JPH07181868A - 電子写真装置 - Google Patents
電子写真装置Info
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- JPH07181868A JPH07181868A JP5324752A JP32475293A JPH07181868A JP H07181868 A JPH07181868 A JP H07181868A JP 5324752 A JP5324752 A JP 5324752A JP 32475293 A JP32475293 A JP 32475293A JP H07181868 A JPH07181868 A JP H07181868A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- exposure
- photoconductor
- time
- seam
- image
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
- Control Or Security For Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 感光体の露光領域の劣化が促進されるのを防
止することを目的とする。 【構成】 感光体1の継ぎ目50をセンサ2によって検
出したときから所定時間経過後に露光を開始する電子写
真複写機であって、継ぎ目50の検出から露光開始まで
の時間を前回の露光の時とは異なるようにした。
止することを目的とする。 【構成】 感光体1の継ぎ目50をセンサ2によって検
出したときから所定時間経過後に露光を開始する電子写
真複写機であって、継ぎ目50の検出から露光開始まで
の時間を前回の露光の時とは異なるようにした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、所定速度で移動する感
光体上に光照射を行うことによって画像形成を行う複写
機やプリンターなどの電子写真装置に関する。
光体上に光照射を行うことによって画像形成を行う複写
機やプリンターなどの電子写真装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式の画像形成装置において
は、感光体の表面を一様に帯電させ、次に原稿画像に対
応した光を照射することにより、感光体表面上に静電潜
像を形成するようにしてある。特に、ベルト状の感光体
を用いたものでは、その継ぎ目部分で帯電不良を起こす
ため、露光は継ぎ目を避けなければならない。このた
め、従来より、ベルト状の感光体を用いたものでは、感
光体の継ぎ目が露光位置を通過するタイミングを検出
し、そのタイミングから所定時間後に露光を開始するよ
うにしていた。そして、露光のタイミングに合わせて、
露光により形成される静電潜像が現像されて転写位置に
来るタイミングと、用紙が転写位置を通過するタイミン
グとが一致するように用紙が供給されるようにしてい
た。
は、感光体の表面を一様に帯電させ、次に原稿画像に対
応した光を照射することにより、感光体表面上に静電潜
像を形成するようにしてある。特に、ベルト状の感光体
を用いたものでは、その継ぎ目部分で帯電不良を起こす
ため、露光は継ぎ目を避けなければならない。このた
め、従来より、ベルト状の感光体を用いたものでは、感
光体の継ぎ目が露光位置を通過するタイミングを検出
し、そのタイミングから所定時間後に露光を開始するよ
うにしていた。そして、露光のタイミングに合わせて、
露光により形成される静電潜像が現像されて転写位置に
来るタイミングと、用紙が転写位置を通過するタイミン
グとが一致するように用紙が供給されるようにしてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような電子写真装置では、感光体上の露光領域が固定さ
れているので、感光体の露光領域の劣化が促進されると
いう問題があった。また、フルカラー複写機において
は、通常、各色の画像の重ね合わせを正確に行うために
転写体の周長を感光体の周長の整数倍としてある。した
がって、例えばチャッキング機構によって転写体の所定
位置に用紙を保持するようにしたものや、転写体の一箇
所に目印を付しておき、この目印を基準として画像形成
を開始するようにしたものでは、たとえ継ぎ目のないド
ラム状の感光体を用いたとしても、感光体への露光領域
は所定位置に固定されてしまい、やはり感光体の露光領
域の劣化が促進されるという問題があった。
ような電子写真装置では、感光体上の露光領域が固定さ
れているので、感光体の露光領域の劣化が促進されると
いう問題があった。また、フルカラー複写機において
は、通常、各色の画像の重ね合わせを正確に行うために
転写体の周長を感光体の周長の整数倍としてある。した
がって、例えばチャッキング機構によって転写体の所定
位置に用紙を保持するようにしたものや、転写体の一箇
所に目印を付しておき、この目印を基準として画像形成
を開始するようにしたものでは、たとえ継ぎ目のないド
ラム状の感光体を用いたとしても、感光体への露光領域
は所定位置に固定されてしまい、やはり感光体の露光領
域の劣化が促進されるという問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで上記の問題点を解
決するために、本願の第1の発明においては、所定の速
度で移動する感光体の継ぎ目が露光位置を通過したとき
から所定時間経過後に露光を開始する電子写真装置にお
いて、前記継ぎ目の通過から露光開始までの時間を前回
の露光のときとは異なるようにしたことを特徴とする。
決するために、本願の第1の発明においては、所定の速
度で移動する感光体の継ぎ目が露光位置を通過したとき
から所定時間経過後に露光を開始する電子写真装置にお
いて、前記継ぎ目の通過から露光開始までの時間を前回
の露光のときとは異なるようにしたことを特徴とする。
【0005】また、本願の第2の発明においては、所定
の速度で移動する感光体と、該感光体の長さの整数倍の
長さを有し前記感光体上のトナー像が転写される転写体
とを備え、該転写体の所定位置に前記感光体上のトナー
像を転写する電子写真装置であって、前記感光体と前記
転写体との相対速度を一時的に変化させることによっ
て、前記感光体上への露光領域を前回とは異なるように
したことを特徴とする。
の速度で移動する感光体と、該感光体の長さの整数倍の
長さを有し前記感光体上のトナー像が転写される転写体
とを備え、該転写体の所定位置に前記感光体上のトナー
像を転写する電子写真装置であって、前記感光体と前記
転写体との相対速度を一時的に変化させることによっ
て、前記感光体上への露光領域を前回とは異なるように
したことを特徴とする。
【0006】
【作用】本願の第1の発明によれば、前記継ぎ目の検出
から露光開始までの時間を前回の露光のときとは異なる
ようにして、感光体上の露光領域が前回とは異なる位置
になるようにした。
から露光開始までの時間を前回の露光のときとは異なる
ようにして、感光体上の露光領域が前回とは異なる位置
になるようにした。
【0007】また、本願の第2の発明によれば、例えば
感光体を一旦停止するなどして、感光体と転写体との相
対速度を変化させることにより、感光体上の露光領域が
前回とは異なる位置になるようにした。
感光体を一旦停止するなどして、感光体と転写体との相
対速度を変化させることにより、感光体上の露光領域が
前回とは異なる位置になるようにした。
【0008】
<第1実施例>以下、図面を参照して本発明の実施例に
ついて説明する。図1は本発明を適用したデジタルフル
カラー複写機の断面図である。図1に示すように、この
複写機は原稿の画像を読み取るためのイメージリーダ1
0と、イメージリーダ10の読み取った画像データに応
じてレーザビームを発生するレーザ発生装置20と、レ
ーザ発生装置20からのレーザビームが照射される感光
体1と、用紙を供給するための給紙カセット35〜37
と、用紙を保持するための転写体21とを備えている。
ついて説明する。図1は本発明を適用したデジタルフル
カラー複写機の断面図である。図1に示すように、この
複写機は原稿の画像を読み取るためのイメージリーダ1
0と、イメージリーダ10の読み取った画像データに応
じてレーザビームを発生するレーザ発生装置20と、レ
ーザ発生装置20からのレーザビームが照射される感光
体1と、用紙を供給するための給紙カセット35〜37
と、用紙を保持するための転写体21とを備えている。
【0009】イメージリーダ10は複写機本体上部に設
けられた原稿台ガラス12の下方に配置されており、照
明ランプ13によって原稿台12上に載置された原稿を
照明しながら図中の矢印b方向に走査し、その反射光を
ミラー14および投影レンズ15によってラインセンサ
16に導くことにより原稿画像を3原色の色信号として
読み取るものである。読み取られた画像データは画像処
理回路17によってイエロー、マゼンダ、シアン、ブラ
ックの4値の信号に変換され、レーザ発生装置20へと
送られる。
けられた原稿台ガラス12の下方に配置されており、照
明ランプ13によって原稿台12上に載置された原稿を
照明しながら図中の矢印b方向に走査し、その反射光を
ミラー14および投影レンズ15によってラインセンサ
16に導くことにより原稿画像を3原色の色信号として
読み取るものである。読み取られた画像データは画像処
理回路17によってイエロー、マゼンダ、シアン、ブラ
ックの4値の信号に変換され、レーザ発生装置20へと
送られる。
【0010】レーザ発生装置20は、画像データに応じ
たレーザビームを出力するレーザヘッド19とレーザビ
ームを感光体1上へと導くためのミラーとを備えたもの
であり、イメージリーダ10から送られる各色の画像デ
ータに基づいて感光体1上にレーザビームを照射する。
たレーザビームを出力するレーザヘッド19とレーザビ
ームを感光体1上へと導くためのミラーとを備えたもの
であり、イメージリーダ10から送られる各色の画像デ
ータに基づいて感光体1上にレーザビームを照射する。
【0011】感光体1は、外面に感光層を有するベルト
状のもので、3つのローラ3〜5に張り渡され、これら
のローラによって図中の矢印aの向きに所定の速度で回
転駆動されるようになっている。感光体ベルト1の周囲
には、画像形成のためのプロセス機器である、帯電チャ
ージャ6、現像装置7、クリーニング装置8、イレーサ
ランプ9が順次配設されており、これらにより周知の電
子写真法で感光体1上にレーザ発生装置20から照射さ
れるレーザビームに応じて静電潜像を形成し、ついでこ
れを現像することによってトナー像を形成する。
状のもので、3つのローラ3〜5に張り渡され、これら
のローラによって図中の矢印aの向きに所定の速度で回
転駆動されるようになっている。感光体ベルト1の周囲
には、画像形成のためのプロセス機器である、帯電チャ
ージャ6、現像装置7、クリーニング装置8、イレーサ
ランプ9が順次配設されており、これらにより周知の電
子写真法で感光体1上にレーザ発生装置20から照射さ
れるレーザビームに応じて静電潜像を形成し、ついでこ
れを現像することによってトナー像を形成する。
【0012】現像装置7は4台の現像器71、72、7
3、74を備えたものであり、それぞれイエロー、マゼ
ンタ、シアン、黒の現像剤が収容されている。そして、
レーザ発生装置20から各色の画像データに基づいたレ
ーザビームが照射される度に対応する色の現像剤を収容
した現像器が選択的に駆動され、感光体上の静電潜像を
顕像化する。
3、74を備えたものであり、それぞれイエロー、マゼ
ンタ、シアン、黒の現像剤が収容されている。そして、
レーザ発生装置20から各色の画像データに基づいたレ
ーザビームが照射される度に対応する色の現像剤を収容
した現像器が選択的に駆動され、感光体上の静電潜像を
顕像化する。
【0013】また、感光体ベルト1にはその両端の接合
部である継ぎ目が形成されており、この継ぎ目を検出す
るための光学センサ2が感光体ベルト1の近傍に設けら
れている。本実施例においては、この光学センサ2の継
ぎ目の検出を基準として露光を開始するようにしてあ
る。
部である継ぎ目が形成されており、この継ぎ目を検出す
るための光学センサ2が感光体ベルト1の近傍に設けら
れている。本実施例においては、この光学センサ2の継
ぎ目の検出を基準として露光を開始するようにしてあ
る。
【0014】給紙カセット35、36、37はそれぞれ
異なるサイズの用紙を収納しており、所望のサイズの用
紙を収納したものを選択できる。選択された給紙カセッ
トからは用紙が1枚ずつタイミングローラ38に向けて
送り出される。タイミングローラ38は感光体ベルト1
への露光と同期をとって回転を開始し、転写体21へ向
けて用紙を送り出す。
異なるサイズの用紙を収納しており、所望のサイズの用
紙を収納したものを選択できる。選択された給紙カセッ
トからは用紙が1枚ずつタイミングローラ38に向けて
送り出される。タイミングローラ38は感光体ベルト1
への露光と同期をとって回転を開始し、転写体21へ向
けて用紙を送り出す。
【0015】転写体21は、ベルト状の誘電体であり、
駆動ローラ22と従動ローラ23とに張り渡されてお
り、これらにより図中の矢印cの向き、すなわち、感光
体ベルト1とは逆向きに所定の速度で回転駆動される。
また、テンションローラ24によりその張力が調整でき
るようになっている。転写ベルト21の内側には感光体
ベルト1上に形成されたトナー像を用紙上に転写するた
めの転写ローラ25が設けられており、転写ローラ25
は転写ベルト21をはさんで感光体ベルト1と対向して
いる。また、転写ベルト21の周囲には、用紙の吸着の
ために転写体を帯電させる帯電チャージャ31と、転写
体の外周面に用紙を密着させるためのアシストローラ対
29と、転写体外面をクリーニングするためのクリーナ
ー30とが設けられている。
駆動ローラ22と従動ローラ23とに張り渡されてお
り、これらにより図中の矢印cの向き、すなわち、感光
体ベルト1とは逆向きに所定の速度で回転駆動される。
また、テンションローラ24によりその張力が調整でき
るようになっている。転写ベルト21の内側には感光体
ベルト1上に形成されたトナー像を用紙上に転写するた
めの転写ローラ25が設けられており、転写ローラ25
は転写ベルト21をはさんで感光体ベルト1と対向して
いる。また、転写ベルト21の周囲には、用紙の吸着の
ために転写体を帯電させる帯電チャージャ31と、転写
体の外周面に用紙を密着させるためのアシストローラ対
29と、転写体外面をクリーニングするためのクリーナ
ー30とが設けられている。
【0016】転写ベルト21に吸着された用紙は感光体
ベルト1と転写ローラ25との対向部(転写部)42に
てトナー像を転写される。フルカラーコピーの場合は、
転写体に吸着されたまま合計4回繰り返し回転されて各
色のトナー像を順次重ね合わせて転写される。転写が完
了すると分離チャージャ32および分離爪33によって
転写ベルト21から分離され、定着装置39によりトナ
ー像の定着を受けた後、排出ローラ40により排出トレ
イ41上に排出される。
ベルト1と転写ローラ25との対向部(転写部)42に
てトナー像を転写される。フルカラーコピーの場合は、
転写体に吸着されたまま合計4回繰り返し回転されて各
色のトナー像を順次重ね合わせて転写される。転写が完
了すると分離チャージャ32および分離爪33によって
転写ベルト21から分離され、定着装置39によりトナ
ー像の定着を受けた後、排出ローラ40により排出トレ
イ41上に排出される。
【0017】なお、本実施例においては感光体ベルト1
と転写ベルト21の周長は共に840mmである。した
がって、感光体ベルト1の周方向と用紙の短辺方向とが
平行になるようにコピーを行う場合は、感光体ベルト1
上にはA4サイズの画像が同時に3枚分形成でき、転写
ベルト21上にはA4サイズの用紙が同時に3枚吸着で
きる。
と転写ベルト21の周長は共に840mmである。した
がって、感光体ベルト1の周方向と用紙の短辺方向とが
平行になるようにコピーを行う場合は、感光体ベルト1
上にはA4サイズの画像が同時に3枚分形成でき、転写
ベルト21上にはA4サイズの用紙が同時に3枚吸着で
きる。
【0018】図2は複写機の各部の制御を行う制御回路
のブロック図である。図2に示すように、この制御回路
は中央処理装置(CPU)100を中心に構成され、C
PU100には、上記の給紙カセット35〜37・タイ
ミングローラ38・転写ベルト21等を含む給紙搬送部
101と、上記の現像装置7・感光体ベルト1等を含む
作像部102と、イメージリーダ10と、レーザ発生装
置18と、センサ2と、操作パネル104と、その他の
入力105、その他の出力103が接続されている。操
作パネル104からはフルカラーコピーかモノクロコピ
ーかの選択や、1枚の原稿から1枚のコピーを行うシン
グルコピーか1枚の原稿から多部数のコピーを行うマル
チコピーかの選択を行うことができる。
のブロック図である。図2に示すように、この制御回路
は中央処理装置(CPU)100を中心に構成され、C
PU100には、上記の給紙カセット35〜37・タイ
ミングローラ38・転写ベルト21等を含む給紙搬送部
101と、上記の現像装置7・感光体ベルト1等を含む
作像部102と、イメージリーダ10と、レーザ発生装
置18と、センサ2と、操作パネル104と、その他の
入力105、その他の出力103が接続されている。操
作パネル104からはフルカラーコピーかモノクロコピ
ーかの選択や、1枚の原稿から1枚のコピーを行うシン
グルコピーか1枚の原稿から多部数のコピーを行うマル
チコピーかの選択を行うことができる。
【0019】図3はCPUの制御のメインルーチンのフ
ローチャートである。図3に示すように、複写機に電源
が投入されるとステップS1においてCPUの内部レジ
スタ・内部メモリの初期化および複写機の複写モードを
標準モードにするなどの初期設定が行われる。後述する
フラグや変数の値もステップS1において初期値にセッ
トされる。次に、ステップS2においてメインルーチン
の時間を規定する内部タイマをスタートさせる。以下順
次、操作パネル104上のキーの入力を受け付けるため
のキー入力処理ルーチン(ステップS3)、イメージリ
ーダ10の制御を行うことにより原稿画像を読み取るた
めの読取制御ルーチン(ステップS4)、感光体1およ
び転写体21の回転させるとともに、これらの周囲に設
けられた各プロセス機器を順次作動させて用紙上に画像
形成を行うための作像制御ルーチン(ステップS5)、
給紙カセット35〜37から複写機内部へ用紙を供給す
るための給紙制御ルーチン(ステップS6)、レーザ発
生装置20を制御して感光体上に露光を行うための露光
制御ルーチン(ステップS7)、用紙上のトナー像の定
着を行って用紙を排出するための排出制御ルーチン(ス
テップS8)、その他の処理(ステップS9)を行い、
内部タイマの終了を待って(ステップS10)、ステッ
プS2に戻り、繰り返しループを実行する。
ローチャートである。図3に示すように、複写機に電源
が投入されるとステップS1においてCPUの内部レジ
スタ・内部メモリの初期化および複写機の複写モードを
標準モードにするなどの初期設定が行われる。後述する
フラグや変数の値もステップS1において初期値にセッ
トされる。次に、ステップS2においてメインルーチン
の時間を規定する内部タイマをスタートさせる。以下順
次、操作パネル104上のキーの入力を受け付けるため
のキー入力処理ルーチン(ステップS3)、イメージリ
ーダ10の制御を行うことにより原稿画像を読み取るた
めの読取制御ルーチン(ステップS4)、感光体1およ
び転写体21の回転させるとともに、これらの周囲に設
けられた各プロセス機器を順次作動させて用紙上に画像
形成を行うための作像制御ルーチン(ステップS5)、
給紙カセット35〜37から複写機内部へ用紙を供給す
るための給紙制御ルーチン(ステップS6)、レーザ発
生装置20を制御して感光体上に露光を行うための露光
制御ルーチン(ステップS7)、用紙上のトナー像の定
着を行って用紙を排出するための排出制御ルーチン(ス
テップS8)、その他の処理(ステップS9)を行い、
内部タイマの終了を待って(ステップS10)、ステッ
プS2に戻り、繰り返しループを実行する。
【0020】図4は図3の露光処理の詳細な内容を示す
フローチャートである。以下に、A4サイズの用紙にマ
ルチコピーする場合を例にとって、図4の露光制御ルー
チンを詳しく説明する。なお、理解を容易にするため、
図5には、マルチコピーの際の感光体ベルト1への露光
の様子を模式的に示した。
フローチャートである。以下に、A4サイズの用紙にマ
ルチコピーする場合を例にとって、図4の露光制御ルー
チンを詳しく説明する。なお、理解を容易にするため、
図5には、マルチコピーの際の感光体ベルト1への露光
の様子を模式的に示した。
【0021】コピー開始の指示を受けると(ステップS
700)、まず、ステップS701で露光しようとする
画像が感光体ベルト1上の何番目のものであるかを示す
変数mの値を判断する。コピー開始直後はm=0である
のでステップS702に進み、感光体の継ぎ目の検出待
ち状態となる。継ぎ目を検出すると、露光を開始させる
ためのディレイタイマに時間t0+t1+n△tをセッ
トするとともに、変数mの値をインクリメントする(ス
テップS703〜S704)。ただし、t0は感光体が
センサ2と対向する位置から露光位置に至るまでの時
間、t1は継ぎ目が露光位置を通過から露光を開始する
までの最低限の待機時間、△tは感光体の疲労防止の為
に露光領域をずらす場合のずらし時間、nはずらした回
数をそれぞれ表している。コピー開始直後はn=0であ
るので、継ぎ目の通過からt0+t1経過すると露光を
開始する。
700)、まず、ステップS701で露光しようとする
画像が感光体ベルト1上の何番目のものであるかを示す
変数mの値を判断する。コピー開始直後はm=0である
のでステップS702に進み、感光体の継ぎ目の検出待
ち状態となる。継ぎ目を検出すると、露光を開始させる
ためのディレイタイマに時間t0+t1+n△tをセッ
トするとともに、変数mの値をインクリメントする(ス
テップS703〜S704)。ただし、t0は感光体が
センサ2と対向する位置から露光位置に至るまでの時
間、t1は継ぎ目が露光位置を通過から露光を開始する
までの最低限の待機時間、△tは感光体の疲労防止の為
に露光領域をずらす場合のずらし時間、nはずらした回
数をそれぞれ表している。コピー開始直後はn=0であ
るので、継ぎ目の通過からt0+t1経過すると露光を
開始する。
【0022】次に、ステップS705で露光中であるか
否かを示すフラグaの値を判断する。コピー開始直後は
a=0なのでステップS706に進み、上記ディレイタ
イマの終了待ち状態となる。上記タイマが終了すると露
光を開始するとともに、ディレイタイマに新たに時間t
2をセットし、フラグaの値を1とする(ステップS7
07〜S709)。ただし、t2は露光開始から次の露
光開始までの時間間隔を示しており、時間t2が経過す
るまでに1画像分のデータに基づく露光は終了するよう
になっている。
否かを示すフラグaの値を判断する。コピー開始直後は
a=0なのでステップS706に進み、上記ディレイタ
イマの終了待ち状態となる。上記タイマが終了すると露
光を開始するとともに、ディレイタイマに新たに時間t
2をセットし、フラグaの値を1とする(ステップS7
07〜S709)。ただし、t2は露光開始から次の露
光開始までの時間間隔を示しており、時間t2が経過す
るまでに1画像分のデータに基づく露光は終了するよう
になっている。
【0023】画像処理回路17からの画像1枚分のデー
タの出力が終了すると露光を終了して、フラグaの値を
0に戻す(ステップS710〜S712)。そして、ス
テップS713において変数mの値と所定値m1との大
小を比較する。ただし、m1は感光体ベルト1上に同時
に形成することのできる画像数から1を引いた数であ
る。ここでは感光体上に同時に形成することのできる画
像数は3であるからm1=2である。第1番目の画像の
露光が終了した直後はm=1であるからm<m1とな
り、ステップS714に進んで変数mの値をインクリメ
ントする。
タの出力が終了すると露光を終了して、フラグaの値を
0に戻す(ステップS710〜S712)。そして、ス
テップS713において変数mの値と所定値m1との大
小を比較する。ただし、m1は感光体ベルト1上に同時
に形成することのできる画像数から1を引いた数であ
る。ここでは感光体上に同時に形成することのできる画
像数は3であるからm1=2である。第1番目の画像の
露光が終了した直後はm=1であるからm<m1とな
り、ステップS714に進んで変数mの値をインクリメ
ントする。
【0024】同様にしてステップS705〜S712で
第2番目の露光を行う。今度はm=m1=2であるか
ら、変数nの値と所定値n1とを比較する(ステップS
713、S715〜S716)。ただし、n1は露光領
域をずらしたことによって継ぎ目が露光領域内に入いる
場合のずらし回数を示す。ここではn1=2である。露
光領域をずらしていなければn=0であるのでステップ
S717で変数mの値をさらにインクリメントする。
第2番目の露光を行う。今度はm=m1=2であるか
ら、変数nの値と所定値n1とを比較する(ステップS
713、S715〜S716)。ただし、n1は露光領
域をずらしたことによって継ぎ目が露光領域内に入いる
場合のずらし回数を示す。ここではn1=2である。露
光領域をずらしていなければn=0であるのでステップ
S717で変数mの値をさらにインクリメントする。
【0025】さらに同様にして第3番目の露光を行う
と、m>m1となるからmの値を0に戻し、何色目の現
像であるかを示す変数cの値をインクリメントする(ス
テップS713、S715、S719〜S720)。
と、m>m1となるからmの値を0に戻し、何色目の現
像であるかを示す変数cの値をインクリメントする(ス
テップS713、S715、S719〜S720)。
【0026】そして、ステップS721においてフルカ
ラーコピーモードであるか否かを判断する。フルカラー
コピーの場合はステップS722の判断においてc=4
となるまで、すなわち、各色の画像形成が終了するまで
上記のステップS700〜S720の処理を毎に繰り返
す。そして、3枚分の原稿画像の露光が終了すると、変
数cの値を0に戻すとともに変数nの値をインクリメン
トする(ステップS723、S724)。
ラーコピーモードであるか否かを判断する。フルカラー
コピーの場合はステップS722の判断においてc=4
となるまで、すなわち、各色の画像形成が終了するまで
上記のステップS700〜S720の処理を毎に繰り返
す。そして、3枚分の原稿画像の露光が終了すると、変
数cの値を0に戻すとともに変数nの値をインクリメン
トする(ステップS723、S724)。
【0027】以上のようにして、図5(a)左に示した
ように、継ぎ目50からt1×psだけ離れた位置から
第1番目の画像の露光が行われる。ただし、psは感光
体1の移動速度である。そして前の画像の先端からt2
×psだけ離れた位置から第2番目の画像の露光が行わ
れることにより、前の画像の後端から所定距離dだけ間
隔をあけて次の画像が形成される。同様にして第2番目
の画像の後端から距離dだけ離れた位置から第3番目の
画像の露光が行われる。
ように、継ぎ目50からt1×psだけ離れた位置から
第1番目の画像の露光が行われる。ただし、psは感光
体1の移動速度である。そして前の画像の先端からt2
×psだけ離れた位置から第2番目の画像の露光が行わ
れることにより、前の画像の後端から所定距離dだけ間
隔をあけて次の画像が形成される。同様にして第2番目
の画像の後端から距離dだけ離れた位置から第3番目の
画像の露光が行われる。
【0028】同様の処理を繰り返し、第4番目から第6
番目の画像露光を行う。第4番目の画像の露光を行うと
きはn=1であるから、露光の開始を時間△tだけ遅ら
せる。したがって、図5(a)右に示したように、継ぎ
目50から(t1+△t)×psだけ離れた位置から第
4番目の画像の露光が行われる。
番目の画像露光を行う。第4番目の画像の露光を行うと
きはn=1であるから、露光の開始を時間△tだけ遅ら
せる。したがって、図5(a)右に示したように、継ぎ
目50から(t1+△t)×psだけ離れた位置から第
4番目の画像の露光が行われる。
【0029】さらに同様の処理を繰り返して、第9番目
の画像の露光を行うのであるが、今度はn=2であるか
ら、図5(b)左に示したように、継ぎ目50から(t
1+2△t)×psだけ離れた位置から第7番目の画像
の露光が行われる。また今回はn=n1となって継ぎ目
50が第9番目の画像の露光領域内に入るため、nの値
をゼロに戻す処理を行うとともに、mの値をゼロに戻す
(ステップS715〜S716、S718〜S71
9)。こうして、継ぎ目50上への第9番目の画像露光
は行われず、継ぎ目50が露光位置を通過した後、継ぎ
目50からt1×psだけ離れた位置に露光が行われ
る。このように、第9番目以降の画像の露光は、図5
(b)右に示したように、第1番目からの処理と同じに
なり、これ以降は上記のサイクルを繰り返すことにな
る。
の画像の露光を行うのであるが、今度はn=2であるか
ら、図5(b)左に示したように、継ぎ目50から(t
1+2△t)×psだけ離れた位置から第7番目の画像
の露光が行われる。また今回はn=n1となって継ぎ目
50が第9番目の画像の露光領域内に入るため、nの値
をゼロに戻す処理を行うとともに、mの値をゼロに戻す
(ステップS715〜S716、S718〜S71
9)。こうして、継ぎ目50上への第9番目の画像露光
は行われず、継ぎ目50が露光位置を通過した後、継ぎ
目50からt1×psだけ離れた位置に露光が行われ
る。このように、第9番目以降の画像の露光は、図5
(b)右に示したように、第1番目からの処理と同じに
なり、これ以降は上記のサイクルを繰り返すことにな
る。
【0030】以上のようにして、1回の画像形成プロセ
スが終了する毎に感光体上の露光開始位置を変化させた
ので、感光体の露光領域の劣化の進行が抑制される。ま
た、露光開始位置を変化させることにより、露光領域と
感光体の継ぎ目が重なる場合には、継ぎ目が露光領域か
ら外れるまで露光を遅らせるようにしたのでミスコピー
の発生を防止することができる。
スが終了する毎に感光体上の露光開始位置を変化させた
ので、感光体の露光領域の劣化の進行が抑制される。ま
た、露光開始位置を変化させることにより、露光領域と
感光体の継ぎ目が重なる場合には、継ぎ目が露光領域か
ら外れるまで露光を遅らせるようにしたのでミスコピー
の発生を防止することができる。
【0031】なお、本実施例においては、感光体1への
露光位置が変化するのに対応して、転写体21への吸着
位置も変化するので、転写体21の電位履歴の発生を抑
制することができる。
露光位置が変化するのに対応して、転写体21への吸着
位置も変化するので、転写体21の電位履歴の発生を抑
制することができる。
【0032】また、感光体上の露光領域をずらす量や回
数は本実施例に示したものに限らず、複写機の性能に合
わせて変更可能である。本実施例のように画像形成プロ
セスが終了する毎に露光領域をずらすのではなく、数回
の画像形成プロセスが終了したときにずらすようにして
もよい。
数は本実施例に示したものに限らず、複写機の性能に合
わせて変更可能である。本実施例のように画像形成プロ
セスが終了する毎に露光領域をずらすのではなく、数回
の画像形成プロセスが終了したときにずらすようにして
もよい。
【0033】<第2実施例>本実施例においては、感光
体の移動速度を転写体の移動速度に対して変化させるこ
とにより、感光体上の露光領域の位置を変化させる例を
示す。
体の移動速度を転写体の移動速度に対して変化させるこ
とにより、感光体上の露光領域の位置を変化させる例を
示す。
【0034】図6は本実施例のデジタルフルカラー複写
機の断面図である。図6には第1実施例の図1に対応づ
けて符号を付してあり、イメージリーダ10、レーザ発
生装置20、給紙カセット35〜37、タイミングロー
ラ38、定着ローラ39、排出ローラ40は第1実施例
と同様のものである。現像装置7はそれぞれ、イエロ
ー、マゼンタ、シアン、ブラックの現像剤を収容した現
像器71〜74を備えたもので、図中の矢印d方向に移
動していずれかの現像器を作動させるようになってい
る。
機の断面図である。図6には第1実施例の図1に対応づ
けて符号を付してあり、イメージリーダ10、レーザ発
生装置20、給紙カセット35〜37、タイミングロー
ラ38、定着ローラ39、排出ローラ40は第1実施例
と同様のものである。現像装置7はそれぞれ、イエロ
ー、マゼンタ、シアン、ブラックの現像剤を収容した現
像器71〜74を備えたもので、図中の矢印d方向に移
動していずれかの現像器を作動させるようになってい
る。
【0035】図6に示すように、複写機のほぼ中央には
継ぎ目のないドラム状の感光体1’が図中に示した矢印
a方向に回転可能に設けてある。感光体ドラム1’の周
長は250mmとしてあり、原稿画像の長辺方向と感光
体ドラム1’の長手方向が平行になるように露光する場
合は、A4サイズの画像であれば感光体上に約40mm
の未露光領域が形成されることになる。
継ぎ目のないドラム状の感光体1’が図中に示した矢印
a方向に回転可能に設けてある。感光体ドラム1’の周
長は250mmとしてあり、原稿画像の長辺方向と感光
体ドラム1’の長手方向が平行になるように露光する場
合は、A4サイズの画像であれば感光体上に約40mm
の未露光領域が形成されることになる。
【0036】また、感光体ドラム1’に対向する位置に
は、ドラム状の転写体21’が図中に示した矢印c方向
に回転可能に設けてある。なお、感光体ドラム1’と転
写ドラム21’との間には0.1mmの間隔が設けられ
ている。転写ドラム21’は絶縁体で形成されており、
感光体ドラム1’の2倍の周長を持つ。また、転写ドラ
ム21’の表面にはL字型のチャック51爪を備えられ
ている。チャック爪51は用紙を転写ドラム21’の所
定位置に保持するためのものである。転写ドラム21’
内部にはチャック爪51を検出するための光学センサ
2’が設けられている。本実施例においては、このセン
サ2’のチャック爪の検出を基準として露光を開始する
ようにしてある。
は、ドラム状の転写体21’が図中に示した矢印c方向
に回転可能に設けてある。なお、感光体ドラム1’と転
写ドラム21’との間には0.1mmの間隔が設けられ
ている。転写ドラム21’は絶縁体で形成されており、
感光体ドラム1’の2倍の周長を持つ。また、転写ドラ
ム21’の表面にはL字型のチャック51爪を備えられ
ている。チャック爪51は用紙を転写ドラム21’の所
定位置に保持するためのものである。転写ドラム21’
内部にはチャック爪51を検出するための光学センサ
2’が設けられている。本実施例においては、このセン
サ2’のチャック爪の検出を基準として露光を開始する
ようにしてある。
【0037】複写を開始すると、給紙カセット35〜3
7のいずれかより用紙が送られてタイミングローラ38
のところで停止する。そして、センサ2’がチャック爪
51を検出するとタイミングローラ38が回転して、転
写ドラム21’に向けて用紙を送り出しチャック爪51
に用紙の先端を保持させる。また、帯電チャージャ31
とクランプローラ45とにより、用紙は静電的に転写ド
ラム21’に吸着される。
7のいずれかより用紙が送られてタイミングローラ38
のところで停止する。そして、センサ2’がチャック爪
51を検出するとタイミングローラ38が回転して、転
写ドラム21’に向けて用紙を送り出しチャック爪51
に用紙の先端を保持させる。また、帯電チャージャ31
とクランプローラ45とにより、用紙は静電的に転写ド
ラム21’に吸着される。
【0038】レーザ発生装置20からは、露光する画像
の先端と転写ドラム21’に保持された用紙の先端とが
一致するように、チャック爪51の検出から所定時間経
過後に露光が開始される。この露光により、帯電チャー
ジャ6により帯電された感光体ドラム1’の表面には静
電潜像が生成され、この潜像は現像装置7により現像さ
れてトナー像となる。転写ドラム21’上の用紙は転写
部42にて感光体上のトナー像を転写される。フルカラ
ーコピーの場合は転写ドラム上に用紙を保持したまま回
転を続け、各色のトナー像を順次重ね合わせる。転写が
完了すると分離チャージャ32および分離爪33によっ
て転写ベルト21から分離され、搬送ベルト43により
定着装置39へと搬送される。
の先端と転写ドラム21’に保持された用紙の先端とが
一致するように、チャック爪51の検出から所定時間経
過後に露光が開始される。この露光により、帯電チャー
ジャ6により帯電された感光体ドラム1’の表面には静
電潜像が生成され、この潜像は現像装置7により現像さ
れてトナー像となる。転写ドラム21’上の用紙は転写
部42にて感光体上のトナー像を転写される。フルカラ
ーコピーの場合は転写ドラム上に用紙を保持したまま回
転を続け、各色のトナー像を順次重ね合わせる。転写が
完了すると分離チャージャ32および分離爪33によっ
て転写ベルト21から分離され、搬送ベルト43により
定着装置39へと搬送される。
【0039】本実施例では、所定枚数(n枚とする)の
コピーごとに、感光体ドラム1’の回転を所定時間停止
することによって、感光体ドラム1’上の露光領域ずら
すようにしてある。上記所定枚数は後述するコピーカウ
ンタのカウント値に基づいて行う。なお、上記カウンタ
はステップS1の初期化処理ではリセットされないよう
になっている。
コピーごとに、感光体ドラム1’の回転を所定時間停止
することによって、感光体ドラム1’上の露光領域ずら
すようにしてある。上記所定枚数は後述するコピーカウ
ンタのカウント値に基づいて行う。なお、上記カウンタ
はステップS1の初期化処理ではリセットされないよう
になっている。
【0040】本実施例の回路構成は、第1実施例の第2
図と同様のものである。ただし、継ぎ目を検出するため
のセンサ2の代わりに、転写ドラム21’のチャック爪
51を検出するためのセンサ2’が接続されている。ま
た、CPUの行うメインルーチンのフローチャートは第
1実施例の図3と同様である。以下にマルチコピーを行
う場合を例にとって、CPUの行う作像制御ルーチンに
ついて詳細に説明する。
図と同様のものである。ただし、継ぎ目を検出するため
のセンサ2の代わりに、転写ドラム21’のチャック爪
51を検出するためのセンサ2’が接続されている。ま
た、CPUの行うメインルーチンのフローチャートは第
1実施例の図3と同様である。以下にマルチコピーを行
う場合を例にとって、CPUの行う作像制御ルーチンに
ついて詳細に説明する。
【0041】図7は、作像制御ルーチンの具体的な内容
を示すフローチャートである。コピーの指示があると、
ステータス1の値に応じて各処理に分岐する(ステップ
S501〜S502)。
を示すフローチャートである。コピーの指示があると、
ステータス1の値に応じて各処理に分岐する(ステップ
S501〜S502)。
【0042】ステータス1の値が0の場合、感光体ドラ
ム1’および転写体ドラム21’の回転を開始する。そ
して、作像のための処理を開始し、ステータス1の値を
1にしてリターンする(ステップS503〜S50
5)。
ム1’および転写体ドラム21’の回転を開始する。そ
して、作像のための処理を開始し、ステータス1の値を
1にしてリターンする(ステップS503〜S50
5)。
【0043】ステータス1の値が1の場合、作像のため
の処理を進める。そして、転写が終了すると、露光領域
をずらすかどうかの判断を行うためのコピーカウンタの
値を調べる。カウント値が所定値nに達していなければ
カウント値をインクリメントする処理を行い、カウント
値が所定値nに達していれば感光体ドラム1’の回転を
所定時間停止する処理を行った後、カウンタを初期化す
る。その後、ステータス1の値を2にしてリターンする
(ステップS506〜S511)。
の処理を進める。そして、転写が終了すると、露光領域
をずらすかどうかの判断を行うためのコピーカウンタの
値を調べる。カウント値が所定値nに達していなければ
カウント値をインクリメントする処理を行い、カウント
値が所定値nに達していれば感光体ドラム1’の回転を
所定時間停止する処理を行った後、カウンタを初期化す
る。その後、ステータス1の値を2にしてリターンする
(ステップS506〜S511)。
【0044】ステータス1の値が2の場合、セット枚数
分のコピーが終了したかどうかを判断する。終了してい
なければ直ちにリターンし、終了していれば作像処理を
終了した後、感光体ドラム1および転写ドラム21’の
回転を停止する。その後、ステータス1の値を0にして
リターンする(ステップS512〜S515)。
分のコピーが終了したかどうかを判断する。終了してい
なければ直ちにリターンし、終了していれば作像処理を
終了した後、感光体ドラム1および転写ドラム21’の
回転を停止する。その後、ステータス1の値を0にして
リターンする(ステップS512〜S515)。
【0045】こうして、本実施例においては、所定枚数
目の転写終了後に短時間感光体ドラム1’の回転を停止
させることにより、感光体ドラム1’と転写ドラム2
1’との相対速度を変化させるようにした。これによ
り、次回の露光の際、感光体ドラム上の露光領域の位置
が変化することになる。本実施例においては、感光体ド
ラム1’と転写ドラム21’との間に微小な間隔を開け
てあるので、両者の摩擦による損傷の問題は生じない
が、感光体ドラム1’と転写ドラム21’との接離を行
う機構を設けて、速度を変化させる際に両者を離間する
ようにしてもよい。
目の転写終了後に短時間感光体ドラム1’の回転を停止
させることにより、感光体ドラム1’と転写ドラム2
1’との相対速度を変化させるようにした。これによ
り、次回の露光の際、感光体ドラム上の露光領域の位置
が変化することになる。本実施例においては、感光体ド
ラム1’と転写ドラム21’との間に微小な間隔を開け
てあるので、両者の摩擦による損傷の問題は生じない
が、感光体ドラム1’と転写ドラム21’との接離を行
う機構を設けて、速度を変化させる際に両者を離間する
ようにしてもよい。
【0046】なお、感光体ドラム上の露光領域の位置を
ずらすために、感光体ドラムの回転速度を遅くしたり、
転写ドラムの回転速度を変化させるようにしてもよい。
ずらすために、感光体ドラムの回転速度を遅くしたり、
転写ドラムの回転速度を変化させるようにしてもよい。
【0047】また、本実施例においては、チャック爪で
転写体の所定位置に用紙を保持するものを示したが、こ
れに限らず、転写体の一箇所に目印を設け、この目印の
検出を基準として露光のタイミングを制御するようなも
のであってもよい。
転写体の所定位置に用紙を保持するものを示したが、こ
れに限らず、転写体の一箇所に目印を設け、この目印の
検出を基準として露光のタイミングを制御するようなも
のであってもよい。
【0048】さらに、いずれの実施例においても、用紙
を保持するための転写体を持つものを示したが、これに
代えて、トナー像を転写された後に一括して用紙上にト
ナー像を転写するような中間転写体であってもよい。
を保持するための転写体を持つものを示したが、これに
代えて、トナー像を転写された後に一括して用紙上にト
ナー像を転写するような中間転写体であってもよい。
【0049】
【発明の効果】以上説明した通り、本願の第1の発明に
よれば、前記継ぎ目の検出から露光開始までの時間を前
回の露光のときとは異なるようにして、感光体上の露光
領域が前回とは異なる位置になるようにした。したがっ
て、感光体の露光領域の劣化が促進されるのを防止する
ことができる。
よれば、前記継ぎ目の検出から露光開始までの時間を前
回の露光のときとは異なるようにして、感光体上の露光
領域が前回とは異なる位置になるようにした。したがっ
て、感光体の露光領域の劣化が促進されるのを防止する
ことができる。
【0050】また、本願の第2の発明によれば、感光体
と転写体との相対速度を変化させることにより、感光体
上の露光領域が前回とは異なる位置になるようにした。
したがって、感光体の露光領域の劣化が促進されるのを
防止することができる。
と転写体との相対速度を変化させることにより、感光体
上の露光領域が前回とは異なる位置になるようにした。
したがって、感光体の露光領域の劣化が促進されるのを
防止することができる。
【図1】本発明を適用したデジタルフルカラー複写機の
断面図である。
断面図である。
【図2】複写機の制御回路のブロック図である。
【図3】CPUの行う制御のメインルーチンのフローチ
ャートである。
ャートである。
【図4】露光制御ルーチンの具体的な内容を示すフロー
チャートである。
チャートである。
【図5】感光体ベルト1上への露光の様子を示す模式図
である。
である。
【図6】第2実施例のデジタルフルカラー複写機の断面
図である。
図である。
【図7】作像制御ルーチンの具体的な内容を示すフロー
チャートである。
チャートである。
1 感光体ベルト 1’ 感光体ドラム 2 センサ(継ぎ目検出用) 2’ センサ(チャック爪検出用) 21 転写ベルト 21’ 転写ドラム 50 継ぎ目 51 チャック爪 100 CPU △t ずらし時間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐野 央一 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪 国際ビル ミノルタカメラ株式会社内 (72)発明者 松浦 昌彦 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪 国際ビル ミノルタカメラ株式会社内 (72)発明者 牧井 厚人 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪 国際ビル ミノルタカメラ株式会社内 (72)発明者 山崎 博行 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪 国際ビル ミノルタカメラ株式会社内 (72)発明者 泉 倫生 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪 国際ビル ミノルタカメラ株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】 所定の速度で移動する感光体の継ぎ目が
露光位置を通過したときから所定時間経過後に露光を開
始する電子写真装置において、 前記継ぎ目の通過から露光開始までの時間を前回の露光
のときとは異なるようにしたことを特徴とする電子写真
装置。 - 【請求項2】 前記継ぎ目が露光領域と重なる場合、前
記継ぎ目が露光位置を通過するまで露光を遅らせる請求
項1の電子写真装置。 - 【請求項3】 前記感光体の整数倍の周長を有し、前記
感光体上のトナー像が転写される転写体をさらに備えた
請求項1の電子写真装置。 - 【請求項4】 所定の速度で移動する感光体と、該感光
体の長さの整数倍の長さを有し前記感光体上のトナー像
が転写される転写体とを備え、該転写体の所定位置に前
記感光体上のトナー像を転写する電子写真装置であっ
て、 前記感光体と前記転写体との相対速度を一時的に変化さ
せることによって、前記感光体上への露光領域を前回と
は異なるようにしたことを特徴とする電子写真装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5324752A JPH07181868A (ja) | 1993-12-22 | 1993-12-22 | 電子写真装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5324752A JPH07181868A (ja) | 1993-12-22 | 1993-12-22 | 電子写真装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07181868A true JPH07181868A (ja) | 1995-07-21 |
Family
ID=18169291
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5324752A Pending JPH07181868A (ja) | 1993-12-22 | 1993-12-22 | 電子写真装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07181868A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011033775A (ja) * | 2009-07-31 | 2011-02-17 | Kyocera Mita Corp | 画像形成装置 |
-
1993
- 1993-12-22 JP JP5324752A patent/JPH07181868A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011033775A (ja) * | 2009-07-31 | 2011-02-17 | Kyocera Mita Corp | 画像形成装置 |
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