JPH07181089A - 静電容量式センサー - Google Patents

静電容量式センサー

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Publication number
JPH07181089A
JPH07181089A JP32411193A JP32411193A JPH07181089A JP H07181089 A JPH07181089 A JP H07181089A JP 32411193 A JP32411193 A JP 32411193A JP 32411193 A JP32411193 A JP 32411193A JP H07181089 A JPH07181089 A JP H07181089A
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JP
Japan
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substrate
board
force receiving
receiving portion
capacitance type
Prior art date
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Pending
Application number
JP32411193A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Morimoto
森本  英夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitta Corp
Original Assignee
Nitta Corp
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Publication date
Application filed by Nitta Corp filed Critical Nitta Corp
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Publication of JPH07181089A publication Critical patent/JPH07181089A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 受力部に作用している外力を解除せしめられ
た場合における、受力側基板の原点復帰が良好な静電容
量式センサーを提供すること。 【構成】 基板2と、前記基板2の上方に小間隔を設け
て平行配置された基板1と、前記基板1の上面に設けた
受力部10と、前記基板1を基板2に対して傾動可能に
支持する弾性体3とから成る静電容量式センサーに於い
て、弾性体3が、90°間隔で配置された四本の金属製
の帯状薄板30で構成されており、前記帯状薄板30に
おける外方端が基板2又はその近傍の固定部に取り付け
られていると共に内方端が上記受力部10に固定されて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はセンサー、特に、静電
容量式センサーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】静電容量式センサーとしては、既に、図
8に示すような形式のものを開発し、出願している。
【0003】このセンサーは、同図に示すように、軸状
の受力部90を有する基板91と、この基板91と対向
配置された基板92と、外方部が基板92に取付けられ
且つ内方部が基板91の上方に臨む押え部材93と、前
記基板91,92相互間及び基板91と押え部材93相
互間にそれぞれ介在させたシリコンゴム板94とから構
成されている。
【0004】上記基板91と基板92との対向面にはそ
れぞれ電極部を設けてあり、具体的には、図10に示す
如く基板91側に電極部Cを、図11に示す如く基板9
2側に電極部Cx+,Cx−,Cy+,Cy−を、それ
ぞれ設けてある。
【0005】また、このセンサーでは、基板91,92
相互間のギャップdの変化(図9参照)に伴う電極部
Cと電極部Cx+相互間,電極部Cと電極部Cx−相
互間,電極部Cと電極部Cy+相互間,電極部Cと
電極部Cy−相互間における静電容量の変化を電圧の変
化に変換する電子装置を具備させてある。
【0006】したがって、このセンサーでは、上記受力
部90に作用する外力の大きさ及び方向(X−Y方向)
をそれに対応する電圧値に変換できる。
【0007】しかしながら、シリコンゴムは弾性体とし
てのヒステリシスが大きいことから、受力部90に作用
する力を解除しても基板92に対して基板91が原点位
置である元の位置に復帰しにくいという問題がある。こ
の問題は各電極部間の静電容量に影響し、センサーとし
ての検出精度にも悪影響を与える。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】そこで、この発明で
は、受力部に作用している外力を解除せしめられた場合
における、受力側基板の原点復帰が良好な静電容量式セ
ンサーを提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決する為の手段】この発明の静電容量式セン
サーは、基板2と、前記基板2の上方に小間隔を設けて
平行配置された基板1と、前記基板1の上面に設けた受
力部10と、前記基板1を基板2に対して傾動可能に支
持する弾性体3とから成る静電容量式センサーに於い
て、弾性体3が、90°間隔で配置された四本の金属製
の帯状薄板30で構成されており、前記帯状薄板30に
おける外方端が基板2又はその近傍の固定部に取り付け
られていると共に内方端が上記受力部10に固定されて
いる。
【0010】
【作用】この発明は次のように作用する。
【0011】このセンサーでは、基板2に対して基板1
を傾動可能に支持する弾性体3が、90°間隔で配置さ
れた四本の帯状の帯状薄板30で構成されており、前記
帯状薄板30における外方端を基板2又はその近傍の固
定部に取り付けると共に内方端を上記受力部10に固定
するようにしているから、受力部10による基板1の傾
動は比較的小さな力で行え、また、従来の欄に記載した
センサーと比較して、受力部10に作用している外力を
解除した場合における基板1の姿勢復帰は良好なものと
なる。
【0012】
【実施例】この発明の構成を実施例として示した図面に
従って説明する。
【0013】この実施例では、図1や図3に示すよう
に、一枚の正方形状の金属製薄板に四つの扇型軌跡のス
リットSを打ち抜き形成することにより、90°間隔で
形成された四つの扇型板を有する基板1及び、90°間
隔で配置された四本の帯状薄板30等を同時に形成させ
(基板1及び帯状薄板30を有する金属製薄板を符号P
Lで示す)、この金属製薄板PLを利用してこの発明に
係る静電容量式センサーを製作している。
【0014】この静電容量式センサーは、図1や図4に
示すように、基本的には、上記した金属製薄板PLと、
スペーサ4と、基板2と、ベース板5とを積層し、これ
ら相互をネジ止めするようにして構成されている。
【0015】金属製薄板PLは導電性を有するもので、
図1〜図4に示すように、90°間隔で形成された四つ
の扇型板11とこれら扇型板相互を繋ぐ接続部12から
成る基板1と、前記基板1,1相互間に設けられた帯状
薄板30と、基板1の回りに位置する枠板13とから構
成されており、前記帯状薄板30は一端が接続部12
と、他端が枠板11と繋がれた構成としてある。また、
前記接続部12の位置には軸状の受力部10を立設して
あり、この受力部10に側方から外力が加わると、図5
に示すように、帯状薄板30が弾性変形して基板1が枠
板13に対して傾動するようにしてある。
【0016】尚、基板1は上記の如く導電性を有する金
属薄板で構成されているから、これの全体を電極部とし
て機能させることができる。
【0017】スペーサ4は、図2や図4に示すように、
上記金属性薄板PLと輪郭を同形に形成してあり、その
中央部にはスリットSの外側構成壁に合わせた円形孔4
0を具備させてある。またこのスペーサ4の厚みは、枠
板13に対する帯状薄板30の変形及び接続部12に対
する扇型板11の変形が弾性範囲内であるようにするた
め、0.2mm程度に設定してある。
【0018】基板2は、図2や図4に示すように、上記
金属性薄板PLと外輪を同形に形成してあり、上記した
各扇型板11と対向する位置に、扇型形状の電極部Cx
+,Cx−,Cy+,Cy−を形成してある。尚、前記
電極部Cx+,Cx−,Cy+,Cy−はスクリーン印
刷、エッチングや蒸着等の方法で形成してあり、その上
面には絶縁コーティングを施してある。
【0019】ベース板5は、図2や図4に示すように、
上記スペーサ4と基本的には同様の構成としてあり、中
央部に円形孔50を設けてある。
【0020】また、この静電容量式センサーでは、基板
2に対する基板1の傾動に伴う基板1と電極部Cx+
相互間,基板1と電極部Cx−相互間,基板1と電
極部Cy+相互間,基板1と電極部Cy−相互間にお
ける静電容量の変化を電圧の変化に変換する電子装置
(図示せず)を具備させてある。
【0021】この実施例の静電容量式センサーは上記構
成としてあるから、図6に示す如く、従来のセンサーと
同様に受力部10に作用する外力の大きさ及び方向を電
圧値として検出することができる。そして、作用の欄に
記載したように、受力部10に作用している外力を解除
した場合における基板1の姿勢復帰は良好なものとな
る。したがって、このセンサーを特願平5−29820
4に開示した如くコンピュータ用のポインティングディ
バイスとして使用した場合、受力部10に力を加えるこ
とを中止するとセンサーとしての出力が「0」となり、
カーソルは確実に停止することになる。また、センサー
の可動部である金属製薄板PLが打抜き形成によりでき
ることから、センサー全体を比較的容易に製作すること
ができる。
【0022】尚、上記実施例の受力部10を、図7に示
すような、軸部70と円形板71から成る受力体7にか
えることもできる。この場合、円形板71の外周部上面
に力が加わることにより基板1と電極部Cx+相互
間,基板1と電極部Cx−相互間,基板1と電極部
Cy+相互間,基板1と電極部Cy−相互間における
静電容量は変化する。
【0023】
【発明の効果】作用の欄に記載した内容から、操作軸に
作用している外力を解除した場合における、操作側基板
の原点復帰が良好な静電容量式センサーを提供できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例の静電容量式センサーの全体
斜視図。
【図2】前記静電容量式センサーの断面図。
【図3】前記静電容量式センサーの平面図。
【図4】前記静電容量式センサーの分解斜視図。
【図5】前記静電容量式センサーの金属製薄板の断面図
であって、受力部に外力が作用した状態を示す図。
【図6】前記静電容量式センサーの部分断面図であっ
て、受力部に外力が作用した状態を示す図。
【図7】この発明における他の実施例の静電容量式セン
サーの断面図。
【図8】先行技術の静電容量式センサーの断面図。
【図9】先行技術の静電容量式センサーの受力部に外力
が作用したときの状態を示す断面図。
【図10】先行技術の静電容量式センサーの電極部の平
面図。
【図11】先行技術の静電容量式センサーの電極部の平
面図。
【符号の説明】
1 基板 2 基板 3 弾性体 10 受力部 30 帯状薄板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板(2)と、前記基板(2)の上方に
    小間隔を設けて平行配置された基板(1)と、前記基板
    (1)の上面に設けた受力部(10)と、前記基板
    (1)を基板(2)に対して傾動可能に支持する弾性体
    (3)とから成る静電容量式センサーに於いて、弾性体
    (3)が、90°間隔で配置された四本の金属性の帯状
    薄板(30)で構成されており、前記帯状薄板(30)
    における外方端が基板(2)又はその近傍の固定部に取
    り付けられていると共に内方端が上記受力部(10)に
    固定されていることを特徴とする静電容量式センサー。
JP32411193A 1993-12-22 1993-12-22 静電容量式センサー Pending JPH07181089A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010008343A (ja) * 2008-06-30 2010-01-14 Wacoh Corp 力覚センサおよびその組立方法
JP2019174462A (ja) * 2018-03-29 2019-10-10 旭化成株式会社 表面応力センサ、表面応力センサの検査方法、表面応力センサの製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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