JPH07181138A - 板ガラスの切筋の検出方法 - Google Patents
板ガラスの切筋の検出方法Info
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- JPH07181138A JPH07181138A JP15750694A JP15750694A JPH07181138A JP H07181138 A JPH07181138 A JP H07181138A JP 15750694 A JP15750694 A JP 15750694A JP 15750694 A JP15750694 A JP 15750694A JP H07181138 A JPH07181138 A JP H07181138A
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- Japan
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- plate glass
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- Pending
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B33/00—Severing cooled glass
- C03B33/02—Cutting or splitting sheet glass or ribbons; Apparatus or machines therefor
- C03B33/023—Cutting or splitting sheet glass or ribbons; Apparatus or machines therefor the sheet or ribbon being in a horizontal position
- C03B33/037—Controlling or regulating
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)
- Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】切筋14を入れた板ガラス1を移送し、切筋が
CCDカメラ2の視野11に入るように配置する。投光
装置により板ガラスを照射し、CCDカメラにより撮影
した映像の画素を2値化し、同一の値を有する画素が連
続することにより、形成される線分のうち、最大長さの
線分を切筋として検出する。 【効果】板ガラスの欠点、汚染等があっても切筋の位置
を精度よく検出でき、板ガラスの折り損じがなくなる。
CCDカメラ2の視野11に入るように配置する。投光
装置により板ガラスを照射し、CCDカメラにより撮影
した映像の画素を2値化し、同一の値を有する画素が連
続することにより、形成される線分のうち、最大長さの
線分を切筋として検出する。 【効果】板ガラスの欠点、汚染等があっても切筋の位置
を精度よく検出でき、板ガラスの折り損じがなくなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は板ガラスの切筋の検出方
法に関するものである。ここで板ガラスとは、フロート
板ガラス、磨き網入り板ガラス、およびこれらの板ガラ
スに金属あるいは酸化物、窒化物等の薄膜をコーティン
グした熱線反射ガラスを意味する。
法に関するものである。ここで板ガラスとは、フロート
板ガラス、磨き網入り板ガラス、およびこれらの板ガラ
スに金属あるいは酸化物、窒化物等の薄膜をコーティン
グした熱線反射ガラスを意味する。
【0002】
【従来の技術】板ガラスの切筋の検出は、板ガラスの折
り割りまたは切断寸法の測定などに有効な技術である。
板ガラスにあっては、切筋を入れるために使用するカッ
ターオイルのために、切筋が見えにくく検出が困難であ
った。そこで切筋を検出する方法としては、例えば実開
平4−64533のように、カッターオイルに着色剤を
含有させて切筋を検出しやすくする方法が提案されてい
る。
り割りまたは切断寸法の測定などに有効な技術である。
板ガラスにあっては、切筋を入れるために使用するカッ
ターオイルのために、切筋が見えにくく検出が困難であ
った。そこで切筋を検出する方法としては、例えば実開
平4−64533のように、カッターオイルに着色剤を
含有させて切筋を検出しやすくする方法が提案されてい
る。
【0003】しかし、この方法は、板ガラスが汚染され
たり、オイルが板ガラスの表面ににじんで切筋の検出精
度が低下するなどの課題がある。
たり、オイルが板ガラスの表面ににじんで切筋の検出精
度が低下するなどの課題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記の課題に
鑑みなされたものであり、板ガラスが汚染されることが
なく、板ガラスの切筋を精度よく検出する方法の提供を
目的とする。
鑑みなされたものであり、板ガラスが汚染されることが
なく、板ガラスの切筋を精度よく検出する方法の提供を
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するべくなされたものであり、切筋を入れた板ガラスを
移送し、切筋が撮像装置の視野に入るように配置し、投
光装置により板ガラスを照射し、撮像装置により映像を
撮影し、撮影した映像の画素を2値化し、同一の値を有
する画素が連続することにより、形成される線分のう
ち、最大長さの線分を切筋として検出する板ガラスの切
筋の検出方法である。
するべくなされたものであり、切筋を入れた板ガラスを
移送し、切筋が撮像装置の視野に入るように配置し、投
光装置により板ガラスを照射し、撮像装置により映像を
撮影し、撮影した映像の画素を2値化し、同一の値を有
する画素が連続することにより、形成される線分のう
ち、最大長さの線分を切筋として検出する板ガラスの切
筋の検出方法である。
【0006】以下、図面に基づいて説明する。図1は、
本発明に係る板ガラスの切筋の検出方法を実施するため
の模式図である。図において、1は板ガラス、2はCC
Dカメラ、3は光源、4はライトガイド、5は画像処理
装置、11はCCDカメラの視野、14は板ガラスの切
筋である。
本発明に係る板ガラスの切筋の検出方法を実施するため
の模式図である。図において、1は板ガラス、2はCC
Dカメラ、3は光源、4はライトガイド、5は画像処理
装置、11はCCDカメラの視野、14は板ガラスの切
筋である。
【0007】図のように、予め切筋14を入れられた板
ガラス1は移送され、切筋がCCDカメラ2の視野11
に入るように配置される。この際、切筋の位置は、移送
装置の誤差等により正確にはわからないが、CCDカメ
ラの視野に入っているか否かの精度ではわかる。このC
CDカメラの代りに撮像管も使用できる。
ガラス1は移送され、切筋がCCDカメラ2の視野11
に入るように配置される。この際、切筋の位置は、移送
装置の誤差等により正確にはわからないが、CCDカメ
ラの視野に入っているか否かの精度ではわかる。このC
CDカメラの代りに撮像管も使用できる。
【0008】3は、板ガラスを照射する投光装置であ
り、指向性に優れたもの、具体的にはハロゲンランプが
好ましい。4はライトガイドで、ハロゲンランプからの
光線を板ガラス面に導く。この投光装置の光軸と板ガラ
スとの交点がCCDカメラの視野11をわずかに外れる
ようにすると切筋が強調され検出しやすくなるので好ま
しい。なお、投光装置の光線を板ガラスの端より切筋の
方向へ照射しても切筋を強調することができる。
り、指向性に優れたもの、具体的にはハロゲンランプが
好ましい。4はライトガイドで、ハロゲンランプからの
光線を板ガラス面に導く。この投光装置の光軸と板ガラ
スとの交点がCCDカメラの視野11をわずかに外れる
ようにすると切筋が強調され検出しやすくなるので好ま
しい。なお、投光装置の光線を板ガラスの端より切筋の
方向へ照射しても切筋を強調することができる。
【0009】投光装置の光軸と板ガラス表面との角度は
20〜50度の範囲が適当である。また、CCDカメラ
の視野は、板ガラス上で20〜80mm角で500×5
00程度の画素数とすることが好ましい。
20〜50度の範囲が適当である。また、CCDカメラ
の視野は、板ガラス上で20〜80mm角で500×5
00程度の画素数とすることが好ましい。
【0010】CCDカメラで撮影された映像は、画像処
理装置により画素に分解され、各画素は、その明るさに
応じて2値化される。この2値化にあたっての基準値
は、使用する条件下で切筋が板ガラスの他の部位と充分
に区別できるような値に設定する。
理装置により画素に分解され、各画素は、その明るさに
応じて2値化される。この2値化にあたっての基準値
は、使用する条件下で切筋が板ガラスの他の部位と充分
に区別できるような値に設定する。
【0011】通常、切筋は、他の部位に比べ明るくなる
ので、例えば、この値を1、板ガラスの他の部位の値を
0となるようにする。そして、1の画素が連続すること
により線分が形成される。この1の画素により形成され
る線分には、切筋の外に板ガラスの汚染、欠点等に基づ
くものがある。
ので、例えば、この値を1、板ガラスの他の部位の値を
0となるようにする。そして、1の画素が連続すること
により線分が形成される。この1の画素により形成され
る線分には、切筋の外に板ガラスの汚染、欠点等に基づ
くものがある。
【0012】汚染、欠点等に基づく線分の長さは、切筋
の線分の長さより短いので、画像処理装置は、これら線
分のうち、最大長さのものを切筋と判断し、画像モニタ
ー6に出力するとともに、パソコン等の外部機器7にそ
の位置を出力する。
の線分の長さより短いので、画像処理装置は、これら線
分のうち、最大長さのものを切筋と判断し、画像モニタ
ー6に出力するとともに、パソコン等の外部機器7にそ
の位置を出力する。
【0013】切筋が板ガラスの他の部位より暗くなるよ
うな光学系を使用しても、同様に切筋を検出できる。
うな光学系を使用しても、同様に切筋を検出できる。
【0014】かくして切筋の正確な位置が検出された後
は、切筋に引張応力を印加し、切筋に沿って板ガラスを
折り割る。
は、切筋に引張応力を印加し、切筋に沿って板ガラスを
折り割る。
【0015】図2は、本発明の別の切筋の検出方法を実
施するための模式図である。この検出方法は、低反射率
の板16を設けてあることを除き図1の検出方法と同一
である。この板16は、板ガラスの切筋14の設けてあ
る面と反対側の面であって切筋の部位に対応する部位に
設けてある。その大きさとしては、CCDカメラ2の視
野11よりやや大きいものが好ましい。この板16は、
切筋の部位とそれ以外の部位とのコントラストを大きく
し、切筋の検出精度をさらに高めるためのものである。
施するための模式図である。この検出方法は、低反射率
の板16を設けてあることを除き図1の検出方法と同一
である。この板16は、板ガラスの切筋14の設けてあ
る面と反対側の面であって切筋の部位に対応する部位に
設けてある。その大きさとしては、CCDカメラ2の視
野11よりやや大きいものが好ましい。この板16は、
切筋の部位とそれ以外の部位とのコントラストを大きく
し、切筋の検出精度をさらに高めるためのものである。
【0016】この板の反射率は、低ければ低いほど検出
精度が高くなるので、好ましい。また、同様の理由で、
透過率も低ければ低いほど好ましい。具体的には反射
率、透過率は、それぞれ50%以下が好ましい。
精度が高くなるので、好ましい。また、同様の理由で、
透過率も低ければ低いほど好ましい。具体的には反射
率、透過率は、それぞれ50%以下が好ましい。
【0017】この板の表面が乱反射面になっていると、
ライトガイド4からの光がこの板の表面で反射し、CC
Dカメラ2の視野11に入り、コントラストが低下し切
筋の検出精度が低下するので、この表面は、できるだけ
鏡面に近いものが好ましい。具体的には、JIS B0
601に規定される最大高さRy が6.3μm(基準長
さ25mmにおける)以下の表面粗度を有するものが好
ましく、0.8μm以下の表面粗度を有するものが特に
好ましい。
ライトガイド4からの光がこの板の表面で反射し、CC
Dカメラ2の視野11に入り、コントラストが低下し切
筋の検出精度が低下するので、この表面は、できるだけ
鏡面に近いものが好ましい。具体的には、JIS B0
601に規定される最大高さRy が6.3μm(基準長
さ25mmにおける)以下の表面粗度を有するものが好
ましく、0.8μm以下の表面粗度を有するものが特に
好ましい。
【0018】かかる板16としては、建築用等に使用さ
れている熱線反射板ガラス、軟鋼板を鏡面仕上げしその
面をクロメート処理し黒色化したもの、黒色のアクリル
板が例示される。クロメート処理した軟鋼板、黒色のア
クリル板は、使用中に破損する恐れが少ないので特に好
ましい。
れている熱線反射板ガラス、軟鋼板を鏡面仕上げしその
面をクロメート処理し黒色化したもの、黒色のアクリル
板が例示される。クロメート処理した軟鋼板、黒色のア
クリル板は、使用中に破損する恐れが少ないので特に好
ましい。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、板ガラスの欠点、汚染
等があっても切筋の位置を精度よく検出でき、板ガラス
の折損じがなくなる。また、切筋に正確な引張応力を印
加できるので、切断面が美しくなる。
等があっても切筋の位置を精度よく検出でき、板ガラス
の折損じがなくなる。また、切筋に正確な引張応力を印
加できるので、切断面が美しくなる。
【図1】本発明の方法を実施するための模式図
【図2】本発明の別の方法を実施するための模式図
1:板ガラス 2:CCDカメラ 3:光源 5:画像処理装置 11:CCDカメラの視野 14:切筋 16:低反射率の板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 泰則 神奈川県横浜市鶴見区末広町1丁目1番地 旭硝子株式会社京浜工場内
Claims (3)
- 【請求項1】切筋を入れた板ガラスを移送し、切筋が撮
像装置の視野に入るように配置し、投光装置により板ガ
ラスを照射し、撮像装置により映像を撮影し、撮影した
映像の画素を2値化し、同一の値を有する画素が連続す
ることにより、形成される線分のうち、最大長さの線分
を切筋として検出する板ガラスの切筋の検出方法。 - 【請求項2】投光装置の光軸と板ガラスとの交点が、撮
像装置の視野外に位置する請求項1記載の板ガラスの切
筋の検出方法。 - 【請求項3】投光装置と撮像装置とを板ガラスの切筋面
側に設け、板ガラスの反対面側に低反射率の板を設けて
ある請求項1または2記載の板ガラスの切筋の検出方
法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28330093 | 1993-11-12 | ||
JP5-283300 | 1993-11-12 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07181138A true JPH07181138A (ja) | 1995-07-21 |
Family
ID=17663672
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15750694A Pending JPH07181138A (ja) | 1993-11-12 | 1994-07-08 | 板ガラスの切筋の検出方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07181138A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0972853A (ja) * | 1995-09-04 | 1997-03-18 | Asahi Glass Co Ltd | 欠点検査方法及び装置 |
WO2010139297A1 (de) | 2009-06-02 | 2010-12-09 | Grenzebach Maschinenbau Gmbh | Verfahren und vorrichtung zur herstellung elastisch verformbarer glasplatten |
CN106116132A (zh) * | 2016-08-11 | 2016-11-16 | 东旭科技集团有限公司 | 基板玻璃饵料掰断控制系统及控制方法 |
-
1994
- 1994-07-08 JP JP15750694A patent/JPH07181138A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0972853A (ja) * | 1995-09-04 | 1997-03-18 | Asahi Glass Co Ltd | 欠点検査方法及び装置 |
WO2010139297A1 (de) | 2009-06-02 | 2010-12-09 | Grenzebach Maschinenbau Gmbh | Verfahren und vorrichtung zur herstellung elastisch verformbarer glasplatten |
US8939337B2 (en) | 2009-06-02 | 2015-01-27 | Grenzebach Maschinenbau Gmbh | Method and apparatus for producing an elastically deformable glass plate |
CN106116132A (zh) * | 2016-08-11 | 2016-11-16 | 东旭科技集团有限公司 | 基板玻璃饵料掰断控制系统及控制方法 |
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