコードは存在しない。
【0034】また、図5に示す検索キー461〜463
に完全に一致する用語レコード304〜306は存在し
ないが、検索キー461〜463の第3用語が「?」と
なっていることから類似照合が可能となり、「?」を
「接続する」に置換した照合を実施する。これにより、
検索キー463に対して、用語レコード306が適合す
るため、これを最適なレコードとして選択する(ステッ
プ605)。尚、このような場合、1つの検索キーに対
して、複数の用語レコードが適合した場合には、適合し
た用語数の最も多い用語レコードを最適な用語レコード
とする。
【0035】最後に、辞書検索部7は、検索によって選
択された用語レコードから検索対象語に対応する訳語を
生成し、訳語8として出力し(ステップ606)、用例
辞書検索の動作を終了する。例えば、ステップ604〜
605で、検索対象語「translation 」420に対応す
る用語レコード301が選択されるので、“translatio
n ”の訳語は、“翻訳”と決定される。また、検索対象
語「network 」450に対応する用語レコード306が
選択されるので、“network ”の訳語は、“ネットワー
ク”と決定される。
【0036】〈効果〉以上のように、上記具体例によれ
ば、用例から任意のパターンの用語列を抽出して用例辞
書に登録すると共に、検索語から単語辞書を用いて検索
キーを生成し、この検索キーにより、用例辞書との照合
を行うようにしたので、規範とする名詞複合語(単独単
語も含む)の出現が著しく少ない場合であっても、検索
対象となる語句の分野や記載目的に合わせて用例を選択
することにより、目的とする検索語を容易に決定するこ
とができる。
【0037】《利用形態の説明》上記具体例では、検索
語として、検索対象語とその用語に付随する用語を与え
て、検索対象語の訳語を決定する辞書装置の例を示した
が、検索語として、付随語のみを与えて検索対象語を検
索するようにすれば、未知の用語を用例から間接的に検
索する辞書装置として応用できる。例えば、何(=未知
の用語)を接続するかを知りたい場合、“接続する”を
検索語とすれば、上述した図3の用語レコード304〜
306に示したように、「ネットワーク」「部品」「電
話」といった未知の用語を検索することができる。尚、
このような場合、必ずしも検索語を英語、用例を日本語
といったように設定する必要はなく、検索語と用例が共
に日本語、共に英語といった構成であってもよい。
【0038】このように、用例をある特定の分野のもの
とし、検索語を適宜選択することによって、その特定の
分野における関連する語句を検索する辞書装置としても
利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の辞書装置の具体例のブロック図であ
る。
【図2】本発明の辞書装置の用例辞書の一般形式の例を
示す図である。
【図3】本発明の辞書装置の用例辞書に格納される用語
レコードの一例を示す図である。
【図4】本発明の辞書装置の検索語と検索キーを関係を
示す説明図(その1)である。
【図5】本発明の辞書装置の検索語と検索キーを関係を
示す説明図(その2)である。
【図6】本発明の辞書装置の用例辞書登録の動作を示す
フローチャートである。
【図7】本発明の辞書装置の用例辞書検索の動作を示す
フローチャートである。
【符号の説明】
1 用例 2 辞書登録部 3 用例辞書 4 検索語 5 検索キー設定部 6 単語辞書 7 辞書検索部 8 訳語

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自然言語で記述された用例から任意のパ
    ターンの用語列を抽出し、この抽出した用語列を出力す
    る辞書登録部と、 前記辞書登録部から出力された用語列を格納する用例辞
    書と、 指定された検索語から、任意の用語列パターンに対応す
    る検索キーを設定する検索キー設定部と、 前記検索キー設定部によって設定された検索キーで前記
    用例辞書を検索し、検索語に対応する語句を抽出する辞
    書検索部を備えたことを特徴とする辞書装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の辞書装置において、 辞書登録部は、予め設定された用語列パターンを備え、
    用例を形態素解析した結果から前記用語列パターンに照
    合する用語列を検索し、当該用語列を抽出することを特
    徴とする辞書装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の辞書装置にお
    いて、 辞書登録部は、用例から検索語の分野に応じた用語列を
    抽出することを特徴とする辞書装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の辞書装
    置において、 検索語の訳語となる言語種で用語列を表した用例辞書
    と、 検索対象語と、それに付随する付随語と、当該付随語の
    訳語とを含む検索キーを生成する検索キー設定部と、 前記検索キーと前記用例辞書の用語列とを照合し、検索
    対象語の訳語を検索結果として出力する辞書検索部とを
    備えたことを特徴とする辞書装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3のいずれかに記載の辞書装
    置において、 検索語の訳語となる言語種で用語列を表した用例辞書
    と、 検索対象語と、それに付随する付随語とを検索語として
    検索キーを生成する検索キー設定部と、 前記検索キー中、前記付随語の意味は未定であるとし
    て、いずれかの意味に置換した検索キーに変換し、この
    検索キーと前記用例辞書の用語列とを照合して、最も適
    合した用語列から訳語を生成する辞書検索部とを備えた
    ことを特徴とする辞書装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010519655A (ja) * 2007-02-26 2010-06-03 ベイシス テクノロジー コーポレーション 名前照合システムの名前インデックス付け

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JP2010519655A (ja) * 2007-02-26 2010-06-03 ベイシス テクノロジー コーポレーション 名前照合システムの名前インデックス付け

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