JPH07181944A - アウトラインフォント描画装置 - Google Patents
アウトラインフォント描画装置Info
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- JPH07181944A JPH07181944A JP5324642A JP32464293A JPH07181944A JP H07181944 A JPH07181944 A JP H07181944A JP 5324642 A JP5324642 A JP 5324642A JP 32464293 A JP32464293 A JP 32464293A JP H07181944 A JPH07181944 A JP H07181944A
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- JP
- Japan
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- curve
- distance
- point
- end point
- curvature
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 曲線の輪郭を高速に描画できるアウトライン
フォント描画方式を提供する。 【構成】 外部から入力される座標値101から曲率1
04を検出し出力する曲率検出手段1と、前記曲率10
4と外部から入力される曲率基準値103により外部か
ら入力される曲線長102のシフト演算を行い適正きざ
み値105として出力する適正きざみ値検出手段2と、
前記適正きざみ値105より曲線のドットデータ106
を出力する曲線描画手段3と、前記ドットデータ106
を入力とし前記ドットデータ106が連続でない場合、
連続なドットデータ107として出力する直線描画手段
4とにより構成され、乗除算器等を使用することなしに
加減算手段と比較手段とシフト演算手段により高速に描
画対象の曲線のきざみ値を計算し、曲線の輪郭を高速に
描画することができる。
フォント描画方式を提供する。 【構成】 外部から入力される座標値101から曲率1
04を検出し出力する曲率検出手段1と、前記曲率10
4と外部から入力される曲率基準値103により外部か
ら入力される曲線長102のシフト演算を行い適正きざ
み値105として出力する適正きざみ値検出手段2と、
前記適正きざみ値105より曲線のドットデータ106
を出力する曲線描画手段3と、前記ドットデータ106
を入力とし前記ドットデータ106が連続でない場合、
連続なドットデータ107として出力する直線描画手段
4とにより構成され、乗除算器等を使用することなしに
加減算手段と比較手段とシフト演算手段により高速に描
画対象の曲線のきざみ値を計算し、曲線の輪郭を高速に
描画することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のベクトルによっ
て定義された文字の輪郭(アウトラインフォント)を描
画する際に、特に曲線の輪郭を高速に計算し描画するア
ウトラインフォント描画装置に関するものである。
て定義された文字の輪郭(アウトラインフォント)を描
画する際に、特に曲線の輪郭を高速に計算し描画するア
ウトラインフォント描画装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複数のベクトルによって定義された文字
(アウトラインフォント)の輪郭を描画し、その内部を
塗りつぶすことにより、高品質文字パターンを発生する
文字パターン発生装置が知られている。文字の輪郭は主
に直線と曲線から構成されており、曲線の輪郭を描く場
合、通常、二次曲線や、三次曲線が使用される。曲線を
描画する際、曲線の始点から終点へ向かって描画するド
ット数、つまりきざみ値をあらかじめ求めておき、それ
にもとづいて描画を行う。
(アウトラインフォント)の輪郭を描画し、その内部を
塗りつぶすことにより、高品質文字パターンを発生する
文字パターン発生装置が知られている。文字の輪郭は主
に直線と曲線から構成されており、曲線の輪郭を描く場
合、通常、二次曲線や、三次曲線が使用される。曲線を
描画する際、曲線の始点から終点へ向かって描画するド
ット数、つまりきざみ値をあらかじめ求めておき、それ
にもとづいて描画を行う。
【0003】ここでは、例として三次Bezier曲線を挙げ
て従来の曲線のきざみ値の計算方法について、図面およ
び数式を参照しながら説明する。
て従来の曲線のきざみ値の計算方法について、図面およ
び数式を参照しながら説明する。
【0004】三次Bezier曲線とは、始点A、終点B、お
よび制御点C,Dの四点で定義される。
よび制御点C,Dの四点で定義される。
【0005】
【数1】
【0006】
【数2】
【0007】曲線は式(1)および式(2)に示す三次
式を計算することによって描画できる。変数tを0から
1まで変位させることによって、始点Aから終点Bまで
の曲線の座標を計算することができる。tの増分を最適
にとることによって、きれいな曲線を描くことができ、
tの増分が大きければ実際の曲線とかけ離れたものにな
ってしまう。
式を計算することによって描画できる。変数tを0から
1まで変位させることによって、始点Aから終点Bまで
の曲線の座標を計算することができる。tの増分を最適
にとることによって、きれいな曲線を描くことができ、
tの増分が大きければ実際の曲線とかけ離れたものにな
ってしまう。
【0008】三次Bezier曲線の幾何学的性質は、図6に
示すように線分AC,CD,DBをm:nに内分する点
をE,F,G、線分EF,FGをm:nに内分する点を
H,I、線分HIをm:nに内分する点をJとすると、
三次Bezier曲線は点Jで線分HIに接する。
示すように線分AC,CD,DBをm:nに内分する点
をE,F,G、線分EF,FGをm:nに内分する点を
H,I、線分HIをm:nに内分する点をJとすると、
三次Bezier曲線は点Jで線分HIに接する。
【0009】この種の方法では、最適なtの増分の決定
を、以下のような計算装置でソフトウェアにより算出し
ていた。
を、以下のような計算装置でソフトウェアにより算出し
ていた。
【0010】
【数3】
【0011】式(3)の点を近似折点の補間点とする
(図7および図8を参照)と、以下の式(4)〜(7)
のようになる。
(図7および図8を参照)と、以下の式(4)〜(7)
のようになる。
【0012】
【数4】
【0013】
【数5】
【0014】
【数6】
【0015】
【数7】
【0016】
【数8】
【0017】そして、近似誤差dを式(8)で代用する
(図9参照)と、以下の式(9)、式(10)、および
式(11)のようになる。
(図9参照)と、以下の式(9)、式(10)、および
式(11)のようになる。
【0018】
【数9】
【0019】
【数10】
【0020】
【数11】
【0021】最適なtの増分を求めるためには、式(1
1)の左辺を0とおいて求める必要があった。さらに、
曲線長をこの値(最適なtの増分)で除算し、きざみ値
を算出していた。
1)の左辺を0とおいて求める必要があった。さらに、
曲線長をこの値(最適なtの増分)で除算し、きざみ値
を算出していた。
【0022】従来は上述のような計算をソフトウェアで
行い、二次曲線および三次曲線のきざみ値を算出し、そ
れにもとづいて曲線の描画を行っていた。
行い、二次曲線および三次曲線のきざみ値を算出し、そ
れにもとづいて曲線の描画を行っていた。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】文字の輪郭を高速に描
画するニーズが高まっている今日においては、曲線のき
ざみ値の算出もハードウェアで行い、高速化する必要性
がでてきた。しかし、上述のような従来の計算方法は乗
除算の処理が含まれており、これをハードウェアで実現
することは回路規模、および速度の点においても問題が
あった。
画するニーズが高まっている今日においては、曲線のき
ざみ値の算出もハードウェアで行い、高速化する必要性
がでてきた。しかし、上述のような従来の計算方法は乗
除算の処理が含まれており、これをハードウェアで実現
することは回路規模、および速度の点においても問題が
あった。
【0024】本発明は、前記課題を解決するもので、乗
除算器等を使用することなしに加減算手段と比較手段と
シフト演算手段により高速に描画対象の曲線のきざみ値
を計算し、曲線の輪郭を高速に描画するアウトラインフ
ォント描画装置を提供することを目的としている。
除算器等を使用することなしに加減算手段と比較手段と
シフト演算手段により高速に描画対象の曲線のきざみ値
を計算し、曲線の輪郭を高速に描画するアウトラインフ
ォント描画装置を提供することを目的としている。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明は前記従来の課題
を解決するために、以下のような構成を有している。す
なわち、曲線を描画するための座標が始点と終点以外に
一つある場合には、外部から入力される座標値より前記
曲線の始点と終点の距離と前記曲線の始点と前記始点、
終点以外の座標値の距離と前記曲線の終点と前記始点、
終点以外の座標値の距離の比により描画対象の曲線の曲
率を検出し、また曲線を描画するための座標が始点と終
点以外に二つある場合には、外部から入力される座標値
より前記曲線の始点と終点を結ぶ直線上の任意の点と始
点、終点以外の描画順序としては始点の次にある第1の
座標値との距離と、前記曲線の始点と終点を結ぶ直線上
の任意の点と始点と終点以外の描画順序としては終点の
手前にある第2の座標値との距離と、前記始点、終点以
外の第1,第2の座標値と前記任意の点との各々の距離
と、前記曲線の始点と前記任意の点との距離と、前記曲
線の終点と前記任意の点との距離との比により描画対象
の曲線の曲率を出力する曲率検出手段と、外部から入力
される曲率の基準値と外部から入力されるあらかじめ決
められた計算方法で算出された曲線の曲線長と前記近似
された曲率より、曲線を離散的なドット列で近似するの
に必要な適正なドット数を示すきざみ値を出力する適正
きざみ値検出手段と、前記きざみ値にもとづいて前記曲
線を離散的なドット列で近似する曲線発生手段と、前記
曲線発生手段から出力される曲線近似用離散的ドットデ
ータ間を連続なドットデータとして直線補間する直線描
画手段とを有する。
を解決するために、以下のような構成を有している。す
なわち、曲線を描画するための座標が始点と終点以外に
一つある場合には、外部から入力される座標値より前記
曲線の始点と終点の距離と前記曲線の始点と前記始点、
終点以外の座標値の距離と前記曲線の終点と前記始点、
終点以外の座標値の距離の比により描画対象の曲線の曲
率を検出し、また曲線を描画するための座標が始点と終
点以外に二つある場合には、外部から入力される座標値
より前記曲線の始点と終点を結ぶ直線上の任意の点と始
点、終点以外の描画順序としては始点の次にある第1の
座標値との距離と、前記曲線の始点と終点を結ぶ直線上
の任意の点と始点と終点以外の描画順序としては終点の
手前にある第2の座標値との距離と、前記始点、終点以
外の第1,第2の座標値と前記任意の点との各々の距離
と、前記曲線の始点と前記任意の点との距離と、前記曲
線の終点と前記任意の点との距離との比により描画対象
の曲線の曲率を出力する曲率検出手段と、外部から入力
される曲率の基準値と外部から入力されるあらかじめ決
められた計算方法で算出された曲線の曲線長と前記近似
された曲率より、曲線を離散的なドット列で近似するの
に必要な適正なドット数を示すきざみ値を出力する適正
きざみ値検出手段と、前記きざみ値にもとづいて前記曲
線を離散的なドット列で近似する曲線発生手段と、前記
曲線発生手段から出力される曲線近似用離散的ドットデ
ータ間を連続なドットデータとして直線補間する直線描
画手段とを有する。
【0026】また、前記曲率検出手段は、外部から入力
される座標値より、x方向の距離とy方向の距離を算出
する減算手段と、前記減算手段から出力されるx方向の
距離とy方向の距離を加算することによって二つの座標
値の近似距離を計算する加算手段と、前記加算手段から
算出される近似距離を順次保持する第1の保持手段と、
前記第1の保持手段から出力される第1の近似距離を入
力とし順次シフト演算を行う第1のシフト演算手段と、
前記第1のシフト演算手段から出力されるシフト結果と
前記第1の保持手段から出力される第2の近似距離を比
較する第1の比較手段と、前記第1のシフト演算手段か
ら出力されるシフト回数を前記比較手段から出力される
比較結果によって順次保持する第2の保持手段と、前記
第2の保持手段から出力される第1のシフト回数と第2
のシフト回数をデコードし、曲率を出力するデコード手
段を有する。
される座標値より、x方向の距離とy方向の距離を算出
する減算手段と、前記減算手段から出力されるx方向の
距離とy方向の距離を加算することによって二つの座標
値の近似距離を計算する加算手段と、前記加算手段から
算出される近似距離を順次保持する第1の保持手段と、
前記第1の保持手段から出力される第1の近似距離を入
力とし順次シフト演算を行う第1のシフト演算手段と、
前記第1のシフト演算手段から出力されるシフト結果と
前記第1の保持手段から出力される第2の近似距離を比
較する第1の比較手段と、前記第1のシフト演算手段か
ら出力されるシフト回数を前記比較手段から出力される
比較結果によって順次保持する第2の保持手段と、前記
第2の保持手段から出力される第1のシフト回数と第2
のシフト回数をデコードし、曲率を出力するデコード手
段を有する。
【0027】また、前記適正きざみ値検出手段は、外部
から入力される曲率の基準値と前記曲率検出手段から出
力される曲率を比較する第2の比較手段と、前記第2の
比較手段から出力される比較結果により外部から入力さ
れるあらかじめ決められた計算方法で算出された曲線の
曲線長のシフト演算を行い、適正きざみ値を出力する第
2のシフト演算手段を有する。
から入力される曲率の基準値と前記曲率検出手段から出
力される曲率を比較する第2の比較手段と、前記第2の
比較手段から出力される比較結果により外部から入力さ
れるあらかじめ決められた計算方法で算出された曲線の
曲線長のシフト演算を行い、適正きざみ値を出力する第
2のシフト演算手段を有する。
【0028】
【作用】前記構成によって、曲率検出手段と、適正きざ
み値検出手段と、曲線発生手段と、直線描画手段とを有
することによって、加減算手段と比較手段とシフト演算
手段を使うだけで描画対象の曲線のきざみ値を高速に計
算することができ、また、簡単にハードウェアに実現す
ることができる。
み値検出手段と、曲線発生手段と、直線描画手段とを有
することによって、加減算手段と比較手段とシフト演算
手段を使うだけで描画対象の曲線のきざみ値を高速に計
算することができ、また、簡単にハードウェアに実現す
ることができる。
【0029】
【実施例】本発明にかかるアウトラインフォント描画装
置の一実施例について、図面を参照しながら説明する。
図1は本実施例のブロック図、図2は本実施例における
曲率検出手段のブロック図、図3は本実施例における適
正きざみ値検出手段のブロック図である。
置の一実施例について、図面を参照しながら説明する。
図1は本実施例のブロック図、図2は本実施例における
曲率検出手段のブロック図、図3は本実施例における適
正きざみ値検出手段のブロック図である。
【0030】まず、図1において、1は曲率検出手段
で、外部から入力される座標値101から曲率104を
検出し出力する。2は適正きざみ値検出手段で、前記曲
率104と外部から入力される曲率基準値103により
外部から入力される曲線長102のシフト演算を行い、
適正きざみ値105として出力する。3は曲線描画手段
で、前記適正きざみ値105より曲線のドットデータ1
06を出力する。4は直線描画手段で、前記ドットデー
タ106を入力とし、それが連続でない場合、連続なド
ットデータ107として出力する。
で、外部から入力される座標値101から曲率104を
検出し出力する。2は適正きざみ値検出手段で、前記曲
率104と外部から入力される曲率基準値103により
外部から入力される曲線長102のシフト演算を行い、
適正きざみ値105として出力する。3は曲線描画手段
で、前記適正きざみ値105より曲線のドットデータ1
06を出力する。4は直線描画手段で、前記ドットデー
タ106を入力とし、それが連続でない場合、連続なド
ットデータ107として出力する。
【0031】次に、図2において、5は第1の減算手段
で、二つのx座標値101と中点のx座標値111と比
較結果117を入力とし、x方向の距離108を計算し
出力する。6は第2の減算手段で、二つのy座標値10
1と中点のy座標値112と比較結果117を入力と
し、y方向の距離109を計算し出力する。7は加算手
段で、シフト結果115、前記x方向の距離108およ
び前記y方向の距離109を入力し、近似距離110を
出力する。8は第1の保持手段で、前記加算手段7から
出力される近似距離110を順次保持し、中点のx座標
値111、中点のy座標値112、第1の近似距離11
3および第2の近似距離114として出力する。9は第
1のシフト演算手段で、前記第1の近似距離113を入
力とし、順次シフト演算し、シフト結果115とシフト
回数116を出力する。10は第1の比較手段で、前記
シフト結果115と第2の近似距離114を比較し、比
較結果117を出力する。11は第2の保持手段で、前
記比較結果117によって前記シフト回数116を順次
保持し、第1のシフト回数118と第2のシフト回数1
19として出力する。12はデコード手段で、前記第
1,第2のシフト回数118,119をデコードし曲率
104を出力する。
で、二つのx座標値101と中点のx座標値111と比
較結果117を入力とし、x方向の距離108を計算し
出力する。6は第2の減算手段で、二つのy座標値10
1と中点のy座標値112と比較結果117を入力と
し、y方向の距離109を計算し出力する。7は加算手
段で、シフト結果115、前記x方向の距離108およ
び前記y方向の距離109を入力し、近似距離110を
出力する。8は第1の保持手段で、前記加算手段7から
出力される近似距離110を順次保持し、中点のx座標
値111、中点のy座標値112、第1の近似距離11
3および第2の近似距離114として出力する。9は第
1のシフト演算手段で、前記第1の近似距離113を入
力とし、順次シフト演算し、シフト結果115とシフト
回数116を出力する。10は第1の比較手段で、前記
シフト結果115と第2の近似距離114を比較し、比
較結果117を出力する。11は第2の保持手段で、前
記比較結果117によって前記シフト回数116を順次
保持し、第1のシフト回数118と第2のシフト回数1
19として出力する。12はデコード手段で、前記第
1,第2のシフト回数118,119をデコードし曲率
104を出力する。
【0032】そして、図3において、13は第2の比較
手段で、前記曲率104と外部から入力される曲率基準
値103の比較を行い比較結果120を出力する。14
は第2のシフト演算手段で、外部から入力される曲線長
102を比較結果によりシフト演算を行い、適正きざみ
値105として出力する。
手段で、前記曲率104と外部から入力される曲率基準
値103の比較を行い比較結果120を出力する。14
は第2のシフト演算手段で、外部から入力される曲線長
102を比較結果によりシフト演算を行い、適正きざみ
値105として出力する。
【0033】本実施例の構成において、図4(a)に示
すように、曲線を描画するための座標が始点と終点以外
に一つある場合には、外部から入力される座標値101
より前記曲線の始点と始点、終点以外の座標値のそれぞ
れのx座標値を第1の減算手段5に入力することによっ
てx方向の距離108を算出し、それぞれのy座標値を
第2の減算手段6に入力することによってy方向の距離
109を算出する。前記算出されたx方向の距離108
とy方向の距離109を加算手段7に入力し加算するこ
とによって、近似距離110を算出する。前記近似距離
110を第1の保持手段8に入力し保持する。たとえ
ば、図4(a)における座標値からはABの近似距離は
14である。
すように、曲線を描画するための座標が始点と終点以外
に一つある場合には、外部から入力される座標値101
より前記曲線の始点と始点、終点以外の座標値のそれぞ
れのx座標値を第1の減算手段5に入力することによっ
てx方向の距離108を算出し、それぞれのy座標値を
第2の減算手段6に入力することによってy方向の距離
109を算出する。前記算出されたx方向の距離108
とy方向の距離109を加算手段7に入力し加算するこ
とによって、近似距離110を算出する。前記近似距離
110を第1の保持手段8に入力し保持する。たとえ
ば、図4(a)における座標値からはABの近似距離は
14である。
【0034】また、前記曲線の終点と前記始点、終点以
外の座標値のそれぞれのx座標値を第1の減算手段5に
入力することによってx方向の距離108を算出し、そ
れぞれのy座標値を第2の減算手段6に入力することに
よってy方向の距離109を算出する。算出されたx方
向の距離108とy方向の距離109を加算手段7に入
力し加算することによって近似距離110を算出する。
前記近似距離110を第1の保持手段8に入力し保持す
る。たとえば、図4(a)における座標値からはBCの
近似距離は10である。
外の座標値のそれぞれのx座標値を第1の減算手段5に
入力することによってx方向の距離108を算出し、そ
れぞれのy座標値を第2の減算手段6に入力することに
よってy方向の距離109を算出する。算出されたx方
向の距離108とy方向の距離109を加算手段7に入
力し加算することによって近似距離110を算出する。
前記近似距離110を第1の保持手段8に入力し保持す
る。たとえば、図4(a)における座標値からはBCの
近似距離は10である。
【0035】前記第1の保持手段8では、前記二つの近
似距離の長い方を第2の近似距離114として出力し、
短い方を第1の近似距離113として出力する。第1の
近似距離113は、第1のシフト演算手段9でまず1ビ
ットの左シフト演算されシフト結果115として出力さ
れる。第1の比較手段10では、前記シフト結果115
と前記第2の近似距離114の比較を行い、前記シフト
結果115の方が大きくなった場合に比較結果117を
出力し、そうでない場合には前記比較結果117を出力
しない。前記比較結果117を出力しない場合には、第
1の近似距離113を前記第1のシフト演算手段9にお
いて2ビットの左シフト演算を行い、シフト結果115
として出力される。第1の比較手段10では前記シフト
結果115と前記第2の近似距離114の比較を行い、
前記シフト結果115の方が大きくなった場合に比較結
果117を出力し、そうでない場合には前記比較結果1
17を出力しない。比較結果117が出力されるまで左
シフト演算のビット数を増やしていく。
似距離の長い方を第2の近似距離114として出力し、
短い方を第1の近似距離113として出力する。第1の
近似距離113は、第1のシフト演算手段9でまず1ビ
ットの左シフト演算されシフト結果115として出力さ
れる。第1の比較手段10では、前記シフト結果115
と前記第2の近似距離114の比較を行い、前記シフト
結果115の方が大きくなった場合に比較結果117を
出力し、そうでない場合には前記比較結果117を出力
しない。前記比較結果117を出力しない場合には、第
1の近似距離113を前記第1のシフト演算手段9にお
いて2ビットの左シフト演算を行い、シフト結果115
として出力される。第1の比較手段10では前記シフト
結果115と前記第2の近似距離114の比較を行い、
前記シフト結果115の方が大きくなった場合に比較結
果117を出力し、そうでない場合には前記比較結果1
17を出力しない。比較結果117が出力されるまで左
シフト演算のビット数を増やしていく。
【0036】第2の保持手段11では、前記比較結果1
17が出力されたときのシフト回数116を前記曲線の
始点と始点、終点以外の座標値の近似距離と前記曲線の
終点と始点、終点以外の座標値の近似距離の比として保
持する。図4(a)においての座標値では、第1の近似
距離113はBCの10、第2の近似距離114はAB
の14となり、ABとBCの比は1となる。さらに、前
記曲線の始点と終点の近似距離を前述のような近似距離
処理で算出し、始点と終点の近似距離として第1の保持
手段8に保持する。図4(a)の座標値においてはAC
の近似距離は4となる。前記第1の保持手段8では前記
第2の近似距離114として前述の処理に出力されてい
る値が、つまり前記曲線の始点と始点、終点以外の座標
値との近似距離がそのまま出力されており、前記始点と
終点の近似距離が第1の近似距離113として出力され
る。図4(a)における座標値では第1の近似距離はA
Cの近似距離の4となり、第2の近似距離はABの近似
距離の14となる。
17が出力されたときのシフト回数116を前記曲線の
始点と始点、終点以外の座標値の近似距離と前記曲線の
終点と始点、終点以外の座標値の近似距離の比として保
持する。図4(a)においての座標値では、第1の近似
距離113はBCの10、第2の近似距離114はAB
の14となり、ABとBCの比は1となる。さらに、前
記曲線の始点と終点の近似距離を前述のような近似距離
処理で算出し、始点と終点の近似距離として第1の保持
手段8に保持する。図4(a)の座標値においてはAC
の近似距離は4となる。前記第1の保持手段8では前記
第2の近似距離114として前述の処理に出力されてい
る値が、つまり前記曲線の始点と始点、終点以外の座標
値との近似距離がそのまま出力されており、前記始点と
終点の近似距離が第1の近似距離113として出力され
る。図4(a)における座標値では第1の近似距離はA
Cの近似距離の4となり、第2の近似距離はABの近似
距離の14となる。
【0037】まず、第1のシフト演算手段では前記第1
の近似距離113をそのまま左シフト演算することなし
にシフト結果115として出力する。第1の比較手段1
0では、前記シフト結果115と第2の近似距離114
を比較し、前記シフト結果115の方が大きい場合には
比較結果117を出力し、そうでない場合には前記と同
様の比較処理を行う。
の近似距離113をそのまま左シフト演算することなし
にシフト結果115として出力する。第1の比較手段1
0では、前記シフト結果115と第2の近似距離114
を比較し、前記シフト結果115の方が大きい場合には
比較結果117を出力し、そうでない場合には前記と同
様の比較処理を行う。
【0038】図4(a)における座標値では、第1の近
似距離113ACが4、第2の近似距離114ABが4
となり、ACを2回シフトした時第1の近似距離113
は第2の近似距離114より大きくなるので、ABとB
Cの比は2となる。第2の保持手段11では前記比較結
果117が出力されたときのシフト回数116を前記曲
線の始点と始点、終点以外の座標値との近似距離と前記
曲線の終点と始点、終点以外の座標値との近似距離の長
い方の近似距離と、前記曲線の始点と終点との近似距離
との比として保持し、前記曲線の始点と始点、終点以外
の座標値との近似距離と前記曲線の終点と始点、終点以
外の座標値の近似距離の比を第1のシフト回数118と
して出力し、前記比較結果117が出力されたときのシ
フト回数116を前記曲線の始点と始点、終点以外の座
標値との近似距離と前記曲線の終点と始点、終点以外の
座標値との近似距離の長い方の近似距離と、前記曲線の
始点と終点との近似距離との比を第2のシフト回数11
9として出力する。
似距離113ACが4、第2の近似距離114ABが4
となり、ACを2回シフトした時第1の近似距離113
は第2の近似距離114より大きくなるので、ABとB
Cの比は2となる。第2の保持手段11では前記比較結
果117が出力されたときのシフト回数116を前記曲
線の始点と始点、終点以外の座標値との近似距離と前記
曲線の終点と始点、終点以外の座標値との近似距離の長
い方の近似距離と、前記曲線の始点と終点との近似距離
との比として保持し、前記曲線の始点と始点、終点以外
の座標値との近似距離と前記曲線の終点と始点、終点以
外の座標値の近似距離の比を第1のシフト回数118と
して出力し、前記比較結果117が出力されたときのシ
フト回数116を前記曲線の始点と始点、終点以外の座
標値との近似距離と前記曲線の終点と始点、終点以外の
座標値との近似距離の長い方の近似距離と、前記曲線の
始点と終点との近似距離との比を第2のシフト回数11
9として出力する。
【0039】図4(a)における座標値では、第1のシ
フト回数はAB、BCの比である1となり、第2のシフ
ト回数はAB、ACの比である2となる。デコード手段
12では、前記第1のシフト回数118と第2のシフト
回数119をデコードし曲率104を出力する。表1に
示すようなデコードを行うと、曲率は2となる。
フト回数はAB、BCの比である1となり、第2のシフ
ト回数はAB、ACの比である2となる。デコード手段
12では、前記第1のシフト回数118と第2のシフト
回数119をデコードし曲率104を出力する。表1に
示すようなデコードを行うと、曲率は2となる。
【0040】
【表1】
【0041】表1のデコードは、図5に示すような関係
を基に作成したものである。曲線を描画するための座標
が始点と終点以外に二つある場合には、外部から入力さ
れる座標値101より第1の減算手段5では、前記曲線
の始点と終点とのx方向の距離108を算出し、加算手
段7では、前記x方向の距離108と0を加算すること
により、前記近似距離110として出力する。第1の保
持手段8では、前記x方向の距離108を第1の近似距
離113として出力し、第1のシフト演算手段9で1ビ
ット右シフト、つまり1/2倍し、シフト結果115と
して出力する。第1の減算手段5では、始点のx座標1
01と0を減算することにより、前記曲線の始点のx座
標値108を出力する。前記加算手段7では、前記曲線
の始点のx座標値108と前記シフト結果115を加算
し、前記曲線の始点と終点の中点のx座標として第1の
保持手段8に順次保持する。第1の保持手段では、前述
のx座標値を中点のx座標値111として出力する。前
記曲線の始点と終点の中点のy座標値についても上述と
同様の処理を行い、前記第1の保持手段8から前記中点
のy座標値112として出力される。
を基に作成したものである。曲線を描画するための座標
が始点と終点以外に二つある場合には、外部から入力さ
れる座標値101より第1の減算手段5では、前記曲線
の始点と終点とのx方向の距離108を算出し、加算手
段7では、前記x方向の距離108と0を加算すること
により、前記近似距離110として出力する。第1の保
持手段8では、前記x方向の距離108を第1の近似距
離113として出力し、第1のシフト演算手段9で1ビ
ット右シフト、つまり1/2倍し、シフト結果115と
して出力する。第1の減算手段5では、始点のx座標1
01と0を減算することにより、前記曲線の始点のx座
標値108を出力する。前記加算手段7では、前記曲線
の始点のx座標値108と前記シフト結果115を加算
し、前記曲線の始点と終点の中点のx座標として第1の
保持手段8に順次保持する。第1の保持手段では、前述
のx座標値を中点のx座標値111として出力する。前
記曲線の始点と終点の中点のy座標値についても上述と
同様の処理を行い、前記第1の保持手段8から前記中点
のy座標値112として出力される。
【0042】図4(b)においての座標値では、前記曲
線の始点と終点の中点であるE点(3,0)となる。前
記第1の保持手段8から出力される前記中点のx、y座
標値111,112と外部から入力される座標値101
より、前記曲線の第1の座標値と前記中点、前記曲線の
第2の座標値と前記中点のそれぞれの近似距離を前記と
同様の処理を行うことによって算出し、第1の保持手段
8に順次保持し、それぞれの距離を第1の近似距離11
3、第2の近似距離114として出力する。第1のシフ
ト演算手段9では、シフト演算することなしに、前記第
1の近似距離113をシフト結果115として出力し、
第1の比較手段10で前記第1の座標値と中点の近似距
離と、第2の座標値と中点の近似距離を比較し、前記第
1の座標値と中点の近似距離が大きければ、比較結果1
17を出力し、そうでなければ、比較結果117を出力
しない。
線の始点と終点の中点であるE点(3,0)となる。前
記第1の保持手段8から出力される前記中点のx、y座
標値111,112と外部から入力される座標値101
より、前記曲線の第1の座標値と前記中点、前記曲線の
第2の座標値と前記中点のそれぞれの近似距離を前記と
同様の処理を行うことによって算出し、第1の保持手段
8に順次保持し、それぞれの距離を第1の近似距離11
3、第2の近似距離114として出力する。第1のシフ
ト演算手段9では、シフト演算することなしに、前記第
1の近似距離113をシフト結果115として出力し、
第1の比較手段10で前記第1の座標値と中点の近似距
離と、第2の座標値と中点の近似距離を比較し、前記第
1の座標値と中点の近似距離が大きければ、比較結果1
17を出力し、そうでなければ、比較結果117を出力
しない。
【0043】前記二つの距離の長い方の始点、終点以外
の座標値が第1の座標値であれば、つまり、比較結果1
17が出力された場合、第1の座標値と前記始点と終点
の中点の前記と同様の近似処理した距離と、前記始点と
第1の座標値の前記と同様の近似処理した距離の比を前
記と同様の比較処理を行う。第2の保持手段11では、
前記比較結果117が出力されたときのシフト回数11
6を前記曲線の始点と始点、終点以外の第1の座標値の
近似距離と前記曲線の始点と終点の中点と始点、終点以
外の座標値の近似距離の比として保持する。さらに、前
記曲線の始点と始点と終点の中点の近似距離を前述のよ
うな近似距離処理で算出し、始点と中点の近似距離とし
て第1の保持手段8に保持する。前記第1の保持手段8
では前記第2の近似距離114として前述の処理に出力
されている値がそのまま出力されており、前記始点と中
点の近似距離が第1の近似距離113として出力され
る。
の座標値が第1の座標値であれば、つまり、比較結果1
17が出力された場合、第1の座標値と前記始点と終点
の中点の前記と同様の近似処理した距離と、前記始点と
第1の座標値の前記と同様の近似処理した距離の比を前
記と同様の比較処理を行う。第2の保持手段11では、
前記比較結果117が出力されたときのシフト回数11
6を前記曲線の始点と始点、終点以外の第1の座標値の
近似距離と前記曲線の始点と終点の中点と始点、終点以
外の座標値の近似距離の比として保持する。さらに、前
記曲線の始点と始点と終点の中点の近似距離を前述のよ
うな近似距離処理で算出し、始点と中点の近似距離とし
て第1の保持手段8に保持する。前記第1の保持手段8
では前記第2の近似距離114として前述の処理に出力
されている値がそのまま出力されており、前記始点と中
点の近似距離が第1の近似距離113として出力され
る。
【0044】まず、第1のシフト演算手段9では前記第
1の近似距離113をそのまま左シフト演算することな
しにシフト結果115として出力する。第1の比較手段
10では、前記シフト結果115と第2の近似距離11
4を比較し、前記シフト結果115の方が大きい場合に
は比較結果117を出力し、そうでない場合には上述の
比較処理を同様に行う。第2の保持手段11では、前記
比較結果117が出力されたときのシフト回数116を
前記曲線の始点と始点、終点以外の第1の座標値との近
似距離と前記曲線の中点と始点、終点以外の第1の座標
値との近似距離の長い方の近似距離と、前記曲線の始点
と中点との近似距離との比として保持し、前記曲線の始
点と始点、終点以外の第1の座標値との近似距離と前記
曲線の中点と始点、終点以外の第1の座標値の近似距離
の比を第1のシフト回数118として出力し、前記比較
結果117が出力されたときのシフト回数116を前記
曲線の始点と始点、終点以外の第1の座標値との近似距
離と前記曲線の中点と始点、終点以外の第1の座標値と
の近似距離の長い方の近似距離と、前記曲線の始点と中
点との近似距離との比を第2のシフト回数119として
出力する。デコード手段12では、前記第1のシフト回
数118と第2のシフト回数119をデコードし曲率1
04を出力する。
1の近似距離113をそのまま左シフト演算することな
しにシフト結果115として出力する。第1の比較手段
10では、前記シフト結果115と第2の近似距離11
4を比較し、前記シフト結果115の方が大きい場合に
は比較結果117を出力し、そうでない場合には上述の
比較処理を同様に行う。第2の保持手段11では、前記
比較結果117が出力されたときのシフト回数116を
前記曲線の始点と始点、終点以外の第1の座標値との近
似距離と前記曲線の中点と始点、終点以外の第1の座標
値との近似距離の長い方の近似距離と、前記曲線の始点
と中点との近似距離との比として保持し、前記曲線の始
点と始点、終点以外の第1の座標値との近似距離と前記
曲線の中点と始点、終点以外の第1の座標値の近似距離
の比を第1のシフト回数118として出力し、前記比較
結果117が出力されたときのシフト回数116を前記
曲線の始点と始点、終点以外の第1の座標値との近似距
離と前記曲線の中点と始点、終点以外の第1の座標値と
の近似距離の長い方の近似距離と、前記曲線の始点と中
点との近似距離との比を第2のシフト回数119として
出力する。デコード手段12では、前記第1のシフト回
数118と第2のシフト回数119をデコードし曲率1
04を出力する。
【0045】前記二つの距離の長い方の始点、終点以外
の座標値が第2の座標値であれば、つまり、比較結果が
出力されない場合、第2の座標値と前記始点と終点の中
点の前記と同様の近似処理した距離と、前記終点と第2
の座標値の前記と同様の近似処理した距離の比を前記と
同様の比較処理を行う。
の座標値が第2の座標値であれば、つまり、比較結果が
出力されない場合、第2の座標値と前記始点と終点の中
点の前記と同様の近似処理した距離と、前記終点と第2
の座標値の前記と同様の近似処理した距離の比を前記と
同様の比較処理を行う。
【0046】第2の保持手段11では、前記比較結果1
17が出力されたときのシフト回数116を前記曲線の
終点と始点、終点以外の第2の座標値の近似距離と前記
曲線の始点と終点の中点と始点、終点以外の第2の座標
値の近似距離の比として保持する。さらに、前記曲線の
終点と始点と終点の中点の近似距離を前述のような近似
距離処理で算出し、終点と中点の近似距離として第1の
保持手段8に保持する。前記第1の保持手段8では前記
第2の近似距離114として前述の処理に出力されてい
る値がそのまま出力されており、前記終点と中点の近似
距離が第1の近似距離113として出力される。
17が出力されたときのシフト回数116を前記曲線の
終点と始点、終点以外の第2の座標値の近似距離と前記
曲線の始点と終点の中点と始点、終点以外の第2の座標
値の近似距離の比として保持する。さらに、前記曲線の
終点と始点と終点の中点の近似距離を前述のような近似
距離処理で算出し、終点と中点の近似距離として第1の
保持手段8に保持する。前記第1の保持手段8では前記
第2の近似距離114として前述の処理に出力されてい
る値がそのまま出力されており、前記終点と中点の近似
距離が第1の近似距離113として出力される。
【0047】まず、第1のシフト演算手段9では前記第
1の近似距離113をそのまま左シフト演算することな
しにシフト結果115として出力する。第1の比較手段
10では、前記シフト結果115と第2の近似距離11
4を比較し、前記シフト結果115の方が大きい場合に
は、比較結果117を出力し、そうでない場合には、前
述の比較処理を同様に行う。第2の保持手段11では前
記比較結果117が出力されたときのシフト回数116
を前記曲線の終点と始点、終点以外の第2の座標値との
近似距離と前記曲線の中点と始点、終点以外の第2の座
標値との近似距離の長い方の近似距離と、前記曲線の終
点と中点との近似距離との比として保持し、前記曲線の
終点と始点、終点以外の第2の座標値との近似距離と前
記曲線の中点と始点、終点以外の第2の座標値の近似距
離の比を第1のシフト回数118として出力し、前記比
較結果117が出力されたときのシフト回数116を前
記曲線の終点と始点、終点以外の第2座標値との近似距
離と前記曲線の中点と始点、終点以外の第2の座標値と
の近似距離の長い方の近似距離と、前記曲線の終点と中
点との近似距離との比を第2のシフト回数119として
出力する。
1の近似距離113をそのまま左シフト演算することな
しにシフト結果115として出力する。第1の比較手段
10では、前記シフト結果115と第2の近似距離11
4を比較し、前記シフト結果115の方が大きい場合に
は、比較結果117を出力し、そうでない場合には、前
述の比較処理を同様に行う。第2の保持手段11では前
記比較結果117が出力されたときのシフト回数116
を前記曲線の終点と始点、終点以外の第2の座標値との
近似距離と前記曲線の中点と始点、終点以外の第2の座
標値との近似距離の長い方の近似距離と、前記曲線の終
点と中点との近似距離との比として保持し、前記曲線の
終点と始点、終点以外の第2の座標値との近似距離と前
記曲線の中点と始点、終点以外の第2の座標値の近似距
離の比を第1のシフト回数118として出力し、前記比
較結果117が出力されたときのシフト回数116を前
記曲線の終点と始点、終点以外の第2座標値との近似距
離と前記曲線の中点と始点、終点以外の第2の座標値と
の近似距離の長い方の近似距離と、前記曲線の終点と中
点との近似距離との比を第2のシフト回数119として
出力する。
【0048】デコード手段12では、前記第1のシフト
回数118と第2のシフト回数119をデコードし曲率
104を出力する。図4(a)においては、CEの近似
距離が17、BEの近似距離が14であるので、CEの
近似距離がBEの近似距離より大きい。よって、三角形
ECDで前述のような曲線の始点、終点以外の座標値が
一つの時と同様に曲率の検出を行う。
回数118と第2のシフト回数119をデコードし曲率
104を出力する。図4(a)においては、CEの近似
距離が17、BEの近似距離が14であるので、CEの
近似距離がBEの近似距離より大きい。よって、三角形
ECDで前述のような曲線の始点、終点以外の座標値が
一つの時と同様に曲率の検出を行う。
【0049】適正きざみ値検出手段2において、外部か
ら入力される曲率の基準値103と外部から入力される
あらかじめ決められた計算方法で算出された曲線の曲線
長102と前記近似された曲率104を第2の比較手段
13で比較し、前記曲率の基準点103に対して前記近
似された曲率104が、大きい場合には外部からの曲線
長102を第2のシフト演算手段14で曲線長102を
そのまま適正きざみ値105として出力したり、2のべ
き数倍して出力したり、小さい場合には外部からの曲線
長102を第2のシフト演算手段14で1ビット右シフ
トさせ前記曲線長102を1/2倍し、その値を適正き
ざみ値105として出力する。
ら入力される曲率の基準値103と外部から入力される
あらかじめ決められた計算方法で算出された曲線の曲線
長102と前記近似された曲率104を第2の比較手段
13で比較し、前記曲率の基準点103に対して前記近
似された曲率104が、大きい場合には外部からの曲線
長102を第2のシフト演算手段14で曲線長102を
そのまま適正きざみ値105として出力したり、2のべ
き数倍して出力したり、小さい場合には外部からの曲線
長102を第2のシフト演算手段14で1ビット右シフ
トさせ前記曲線長102を1/2倍し、その値を適正き
ざみ値105として出力する。
【0050】
【表2】
【0051】たとえば、表2のような適正きざみ値を得
たい場合、曲率基準値103が2であればきざみ値10
5として曲線長102そのままが出力される。前述の適
正きざみ値105にもとづいて曲線発生描画手段3で
は、始点から終点に向かってドットデータ106を計算
していく。直線発生描画手段4では、前記ドットデータ
106が連続でない場合、前記ドットデータ106を連
続なドットデータ107として発生する。
たい場合、曲率基準値103が2であればきざみ値10
5として曲線長102そのままが出力される。前述の適
正きざみ値105にもとづいて曲線発生描画手段3で
は、始点から終点に向かってドットデータ106を計算
していく。直線発生描画手段4では、前記ドットデータ
106が連続でない場合、前記ドットデータ106を連
続なドットデータ107として発生する。
【0052】
【発明の効果】本発明によれば、加減算手段と比較手段
とシフト演算手段とを使うだけで描画対象の曲線のきざ
み値を高速に計算することができ、また、簡単にハード
ウェアに応用することができるアウトラインフォント描
画装置が実現できる。
とシフト演算手段とを使うだけで描画対象の曲線のきざ
み値を高速に計算することができ、また、簡単にハード
ウェアに応用することができるアウトラインフォント描
画装置が実現できる。
【図1】本発明の一実施例にかかるアウトラインフォン
ト描画装置のブロック図
ト描画装置のブロック図
【図2】本発明の一実施例における曲率検出手段のブロ
ック図
ック図
【図3】本発明の一実施例における適正きざみ値検出手
段のブロック図
段のブロック図
【図4】本発明の一実施例にかかる曲線描画に関する図
【図5】本発明の一実施例にかかる曲率検出に関する図
【図6】従来の三次Bezier曲線の幾何学的性質に関する
図
図
【図7】従来のtの増分計算に関する図
【図8】従来のtの増分計算に関する図
【図9】従来の近似誤差に関する図
1 曲率検出手段 2 適正きざみ値検出手段 3 曲線描画手段 4 直線描画手段 5 第1の減算手段 6 第2の減算手段 7 加算手段 8 第1の保持手段 9 第1のシフト演算手段 10 第1の比較手段 11 第2の保持手段 12 デコード手段 13 第2の比較手段 14 第2のシフト演算手段 101 座標値 102 曲線長 103 曲率基準値 104 曲率 105 適正きざみ値 106 ドットデータ 107 連続なドットデータ 108 x方向の距離 109 y方向の距離 110 近似距離 111 中点のx座標値 112 中点のy座標値 113 第1の近似距離 114 第2の近似距離 115 シフト結果 116 シフト回数 117 比較結果 118 第1のシフト回数 119 第2のシフト回数 120 比較結果
Claims (3)
- 【請求項1】 ベクトルによって定義された文字の輪郭
を描画するアウトラインフォント描画装置であって、曲
線を描画するための座標が始点と終点以外に一つある場
合には、外部から入力される座標値より前記曲線の始点
と終点の距離と前記曲線の始点と前記始点、終点以外の
座標値の距離と前記曲線の終点と前記始点、終点以外の
座標値の距離の比により描画対象の曲線の曲率を検出
し、また曲線を描画するための座標が始点と終点以外に
二つある場合には、外部から入力される座標値より前記
曲線の始点と終点を結ぶ直線上の任意の点と始点、終点
以外の描画順序としては始点の次にある第1の座標値と
の距離と、前記曲線の始点と終点を結ぶ直線上の任意の
点と始点と終点以外の描画順序としては終点の手前にあ
る第2の座標値との距離と、前記始点、終点以外の第
1,第2の座標値と前記任意の点との各々の距離と、前
記曲線の始点と前記任意の点との距離と、前記曲線の終
点と前記任意の点との距離との比により描画対象の曲線
の曲率を出力する曲率検出手段と、外部から入力される
曲率の基準値と外部から入力されるあらかじめ決められ
た計算方法で算出された曲線の曲線長と前記近似された
曲率より、曲線を離散的なドット列で近似するのに必要
な適正なドット数を示すきざみ値を出力する適正きざみ
値検出手段と、前記きざみ値にもとづいて前記曲線を離
散的なドット列で近似する曲線発生手段と、前記曲線発
生手段から出力される曲線近似用離散的ドットデータ間
を連続なドットデータとして直線補間する直線描画手段
とを有することを特徴とするアウトラインフォント描画
装置。 - 【請求項2】 曲率検出手段として、外部から入力され
る座標値よりx方向の距離とy方向の距離を算出する減
算手段と、前記減算手段から出力されるx方向の距離と
y方向の距離を加算することによって二つの座標値の近
似距離を計算する加算手段と、前記加算手段から算出さ
れる近似距離を順次保持する第1の保持手段と、前記第
1の保持手段から出力される第1の近似距離を入力とし
順次シフト演算を行う第1のシフト演算手段と、前記第
1のシフト演算手段から出力されるシフト結果と前記第
1の保持手段から出力される第2の近似距離を比較する
第1の比較手段と、前記第1のシフト演算手段から出力
されるシフト回数を前記比較手段から出力される比較結
果によって順次保持する第2の保持手段と、前記第2の
保持手段から出力される第1のシフト回数と第2のシフ
ト回数をデコードし、曲率を出力するデコード手段とを
有することを特徴とする請求項1記載のアウトラインフ
ォント描画装置。 - 【請求項3】 適正きざみ値検出手段として、外部から
入力される曲率の基準値と、前記曲率検出手段から出力
される曲率を比較する第2の比較手段と、前記第2の比
較手段から出力される比較結果により外部から入力され
るあらかじめ決められた計算方法で算出された曲線の曲
線長のシフト演算を行い、適正きざみ値を出力する第2
のシフト演算手段とを有することを特徴とする請求項1
記載のアウトラインフォント描画装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5324642A JPH07181944A (ja) | 1993-12-22 | 1993-12-22 | アウトラインフォント描画装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5324642A JPH07181944A (ja) | 1993-12-22 | 1993-12-22 | アウトラインフォント描画装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07181944A true JPH07181944A (ja) | 1995-07-21 |
Family
ID=18168113
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5324642A Pending JPH07181944A (ja) | 1993-12-22 | 1993-12-22 | アウトラインフォント描画装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07181944A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011151545A (ja) * | 2010-01-20 | 2011-08-04 | Nec Corp | 通信装置および受信方法、並びにプログラム |
-
1993
- 1993-12-22 JP JP5324642A patent/JPH07181944A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011151545A (ja) * | 2010-01-20 | 2011-08-04 | Nec Corp | 通信装置および受信方法、並びにプログラム |
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